JP3213716B2 - 自走式破砕機 - Google Patents

自走式破砕機

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JP3213716B2
JP3213716B2 JP30879898A JP30879898A JP3213716B2 JP 3213716 B2 JP3213716 B2 JP 3213716B2 JP 30879898 A JP30879898 A JP 30879898A JP 30879898 A JP30879898 A JP 30879898A JP 3213716 B2 JP3213716 B2 JP 3213716B2
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治昭 古谷
孝則 桜井
和樹 蔵成
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョークラッシャ
等、被破砕物を破砕する破砕装置を備えた自走式破砕機
に関し、更に詳しくは、破砕作業中の作業動作を安全か
つ確実に目視確認することができる自走式破砕機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、砕石やコンクリート用骨
材ならびにアスファルト用骨材の製造用として、岩石の
採掘現場や切羽の直近に移動し、採掘された岩石をその
場で破砕し、得られた砕石をそのまま移送する移動式ク
ラッシャ(自走式破砕機)が使用されていた(実開昭6
4−32744号)。図6はこの移動式クラッシャ1の
ひとつの実施例を示し、キャタピラ2aによる無限軌道
によって走行するクローラ2のフレーム3上にホッパ1
0より受け入れた岩石を破砕するクラッシャ(破砕装
置)30を積載し、ディーゼルエンジン4の出力を回転
軸4aおよびチエンホイル5を介して油圧ポンプ6なら
びに油圧モータ7を駆動する。クラッシャ30は、図7
に示すように、固定破砕板35と前後にスイングする可
動破砕板36との間に被破砕物である岩石を投入挾圧し
て破砕するジョークラッシャを使用し、油圧モータ7よ
りVベルト、Vプーリおよび偏心回転軸33を介して可
動破砕板36をスイングする。破砕された破砕産物は排
出路30Aよりベルトコンベヤ40によって機外へ排出
され、後続のベルトコンベヤほかの輸送機によって移送
される。8はオペレータ室である。9は、オペレータ室
8の後部に位置し、クラッシャー30、ディーゼルエン
ジン4、油圧ポンプ6、及び油圧モータ7等のフレーム
3上各機器を一括して被覆するカバーである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上に述べた従来の移動
式クラッシャにおいては、岩石をホッパ10ヘショベル
ローダで投入し、ホッパ10内をその自重によって落下
させ、クラッシャ30へ導入するようになっている。
【0004】このとき、ホッパ10内へ投入した岩石の
大きさやその量によっては、ホッパ10内において岩石
の詰まりが発生し、クラッシャ30へ岩石が送り込まれ
にくくなることがある。また、クラッシャ30の破砕能
力を上回る大きさ又は量の岩石が投入されたり、何らか
の破砕困難又は破砕不可能な異物(例えば木片、鉄筋片
等)が混入し破砕に支障が生じた場合、クラッシャ30
の動作を停止しその異物をクラッシャ30内から除去し
なければならない。
【0005】さらに例えば、クラッシャ30内におい
て、岩石どうしが何かの拍子に噛み合い、たまたま固定
・可動破砕板35,36の相対運動では破砕されずただ
それら破砕板35,36間を上部にせり上がってくるだ
けの状態(いわゆるブリッジ状態)となる場合がある。
このような場合、クラッシャ30を一旦停止させた後、
その噛み合った岩石に作業員が作業具等衝撃を加える等
を行いクラッシャ30の破砕能力を復活させるのが一般
的である。
【0006】上記のような対応を迅速に行うためには、
破砕作業中、ホッパ10内での岩石の詰まり発生の有無
や送り込み状況、クラッシャ30の破砕状況等を常時監
視し、上記の事態が発生したら直ちにホッパ10への投
入を停止したり、クラッシャ30を停止させたりする等
の方策を講じる必要がある。
【0007】しかしながら、上記従来の移動式クラッシ
ャ1では、オペレータ室8の後部はカバー9によって被
覆され、ホッパ10の上部のみがこのカバー9の外部に
突出した構造となっている。そのため、クラッシャ30
やホッパ10下部のクラッシャ30への接続部近傍はそ
