JP2009279526A - 振動スクリーン - Google Patents

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有正 大南
Takahisa Hasebe
貴尚 長谷部
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Abstract

【課題】操作力を効率的に網の張力に変換することができ、なおかつ網部材の変形が進行した場合の対応能力を向上させることができる振動スクリーンを提供する。
【解決手段】支持架台に振動可能に支持された枠状のスクリーンフレーム16と、スクリーンフレーム16の内壁に端部が拘束されたスクリーン17と、スクリーンフレーム16を加振する加振装置とを備えた振動スクリーン15において、スクリーン17の中間部を下部側から支持する網支持部材50と、スクリーンフレーム16に支持され、網支持部材50を上下方向にスライドさせてスクリーン17の緊張状態を調整する緊張装置55とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば土砂、砕石、木材チップ等の被選別物を粒の大きさ(粒度)に応じて選別する振動スクリーンに関する。
振動スクリーンは網部材(スクリーン)を内側に装着した枠体を加振することでこれに投入される被選別物を篩い分けるので、投入される被選別物の重量により網部材の素線にかかる荷重は振動運動による被選別物との衝突・摩擦も相俟って非常に高い値となる。そのため、選別作業を反復して実施することによって網部材の素線の変形が弾性変形域から塑性変形域に移行すると、網部材に緩みが発生してしまい加振装置により加える振動が網部材に効率良く伝わらず選別作業の効率が低下する。
そこで網部材に生じた緩みの除去に機能するものとして、中央部が凸状に曲成されたアーチ状の回動腕を網部材の下面に押し当てて網部材に張りを与える緊張装置が既に提唱されている。この緊張装置では、選別作業に伴って網部材に更なる緩みが生じた場合には、先の回動腕を回動させて凸状の中央部を網部材に更に押し当てることで網部材に再び張りを持たせる(特許文献1等参照)。
実公昭63−18470号公報
しかしながら上記従来技術では、回動腕を回転させて湾曲したその中央部を網部材の下面に押し付ける構成であるため、回動腕の中央部の回転半径が大きくなると回動腕の操作に要するトルクもそれだけ大きくなる。また回転半径が大きくなると回動腕自体にかかるねじりモーメントが増大するため、回動腕をある程度大径化しなければならなくなる。これらのことから回動腕の中央部の回転半径は実際にはさほど大きくすることができない。回動腕の回転半径が十分に確保できない場合、長期に亘って網部材の緊張と弛緩を繰り返すうちに進行する網部材の変形に追従できなくなってしまい、緊張すればまだ使用できる網部材を交換せざるを得ない事態が生じ易くなる。
本発明はこうした事情に鑑みなされたものであり、操作力を効率的に網の張力に変換することができ、なおかつ網部材の変形が進行した場合の対応能力を向上させることができる振動スクリーンを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、支持架台に振動可能に支持された枠状のスクリーンフレームと、前記スクリーンフレームの内壁に端部が拘束された網部材と、前記スクリーンフレームを加振する加振装置とを備えた振動スクリーンにおいて、前記網部材の中間部を下部側から支持する網支持部材と、前記スクリーンフレームに支持され、前記網支持部材を上下方向にスライドさせて前記網部材の緊張状態を調整する緊張装置とを備えたことを特徴とする。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記緊張装置は、前記スクリーンフレームの内側に掛け渡された支持ビームと、前記支持ビーム上に固定されたベース、前記網支持部材を支持するスライドフレーム、前記ベース及び前記スライドフレームを連結する複数のリンクアーム、及び前記リンクアームに保持された一対の雌ねじコマを有するパンタグラフ型のリンク部材と、前記一対の雌ねじコマに螺合する雄ねじ部を有し、端部が前記スクリーンフレームの側壁に設けた小孔に臨むシャフトと、前記シャフトの両端部に選択的に着脱可能なシャフト回転操作用のハンドルとを備え、前記シャフトの端部に前記ハンドルを装着し前記シャフトを回転操作することにより前記スライドフレームを上下にスライドさせることを特徴とする。
(3)上記(2)において、好ましくは、前記スライドフレーム上には前記網支持部材が前記スライドフレームの延在方向に並べて複数設置されており、前記複数のリンクアームは、前記スライドフレームの長手方向中央部近傍又は前記スライドフレームの端部近傍を支持していることを特徴とする。
(4)上記(3)において、好ましくは、前記スライドフレームは、前記網部材の選別物の通過範囲の幅に亘って前記シャフトの上方をカバーしていることを特徴とする。
