JP2013233477A - 選別機 - Google Patents

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Abstract

【課題】グリッドバーの交換作業の負担を軽減することができる選別機を提供する。
【解決手段】被選別物を粒度に応じて選別する振動スクリーン5と、振動スクリーン5の前段に配置された粗選別装置24とを備え、粗選別装置24は、ベースフレーム72と、ベースフレーム72に連結した篩部材73とを有していて、篩部材73は、ベースフレーム72に対して一方側を支点にして上下方向に回動可能に連結された篩フレーム75と、篩フレーム75の一方側から他方側に掛け渡した複数のグリッドバー76とを有しており、グリッドバー76は、篩フレーム75に連結された他方側を支点に篩フレーム75に対して回動可能であるとともに、一方側が篩フレーム75の一方側に載置されて支持されており、軸88に取り付けたブラケット86に対して着脱し、軸88の径方向に抜き差し可能に構成されている。
【選択図】 図9

Description

本発明は被選別物を粒度に応じて選別する選別機に関する。
選別機には振動スクリーンによって被選別物を粒度に応じて篩い分けるものがあるが、投入される被選別物に振動スクリーンによる選別粒度を著しく超える大塊が多く含まれるような場合には、グリッドバーを並べて構成した篩部材を有する粗篩選別装置を振動スクリーンの前段に設置し、被選別物からグリッドバーの間隔よりも大きな大塊を予め除去するものがある(特許文献1等参照)。
特表2000−509644号公報
一般に上記粗篩選別装置のグリッドバーはその延在方向に傾斜しており、グリッドバーの間を通過しない大塊はグリッドバーの傾斜に沿って移動し落下するが、中にはグリッドバーとグリッドバーの間に引っ掛かる等して篩部材上に滞留するものもある。
そのため、この種の粗選別装置には、一端側を支点にして篩部材を起立させることによって大塊を積極的に落下させるものがある。この種の篩部材では枠型のフレームにグリッドバーを取り付けた構成が通常であるが、フレームの他端側においてグリッドバーを軸に回動可能に取り付けることによって、篩部材を起立させた際に各グリッドバーが回動して吊り下げ状態となって揺れ動くように構成したものがある。この構成においては、グリッドバーの振れが大塊除去に効果的に作用し、高いセルフクリーニング効果が期待される。
しかしながら、グリッドバーは投入される被選別物によって湾曲や磨耗を起こすため、傷んだものは交換しなければならない。ところが、従来の篩部材においては何枚ものグリッドバーを1本の軸を通して連結しているため、傷んだグリッドバーを交換するために健全なグリッドバーまで軸から取り外さざるを得ず、例えば1本のグリッドバーを交換するのにも相応の重量(例えば20kg/本程度)を有するグリッドバーを何本も着脱する作業を強いられ、必要以上に労力及び時間を浪費することがあった。
本発明の目的は、グリッドバーの交換作業の負担を軽減することができる選別機を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、被選別物を粒度に応じて選別する振動スクリーンと、この振動スクリーンの前段に配置された粗選別装置とを備え、前記粗選別装置は、ベースフレームと、このベースフレームに連結した篩部材とを有していて、前記篩部材は、前記ベースフレームに対して一方側を支点にして上下方向に回動可能に連結された篩フレームと、この篩フレームの一方側から他方側に掛け渡した複数のグリッドバーとを有しており、前記グリッドバーは、一方側が前記篩フレームの一方側に載置されて支持されるとともに、前記篩フレームに連結した他方側を支点に前記篩フレームに対して回動可能に取り付けられていて、前記篩フレームに着脱して前記支点の径方向に抜き差し可能に構成されていることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記グリッドバーは、前記篩フレームの他方側に設けた軸を支点に回動するブラケットにその他方側が着脱可能に連結されていることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、前記グリッドバーと前記ブラケットとを連結するキーをさらに備えていることを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明において、前記グリッドバーは、グリッドバー本体と、このグリッドバー本体の他端部に着脱可能な押え部材とを備えており、これらグリッドバー本体及び押え部材で前記篩フレームに設けた軸を挟み込んで前記篩フレームに連結されていることを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明において、前記グリッドバーは、その他方側に軸を有しており、前記篩フレームに設けたブラケット及びこのブラケットに着脱可能な押え部材とで前記軸が挟み込まれることにより、その他端部が前記篩フレームに連結されることを特徴とする。
第6の発明は、第1の発明において、前記グリッドバーは、その他端部に設けた切り欠き部と、この切り欠き部を開閉する閉止部材とを有しており、前記篩フレームに設けた軸を前記切り欠き部に入れて前記閉止部材で拘束することにより前記篩フレームに連結されることを特徴とする。
第7の発明は、第1の発明において、前記グリッドバーは、その他方側にフックを有しており、このフックを前記篩フレームに設けた軸に掛けることにより前記篩フレームに連結されることを特徴とする。
