JP3448069B2 - 破砕設備 - Google Patents
破砕設備Info
- Publication number
- JP3448069B2 JP3448069B2 JP35252991A JP35252991A JP3448069B2 JP 3448069 B2 JP3448069 B2 JP 3448069B2 JP 35252991 A JP35252991 A JP 35252991A JP 35252991 A JP35252991 A JP 35252991A JP 3448069 B2 JP3448069 B2 JP 3448069B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crusher
- crushing
- crushed
- mobile
- crawler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Disintegrating Or Milling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の破砕設備は,採掘現場の
岩石等をそのまま現場においてコンクリート用ならびに
アスファルト用の骨材に生産する自走式の移動式クラッ
シャからなる破砕設備である。
岩石等をそのまま現場においてコンクリート用ならびに
アスファルト用の骨材に生産する自走式の移動式クラッ
シャからなる破砕設備である。
【0002】
【従来の技術】従来,砕石やコンクリート用骨材ならび
にアスファルト用骨材の製造用として,岩石の採掘現場
や切羽の直近に移動し,採掘された岩石をその場で破砕
し,得られた砕石をそのまま移送する移動式クラッシャ
が使用されていた。図6は移動式クラッシャ1のひとつ
の実施例を示し,キャタピラ2aによる無限軌道によっ
て走行するクローラ2のフレーム3上にホッパ10より
受け入れた岩石を破砕するクラッシャ30を積載し,デ
ィーゼルエンジン4の出力を回転軸4aおよびチエンホ
イル5を介して油圧ポンプ6ならびに油圧モータ7を駆
動する。クラッシャ30は,図7に示すように,固定破
砕板35と前後にスイングする可動破砕板36との間に
岩石を投入挟圧して破砕するジョークラッシャを使用
し,油圧モータ7よりVベルト,Vプーリおよび偏心回
転軸33を介して可動破砕板36をスイングする。破砕
された破砕産物は排出路30Aよりベルトコンベヤ40
によって機外へ排出され,後続のベルトコンベヤほかの
輸送機によって移送される。8はオペレータ室である。
にアスファルト用骨材の製造用として,岩石の採掘現場
や切羽の直近に移動し,採掘された岩石をその場で破砕
し,得られた砕石をそのまま移送する移動式クラッシャ
が使用されていた。図6は移動式クラッシャ1のひとつ
の実施例を示し,キャタピラ2aによる無限軌道によっ
て走行するクローラ2のフレーム3上にホッパ10より
受け入れた岩石を破砕するクラッシャ30を積載し,デ
ィーゼルエンジン4の出力を回転軸4aおよびチエンホ
イル5を介して油圧ポンプ6ならびに油圧モータ7を駆
動する。クラッシャ30は,図7に示すように,固定破
砕板35と前後にスイングする可動破砕板36との間に
岩石を投入挟圧して破砕するジョークラッシャを使用
し,油圧モータ7よりVベルト,Vプーリおよび偏心回
転軸33を介して可動破砕板36をスイングする。破砕
された破砕産物は排出路30Aよりベルトコンベヤ40
によって機外へ排出され,後続のベルトコンベヤほかの
輸送機によって移送される。8はオペレータ室である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の移動
式クラッシャにおいては、例えば採掘現場で採取した岩
石は約700mm程度の大塊であるうえに、多くの土砂
分や発破の際に岩石屑の細粒をかなり含んでおり、純度
の高い骨材を採掘現場で生産するのは困難で、2次破砕
に供する原料サイズ約150mm程度の破砕産物を得る
だけで、現場近くやあるいはトラック輸送等により砕石
工場まで運搬し最終製品とするための2次破砕を余儀な
くされていた。
式クラッシャにおいては、例えば採掘現場で採取した岩
石は約700mm程度の大塊であるうえに、多くの土砂
分や発破の際に岩石屑の細粒をかなり含んでおり、純度
の高い骨材を採掘現場で生産するのは困難で、2次破砕