(5)上記(1)において、好ましくは、前記緊張装置は、前記スクリーンフレームの内側に渡され前記スライドフレームの延在方向に並べて複数設置された前記網支持部材を支持し、両端部が前記スクリーンフレームの側壁に設けた小孔に臨むスライドフレームと、前記スライドフレームの両端部に回転自在に保持された雌ねじコマと、上下に延在する姿勢で前記スクリーンフレームに支持され、前記雌ねじコマを螺合させた雄ねじ部材とを備え、前記雌ねじコマを回転操作することにより前記スライドフレームを上下にスライドさせることを特徴とする。
本発明によれば、操作力を効率的に網の張力に変換することができ、なおかつ網部材の変形が進行した場合の対応能力を向上させることができる。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る振動スクリーンを搭載した自走式スクリーンの全体構成を表す側面図、図2は図1中のII−II断面による断面図であって振動スクリーン15と排出コンベア30の断面を抽出して表している。以下の説明において、図1中の左・右をそれぞれ本自走式スクリーンにおける後・前とし、また自走式スクリーンの後・前を後述する本体フレーム7の長手方向の一方側・他方側と適宜記載する。図2中の右・左をそれぞれ自走式スクリーンの右・左とする。
図示した自走式スクリーンは、自力走行をするための走行体1と、この走行体1上に設けられた本体フレーム7と、この本体フレーム7上に搭載された支持架台9と、この支持架台9上に設けられた振動式の振動スクリーン(振動篩)15と、支持架台9の後端部に取り付けられたサイドコンベア26と、振動スクリーン15を通過した粒度の小さい選別物を搬送し排出する排出コンベア30と、本体フレーム7に搭載されたパワーユニット(動力装置)25とを備えている。
走行体1は、左右一対のトラックフレーム2と、このトラックフレーム2の後端に設けた従動輪3と、トラックフレーム2の前端に設けた駆動輪4と、この駆動輪4に直結した駆動装置(走行用油圧モータ)5と、従動輪3及び駆動輪4に掛け回した無限軌道式の履帯6とで構成されている。
本体フレーム7は、走行体1よりも前方に前端部が張り出すようにトラックフレーム2の上部に配設されている。本体フレーム7の後端部は走行体1の後端部に前後位置がほぼ一致している。
支持架台9は、本体フレーム7上に走行体1の後方に張り出すように配設されており、本体フレーム7上に固定されたボトムフレーム10と、このボトムフレーム10上に立設された複数のポスト11と、ポスト11上に略水平に設けたトップフレーム12と、トップフレーム12上に傾動可能に設けた傾動フレーム13と、ボトムフレーム10の後部に設けたリアフレーム14とを備えている。
振動スクリーン15は、投入される被選別物を粒度に応じて選別するもので、支持架台9の傾動フレーム13上にばね19を介して振動可能に支持された枠型のスクリーンフレーム(枠体)16と、スクリーンフレーム16の内壁に端部が拘束された所定の目の大きさのスクリーン(網部材)17と、スクリーンフレーム16を加振する加振装置(振動体)20とを備えており、前後方向中心位置はほぼ走行体1の後端の上方に位置している。図1ではばね19としてラバースプリングを用いているが、コイルバネ等の他の弾性体でも良い。このバネ19は、スクリーンフレーム16の左右両側においてそれぞれ前後に配置され、スクリーンフレーム16は計4つのばね17で支持されている。振動スクリーン15は、駆動装置20を駆動してスクリーンフレーム16及びその内部のスクリーン17を一体的に揺さ振ることによって投入された被選別物のうち、スクリーン17の目の大きさよりも小さなものを通過させ、それより粒度の大きなものを選別する。
このとき、振動スクリーン15を支持する傾動フレーム13はピン21を介して前側部分でトップフレーム12に対して傾動可能に支持されており、後側部分を支える支持部材22による支持高さを変えることによって傾斜角が変更可能な構成となっている。傾動フレーム13の傾斜角を変えることで振動スクリーン15の傾斜角が変わり、被選別物の性状に応じて振動スクリーン15の選別能力を調整することができるように配慮されている。
また、スクリーンフレーム16の上方には、被選別物の受け入れ性を向上させるホッパ(あおり)18が設けられている。ホッパ18も振動スクリーン15と同じく傾動フレーム13上に支持されている。さらに、振動スクリーン15の下部には、下方に向かって縮径するシュート23(図2参照)が排出コンベア30の上面(搬送面)に対向して設けられており、振動スクリーン15のスクリーン17を通過した所定粒度以下の選別物がシュート23を介して下方の排出コンベア30上に導かれる。
パワーユニット25は、本体フレーム7上の前側に搭載されている。パワーユニット25の重心は走行体1よりも前方にあり、他の搭載機器と合わせた全体の重心が走行体1上に来るようにレイアウトされている。また特に図示していないが、自走式スクリーンの駆動源であるエンジンや、このエンジンにより駆動される少なくとも1つの油圧ポンプ、この油圧ポンプから各駆動装置に供給される圧油を制御する複数のコントロールバルブ等がパワーユニット25に内蔵されている。
