JP3691756B2 - 風力選別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、破砕されたプラスチック系廃棄物を主体とする廃棄物をフィルム系プラスチック等の軽量物と重量系プラスチック(異物)等の重量物とに選別する風力選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
廃棄物の量が年々増加していく中で、容器包装リサイクル法等の制定により、廃棄物の再資源化、有効利用が近年活発になってきている。例えば、プラスチックごみの場合、再商品化事業者等において選別機で鉄、アルミ等を異物として除去し、固形化して油化処理、高炉吹込、コークス等による再商品化等の手法が取られている。この場合、異物が除去された廃棄物を固形化するためには、廃棄物を更に破砕する必要があり、この粗破砕工程において、破砕機等の機械を用いているが、金属分(ステンレス、チタン、ニッケル等)や非金属分(陶器やガラス、石等)が存在しているため、これらの廃棄物を破砕機内に投入した場合、破砕機の刃が短期間に破損、摩耗し、ライン下流側の固形化装置の損耗、固形物の純度の低下という問題を生じていた。
【0003】
この問題を解決する方法として、特開平8−309286号公報には、風力選別により重量物、中重量物、軽量物を選別するごみの風力選別装置が開示されている。この風力選別装置は、投入コンベアの排出部から空中を落下するごみに対し、斜め上方を向けた空気噴出ノズルで圧搾空気を吹き付け、中重量物や軽量物を吹き飛ばして選別する装置であった。しかし、空中を落下する破袋廃棄物は、落下速度の鉛直方向成分が大きいため、斜め上方に相当量の空気を吹き付けても、中重量物や軽量物を吹き飛ばすことは困難であった。
【0004】
そこで、本願発明者は、特開平11−156303号公報において、落下する破袋廃棄物を一旦傾斜板に当てて失速させてから風力選別を行う破袋廃棄物の風力選別方法及び装置について開示した。この風力選別装置においては、破袋廃棄物搬送コンベアの終端部から落下する破袋廃棄物に圧搾空気を吹き付け、破袋廃棄物中の軽量物は、圧搾空気によって吹き飛ばされて軽量物シュートに収納され、一方、重量物は自重によって傾斜板に衝突して一旦失速し、その後傾斜板の傾斜面を滑落して重量物シュートに収納されるようになっている。従って、破袋廃棄物は、傾斜板上で連続して圧搾空気による風力を受けることができるので、確実に軽量物の選別を行うことができるようになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記風力選別装置においては、固定配置、又は振動可能に配置された傾斜板を使用していたので、例えば、水分を含んだフィルムや、特に布状物が破袋廃棄物として傾斜板上に落下した場合、振動だけでは移動速度が小さいため、この布状物が傾斜板上に長時間滞留することがあった。そして、張り付いた布状物の上に破袋廃棄物が落下して、布状物に重なり合って積層し、これが連鎖的に繋がって装置内が閉塞状態となるという問題があった。
【0006】
そこで、新たに発生したこの問題を解決する装置として、本願発明者は、特願2000−040829号において、図4に示す形態の風力選別装置70を開示した。風力選別装置70においては、破袋、又は粗く破砕された破袋廃棄物71を搬送コンベア72の排出部73から落下させ、落下中の破袋廃棄物71には、搬送コンベア72の下方に設けられたノズルヘッダー74に取付けられた空気ノズル75から、ブロアー76で発生された圧搾空気を吹き付けるようになっている。吹き付けられる圧搾空気によって破袋廃棄物71のうち、フィルム系プラスチック等の軽量物77は、吹き付け方向に浮遊して移動し、一方、重量系プラスチック(異物)等の重量物78は、排出部73の下方に傾斜して配置された無端の搬送平板79を備えた傾斜コンベア80で受け取り、傾斜コンベア80を駆動して重量物78を無端の搬送平板79の低位置側に搬送している。吹き付け方向に浮遊して移動した軽量物77は、軽量物用シュート81を介して図示しない軽量物回収箱に回収され、一方、重量物78は、重量物用シュート82を介して図示しない重量物回収箱に回収されるようになっている。なお、図4中の符号83はサイクロンを、符号84は集塵機を、符号85は誘引ブロアーを表している。
