JPH10249282A - 風力選別装置 - Google Patents
風力選別装置Info
- Publication number
- JPH10249282A JPH10249282A JP5633397A JP5633397A JPH10249282A JP H10249282 A JPH10249282 A JP H10249282A JP 5633397 A JP5633397 A JP 5633397A JP 5633397 A JP5633397 A JP 5633397A JP H10249282 A JPH10249282 A JP H10249282A
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- separation plate
- plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は風力選別装置において，サイクロン
あるいは無限軌道式網目状スクリーンを用いることな
く、フィルム状の軽量物を分離して回収するための装置
を提供することを課題とするものである。 【解決手段】 ごみを搬送投入するための投入手段２
と，ごみを選別するための気流を発生させるノズルヘッ
ダ３と、平滑な分離板４とによって構成され，前記ノズ
ルヘッダ３はごみ投入手段の投入部２ａ下方から上方に
略４５度の方向に気流を噴射するように設置され、前記
分離板４はノズルヘッダの気流の噴射方向の正面に気流
を妨げるように設置され，前記分離板と装置天井１ｂの
間に適切な空間を有し，前記分離板の後方で該分離板の
上縁より下方の位置に空気の排出口１ｃがあって，分別
されたごみが適切に仕分けられるように複数の仕切板
５，６が設けられている、ことを特徴とする風力選別装
置。
あるいは無限軌道式網目状スクリーンを用いることな
く、フィルム状の軽量物を分離して回収するための装置
を提供することを課題とするものである。 【解決手段】 ごみを搬送投入するための投入手段２
と，ごみを選別するための気流を発生させるノズルヘッ
ダ３と、平滑な分離板４とによって構成され，前記ノズ
ルヘッダ３はごみ投入手段の投入部２ａ下方から上方に
略４５度の方向に気流を噴射するように設置され、前記
分離板４はノズルヘッダの気流の噴射方向の正面に気流
を妨げるように設置され，前記分離板と装置天井１ｂの
間に適切な空間を有し，前記分離板の後方で該分離板の
上縁より下方の位置に空気の排出口１ｃがあって，分別
されたごみが適切に仕分けられるように複数の仕切板
５，６が設けられている、ことを特徴とする風力選別装
置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，ごみ中のフィルム
状ごみを効率よく除去するための風力選別機に関する。
状ごみを効率よく除去するための風力選別機に関する。
【０００２】
【従来の技術】資源の再利用と最終処分場の用地確保の
観点から，近年分別収集が強化され．再資源化する動き
が強まっている。特に，スチール缶，アルミ缶，ガラス
びん，ＰＥＴボトルなどの食品包装廃棄物の再資源化プ
ラントの需要は増大傾向にある。
観点から，近年分別収集が強化され．再資源化する動き
が強まっている。特に，スチール缶，アルミ缶，ガラス
びん，ＰＥＴボトルなどの食品包装廃棄物の再資源化プ
ラントの需要は増大傾向にある。
【０００３】これら分別ごみの資源化プラントにおいて
は，ガラスびん等の重量物とスチール缶やアルミ缶等の
中重量物，プラスチック製フィルム等の軽量物を分別す
るための風力選別機が多く用いられている。
は，ガラスびん等の重量物とスチール缶やアルミ缶等の
中重量物，プラスチック製フィルム等の軽量物を分別す
るための風力選別機が多く用いられている。
【０００４】従来技術１：一般的な風力選別装置の構成
図を図５に示す。風力選別装置は、ごみ投人手段として
の投入コンベヤ２１、選別装置本体２２，送風ブロア２
３，吸引ブロア２５，サイクロン２４によって構成され
ている。
図を図５に示す。風力選別装置は、ごみ投人手段として
の投入コンベヤ２１、選別装置本体２２，送風ブロア２