排出コンベア30は、振動スクリーン15を通過したスクリーン17の目の大きさよりも粒度の小さな選別物を搬送し機体前方に排出するもので、コンベアフレーム35と、コンベアフレーム35の前後両端にそれぞれ回転自在に設けた駆動輪36及び従動輪(不図示)と、駆動輪36及び従動輪37に掛け回したコンベアベルト38と、駆動輪36に連結した図示しない駆動装置(排出コンベア用油圧モータ)とを備えている。駆動装置39によって駆動輪36を回転させることによって駆動輪36及び従動輪37間でコンベアベルト38が循環駆動する。コンベアフレーム35は、振動スクリーン15の下部のシュート23の下方位置からパワーユニット25の上方を通して前方に向かって上り傾斜となるように設けられている。また、コンベアフレーム35の搬送方向中間部はパワーユニット25における本体フレーム7の前方側に突出した突出部32に支持部材31を介して支持され、上流側の部分は支持部材33を介して支持架台9のボトムフレーム10上に支持されている。なお、コンベアフレーム35は自走式スクリーンを輸送する際に一般道路の輸送制限高さに収めるために排出コンベア30の前半部分を地面にほぼ平行に屈曲させられるようになっている。また特に図示していないが、排出コンベア30には、従動輪側に公知のベルト張り調整機構が設けられている。
サイドコンベア26は、振動スクリーン15のスクリーン17を通過せずスクリーン17の後方から排出された粒度の大きな選別物を機体の側方(本例では左側)に搬送し排出するもので、搬送手段としての基本構成は排出コンベア30と同様である。このサイドコンベア26は、トレーラ等により自走式スクリーンを輸送する際に一般道路の輸送制限幅に収まるように前方に回動させたあと機体側部に沿って起立させた姿勢で収納することができるようになっている。
ここで、本発明の要部である振動スクリーン15の構成について図2を参照してもう少し詳しく説明しておく。
振動スクリーン15の本体をなすスクリーンフレーム16の短手方向両側(本例では左右両側)の側壁は断面がコの字状に形成されており、これら短手方向両側の側壁は上下二段の支持ビーム、すなわち上段支持ビーム45及び下段支持ビーム46で連結されている。これらスクリーンフレーム16の内側に掛け渡された両支持ビーム45,46とも、例えばアングルやチャンネル、H型鋼等の鋼材により形成され、両端がボルト或いは溶接等の固定手段によってスクリーンフレーム16の内壁に対して固定されている。両支持ビーム45,46は、スクリーンフレーム16の長手方向(本例では前後方向)に等間隔に複数配置されている。これによって、スクリーンフレーム16に作業中の加振に耐え得る十分な剛性が与えられている。
また、スクリーンフレーム16の左右側壁の内壁面には、上段支持ビーム45よりも高位置にアングル等の鋼材で構成したスクリーン支持用の支持板47が取り付けられており、適宜構成されたスクリーン拘束用のスクリーン拘束部材48が更にその上方位置に取り付けられている。対して、スクリーン17は、その短手方向の両端部(本例では左右両端部)が上方に折り返されており、支持板47上に載置された状態で左右の折り返し部49が上記スクリーン拘束部48に把持されることによってスクリーンフレーム16の左右両側壁の内壁に端部が拘束され保持されている。
このとき、投入された被選別物のスクリーン中央部への集中を抑制し篩面の短手方向に被選別物を分散させる目的で、スクリーン17は上に凸形状となるように中間部(本例では短手方向中央部)を網支持部材50によって下部側から支持されている。この網支持部材50は、スクリーンフレーム16の長手方向(本例では前後方向)に延びるビーム51と、ビーム51に被せられたカバーゴム52とで構成されており、スクリーン17に対する当接部分に柔軟な材質を用いることで網支持部材50との接触によってスクリーン17が傷付かないように配慮されている。
しかし、被選別物を篩い分ける際にはスクリーン17は枠体16とともに加振されるので、投入される被選別物の重量によりスクリーン17の素線にかかる荷重は振動運動による被選別物との衝突・摩擦も相俟って非常に高い値となる。そのため、選別作業を反復して実施することによってスクリーンの素線の変形が弾性変形域から塑性変形域に移行するとスクリーンに緩みが発生してしまう。この場合、加振装置20により加わる振動がスクリーン17に効率良く伝わらず選別作業の効率が低下する。
そこで、本実施の形態の振動スクリーン15には、スクリーン17に生じる緩みを除去しスクリーン17に張りを与える緊張装置55が備えられている。次にその緊張装置55の詳細構成を説明していく。
図3は図2に示した緊張装置55の拡大図である。
図3に示すように、緊張装置55は、上段支持ビーム45と、上段支持ビーム45上に中央部に固定されたベース56、網支持部材50を支持するスライドフレーム57、ベース56及びスライドフレーム57を連結する複数のリンクアーム58及びリンクアーム58に保持された一対の雌ねじコマ59を有するパンタグラフ型のリンク部材60と、上記一対の雌ねじコマ59に螺合する雄ねじ部61を有するシャフト62とを備えている。