に供する原料サイズ約150mm程度の破砕産物を得る
だけで、現場近くやあるいはトラック輸送等により砕石
工場まで運搬し最終製品とするための2次破砕を余儀な
くされていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、採
掘現場で所望の最終製品、例えばコンクリート用ならび
にアスファルト用骨材を得るために、本発明は、1次破
砕用の移動式クラッシャと該1次破砕用の移動式クラッ
シャの破砕産物を受入れて破砕する2次破砕用の移動式
クラッシャとからなる破砕設備であって、該1次破砕用
の移動式クラッシャは、走行自在なクローラの上に、被
破砕物を受入れるホッパと、被破砕物を大塊と細粒に選
別する選別移送装置と、該被破砕物を破砕するクラッシ
ャと、破砕産物の輸送機と、前記細粒から土砂分を除去
して篩上を前記輸送機へ排出する振動篩と、該土砂分を
輸送する補助輸送機と、各機器駆動用のディーゼルエン
ジンとを搭載しており、該2次破砕用の移動式クラッシ
ャは、走行自在なクローラの上に、前記破砕産物を導く
輸送機と、振動篩と、コーンクラッシャと、製品輸送機
と、各機器駆動用のディーゼルエンジンとを搭載した破
砕設備を要旨としている。上記の選別移送装置は好まし
くはグリズリ付振動フィーダであり、また上記の被破砕
物を破砕するラッシャは好ましくはジョークラッシャで
ある。したがって本発明の好ましい態様の破砕設備は、
1次破砕用の移動式クラッシャと該1次破砕用の移動式
クラッシャの破砕産物を受入れて破砕する2次破砕用の
移動式クラッシャとからなる破砕設備であって、該1次
破砕用の移動式クラッシャは、走行自在なクローラの上
に、供給された岩石を受入れるホッパと、供給岩石を大
塊と細粒に選別しつつ移送するグリズリ付振動フィーダ
と、該岩石を破砕するジョークラッシャと、破砕産物の
輸送機と、前記細粒から土砂分を除去して篩上を前記輸
送機へ排出する振動篩と、該土砂分を輸送する補助輸送
機と、各機器駆動用のディーゼルエンジンとを搭載して
おり、該2次破砕用の移動式クラッシャは、走行自在な
クローラの上に、前記破砕産物を導く輸送機と、振動篩
と、コーンクラッシャと、製品輸送機と、各機器駆動用
のディーゼルエンジンとを搭載した構成とした。
掘現場で所望の最終製品、例えばコンクリート用ならび
にアスファルト用骨材を得るために、本発明は、1次破
砕用の移動式クラッシャと該1次破砕用の移動式クラッ
シャの破砕産物を受入れて破砕する2次破砕用の移動式
クラッシャとからなる破砕設備であって、該1次破砕用
の移動式クラッシャは、走行自在なクローラの上に、被
破砕物を受入れるホッパと、被破砕物を大塊と細粒に選
別する選別移送装置と、該被破砕物を破砕するクラッシ
ャと、破砕産物の輸送機と、前記細粒から土砂分を除去
して篩上を前記輸送機へ排出する振動篩と、該土砂分を
輸送する補助輸送機と、各機器駆動用のディーゼルエン
ジンとを搭載しており、該2次破砕用の移動式クラッシ
ャは、走行自在なクローラの上に、前記破砕産物を導く
輸送機と、振動篩と、コーンクラッシャと、製品輸送機
と、各機器駆動用のディーゼルエンジンとを搭載した破
砕設備を要旨としている。上記の選別移送装置は好まし
くはグリズリ付振動フィーダであり、また上記の被破砕
物を破砕するラッシャは好ましくはジョークラッシャで
ある。したがって本発明の好ましい態様の破砕設備は、
1次破砕用の移動式クラッシャと該1次破砕用の移動式
クラッシャの破砕産物を受入れて破砕する2次破砕用の
移動式クラッシャとからなる破砕設備であって、該1次
破砕用の移動式クラッシャは、走行自在なクローラの上
に、供給された岩石を受入れるホッパと、供給岩石を大
塊と細粒に選別しつつ移送するグリズリ付振動フィーダ
と、該岩石を破砕するジョークラッシャと、破砕産物の
輸送機と、前記細粒から土砂分を除去して篩上を前記輸
送機へ排出する振動篩と、該土砂分を輸送する補助輸送
機と、各機器駆動用のディーゼルエンジンとを搭載して
おり、該2次破砕用の移動式クラッシャは、走行自在な
クローラの上に、前記破砕産物を導く輸送機と、振動篩
と、コーンクラッシャと、製品輸送機と、各機器駆動用
のディーゼルエンジンとを搭載した構成とした。
【0005】
【作用】本発明の破砕設備では、1次破砕用の移動式ク
ラッシャで細粒や土砂分を予め除去したうえで、岩石等