３，吸引ブロア２５，サイクロン２４によって構成され
ている。
【０００５】送風ブロア２３からの空気流は送気口２３
ａより水平方向に選別装置本体２２に導かれている。こ
の送気口の直上にごみ投人部２１ａが配置され，投入部
の直下に重量物側のシュート２２ａが用意され、重量物
側シュートに隣接して空気流の下流側に中重量物用のシ
ュート２２ｂが用意されている。また、軽量物は吸引ダ
クト２２ｃを通っでサイクロン２４に導かれ，サイクロ
ン内において気流と固形物とが分離され、軽量物はサイ
クロン下部のロータリーバルブ２４ａから排出される。
ａより水平方向に選別装置本体２２に導かれている。こ
の送気口の直上にごみ投人部２１ａが配置され，投入部
の直下に重量物側のシュート２２ａが用意され、重量物
側シュートに隣接して空気流の下流側に中重量物用のシ
ュート２２ｂが用意されている。また、軽量物は吸引ダ
クト２２ｃを通っでサイクロン２４に導かれ，サイクロ
ン内において気流と固形物とが分離され、軽量物はサイ
クロン下部のロータリーバルブ２４ａから排出される。
【０００６】従来技術２：別の構成の風力選別装置を図
６に示す。これでは、ノズルヘッダ３１から吹き出す高
速噴流によって吹き飛ばされる飛距離によって重量物と
軽量物を選別する。
６に示す。これでは、ノズルヘッダ３１から吹き出す高
速噴流によって吹き飛ばされる飛距離によって重量物と
軽量物を選別する。
【０００７】この従来技術ではノズルヘッダ３１の正面
に無限軌道式網目状スクリーン３２を配置してその巻き
込み側に軽量物シュート３３を設けた構成になってい
る。そして，ノズルヘッダ３１からの気流は網目状スク
リーン３２を抜けて選別装置後方に排出され，プラスチ
ックフィルムはノズルヘッダからの高速噴流により網目
状スクリーンに押しつけられて網目状スクリーンの動き
により巻き込み側まで搬送され，そこで気流の影響を受
けなくなってから自然落下することにより軽量物シュー
ト３３に回収されてる。
に無限軌道式網目状スクリーン３２を配置してその巻き
込み側に軽量物シュート３３を設けた構成になってい
る。そして，ノズルヘッダ３１からの気流は網目状スク
リーン３２を抜けて選別装置後方に排出され，プラスチ
ックフィルムはノズルヘッダからの高速噴流により網目
状スクリーンに押しつけられて網目状スクリーンの動き
により巻き込み側まで搬送され，そこで気流の影響を受
けなくなってから自然落下することにより軽量物シュー
ト３３に回収されてる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】従来技術１において
は，プラスチックフィルムを回収する際に固形分を気流
から分離する作用はサイクロンによっている。しかし，
主に梱包に用いられていたプラスチックフイルムは梱包
を解かれる際には長く紐状になっていることが多く，サ
イクロン内での気流の分離が十分にできずにサイクロン
内に滞留してしまったり，ロータリーバルブに噛み込ん
でトラブルの原因となっている。
は，プラスチックフィルムを回収する際に固形分を気流
から分離する作用はサイクロンによっている。しかし，
主に梱包に用いられていたプラスチックフイルムは梱包
を解かれる際には長く紐状になっていることが多く，サ
イクロン内での気流の分離が十分にできずにサイクロン
内に滞留してしまったり，ロータリーバルブに噛み込ん
でトラブルの原因となっている。
【０００９】そのため，プラントの稼働率が低下する
し、それらトラブルを回避するためにサイクロンの容量
を大きく設計するために装置の設置面積及び天井高さを
大きく採る必要があってプラント建築コストの上昇を招
く問題がある。
し、それらトラブルを回避するためにサイクロンの容量
を大きく設計するために装置の設置面積及び天井高さを
大きく採る必要があってプラント建築コストの上昇を招
く問題がある。
【００１０】従来技術２は上記の問題を解決するために
発明されたものであり，無限軌道式網目状スクリーンを
用いることにより，プラスチックフィルムと気流の分離
をサイクロンを用いることなく行っている。
発明されたものであり，無限軌道式網目状スクリーンを