【0007】
しかしながら、前記風力選別装置70においては、以下に述べる問題点を有していた。即ち、破袋廃棄物71中の破砕されたごみのサイズは一定でなく、しかも、そのごみの水分も一定でないために、軽量物77と重量物78とを選別する選別効率が悪いという問題があった。本発明者等は、この選別効率が低い原因について、特に、吹き付けられる圧搾空気の流れに注目して種々、検討し、解析した結果、以下の知見を得ることができた。
図4に破線の矢印で示すように、軽量物用シュート81側に吹き付けられた空気の内、軽量物77の選別に有効な空気の流れaの他に、傾斜コンベア80の下方では、軽量物用シュート81側から重量物用シュート82に流れる空気の流れb、さらに、傾斜コンベア80の上方では、排気系に流れる空気の流れc及び軽量物用シュート81側から重量物用シュート82側に流れる空気の流れdが生じており、空気の流れb〜dが選別効率の低下の原因になっている。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、軽量物の選別に影響を及ぼす空気の流れを考慮して軽量物と重量物とを高い効率で選別可能な風力選別装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明に係る風力選別装置は、下部に重量物用シュートを備えた重量物回収室内に、上部の投入部から、破砕されたプラスチック系廃棄物を主体とする廃棄物を投入し、前記重量物回収室の一方側に設けられた吹き出しノズルから吹き出される空気によって重量物と軽量物に分離し、分離した前記軽量物は該重量物回収室の他方側に設けられた開口部を介して該重量物回収室に連通する、下部に軽量物用シュートが設けられた軽量物回収室に送られ、重量物と軽量物の選別を行う風力選別装置であって、
前記重量物回収室には、投入された前記廃棄物を受けて、前記吹き出しノズル側に下り傾斜し、載った前記廃棄物を前記吹き出しノズル側に搬送する傾斜コンベアを備え、
しかも、前記開口部には、前記吹き出しノズルからの空気によって前記重量物回収室で分離して吹き出される前記軽量物を選択的に前記軽量物回収室に送り込み、更には該軽量物回収室に送り込まれた前記軽量物が前記重量物回収室に吹き戻るのを防止する案内ダンパーを設けている。
これによって、傾斜コンベアを使用して風力選別を行うので、傾斜コンベア上の廃棄物を強制的に搬送して、廃棄物が傾斜コンベア上で滞留することを防止し、かつ吹き出される空気によって重量物と軽量物に分離できると共に、吹き出しノズルから吹き出される空気により軽量物回収室に送り込まれた軽量物は重量物回収室に吹き戻ることが抑制される。
【0009】
本発明に係る風力選別装置において、吹き出しノズルは傾斜コンベアに合わせて拡幅し、しかも、吹き出しノズルは、拡幅して吹き出される空気を均等化する整流板と、吹き出される空気の速度を制御する角度調整可能な風速調整ダンパーとを有することもできる。これによって、均一な空気の流れの場が形成されると共に、空気の風速を調整することができる。
本発明に係る風力選別装置において、廃棄物を徐々に投入部に送る振動供給手段が設けられていると共に、投入部には、振動供給手段によって投入された廃棄物の投入速度を弱める1又は2以上の拡散受けダンバーと、廃棄物が投入部に詰まったことを検知する廃棄物閉塞センサを設けてもよい。これによって、廃棄物を選別し易いように解(ほぐ)しながら、かつ定量的に投入でき、投入された廃棄物の投入速度(落下速度)を失速させることができると共に、投入部に閉塞した廃棄物を検知できる。
【0010】
本発明に係る風力選別装置において、軽量物回収室の上部の排気口の手前には、分離された軽量物が排気口に直接吸い込まれるのを防止する角度調整可能な気流失速ダンパーが設けられていると共に、気流失速ダンパー上に溜まった軽量物を吹き下ろすエアパージ手段を設けることもできる。これによって、空気の流れに乗って排気口に運ばれてきた軽量物の流速を下げることができ、また、気流失速ダンパー上に溜まった軽量物を回収することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。