第8の発明は、第1の発明において、前記グリッドバーは、その他方側が前記篩フレームに設けたブラケットに対してピン又はボルトで連結されることを特徴とする。
第9の発明は、第8の発明において、前記グリッドバーと前記ブラケットとの連結位置が、隣接するグリッドバー同士でずれていることを特徴とする。
本発明によれば、グリッドバーの交換作業の負担を軽減することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る選別機の全体構成を表す側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る選別機の全体構成を表す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る選別機の格納時の全体構成を表す側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る選別機の格納時の全体構成を表す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る選別機に備えられたホッパコンベヤの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る選別機に備えられたホッパコンベヤの前面図である。 図5の一作業姿勢に対して篩部材の傾斜角を大きくした他の作業姿勢を表した図である。 篩部材をほぼ鉛直に起立させた排出姿勢を表した図である。 本発明の第1の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る選別機に備えられたグリッドバーの連結構造の拡大図である。 本発明の第2の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る選別機に備えられたグリッドバーの連結構造の拡大図である。 本発明の第3の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る選別機に備えられたグリッドバーの連結構造の拡大図である。 本発明の第4の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る選別機に備えられたグリッドバーの連結構造の拡大図である。 本発明の第4の実施の形態に係る選別機に備えられたグリッドバーの斜視図である。 本発明の第5の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図である。 本発明の第5の実施の形態に係る選別機に備えられたグリッドバーの連結構造の拡大図である。 本発明の第6の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図である。 本発明の第6の実施の形態に係る選別機に備えられたグリッドバーの連結構造の拡大図である。 本発明の第6の実施の形態に係る選別機に備えられたグリッドバーの斜視図である。 本発明の第7の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図である。 本発明の第7の実施の形態に係る選別機に備えられたグリッドバーの連結構造の拡大図である。 本発明の第8の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図である。 本発明の第8の実施の形態に係る選別機に備えられたグリッドバーの連結構造の拡大図である。
以下に図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
(1)第1の実施の形態
図1は本発明の第1の実施の形態に係る選別機の全体構成を表す側面図、図2はその平面図である。また、図3は図1の選別機の格納時の全体構成を表す側面図、図4はその平面図である。なお、図3及び図4においては後述するオーバーコンベヤ6及びミドルコンベヤ7のコンベヤベルトの一部を図示省略している。また、符号の向きに合わせて図面を見た場合に図1−図4中の右左を機体の前後、図2、図4中の上下を機体の左右とする。
図1−図4に示した選別機は、走行体1と、被選別物を受け入れ部であるホッパコンベヤ3と、このホッパコンベヤ3に受け入れた被選別物を前方に搬送するメインコンベヤ4と、このメインコンベヤ4から供給された被選別物を粒度に応じて3つの粒度に選別する振動スクリーン(篩装置)5と、振動スクリーン5で篩い分けられた最も粒径の大きな選別物を搬出するオーバーコンベヤ6と、振動スクリーン5で篩い分けられた中間粒径の選別物を搬出するミドルコンベヤ7と、振動スクリーン5で篩い分けられた最も粒径の小さな選別物を搬出するアンダーコンベヤ8と、搭載機器の動力源を内蔵したパワーユニット(動力装置)9とを備えている。
走行体1は、左右一対の走行装置10と、これら走行装置10上に設けた本体フレーム11とで構成されている。走行装置10は、左右のトラックフレーム12と、これらトラックフレーム12の前後にそれぞれ設けた従動輪13及び駆動輪14と、出力軸を駆動輪14に連結した走行用油圧モータ15と、左右の従動輪13及び駆動輪14にそれぞれ掛け回した無限軌道履帯16とを備えている。本体フレーム11は、トラックフレーム12の上部に連結され、前後方向に延在している。