を2次破砕用のコーンクラッシャに受入れ可能なサイズ
まで1次破砕し、この破砕産物を2次破砕用の移動式ク
ラッシャに供給して、まず振動篩によって予め細粒を別
途取り出したうえ、篩上の産物のみコーンクラッシャで
破砕し、例えば骨材を生産する。なお、1次破砕用の移
動式クラッシャでは、ホッパに投入された岩石等は堅牢
なグリズリ付振動フィーダの移送作用により、その下流
にあるクラッシャに定量供給されるから、必要以上に大
きな衝撃荷重や積算荷重がクラッシャに加わることがな
く機器の保護上有利である。また、予めグリズリを通過
した細粒と土砂分は振動篩へ供給されて細粒と土砂分に
分けられ、土砂分は補助輸送機へ別途排出されるととも
に篩上の細粒はクラッシャ下の輸送機に合流されて、前
述のとおり2次破砕用の移動式クラッシャへ運ばれる。
ラッシャで細粒や土砂分を予め除去したうえで、岩石等
を2次破砕用のコーンクラッシャに受入れ可能なサイズ
まで1次破砕し、この破砕産物を2次破砕用の移動式ク
ラッシャに供給して、まず振動篩によって予め細粒を別
途取り出したうえ、篩上の産物のみコーンクラッシャで
破砕し、例えば骨材を生産する。なお、1次破砕用の移
動式クラッシャでは、ホッパに投入された岩石等は堅牢
なグリズリ付振動フィーダの移送作用により、その下流
にあるクラッシャに定量供給されるから、必要以上に大
きな衝撃荷重や積算荷重がクラッシャに加わることがな
く機器の保護上有利である。また、予めグリズリを通過
した細粒と土砂分は振動篩へ供給されて細粒と土砂分に
分けられ、土砂分は補助輸送機へ別途排出されるととも
に篩上の細粒はクラッシャ下の輸送機に合流されて、前
述のとおり2次破砕用の移動式クラッシャへ運ばれる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
詳細に説明する。図1〜図5は本発明に係る実施例を示
し,図1は破砕設備200の全体側面図,図2は1次破
砕用の移動式クラッシャの要部平面図,図3はホッパ部
の要部側面図,図4はジョークラッシャの側面縦断面
図,図5は1次破砕用の移動式クラッシャの正面図であ
る。図において,1は1次破砕用の移動式クラッシャ
(以下1次移動式クラッシャと呼称する),2はクロー
ラ,2aはキャタピラ,3はフレーム,10はホッパ,
20はグリズリ付振動フィーダ(別名グリズリフィー
ダ),30はクラッシャ(本実施例ではジョークラッシ
ャ),40は輸送機(メインコンベヤ),50は振動篩
(別名サンドセパレータ),60は補助輸送機(別名サ
イドコンベヤ),70はディーゼルエンジン,80は燃
料タンク,82は油タンクである。このほか油圧モータ
を含む油圧ユニット(図示せず)がディーゼルエンジン
70と連動してフレーム3上に設置される。また,2次
破砕用の移動式クラッシャ100はクローラ102上に
コーンクラッシャ130および付属機器を搭載したもの
である。
詳細に説明する。図1〜図5は本発明に係る実施例を示
し,図1は破砕設備200の全体側面図,図2は1次破
砕用の移動式クラッシャの要部平面図,図3はホッパ部
の要部側面図,図4はジョークラッシャの側面縦断面
図,図5は1次破砕用の移動式クラッシャの正面図であ
る。図において,1は1次破砕用の移動式クラッシャ
(以下1次移動式クラッシャと呼称する),2はクロー
ラ,2aはキャタピラ,3はフレーム,10はホッパ,
20はグリズリ付振動フィーダ(別名グリズリフィー
ダ),30はクラッシャ(本実施例ではジョークラッシ
ャ),40は輸送機(メインコンベヤ),50は振動篩
(別名サンドセパレータ),60は補助輸送機(別名サ
イドコンベヤ),70はディーゼルエンジン,80は燃
料タンク,82は油タンクである。このほか油圧モータ
を含む油圧ユニット(図示せず)がディーゼルエンジン
70と連動してフレーム3上に設置される。また,2次
破砕用の移動式クラッシャ100はクローラ102上に
コーンクラッシャ130および付属機器を搭載したもの
である。
【0007】1次移動式クラッシャ1はエンドレスのキ
ャタピラ2aによって走行するクローラ2のフレーム3
の上に,柱脚10a,10bを介してホッパ10および
その下側に配設されるグリズリ付振動フィーダ20が積
載され,グリズリ付振動フィーダ20は,図2および図
3に示すように,長手方向に適当間隔離間した並列のグ
リズリバー20aが多段に配列され,全体が下流に向け