図1は本発明の一実施の形態に係る風力選別装置の全体構成図、図2は同風力選別装置の要部拡大図、図3は吹き出しノズルの平面図である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る風力選別装置10は、下部に重量物用シュート11を備えた重量物回収室12内に、上部の投入部13から、破砕されたプラスチック系廃棄物を主体とする廃棄物14を投入し、重量物回収室12の一方側(図の左側)に設けられた吹き出しノズル15から吹き出される空気16によって重量物17と軽量物18に分離し、分離された軽量物18は重量物回収室12に開口部19を介して連通し、下部に軽量物用シュート20が設けられた軽量物回収室21に送って、重量物17と軽量物18の選別を行う装置である。なお、重量物回収室12及び軽量物回収室21の平面視した断面形状は矩形としている。以下、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る風力選別装置10においては、重量物回収室12の一方側の上部外側には、重量物回収室12の一方側の上部に形成された投入部13に廃棄物14を徐々に送る振動供給手段の一例である振動フィーダ22が設けられている。図2に示すように、振動フィーダ22は重量物回収室12の一方側の上部外側に配置された図示しない架台に固定フレーム23を介して固定されており、固定フレーム23上の前後方向に設けられた支持フレーム24、25にスプリング等の緩衝材を介して振動板26が設けられている。振動板26の中央部の下面には振動源の一例である振動モータ27が取付けられている。従って、振動板26の上流側(図の左側)に積載された廃棄物14は、振動板26上で強制的に振動させられ、この結果、重量物17と軽量物18から構成される破砕された廃棄物14は除々に解されながら、かつ定量的に投入部13側に搬送される。
【0013】
投入部13には、振動フィーダ22によって投入された廃棄物14の投入速度(落下速度)を弱めると共に、廃棄物14をばらばらに拡散することによって、選別効率を高くするために、矩形状の拡散受けダンパー28、29が上下方向に所定の間隔を開けて、対向して設けられている。拡散受けダンパー28、29はそれぞれ、廃棄物14の重量物17と軽量物18との割合、水分、種類及びサイズや処理量等の条件に応じてダンパー角度θ1 、θ2 が調整可能な構造となっている。
【0014】
図2及び図3に示すように、対向して配置された拡散受けダンパー28、29によって形成される廃棄物14の落下通路の拡散受けダンパー29の先端より上方位置において廃棄物14が投入部13に詰まったことを検知する廃棄物閉塞センサ30が設けられている。廃棄物閉塞センサ30として、例えば、重量物回収室12の幅方向の対向する壁部31、32に対向して設けられ、発光部33及び発光部33からの光を受ける受光部34を備えた透過型のセンサを用いることができる。廃棄物閉塞センサ30により、投入部13に廃棄物14が閉塞した直後に、処理ラインの運転を停止することができ、大きなトラブルの発生を防止することができる。
【0015】
図1及び図2に示すように、重量物回収室12には、投入された廃棄物14を受けると共に、吹き出しノズル15側に下り傾斜して、載った廃棄物14を吹き出しノズル15側に搬送する傾斜コンベアの一例であるスラットコンベア35を備えている。スラットコンベア35には、搬送部材の一例であるステンレス等の金属板からなる矩形状の搬送平板36が無端状態に連接して設けられている。スラットコンベア35の上側に位置する搬送平板36は、その移動方向の上流側(図2において右側)が上位置となるように傾斜配置され、振動フィーダ22から落下した廃棄物14は、中間部の搬送平板36によって受け取られ、搬送平板36の低位置側(図2において左側)に搬送されるようになっている。
【0016】