用いることにより，プラスチックフィルムと気流の分離
をサイクロンを用いることなく行っている。
【００１１】しかし，無限軌道式網目状スクリーンでは
回収できるプラスチックフィルムの処理量が網目状スク
リーンの捕集可能面積に影響されるという問題点を有し
ている。
回収できるプラスチックフィルムの処理量が網目状スク
リーンの捕集可能面積に影響されるという問題点を有し
ている。
【００１２】これを、以下に具体的に説明する。無限軌
道式網目状スクリーンの移動速度をＶ（ｍ／ｓ）とす
る。無限軌道式網目状スクリーンの進行方向に垂直方向
でプラスチックフィルムを押しつけるのに十分な，風力
が確保できる幅をＨ（ｍ）とすると，単位時間あたりに
処理可能なプラスチックフィルムの面積は最大Ａ（ｍ
2 ）＝Ｖ・Ｈとなる。すなわち，従来技術２におけるフ
ィルムの処理量は無限軌道式網目状スクリーンの移動速
度が律速になってしまい、大量のプラスチックが一度に
来た場合に適正な分別が不可能になってしまい，選別装
置の選別精度を悪くしてしまう問題があった。
道式網目状スクリーンの移動速度をＶ（ｍ／ｓ）とす
る。無限軌道式網目状スクリーンの進行方向に垂直方向
でプラスチックフィルムを押しつけるのに十分な，風力
が確保できる幅をＨ（ｍ）とすると，単位時間あたりに
処理可能なプラスチックフィルムの面積は最大Ａ（ｍ
2 ）＝Ｖ・Ｈとなる。すなわち，従来技術２におけるフ
ィルムの処理量は無限軌道式網目状スクリーンの移動速
度が律速になってしまい、大量のプラスチックが一度に
来た場合に適正な分別が不可能になってしまい，選別装
置の選別精度を悪くしてしまう問題があった。
【００１３】本発明は風力選別装置において，サイクロ
ンあるいは無限軌道式網目状スクリーンを用いることな
く、フィルム状の軽量物を分離して回収するための装置
を提供することを課題とするものである。
ンあるいは無限軌道式網目状スクリーンを用いることな
く、フィルム状の軽量物を分離して回収するための装置
を提供することを課題とするものである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、ごみ
を搬送投入するための投入手段と，ごみを選別するため
の気流を発生させるノズルヘッダと、平滑な分離板とに
よって構成され；前記ノズルヘッダはごみ投入手段の投
入部下方から上方に略４５度の方向に気流を噴射するよ
うに設置され、前記分離板はノズルヘッダの気流の噴射
方向の正面に気流を妨げるように設置され，前記分離板
と装置天井の間に適切な空間を有し，前記分離板の後方
で該分離板の上縁より下方の位置に空気の排出口があっ
て，分別されたごみが適切に仕分けられるように複数の
仕切板が設けられている、ことを特徴とする風力選別装
置である。
を搬送投入するための投入手段と，ごみを選別するため
の気流を発生させるノズルヘッダと、平滑な分離板とに
よって構成され；前記ノズルヘッダはごみ投入手段の投
入部下方から上方に略４５度の方向に気流を噴射するよ
うに設置され、前記分離板はノズルヘッダの気流の噴射
方向の正面に気流を妨げるように設置され，前記分離板
と装置天井の間に適切な空間を有し，前記分離板の後方
で該分離板の上縁より下方の位置に空気の排出口があっ
て，分別されたごみが適切に仕分けられるように複数の
仕切板が設けられている、ことを特徴とする風力選別装
置である。
【００１５】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、分離板の下方にクランク機構により揺動運動を行う
揺動反発板が前方に傾斜するように設置されていること
を特徴とするものである。
て、分離板の下方にクランク機構により揺動運動を行う
揺動反発板が前方に傾斜するように設置されていること
を特徴とするものである。
【００１６】
【発明の実施の形態】実施の様態の一例を、空き缶や空
きびん等の資源ごみの分別に適用した場合について図１
に示す。資源ごみは投入手段としての投入コンベヤ２に
より投入口１ａに投入される。投人コンベヤ２の落とし
口２ａの直下には略４５度上方に向けて気流を噴出する
ノズルヘッダ３が設けられている。気流の発生源は（図