ベース56は、ボルト63及びナット64により上段支持ビーム45に固定され、リンク部材60を上段支持ビーム45に対して固定する取り付け部としての機能を果たすとともに、各リンクアーム58の下端部を回動自在に支持するブラケットの役割を果たす。
スライドフレーム57は、網支持部材50のビーム51の取り付け部としての機能を果たすとともに、各リンクアーム58の上端部を回動自在に支持するブラケットの役割も果たす。
リンクアーム58は、ベース56、スライドフレーム57にそれぞれ連結された上側アーム66と下側アーム67を互いに回動自在に連結したもので、上下アーム66,67の連結部分に雌ねじコマ59を設けている。
雌ねじコマ59は、その設置態様に限定はないが、例えば1つのリンク部材60に対して左右両側においてそれぞれ前後に2つずつ(計4つ)リンクアーム58を設ければ、前後に隣り合うリンクアーム58の間に介設することができる。また、雌ねじコマ59を各リンクアーム58のアーム66,67を連結するピンで支持する構成とすることもできる。いずれにしても、2つの雌ねじコマ59に1本のシャフト62を螺合することになるので、雌ねじコマ59は回動可能としてネジ穴の向きが厳密に水平方向に固定されない構成とすることが好ましい。
シャフト62は、スクリーン17の短手方向(本例では左右方向)に延び、両端部がスクリーンフレーム16の側壁に設けた小孔70に臨んでおり、またシャフト62の両端部は多角形(例えば正方形)の嵌合部71となっている。シャフト62の両端の嵌合部71には、シャフト62の回転操作用のハンドル72が選択的に着脱され、いずれかの嵌合部71にハンドル72のクランク穴を嵌め合わせてハンドル72を回すことでシャフト62が回転する。このとき、左右一対の雌ねじコマ59のネジ穴とシャフト62の雄ねじ部61のねじ山の向きは、シャフト62の回転に伴って雌ねじコマ59同士が逆方向に動くように設定されている。したがって、シャフト62はその場で回転し、それに伴って左右の雌ねじコマ59が互いに逆方向に移動してリンクアーム58の角度を変える。すなわち、雌ねじコマ59が互いに近付けばスライドフレーム57が上昇し、網支持部材50がスクリーン17を上に押圧する。雌ねじコマ59が互いに遠ざかればスライドフレーム57が下降し、網支持部材50がスクリーン17から離間する。
このような構成により、緊張装置55は、シャフト62の回転操作によってスライドフレーム57を網支持部材50とともに上下にスライドさせ、スクリーン17の緊張状態を調整する。
なお、この緊張装置55は、前後方向に複数設けられている。本実施の形態の場合、図1の小孔70の配置から判る通り、前後方向に4つの緊張装置55を配置している。但し本実施の形態では、各緊張装置55で網支持部材50は共用されており、前後方向に延びる1本の網支持部材50を各緊張装置55のリンク部材60で支持する構成としてある。各緊張装置55はそれぞれ個別に操作可能であり、各緊張装置55にハンドル72が個別に必要なければハンドル72は適宜共用すれば良い。また、シャフト62の両端部に嵌合部71を設ける必要がなければ(両側で操作可能な構成とする必要がなければ)嵌合部71はシャフト62の片側にのみ設ければ良い。
次に上記構成の本実施の形態に係る振動スクリーンを備えた自走式スクリーンの動作及び作用効果を説明する。
例えば図示しないホイールローダや油圧ショベル等の投入重機或いはコンベア等によって被選別物が投入されると、被選別物はホッパ18にガイドされて振動スクリーン15のスクリーン17上に落下して篩い分けられる。この篩い選別の結果、振動するスクリーン17を通過した所定粒度以下の選別物がシュート23を介して排出コンベア30上に導かれ、この排出コンベア30によって前方に搬送され機体前方に排出される。一方、スクリーン17を通過せずスクリーン17上に残留する所定粒度以上の選別物は、スクリーン17上を振動に伴ってスクリーン17の下り傾斜方向(本実施の形態では後方)に移動してサイドコンベア26上に落下し、サイドコンベア26によって搬送され機体側方(本実施の形態では左側)に排出される。
本実施の形態においては、前述したように緊張装置55を設けたことによって上記のような篩い分け作業に伴ってスクリーン17に弛みが生じてもシャフト62を回転操作してリンク部材60をジャッキアップすることで弛んだスクリーン17を再び張ることができる。
このとき、仮に網支持部材50を回動運動させてスクリーン17を押し上げる構成とした場合、スクリーン17に直交する方向への網支持部材50のストロークを十分に確保しようとすると網支持部材50の回動半径を大きくしなければならず、操作に必要な力もそれだけ大きくなる。加えて、スクリーン17にかかる衝撃力や慣性力を十分に支持することも難しい。