ここで、搬送平板36が傾斜配置されているとは、周回する搬送平板36のうち、スラットコンベア35の上側にあって、廃棄物14を載置可能な状態にある部分が、傾斜配置されていることを意味している。搬送平板36に金属板を使用するので、強度を強くすることができる。また、金属板は、摩擦係数が小さいので、スラットコンベア35の傾斜角度θを小さくすることができ、噴出する空気量を減らしても搬送平板36上を移送される廃棄物14中の軽量物18を効率よく吹き飛ばして選別することができる。
【0017】
スラットコンベア35の寸法は、廃棄物14の供給量、嵩比重によって左右されるが、長さ、幅とも約1mの大きさで、1〜10m/分の搬送速度で運転される。また、スラットコンベア35の傾斜角度θは、5〜30度の範囲で調整可能としている。傾斜角度θが5度より小さいと、吹き付けられる空気により、小さい重量物17a(例えば、小さな重質系プラスチックであり、図1及び図2を参照)が上流側に移動し、吹き飛ばされて軽量物回収室21に混入する可能性があるからである。一方、傾斜角度θが30度より大きい場合には、軽量物18を上方に押し上げるために必要な空気量が増加し、不経済であり、また、空気の流速が小さいと排出される重量物17中に軽量物18が混入する可能性があるからである。
【0018】
図2に示すように、重量物回収室12の一方側に設けられた拡散受けダンパー29の下方の壁部には矩形状の開口部12aが形成されており、開口部12aには、廃棄物14に圧縮された空気16を吹き付ける吹き出しノズル15が挿通して設けられている。図3に示すように、吹き出しノズル15はスラットコンベア35(図示せず)の幅や、重量物回収室12の幅方向に対向する壁部31、32間距離に合わせて拡幅されている。しかも、吹き出しノズル15には、拡幅して吹き出される空気16を均等化する複数枚(本実施の形態では7枚)の整流板37が所定の間隔を開けて取付けられている。
【0019】
図1に示すように、吹き出しノズル15には、ブロアー38により圧縮された空気が空気配管39を通して供給される。吹き出しノズル15には、整流板37の下流側(図の右側)の下部に吹き出される空気16の速度を制御する角度調整可能な風速調整ダンパー40が設けられている。風速調整ダンパー40により廃棄物14の性状(種類、含有水分等)に応じて、例えば、空気16の風量を一定にして風速を調整可能とすることができる。
吹き出しノズル15から噴出する空気16の風速は、5〜20m/secの範囲で調整することが好ましい。風速が5m/secより小さいと、軽量物18と重量物17との選別効率が悪くなり、一方、20m/secを超えると、選別効率は向上せず、ブロアー38の動力が無駄になるからである。
スラットコンベア35によって搬送されて、下流側端部から落下する重量物17は重量物用シュート11により回収される。
【0020】
矩形状に形成された開口部19の上下には、吹き出しノズル15からの空気16によって重量物回収室12で廃棄物14から分離されて吹き出される軽量物18を選択的に軽量物回収室21に送り込み、更には軽量物回収室21に送り込まれた軽量物18が重量物回収室12に吹き戻るのを防止する一対の案内ダンパー41、42が設けられている。矩形状の案内ダンパー41は開口部19の上端部に角度調整が可能に取付けられており、案内ダンパー42は開口部19の下端部に角度調整及び長さ調整が可能に取付けられている。即ち、案内ダンパー42は、図2に示すように、開口部19の下端部に角度調整が可能に取付けられた矩形状の回動部43と、回動部43の先端部に回動部43に対してスライド可能に取付けられた矩形状のスライド部44とを有している。従って、廃棄物14の諸条件(重量物17と軽量物18との割合、水分、サイズ等)や吹き出される空気16の流量、方向等の条件に応じて、案内ダンパー41、42の角度及び/又は長さを調整することによって、小さな重量物17aも重量物17側に選別することができると共に、軽量物回収室21に送られた軽量物18が軽量物回収室21から重量物回収室12に戻るのを防止するように空気の流れを調整することができる。
【0021】