示しない）コンプレッサーで，圧力変動が起こらないよ
うにアキュムレー夕−を通して接続されてい。
きびん等の資源ごみの分別に適用した場合について図１
に示す。資源ごみは投入手段としての投入コンベヤ２に
より投入口１ａに投入される。投人コンベヤ２の落とし
口２ａの直下には略４５度上方に向けて気流を噴出する
ノズルヘッダ３が設けられている。気流の発生源は（図
示しない）コンプレッサーで，圧力変動が起こらないよ
うにアキュムレー夕−を通して接続されてい。
【００１７】ノズルヘッダ３の正面にはノズルヘッダの
幅方向に平行して分離板４が設置され、分離板の上縁と
装置の天井１ｂとの間はフィルム状プラスチックが通過
するに十分な程度に空間を有している。選別対象がごみ
袋程度のもであれば、分離板上縁と天井との隙間は１０
〜１５ｃｍ程度が適当である。
幅方向に平行して分離板４が設置され、分離板の上縁と
装置の天井１ｂとの間はフィルム状プラスチックが通過
するに十分な程度に空間を有している。選別対象がごみ
袋程度のもであれば、分離板上縁と天井との隙間は１０
〜１５ｃｍ程度が適当である。
【００１８】上記構成の風力選別装置では，ノズルヘッ
ダ３から噴出する空気流は分離板４に直接衝突する（図
２）。分離板４に衝突した空気流は、分離板の上方へ曲
げられて，さらに風力選別装置の天井１ａに衝突して分
離板の上縁との天井との間の空間で一旦圧縮され，分離
板の背後に回り込んだ時に急激に膨張するために分離板
の後方に渦が生じ，流速は急激に小さくなる。空気流は
まそのまま分離板上縁より下方にある排出口１ｃへ抜け
る。
ダ３から噴出する空気流は分離板４に直接衝突する（図
２）。分離板４に衝突した空気流は、分離板の上方へ曲
げられて，さらに風力選別装置の天井１ａに衝突して分
離板の上縁との天井との間の空間で一旦圧縮され，分離
板の背後に回り込んだ時に急激に膨張するために分離板
の後方に渦が生じ，流速は急激に小さくなる。空気流は
まそのまま分離板上縁より下方にある排出口１ｃへ抜け
る。
【００１９】この風力選別装置内にフィルム状の軽量物
が投入されると，ノズルヘッダ３から噴出する気流によ
りフィルム状軽量物は前記分離板４に衝突し，さらに分
離板の上方へ曲げられる気流に乗って分離板の背後に搬
送される。しかし，分離板の背後では分離板の背後での
渦の発生と、それに伴う減速効果によってフィルムは気
流から分離されて重力により分離板下方に落下する（図
３）。
が投入されると，ノズルヘッダ３から噴出する気流によ
りフィルム状軽量物は前記分離板４に衝突し，さらに分
離板の上方へ曲げられる気流に乗って分離板の背後に搬
送される。しかし，分離板の背後では分離板の背後での
渦の発生と、それに伴う減速効果によってフィルムは気
流から分離されて重力により分離板下方に落下する（図
３）。
【００２０】固形の軽量物，例えばＰＥＴボトルやアル
ミ缶等の軽量物は気流により勢い良く飛ばされて分離板
４に衝突するが，分離板に衝突したとき反発力で気流に
乗ることなく跳ね返されてしまうため，フィルム状の軽
量物に混入することはない。その結果，中重量物シュー
卜に排出される（図１）。
ミ缶等の軽量物は気流により勢い良く飛ばされて分離板
４に衝突するが，分離板に衝突したとき反発力で気流に
乗ることなく跳ね返されてしまうため，フィルム状の軽
量物に混入することはない。その結果，中重量物シュー
卜に排出される（図１）。
【００２１】重量物はノズルヘッダからの気流の影響を
殆ど受けないため，仕切板５の手前側に落下して重量物
シュートに排出される。本実施例では、２つの仕切板
５，６により重量物シュ−トと中重量物シュ−トと軽量
物シュ−トの３種に選別が可能である。そして，重量物
としてガラスびんが回収され、中重量物としてスチール
缶，アルミ缶，ＰＥＴボトル等が回収され，軽量物とし
て袋の破片などのフィルム類を回収する。
殆ど受けないため，仕切板５の手前側に落下して重量物
シュートに排出される。本実施例では、２つの仕切板
５，６により重量物シュ−トと中重量物シュ−トと軽量
物シュ−トの３種に選別が可能である。そして，重量物
としてガラスびんが回収され、中重量物としてスチール