のカバー9に覆われており、破砕作業中、ホッパ10内
部やクラッシャ30の破砕状況等を目視確認することは
困難である。
【0008】本発明の目的は、破砕作業中、ホッパから
フィーダ、破砕装置、さらにはコンベヤに至る一連の作
業動作を安全かつ確実に目視確認することができる自走
式破砕機を提供することにある。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、破砕原料を破砕する自走式破砕機にお
いて、フレームと、このフレームに設けた無限軌道形の
走行手段と、前記フレームの長手方向のほぼ中心部に設
られ、前記破砕原料を破砕する固定ジョーとスイング
ジョーとを有する破砕装置と、その内側端が前記走行手
段の一方側近傍に、その外側端が前記走行手段の一方側
より突出するように前記フレームの長手方向の一方側に
設けたホッパと、前記走行手段の他方側より突出するよ
うに前記フレームの他方側に配置したエンジンと、前記
ホッパの下方と前記破砕装置との間に設けた選別機能付
フィーダと、一方側が前記破砕装置の下方に、他方側
が前記エンジン側に延在するように前記フレームに設け
コンベヤと、前記破砕装置を構成するスイングジョー
の上部に設けた踏面とこの踏面上における前記フレーム
の長手方向及び短手方向部分に設けた手摺とからなる
検用踊場と、この点検用踊場の踏面に通じるように前記
破砕装置の側部に設けた階段とを備えている。本発明に
おいては、破砕装置を構成するスイングジョーの上部に
設けた踏面とこの踏面上におけるフレームの長手方向及
び短手方向部分に設けた手摺とからなる点検用踊場を設
け、さらにこの点検用踊場の踏面に通じるように破砕装
置の側部に階段を設けることにより、作業中には、階段
を上って作業員がこの踊場の踏面に立つことで、破砕作
業中のホッパからフィーダを介して破砕装置、さらには
コンベヤへと至る一連の作業動作破砕装置上の高所か
ら安全かつ確実に目視確認することができる。したがっ
て、それら一連の作業動作に対する不具合が生じたとき
には、例えば、ホッパへの投入の停止、フィーダによる
供給の停止、あるいは破砕装置の停止等の方策をさらに
安全、かつ迅速に講じることができ、自走式破砕機の動
作管理を向上させることができる。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図5は本発明に係る
実施例を示し、図1は移動式クラッシャの全体側面図、
図2はホッパおよびグリズリ付振動フィーダの平面図、
図3はホッパ部の要部側面図、図4はクラッシャの縦断
面図、図5は移動式クラッシャの正面図である。図にお
いて、1は移動式クラッシャ、2はクローラ、2aはキ
ャタピラ、3はフレーム、10はホッパ、20はグリズ
リ付振動フィーダ(別名グリズリフィーダ)、30はク
ラッシャ(本実施例ではジョークラッシャ)、40は輸
送機(メインコンベヤ)、50は振動篩(別名サンドセ
パレータ)、60は補助輸送機(別名サイドコンベ
ヤ)、70はディーゼルエンジン、80は燃料タンク、
82は油タンクである。このほか油圧モータを含む油圧
ユニット(図示せず)がディーゼルエンジン70と連動
してフレーム3上に設置される。
【0014】移動式クラッシャ1はエンドレスのキャタ
ピラ2aによって走行する無限軌道形のクローラ2のフ
レーム3の上に、柱脚10a,10bを介してホッパ1
0およびその下側に配設されるグリズリ付振動フィーダ
20が積載されている。これらホッパ10及びグリズリ
付振動フィーダ20は、図1に示すように、移動式クラ
ッシャ1の前方側(図1中右側)に設けられている。
たホッパ10は、図1及び図2に示すようにその内側
(図1中左側)端がクローラ2の前方側(図1中右側端
部)近傍にかつその外側(図1中右側)端がクローラ2
の前方側(図1中右側端部)より突出するようにフレー
ム3に設けられており、移動式クラッシャ1の前方側
(図1及び図2中右側)からと側方両側(図1中手前側
及び奥側、図2中上側及び下側)からとの合計3方向か
ら破砕原料を受け入れ可能な拡開形状を備えている。
リズリ付振動フィーダ20は、図1〜図3に示すよう
に、ホッパ10の下方とクラッシャ30との間に設けら
れており、長手方向に適当間隔離間した並列のグリズリ
バー20aが多段に配列され、全体が下流に向けて水平
または下流側に向かってやや上側に傾斜しており、駆動
モータ20bにより下流側のクラッシャ30に積載物を
搬送する高速微小振動を与えられるよう構成される。グ
リズリ付振動フィーダ20の下側にはシュート21があ