図1に示すように、軽量物回収室21の上部には、サイクロン45、集塵機46、誘引ブロアー47を備えた排気系に接続する排気口48が設けられている。排気口48の手前には、分離された軽量物18が排気口48に直接吸い込まれるのを防止する角度調整可能な2つの気流失速ダンパー49、50がそれぞれの先端部を近接させて対向して配置されている。気流失速ダンパー49、50の角度調整によって、空気16の流れに乗って排気口48付近に運ばれてきたフィルム(廃プラ)等の軽量物18の流速を下げることによって、軽量物18を軽量物用シュート20に落下させて回収することができる。
【0022】
図1に示すように、風力選別装置10には、運転中に気流失速ダンパー49、50上に溜まった軽量物18を吹き下ろすエアパージ手段51が設けられている。エアパージ手段51によって、気流失速ダンパー49、50の上方の軽量物回収室21の上部に形成されたパージ孔52〜54に、ブロアー55により圧縮された空気を送り込むことができる。従って、エアパージ手段51を間欠的に作動して気流失速ダンパー49、50上に堆積又は付着した軽量物18をエアパージすることにより、軽量物用シュート20に落下させることができる。なお、図1中の符号56は、排気口48に取付けられた流量調整ダンパーを、符号57〜59は、ブロアー55からパージ孔52〜54に供給される圧縮された空気の開閉を行うストップバルブを表している。
【0023】
次に、本発明の一実施の形態に係る風力選別装置10の使用方法について説明する。
(1)予め、処理する廃棄物14の性状や吹き出しノズル15からの空気16の吹き付け量に応じて、案内ダンパー41、42の角度及び/又は長さを調整すると共に、風速調整ダンパー40の角度を調整しておく。さらに、気流失速ダンパー49、50の角度や拡散受けダンパー28、29の角度を調整しておく。
(2)まず、振動フィーダ22及びスラットコンベア35を駆動すると共に、ブロアー38及び誘引ブロアー47を駆動して吹き出しノズル15から圧縮された空気をスラットコンベア35の上方に略平行に吹き出し、かつ排気系を運転する。
(3)次に、軽量物18と重量物17が混合状態になっている破砕された廃棄物14を振動フィーダ22の反投入側(上流側)に搭載すると、搭載された廃棄物14は振動フィーダ22上で振動を受けて解されながら下流側端部にある排出部から落下する。
【0024】
(4)振動フィーダ22から落下した廃棄物14は、まず角度調整された拡散受けダンパー28に衝突して跳ね返り、次いで拡散受けダンパー29に衝突して跳ね返り、スラットコンベア35の中央付近に向けて落下する。
(5)ここで、スラットコンベア35の搬送平板36に衝突した廃棄物14は、その落下速度のうち、鉛直方向成分を衝突によって無くして失速状態となる。また、重量物17と軽量物18とが重なり合って同時に落下した場合には、衝突によって飛散するので、ある程度選別されることになる。搬送平板36上に載った廃棄物14は、駆動されるスラットコンベア35によって、下流側に搬送される。
【0025】
(6)ブロワー38から供給される圧縮された空気16は吹き出しノズル15の整流板37により幅方向に均一な流れの場が形成されると共に、風速調整ダンパー40により最適な風速で、下流側に搬送されている廃棄物14に吹き付けられる。これによって、廃棄物14中の軽量物18は、図1及び図2に示すように、スラットコンベア35の上流側に吹き飛ばされ、さらに、開口部19に設けられた案内ダンパー41、42の間を通過して軽量物回収室21に吹き込まれ、その後、軽量物用シュート20内に落下して回収される。
(7)軽量物回収室21に吹き込まれた空気16は、気流失速ダンパー49、50の間を通過し、排気口48、サイクロン45、集塵機46を介して誘引ブロアー47により系外に排出される。
【0026】
(8)一方、廃棄物14中の重量物17は、上流側に吹き飛ばされないまま搬送平板36上に載置された状態で下流側に移動し、排出部から落下して重量物用シュート11に回収される。同時に、廃棄物14中の小さな重量物17aは、搬送平板36上に載置された状態で吹き付けられる空気16により上流側に吹き戻されて、図1及び図2に示すように、重量物用シュート11内に落下して回収される。