缶，アルミ缶，ＰＥＴボトル等が回収され，軽量物とし
て袋の破片などのフィルム類を回収する。
【００２２】次に、実施の様態の他の例を、容器包装廃
棄物の分別に適用した場合について図４に示す。容器包
装廃棄物としては主にガラスびん，アルミ缶，スチール
缶，容器包装プラスチツクがある。容器包装プラスチッ
クはＰＥＴボトルなどの容器プラスチックと，発泡トレ
ーなどのトレー類とフィルム類に分類される。
棄物の分別に適用した場合について図４に示す。容器包
装廃棄物としては主にガラスびん，アルミ缶，スチール
缶，容器包装プラスチツクがある。容器包装プラスチッ
クはＰＥＴボトルなどの容器プラスチックと，発泡トレ
ーなどのトレー類とフィルム類に分類される。
【００２３】容器包装廃棄物は投入コンベヤ２より投入
口１ａに投入され，ノズルヘッダ３からの気流により，
アルミ缶，スチール缶，プラスチック類は前方に飛ばさ
れ，ガラスびんは重量物シュー卜に回収され，前方に飛
ばされたものの内特に軽い物は分離板４に衝突し，フィ
ルム類のみが分離板上方へ巻き上げられて分離板背後の
フィルム用シュートに回収され，排出コンベヤ８で排出
される。
口１ａに投入され，ノズルヘッダ３からの気流により，
アルミ缶，スチール缶，プラスチック類は前方に飛ばさ
れ，ガラスびんは重量物シュー卜に回収され，前方に飛
ばされたものの内特に軽い物は分離板４に衝突し，フィ
ルム類のみが分離板上方へ巻き上げられて分離板背後の
フィルム用シュートに回収され，排出コンベヤ８で排出
される。
【００２４】それ以外の物は分離板４の直下にある揺動
反発板１１上に落下する。ノズルヘッダ３によって前方
に飛ばされ，分離板４に衝突しなかった物も揺動反発板
１１上にー旦落下する。
反発板１１上に落下する。ノズルヘッダ３によって前方
に飛ばされ，分離板４に衝突しなかった物も揺動反発板
１１上にー旦落下する。
【００２５】揺動反発板１１は予め５度〜１０度程度傾
斜して取り付けられており、クランク機構１２が図示し
た方向に回転することにこより、揺動運動を行う。この
揺動運動によって，アルミ缶、スチール缶、容器プラス
チックは傾斜の下方に跳ね落ちて中重量物シュ−トに回
収される。
斜して取り付けられており、クランク機構１２が図示し
た方向に回転することにこより、揺動運動を行う。この
揺動運動によって，アルミ缶、スチール缶、容器プラス
チックは傾斜の下方に跳ね落ちて中重量物シュ−トに回
収される。
【００２６】一方、発泡トレーのように反発度の小さい
物体は揺動反発板１１の揺動運動により，傾斜の上方に
運ばれて軽量物シュートに回収される。また，揺動反発
板上には任意の大きさの篩穴１１ａをあけておくことに
より，小径の残渣を残渣シュートを介して回収すること
が可能である。このように，この例によれば，容器包装
廃棄物を重量物，中重量物，軽量物，フィルム状物，小
径物の５種に選別が可能となる。
物体は揺動反発板１１の揺動運動により，傾斜の上方に
運ばれて軽量物シュートに回収される。また，揺動反発
板上には任意の大きさの篩穴１１ａをあけておくことに
より，小径の残渣を残渣シュートを介して回収すること
が可能である。このように，この例によれば，容器包装
廃棄物を重量物，中重量物，軽量物，フィルム状物，小
径物の５種に選別が可能となる。
【００２７】
【発明の効果】本発明では、ノズルヘッダに対向した分
離板を設けて軽量の固形プラスチックとフィルム状プラ
スチックを分離し，かつ，分離板によって整流された気
流が分離板の背後で急速に流速が小さくなることを利用
してフィルム状プラスチックと気流との分離を可能とし
ているので，サイクロンを用いることなくフィルム状プ
ラスチックの回収が可能となった。
離板を設けて軽量の固形プラスチックとフィルム状プラ
スチックを分離し，かつ，分離板によって整流された気
流が分離板の背後で急速に流速が小さくなることを利用
してフィルム状プラスチックと気流との分離を可能とし
ているので，サイクロンを用いることなくフィルム状プ
ラスチックの回収が可能となった。
【００２８】そのため，サイクロンを設置するための設
備負担が不要になり，また、ロー夕リーバルブルへのフ