りグリスリバー20a間を通過した細粒および土砂分を
受け入れて細粒と土砂分を選別する。たとえば、10m
mの網目をもつ振動篩50が配設され、振動篩50の下
方には篩下を集めて移動式クラッシャ1の側面に突出す
る補助輸送機60へ落下するためのシュートが設けられ
る。一方、振動篩50の篩上の細粒は、後述する輸送機
40へ落下するようシュートが設けられる。グリズリ付
振動フィーダ20の下流の直近(詳細にはフレーム3の
うちクラッシャ1前後方向ほぼ中心部)にはクラッシャ
30が配設され、クラッシャ30の破砕産物は下側から
移動式クラッシャ1の長手方向下流側に向かって傾斜し
て立上る(すなわち前方側がクラッシャ30の下方に後
方側がディーゼルエンジン70側に延在するように配置
される)輸送機(メインコンベヤ)40へ落下するよう
シュートが設けられる。このとき、輸送機40は、支持
部材を介してフレーム3に支持されており、図1に示す
ように、搬送方向上流側(図1中右側)部分が比較的緩
やかな傾斜である一方、搬送方向下流側(図1中左側)
部分がそれよりも急な傾斜となるような、途中(ディー
ゼルエンジン70近傍)で屈曲した構造となっている。
そして、このような構造により、クラッシャ30から落
下してきた破砕産物を移動式クラッシャ1の後方側へと
搬出する。そのほか、ディーゼルエンジン70とディー
ゼルエンジン70の燃料油である軽油を貯蔵する燃料タ
ンク80および油圧機器の作動油を貯蔵する油タンク8
2が下流側フレーム3上(フレーム3の後方側)に固設
される。このとき、ディーゼルエンジン70はクローラ
2の後方側(図1中左側)より突出するようにフレーム
3上に設けられている。また、図1に示すように、クラ
ッシャ30の上方でかつ移動式クラッシャ1の前後方向
(図1中左右方向)に対する側方両側(図1中手前側及
び奥側)でさらにホッパ10よりもエンジン70側(移
動式クラッシャ1の後方側)には、点検用の踊場92が
設置されている。この踊場92は、クラッシャ30に備
えられた後述のスイングジョー34の上部に設けた踏面
92aと、この踏面92a上における移動式クラッシャ
1の前後方向(図1中左右方向)及び移動式クラッシャ
1の左右方向(図5中左右方向)部分に設けた手摺92
bとから構成されている。そして前記の踏面92a
通じるようにクラッシャ30の側部に設けた階段90を
介して作業員が昇降できるようになっている。この踊場
92は、図1に示すように比較的高い位置にあるため、
作業員が踊場92に立つと、直下のクラッシャ30内部
を良好に視認できるとともに、ホッパ10内部及びグリ
ズリ付振動フィーダ20についても例えば図2に示す構
造をほぼ視認できるようになっている。すなわち、破砕
作業時におけるホッパ10からフィーダ20を介しクラ
ッシャ30、さらには輸送機40へと至る一連の岩石の
流れ及び各機器の作業動作を視認可能となっている。な
お、ここでいう「点検」とは、以上の説明でもわかるよ
うに、非作業時におけるいわゆるメンテナンスのみなら
ず、破砕作業中における監視の意味での「動作点検」を
含んでいることは言うまでもない
【0015】図4は、クラッシャ(ジョークラッシャ)
30を示し、ケーシング31に固定された固定ジョー3
2と偏心回転軸33に上部が取り付けられたスイングジ
ョー34とを備えており、固定ジョー32に取り付けら
れた固定破砕板35とスイングジョー34に取り付けら
れた可動破砕板36とで岩石を破砕する。33aはフラ
イホイール(はずみ車)である。スイングジョー34の
下部にはトグルプレート37がフレーム31へ取り付け
た支持杆38に連結される。39は、トグルプレート3
7を支持杆38と離脱させないためスイングジョー34
の下端を図4の左側方向へ引張る圧縮コイルばねであ
る。なお、ホッパ10とグリズリ付振動フィーダ20と
を一体化して、グリズリ付振動フィーダ20の最頂部に
傾斜した側壁を設けても良い。
【0016】なお、上記構成において、移動式クラッシ
ャ1が自走式破砕機を構成し、移動式クラッシャ1の前
後方向がフレーム3の長手方向に相当し、移動式クラッ
シャ1の前後方向がフレーム3の長手方向に相当する。
そして、移動式クラッシャ1の前方側(図1中右側)が
フレームの長手方向一方側に相当し、移動式クラッシャ
1の後方側(図1中左側)がフレームの長手方向他方側
に相当する。また、クラッシャ30が、フレームの長手
方向のほぼ中心部に設けた破砕装置を構成する。さら
に、グリズリ付振動フィーダ20が、ホッパの下方と破
砕装置との間に設けた選別機能付きフィーダを構成す
る。また、輸送機(メインコンベヤ)40が、一方側が