ホッパコンベヤ3は、装置ボディ20と、装置ボディ20に支持されたホッパ21及び送りコンベヤ22(図2、図5等参照)と、ホッパ21の上部に設けた粗選別装置(固定篩)24とを備えている。装置ボディ20は、その前側部分が本体フレーム11の後部上面に固定されることで支持されている。また、選別作業運転の際には、装置ボディ20の後側部分に設けた支持脚23を下方に延ばして図1に示したように接地して安定性を高めることができる。ホッパ21は投入された被選別物を受け入れるものであって、その内壁面は下方に縮径していて、受け入れた被選別物を送りコンベヤ22の搬送面上に導く役割を果たす。送りコンベヤ22は、前方に水平もしくは上り傾斜に延在している。また、粗選別装置24は、篩面が機体右側に下るように傾斜していて、被選別物が投入された際に篩面上に残った岩石や礫等の大きな異物(以下「大塊」)を機体右側に落下させる(傾斜の向きはこの例に限らず、機体の後方側又は左側に大塊を落下させる構成とする場合もある)。
メインコンベヤ4は、送りコンベヤ22で搬送された被選別物を振動スクリーン5に供給するものであり、送りコンベヤ22の放出端の下方に位置する基端部から振動スクリーン5の篩面の前端部近傍の上方に位置する放出端まで上り傾斜に延在している。このメインコンベヤ4は、コンベヤフレーム26と、コンベヤフレーム26の前後両端に回転自在に設けたヘッドプーリ及びテールプーリ(図示せず)と、ヘッドプーリ及びテールプーリに掛け回したコンベヤベルト27(図2参照)と、ヘッドプーリに連結したメインコンベヤ用油圧モータ28とを備えており、メインコンベヤ用油圧モータ28でヘッドプーリを駆動させることによってヘッドプーリ及びテールプーリ間でコンベヤベルト27を循環駆動させる。また、コンベヤフレーム26の基端側は、ホッパコンベヤ3の左右のフレーム25に対して回動軸(図示せず)を介して上下に揺動可能に連結されている。コンベヤフレーム26の放出端側は、振動スクリーン5のベースフレーム35に対してリンクアーム29を介して連結されている。コンベヤフレーム26は、稼動時には基端から放出端にかけて直線状に延在するが、移動時等には途中の関節部でピン30(図3参照)を支点に放出端側が基端側に対して下方に屈曲可能な構成となっている。
振動スクリーン5は、枠状の装置本体31の内部に装着された上下二段の篩部材(図示せず)で被選別物を3つの粒度に選別する。装置本体31は振動スクリーン5のベースフレーム35上に弾性体(例えばバネ)を介して振動可能に支持されている。ベースフレーム35の後部側は、本体フレーム11の前部に固定した支持部材32に回動軸(図示せず)を介して連結されている。支持部材32は本体フレーム11に対して上方に突出しており、振動スクリーン5の回動軸はこの支持部材32の上端部近傍に位置している。ベースフレーム35の前部側は、支持棹33を介して支持部材32に連結されている。また、装置本体31に装着された上下の篩部材は、下段に比べて上段の目が粗くなっていて、最も大きな粒度群(オーバーサイズと適宜記載する)の選別物が上段の篩部材上に、それよりも粒径が小さく上段の篩部材を通過した選別物のうちで比較的大きな粒度群(ミドルサイズと適宜記載する)の選別物が下段の篩部材上にそれぞれ残り、最も小さな粒度群(アンダーサイズと適宜記載する)の選別物が下段を通過する。稼動時の振動スクリーン5の姿勢は後方に下り傾斜であり(図1参照)、上下の篩部材の篩面が後方に下る方向に傾斜するので、上下の各篩部材上に残ったオーバーサイズ及びミドルサイズの選別物は装置本体5の振動に伴って篩面上を下り落ちる。下段の篩部材を通過したアンダーサイズの選別物は振動スクリーン5を通過して下方に落下する。
また、この振動スクリーン5の周囲には振動スクリーン5のメンテナンスの際の足場として利用するためのメンテナンスフロア60が設置されている。メンテナンスフロア60は、振動スクリーン5の前部に設けた前部メンテナンスフロア61(図2参照)と、振動スクリーン5の左右の側部に設けた側部メンテナンスフロア62とを含む。側部メンテナンスフロア62は篩装置フレーム35の左右の側面に直接取り付けられているのに対し、前部メンテナンスフロア61は、篩装置フレーム35の前部に設けた左右の支持アーム64を介して篩装置フレーム35に取り付けられている。前部メンテナンスフロア61及び側部メンテナンスフロア62には安全柵63が設置されている。このメンテナンスフロア60の構成についてはまた後で説明する。
オーバーコンベヤ6は、振動スクリーン5の上段の篩部材の篩面上を移動して落下したオーバーサイズの選別物を搬送し機体側方の一方側(本例では左側)に排出するものであり、放出端に向かって斜めに立ち上がるように配置されている。このオーバーコンベヤ6は、コンベヤフレーム36と、コンベヤフレーム36の両端に回転自在に設けたヘッドプーリ及びテールプーリ(図示せず)に掛け回したコンベヤベルト37と、ヘッドプーリに連結したオーバーコンベヤ用油圧モータ38と、振動スクリーン5の上段の篩部材の放出端部から延びるシュート34が臨むようにコンベヤフレーム36上に設けたホッパ39とを備えており、オーバーコンベヤ用油圧モータ38でヘッドプーリを駆動させることによってヘッドプーリ及びテールプーリ間でコンベヤベルト37を循環駆動させ、ホッパ39で受けたオーバーサイズの選別物を機体側方(左方)に搬出する。また、コンベヤフレーム36の基端部は、本体フレーム11に対して回動軸(図示せず)を介して上下に揺動可能に連結されていて、オーバーコンベヤ揺動シリンダ(図示せず)によって上下に揺動する。また、コンベヤフレーム36は途中の関節部でピン(図示せず)を支点に基端側に対して放出端側が選別物搬送方向に向かって左側(機体後方側)に屈曲可能になっていて、移動時等にはオーバーコンベヤ格納シリンダ(図示せず)によって放出端側が機体後方に折り畳まれる(図3参照)。