イルム状プラスチックの噛み込みトラブルによる稼動率
の低下を防止することが可能となった。
備負担が不要になり，また、ロー夕リーバルブルへのフ
イルム状プラスチックの噛み込みトラブルによる稼動率
の低下を防止することが可能となった。
【図１】本発明の実施の形態の一例を示す説明図。
【図２】本発明の分離板の作用説明図。
【図３】本発明の分離板周りの作用説明図。
【図４】本発明の実施の形態の他の例を示す説明図。
【図５】従来の風力選別装置の一例の説明図。
【図６】従来の風力選別装置の他の例の説明図。
１…風力選別装置、１ａ…投入口、１ｂ…天井、１ｃ…
排気口、２…ごみ投入手段としてのコンベヤ、２ａ…投
入部、３…ノズルヘッダ、４…分離板、５，６…仕切
板、１１…揺動反発板、１２…クランク機構。
排気口、２…ごみ投入手段としてのコンベヤ、２ａ…投
入部、３…ノズルヘッダ、４…分離板、５，６…仕切
板、１１…揺動反発板、１２…クランク機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有本 誠 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 ごみを搬送投入するための投入手段と，
ごみを選別するための気流を発生させるノズルヘッダ
と、平滑な分離板とによって構成され，前記ノズルヘッ
ダはごみ投入手段の投入部下方から上方に略４５度の方
向に気流を噴射するように設置され、前記分離板はノズ
ルヘッダの気流の噴射方向の正面に気流を妨げるように
設置され，前記分離板と装置天井の間に適切な空間を有
し，前記分離板の後方で該分離板の上縁より下方の位置
に空気の排出口があって，分別されたごみが適切に仕分
けられるように複数の仕切板が設けられている、 ことを特徴とする風力選別装置。 - 【請求項２】 請求項１において，分離板の下方にクラ
ンク機構により揺動運動を行う揺動反発板が前方に傾斜
するように設置されていることを特徴とする風力選別装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5633397A JPH10249282A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 風力選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5633397A JPH10249282A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 風力選別装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10249282A true JPH10249282A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13024287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5633397A Pending JPH10249282A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 風力選別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10249282A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR20040013932A (ko) * | 2002-08-09 | 2004-02-14 | 두제산업개발(주) | 사이클론을 이용한 건축폐기물의 경량쓰레기 분리방법 및그 장치 |
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-
1997
- 1997-03-11 JP JP5633397A patent/JPH10249282A/ja active Pending
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