破砕装置の下方に、他方側がエンジン側に延在するよう
フレームに設けたコンベヤを構成する。さらに、クロ
ーラ2がフレームに設けた無限軌道形の走行手段を構成
し、クローラ2の前方側(図1中右側)が走行手段の一
方側、クローラ2の後方側(図1中左側)が走行手段の
他方側に相当する。
【0017】以上のように構成された本発明の移動式ク
ラッシャの作動について説明する。移動式クラッシャ1
の前方先端(図1では右側)を採掘現場に向け、ディー
ゼルエンジン70を始動して各機器の始動を確認した
後、ホッパ10へ採取した岩石をショベルローダ等の運
搬機械により供給する。ホッパ10へ供給された岩石は
グリズリ付振動フィーダ20でクラッシャ30へ移動さ
れながら、グリズリバー20a間を細粒および土砂分が
通過し、振動篩50によって細粒と土砂分に選別され、
細粒はメインコンベヤ40へ、土砂分はサイドコンベヤ
60へ各々移送される。グリズリ付振動フィーダ20に
よりクラッシャ30へ入った岩石は、破砕されて規定の
サイズにセットされた細粒となってメインコンベヤ40
により、それ以降の輸送手段、たとえば長尺のベルトコ
ンベヤ等で輸送される。
【0018】以上のようにして、本発明の移動式クラッ
シャ1では、岩石をクラッシャ30で破砕するに際し
て、前もってグリズリ付振動フィーダ20で細粒や土砂
分を除去するので、不純物の大塊のみの破砕が実施され
るから高品質の骨材を生産できる。また、破砕の必要の
ない細粒はクラッシャ30に送られる前にグリズリバー
20aの下を通過して予め除外されており、不純物の土
砂分を除去されたうえクラッシャ30の破砕産物と後に
合流するので、生産効率が良く、不必要な微粒子の生成
が防止できる。
【0019】また、本発明の移動式クラッシャ1では、
点検用踊場92を設けることにより、破砕作業中には、
作業員が階段90を上ってこの踊場92の踏面92a
立つことで、ホッパ10からフィーダ20を介しクラッ
シャ30、さらには輸送機40へと至る一連の岩石の流
れに係わるホッパ10内部の状態、フィーダ20による
供給状況、及びクラッシャ30の破砕状態等、言い換え
れば各機器による一連の作業動作クラッシャ30上の
高所から安全かつ確実に目視確認により監視し点検する
ことができる。
【0020】したがって、例えばホッパ10内へ投入し
た岩石が大きすぎたり多すぎたりして、ホッパ10内で
の岩石の詰まりやフィーダ20の動作障害が発生した場
合等には、直ちにそれを目視で容易に発見することがで
きる。これにより、ホッパ10への投入を停止する等の
方策を迅速に講じることができる。また同様に、例えば
クラッシャ30に破砕能力を上回る大きさ又は量の岩石
が投入されたり、あるいは破砕困難又は不可能な異物
(例えば木片、鉄筋片等)が混入したりして、クラッシ
ャ30内に詰まりや破砕支障が生じた場合も、直ちにそ
れを目視で容易に発見することができる。これにより、
ホッパ10への投入を停止したり、フィーダ20による
供給を停止させたり、クラッシャ30を停止させたりす
る等の方策を迅速に講じることができる。さらに例え
ば、クラッシャ30内において、岩石どうしが何かの拍
子に噛み合い、たまたま固定・可動破砕板35,36の
相対運動では破砕されずただそれら破砕板35,36間
を上部にせり上がってくるだけの状態(いわゆるブリッ
ジ状態)となる場合がある。このような場合も、直ちに
それを目視で容易に発見することができるので、クラッ
シャ30を一旦停止させた後、その噛み合った岩石に作
業員が作業具等衝撃を加える等を行ったりクラッシャ3
0の正転・逆転を行ったりすることで、クラッシャ30
の破砕能力を迅速に復活させることができる。以上のよ
うに、上記一連の作業動作に対する不具合が生じたとき
には、それに対応した種々の方策をさらに安全、かつ迅
速に講じることができるので、移動式クラッシャ1の動
作管理を向上させることができる。
【0021】なお、上記実施例においては、点検用踊場
92を移動式クラッシャ1の前後方向に対して側方両側
に設けたが、これに限られず、いずれか一方側(片側)
でもよい。またホッパ10、フィーダ20、及びクラッ
シャ30のすべてを視認可能に構成したが、必ずしもこ
れに限られるものではなく、使用態様や被破砕物の種類
に応じて、ホッパ10とクラッシャ30、あるいはフィ
ーダ20とクラッシャ30、若しくはクラッシャ30の
みを視認可能とすることも考えられる。すなわち、最低
限、クラッシャ30を視認可能であれば足りる。
【0022】また、上記実施例においては、被破砕物と