ミドルコンベヤ7は、振動スクリーン5の下段の篩部材の篩面上を移動して落下したミドルサイズの選別物を搬送し機体側方の他方側(本例では右側)に排出するものであり、アンダーコンベヤ6の前隣に位置している。ミドルコンベヤ7はオーバーコンベヤ6とほぼ同様の構成であり、コンベヤフレーム41と、コンベヤフレーム41の両端に回転自在に設けたヘッドプーリ及びテールプーリ(図示せず)に掛け回したコンベヤベルト42と、ヘッドプーリに連結したミドルコンベヤ用油圧モータ43と、振動スクリーン5の下段の篩部材の放出端部から延びるシュート(図示せず)が臨むようにコンベヤフレーム41上に設けたホッパ(図示せず)とを備えており、ミドルコンベヤ用油圧モータ43でヘッドプーリを駆動させることによってヘッドプーリ及びテールプーリ間でコンベヤベルト42を循環駆動させ、ホッパで受けたミドルサイズの選別物を機体側方(右方)に搬出する。また、コンベヤフレーム41の基端部は、本体フレーム11に対して回動軸(図示せず)を介して上下に揺動可能に連結されていて、ミドルコンベヤ揺動シリンダ44によって上下に揺動する。また、コンベヤフレーム41は途中の関節部でピン45(図3参照)を支点に基端側に対して放出端側が選別物搬送方向に向かって右側(機体後方側)に屈曲可能になっていて、移動時等にはミドルコンベヤ格納シリンダ46(図3参照)によって放出端側が機体後方に折り畳まれる(図3参照)。
アンダーコンベヤ8は、振動スクリーン5の下段の篩部材を通過したアンダーサイズの選別物を搬送し機体前方に排出するものであり、振動スクリーン5の下方から機体前方に上り傾斜に延在している。このアンダーコンベヤ8は、コンベヤフレーム51と、コンベヤフレーム51の両端に回転自在に設けたヘッドプーリ及びテールプーリ(図示せず)に掛け回したコンベヤベルト52と、ヘッドプーリに連結したアンダーコンベヤ用油圧モータ53とを備え、アンダーコンベヤ用油圧モータ53でヘッドプーリを駆動させることによってヘッドプーリ及びテールプーリ間でコンベヤベルト52を循環駆動させ、アンダーサイズの選別物を機体前方に搬出する。また、コンベヤフレーム51の基端部は、本体フレーム11の前部の支持部材32の上下方向の中間部に対して回動軸(図示せず)を介して上下に揺動可能に連結されている。コンベヤフレーム51の中間部は、篩装置揺動シリンダ54を介して支持部材32の下端部近傍に、支持棹55を介して振動スクリーン5のベースフレーム35にそれぞれ連結されており、篩装置揺動シリンダ54の伸縮に伴って篩装置8及びメインコンベヤ4とともにアンダーコンベヤ8が上下に揺動する。アンダーコンベヤ8はまた、その基端側に対してピン56を介して放出端側が上方に折り曲げ可能な構成であり、基端側の先端部近傍がアンダーコンベヤ揺動シリンダ57を介して振動スクリーン5のベースフレーム35に連結されるとともに、放出端側はアンダーコンベヤ格納シリンダ58を介して基端側に連結されている。アンダーコンベヤ揺動シリンダ57の伸縮に伴って振動スクリーン5やメインコンベヤ4とは別個に本体フレーム11に対してアンダーコンベヤ8が単独で上下に揺動し、アンダーコンベヤ格納シリンダ58の伸縮に伴ってアンダーコンベヤ8の放出端側が基端側に対して上下に揺動する。したがって、このアンダーコンベヤ格納シリンダ58は、アンダーコンベヤ8の放出端側を基端側に対して上方に折り曲げるコンベヤ折曲手段として機能する。
パワーユニット9は、エンジンや油圧ポンプ、コントロールバルブ等、機体各所に搭載した作動装置の動力源を内蔵しており、本体フレーム11上の走行装置10の上方位置に搭載されている。このパワーユニット9は、メインコンベヤ4の下側で、かつ、ホッパコンベヤ3とオーバーコンベヤ6の間に位置している。
図5は上記ホッパコンベヤ3の斜視図、図6は前面図である。
前述したように、ホッパコンベヤ3は、装置ボディ20と、装置ボディ20に支持されたホッパ21及び送りコンベヤ22と、ホッパ21の上部に設けた粗選別装置24とを備えている。装置ボディ20は、左右両側及び後側の鉛直壁面からなる上下及び前方が開放されたコの字状の部材であり、装置ボディ20は、前側部分が本体フレーム11の後部上面に固定されて支持されている。また、装置ボディ20の後部の左右の角部には、運転時に接地させるための支持脚23が設けられていて、支持脚23は、突出量を調整して装置ボディ20に対してピン71で固定される。送りコンベヤ22は、ホッパ21とともに装置ボディ20の内側に固定されていて、その前端部はメインコンベヤ4の後端部の上方に位置している。送りコンベヤ22はメインコンベヤ4等と同じベルトコンベヤであるが、他の種のコンベヤであっても構わない。ホッパ21は下部開口(図示せず)が送りコンベヤ22の搬送面の上方に位置している。下部開口の開口幅は、送りコンベヤ22のベルト幅と同程度かそれよりも狭い。
粗選別装置24は、振動スクリーン5の前段に配置され、振動スクリーン5に供給される被選別物から予め大塊を除去するものであり、枠型のベースフレーム72と、このベースフレーム72に連結した篩部材73とを有している。ベースフレーム72は、装置ボディ20の上部に備えられた同じく枠型の取り付けフレーム74に対してボルト等によって固定されている。篩部材73は、枠型の篩フレーム75と、この篩フレーム75の一方側(本実施の形態の図2では右側)から他方側(本実施の形態の図2では左側)に掛け渡した複数のグリッドバー76とを有している。