て水平または下流側に向かってやや上側に傾斜してお
り,駆動モータ20bにより下流側に積載物を移送する
高速微小振動を与えられるよう構成される。グリズリ付
振動フィーダ20の下側にはシュート21がありグリズ
リバー20a間を通過した細粒および土砂分を受け入れ
て細粒と土砂分を選別する,たとえば,10mmの網目
をもつ振動篩50が配設され,振動篩50の下方には篩
下を集めて移動式クラッシャ1の側面に突出する補助輸
送機60へ落下するためのシュートが設けられる。一
方,振動篩50の篩上の細粒は,後述する輸送機40へ
落下するようシュートが設けられる。グリズリ付振動フ
ィーダ20の下流の直近にはクラッシャ30が配設さ
れ,クラッシャ30の破砕産物は下側から移動式クラッ
シャ1の長手方向下流側に向かって傾斜して立上る輸送
機(メインコンベヤ)40へ落下するようシュートが設
けられる。そのほか,ディーゼルエンジン70とディー
ゼルエンジン70の燃料油である軽油を貯蔵する燃料タ
ンク80および油圧機器の作動油を貯蔵する油タンク8
2が下流側フレーム3上に固設される。クラッシャ30
の上部両側には図示しない点検用の踊場が設置され,図
示しない階段を介して作業員が昇降できるようになって
いる。
ャタピラ2aによって走行するクローラ2のフレーム3
の上に,柱脚10a,10bを介してホッパ10および
その下側に配設されるグリズリ付振動フィーダ20が積
載され,グリズリ付振動フィーダ20は,図2および図
3に示すように,長手方向に適当間隔離間した並列のグ
リズリバー20aが多段に配列され,全体が下流に向け
て水平または下流側に向かってやや上側に傾斜してお
り,駆動モータ20bにより下流側に積載物を移送する
高速微小振動を与えられるよう構成される。グリズリ付
振動フィーダ20の下側にはシュート21がありグリズ
リバー20a間を通過した細粒および土砂分を受け入れ
て細粒と土砂分を選別する,たとえば,10mmの網目
をもつ振動篩50が配設され,振動篩50の下方には篩
下を集めて移動式クラッシャ1の側面に突出する補助輸
送機60へ落下するためのシュートが設けられる。一
方,振動篩50の篩上の細粒は,後述する輸送機40へ
落下するようシュートが設けられる。グリズリ付振動フ
ィーダ20の下流の直近にはクラッシャ30が配設さ
れ,クラッシャ30の破砕産物は下側から移動式クラッ
シャ1の長手方向下流側に向かって傾斜して立上る輸送
機(メインコンベヤ)40へ落下するようシュートが設
けられる。そのほか,ディーゼルエンジン70とディー
ゼルエンジン70の燃料油である軽油を貯蔵する燃料タ
ンク80および油圧機器の作動油を貯蔵する油タンク8
2が下流側フレーム3上に固設される。クラッシャ30
の上部両側には図示しない点検用の踊場が設置され,図
示しない階段を介して作業員が昇降できるようになって
いる。
【0008】図4はジョークラッシャ30を示し,ケー
シング31に固定した固定ジョー32と偏心回転軸33
に上部が取り付けられたスイングジョー34とを備えて
おり,固定ジョー32に取り付けられた固定破砕板35
とスイングジョー34に取り付けられた可動破砕板36
とで岩石を破砕する。33aはフライホイール(はずみ
車)である。スイングジョー34の下部にはトグルプレ
ート37がフレーム31へ取り付けたトグルヘッド38
に連結される。39は,トグルプレート37をトグルヘ
ッド38と離脱させないためスイングジョー34の下端
を図4の右側方向へ引張る圧縮ばねである。なお,ホッ
パ10とグリズリ付振動フィーダ20とを一体化して,
グリズリ付振動フィーダ20の最頂部に傾斜した側壁を
設けても良い。
シング31に固定した固定ジョー32と偏心回転軸33
に上部が取り付けられたスイングジョー34とを備えて
おり,固定ジョー32に取り付けられた固定破砕板35
とスイングジョー34に取り付けられた可動破砕板36
とで岩石を破砕する。33aはフライホイール(はずみ
車)である。スイングジョー34の下部にはトグルプレ
ート37がフレーム31へ取り付けたトグルヘッド38
に連結される。39は,トグルプレート37をトグルヘ
ッド38と離脱させないためスイングジョー34の下端
を図4の右側方向へ引張る圧縮ばねである。なお,ホッ
パ10とグリズリ付振動フィーダ20とを一体化して,
グリズリ付振動フィーダ20の最頂部に傾斜した側壁を