それに対し、本実施の形態の場合、網支持部材50を上下に直線運動させてスクリーン17に対して進退させる構成であるため、通常の使用で想定されるスクリーン17の変形量に対して網支持部材50のストロークを十分に確保することができ、なおかつ網支持部材50の設定ストロークを大きくすることで必要な操作力が増大することもない。また、スクリーン17にかかる衝撃力や慣性力を垂直に受けることができるので、支持反力を効率良く拘束することができ支持構造としての信頼性も高い。加えて、緊張装置55には強くねじりモーメントが作用する構成部品がないので、大きなねじりモーメントを受けるための必要以上の部品の大径化も不要である。
よって、本実施の形態によれば、網支持部材50のストロークを十分に確保することができるので、長期に亘ってスクリーンの緊張と弛緩を繰り返すうちに進行するスクリーンの変形にも柔軟に対応することができ、また操作力を効率的に網の張力に変換することができる。ひいては、まだスクリーン17に長期間繰り返し張りを与えることができることとなるので、不必要なスクリーン17の交換を抑制することもできる。
また、本実施の形態のようなネジを使ったジャッキ状の構成は上下に直線運動するものであるが故、スクリーン17の中央下部に単に設置しても作業者の手が届かず操作が難しい。また、油圧や電動によって駆動する構成とすることも考えられるが、使用頻度や部品点数、部品の重量を考慮すればできるだけ簡素で安価な構成としたい。
そこで本実施の形態では、シャフト62を緊張装置55の左右に延ばし、ハンドル72を嵌め合わせるシャフト62の端部をスクリーンフレーム16の側壁に設けた小孔20に臨ませることにより、作業者が容易に緊張装置55を操作することができる。
また、従来から広く知られているようにスクリーンの両端部にネジや楔等でモーメントを与えてスクリーンを反らせるような場合、複数の作業者で協力して両側のネジや楔を操作したり、一人であればスクリーンの両側に作業者が回り込んで片側ずつネジや楔を調整したりしなければならない。そのため、スクリーンの緊張操作や交換作業には少なからず手間や時間を要していた。
これに対しても、本実施の形態における緊張装置55は、シャフト62の左右いずれかの嵌合部71にハンドル72を取り付けて片側のみで操作することができるので、例えば左右両側で二人の作業者により協力して操作する必要もなく、一人の作業者が片側でハンドル72を操作するのみで緊張装置55を容易に操作することができる。したがって、スクリーン17の張り調整や交換に要する手間や時間を軽減することができる。
図4は本発明の第2の実施の形態に係る振動スクリーンに備えられた緊張装置の構成図であり、図3に対応した図示態様となっている。図4において既出図面と同様の部分は既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、本実施の形態における緊張装置55Bが第1の実施の形態の緊張装置55と相違する点は、第1の実施の形態のスライドフレーム57に対してリンク部材60Bのスライドフレーム57Bを左右方向に延長した点、及びそのスライドフレーム57B上にスライドフレーム57Bの延在方向に複数(本例では3つ)の網支持部材50a〜50cを並べた点である。
スライドフレーム57Bの長さ(左右方向寸法)はスクリーン17の短手方向(左右方向)の長さ寸法の半分程度であり、スライドフレーム57Bの左右の中央位置はスクリーン17の左右の中央位置に一致している。このとき、ベース56及び各リンクアーム58の形状や大きさ等は第1の実施の形態と同様であり、本実施の形態の場合、スライドフレーム57Bは長手方向中央部近傍(中央の網支持部材50bの両側位置)を複数のリンクアーム58で支持されている。
一方、網支持部材50a〜50cはこのスライドフレーム57B上にスクリーン17の短手方向幅の1/4ピッチの間隔で列設され、両側の網支持部材50a,50cはスライドフレーム57Bの両端部近傍に、中央の網支持部材50bはスライドフレーム57Bの中央部にそれぞれ配置されている。また、スクリーン17の反りに併せて中央の網支持部材50bは両側の網支持部材50a,50cよりも上端が高くなるように高さ調整されている。各網支持部材50a〜50cの構成は第1の実施の形態の網支持部材50と同様である。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態においてもシャフト62の回転操作によって緊張装置55Bをジャッキアップすることができるので、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。加えて、本実施の形態の場合、等間隔に配置した複数の網支持部材50a〜50cでスクリーン17を支持することにより、振動するスクリーン17の振幅を抑えることができる。すなわち、第1の実施の形態においてスクリーン17は両端のスクリーン拘束部材48と中央の網支持部材50の3点で支持されており、スクリーン拘束部材48と網支持部材50と間の間隔はスクリーン幅の1/2となっている。それに対し、本実施の形態では支持位置の間隔がスクリーン幅の1/4に狭まっているため、振動による振幅が第1の実施の形態に比べて小さい。これにより、加振装置20による振動がより効率的にスクリーン17に反映され、選別効率が向上する。