(9)廃棄物14を風力選別処理中に、ブロアー55を間欠的に運転して、圧縮された空気を軽量物回収室21の上部に形成されたパージ孔52〜54を介して気流失速ダンパー49、50上に吹き付けて、気流失速ダンパー49、50上に堆積又は付着した軽量物18を軽量物用シュート20に落下させる。
このように、本実施の形態においては、重量物回収室12のスラットコンベア35で搬送されている廃棄物14を吹き付けられる空気16により軽量物18と重量物17、17aに選別し、かつ案内ダンパー41、42の使用によって、軽量物回収室21に吹き込まれた空気16が重量物回収室12側に再び戻らないように工夫しているので、軽量物18と重量物17、17aとを高い効率で風力選別することができる。
【0027】
本実施の形態においては、軽量物回収室21に送り込まれた軽量物18が重量物回収室12に吹き戻るのを防止する案内ダンパーとし、2セット(案内ダンパー41、42)設けたが、これに限定されず、状況に応じて、1セット又は3セット以上とすることもできる。
2セットの案内ダンパー41、42は、開口部19の上側に角度調整が可能なものを、また開口部19の下側に角度調整及び長さ調整が可能なものを取付けたが、これに限定されず、必要に応じて、逆に下側に角度調整が可能なものを、また上側に角度調整及び長さ調整が可能なものを取付けることもできる。また、2セットとも角度調整が可能なものを、又は角度調整及び長さ調整が可能なものを取付けることもできる。さらに、例えば、廃棄物の性状等の処理条件が常に、一定である場合等には、必要に応じて、角度調整又は長さ調整をしない固定構造(角度固定、長さ固定)にすることもできる。
【0028】
傾斜コンベアとして、スラットコンベア(プラットホームコンベア)35を用いたが、これに限定されず、例えば、テーブルコンベア、パレットコンベア、フラットトップコンベアやベルトコンベア等の搬送面を平面状にしたコンベアを使用することもできる。
搬送部材として、ステンレス等の金属板を使用したが、状況に応じて、硬質合成樹脂板等の板状物の他、薄型で屈曲性を有する硬質合成樹脂、又はゴム製のベルトを使用することもできる。
重量物回収室12及び軽量物回収室21の平面視した断面を矩形形状とし、この形状に合わせて各種ダンパー及びスラットコンベア35の形状を決めたが、これに限定されず、重量物回収室及び軽量物回収室の任意の形状に応じて各種ダンパー及びスラットコンベアの形状を決めることができる。
【0029】
吹き出しノズル15に、複数の整流板37や風速調整ダンパー40を設けたが、これに限定されず、必要がなければ設けなくても構わない。また整流板37の枚数を7枚としたが、これに限定されず、吹き出しノズル15の大きさや、吹き込み空気量等により、適宜決定することができる。
廃棄物14をスラットコンベア35に投入するために、振動供給手段として振動フィーダ22を設けたが、これに限定されず、振動フィーダ22と同等の機能を有する振動篩等を設けることもできる。さらに、廃棄物14の落下速度を弱める拡散受けダンバー28、29や廃棄物14の詰まりを検知する廃棄物閉塞センサ30も、必要に応じて、設けることができる。
軽量物回収室21の上部に気流失速ダンパー49、50を設けると共に、気流失速ダンパー49、50上に溜まった軽量物18を吹き下ろすエアパージ手段51を設けたが、省略することもできる。
【0030】
【発明の効果】
請求項1〜4記載の風力選別装置においては、傾斜コンベアを使用して風力選別を行うので、傾斜コンベア上の廃棄物を強制的に搬送して、廃棄物が傾斜コンベア上で滞留することを防止し、かつ吹き出される空気によって重量物と軽量物に分離できると共に、吹き出される空気により軽量物回収室に送り込まれた軽量物は重量物回収室に吹き戻ることが抑制され、この結果、軽量物と重量物との選別を非常に高い効率で行うことができ、また作業性が向上できる。
特に、請求項2記載の風力選別装置においては、均一な空気の流れの場が形成されると共に、空気の風速を調整することができるので、重量物回収室における軽量物と重量物との選別を効果的に行うことができる。
【0031】
請求項3記載の風力選別装置においては、廃棄物を選別し易いように解しながら、かつ定量的に投入部に投入でき、投入された廃棄物の落下速度を失速させることができると共に、投入部に閉塞した廃棄物を検知できるので、重量物回収室における軽量物と重量物との選別をさらに効果的に行うことができると共に、廃棄物の閉塞に伴う大きなトラブルを未然に防止することができる。