設けても良い。
【0009】以上のように構成された本発明の1次移動
式クラッシャの作動について説明する。移動式クラッシ
ャ1の前方先端(図1では右側)を採掘現場に向け,デ
ィーゼルエンジン70を始動して各機器の始動を確認し
た後,ホッパ10へ採取した岩石をショベルローダ等の
運搬機械により供給する。ホッパ10へ供給された岩石
はグリズリ付振動フィーダ20でクラッシャ30へ移動
されながら,グリズリバー20a間を細粒および土砂分
が通過し,振動篩50によって細粒と土砂分に選別さ
れ,細粒はメインコンベヤ40へ,土砂分はサイドコン
ベヤ60へ各々移送される。グリズリ付振動フィーダ2
0によりクラッシャ30へ入った岩石は,破砕されて規
定のサイズにセットされた約150mmの細粒となって
メインコンベヤ40により,2次破砕用の移動式クラッ
シャ100へ運搬される。
式クラッシャの作動について説明する。移動式クラッシ
ャ1の前方先端(図1では右側)を採掘現場に向け,デ
ィーゼルエンジン70を始動して各機器の始動を確認し
た後,ホッパ10へ採取した岩石をショベルローダ等の
運搬機械により供給する。ホッパ10へ供給された岩石
はグリズリ付振動フィーダ20でクラッシャ30へ移動
されながら,グリズリバー20a間を細粒および土砂分
が通過し,振動篩50によって細粒と土砂分に選別さ
れ,細粒はメインコンベヤ40へ,土砂分はサイドコン
ベヤ60へ各々移送される。グリズリ付振動フィーダ2
0によりクラッシャ30へ入った岩石は,破砕されて規
定のサイズにセットされた約150mmの細粒となって
メインコンベヤ40により,2次破砕用の移動式クラッ
シャ100へ運搬される。
【0010】次に,2次破砕用の移動式クラッシャ10
0(以下2次移動式クラッシャと呼称する)について説
明する。図1に示すように,キャタピラによる無限軌道
を有するクローラ102上に輸送機110,振動篩12
0,コーンクラッシャ130,ディーゼルエンジン14
0,輸送機150ほかの機器が搭載され,1次移動式ク
ラッシャ1と同様な自走機能や駆動機能を備えている。
そして,2次移動式クラッシャ100は1次移動式クラ
ッシャ1の背後に近接して配置され,輸送機40で運ば
れた約150mmの1次破砕産物を輸送機110で受け
て振動篩120へ供給し,100mmないし30mmの
篩目を持つ振動篩50でスクリーニングし,篩上にはコ
ーンクラッシャ130へ導かれて破砕され,たとえば2
0〜30mmの骨材が生産される。篩下の細粒はそのま
ま別の輸送機150によって製品とされるか,または,
コーンクラッシャ130の破砕産物のサイズと近似する
ときには,これらと合流して図示しない輸送機により機
外へ排出される。コーンクラッシャ130は従来より使
用されている旋動式の中砕用クラッシャが使用され,そ
の構造は図8に示されるとおりのものである。すなわ
ち,130はコーンクラッシャ,132はメインフレー
ムで,メインフレーム132の下部中央部のボス133
に垂直のメインシャフト134が立設される。メインシ
ャフト134の上半分には中心軸よりいくらか偏心した
円筒形状のエキセントリック135がエキセントリッシ
ュブッシユ136を介して嵌合され,さらにヘッドブッ
シュ137を介して松毬(まつかさ)状のヘッド138
が嵌装されている。ヘッド138の外側には同じく松毬
状のマントル139が被覆され,マントル139とボウ
ルライナ131との間で原料が破砕される。
0(以下2次移動式クラッシャと呼称する)について説
明する。図1に示すように,キャタピラによる無限軌道
を有するクローラ102上に輸送機110,振動篩12
0,コーンクラッシャ130,ディーゼルエンジン14
0,輸送機150ほかの機器が搭載され,1次移動式ク
ラッシャ1と同様な自走機能や駆動機能を備えている。
そして,2次移動式クラッシャ100は1次移動式クラ
ッシャ1の背後に近接して配置され,輸送機40で運ば
れた約150mmの1次破砕産物を輸送機110で受け
て振動篩120へ供給し,100mmないし30mmの
篩目を持つ振動篩50でスクリーニングし,篩上にはコ
ーンクラッシャ130へ導かれて破砕され,たとえば2
0〜30mmの骨材が生産される。篩下の細粒はそのま
ま別の輸送機150によって製品とされるか,または,
コーンクラッシャ130の破砕産物のサイズと近似する
ときには,これらと合流して図示しない輸送機により機
