JP2001198525A - 針状物篩分装置 - Google Patents

針状物篩分装置

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JP2001198525A
JP2001198525A JP2000011963A JP2000011963A JP2001198525A JP 2001198525 A JP2001198525 A JP 2001198525A JP 2000011963 A JP2000011963 A JP 2000011963A JP 2000011963 A JP2000011963 A JP 2000011963A JP 2001198525 A JP2001198525 A JP 2001198525A
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needle
cylindrical
cylinder
perforated plate
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Shozo Dan
昭三 団
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KATSUOBUSHI NO KANEI KK
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KATSUOBUSHI NO KANEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 花かつお、けずり節等の篩分原料から針状の
骨片を除去する。 【解決手段】 円筒軸8に平行する方向に長い長孔を有
する多孔板1により円筒体7を形成し、円筒体7に設け
たフランジ4、6を溝車10〜13により回転可能に支
持し、可変速モータ15によりVベルト18を介して円
筒体7を回転し、円筒体7の上端に設けた供給シュート
より篩分原料を円筒体内へ供給し、円筒体7の下端より
骨片が除去された製品を取出す。円筒軸8の傾斜角は5
〜10°、円筒体の回転速度は毎分30〜50回転が適
当である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒状、薄片状など
の原料中に混在する針状物を篩分するものであり、特に
花かつお中に混在する骨片を除去しようとするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】かつお節を削った花かつおや、かつお以
外の魚類の乾燥物を削った削りぶしでは、針状の骨片の
混入が嫌われるので、発明者は先に特願平11−159
68号の発明を行なった。その装置は円筒状または半円
筒状の多孔板をその円筒軸を45°前後傾斜させて支持
し、円筒軸を中心として毎分20回転以下の低速で回転
または往復揺動させながら原料をその上部に供給し、原
料が多孔板上を流動して下端から排出されるまでの間に
多孔板の孔を通して針状物を落下させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の発明では、多孔
板の孔を長孔とし、その長孔の方向に揺動を与えると針
状物は長孔を通過し易いとの判断に基づいて、多孔板に
は円筒軸に直交する方向の長孔を設けた。しかし、多孔
板の傾斜が急なことと、その回転または揺動の速度が遅
いこととによって、原料は多孔板上で十分攪拌されない
まま多孔板の下端から排出されており、そのために原料
中の針状物を十分除去することができなかった。また、
円筒状の多孔板の回転速度を速めると針状物は多孔板上
で円筒軸に平行な方向に並ぶ傾向があることが判明し
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、中心
軸を傾斜させて支持した円筒形の多孔板を使用し、この
多孔板には望ましくは円筒軸に平行する方向に細長い長
孔が多数形成する。この円筒体は上記軸を中心に回転さ
れ、篩分原料は円筒体内へその上端から供給され、針状
物は円筒体の下方で収集され、針状物が除かれた原料は
円筒体の下端から排出される。
【0005】前述の特許出願の発明の実施に際して採用
した円筒軸の傾斜角度は約45°で円筒体の回転速度は
毎分20回転であったが、本発明における円筒軸の傾斜
角は30°以内、望ましくは5〜10°とし、回転速度
は毎分30〜50回転であることが望ましい。
【0006】
【作用】円筒体を回転させ、その上端より原料を筒内へ
供給すると、原料は徐々に下方へ移動し、円筒体の下端
より排出される。この間、原料中の針状物は円筒体の回
転によって筒軸に平行する方向を向き、多孔板の長孔を
通過して下方へ落下する。従って円筒体の下端からは針
状物が除去された原料を収集することができ、円筒体の
下方にシュート等を配置することにより針状物を収集す
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】多孔板の長孔の形態としては、図
5(a)に示すように円筒軸8に平行する方向の長孔5
1、51・・・・が縦横並んで配列されたもの、或いは
図5(b)に示すように円筒軸8に平行する方向の長孔
52、52・・・・の位置が縦列ごとに入れ替わってい
るものが望ましいが、図5(c)に示すように一方向の
長孔53、53・・・・とこれに交わる方向の長孔5
4、54・・・・とが杉綾状に配列されているものなど
も使用することができ、この場合は円筒軸は8または
8′の何れであってもよい。また、円筒軸の傾斜角度は
通常5〜10°であるが、原料の状態や要求される針状
物の除去精度により5〜30°の範囲で自由に調節でき
ることが望ましい。更に、円筒体をカバーで覆い、円筒
体に向けて温風または熱風を噴射するノズルを配置する
ことにより、薄片状の原料の間に針状物が挟まれている
場合に薄片の間を開いて針状物を除去し易くすると共
に、原料を乾燥することもできる。
【0008】
【実施例1】図1及び図2において、円筒形の多孔板1
は両端に短円筒形の補強筒2及び3を有し、一端の補強
筒2には支持用のフランジ4及びVベルト用のプーリー
5が設けられ、他端の補強筒3には支持用フランジ6が