図5は本発明の第3の実施の形態に係る振動スクリーンに備えられた緊張装置の構成図であり、図3に対応した図示態様となっている。図5において既出図面と同様の部分は既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、本実施の形態における緊張装置55Cが第2の実施の形態の緊張装置55Bと相違する点は、各リンクアーム58がスライドフレーム57Cの端部近傍を支持している点である。
本実施の形態において、複数の網支持部材50a〜50cの位置は第2の実施の形態と同様であるが、両側の網支持部材50a,50bの外側にリンクアーム58が連結されているため、このリンクアーム58が連結するスペースを確保した分だけ、第2の実施の形態のスライドフレーム57Bに対して本実施の形態のスライドフレーム57Cは左右に長くなっている。また、リンクアーム58の位置が左右方向の外側に移動した分、リンクアーム58の下側を連結するベース56Cも左右方向に長くなっており、ベース56と各リンクアーム58の連結位置は、前述した各実施の形態に比べて上段支持ビーム45の両端部に近付いている。
その他の構成は第2の実施の形態と同様である。
本実施の形態においてもシャフト62の回転操作によって緊張装置55Cをジャッキアップすることができるので、前述した各実施の形態と同様と同様の効果を得ることができ、複数の網支持部材50a〜50cでスクリーン17を支持することで第2の実施の形態と同様にスクリーン17の剛性を高めて選別作業効率を向上させることができる。
加えて、スクリーン17の衝撃力や慣性力は、スクリーンフレーム16に固定された上段支持ビーム45に緊張装置55Cを介して拘束される。この点を考慮した場合、本実施の形態では、リンクアーム58とベース56Cとの連結箇所が上段支持ビーム45の両端部に近い分だけ、スクリーン17の衝撃力や慣性力を上段支持ビーム45の両端部近傍に伝えることができる。これにより、上段支持ビーム45にかかるモーメントを抑え、上段支持ビーム45の撓みを抑制することができるので、スクリーン17の剛性をより向上させて選別作業効率をさらに高めることができる。
図6は本発明の第4の実施の形態に係る振動スクリーンに備えられた緊張装置の構成図であり、図3に対応した図示態様となっている。図6において既出図面と同様の部分は既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、本実施の形態における緊張装置55Dが第2の実施の形態の緊張装置55Bと相違する点は、スライドフレーム57Dがスクリーン17の選別物の通過範囲の幅に亘ってシャフト62の上方をカバーしている点である。
図6に示した通り、本実施の形態において緊張装置55Dを構成するリンク部材60Dのスライドフレーム57Dが、左右のスクリーン拘束部材48の下方位置まで延在している。このスライドフレーム57Dは例えばアングル材やチャンネル材等の前後方向に幅を持った鋼材で構成されており、これがシャフト62に対して選別物の落下方向の上流側に位置してシャフト62の泥除けの役割を果たしている。
その他の構成は第2の実施の形態と同様である。
本実施の形態においてもシャフト62の回転操作によって緊張装置55Dをジャッキアップすることができるので、前述した各実施の形態と同様と同様の効果を得ることができ、複数の網支持部材50a〜50cでスクリーン17を支持することで第2の実施の形態と同様にスクリーン17の剛性を高めて選別作業効率を向上させることができる。加えて、本実施の形態の場合、スライドフレーム57Dが選別物の落下範囲においてシャフト62をカバーしているので、シャフト62への選別物の衝突を抑制することができる。これにより緊張装置55Dの操作の主要部品であるシャフト62の変形やシャフト62への選別物の付着を抑制することができる。
図7は本発明の第5の実施の形態に係る振動スクリーンに備えられた緊張装置の構成図であり、図3に対応した図示態様となっている。図7において既出図面と同様の部分は既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の緊張装置55Eは図5に示した第3の実施の形態と図6に示した第4の実施の形態の各緊張装置55C,55Dの特徴を組み合わせた実施の形態であり、ベース56Eが延長されてリンクアーム58がスクリーンフレーム16の側壁に近く配置され、かつスライドフレーム57Eは選別物の落下範囲においてシャフト62をカバーしている。また、網支持部材50a〜50cは複数設けられている。その他の構成は前述した各実施の形態と同様である。
このような構成とすることにより、第3の実施の形態と第4の実施の形態の効果を併せ持つことができる。そして、この例に限らず、前述した各実施の形態は適宜組み合わせ可能であり、構成の組み合わせによりそれぞれの効果を併せ持つことができる。