篩フレーム75は、ベースフレーム72の一方側に設けたブラケット77に対して一方側がピン78で連結されており、ピン78を支点にして上下方向に回動可能である。また、篩フレーム75とベースフレーム72には、シリンダ79の両端が連結されていて、シリンダ79の伸縮に伴って篩部材73が上下に回動し篩部材73の角度が変化する。図5の一作業姿勢に対して篩部材73の傾斜角を大きくした他の作業姿勢を図7に、篩部材73をほぼ鉛直に起立させた排出姿勢を図8に示した。
このとき、取り付けフレーム74の前後の少なくとも一方には支持部材80が設けられている。この支持部材80は取り付けフレーム74に固定したパイプ81に挿し込まれて上下方向に進退するようになっており、突出量を調整してパイプ81に対してピン82で固定することにより、図5や図7に示したような作業姿勢時において篩フレーム75を下方から支持し、シリンダ79への衝撃の伝達を抑制する。加えて、ベースフレーム72上には、一方側から他方側に向かって上面の高さが高くなるように形成された枠状のガイド部材83が設けられており、図5の作業姿勢にあるとき、篩フレーム75はガイド部材83の上面に接することによっても支持されていて、同時に、篩フレーム75とガイド部材83との間からの被選別物の漏洩が抑制されている。
図9は粗選別装置の部分拡大斜視図、図10はグリッドバーの連結構造の拡大図である。
グリッドバー76は、篩フレーム75の一方側(本実施の形態では機体右側)から他方側(本実施の形態では機体左側)に掛け渡されており、その延在方向と直交する方向(本実施の形態では機体前後方向)に複数並べて配置されている。各グリッドバー76の上面を含む平面が篩面となる。グリッドバー76はフラットバーで形成されており、断面は縦長の矩形状である。
ここで、図9に倣って篩部材73の後半部分の構成について説明する。本実施の形態における篩フレーム75には、着座部84、ベロ85、ブラケット86及びスペーサ87が備えられている。ベロ85は篩フレーム75の他方側の内壁部に取り付けたアングル93に対して前後方向に一定間隔で設置されていて、各ベロ85にはスペーサ87が通されている。隣接するベロ85に通されたスペーサ87の間には、ブラケット86及びスペーサ87が複数交互に配置されている。そして、これらベロ85、ブラケット86及びスペーサ87には、1本の軸88(図9及び図10において中心線を一点差線で示す)が前後方向に通されている。ブラケット86及びスペーサ87は軸88を中心に回転自在であり、この軸88とベロ85とによって前後方向への移動を拘束されている。ブラケット86とスペーサ87は一体化しても良い。
グリッドバー76の他端側は、ブラケット86の取り付け部89に一部重なっており、この重複部分をボルト90で締結することによってブラケット86に連結されており、ボルト90の着脱によってブラケット86に対して各グリッドバー76は着脱可能である。グリッドバー76の一端側には下方に突出したフック状の係止部91が備わっており、篩フレーム75の一方側に設けた波型の着座部84に載置され、係止部91が着座部84の波型の谷の部分に掛かって固定されている。
篩部材73の前半部分の構成は、前々段落及び前段落で説明した篩部材73の後半部分の構成と同様である。
以上のように、各グリッドバー76は、篩フレーム75に連結されたその他方側を支点に篩フレーム75に対して上下方向に回動可能であるとともに、その一方側が篩フレーム75の一方側に載置されて支持されている。特に本実施の形態においては、グリッドバー76の他端側が、篩フレーム75の軸88を支点に回動するブラケット86に着脱可能に連結されて、これによって個々のグリッドバー76が篩フレーム75の軸88の径方向に抜き差し可能に構成されている。
なお、篩フレーム75の上部にはあおり92が設けられている。このあおり92は、篩部材73の左側及び前後両側を囲うガイドであり、3面とも篩面に下る傾斜面になっている。投入重機等によって投入された被選別物が篩面の左側や前後にこぼれないようにする役割を果たす。
次に上記構成の選別機の動作及び作用効果を順次説明する。
例えば油圧ショベルといった投入重機等によって粗選別装置24に被選別物が投入されると、粗選別装置24によって大きな岩石や礫等の大塊が除去されて機体右側に排出され、粗選別装置24を通過した被選別物がホッパ21に受け入れられる。ホッパ21に受け入れられた被選別物は送りコンベヤ22によってホッパ21から搬出され、前方のメインコンベヤ4に乗り継いで振動スクリーン5に供給される。振動スクリーン5に供給された被選別物は上下段の篩部材(図示せず)で粒度選別され、オーバーコンベヤ6の搬送面には上段の篩部材(図示せず)上から最も大きな粒度群のオーバーサイズの選別物が、ミドルコンベヤ7の搬送面には下段の篩部材(図示せず)上から中間粒度群のミドルサイズの選別物が、アンダーコンベヤ8の搬送面には下段の篩部材を通過した最も小さな粒度群のアンダーサイズの選別物が導かれ、それぞれコンベヤ6−8によって機体の左方、右方、前方に搬出される。
本実施の形態によれば、前述したように作業時の粗選別装置24の傾斜角度は変更可能であり、被選別物に含まれ得る大塊が篩面上を移動し易いものである場合には図5に示した作業姿勢を採り、大塊が篩面上を移動し難いものである場合には図7に示したように傾斜角を大きくすることができる。また、粗選別装置24に大塊等が詰まった場合には、図8に示したように篩部材73をほぼ鉛直に起立させて大塊を落下させることができる。このとき、下側に来るグリッドバー76の一端側がフリーであるため、グリッドバー76が個々に揺れ動き、これが相乗して大塊をより効率的に除去することができる。