外へ排出される。コーンクラッシャ130は従来より使
用されている旋動式の中砕用クラッシャが使用され,そ
の構造は図8に示されるとおりのものである。すなわ
ち,130はコーンクラッシャ,132はメインフレー
ムで,メインフレーム132の下部中央部のボス133
に垂直のメインシャフト134が立設される。メインシ
ャフト134の上半分には中心軸よりいくらか偏心した
円筒形状のエキセントリック135がエキセントリッシ
ュブッシユ136を介して嵌合され,さらにヘッドブッ
シュ137を介して松毬(まつかさ)状のヘッド138
が嵌装されている。ヘッド138の外側には同じく松毬
状のマントル139が被覆され,マントル139とボウ
ルライナ131との間で原料が破砕される。
【0011】以上のようにして,本発明の破砕設備20
0では,採掘した岩石を不純物の土砂分を除去したうえ
で,1次のジョークラッシャ30や2次のコーンクラッ
シャ130によって,高品質で,かつ,所望サイズの骨
材を連続的に採掘現場で生産し,採掘現場で野積とし,
ユンボやダンプトラックにより生コン工場へ出荷され
る。また,破砕の必要のない細粒はクラッシャに送られ
る前にグリズリバーの下を通過して予め除外されてお
り,不純物の土砂分を除去されたうえクラッシャの破砕
産物と後に合流するので,生産効率が良く,不必要な微
粒子の生成が防止できる。
0では,採掘した岩石を不純物の土砂分を除去したうえ
で,1次のジョークラッシャ30や2次のコーンクラッ
シャ130によって,高品質で,かつ,所望サイズの骨
材を連続的に採掘現場で生産し,採掘現場で野積とし,
ユンボやダンプトラックにより生コン工場へ出荷され
る。また,破砕の必要のない細粒はクラッシャに送られ
る前にグリズリバーの下を通過して予め除外されてお
り,不純物の土砂分を除去されたうえクラッシャの破砕
産物と後に合流するので,生産効率が良く,不必要な微
粒子の生成が防止できる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の破砕設備
は上記のように構成されているので,下記に記した優れ
た効果を発揮する。 1次移動式クラッシャ,2次移動式クラッシャとも
クラッシャ,コンベヤ,グリズリ付振動フィーダ,振動
篩およびこれらの動力源となるディーゼルエンジンや油
圧ユニットをクローラ上に搭載し,各機器を軽量コンパ
クトに配設し,自走できるようになっており,如何なる
採掘現場にも移動可能である。 不純物を取除いた最終製品となる骨材を生産できる
とともに,生産効率が高い。 各機器はディーゼルエンジンによる油圧モータ駆動
であるため,電源が一切不要で定期的に燃料油を補給す
るだけで毎日走行や破砕ができる。 原料岩石のローディング方法は,パワーショベル,
ユンボ,ダンプトラック等任意に自由に選択でき,特別
のローディング機器が不要である。また,破砕産物の搬
送もベルトコンベヤやダンプトラック等任意である。
は上記のように構成されているので,下記に記した優れ
た効果を発揮する。 1次移動式クラッシャ,2次移動式クラッシャとも
クラッシャ,コンベヤ,グリズリ付振動フィーダ,振動
篩およびこれらの動力源となるディーゼルエンジンや油
圧ユニットをクローラ上に搭載し,各機器を軽量コンパ
クトに配設し,自走できるようになっており,如何なる
採掘現場にも移動可能である。 不純物を取除いた最終製品となる骨材を生産できる
とともに,生産効率が高い。 各機器はディーゼルエンジンによる油圧モータ駆動
であるため,電源が一切不要で定期的に燃料油を補給す
るだけで毎日走行や破砕ができる。 原料岩石のローディング方法は,パワーショベル,
ユンボ,ダンプトラック等任意に自由に選択でき,特別
のローディング機器が不要である。また,破砕産物の搬
送もベルトコンベヤやダンプトラック等任意である。
【図1】本発明の実施例に係る破砕設備の全体側面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の実施例に係る1次破砕用の移動式クラ
ッシャの要部平面図である。
ッシャの要部平面図である。
【図3】本発明の実施例に係る1次破砕用の移動式クラ
ッシャの要部側面図である。
ッシャの要部側面図である。
【図4】本発明の実施例に係るジョークラッシャの側面
縦断面図である。