図8は本発明の第6の実施の形態に係る振動スクリーンに備えられた緊張装置の構成図であり、スクリーン17の長手方向に沿った鉛直面で切断した振動スクリーンの断面図を表している。図8において既出図面と同様の部分は既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、本実施の形態における緊張装置55Fが前述した各実施の形態の緊張装置と相違する点は、シャフト62Fがスクリーン17の長手方向(この場合前後方向)に沿って延びる形状とした点にある。
本実施の形態では、前の各実施の形態に用いられていた上段支持ビーム45に代わってスクリーン17の長手方向(本例では前後方向)に延びる支持ビーム45Fがスクリーン17の下部に延在している。この支持ビーム45Fの両端は、スクリーンフレーム16の前後の側壁に対して固定されている。そして、緊張装置55Fのリンク部材60Fを構成するベース56F、スライドフレーム57Fも支持ビーム45Fに沿って前後方向に延び、ベース56とスライドフレーム57Fの両端部を連結するリンクアーム58に設けられた前後一対の雌ねじコマ59にシャフト62Fが通されている。
本例の場合、シャフト62Fの前端の嵌合部71のみがスクリーンフレーム16の前方側壁の小孔70に臨んでおり、振動スクリーンの前方からハンドル72で緊張装置55Fを操作する構成としているが、スクリーンフレーム16の後方側壁に小孔70を設けて振動スクリーンの後方から緊張装置55Fを操作する構成、又は前後いずれからでも操作可能な構成とすることもできる。スライドフレーム57Fについては前の各実施の形態と同様にスクリーン17の長手方向に延在している。
その他の構成は前の各実施の形態と同様である。このような構成としてもシャフトをスクリーン17の短手方向に延ばした構成と同様の効果を得ることができ、前の実施の形態の各特徴を適宜適用することで適用した特徴による効果を奏することができる。
図9は本発明の第7の実施の形態に係る振動スクリーンに備えられた緊張装置の構成図であり、図3に対応した図示態様となっている。図9において既出図面と同様の部分は既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、本実施の形態における緊張装置55Gが第1の実施の形態の緊張装置55と相違する点は、スライドフレーム57Gを上下にスライドさせる機構にある。
図9に示した通り、本実施の形態の緊張装置55Gは、網支持部材50を支持するスライドフレーム57Gと、スライドフレーム57Gの両端部に設けた雌ねじコマ75と、雌ねじコマ75を螺合させた雄ねじ部材76とを備えている。
スライドフレーム57Gは、チャンネルやアングル、H型鋼等の鋼材で構成されており、スクリーンフレーム16の内側においてスクリーン17の短手方向(左右方向)に渡されている。スライドフレーム57Gの両端部は、スクリーンフレーム16の側壁に設けた小孔70に臨んでおり、これら両端部には雌ねじコマ75を回転自在に保持するブラケット77が固定されている。雌ねじコマ75はブラケット77に保持された状態で縦軸周りに回転自在となっている。
なお、スライドフレーム57Gは、例えば第1の実施の形態の上段支持ビーム45に代えて設けられる要素、すなわち支持ビームとしても機能する部材としても良いし、上下段の支持ビーム45,46に加えて設ける要素、すなわち単純に第1の実施の形態のスライドフレーム57と同じ役割を果たす部材として設けても良い。
一方、雄ねじ部材76はその周胴部にねじ山を切った棒状の部材であり、例えばボルト類が使用できる。雄ねじ部材76は、スクリーンフレーム16の左右の側壁の外壁面における小孔70の上下位置に設けたブラケット78,79と、これらブラケット78,79の間に位置するスライドフレーム57Gのブラケット77に通されている。上側のブラケット78は雄ねじ部材76を通す穴(不図示)にねじ山を設ける必要はなく、下側のブラケット79に設けたネジ穴(不図示)に螺着することにより、上下に延在する姿勢でスクリーンフレーム16に支持されている。雌ねじコマ75はネジ穴(不図示)を持つ部材であり、ブラケット78,79の間で雄ねじ部材76に螺合している。この雌ねじコマ75には、例えばナット類を適宜使用することができる。
例えばスパナのような工具を用いて回転操作すると雄ねじ部材76に沿って上下に移動する。本実施の形態では、これによりスライドフレーム57G及び網支持部材50を上下にスライドさせ、スクリーン17の張り状態を調整する構成となっている。その他の構成は第1の実施の形態と同様であり、また本実施の形態において例えば第2の実施の形態のように複数の網支持部材50a〜50cをスライドフレーム57G上に複数設置することも考えられるし、第7の実施の形態のようにスライドフレーム57Gを前後方向に延在する構成に適用することもできる。