して岩石の採掘現場や切羽から採取した岩石を対象とす
る移動式クラッシャ1を例にとって説明したが、これに
限られない。すなわち例えば、ビル解体時に搬出される
コンクリート塊や道路補修時に排出されるアスファルト
塊など、建設現場で発生する大小さまざまな岩石・建設
廃材あるいは産業廃棄物等を被破砕物とする破砕機にも
本発明を適用でき、これらの場合も、同様の効果を得
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自走式破
砕機は、破砕装置を構成するスイングジョーの上部に設
けた踏面とこの踏面上におけるフレームの長手方向及び
短手方向部分に設けた手摺とからなる点検用踊場を設
たので、作業員がこの踊場の踏面に立つことで、破砕作
業中のホッパからフィーダを介して破砕装置、さらには
コンベヤへと至る一連の作業動作を破砕装置上の高所か
ら安全かつ確実に目視確認することができる。したがっ
て、それら一連の作業動作に対する不具合が生じたとき
には、それに対応した種々の方策をさらに安全、かつ迅
速に講じることができるので、自走式破砕機の動作管理
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る移動式クラッシャの全体
側面図である。
【図2】本発明の実施例に係るホッパおよびグリズリ付
振動フィーダの平面図である。
【図3】本発明の実施例に係るホッパ部の要部側面図で
ある。
【図4】本発明の実施例に係るクラッシャの縦断面図で
ある。
【図5】本発明の実施例に係る移動式クラッシャの正面
図である。
【図6】従来の移動式クラッシャの全体側面図である。
【図7】従来の移動式クラッシャに搭載されるクラッシ
ャ(ジョークラッシャ)の側面図である。
【符号の説明】
1 移動式クラッシャ 2 クロ一ラ 2a キャタピラ 3 フレーム 10 ホッパ 20 グリズリ付振動フィーダ(グリズリフィーダ) 20a グリズリバー 20b 駆動モータ 21 シュート 30 クラッシャ 31 ケーシング 32 固定ジョー 33 偏心回転軸 33a フライホイール 34 スイングジョー 35 固定破砕板 36 可動破砕板 37 トグルプレート 38 支持杆 39 圧縮コイルばね 40 輸送機(メインコンベヤ) 50 振動篩(サンドセパレータ) 60 補助輸送機(サイドコンベヤ) 70 ディーゼルエンジン 80 燃料タンク 82 油タンク 90 階段 92 点検用踊場
フロントページの続き (72)発明者 桜井 孝則 山口県宇部市大字小串字沖の山1980番地 宇部興産株式会社宇部機械製作所内 (72)発明者 蔵成 和樹 山口県宇部市大字小串字沖の山1980番地 宇部興産株式会社宇部機械製作所内 (56)参考文献 特開 昭56−73555(JP,A) 実開 昭54−75473(JP,U) 欧州特許出願公開420090(EP,A 1) 英国特許出願公開2197599(GB,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 21/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】破砕原料を破砕する自走式破砕機におい
    て、 フレームと、 このフレームに設けた無限軌道形の走行手段と、 前記フレームの長手方向のほぼ中心部に設けられ、前記
    破砕原料を破砕する固定ジョーとスイングジョーとを有
    する破砕装置と、その内側端が前記走行手段の一方側近傍に、その外側端
    が前記走行手段の一方側より突出するように 前記フレー
    ムの長手方向の一方側に設けたホッパと、前記走行手段の他方側より突出するように 前記フレーム
    の他方側に配置したエンジンと、 前記ホッパの下方と前記破砕装置との間に設けた選別機
    能付きフィーダと、一方側が前記破砕装置の下方に、他
    方側が前記エンジン側に延在するように前記フレームに
    設けたコンベヤと、前記破砕装置を構成するスイングジョーの上部に設けた
    踏面とこの踏面上における前記フレームの長手方向及び
    短手方向部分に設けた手摺とからなる 点検用踊場と、 この点検用踊場の踏面に通じるように前記破砕装置の側
    部に設けた階段とを備えたことを特徴とする自走式破砕
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Cited By (1)

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