縦断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る1次破砕用の移動式クラ
ッシャの正面図である。
ッシャの正面図である。
【図6】従来の移動式クラッシャの全体側面図である。
【図7】従来の移動式クラッシャに搭載されるジョーク
ラッシャの側面図である。
ラッシャの側面図である。
【図8】従来のコーンクラッシャの全体縦断面図であ
る。
る。
1 1次破砕用の移動式クラッシャ(1次移動式クラッ
シャ) 2 クローラ 2a キャタピラ 3 フレーム 10 ホッパ 20 グリズリ付振動フィーダ(グリズリフィーダ) 20a グリズリバー 20b 駆動モータ 21 シュート 30 ジョークラッシャ 31 ケーシング 32 固定ジョー 33 偏心回転軸 33a フライホイール 34 スイングジョー 35 固定破砕板 36 可動破砕板 37 トグルプレート 38 トグルヘッド 39 圧縮ばね 40 輸送機(メインコンベヤ) 50 振動篩(サンドセパレータ) 60 補助輸送機(サイドコンベヤ) 70 ディーゼルエンジン 80 燃料タンク 82 油タンク 100 2次破砕用の移動式クラッシャ(2次移動式ク
ラッシャ) 102 クローラ 110 輸送機 120 振動篩 130 コーンクラッシャ 140 ディーゼルエンジン 150 輸送機 200 破砕設備
シャ) 2 クローラ 2a キャタピラ 3 フレーム 10 ホッパ 20 グリズリ付振動フィーダ(グリズリフィーダ) 20a グリズリバー 20b 駆動モータ 21 シュート 30 ジョークラッシャ 31 ケーシング 32 固定ジョー 33 偏心回転軸 33a フライホイール 34 スイングジョー 35 固定破砕板 36 可動破砕板 37 トグルプレート 38 トグルヘッド 39 圧縮ばね 40 輸送機(メインコンベヤ) 50 振動篩(サンドセパレータ) 60 補助輸送機(サイドコンベヤ) 70 ディーゼルエンジン 80 燃料タンク 82 油タンク 100 2次破砕用の移動式クラッシャ(2次移動式ク
ラッシャ) 102 クローラ 110 輸送機 120 振動篩 130 コーンクラッシャ 140 ディーゼルエンジン 150 輸送機 200 破砕設備
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭59−213457(JP,A)
特開 昭52−154167(JP,A)
実開 平3−94954(JP,U)
実開 昭54−87483(JP,U)
実開 昭64−32744(JP,U)
米国特許2276333(US,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B02C 1/00 - 25/00
Claims (3)
- 【請求項1】1次破砕用の移動式クラッシャと該1次破
砕用の移動式クラッシャの破砕産物を受入れて破砕する
2次破砕用の移動式クラッシャとからなる破砕設備であ
って、該1次破砕用の移動式クラッシャは、走行自在な
クローラの上に、被破砕物を受入れるホッパと、被破砕
物を大塊と細粒に選別する選別移送装置と、該被破砕物
を破砕するクラッシャと、破砕産物の輸送機と、前記細
粒から土砂分を除去して篩上を前記輸送機へ排出する振
動篩と該土砂分を輸送する補助輸送機と、各機器駆動用
のディーゼルエンジンとを搭載しており、該2次破砕用
の移動式クラッシャは、走行自在なクローラの上に、前
記破砕産物を導く輸送機と、振動篩と、コーンクラッシ
ャと、製品輸送機と、各機器駆動用のディーゼルエンジ
ンとを搭載した破砕設備。 - 【請求項2】選別移送装置をグリズリ付振動フィーダと
した請求項1の破砕設備。 - 【請求項3】 被破砕物を破砕するクラッシャをジョー
クラッシャとした請求項1または2の破砕設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35252991A JP3448069B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 破砕設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35252991A JP3448069B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 破砕設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05138064A JPH05138064A (ja) | 1993-06-01 |