請求項4記載の風力選別装置においては、空気の流れに乗って排気口に運ばれてきた軽量物の流速を下げることができ、また、気流失速ダンパー上に溜まった軽量物を回収することができるので、軽量物回収室における軽量物と重量物との選別を効果的に行うことができると共に、軽量物の気流失速ダンパーへの堆積等によるトラブルを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る風力選別装置の全体構成図である。
【図2】同風力選別装置の要部拡大図である。
【図3】吹き出しノズルの平面図である。
【図4】従来例に係る風力選別装置の説明図である。
【符号の説明】
10:風力選別装置、11:重量物用シュート、12:重量物回収室、12a:開口部、13:投入部、14:廃棄物、15:吹き出しノズル、16:空気、17、17a:重量物、18:軽量物、19:開口部、20:軽量物用シュート、21:軽量物回収室、22:振動フィーダ(振動供給手段)、23:固定フレーム、24、25:支持フレーム、26:振動板、27:振動モータ(振動源)、28、29:拡散受けダンパー、30:廃棄物閉塞センサ、31、32:壁部、33:発光部、34:受光部、35:スラットコンベア(傾斜コンベア)、36:搬送平板(搬送部材)、37:整流板、38:ブロアー、39:空気配管、40:風速調整ダンパー、41、42:案内ダンパー、43:回動部、44:スライド部、45:サイクロン、46:集塵機、47:誘引ブロアー、48:排気口、49、50:気流失速ダンパー、51:エアパージ手段、52〜54:パージ孔、55:ブロアー、56:流量調整ダンパー、57〜59:ストップバルブ

Claims (4)

  1. 下部に重量物用シュートを備えた重量物回収室内に、上部の投入部から、破砕されたプラスチック系廃棄物を主体とする廃棄物を投入し、前記重量物回収室の一方側に設けられた吹き出しノズルから吹き出される空気によって重量物と軽量物に分離し、分離した前記軽量物は該重量物回収室の他方側に設けられた開口部を介して該重量物回収室に連通する、下部に軽量物用シュートが設けられた軽量物回収室に送られ、重量物と軽量物の選別を行う風力選別装置であって、
    前記重量物回収室には、投入された前記廃棄物を受けて、前記吹き出しノズル側に下り傾斜し、載った前記廃棄物を前記吹き出しノズル側に搬送する傾斜コンベアを備え、
    しかも、前記開口部には、前記吹き出しノズルからの空気によって前記重量物回収室で分離して吹き出される前記軽量物を選択的に前記軽量物回収室に送り込み、更には該軽量物回収室に送り込まれた前記軽量物が前記重量物回収室に吹き戻るのを防止する案内ダンパーを設けたことを特徴とする風力選別装置。
  2. 請求項1記載の風力選別装置において、前記吹き出しノズルは前記傾斜コンベアに合わせて拡幅し、しかも、該吹き出しノズルには、拡幅して吹き出される前記空気を均等化する整流板と、吹き出される前記空気の速度を制御する角度調整可能な風速調整ダンパーとを有することを特徴とする風力選別装置。
  3. 請求項1又は2記載の風力選別装置において、前記廃棄物を徐々に前記投入部に送る振動供給手段が設けられていると共に、該投入部には、該振動供給手段によって投入された前記廃棄物の投入速度を弱める1又は2以上の拡散受けダンバーと、前記廃棄物が該投入部に詰まったことを検知する廃棄物閉塞センサとが設けられていることを特徴とする風力選別装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の風力選別装置において、前記軽量物回収室の上部の排気口の手前には、分離された前記軽量物が前記排気口に直接吸い込まれるのを防止する角度調整可能な気流失速ダンパーが設けられていると共に、該気流失速ダンパー上に溜まった前記軽量物を吹き下ろすエアパージ手段が設けられていることを特徴とする風力選別装置。
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