特に本実施の形態によれば、着脱したグリッドバー76を軸88の径方向に抜き差しすることができるので、各グリッドバー76を単独で着脱することができる。これにより、特定のグリッドバー76を交換するために他のグリッドバー76を軸88から取り外す必要がなく、必要最低限の作業量で目的のグリッドバー76を交換することができる。グリッドバー76は大塊の衝撃に耐え得る強度の確保のために相応の重量(例えば20kg/本程度)を有するところ、余計なグリッドバー76の着脱作業を回避することができるメリットは非常に大きく、グリッドバー76の交換作業の負担を軽減することができ、ひいては必要以上の労力及び時間の浪費を抑制することができる。
(第2の実施の形態)
図11は本発明の第2の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図、図12はグリッドバーの連結構造の拡大図であり、第1の実施の形態の図9及び図10に対応する図である。これらの図において、既に説明した部材と同じ部材については既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態が第1の実施の形態と相違する点は、グリッドバー76とブラケット86とを連結するキー94をさらに備えている点である。キー94はブラケット86の取り付け部89とグリッドバー76との重複部分の上面において、取り付け部89及びグリッドバー76に渡して設けられた切り欠き部に嵌め込まれており、被選別物の投入による衝撃荷重の反力をキー94で受ける構成としてある。その他の構成については、第1の実施の形態と同様である。
本実施形態の場合、第1の実施の形態と同様の効果に加え、選別物投入時の荷重が直接ボルト90に掛かることを抑制することができる。
(第3の実施の形態)
図13は本発明の第3の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図、図14はグリッドバーの連結構造の拡大図であり、第1の実施の形態の図9及び図10に対応する図である。これらの図において、既に説明した部材と同じ部材については既出図面と同符号を付して説明を省略する。但し、図9では篩部材の後半部分を図示していたのに対し、図13では前半部分を図示しており、篩フレーム75のブラケット77との連結部は図示省略しある。
本実施の形態が第1の実施の形態と相違する点は、グリッドバー76を分割構造として軸88を挟み込む構成とした点にある。具体的には、図14に示したように、グリッドバー76は、グリッドバー本体76aと、このグリッドバー本体76aの他端部に着脱可能な押え部材76bとを備えており、これらグリッドバー本体76a及び押え部材76bで篩フレーム75に設けた軸88を挟み込んで、その他端部が篩フレーム75に連結されている。
グリッドバー本体76aと押え部材76bとはボルト95で連結されている。押え部材76bは、グリッドバー76における軸88の上部に位置する部位であり、ボルト95はこの押え部材76bの上面から抜き差しされる。本実施の形態の場合、第1の実施の形態のブラケット86は必要なく、隣接するグリッドバー76の間にスペーサ87が各1つ配置され、隣接するグリッドバー76の間隔がスペーサ87によって確保されている。また、軸88とアングル93との隙間やグリッドバー本体76aの他端部の形状は、押え部材76bを取り外した際にグリッドバー本体76aを右方向(図14では左下方向)に引き抜けるように適宜設定されている。その他の構成については、第1の実施の形態と同様である。
本実施形態の場合によっても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
(第4の実施の形態)
図15は本発明の第4の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図、図16はグリッドバーの連結構造の拡大図、図17はグリッドバーの斜視図であり、図15及び図16は第3の実施の形態の図13及び図14に対応している。これらの図において、既に説明した部材と同じ部材については既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態が第3の実施の形態と相違する点は、各グリッドバー76の他方側の前面及び後面(図中の右面及び左面)に軸76cを突出させ、篩フレーム75に設けたブラケット97及びこのブラケット97に着脱可能な押え部材96とで軸76cを挟み込み、グリッドバー76の他端部を篩フレーム75に連結した点にある。ブラケット97は、各グリッドバー76の前後に位置するもので1つの組を構成し、ブラケット97の組が篩フレーム75のアングル93に対して前後方向に一定間隔で固定されている。押え部材96及びブラケット97は、互いの対向面に上下半割れの円形の溝を備えており、ボルト98によって締結される。ボルト98は上側のブラケット97の上面から抜き差しされる。したがって、ボルト98を抜き取って押え部材96を取り外せば、グリッドバー76はブラケット97の半円形の溝(言わばグリッドバー76の支点位置)から当該支点の径方向の外側に抜き取ることができる。本実施の形態の場合、各グリッドバー76が篩フレーム75と固定関係にあるブラケット97で支持されているため、前後方向の動きを拘束するスペーサ87やベロ85は不要である。その他の構成については、第3の実施の形態と同様である。
本実施形態の場合によっても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
(第5の実施の形態)