設けられて、円筒体7を構成しており、8はその中心軸
を示す。9は支持枠で、その一端に設けた溝車10、1
1はフランジ4を下方から2箇所で支持し、他端に設け
た溝車12、13(13は図示されていない)はフラン
ジ6を下方から2箇所で支持している。
【0009】支持枠9の一端からモーター取付枠14が
垂下し、可変速モーター15を支持している。モーター
15の出力軸16にはプーリー17が取付けられ、プー
リー17と5との間にVベルト18が掛けられている。
支持枠9の上記一端からは一対の支柱19、19が起立
し、供給シュート20を支持し、供給シュート20は円
筒体7の内部へ伸延している。21はアーチ状のカバー
で、円筒体7の上方及び両側方を覆い、その下縁は支持
枠9に結合されている。
【0010】支持枠9からは両側方へ向かって軸22、
23が伸延し、これらの軸は支柱24、25の上端に設
けた軸受構体26、27によって支持されている。支柱
24、25は基台28に植立された外筒29、30内に
摺動可能に挿入され、任意の高さで固定螺子31、32
によって固定される。支柱24には軸22を中心とする
円弧状の溝33を有する角度調節板34が固定され、ハ
ンドル35を有する固定螺子36が溝33を通して支持
枠9に螺入されている。
【0011】上述の装置において、円筒体7の高さは、
装置の使用状況に応じて支柱24、25の外筒29、3
0からくり出される長さを調節し、固定螺子31、32
を緊締することによって決定できる。そして円筒体7の
傾きは、軸22、23を支点として支持枠9を傾動さ
せ、固定螺子36を緊締することによって調節できる。
その上で、モーター15に通電して円筒体7を回転さ
せ、供給シュート20から原料を円筒体7内へ供給する
と、原料は円筒体7の回転によって攪拌されながら徐々
に他端へ移動し、その間に原料中の針状物は多孔板1の
長孔を通って円筒体7の下方へ落下し、針状物を除かれ
た原料は円筒体7の他端から排出される。なお、篩分さ
れた針状物及び原料は、それぞれ適当なシュート等によ
って捕集する。
【0012】図3は本発明の別の実施例を示し、図1及
び図2と同じ部分は同じ符号で示されている。基台28
の一端付近に固定支柱37、38が植立され、その上端
に設けた軸受構体26、27は支持枠9の両側に設けた
軸22、23を支持している。また、基台28の他端に
揺動可能にピン39、40によって結合された可動支柱
41、42はそれぞれ上部に溝孔43、44を有し、こ
れら溝孔43、44に挿通された固定螺子45、46は
支持枠9に螺入されている。従って、支持枠9を、軸2
2、23を中心として適当な傾斜角に傾け、固定螺子4
5、46を緊締することにより、支持枠9を所望の傾斜
角に固定することができる。
【0013】支持枠9上には、図1及び図2と同じ態様
で円筒体7が支持され、かつその上面及び両側面がカバ
ー21で覆われているが、円筒体7の直径に対する長さ
の比率は、本実施例の方が図1及び図2に示したものよ
りも大きい。
【0014】図4に示すように、円筒体7の矢印47方
向の回転によって上昇する側(図4における左側)の中
央付近では、中心軸8に平行な方向に細長いノズル48
が円筒体7へ向けて設けられており、ノズル48は可撓
管49によって基台28上に設けた熱風送風機50に接
続されている。このように熱風ノズル48をカバー21
の中央付近に設けることにより熱風が円筒体7の一方の
端部から噴出せず、原料を効果的に乾燥でき、かつ、重
なった薄片状の原料を分離させて、その間に挟まれてい
る針状物も除去できることが判明した。
【0015】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明においては長孔を有する円筒体を比較的緩い傾斜角で
設置し、かつ比較的高速度で回転させて、円筒体の上部
に供給した原料が円筒体の回転により下方へ移動する間
に、原料に含まれている針状物を除去するものであるか
ら、原料の攪拌が十分行なわれるために針状物を効果的
に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面図である。
【図2】図1に示した実施例の正面図である。
【図3】本発明の別の実施例の側面図である。
【図4】図3におけるA−A線に沿う略断面図である。
【図5】本発明に使用される多孔板の各種の例を示す図
である。
【符号の説明】
1 多孔板 4 支持用フランジ 5 V溝プーリー 6 支持用フランジ 8 中心軸 9 支持枠 10〜13 溝車 15 可変速モータ 17 V溝プーリー 18 Vベルト 20 供給シュート 21 カバー 22、23 軸 24、25 支柱 28 基台 29、30 外筒 33 溝 34 角度調整板 36 固定螺子 41 可動支柱 43 長孔 45 固定螺子 48 送風ノズル 49 可撓管 50 熱風送風機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の長孔が穿孔されている多孔板によ
    って形成された円筒体と、この円筒体をその円筒軸を3
    0°以内傾けて回転可能に支持する支持装置と、上記円
    筒体を毎分30回転以上の速度で回転させる駆動装置
    と、上記円筒体内へその上端より針状物を含む篩分原料
    を供給する装置と、上記円筒体の下端より排出される針
    状物が除かれた原料を収集する装置と、上記円筒体の直
    下にあって上記長孔を通過した針状物を収集する装置と
    からなることを特徴とする針状物篩分装置。
  2. 【請求項2】 上記長孔は上記円筒体の軸に平行する方
    向に細長いことを特徴とする請求項1記載の針状物篩分
    装置。
  3. 【請求項3】 上記円筒軸の傾斜角は5〜10°である
    ことを特徴とする請求項1記載の針状物篩分装置。
  4. 【請求項4】 上記円筒体の中央部における回転運動に
    よって上昇してくる側の側方に、上記円筒体へ向けて熱
    風を噴射する熱風ノズルを設けたことを特徴とする請求
    項1記載の針状物篩分装置。
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Effective date: 20030408