JP2004089887A - 削り節の異物除去方法及び異物除去装置 - Google Patents

削り節の異物除去方法及び異物除去装置 Download PDF

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Abstract

【課題】鰹節を削って削り節を作ると、削り節の中に鰹節の骨や鰹節の欠片等の異物が混入することがあった。
【解決手段】細長材を横に間隔をあけて多数本並べて分離体を形成し、その分離体の搬送方向先方に次の分離体を段差を設けて配置し、同様にして分離体を所望段数設け、それら分離体を振動させて分離体の上の削り節を搬送させると共に削り節に混入している異物を細長材の間から落下させる振動装置を設けた。分離体の下方に空気を噴き出して分離体の上の削り節を浮遊させる空気噴き出し器を設けた。多数本の細長材を隙間をあけてリング状に配置して、内部に削り節を収容可能な収容空間が形成された円筒状の分離体を回転機構により回転できるようにした。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鰹節、鯖節等の魚節類を切削した削り節に混入している魚の骨や欠片等(以下「異物」という。)を除去する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鰹節は鰹を、鯖節は鯖を原料としている。それら原料魚には骨があるため、節を作る場合、魚を3枚おろしにしたときと、煮熟後とに骨抜き作業を行っているが、どうしても取りきれずに、図20のように得られた魚節Aに骨Bが残ることもある。そのため節類Aを削って得られる削り節には骨Bが混入することがある。骨Bが混入すると、食べたときに違和感があるだけでなく、場合によっては尖った骨Bが口に刺さったりしてPL法(製造物責任法)の問題にもなりかねない。このため、それら異物の除去は削り節製造業者にとっては重要な作業の一つである。
【0003】
骨の除去には以前から様々な方法が開発されている。例えば、網製の円筒内に削り節を入れて円筒を回転させて、回転中に網目から骨が落下するようにした除去装置(特開2001−198525号の装置)がある。他にも種々開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記回転式の除去装置をはじめとして、いずれの装置によっても、骨を十分に除去することは困難であった。また、いずれの装置も作業効率の面でも課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は削り節中に混在する異物を確実に、効率よく除去する方法と装置を提供することにある。
【0006】
本件出願の削り節の異物除去方法は、細長材を横に間隔をあけて多数本並べて形成された分離体を振動させて、分離体の上の削り節を振動させながら搬送すると共に削り節に混入している異物を細長材の隙間から落下させて、削り節に混入している異物を除去する方法である。本件出願の削り節の異物除去方法では、分離体の先方に次の分離体を設けておき、先の分離体で異物除去した削り節を次の分離体に送り出し、次の分離体をも振動させてその分離体の上の削り節を振動させながら搬送すると共に削り節に混入している異物を細長材の隙間から落下させ,これを所望回数繰り返して異物を除去することもできる。同時に、分離体の下方から空気を噴き出して分離体の上の削り節を浮遊させながら搬送して、削り節と異物を分離させて異物を落下させることもできる。
【0007】
本件出願の削り節の異物除去方法は、細長材を隙間をあけてリング状に配置した円筒状の分離体の内部に削り節を収容し、その分離体を回転させて、分離体内の削り節を回転させながら削り節に混入している異物を前記隙間から落下させて異物を除去する方法でもある。この場合、分離体の外側下方から空気を噴き出して、削り節を分離体内で浮遊させながら回転させて、削り節と異物とを分離させて異物を分離体の隙間から落下させることもできる。
【0008】
本件出願の削り節の異物除去装置は、細長材を横に隙間をあけて多数本並べて分離体を形成し、その分離体に、分離体を振動させて分離体の上の削り節を搬送させると共に削り節に混入している異物を細長材の隙間から落下させる振動装置を設けてある。本発明の削り節の異物除去装置は細長材を横に間隔をあけて多数本並べて分離体を形成し、その分離体の搬送方向先方に次の分離体を段差を設けて配置し、同様にして分離体を所望段数設け、それら分離体を振動させて分離体の上の削り節を搬送させると共に削り節に混入している異物を細長材の隙間から落下させる振動装置を設けることもできる。これら異物分離装置における分離体は、削り節の搬送方向に段差を設けて多段に配列することもできる。分離体はケース内に一つだけ、又は二以上を搬送方向に段差を設けて多段に設けることもできる。分離体は多数本の細長材を一本づつケース内に取付けて形成することもできるが、多数本の細長材を二以上の支持材間に隙間をあけて配置固定してその細長材をと支持材とを一体化し、一体化された分離体がケース内に一つだけ、又は二以上を搬送方向に段差を設けて多段に取付けることもできる。分離体は多数本の細長材を隙間をあけて横一列に、又は千鳥配列に配列することができる。
【0009】
本件出願の削り節の異物除去装置は、多段配置された二以上の分離体の細長材の隙間を同じ又は異なるものとすることができる。多段配置された分離体の細長材の隙間を搬送方向先方の分離体のものほど狭くなるようにすることも、広くなるようにすることもできる。多段配置された分離体を細長材を横一列に配列した分離体の組み合わせ、又は細長材を千鳥配列にした分離体の組み合わせ、又は細長材が横一列に配列された分離体と千鳥配列の分離体との組み合わせとすることもできる。細長材の上面を細長材間の隙間に向けて下り傾斜の曲面又は多角面又は斜面とすることもできる。分離体の細長材の隔間を1.5〜3.0mmとするのが適する。分離体を搬送方向に下り傾斜とすることもできる。分離体の下方に空気を噴き出して分離体の上の削り節を浮遊させる空気噴き出し器を設け、空気噴き出し器を各段の分離体の出口側下方に分離体を横切るように又は分離体の長手方向に沿って設けることができる。細長材をパイプとし、全ての又は一部の細長材の軸方向に間隔をあけて空気噴出し口を開口することもできる。
【0010】