図18は本発明の第5の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図、図19はグリッドバーの連結構造の拡大図であり、第3の実施の形態の図13及び図14に対応している。これらの図において、既に説明した部材と同じ部材については既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態が第3の実施の形態と相違する点は、グリッドバー76の他方側の端面に切り欠き部99を設けるとともに、この切り欠き部99に当該切り欠き部99の開口部を開閉する閉止部材100を設け、篩フレーム75に設けた軸88を切り欠き部99に入れて閉止部材100で拘束することによって、グリッドバー76の他端部を篩フレーム75に連結した点にある。切り欠き部99の開口はグリッドバー76の延在方向に開口しており、閉止部材100には、例えばボルトやピン、ノックピン等を用いることができる。また、切り欠き部99の入口を塞ぐゲートを閉止部材100として設け、バネ等によって閉方向にゲートを付勢する構成とすることもできる。この場合、ゲートがその延在方向にスライドして切り欠き部99を開閉する構成も考えられるし、切り欠き部99の内側に倒れて開閉する構成も考えられる。後者の場合、軸88にゲートを押し付ければゲートが開いて軸88を切り欠き部99に収容した後に閉まるので、軸88にグリッドバー76を取り付ける作業がより簡便である。その他の構成については、第3の実施の形態と同様である。
本実施形態の場合によっても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
(第6の実施の形態)
図20は本発明の第6の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図、図21はグリッドバーの連結構造の拡大図、図22はグリッドバーの斜視図であり、図20及び図21は第3の実施の形態の図13及び図14に対応している。これらの図において、既に説明した部材と同じ部材については既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態が第3の実施の形態と相違する点は、グリッドバー76が、他方側の端部にフック101を有しており、このフック101を篩フレーム75に設けた軸88に掛けることによって他端部を篩フレーム75に連結した点にある。フック101は開口部を下側に向けた構成であり、軸88に対して上側から引っ掛けて軸88を抱え込むようになっている。図8に示したように篩部材73を起立させても軸88から外れることはない。その他の構成については、第3の実施の形態と同様である。
本実施形態の場合によっても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。また、グリッドバー76の着脱に工具が必要ないので交換作業がより容易である。
(第7の実施の形態)
図23は本発明の第7の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図、図24はグリッドバーの連結構造の拡大図であり、第4の実施の形態の図15及び図16に対応している。これらの図において、既に説明した部材と同じ部材については既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態が第4の実施の形態と相違する点は、グリッドバー76の他方側を、篩フレーム75に設けたブラケット102に対してピン103で連結した点にある。本実施の形態の場合、ピン103が軸の役割を果たす。ピン103に代えてボルトを用いることもできる。ブラケット102は、各グリッドバー76の前後に位置するもので1つの組を構成し、ブラケット102の組が篩フレーム75のアングル93に対して前後方向に一定間隔で固定されている。各組のブラケット102の間にグリッドバー76の他端部を入れ、ブラケット102及びグリッドバー76にピン103を通してピン103の頭にナット104を取り付けることで、グリッドバー76が篩フレーム75に取り付けられる。その他の構成については、第4の実施の形態と同様である。
本実施形態の場合によっても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
(第8の実施の形態)
図25は本発明の第8の実施の形態に係る選別機に備えられた粗選別装置の部分拡大斜視図、図26はグリッドバーの連結構造の拡大図であり、第7の実施の形態の図23及び図24に対応している。これらの図において、既に説明した部材と同じ部材については既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態が第7の実施の形態と相違する点は、グリッドバー76とブラケット102との連結位置を、隣接するグリッドバー76同士でずらした点にある。具体的には、本実施の形態のグリッドバー76とブラケット102の連結構造は、第7の実施の形態と同様のブラケット102に隣接して一段下がった位置にブラケット102Aが設置されている。このブラケット102Aに連結するグリッドバー76Aは、隣接するグリッドバー76よりも短く形成されており、他端部が下方に曲成されていて、この下方に突出した部分がブラケット102Aとの取り付け部になっている。グリッドバー76とブラケット102Aは、グリッドバー76とブラケット102と同じようにピン103及びナット104で連結されている。また、グリッドバー76,76Aは同一高さであって、同じ篩面を構成する。本実施の形態では、グリッドバー76,76Aが交互に配置されていて、その連結相手であるブラケット102,102Aの設置高さがことなるため、連結位置が隣接するもの同士で異なっている。また、グリッドバー76Aがグリッドバー76に比べて短い分、グリッドバー76Aの延長上となるようにアングル93に対してブラケット105を設け、このブラケット105によってグリッドバー76Aの篩面の不足分を補ってある。その他の構成については、第4の実施の形態と同様である。
本実施形態の場合によっても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。また、特に隣接するグリッドバー76,76Aでピン103の位置がずれているので、ピン103の抜き差しがし易く、グリッドバー76,76Aの交換作業がより容易である。
なお、以上においては、自走形式の選別機に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、定置式又は牽引走行式の選別機等にも本発明は適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
さらには、メインコンベヤ4により振動スクリーン5に被選別物を供給して粒度に応じて三分級し、分級した選別物をオーバーコンベヤ6、ミドルコンベヤ7及びアンダーコンベヤ8によって粒度別に三方向に排出する三分級タイプの選別機に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明の適用対象はこの型の選別機に限定されない。例えば、上下段の篩部材を持つ(三分級の機能を持つ)篩装置を搭載しつつも、オーバーコンベヤ6、ミドルコンベヤ7に相当するコンベヤのいずれかが省略されていて、下段の篩部材を通過したアンダーサイズの選別物をアンダーコンベヤ8に相当するコンベヤで搬出する一方で、上段又は下段の篩装部材で選別されたオーバーサイズ及びミドルサイズの選別物をオーバーコンベヤ6又はミドルコンベヤ7に相当する1本のサイドコンベヤで搬出する構成の選別機がある。また、そもそも篩部材を1枚しか持たない二分級タイプの選別機も存在する。また、三分級タイプか二分級タイプかに関わらず、篩装置を通過しない(篩部材で選別された)選別物をコンベヤで搬出せずに篩面から落下させるタイプの選別機もある。こうした各種の選別機にも本発明は適用可能であり、同様に効果を奏し得る。
5 振動スクリーン
24 粗選別装置
72 ベースフレーム
73 篩部材
75 篩フレーム
76,76A グリッドバー
76a グリッドバー本体
76b 押え部材
76c 軸
88 軸
89 ブラケット
94 キー
96 押え部材
97 ブラケット
99 切り欠き部
100 閉止部材
101 フック
102,102A ブラケット
103 ピン

Claims (9)

  1. 被選別物を粒度に応じて選別する振動スクリーンと、
    この振動スクリーンの前段に配置された粗選別装置とを備え、
    前記粗選別装置は、ベースフレームと、このベースフレームに連結した篩部材とを有していて、
    前記篩部材は、前記ベースフレームに対して一方側を支点にして上下方向に回動可能に連結された篩フレームと、この篩フレームの一方側から他方側に掛け渡した複数のグリッドバーとを有しており、
    前記グリッドバーは、一方側が前記篩フレームの一方側に載置されて支持されるとともに、前記篩フレームに連結した他方側を支点に前記篩フレームに対して回動可能に取り付けられていて、前記篩フレームに着脱して前記支点の径方向に抜き差し可能に構成されている
    ことを特徴とする選別機。
  2. 前記グリッドバーは、前記篩フレームの他方側に設けた軸を支点に回動するブラケットにその他方側が着脱可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の選別機。
  3. 前記グリッドバーと前記ブラケットとを連結するキーをさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の選別機。
  4. 前記グリッドバーは、グリッドバー本体と、このグリッドバー本体の他端部に着脱可能な押え部材とを備えており、これらグリッドバー本体及び押え部材で前記篩フレームに設けた軸を挟み込んで前記篩フレームに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の選別機。
  5. 前記グリッドバーは、その他方側に軸を有しており、前記篩フレームに設けたブラケット及びこのブラケットに着脱可能な押え部材とで前記軸が挟み込まれることにより、その他端部が前記篩フレームに連結されることを特徴とする請求項1に記載の選別機。
  6. 前記グリッドバーは、その他端部に設けた切り欠き部と、この切り欠き部を開閉する閉止部材とを有しており、前記篩フレームに設けた軸を前記切り欠き部に入れて前記閉止部材で拘束することにより前記篩フレームに連結されることを特徴とする請求項1に記載の選別機。
  7. 前記グリッドバーは、その他方側にフックを有しており、このフックを前記篩フレームに設けた軸に掛けることにより前記篩フレームに連結されることを特徴とする請求項1に記載の選別機。
  8. 前記グリッドバーは、その他方側が前記篩フレームに設けたブラケットに対してピン又はボルトで連結されることを特徴とする請求項1に記載の選別機。
  9. 前記グリッドバーと前記ブラケットとの連結位置が、隣接するグリッドバー同士でずれていることを特徴とする請求項8に記載の選別機。
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