本実施の形態においては、スライドフレーム57Gを上下動させるのに左右両側の雌ねじコマ75を操作する必要があるが、この点を除いて先に説明した各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、以上の各実施の形態では、一段のスクリーン17によって所定粒度より大きいか小さいかの2つのグループに被選別物を分ける振動スクリーンに本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、2段以上のスクリーンを用いて粒度に応じて3つ以上のグループに被選別物を篩い分ける振動スクリーンにも本発明は適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る振動スクリーンを搭載した自走式スクリーンの全体構成を表す側面図である。 図1中のII−II断面による断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る振動スクリーンに備えられた緊張装置の構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係る振動スクリーンに備えられた緊張装置の構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係る振動スクリーンに備えられた緊張装置の構成図である。 本発明の第4の実施の形態に係る振動スクリーンに備えられた緊張装置の構成図である。 本発明の第5の実施の形態に係る振動スクリーンに備えられた緊張装置の構成図である。 本発明の第6の実施の形態に係る振動スクリーンに備えられた緊張装置の構成図である。 本発明の第7の実施の形態に係る振動スクリーンに備えられた緊張装置の構成図である。
符号の説明
1 走行体
2 トラックフレーム
7 本体フレーム
9 支持架台
15 振動スクリーン
16 スクリーンフレーム(枠体)
17 スクリーン(網部材)
18 ホッパ(あおり)
20 加振装置
23 シュート
25 パワーユニット
26 サイドコンベア
30 排出コンベア
45,45F 上段支持ビーム
46 下段支持ビーム
47 支持板
48 スクリーン拘束部材
49 折り返し部
50,50a〜c 網支持部材
51 ビーム
52 カバーゴム
55,55B〜G 緊張装置
56,56F ベース
57,57B〜G スライドフレーム
58 リンクアーム
59 雌ねじコマ
60,60B,F,F リンク部材
61 雄ねじ部
62,62F シャフト
63 ボルト
64 ナット
66 上側アーム
67 下側アーム
70 小孔
71 嵌合部
72 ハンドル
75 雌ねじコマ
76 雄ねじ部材
77〜79 ブラケット

Claims (5)

  1. 支持架台に振動可能に支持された枠状のスクリーンフレームと、前記スクリーンフレームの内壁に端部が拘束された網部材と、前記スクリーンフレームを加振する加振装置とを備えた振動スクリーンにおいて、
    前記網部材の中間部を下部側から支持する網支持部材と、
    前記スクリーンフレームに支持され、前記網支持部材を上下方向にスライドさせて前記網部材の緊張状態を調整する緊張装置と
    を備えたことを特徴とする振動スクリーン。
  2. 請求項1の振動スクリーンにおいて、前記緊張装置は、
    前記スクリーンフレームの内側に掛け渡された支持ビームと、
    前記支持ビーム上に固定されたベース、前記網支持部材を支持するスライドフレーム、前記ベース及び前記スライドフレームを連結する複数のリンクアーム、及び前記リンクアームに保持された一対の雌ねじコマを有するパンタグラフ型のリンク部材と、
    前記一対の雌ねじコマに螺合する雄ねじ部を有し、端部が前記スクリーンフレームの側壁に設けた小孔に臨むシャフトと、
    前記シャフトの両端部に選択的に着脱可能なシャフト回転操作用のハンドルとを備え、
    前記シャフトの端部に前記ハンドルを装着し前記シャフトを回転操作することにより前記スライドフレームを上下にスライドさせることを特徴とする振動スクリーン。
  3. 請求項2の振動スクリーンにおいて、
    前記スライドフレーム上には前記網支持部材が前記スライドフレームの延在方向に並べて複数設置されており、
    前記複数のリンクアームは、前記スライドフレームの長手方向中央部近傍又は前記スライドフレームの端部近傍を支持している
    ことを特徴とする振動スクリーン。
  4. 請求項3の振動スクリーンにおいて、前記スライドフレームは、前記網部材の選別物の通過範囲の幅に亘って前記シャフトの上方をカバーしていることを特徴とする振動スクリーン。
  5. 請求項1の振動スクリーンにおいて、前記緊張装置は、
    前記スクリーンフレームの内側に渡され前記スライドフレームの延在方向に並べて複数設置された前記網支持部材を支持し、両端部が前記スクリーンフレームの側壁に設けた小孔に臨むスライドフレームと、
    前記スライドフレームの両端部に回転自在に保持された雌ねじコマと、
    上下に延在する姿勢で前記スクリーンフレームに支持され、前記雌ねじコマを螺合させた雄ねじ部材とを備え、
    前記雌ねじコマを回転操作することにより前記スライドフレームを上下にスライドさせることを特徴とする振動スクリーン。
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