本発明の削り節の異物除去装置は、多数本の細長材を隙間をあけてリング状に配置して、内部に削り節を収容可能な収容空間が形成された円筒状の分離体を回転機構により回転させて、収容空間に収容された削り節を収容空間内で回転させて、削り節に混入している異物を前記隙間から落下させて異物を除去可能としたものでもよい。この場合も、分離体の外側下方に空気噴出し器を設け、その空気噴出し器から空気を噴き出して分離体の収容空間の削り節を収容空間内で浮遊させて、削り節と異物とを分離させて、異物を分離体の隙間から落下させるようにすることもできる。この場合、空気噴出し器は分離体の外側下方に分離体を横切る方向に、又は分離体の外側下方に長手方向に沿って設けることができる。また、全ての又は一部の細長材の長手方向所望位置に空気噴き出し口を開口して、その空気噴き出し口から噴き出される空気により、分離体の中の削り節を浮遊させることもできる。分離体は細長材を一重に円形に配列したもの又は二重円形に配列して内側円の細長材間に外側円の細長材を配置して千鳥配列状とすることもできる。分離体を円形の筒状にした削り節の異物除去装置においても、細長材の内面を曲面又は多角面又は斜面とすることができ、分離体を搬送方向に下り傾斜とすることもできる。また、細長材をパイプ状又は棒状又は板状とし、細長材の間隔を1.5〜3.0mmとするのが適する。
【0011】
【発明の実施の形態】
(削り節の異物除去方法の実施形態1)
本発明の削り節の異物除去方法の実施形態の一つを図面に基づいて説明する。本願発明の削り節の異物除去方法は図1のように、上方開口のコ字状のケース1内に丸パイプ(細長材)2を横に間隔をあけて多数本並べて形成された分離体3を設け、振動装置4によりケース1を振動させて、ケース1に固定してある分離体3を振動させ、分離体3の上に供給される削り節5を振動させながら搬送すると共に、削り節5に混入している魚節類の骨などの異物6を細長材2の隙間から落下させて、削り節5に混入している異物6を除去するようにしてある。
【0012】
図1に示した削り節の異物除去方法では、図2に示すように上流の分離体3の搬送方向先方に次の分離体3を一段低くして設けておき、同様にして分離体3を4段設けて、先の分離体3で異物を除去した削り節5を次の分離体3に振動させて送り出し、次の分離体3をも振動させてその分離体3の上の削り節5を振動させながら搬送すると共に削り節5に混入している異物を細長材2の隙間から落下させて、削り節5に混入している異物を除去するようにしてある。
【0013】
前記した削り節の異物除去方法では図2のように、分離体3の削り節搬送方向先方下方に配置された空気噴出し器(パイプ)7から空気を噴き出して、分離体3の上の削り節5を段差のところで噴き上げて浮遊させながら落下搬送して、削り節5と異物6とを分離させて異物6を細長材2の隙間から落下させるようにしてある。
【0014】
(削り節の異物除去方法の実施形態2)
本発明の削り節の異物除去方法は図4(a)(b)、図16のように、細長材2を隙間をあけてリング状に配置して円筒状にした分離体3の内部に削り節を収容し、その分離体3を回転させて分離体3内の削り節5を回転させながら削り節5に混入している異物6を前記隙間から落下させて異物6を除去する方法でもよい。この場合も、分離体3の外側下方から空気を噴き出して、分離体3の内部の削り節5を浮遊させながら回転させて、削り節5と異物6とを分離させて異物6を分離体3の隙間から落下させることもできる。本発明の削り節の異物除去方法は図5(a)のように細長材2を二重のリング状に配置して円筒状にした分離体3の内部に削り節を収容し、その分離体3を回転させて分離体3内の削り節5を回転させながら削り節5に混入している異物6を前記隙間から落下させて異物6を除去する方法とすることもできる。
【0015】
(削り節の異物除去装置の実施形態1)
本願発明の削り節の異物除去装置の一実施形態を図1〜図3、図6〜図15、図17〜図18に示す。これらの図に示す削り節の異物除去装置は、金属製のケース1内に金属製の丸パイプ(細長材)2を横に隙間をあけて多数本並べて分離体3を形成し、振動装置4によりケース1を振動させてケース1に固定してある分離体3を振動させ、供給口11から供給される削り節5を分離体3の上で振動させながら搬送すると共に削り節5に混入している異物6を細長材2の間の隙間から落下させて除去し、分離体3の上を搬送された削り節5はケース1の出口12から落下して削り節回収容器13に回収され、細長材2の間の隙間から落下してケース1の底板14に集まった異物6は、ケース1の出口12寄りの底板14に開口された排出口15からコンベア16の上に落下し、コンベア16によりケース1の側方に搬出されて図示されていない異物回収容器に回収されるようにしてある。
【0016】
前記ケース1は金属板を加工して図1のように底板14と両側壁17とにより上方開口のコ字状に形成され、金属製のフレーム23に取り付けられた振動板(バネ板)24の上に搭載されて、出口12側に向けて約15度程度の下り傾斜になっており、振動板24が振動装置4により傾斜方向の前後方向に振動されると、それに伴って同方向に振動するようにしてある。振動装置4はモータ25、クランク機構26等により構成されており、モータ25によりクランク機構26を動かすことによって振動板24が前後運動をし、振動板24と固定してあるケース1が傾斜方向の前後運動するようにしてある。ケース1の供給口11側の上部には受板28が前下りに取付けられており、供給口11から供給される削り節5が受板28で受けられて、分離体3の上に落下するようにしてある。図6(a)に示すようにケース1の削り節排出側の出口12寄りの底板14には排出口15が底板14の幅方向に開口されている。
【0017】
前記分離体3は図6(a)、図7に示すように、背の高い支持片29と背の低い支持片30とが交互に形成された支持材31を間隔をあけて2枚対向させ、2枚の支持材31の高い支持片29間と低い支持片30間に細長材2を渡して、細長材2を上下に千鳥配列にし、細長材(パイプ)2を溶接により支持片29、支持片30に固定し、図6(a)のように2枚の支持材31の長手方向両端間に取付け板32を溶接により固定して、両支持材31を一体化してある。
【0018】
分離体3は図17に示すように、2枚の支持材31を間隔をあけて対向させ、2枚の支持材31の高い支持片29間と低い支持片30間に細長材2を渡して細長材2を上下に千鳥配列にし、細長材(パイプ)2を溶接により支持片29、支持片30に固定し、2枚の支持材31の長手方向両端間に取付け板32を溶接により固定して、両支持材31、細長材2、取付け板32を予め一体化しておくこともできる。
【0019】
前記した各分離体3の細長材2の径、直近の隣接する細長材2の間の隙間は各々全て同じであるが、長さは背の高い支持片29に取付けた細長材2が背の低い支持片30に取付けた細長材2より数cm長くしてあり、しかも、供給側端部34を面一に揃えて長い細長材2の搬送方向出口側端部33を短い細長材の搬送方向出口側端部33よりも先まで突出させて背の高い支持片29に取付けてある。
【0020】
ケース1への分離体3の取り付けは図6(a)に示すように、取付け板32をケース1の側壁17にネジ18で取付けたり、図示されていない溶接で取付けたりしてある。図2の4つの分離体3は上方の分離体3の出口側端部33を下段の分離体3の供給側端部34の上にオーバーラップさせて配置して、上段の分離体3の出口側端部33から落下する削り節5が下方の分離体3の供給側端部34の上に確実に落下するようにしてある。また、下段の分離体3は上段の分離体3よりも細長材2同士の隙間を広くしてあり、これにより、下段の分離体3になるにつれて異物6が細長材2の隙間から確実に落下して分離されるようにしてある。また、図6(a)に示すようにケース1の側壁17には内側に向かって下り傾斜のガイド板35をネジ19で取付けて、ガイド板35の内側端部36を分離体3の幅方向端部の細長材2の上に被せて、分離体3の上を搬送される削り節5がケース1の側壁17と分離体3との間に落下しないようにしてある。
【0021】
図2に示すように上3段の分離体3の出口側端部33の下方には空気噴出し器(丸パイプ)7が配管されている。空気噴出し器7は図8、図9のように軸方向一端39が閉じられ、他端が開口されており、噴出し穴37が空気噴出し器(丸パイプ)7の周壁に長手方向に一定間隔で開口されている。図9のように噴出し穴37の位置は分離体3の背の低い支持片30の上に固定された細長材2の間隔と同じ間隔にしてある。空気噴出し器7は図1のケース1の両側壁17間に配管されて、開口端部が図1のようにケース1の側壁17の外側まで突出し、その開口端部に取付けられた連結口38に空気供給ホース40(図8、図9)が連結されて、空気供給ホースから夫々の空気噴出し器7に空気が供給され、噴出し穴37から上方に空気が噴き出るようにしてある。この場合、図9のように空気噴出し器7を短い細長材2の先端よりやや外側下方に配置し、しかも、空気噴出パイプ7の噴出し穴37を短い細長材2の先方に位置するように配置して、噴出し穴37から噴出される空気が上方に噴き上がるようにしてある。この空気によって図3に示すように、分離体3の出口側端部33(段差の部分)の上の削り節5は空中に噴き上げられて浮遊し、削り節よりも重い異物6と更に分離され易くなるようにしてある。
【0022】
分離体3の細長材2の隙間からケース1の底板14に落下した異物は、振動によって移動してケース1の出口12側に搬送され、底板14に開口されている排出口15(図2、図6(a))からその直下に設けた搬出コンベア16(図1)へ落下し、搬出コンベア16によりケースの側方へ排出される。
【0023】
次に前記実施形態1の異物除去装置の作用を以下に説明する。
(1)図1の分離体3を振動させた状態で、魚節削り機8により蒸煮殺菌した魚節(荒節)Aから切削した削り節5を供給口11からケース1内の受板28の上に投入すると、削り節5はケース1の振動により受板28の上から滑り落ちて一段目の分離体3の上に落下する。この場合、受板28を置かずに直接分離体3の上に落下するようにしてもよい。
(2)分離体3の振動によって、その上の削り節5が振動して先方へ送り出される。図2のように分離体3が前傾しているため、削り節5の送りがスムースに行なわれる。
(3)振動により削り節5は振動しながら搬送されるが、そのとき徐々に、削り節5よりも重い骨や魚節の欠片などの異物6は細長材2の隙間を通ってケース1の底板14の上に落下する。
(4)一段目の分離体3の先端まで搬送されてきた削り節5は、図3のように、空気噴き出し器7の空気空気噴出し穴37から噴き出される空気によって噴き上げられて飛散、拡散し、二段目の分離体3の上に落下する。
(5)前記(2)〜(4)に記載の工程が図2の四段目の分離体3まで続く。
(6)四段目の分離体3の先端では空気の噴き出しはなく、分離体3により異物6の分離された削り節5がケース1の出口12からケース1の外に排出されて、削り節回収容器13に回収される。
(7)一段目乃至四段目の各段の搬送体3によって分離されてケース1の底板14に落下した異物6は、ケース1の振動によりケース1の先方へ送られ、排出口15から落下してコンベア16の上に落下し、コンベア16により搬送されて外部へ送り出される。
【0024】
(削り節の異物除去装置の実施形態2)
本発明の削り節の異物除去装置は図4(a)(b)に示すように、多数本の細長材2を隙間をあけてリング状に配置して、内部に削り節5を収容可能な収容空間50が形成された円筒状の分離体3を形成し、その分離体3を図示されていない回転機構により回転させて、収容空間50に収容された削り節5を収容空間50内で回転させ、削り節5に混入している異物6を細長材2の隙間から落下させて異物6を除去可能としてある。リング状に配列した細長材2はその外周に巻きつけた連結具41に溶接するとか、他の手段で固定してある。連結具41は細長材2の長手方向数箇所に巻き付けて細長材2を連結してある。また、図4(b)のように、円筒状の分離体3の外側下方に空気噴出し器(パイプ)7を数本配置し、その空気噴出し器7の噴き出し口から空気を噴き出して分離体3の収容空間50内の削り節5を収容空間50内で浮遊させて、削り節5と異物6とを分離させて、異物6を分離体3の隙間から落下させるようにしてある。分離体3は振動するケース1内にケース1と接触しないように配置して、分離体3の細長材2の隙間から落下した異物6がケース1の底板14に落下し、振動により底板14に開口されている排出口から落下して、排出口の下に配置してあるコンベアにより外部に搬出されるようにしてある。本実施形態でも分離体3は出口側に向けて約15度程度の下り傾斜になっている。分離体3の収容空間50内を搬送されてきた削り節は、分離体3の出口から送り出されて、出口の下に設置されている削り節回収容器に回収される。削り節の異物除去装置は図5(a)のように、多数本の細長材2を隙間をあけてリング状に二重に配置して分離体3を形成し、内側のリングの内部に収容空間50を形成し、分離体3を回転させることにより収容空間50内の削り節5を回転させて、削り節5に混入している異物6を分離し、除去する。図5(a)では内側にリング状に配置された細長材2を、外側にリング状に配置された細長材2の間に配置して、内側の細長材2と外側の細長材2とを千鳥配列にしてある。
【0025】
(削り節の異物除去装置の詳細部実施形態)
本願発明の削り節の異物除去装置の実施形態の他例について説明する。図2の実施形態では分離体3が四段であったが、分離体3は長い細長材2で一段にすることもできるが、短い細長材2で形成されたものを2段以上組合わせることもでき、組合わせの段数は何段であっても良く、多ければ多いほど選別精度が上がるが、逆に、削り節も分離体3の隙間を通って落下してしまう確率も高くなり削り節の歩留まり(分離体3から落下せず最終段の分離体3の出口から送り出される削り節の量)は低下する。
【0026】
図2の分離体3は図10のように各段の細長材2を上下2列に千鳥配列に配置することができるが、細長材2は千鳥配列ではなく、図11のように各段の細長材2を横一列に同じ高さで並べたものでもよい。また、細長材2は図12に示すように、各段の細長材2を上下に3列に配列して形成することもできる。この場合は、上の列の細長材2と中間列の細長材2とを千鳥配列に配置し、下の列の細長材2と中間列の細長材2をも千鳥配列に配置してある。細長材2同士の隙間の広さにもよるが、横一列よりも千鳥配列の方が、また、千鳥配列でも図12の配列の方が横一列より隙間の配置が複雑になり、削り節の形状上、落ちなくてもよい削り節が落ちにくくなり、歩留まりが良くなる。
【0027】
図13〜図15に示すものは、支持材31の上に細長材2を配置固定した分離体3の異なる例である。図13は支持材31の上に細長材2を横一列に配置固定した分離体3を、ケース1の内側に段差を設けて4段配置したものである。この場合削り節が進行方向に横に広がり、その層が薄くなるように(拡散)、上下の段の分離体3を一本の細長材2の幅分だけ横にずらして取付けてある。図14は支持材31の上に細長材2を上下方向に千鳥配列に固定した分離体3を、ケース1の内側に段差を設けて4段配置したものである。この場合もより一層の拡散をねらって、上下の段の分離体3を交互に一本の細長材2の幅分だけ横にずらして取付けてある。図15は支持材31の上に細長材2を横一列に配置固定した分離体3と、支持材31の上に細長材2を上下方向に千鳥配列に固定した分離体3とを、ケース1の内側に段差を設けて交互に4段配置したものである。各段の分離体3はやはり一本の細長材2の幅分だけ横にずらして取付けてあり、図13〜図15の例示の分離体3はいずれも上段の分離体3の出口側端部を下段の分離体の入り口の上にオーバーラップさせて、上段の分離体3で搬送されてきた削り節が下段の分離体の上に確実に落下するようにしてある。また、図14のように、細長材2が千鳥配列の分離体3を一本の細長材の幅分だけ横にずらしてあるので、上段の分離体の千鳥配列の細長材の凹凸と、下段の分離体の千鳥配列の細長材の凹凸とが逆になった(上段の分離体の凹部(谷)の下に下段の分離体の凸部(山)が位置するように)配置となるので、図18(a)(b)のように上段の分離体3の凹部(谷の部分)を搬送されてきた削り節5が、下段の分離体3の凸部(山の部分)を構成する細長材の上に落下して側方に拡散され易くなり、搬送される削り節の層が更に薄くなるため、削り節と異物とが分離され易くなり、横一列だけの場合より異物除去効率が飛躍的に向上すると同時に隙間の配置が複雑になり削り節の歩留まりも向上する。
【0028】
細長材2を図13〜図15のように配置する場合も、図4(a)、図5(a)のようにリング状に配置する場合も、削り節の形状(水分25%以下の場合、通常不定形でウェーブがかかっている)、大きさ(長さ15cm以下、幅7cm以下)、厚さ(3mm以下)にもよるが、分離体3の細長材2の配列パターン、隣接する細長材2間の隙間の幅、細長材2の径や幅等は、異物の分離効率、削り節の歩留まり、分離作業の能率等の面から任意に選択することができる。図10では下段の分離体3ほど細長材2の間隔を次第に広くしてあるが、逆に狭くすることもできる。効果的な異物除去のためには削り節の形状や大きさ、厚さにもよるが、その隙間の幅は1.0mm〜5.0mmとすることができるが、針状の骨が通る幅である1.5mm〜3.0mm程度の幅が適する。削り節がその長さ2〜15cm、幅2〜7cm、厚さ0.01〜3mmの場合、細長材2の直径は19mm前後の丸パイプが好ましい。細長材2に丸パイプを使用する場合は、直径19mm、長さ550mm程度のものが適する。その細長材2を横に隙間をあけて25本程度並べて分離体3を形成することができる。また、夫々の段の分離体3の細長材2隙間の幅は、細長材の全長に渡って均一であっても、細長材の長手方向に多少不均一にしてもよい。また、図10に示すように千鳥配列の細長材の隙間は上下の隣接する隙間が2mm以下となっている。
【0029】
細長材2は異物が落下し易い形状であれば丸パイプ以外のものを使用することもできる。上面が削り節や異物の滑り易い斜面や曲面のもの、例えば、三角形、四角形、多角形のパイプや棒、半円状のパイプ等でもよい。更には、図19のように板材を使用することもできる。図19では下り傾斜の三角形の板材45を隙間を開けて配置し、それら板材45を連結材46で連結してある。また図19では三角形の板材45の隙間の下に空気噴出し器7としてのパイプを配置し、そのパイプに形成された噴出し穴37から空気を噴出して、削り節を飛散させて、異物と分離させる様にしてある。
【0030】
空気噴き出し器7はパイプに空気噴出し穴を開けてあるが、空気を噴出することができれば他の形状、構造,例えばパイプ上面に細長溝を開口して,その空気噴出し部とすることもできる。その配置位置も分離体3の細長材2の先端部下方以外の位置、例えば、図4(b)のように分離体3の細長材2の下方の長手方向数箇所に配置したり、図5(b)、図16のように、細長材2の長手方向に沿って配置したりすることもできる。
【0031】
分離体3を構成する細長材2をパイプとした場合は、図6(a)のように細長材2の軸方向に任意の間隔で噴出し穴37を開け、細長材2の一端39を閉塞し、他端に連結したホース40を通して細長材2に空気を入れて、その空気を空気噴出し穴37から噴き出させて、細長材2を空気噴き出し器7と兼用とすることもできる。千鳥配列の場合短い細長材に噴出し穴37が開けられていることが好ましいが、全ての又は一部の細長材2に穴を開けることもきる。
【0032】
本発明の削り節の異物除去装置は、魚節Aを切削して削り節を製造する魚節削り機8、金属検出機、計量機、分包機などと組合わせて、自動削り節製造ラインの一部として使用することもできる。
【0033】
図4(a)(b)、図5(a)の円筒状の分離体3は回転(正回転)するのみであったが、逆回転させることも、正・逆回転を周期的に繰り返すこともできる。
【0034】
【発明の効果】
本件出願の請求項1の削り節の異物除去方法は、細長材を横に隙間をあけて配置した分離体を振動させて、分離体の上の削り節を振動させながら搬送するので、削り節は分離体の上で振動して分離体の上に残るが、削り節よりも小さくて重い異物は分離体の細長材の隙間から落下して確実に除去される。
【0035】
本件出願の請求項2の削り節の異物除去方法は、分離体の先方に次の分離体を段差を設けて配置し、手前の分離体で異物を除去した削り節を、次の分離体の上で再度振動させて異物を除去し、この分離体による搬送及び分離を所望回数繰り返し行うので異物除去が確実になる。この場合、複数の分離体ごとに細長材の隙間を変えておけば、夫々の分離体で大きさの異なる異物を除去することができる。
【0036】
本件出願の請求項3の削り節の異物除去方法は、分離体の下方から空気を噴出して、分離体の上の削り節を浮遊させながら異物を分離除去するので、削り節の間に紛れている異物でも除去することができる。
【0037】
本件出願の請求項4の削り節の異物除去方法は、細長材を隙間をあけてリング状に配置した筒状の分離体の内部の収容空間内に削り節を収容し、その分離体を回転させて収容空間内の削り節を回転させるので、遠心力を利用して軽い削り節と重い異物とを効果的に分離して異物を除去することができる。
【0038】
本件出願の請求項5の削り節の異物除去方法は、細長材を隙間をあけてリング状に配置した筒状の分離体の内部の収容空間内に削り節を収容し、空気噴き出し器によって分離体の外側下方から空気を噴出して、収容空間内の削り節を浮遊させるので、強い遠心力が削り節にかかった場合であっても、削り節が分離体に貼りつかないように浮遊させることができ、異物を効率よく除去することができる。
【0039】
本件出願の請求項6の削り節の異物除去装置は、細長材を横に隙間をあけて多数本並べて分離体を形成し、その分離体に、分離体を振動させて分離体の上の削り節を搬送させると共に削り節に混入している異物を細長材の隙間から落下させる振動装置を設けたので、振動装置で分離体を振動させれば分離体の上の削り節を搬送させながら削り節に混入している異物を細長材の隙間から落下させて分離することができる。この削り節の異物除去装置は自動削り節製造ラインに組込んで削り節の切削から異物除去、計量、包装までを自動化するのに適する。
【0040】
本件出願の請求項7の削り節の異物除去装置は、細長材を横に隙間をあけて多数本並べて分離体を形成し、その分離体の搬送方向先方に次の分離体を段差を設けて配置し、同様にして分離体を所望段数設け、それら分離体を振動させて分離体の上の削り節を搬送させると共に削り節に混入している異物を細長材隙間から落下させる振動装置を設けたので、振動装置により分離体を振動させて、所望段数の分離体の夫々で削り節を振動させて、削り節に混入している異物を繰り返し分離することができ、異物の分離が確実になる。
【0041】
本件出願の請求項8の削り節の異物除去装置は、分離体が搬送方向に段差を設けて多段に配列されたので、上段の分離体の上の削り節を下段の分離体に順次連続して送り出せば、削り節に混入している異物が自動的に多段階に分離され、異物の分離が確実になる。
【0042】
本件出願の請求項9の削り節の異物除去装置は、分離体がケース内に一つだけ、又は二以上が搬送方向に段差を設けて多段に設けられたので装置がコンパクトになり、衛生的で効率よく、削り節に混入している異物がケース内で自動的に多段階に分離され、異物の分離が確実になる。
【0043】
本件出願の請求項10の削り節の異物除去装置は、分離体が多数本の細長材を支持材に隙間をあけて配置固定して細長材と支持材とを一体化し、その一体化した分離体をケース内に一つだけ、又は二以上を搬送方向に段差を設けて多段に設けたので、ケースへの分離体の取り付けや交換が容易になる。また、削り節に混入している異物がケース内で自動的に多段階に分離され、異物の分離が確実になる。
【0044】
本件出願の請求項11の削り節の異物除去装置は、分離体の多数本の細長材が隙間をあけて横一列に、又は千鳥配列に配列されたので、いずれの場合もその隙間から異物が除去される。特に、千鳥配列の場合は細長材の配列が上下に凸凹となるため分離体の上の削り節がバラケけ易くなり、異物と削り節の分離がより一層確実になる。また、千鳥配列の中でも図12のように3本を千鳥配列にした方が細長材の配列がより一層上下に凸凹となるため、削り節の形状上、削り節は分離体の上に残り易くなり、骨などの異物だけが落下し易くなるため、削り節の歩留まりが向上すると同時に異物除去がより一層確実になる。
【0045】
本件出願の請求項12の削り節の異物除去装置は、二以上の分離体の細長材の隙間が同じであるか又は異なるので、いずれの場合も異物が確実に除去され、隙間の幅が異なる場合は、異物の大小にかかわらず異物を確実に分離することができる。
【0046】
本件出願の請求項13の削り節の異物除去装置は、二以上の分離体の細長材の隙間が、搬送方向先方の分離体のものほど狭いか又は広いので、それら間隔により異物の大小にかかわらず異物を確実に分離することができる。この場合、多段配置した分離体の細長材の隙間を、搬送方向手前側(上段側)の分離体のものほど広くなるようにすれば、大きな異物から順に分離、除去されるため、先方(下段側)の分離体の細長材の幅の狭い隙間に異物が詰まって除去効率が落ちるということもない。逆に、多段配置した分離体の細長材の隙間を、搬送方向手前側(上段側)の分離体のものほど狭くすれば、小さな異物から順に分離、除去され、しかも、削り節は上段の分離体の隙間から落下することなく、下段の分離帯へ確実に送り出されるため、歩留まりが向上する。
【0047】
本件出願の請求項14の削り節の異物除去装置は、二以上の分離体が、細長材を横一列に配列した分離体の組み合わせ、又は細長材を千鳥配列にした分離体の組み合わせ、又は細長材を横一列に配列した分離体と細長材を千鳥配列にした分離体との組み合わせであるため、それら組みあわせのバリエーションにより削り節の歩留まりを良くし、異物を確実に分離することができる。このため、本件発明の異物除去装置を使用して、本発明の異物除去方法により異物を除去すれば、削り節の原料である魚節製造過程での骨抜き作業を省略することが可能となり、魚節の製造が容易になり、魚節製造コストも大幅に低減できる。この場合、複数の分離体を構成する細長材を一本分づつ横にずらして互い違いにして多段に配置すれば、上段の分離体から下段の分離体に送り出された削り節は下段の分離体の細長材の上で拡散されるので、より一層、異物分離が確実になる。また、千鳥配列同士の組み合わせの場合は、上段の分離体の凹部(谷の部分)を搬送されてきた削り節が、下段の分離体の凸部(山の部分)を構成する細長材の上に落下して側方に拡散され、搬送される削り節の層が薄くなるため、削り節と異物とが分離され易くなり、異物除去効率が飛躍的に向上すると同時に削り節の歩留まりも向上する。
【0048】
本件出願の請求項15の削り節の異物除去装置は、細長材の上面を細長材間の隙間側に下り傾斜の曲面又は又は多角面又は斜面であるため、異物だけが細長材の曲面や斜面を滑って細長材間を通過して落下し、扁平で、異物よりも大きく、軽い削り節は細長材間を通過せず、異物だけが効率よく転がり落ち除去される。
【0049】
本件出願の請求項16の削り節の異物除去装置は、分離体が搬送方向に下り傾斜であるため、分離体上の削り節を振動させるだけで削り節が効率よく先方へ滑り落ち、その間に異物がスピーディに除去される。
【0050】
本件出願の請求項17の削り節の異物除去装置は、分離体の下方に空気を噴き出して分離体の上の削り節を浮遊させる空気噴き出し器を設けたので、空気噴き出し器から空気を噴出すことにより、分離体の上の削り節を浮遊、分散させて、削り節の上に載っている異物を確実に分離することができる。
【0051】
本件出願の請求項18の削り節の異物除去装置は、空気噴き出し器が分離体の出口側下方に分離体を横切るように又は分離体の長手方向に沿って配置したので、いずれの場合も、空気噴き出し器から空気を噴出すことにより分離体の上の削り節のみを浮遊させて浮遊しない又は浮遊しにくい異物を確実に分離することができる。空気噴き出し器が分離体を横切る様に配置された場合は、その配置された個所で削り節が浮遊、分散されて異物が除去される。空気噴き出し器が分離体の長手方向に沿って配置された場合は、削り節の搬送方向全長に渡って空気が噴き出されて削り節が浮遊、分散するため、搬送方向のどの場所でも削り節を浮遊、分散さることができ、異物の分離が一層確実になる。
【0052】
本件出願の請求項19の削り節の異物除去装置は、分離体の細長材の間隔が1.5〜3.0mmであるため、削り節に混入している骨などの異物が確実に除去される。
【0053】
本件出願の請求項20の削り節の異物除去装置は、分離体の細長材がパイプ状又は棒状又は板状であるため、細長材に既存のサイズのパイプ、棒材、板材を使用することができ、分離体のコストが安価になる。
【0054】
本件出願の請求項21の削り節の異物除去装置は、分離体の細長材がパイプ状であり、全ての又は一部の細長材に上方に空気を噴出する空気噴出孔が軸方向に間隔を設けて開口されたので、空気が細長材自身から噴き出され、細長材の上の削り節が一層浮遊し易くなる。また、細長材が空気噴き出し器と兼用になり、別個に空気噴出し器を設ける必要がないため、異物除去装置の構成が簡潔になり、コスト安にもなる。
【0055】
本件出願の請求項22の削り節の異物除去装置は、多数本の細長材を隙間をあけてリング状に配置して円筒状の分離体とし、その内部に削り節を収容可能な収容空間を形成したので、分離体を回転機構により回転させて収容空間内の削り節を回転させれば、遠心力を利用して軽い削り節と重い異物とを効果的に分離して除去することができる。
【0056】
本件出願の請求項23の削り節の異物除去装置は、円筒状の分離体の外側下方に空気噴き出し器を配置したので、空気噴き出し器から空気を噴き出して分離体の収容空間内の削り節を浮遊させて削り節と異物とを分離させて、異物を分離体の隙間から落下させて除去することができる。また、強い遠心力が削り節にかかっても、削り節が分離体に貼りつかないように浮遊させることができ、削り節の上に載っている異物を効率よく除去することができる。
【0057】
本件出願の請求項24の削り節の異物除去装置は、空気噴き出し器が円筒状の分離体の出口側下方に分離体を横切るように又は分離体の長手方向に沿って配置されたので、空気噴き出し器から空気を噴出すことにより収容空間内の削り節のみを浮遊させて浮遊しない又は浮遊しにくい異物を確実に分離することができる。空気噴き出し器が分離体を横切る様に配置された場合は、その配置された個所で削り節が浮遊、分散されて異物が除去される。空気噴き出し器が分離体の長手方向に沿って配置された場合は、削り節の搬送方向全長に渡って空気が噴き出されて削り節が浮遊、分散するため、搬送方向のどの場所でも削り節を浮遊、分散さることができ、異物の分離が一層確実になる。
【0058】
本件出願の請求項25の削り節の異物除去装置は、分離体の細長材が円形に二重に配列されて二重の円筒になっているため、内側と外側の両分離体により、二段階に分離されるため、異物が確実に分離される。更に、内側円筒状の細長材と外側円筒状の細長材とが千鳥配列に配列されたので、内側と外側の円筒状分離体の配列が内外に凸凹となり、分離体の内側(収容空間内)の削り節がバラケけ易くなり、異物と削り節の分離がより一層確実になる。
【0059】
本件出願の請求項26の削り節の異物除去装置は、円筒状の分離体の細長材の内面が細長材間の隙間に向けて下り傾斜の曲面又は多角面又は斜面であるため、分離体を回転させるだけで分離体の内側の削り節が効率よく滑り落ち,目詰まりしない。
【0060】
本件出願の請求項27の削り節の異物除去装置は、円筒状の分離体が搬送方向に下り傾斜であるため、分離体の収容空間内の削り節の搬送が円滑になり、削り節が円筒状の分離体の途中に停止して詰まるようなことがなく、異物分離が確実になる。
【0061】
本件出願の請求項28の削り節の異物除去装置は、円筒状の分離体の細長材の間隔が1.5〜3.0mmであるため、削り節に混入している骨などの異物が確実に除去される。
【0062】
本件出願の請求項29の削り節の異物除去装置は、円筒状の分離体の細長材がパイプ状又は棒状又は板状であるため、細長材に既存のサイズのパイプ、棒材、板材を使用することができ、分離体のコストが安価になる。
【0063】
本件出願の請求項30の削り節の異物除去装置は、円筒状の分離体の細長材がパイプであり、全てのまたは一部の細長材の軸方向に間隔をあけて空気噴出し口が開口されたので、空気が細長材自身から噴き出され、細長材の上の削り節が一層浮遊し易くなる。また、細長材が空気噴き出し器と兼用になり、異物除去装置の構成が簡潔になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の削り節の異物除去装置の実施形態の一例を示す斜視図。
【図2】図1に示す削り節の異物除去装置の側方断面図。
【図3】図1に示す削り節の異物除去装置におけるエアーによる削り節の浮遊状態を示す説明図。
【図4】(a)は細長体をリング状に配列した削り節の異物除去装置の正面図、(b)は(a)の異物除去装置の側面図。
【図5】(a)は細長体をリング状に二重に配列した削り節の異物除去装置の正面図、(b)は(a)の異物除去装置に空気噴出し器を長手方向に沿って配列した例の説明図。
【図6】(a)は本願発明の削り節の異物除去装置のケースへの分離体の取り付け状態の説明図、(b)は分離体の一部を空気噴出し器として使用した場合の一例を示す説明図、(c)は分離体の一部を空気噴出し器として使用した場合の削り武士の浮遊状態を示す説明図。
【図7】本願発明の削り節の異物除去装置における分離体の細長材の配置説明図。
【図8】本願発明の削り節の異物除去装置における空気噴出し器(パイプ)の平面説明図。
【図9】本願発明の削り節の異物除去装置における分離体を構成する細長材の出口側先端部の配列と空気噴出し穴の位置関係を示す説明図。
【図10】本願発明の削り節の異物除去装置における細長材を2列に千鳥対鳥配列した分離体の細長材の断面先端部との位置関係を示す平面図。
【図11】本願発明の削り節の異物除去装置における細長材を1列に千鳥対鳥配列した分離体の細長材の断面先端部との位置関係を示す平面図。
【図12】本願発明の削り節の異物除去装置における細長材を3列に千鳥対鳥配列した分離体の細長材の断面先端部との位置関係を示す平面図。
【図13】本願発明の削り節の異物除去装置における分離体が細長材を横一列に配列したものであり、その分離体がケース内へ4段取付けられた状態の正面図。
【図14】本願発明の削り節の異物除去装置における分離体が細長材を千鳥配列したものであり、その分離体がケース内へ4段取付けられた状態の正面図。
【図15】本願発明の削り節の異物除去装置における分離体が細長材を横一列に配列したもと、千鳥配列にしたものであり、その両者が上下に交互にケース内へ4段取付けられた状態の正面図。
【図16】円筒状の分離体内の下に空気噴出し器を配置して、それから噴出される空気で削り節を飛散、分散させた状態の説明図。
【図17】分離体を下方から見た状態の説明図。
【図18】(a)は上段の分離体の出口から下段の分離体に削り節が落下する状態の説明図、(b)はその側面図。
【図19】板材で形成した分離体の一例を示す部分図。
【図20】魚節の一例を示す説明図
【符号の説明】
A 魚節
B 骨
1 ケース
2 細長材
3 分離体
4 振動装置
5 削り節
6 異物
7 空気噴出し器
8 魚節削り機
11 供給口
12 出口
13 削り節回収器
14 底板
15 排出口
16 コンベア
17 ケースの側壁
18、19 ネジ
23 金属製のフレーム
24 振動板(バネ板)
25 モータ
26 クランク機構
28 受板
29 背の高い支持材
30 背の低い支持材
31 支持材
32 取付け板
33 出口側端部
34 供給側端部
35 ガイド板
36 内側端部
37 空気噴出し穴
38 ホース連結口
39 空気噴出し器の軸方向一端
40 ホース
41 連結具
45 板材
46 連結材
50 収容空間

Claims (30)

  1. 細長材を横に隙間をあけて多数本並べて形成された分離体を振動させて、分離体の上の削り節を振動させながら搬送すると共に削り節に混入している異物を細長材の隙間から落下させて異物を除去することを特徴とする削り節の異物除去方法。
  2. 細長材を横に隙間をあけて多数本並べて形成された分離体を振動させて、分離体の上の削り節を振動させながら搬送すると共に削り節に混入している異物を細長材の隙間から落下させ、分離体の上を搬送される削り節をその搬送部の先方に設けられた次の分離体に送り出し、次の分離体をも振動させて分離体の上の削り節を搬送すると共に削り節に混入している異物を細長材の隙間から落下させて異物を除去し、前記除去を所望回数繰り返すことを特徴とする削り節の異物除去方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載の削り節の異物除去方法において、分離体の下方から空気を噴き出して、分離体の上の削り節を浮遊させながら搬送して削り節と異物を分離させて異物を落下させることを特徴とする削り節の異物除去方法。
  4. 細長材を隙間をあけてリング状に配置して円筒状にした分離体の内部に削り節を収容し、その分離体を回転させて、分離体内の削り節を回転させながら削り節に混入している異物を前記隙間から落下させて異物を除去することを特徴とする削り節の異物除去方法。
  5. 請求項4記載の削り節の異物除去方法において、分離体の外側下方から空気を噴き出して、分離体の内部の削り節を浮遊させながら回転させて、削り節と異物とを分離させて異物を分離体の隙間から落下させることを特徴とする削り節の異物除去方法。
  6. 細長材を横に隙間をあけて多数本並べて分離体を形成し、その分離体に、分離体を振動させて分離体の上の削り節を搬送させると共に削り節に混入している異物を細長材の隙間から落下させる振動装置を設けたことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  7. 細長材を横に隙間をあけて多数本並べて分離体を形成し、その分離体の搬送方向先方に次の分離体を段差を設けて配置し、同様にして分離体を所望段数設け、それら分離体を振動させて分離体の上の削り節を搬送させると共に削り節に混入している異物を細長材の隙間から落下させる振動装置を設けたことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  8. 請求項7記載の削り節の異物除去装置において、分離体が搬送方向に段差を設けて多段に配列されたことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  9. 請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、分離体がケース内に一つだけ、又は二以上が搬送方向に段差を設けて多段に設けられたことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  10. 請求項6乃至請求項9のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、分離体が多数本の細長材を支持材に隙間をあけて配置固定してその細長材と支持材とを一体化したものであり、その一体化された分離体がケース内に一つだけ、又は二以上が搬送方向に段差を設けて多段に設けられたことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  11. 請求項6乃至請求項10のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、分離体の多数本の細長材が隙間をあけて横一列に、又は千鳥配列に配列されたことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  12. 請求項7乃至請求項11のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、二以上の分離体の細長材の隙間が同じ又は異なることをことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  13. 請求項7乃至請求項12のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、二以上の分離体の細長材の隙間が、搬送方向先方の分離体のものほど狭いか又は広いことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  14. 請求項7乃至請求項13のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、二以上の分離体が、細長材を横一列に配列した分離体の組み合わせ、又は細長材を千鳥配列にした分離体の組み合わせ、又は細長材を横一列に配列した分離体と細長材を千鳥配列にした分離体との組み合わせであることを特徴とする削り節の異物除去装置。
  15. 請求項6乃至請求項14のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、細長材の上面が細長材間の隙間に向けて下り傾斜の曲面又は多角面又は斜面であることを特徴とする削り節の異物除去装置。
  16. 請求項6乃至請求項15のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、分離体が搬送方向に下り傾斜であることをことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  17. 請求項6乃至請求項16のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、分離体の下方に空気を噴き出して分離体の上の削り節を浮遊させる空気噴き出し器を設けたことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  18. 請求項6乃至請求項17のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、空気噴き出し器が、分離体の出口側下方に分離体を横切るように又は分離体の長手方向に沿って配置されたことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  19. 請求項6乃至請求項18のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、分離体の細長材の隙間が1.5〜3.0mmであることを特徴とする削り節の異物除去装置。
  20. 請求項6乃至請求項19のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、分離体の細長材がパイプ状又は棒状又は板状であることを特徴とする削り節の異物除去装置。
  21. 請求項6乃至請求項20のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、分離体の細長材がパイプ状であり、全て又は一部の細長材に上方に空気を噴出する空気噴出孔が軸方向に間隔を設けて開口されたことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  22. 多数本の細長材を隙間をあけてリング状に配置して内部に削り節を収容可能な収容空間が形成された円筒状の分離体を回転機構により回転させて、収容空間に収容された削り節を回転させて、削り節に混入している異物を前記隙間から落下させて異物を除去可能としたことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  23. 請求項22記載の削り節の異物除去装置において、分離体の外側下方から空気を噴き出して分離体の収容空間の削り節を収容空間内で浮遊させて、削り節と異物とを分離させて、異物を分離体の隙間から落下させる空気噴き出し器が配置されたことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  24. 請求項23記載の削り節の異物除去装置において、空気噴き出し器が、分離体の出口側下方に分離体を横切るように、又は分離体の下方に分離体の長手方向に沿って配置されたことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  25. 請求項22乃至請求項24のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、分離体の細長材が円形に二重に配列され、内側円の細長材間に外側円の細長材が配置されて、内側円の細長材と外側円の細長材とが千鳥配列に配列されたことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  26. 請求項22乃至請求項25のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、細長材の内面が細長材間の隙間に向けて下り傾斜の曲面又は多角面又は斜面であることを特徴とする削り節の異物除去装置。
  27. 請求項22乃至請求項26のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、分離体が搬送方向に下り傾斜であることをことを特徴とする削り節の異物除去装置。
  28. 請求項22乃至請求項27のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、分離体の細長材の隙間が1.5〜3.0mmであることを特徴とする削り節の異物除去装置。
  29. 請求項22乃至請求項28のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、分離体の細長材がパイプ状又は棒状又は板状であることを特徴とする削り節の異物除去装置。
  30. 請求項22乃至請求項29のいずれかに記載の削り節の異物除去装置において、細長材がパイプであり、全てのまたは一部の細長材の軸方向に間隔をあけて空気噴出し口が開口されたことを特徴とする削り節の異物除去装置。
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