JP3448069B2 true JP3448069B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=18424690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35252991A Expired - Fee Related JP3448069B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 破砕設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3448069B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004188362A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 木材破砕機及び木材処理方法 |
CN103831156A (zh) * | 2012-12-03 | 2014-06-04 | 洛阳宇航重工机械有限公司 | 一种用于电解质粉磨的特有生产装置及工艺方法 |
CN103480474A (zh) * | 2013-09-16 | 2014-01-01 | 南通欧特建材设备有限公司 | 新型碎石生产装置 |
CN105689087A (zh) * | 2016-03-21 | 2016-06-22 | 江苏天鹏机电制造有限公司 | 砂石生产线 |
CN108246475A (zh) * | 2018-02-07 | 2018-07-06 | 能诚集团有限公司 | 一种多级破碎机构 |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP35252991A patent/JP3448069B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05138064A (ja) | 1993-06-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5647545A (en) | Portable crusher for concrete | |
JPH05115809A (ja) | 移動式クラツシヤ | |
JP3448069B2 (ja) | 破砕設備 | |
JP3448070B2 (ja) | 破砕設備 | |
JP2725226B2 (ja) | 移動式クラッシャ | |
JP3213716B2 (ja) | 自走式破砕機 | |
JP3138970B2 (ja) | 移動式クラッシャ | |
JP3137134B2 (ja) | 移動式クラッシャ | |
JP3151440B2 (ja) | 自走式破砕機 | |
JP3137132B2 (ja) | 移動式クラッシャ | |
JP2725225B2 (ja) | 移動式クラッシャ | |
JP3137133B2 (ja) | 破砕設備 | |
JP3359650B2 (ja) | 移動式クラッシャ | |
JP2725223B2 (ja) | 移動式クラッシャ | |
JP3137135B2 (ja) | 移動式クラッシャ | |
JP2725224B2 (ja) | 移動式クラッシャ | |
JP3151029B2 (ja) | 移動式クラッシャ | |
JPH05154401A (ja) | 移動式クラッシャ | |
JP2002370043A (ja) | 移動式クラツシヤ | |
JPH05184967A (ja) | 移動式クラッシャ | |
JPH05138058A (ja) | 破砕設備 | |
JP2707013B2 (ja) | 破砕設備 | |
JP3151439B2 (ja) | 自走式破砕機 | |
JPH10296118A (ja) | 自走式破砕機 | |
JPS6126405Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030624 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |