JPH11262732A - 風力選別手段 - Google Patents

風力選別手段

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JPH11262732A
JPH11262732A JP6689298A JP6689298A JPH11262732A JP H11262732 A JPH11262732 A JP H11262732A JP 6689298 A JP6689298 A JP 6689298A JP 6689298 A JP6689298 A JP 6689298A JP H11262732 A JPH11262732 A JP H11262732A
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Koji Toda
孝司 戸田
Masanori Ishii
昌典 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーンにごみやほこりが付着することに
よって、軽量物シュート以外のシュートに軽量物が入り
込むこと等の性能の変化がなく、スクリーンに付着した
軽量物を軽量物シュート上で確実に除去でき、長時間に
わたる連続的な使用が可能で、効率の良い風力選別手段
を提供することを目的とする。 【解決手段】 バースクリーン17の空気流れ下流側
に、空気噴出ノズル13に空気を供給する送風機14の
空気吸込口11Cを設けると共に、バースクリーン17
の空気流れ下流側の固体排除部17G近傍に、該固体排
除部17Gに向けて空気を噴出する固体排除用の空気噴
出ノズル27を設け、かつ、バースクリーン17の空気
流れ下流側の固体排除部17G近傍に、外部と連通し外
部空気が空気吸込口11Cに流れるようにした開口部1
1Dを併設した構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体流れにより固
体相互を分離する風力選別手段に関し、特に、袋やビニ
−ルシ−ト等の軽量物を、缶やプラスチックボトル等の
中量物乃至ガラスびん等の重量物からの分離に好適で、
例えば回収されたごみの中から缶、びん、プラスチック
ボトル等の再利用可能な成分を回収し、資源として再利
用するためのごみのリサイクル施設において好適な風力
選別手段に関する。
【0002】
【従来の技術】気体流れによって、例えば、袋やビニ−
ルシ−ト等の軽量物を、缶やプラスチックボトル等の中
量物乃至ガラスびん等の重量物から分離する風力選別装
置として、特開平8ー309287号公報、特開平8ー
309286号公報、特公昭57−48274号公報、
特開平5−64771号公報等に記載された風力選別装
置が知られている。
【0003】かかる公知の風力選別装置のうち、例え
ば、特開平8ー309287号公報に開示された分別ご
みの風力選別装置を図14に示す。この図において、ノ
ズルヘッダ1の空気噴出ノズル1aに対向させて無軌道
式に巻回される網目状の排気スクリーン2が設けられて
いる。そして、網目状の排気スクリーン2の巻き込み側
端部は、空気噴出ノズル1aからの空気流れが衝突する
範囲から外れた位置に設けられており、その巻き込み側
端部近傍下方に軽量物シュート3が設けられている。
【0004】さらに、軽量物シュート3の入口には、排
気スクリーン2に対向して、該排気スクリーン2の巻き
込み方向に駆動されるローラ4が設けられている。かか
る構成においては、投入コンベヤで運ばれた選別対象物
を空気噴出ノズル1aから噴出される空気の流れを利用
して、空気の流れの影響を受ける中量物と、空気の流れ
の影響を受けにくい重量物とをその飛行距離の差を利用
して選別する一方、軽量物に対しては、空気噴出ノズル
1aに対向させて設置した網目状の排気スクリ−ン2に
軽量物を空気の流れで押しつけて、その空気の流れが衝
突する範囲から外れた位置、すなわちスクリーン表面に
押しつけられた軽量物を排除する排気スクリーン2の固
体排除部に、該網目状の排気スクリ−ン2を回動移動さ
せて軽量物を捕集する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の風力選別装置にあっては、次のような問題が発生
する。 (1)選別対象物には汚汁が含まれているものが多々あ
り、この汚汁が、軽量物5を介して、または空気の流れ
によってミスト状になって、排気スクリーン2に付着
し、排気スクリーン2が粘着性を持つようになる。する
と、空気の流れが衝突する範囲から外れた位置にある排
気スクリーン2の巻込み側端部で、重力の作用で落下す
るはずの軽量物5が、落下しない場合がある。
【0006】この場合、網目状の排気スクリーン2の移
動に伴い、排気スクリーン2の巻込み側端部の排気スク
リーン外枠(外壁)によって、網目状の排気スクリーン
2に付着した軽量物がはぎ取られる効果(スクレーパ効
果)が期待される。しかし、巻込み移動する網目状の排
気スクリーン2と固定されている外枠との間は、構造
上、ある程度の間隔が必要となる。さらに、製作誤差等
により、その間隔が大きくなる場合があり、軽量物5が
この狭い間隔を通り抜けてしまうことがある。
【0007】軽量物5がこの狭い間隔を通り抜けてしま
うと、軽量物が網目状の排気スクリーン2の移動と共に
裏側に移動して、空気噴出ノズル1aからの空気の流れ
がある位置へ運ばれ、その空気流れにより吹き飛ばされ
て、装置周辺に飛散する。 (2)排気スクリ−ンという構造上、ある大きさの網目
をあけて空気を通過させる必要があるため、この網目の
大きさより小さいちりやほこり等の微細物は、スクリ−
ンを通過してしまい、排気スクリーンを通過する空気
は、装置外へ放出する構造であるため、ちりやほこり等
の微細物が、装置周辺へ飛散してしまう。 (3)上述したように、選別対象物からの汚汁が、軽量
物を介して、または空気の流れによってミスト状になっ
て、排気スクリーン2に付着し、排気スクリーン22が
粘着性を持つようになると、空気噴出ノズル1aからの
空気の流れにのって飛んでくるごみやほこりが、排気ス
クリーン2に付着し易くなり、付着すると、乾燥して固
まる。
【0008】この繰り返しにより、排気スクリーン2に
付着するごみやほこりの層が成長する。したがって、長
期に使用していると、網目の大きさが縮小し、最後には
閉塞してしまう。これを防止するために、定期的な清掃
が必要となり、清掃作業に要する労力が頻繁に必要とな
る。 (4)上述したように、排気スクリーン2上のごみやほ
こりの付着、成長により、排気スクリーン2の目が小さ
くなり、空気噴出ノズル1aからの空気が排気スクリー
ン2を通過する際の抵抗が大きくなる。空気の抜け道
は、排気スクリーン2と選別対象物が落下する複数のシ
ュート以外にないので、この排気スクリーン2の通気抵
抗が大きくなる分、各シュートへ抜ける空気の量が設計
時点より増加してしまい、その空気の流れと共に、軽量
物シュート3以外のシュートへ直接軽量物が流れ込んで
しまう。
【0009】したがって、使用時間が長くなるほど、軽
量物シュート3以外のシュートへ混入する軽量物の量が
多くなる。 (5)さらに、、従来の風力選別装置においては、施設
の作業環境を悪化させるという問題点を具有すると共
に、使用時間の経過にしたがって、選別能力の低下を来
すという前述の問題点に対して、これを防止するには、
頻繁な排気スクリーン2の清掃が必要となり、清掃作業
に要する労力が頻繁に必要となると共に、長時間にわた
る連続的な使用ができないため、効率が悪いという問題
もある。
【0010】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
てなされたもので、排気スクリーンに付着した軽量物を
軽量物シュート上で確実に除去でき、ちりやほこり等の
微細物が、装置周辺へ飛散してしまうことを防止できる
と共に、排気スクリーンにごみやほこりが付着すること
によって、軽量物シュート以外のシュートに軽量物が入
り込むこと等の性能の変化がなく、長時間にわたる連続
的な使用が可能で、効率の良い風力選別手段を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の風力選別手段は、気体噴出ノ
ズルからの気体流れにより固体相互を分離すると共に、
該気体流れにより飛来してスクリーン表面に押し付けら
れた固体を排除する排気スクリーンを該気体流れの排出
部に設けた風力選別手段において、前記排気スクリーン
の固体排除部の気体流れ下流側には、該固体排除部に向
けて気体を噴出する固体排除ノズルが設けられているこ
とを特徴とする。
【0012】請求項2に係る発明は、固体供給部の終端
部下方に配置されて斜め上方に向く気体噴出ノズルから
の気体流れにより、供給された固体相互をその飛行距離
の差によって分離する風力選別手段であって、該気体噴
出ノズルからの気体流れの下方に複数のシュートを設
け、気体噴出ノズルから最も遠くに配置されたシュート
を軽量物を回収する軽量物シュートとすると共に、該気
体流れにより飛来してスクリーン表面に押し付けられた
固体を排除する固体排除部が前記軽量物シュートの上方
に位置するように排気スクリーンを設けた風力選別手段
において、前記排気スクリーンの固体排除部の気体流れ
下流側には、該固体排除部に向けて気体を噴出する固体
排除ノズルが設けられていることを特徴とする。
【0013】前記排気スクリーンの固体排除部とは、排
気スクリーン上における前記気体噴出ノズルからの気体
流れが衝突する範囲から外れた位置または前記気体噴出
ノズルから最も遠くの位置であって、軽量物等の固体を
排気スクリーン表面に押しつけていた気体流れの力が弱
くなり排気スクリーン表面に押しつけていた物を最も落
下させやすい排気スクリーン上の場所をいい、固体排除
のための設備があることを必須要件としない。従って、
本明細書においては前記排気スクリーンの固体排除部は
最も広義に解するものとする。
【0014】請求項3に係る発明は、前記気体噴出ノズ
ルに気体を供給する気体供給手段からの気体の一部が、
前記固体排除ノズルへ供給されることを特徴とする。請
求項4に係る発明は、前記排気スクリーンの気体流れ下
流側に、前記気体噴出ノズルに気体を供給する気体供給
手段の気体吸込口を設けることを特徴とする。
【0015】請求項5に係る発明は、前記排気スクリー
ンの固体排除部の気体流れ下流側には、外部と連通し外
部空気が前記気体吸込口に流れるようにした開口部が併
設されていることを特徴とする。請求項6に係る発明
は、前記開口部は、前記固体排除ノズルより前記気体供
給手段の気体吸込口に近いことを特徴とする。
【0016】請求項7に係る発明は、前記開口部には、
その開口面積を調整する手段が設けられていることを特
徴とする。請求項8に係る発明は、前記排気スクリーン
が、複数のスリットが形成され、各スリットから気体流
れ上流側に突出した状態でそのスリット内を移動する押
部材を備えたバースクリーンであることを特徴とする。
【0017】かかる本発明の作用を説明する。請求項1
に係る発明において、気体噴出ノズルからの気体の流れ
によって飛来してきた例えば固体のうちの軽量物は、そ
の気体の流れにより排気スクリーンに押しつけられる。
押しつけられた軽量物は、該排気スクリーンの動きによ
りその固体排除部に運ばれる。
【0018】排気スクリーンの固体排除部においては、
排気スクリーンが付着した汚汁等で、粘着性を帯びて、
軽量物が離れ難くなっていようとも、軽量物は、固体排
除ノズルから排気スクリーンの固体排除部に向けて噴出
された気体によって吹き飛ばされて、例えば軽量物シュ
ート内に落下する。それと共に、固体排除部の排気スク
リーンの目は、目詰まりすることなくきれいに保たれ
る。
【0019】請求項2に係る発明において、固体のうち
の軽量物は、気体噴出ノズルから吐き出された気体の流
れよって運ばれ、気体噴出ノズルからの気体が衝突する
排気スクリーンに押しつけられたり、気体噴出ノズルか
ら最も遠くに配置された軽量物シュートまで浮遊する。
一方、例えば中量物や重量物等の軽量物以外の物は、排
気スクリーンに押しつけられずに、気体流れにより軽量
物シュート以外の所定のシュート内に落下する。
【0020】気体の流れにより排気スクリーンに押しつ
けられた軽量物は、該排気スクリーンの動きによりその
固体排除部に運ばれる。排気スクリーンの固体排除部に
おいては、排気スクリーンが付着した汚汁等で、粘着性
を帯びて、軽量物が離れ難くなっていようとも、軽量物
は、固体排除ノズルから排気スクリーンの固体排除部に
向けて噴出された気体によって吹き飛ばされて、例えば
軽量物シュート内に落下する。それと共に、固体排除部
の排気スクリーンの目は、目詰まりすることなくきれい
に保たれる。
【0021】請求項3に係る発明において、気体噴出ノ
ズルに気体を供給する気体供給手段からの気体の一部
を、固体排除ノズルへと供給でき、固体排除ノズル専用
の気体供給手段を設ける必要がなくなる。請求項4に係
る発明において、例えば固体のうちの軽量物は、気体噴
出ノズルからの気体の流れと、排気スクリーンの気体流
れ下流側に設けられた気体吸込口から誘引される気体の
流れとが重なり合った気体の流れによって運ばれ、排気
スクリーンに押しつけられたり、気体噴出ノズルから最
も遠くに配置された軽量物シュートまで浮遊する。
【0022】選別対象物中に含まれる、ちりやほこり、
排気スクリーンの目より小さい微細な軽量物は、気体噴
出ノズルからの気体の流れにのって、排気スクリーンの
目を通り抜けても、気体吸込口から誘引されて、再度、
気体供給手段を介して、気体噴出ノズルから供給される
ので、再び捕集される機会に恵まれる。請求項5に係る
発明において、排気スクリーンの固体排除部の気体流れ
下流側にある開口部から気体吸込口に流れ込む空気の流
れが発生しており、この空気の流れの一部が開口部から
固体排除部のスクリーン裏側から排気スクリーンのスク
リーン表側に抜けて、気体噴出ノズルからの気体流れと
合流し、再度排気スクリーンの中央のスクリーン表側か
らスクリーン裏側に抜けて、気体吸込口へ誘引されてい
る。
【0023】この排気スクリーン固体排除部のスクリー
ン裏側からスクリーン表側に抜ける空気の流れと、前記
固体排除ノズルから排気スクリーン固体排除部に向けて
噴出された気体とによって、選別対象物から発生する汚
汁が排気スクリーンに付着して粘着性を持つようになっ
ていようとも、確実に軽量物は吹き飛ばされて、例えば
軽量物シュート内に落下、捕集される。それと共に、固
体排除部の排気スクリーンの目は、目詰まりすることな
くきれいに保たれる。
【0024】また仮に、この排気スクリーンのスクリー
ン裏側からスクリーン表側に抜ける空気の流れが生じて
いなくとも、開口部から気体吸込口に流れ込む空気の流
れが発生しているので、排気スクリーンの固体排除部で
は、気体噴出ノズルから噴出された気体を引き込んでい
る気体吸込口への気体流れ、即ち、軽量物を排気スクリ
ーンに押しつけるように作用していた気体流れが極端に
なくなっており、それだけ軽量物は落下しやすくなって
いる。したがって、固体排除ノズルからの気体流れがよ
り効果的に働く。
【0025】請求項6に係る発明において、開口部を、
固体排除ノズルより近い位置に設定したことによって、
固体排除ノズルから噴出された気体の流れが、開口部か
ら気体吸込口に流れ込む空気の流れによる影響を受け
ず、固体排除ノズルから排気スクリーンの固体排除部に
向けて噴出された気体によって軽量物を吹き飛ばす効果
が的確に発揮できる。
【0026】請求項7に係る発明において、開口部の開
口面積の調整によって、該開口部から気体吸込口に流れ
込む気体の流量または流速が調整される。請求項8に係
る発明において、気体噴出ノズルからの気体流れによ
り、バースクリーンに押しつけられた例えば軽量物は、
バースクリーンのスリットから該気体流れ上流側に突出
した押部材により、固体排除部に向けてかき寄せられて
運ばれる。この間に、バースクリーンに付着したごみや
ほこりのうちのバースクリーンのスリット間のものは移
動中の押部材に掻き取られ、バースクリーン表面上のも
のはバースクリーンに押し付けられた状態でかき寄せら
れる軽量物によって掻き取られる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、
本発明の風力選別手段を、分別収集されたごみのリサイ
クル施設に適用した場合の例である。図1及び図2にお
いて、気体流れにより固体相互を分離する風力選別手段
には、分別ごみ(選別対象物)を供給する供給コンベヤ
10が装備されている。
【0028】この供給コンベヤ10としては、例えば、
振動コンベヤが適用され、その他、ベルトコンベヤ等の
搬送装置が適用可能である。供給コンベヤ10の搬送出
口端部は、風力選別手段の本体ケーシング11に開設さ
れた開口部11aからその内部に挿入されている。この
場合、供給コンベヤ10から選別対象物が供給される
が、供給コンベヤ10の代わりに、他の装置の出口部を
直接取り付けて、該装置から排出される選別対象物が供
給されるようにしても良い。
【0029】本体ケーシング11内部に位置する供給コ
ンベヤ10の終端部には、軽量物(袋、シート類等)と
重量物(缶類、びん類、プラスチックボトル類等)の分
離精度を向上させる軽量物保持バー12が設置されてい
る。前記供給コンベヤ10の搬送出口端部の下方には、
気体噴出ノズルとしての空気噴出ノズル13が設けられ
ており、その先端噴出口13Aは、本体ケーシング11
を貫通して、該本体ケーシング11内部に臨まされてい
る。
【0030】この空気噴出ノズル13には、気体供給手
段としての送風機14により空気が供給される。空気噴
出ノズル13の先端噴出口13Aには、空気の噴出方向
を調整する調整可能な整流板13Bが設置され、空気の
噴出方向は供給コンベヤ10の搬送方向斜め上方となっ
ている。
【0031】また、本体ケーシング11の底部には、空
気噴出ノズル13から噴出される空気の流れの下方に位
置して、分別ごみをその重量また比重の違いにより選別
するための複数のシュートが設けられており、複数のシ
ュートとして、重量物シュート15と、軽量物シュート
16が、供給コンベヤ10側からこれと離れる方向に向
かって、順に設置されている。
【0032】前記重量物とは、袋、シート類以外のも
の、即ち、缶類、びん類、プラスチックボトル類等を指
し、軽量物とは、前記袋、シート類を指している。ここ
で、空気流れにより固体相互を分離すると共に、該空気
流れにより飛来してスクリーン表面に押し付けられた固
体を排除する排気スクリーンとして、バースクリーン1
7が設けられている。
【0033】即ち、前記重量物シュート15、軽量物シ
ュート16の上方の本体ケーシング11上面に開口され
た開口部11A(空気噴出ノズル13からの空気流れの
排出部)には、該開口部11Aの開口面に沿うバースク
リーン17が空気噴出ノズル13に対向して設けられて
いる。かかるバースクリーン17には、複数のスリット
17Aが形成され、各スリット17Aから空気噴出ノズ
ル13からの空気流れの上流側に突出した状態で、即
ち、図1で下側に突出した状態で、そのスリット17A
内を移動する押部材としての爪17Bが備えられてい
る。
【0034】このバースクリーン17において、スリッ
ト17Aの長手方向は、空気流れに沿う方向(縦方向)
に設定されている。前記爪17Bの移動方向のスリット
17A終端近傍は、このバースクリーン17の固体排除
部17Gであり、空気の流れが衝突する範囲から外れた
位置、または空気噴出ノズル13から最も遠くに設定さ
れており、固体排除部17Gの下方に、軽量物を回収す
る軽量物シュート16が位置される。
【0035】また、このバースクリーン17は、軽量物
シュート16上部で下方に屈曲している。この軽量物シ
ュート16上部で下方に屈曲する屈曲開始点からスリッ
ト17A終端までが、バースクリーン17の前記固体排
除部17Gとなる。このバースクリーン17の屈曲開始
点は、軽量物シュート16の入口部、即ち、両シュート
15,16を隔てる隔壁部11Bの上方位置から、スリ
ット17A終端までにあればよいが、軽量物シュート1
6の中央部上方から屈曲が開始されるのが好ましい。
【0036】前記移動可能な爪17Bは、図2に示すよ
うに、無端帯、例えば、無限軌道式に巻回される二本の
チェーン17Cにわたり設けられたバー17Dに取り付
けられて駆動するようになっており、空気噴出ノズル1
3側へ突出した爪17Bは供給コンベヤ10側(重量物
シュート15側)から、軽量物シュート16側へと移動
する。
【0037】前記二本のチェーン17Cは、駆動スプロ
ケット17Eと被駆動スプロケット17Fに巻き掛けら
れており、駆動スプロケット17Eの回転駆動により、
移動動作され、これにより、爪17Bがスリット17A
内を移動するようになっている。前記バースクリーン1
7の具体的構造は、平行なバー、ロッド、ワイヤー(針
金)等で形成すればよく、一般的には平鋼を使用し、平
鋼の厚さ面(側面)が表になるように並べ、目開き(ス
リット17Aの幅)が等間隔になるように一端部及び他
端部にスぺーサーを設けて通しボルトにて締付組立てる
構造が良い。
【0038】バースクリーン17の目開きは、細いほど
好ましいが10〜30mm程度でもよい。また、選別対象
物の大きさによっては、さらに目開きを大きくしても差
支えない。また、本体ケーシング11における重量物シ
ュート15と軽量物シュート16とを隔てる隔壁部11
Bの上端部には、バースクリーン17に対向して誘導ロ
ーラ18(図8参照)が設置されている。
【0039】この誘導ローラ18は、バースクリーン1
7に突出した爪17Bの稼動方向(図では、時計回り方
向)に回転する。バースクリーン17と誘導ローラ18
の間隔は、例えば、150mm程度に設定するが、軽量
物の軽量物シュート16側への移動が可能なかぎり、で
きるだけ小さくする方が望ましい。
【0040】一方、バースクリーン17の空気流れ下流
側、すなわちバースクリーン17のスクリーン裏側に
は、空気噴出ノズル13に空気を供給する気体供給手段
である送風機14の吸込口と連通する空気吸込口11C
が設けられる。また、バースクリーン17の固体排除部
17Gの空気流れ下流側に、言換えるとバースクリーン
17の空気流れ下流側の固体排除部17G近傍に、外部
と連通し、外部空気が前記空気吸込口11Cに流れるよ
うにした開口部11Dが形成されている。
【0041】さらに、バースクリーン17の固体排除部
17Gの空気流れ下流側、すなわちバースクリーン17
の空気流れ下流側の固体排除部17G近傍には、固体排
除部17Gに向けて空気を噴出する固体排除ノズル27
が設けられている。つまり、本体ケーシング11には、
バースクリーン17位置の上方に、該バースクリーン1
7を覆うカバー部11Eが形成されている。
【0042】そして、このカバー部11Eの略中央部
に、前記空気吸込口11Cが設けられ、この空気吸込口
11Cが空気配管20を介して送風機14の吸込口に接
続される。また、カバー部11Eのバースクリーン17
の固体排除部17Gに対応する位置に、前記開口部11
Dが形成される。この前記開口部11Dが形成される固
体排除部17G近傍位置は、固体排除部17Gのいずれ
かの対応する位置であればどこでも良いが、好ましくは
カバー部11Eの側端部近傍がよい。
【0043】この開口部11Dには、その開口面積を調
整する手段が設けられている。例えば、図3に示すよう
に、本体ケーシング11の開口部11D両側縁部にそれ
ぞれスライド溝11bを設け、このスライド溝11bに
開口部調整板21の両側端縁部をスライド可能に挿入支
持させ、さらに、スライド溝11bの形成部に固定用ネ
ジ22をねじ嵌合し、開口部調整板21のスライド溝1
1bに沿わせたスライド動作により、開口部11Dの開
き度合いを調整し、その調整位置で固定用ネジ22によ
って開口部調整板21を固定する構成とする。
【0044】さらに、前記固体排除ノズル27は、カバ
ー部11Eの開口部11D内側の側部に沿って設けられ
ている。すなわち、図3に示すように、バースクリーン
17のスリット17Aの長手方向と直交する方向に沿う
開口部両側部のうち空気吸込口11Cから遠い側の側部
に沿って、所定間隔をもって複数の固体排除ノズル27
が設置されている。
【0045】かかる固体排除ノズル27の設置位置によ
って、開口部11Dの位置は、実質的に固体排除ノズル
27より空気吸込口11Cに近い位置に設定されている
ことになる。各固体排除ノズル27の先端噴出口27A
は、開口部11Dからバースクリーン17の固体排除部
17Gに向けられている。
【0046】各固体排除ノズル27には、送風機14か
ら供給される空気が、送風機14と空気噴出ノズル13
とを連結する空気配管20から分岐した第1の分岐配管
20Aと該第1の分岐配管20Aからさらに分岐した複
数の第2の分岐配管20Bを介して供給されており、各
固体排除ノズル27は、第2の分岐配管20Bによって
開口部11D内に支持されている。
【0047】なお、固体排除ノズル27は、開口部11
D内側に設けずに、開口部11Dの外側近傍に設けるよ
うにしてもよい。また、図4に示すように、開口部11
Dのバースクリーン17のスリット17Aの長手方向と
直交する方向に沿う開口部両側部のうち空気吸込口11
Cから遠い側の側部に、一端部に空気導入口27′a
を、他端部に空気噴出口27′bをそれぞれ備え、該空
気導入口27′aから空気噴出口27′bへと末広がり
状に拡がった形状の固体排除ノズル27′を設置するよ
うにしてもよい。
【0048】この固体排除ノズル27′の空気導入口に
は、送風機14から供給される空気が、送風機14と空
気噴出ノズル13とを連結する空気配管20から分岐し
た第1の分岐配管20Aを介して供給される。次に、か
かる構成の風力選別手段の動作について説明する。供給
コンベヤ10から本体ケーシング11内に供給された選
別対象物のうちの軽量物Aは、空気噴出ノズル13から
の空気の流れと、空気噴出ノズル13からの空気が衝突
するバースクリーン17のスクリーン裏側(図において
上方に)に設置した空気吸込口11Cから誘引される空
気の流れとが、重なり合った強い空気流れによって運ば
れ、空気噴出ノズル13に対向して設置されたバースク
リーン17に押しつけられたり、空気噴出ノズル13か
ら最も遠くに配置された軽量物シュート16まで浮遊す
る。
【0049】一方、軽量物A以外の重量物Bは、バース
クリーン17に至らずに、空気流れによって運ばれない
で重量物シュート15内に落下する。即ち、比重の重い
缶類、びん類、プラスチックボトル類の重量物Bは、軽
量物保持バー12の間をぬけて重量物シュート15に直
接落ちるか、空気の流れの影響を受けて、バースクリー
ン17や供給コンベヤ10に対向する軽量物シュート1
6の入口部近傍の重量物シュート15の壁11Bに衝突
して、重量物シュート15内に落下する。
【0050】バースクリーン17に押しつけられた軽量
物Aは、バースクリーン17のスリット17Aから空気
流れ上流側に(図1において下方に)突出した爪17B
により、空気噴出ノズル13からの空気の流れが衝突す
る範囲から外れた位置または空気噴出ノズル13から最
も遠くの位置である固体排除部17Gに向けてかき寄せ
られる。
【0051】この間に、バースクリーン17に付着した
ごみやほこりのうちのバースクリーン17のスリット1
7B中にあるものは移動中の爪17Bに掻き取られ、バ
ースクリーン17の表面上のものはバースクリーン17
に押し付けられた状態でかき寄せられる軽量物Aによっ
て掻き取られる。そして、空気の流れが衝突する範囲か
ら外れた位置または空気噴出ノズル13から最も遠くの
位置である固体排除部17Gでは、軽量物Aをバースク
リーン17に押しつけていた空気の流れ、吸い寄せてい
た空気の流れの力よりも、軽量物Aに働く重力が勝り、
軽量物Aはこの位置の下部に設けられた軽量物シュート
16に落下する。即ち、軽量物シュート16上方では、
空気噴出ノズル13からの空気の流れや空気吸込口11
Cから誘引される空気の流れがなくなり、若しくは弱く
なり、重力により軽量物Aが落下する。
【0052】その際に、供給された選別対象物に含まれ
ていた汚汁等が、軽量物5を介して、または空気の流れ
によってミスト状になって、バースクリーン17に付着
し、粘着性を帯びて、軽量物Aがバースクリーン17ま
たは移動する爪17Bから離れ難くなっていようとも、
バースクリーン17の固体排除部17Gの空気流れ下流
側(スクリーン裏側)に、固体排除部17Gに向けて空
気を噴出する固体排除ノズル27を設けてあるため、バ
ースクリーン17または移動する爪17Bから離れ難く
なった軽量物Aは、各固体排除ノズル27からバースク
リーン17の固体排除部17Gに向けて噴出された空気
によって確実に吹き飛ばされて、軽量物シュート16内
に落下する。したがって、固体排除部17Gのスリット
17Aは、目詰まりすることなくきれいに保たれる。
【0053】さらに、本装置では、空気噴出ノズル13
や固体排除ノズル27から噴出した空気の一部は各シュ
ートの出口から漏れ、空気噴出ノズル13や固体排除ノ
ズル27から噴出した空気全量が空気吸込口11Cに流
れ込むわけではないので、軽量物シュート16上方にあ
る開口部11Dから空気吸込口11Cに流れ込む空気の
流れが必ず発生する。この空気の流れの一部が開口部1
1Dからバースクリーン17のスクリーン裏側(図1に
おいてバースクリーン17の上方)からバースクリーン
17のスクリーン表側(図1においてバースクリーン1
7の下方)に抜けて、空気噴出ノズル13からの空気の
流れと合流し、再度バースクリーン17の中央のスクリ
ーン表側(バースクリーン17の下方)からスクリーン
裏側(バースクリーン17の上方)に抜けて、空気吸込
口11Cへ誘引されている。軽量物Aは、重力の作用と
共にこのバースクリーン17のスクリーン裏側からスク
リーン表側に抜ける空気流れにより軽量物シュート16
側へ押される。
【0054】したがって、この空気流れと前記固体排除
ノズル27から噴出された空気との相乗作用によって、
選別対象物から発生する汚汁がバースクリーン17に付
着して粘着性を持つようになっていようとも、軽量物A
は確実に軽量物シュ−ト16に落下、捕集され、固体排
除部17Gのスリット17Aは、目詰まりすることなく
きれいに保たれる。
【0055】また仮に、このバースクリーン17のスク
リーン裏側からスクリーン表側に抜ける空気流れが生じ
ていなくとも、開口部11Dから空気吸込口11Cに流
れ込む空気の流れが発生しているので、固体排除部17
Gでは、空気噴出ノズル13から噴出された空気を引き
込んでいる空気吸込口11Cへの空気の流れ、即ち、軽
量物をバースクリーン17に押しつけるように作用して
いた空気の流れが極端に少なくなっており、それだけ軽
量物は落下しやすくなっている。したがって、前記固体
排除ノズル27から噴出された空気流れがより効果的に
働く。
【0056】特に、開口部11Dを、固体排除ノズル2
7よりも空気吸込口11Cに近い位置に設定したことに
よって、固体排除ノズル27から噴出された空気の流れ
が、開口部11Dから空気吸込口11Cに流れ込む空気
の流れによる影響を受けず、固体排除ノズル27からバ
ースクリーン17の固体排除部17Gに向けて噴出され
た空気の流れによって軽量物Aを吹き飛ばして落下させ
る効果が的確に発揮される。
【0057】また、開口部11Dの開き度合いを調整す
る開口部調整板21を設けるようにしたから、開口部1
1Dから空気吸込口11Cに流れ込む空気の流量又は流
速を調整でき、選別対象物から発生する汚汁がバースク
リーン17に付着する程度に応じて、バースクリーン1
7を上方から下方に抜ける空気の流による軽量物Aを押
す力を最適に調整でき、軽量物Aをより的確に軽量物シ
ュ−ト16に落下、捕集させることができる。
【0058】加えて、本実施形態のように、複数のスリ
ット17Aが形成され、各スリット17Aから空気流れ
上流側に突出した状態でそのスリット17A内を移動す
る爪17Bを備えたバースクリーン17を採用した結
果、空気流れ上流側へ突出して移動してきた爪17B
が、固体排除部17G、即ち、スリット17Aが空気流
れ上流側に屈曲している部分で、軽量物Aの大きさに対
して十分狭いバースクリーン17のスリット17Aに対
して徐々に引っ込んで、爪17Bに引っ掛けて運んでき
た軽量物Aをバースクリーン17のスクレーパ効果によ
り爪17Bから引き離し、軽量物シュート16内に落下
させる。
【0059】したがって、バースクリーン17に付着し
たままの軽量物Aがあっても、爪17Bの移動に伴いバ
ースクリーン17の固体排除部17Gへと移動してい
き、前記固体排除ノズル27から噴出された空気の作用
によって、選別対象物から発生する汚汁がバースクリー
ン17に付着して粘着性を持つようになっていようと
も、軽量物Aは確実に軽量物シュ−ト16に落下、捕集
される。また、バースクリーン17のスリット17A
は、爪17Bの移動と前記固体排除ノズル27から噴出
された空気流とにより全域で目詰まりすることなくきれ
いに保たれる。
【0060】なお、空気噴出ノズル13からの空気流に
乗って浮遊してきた、またはバースクリーン17途中か
ら剥離した軽量物Aは、軽量物シュート16の入口部に
設けられた誘導ローラ18により軽量物が軽量物シュー
ト16の入口部に堆積することなく、速やかに軽量物シ
ュート16に引き込まれる。なお、供給コンベヤ10に
よって供給された選別対象物中に含まれる、ちりやほこ
り、バースクリーン17のスリット17Aの間隔より小
さい微細な軽量物Aは、空気噴出ノズル13からの空気
の流れにのって、バースクリーン17のスリット17A
を通り抜けても、バースクリーン17の上部に設置した
空気吸込口11Cから誘引されて、再度、送風機14を
介して、空気噴出ノズル13から供給されるので、再び
捕集される機会に恵まれる。
【0061】また、選別対象物の供給の状況により、缶
類、びん類、プラスチックボトル類等の重量物Bが、軽
量物Aである袋やシート類等の上に重なって供給された
場合には、次のような軽量物保持バー12の作用によっ
て、軽量物Aが重量物Bの重さを受けて、重量物シュー
ト15に落下することが防止される。即ち、供給コンベ
ヤ10の終端部下部から、空気噴出ノズル13からの空
気の流れを横切るように、供給コンベヤ10の幅方向に
複数取り付けられた棒状の軽量物保持バー12に、軽量
物Aが重量物Bの重さを受けて軽量物Aの上に重量物B
が乗った状態で落下しても、軽量物Aの大きさ及び軟質
性から、軽量物Aが軽量物保持バー12に保持されてい
る間に、軽量物A上の重量物Bが軽量物保持バー12の
間から重量物シュート15に落下する。重量物Bの重さ
で押さえつけられていた軽量物Aは、重量物Bが取り除
かれたことにより空気噴出ノズル13からの空気の流れ
に乗って、バースクリーン17へ向かって飛んで行く。
これにより、軽量物Aが重量物Bの重さを受けて、重量
物シュート15に落下することが防止される。
【0062】なお、上記の実施形態においては、重量物
Bと軽量物Aとを選別するように、重量物シュート15
と軽量物シュート16とを、供給コンベヤ10側からこ
れと離れる方向に向かって順に設置したが、図5に示す
ように、重量物(びん類等)Bと中量物(缶類、プラス
チックボトル類等)Cと軽量物(袋、シート類等)Aと
を選別するように、重量物シュート15と中量物シュー
ト19と軽量物シュート16とを、供給コンベヤ10側
からこれと離れる方向に向かって、順に設置するように
しても良い。
【0063】この場合、比重の重い重量物Bであるびん
類は、供給コンベヤ10から供給されると、軽量物保持
バー12の間をぬけて重量物シュート15内に直接落ち
る。また、比重の比較的軽い中量物Cである缶類、プラ
スチックボトル類は、供給コンベヤ10から供給される
と、空気の流れの影響を受けて、バースクリーン17や
供給コンベヤ10に対向する軽量物シュート16の入口
部に至る中量物シュート19の壁に衝突して、中量物シ
ュート19内に落下する。
【0064】比重の軽い軽量物Aである袋、シート類等
は、図1及び図2の実施形態の作用と同様の作用によっ
て、軽量物シュート16に落下する。以上説明したよう
に、本構成の風力選別手段によれば、バースクリーン1
7の空気流れ下流側に、空気噴出ノズル13に空気を供
給する送風機14の空気吸込口11Cを設けると共に、
バースクリーン17の固体排除部17Gの空気流れ下流
側に、該固体排除部17Gに向けて空気を噴出する固体
排除ノズル27を設け、かつ、バースクリーン17の固
体排除部17Gの空気流れ下流側に、外部と連通し外部
空気が空気吸込口11Cに流れるようにした開口部11
Dを併設した構成としたから、ちりやほこり等の微細物
が、装置周辺へ飛散してしまうことを防止できると共
に、選別対象物から発生する汚汁がバースクリーン17
に付着して粘着性を持つようになっていようとも、軽量
物Aを容易に軽量物シュ−ト15に落下させて、捕集す
ることが可能となる。
【0065】また、上記の実施形態においては、空気噴
出ノズル13からの空気の流れによって固定されたバー
スクリーン17に押しつけられた軽量物は、バースクリ
ーン17のスリット17Aを移動する爪17Bにより、
軽量物シュート16上方の空気の流れがなくなる位置ま
たは空気噴出ノズル13から最も遠くの位置である固体
排除部17Gに掻き寄せられ、さらに爪17Bがバース
クリーン17のスリット17Aに徐々に引っ込む構造と
なっているので、爪17Bが引っ込む際に軽量物が引っ
掛けられてスリット17Aに引き込まれることがなく、
確実に引き離されて固体排除ノズル27の噴出空気によ
り落下する。これによって、バースクリーン17に付着
したごみやほこりを清掃する手間がなく、バースクリー
ン17にごみやほこりが付着することによる、装置性能
(軽量物シュート16以外のシュートに軽量物が入り込
むこと)の変化がないと共に、バースクリーン17に付
着した軽量物を軽量物シュート16上で確実に除去し、
装置周辺への軽量物の飛散がない等の利点を有する。
【0066】なお、以上の実施形態では、バースクリー
ン17を空気噴出ノズル13側へ突出る爪17Bの移動
構造について、二本のチェーン17Cにまたがるバー1
7Dに爪17Bを取り付けて該爪17Bを移動させる例
を上げたが、図6に示すように、回転するシャフト23
に爪17Bを取付けたものをシャフト23の回転方向に
複数設置して送る手段でもよく、さらには、図示しない
が、複数の爪を設けた棒状部材をクランク機構で上下左
右に移動させてスリットから爪が突出したときに固体排
除部側にスリット内を移動し引込んだ状態で元に戻るよ
うにしてもよい等、要するに、軽量物のかき寄せ手段を
用いればよい。
【0067】また、爪は連続的に動かす必要はなく、間
欠的に、または周期的に爪を動かすようにしてもよい。
さらに、上記の実施形態においては、バースクリーン1
7を軽量物シュート16の上部で下方に屈曲させて設置
した例を挙げたが、図7に示すように、バースクリーン
17をストレートとし、バースクリーン17を空気噴出
ノズル側へ突出する爪17Bの軌道が、軽量物シュート
上部で斜め上方へ移動する軌道となるようなチェーン1
7Cの形態にする構成等、他の形状をしたバースクリー
ンと爪の組合せを用いてもよい。この場合、爪17Bの
軌道が軽量物シュート上部で斜め上方へ移動する軌道と
なるバースクリーン17上の位置からスリット17A終
端までが、バースクリーン17の前記固体排除部17G
となる。
【0068】また、上記の実施形態においては、空気噴
出ノズル13側に突出した爪17Bの形状において、バ
ースクリーン17に対して、垂直に交差する棒状のもの
で軽量物をかき寄せる例を上げたが、平板で爪を製作す
る方法やバースクリーン17に対する、爪の角度を垂直
に対して傾斜させて設置する方法等の他の形状の異なる
爪で軽量物をかき寄せる方法を用いてもよい。
【0069】さらに、上記の実施形態では、誘導ローラ
18として、図8に示すように、パイプ状のものを回転
駆動させる構成としたが、誘導ローラ18に、空気流れ
の一部が吹き抜ける吹き抜け孔を設けるようにしてもよ
い。例えば、図9に示すように、パイプ状の誘導ローラ
18の表面に、吹き抜け孔を構成する穴18Aを開けた
もの、或いは、図10に示すように、網目が吹き抜け孔
となる網状の材料でパイプを形成させた誘導ローラ18
としてもよい。
【0070】かかる誘導ローラ18に吹き抜け孔を設け
るようにしたものの独特の作用を図11に基づいて説明
する。即ち、図11(A)において、軽量物Aは空気の
流れにより、誘導ローラ18外周面に押し付けられ、同
図(B)において、誘導ローラ18の回転によって該誘
導ローラ18外周面に押し付けられた軽量物Aが回転移
動し、同図(C)において、誘導ローラ18を吹き抜け
る空気で、誘導ローラ18外周面から軽量物Aが剥がれ
落ちる。
【0071】また、上記の実施形態では、バースクリー
ン17の上部に空気吸込口11Cを設置し、空気を送風
機14で誘引して、空気噴出ノズル13と固体排除ノズ
ル27から再度噴出させる手法を用いた例を挙げたが、
空気吸込口11Cと送風機14の間にサイクロン等の集
塵装置を設置し、集塵装置で、バースクリーン17を通
過してきた空気中のちりやほこり等の微細物の集塵を行
った後、送風機で誘引して、空気噴出ノズル13,27
から再度噴出させようにしてもよく、バースクリーン1
7を通過してきた空気中のちりやほこり等による両ノズ
ルの目詰まりの発生を防止することができる。
【0072】また、以上の実施形態では、バースクリー
ン17を装置の本体ケーシング11の天井部に設けた例
を示したが、図12に示すように、本体ケーシング1
1′の傾斜壁や垂直壁に設けてもよい。この場合、空気
流れの下方に複数のシュート24〜26を設け、空気噴
出ノズル13から最も遠くに配置されたシュート26を
軽量物を回収する軽量物シュートとして、バースクリー
ン17の爪(押部材)の移動方向のスリット終端部近傍
を固体排除部17Gとし、その固体排除部17Gを軽量
物シュート26により近いところに位置させればよい。
【0073】その際、バースクリーン17のスリットの
長手方向は、先の実施形態の如く空気流れに沿った並列
な方向(縦方向)でなくてもよく、空気流れと直角な方
向(横方向)や、空気流れと所定角度をもった斜め方向
でも差支えない。また、図13に示すように、軽量物シ
ュート26を空気吸込口11Cによる空気流れの側方の
空気流れが生じない位置に設けてもよいのは当然であ
る。
【0074】さらに、上述した各実施形態においては、
排気スクリーンとして、複数のスリット17Aが形成さ
れ、各スリット17Aから空気流れ上流側に突出した状
態でそのスリット17A内を移動する爪17B(押部
材)を備えたバースクリーン17を採用したが、図13
に示すように、網目状の排気スクリーン2を採用しても
よい。
【0075】また、以上の各実施形態は、本発明に係わ
る風力選別手段を、単独の風力選別手段として構成した
例を示したが、本発明に係わる風力選別手段を、例えば
廃棄物が入っているごみ袋を破る破袋機内に設けて破袋
選別機とするなど、他の機器内に組込んでもよいのは当
然である。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
及び2の風力選別手段によれば、排気スクリーンの固体
排除部の気体流れ下流側に、該固体排除部に向けて気体
を噴出する固体排除ノズルを設けた構成としたから、排
気スクリーンが付着した汚汁等で粘着性を帯びて、軽量
物が離れ難くなっていようとも吹き飛ばすことができ、
例えば排気スクリーンに付着した軽量物を軽量物シュー
ト上で確実に除去できると共に、排気スクリーンの目が
目詰まりするのを防止でき、排気スクリーンにごみやほ
こり等が付着することによって、例えば軽量物シュート
以外のシュートに軽量物が入り込むこと等の性能の変化
がなく、安定して長時間にわたる連続的な使用が可能
で、効率の良い風力選別を行うことができる。
【0077】請求項3に係る発明によれば、固体排除ノ
ズル専用の気体供給手段を設ける必要がなく、設備コス
トを低く抑えることができる。請求項4に係る発明によ
れば、気体噴出ノズルからの気体の流れと、排気スクリ
ーンの気体流れ下流側に設けられた気体吸込口から誘引
される気体の流れとが重なり合った気体の流れによって
固体相互を分離するので、送風機の能力を最大限に利用
でき、効率的であると共に、排気スクリーンの目を通り
抜けた小さい微細な軽量物は、気体吸込口から誘引され
て、再度、気体供給手段を介して、気体噴出ノズルから
供給されるので、再び捕集される機会に恵まれるので、
ちりやほこり等の微細物が、装置周辺へ飛散してしまう
ことを防止できる。
【0078】請求項5に係る発明によれば、排気スクリ
ーンの固体排除部の気体流れの下流側にある開口部から
気体吸込口に流れ込む空気の流れを発生させる構成によ
る排気スクリーン固体排除部のスクリーン裏側からスク
リーン表側に抜ける空気の流れの効果と、前記固体排除
ノズルから排気スクリーン固体排除部に向けて噴出され
た気体との相乗作用によって、選別対象物から発生する
汚汁が排気スクリーンに付着して粘着性を持つようにな
っていようとも、軽量物は確実に落下、捕集される。
【0079】また仮に、この排気スクリーンのスクリー
ン裏側からスクリーン表側に抜ける空気の流れが生じて
いなくとも、開口部から気体吸込口に流れ込む空気の流
れが発生しているので、軽量物を排気スクリーンに押し
つけるように作用していた気体流れが極端に少なくなっ
ており、それだけ軽量物は落下しやすくなっており、固
体排除ノズルからの気体流れがより効果的に働く。
【0080】請求項6に係る発明によれば、開口部を、
固体排除用の気体噴出ノズルより気体吸込口に近い位置
に設定したことによって、固体排除ノズルから噴出され
た気体の流れが、開口部から気体吸込口に流れ込む空気
の流れによる影響を受けず、固体排除ノズルから排気ス
クリーンの固体排除部に向けて噴出された気体によって
軽量物を吹き飛ばす効果が的確に発揮できる。
【0081】請求項7に係る発明によれば、開口部の開
口面積の調整によって、該開口部から気体吸込口に流れ
込む空気の流量又は流速を調整できる結果、その空気流
による例えば軽量物を排気クリーンから剥離させる力を
調整でき、軽量物をより的確に落下、捕集させることが
できる。請求項8に係る発明によれば、排気スクリーン
(バースクリーン)に付着したごみやほこりを清掃する
手間がなく、排気スクリーンにごみやほこりが付着する
ことによる、装置性能(例えば軽量物シュート以外のシ
ュートに軽量物が入り込むこと)の変化がないと共に、
排気スクリーンに付着した軽量物を軽量物シュート上等
で確実に除去し、装置周辺への軽量物の飛散がない等の
利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る風力選別手段の一実施形態を示
す正面断面図
【図2】 同上の実施形態の分解斜視図
【図3】 同上の実施形態における開口部の調整板の構
成及び固体排除ノズルの構成を示す図で、(A)は平面
図、(B)は(A)中A−A矢視断面図
【図4】 同上の実施形態における開口部の調整板の構
成及び固体排除ノズルの構成の他の例を示す図で、
(A)は平面図、(B)は(A)中A−A矢視断面図
【図5】 他の実施形態の正面断面図
【図6】 爪の移動構造の他の例を示す図で、(A)は
概略斜視図、(B)は正面断面図
【図7】 バースクリーン及び爪の移動構造の他の例を
示す正面断面図
【図8】 同上の各実施形態における誘導ローラの構成
を示す概略斜視図
【図9】 同上の各実施形態における誘導ローラの他の
例の構成を示す概略斜視図
【図10】 同上の各実施形態における誘導ローラの他の
例の構成を示す概略斜視図
【図11】 (A)〜(C)は、図9及び図10の各誘導
ローラの作用を説明する概略図
【図12】 排気スクリーンの設置位置の他の例を示す正
面断面図
【図13】 他の実施形態の平面断面図
【図14】 従来の風力選別装置の構成を示す平面断面図
【符号の説明】
2 排気スクリーン 10 供給コンベヤ 11C 空気吸込口 11D 開口部 13 空気噴出ノズル 14 送風機 15 重量物シュート 16 軽量物シュート 17 バースクリーン 17A スリット 17B 爪 17G 固体排除部 19 中量物シュート A 軽量物 B 重量物 C 中量物 20 空気配管 20A 第1の分岐配管 20B 第2の分岐配管 21 開口部調整板 27 固体排除ノズル 27′ 固体排除ノズル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気体噴出ノズルからの気体流れにより固体
    相互を分離すると共に、該気体流れにより飛来してスク
    リーン表面に押し付けられた固体を排除する排気スクリ
    ーンを該気体流れの排出部に設けた風力選別手段におい
    て、 前記排気スクリーンの固体排除部の気体流れ下流側に
    は、該固体排除部に向けて気体を噴出する固体排除ノズ
    ルが設けられていることを特徴とする風力選別手段。
  2. 【請求項2】固体供給部の終端部下方に配置されて斜め
    上方に向く気体噴出ノズルからの気体流れにより、供給
    された固体相互をその飛行距離の差によって分離する風
    力選別手段であって、該気体噴出ノズルからの気体流れ
    の下方に複数のシュートを設け、気体噴出ノズルから最
    も遠くに配置されたシュートを軽量物を回収する軽量物
    シュートとすると共に、該気体流れにより飛来してスク
    リーン表面に押し付けられた固体を排除する固体排除部
    が前記軽量物シュートの上方に位置するように排気スク
    リーンを設けた風力選別手段において、 前記排気スクリーンの固体排除部の気体流れ下流側に
    は、該固体排除部に向けて気体を噴出する固体排除ノズ
    ルが設けられていることを特徴とする風力選別手段。
  3. 【請求項3】前記気体噴出ノズルに気体を供給する気体
    供給手段からの気体の一部が、前記固体排除ノズルへ供
    給されることを特徴とする請求項1または2記載の風力
    選別手段。
  4. 【請求項4】前記排気スクリーンの気体流れ下流側に、
    前記気体噴出ノズルに気体を供給する気体供給手段の気
    体吸込口を設けることを特徴とする請求項1〜3のうち
    いずれか1つに記載の風力選別手段。
  5. 【請求項5】前記排気スクリーンの固体排除部の気体流
    れ下流側には、外部と連通し外部空気が前記気体吸込口
    に流れるようにした開口部が併設されていることを特徴
    とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の風力選
    別手段。
  6. 【請求項6】前記開口部は、前記固体排除ノズルより前
    記気体供給手段の気体吸込口に近いことを特徴とする請
    求項5記載の風力選別手段。
  7. 【請求項7】前記開口部には、その開口面積を調整する
    手段が設けられていることを特徴とする請求項5または
    6記載の風力選別手段。
  8. 【請求項8】前記排気スクリーンが、複数のスリットが
    形成され、各スリットから気体流れ上流側に突出した状
    態でそのスリット内を移動する押部材を備えたバースク
    リーンであることを特徴とする請求項1〜8のうちいず
    れか1つに記載の風力選別手段。
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