JPS5834190B2 - ペレツト ノ ブンリホウホウ オヨビ ブンリソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は分離方法と、この分離方法を実施するのに使用
するための装置とに関するものである。

傾斜グリッド型の分離装置と方法とにおいて、材料の成
分の分離を改善するためグリッドの表面に沿った材料の
運動を容易ならしめる装置を提供することが望ましい。

本発明にしたがって提供される分離装置は、下向きに延
びたグリッドと、分離されるべき材料を上記グリッドの
上端部分上へ送達するための装置とを備え、上記グリッ
ドが小球状ペレットと細長いフィラメントとを分離され
るべきペレットから分離するため、ペレットをグリッド
の相互間を通過させるのに十分な距離で互いに離隔され
たグリッド要素から形成され、上記グリッドの上表面に
沿って向けられた多数の開口を有して、上記グリッドの
上表面と上記上端部分に隣接して上記グリッドを横切っ
て延びた第１の導管と、与圧空気を上記第１の導管とそ
れぞれの上記開口とを通して流すための装置とを備えて
いる。

また小球状ペレットおよび細長いフィラメントからペレ
ットを分離するための本発明にしたがった方法は 小球状ペレットおよび細長いフィラメントからペレット
を分離するための方法で、未分離の材料を下向きに延び
たグリッドの上表面上へ通す段階と、上記ペレットをし
て上記グリッドを通過させる段階と、空気の流れを上記
グリッドの上方部分から上記グリッドの上表面に沿って
下向きに導く段階と、それにより上記ペレットを小球状
ペレットおよび細長いフィラメントから分離する段階と
を含んでいる。

したがって、本発明は下向きに延びたグリッドと、この
グリッドの上端部分上へ分離されるべき材料を送り込む
装置とを有する改善された分離装置および分離方法にあ
る。

上記グリッドはペレットから小球状ペレットおよび細長
いフィラメントを分離するのに十分な距離を互いに離隔
された複数の要素から形成されている。

複数の導管が上記グリッドを横切って延び且つ上記グリ
ッドの上表面に沿い且つ上記グリッドを通して向けられ
て、与圧流体の流れを上記グリッドに沿って流し且つ貫
通させる多数の開口を設けられている。

以下添付図面について本発明の詳細な説明する。

添付図面の第１図において、第１と第２の出口４．６お
よび入口８を有するハウジング２が下向きに延びた分離
装置またはグリッド１０の周りに位置決めされている。

材料のホッパ１２は分離されるべき材料を容れられ且つ
その吐出端部１４をグリッド１０の上表面１Ｂの上端部
分１６上にこれに隣接させて、ハウジング人口８を貫通
して延びている。

空気をグリッド１０の下側表面２２からグリッドの上表
面１８に向けてハウジング２とグリッド１０とを通り抜
けて流すための送風機２０をグリッド１０の下側表面２
２に隣接して位置決めすることができる。

第１の出口４は分離された材料、たとえばペレットを予
め選択された位置へ送達するためグリッド１０の下側表
面２２と連通している。

第２の出口６はグリッド１０を通り抜けない材料、たと
えば球状のフィラメントおよび細長いフィラメントを他
の予め選択された位置、たとえば処理位置へ導くためグ
リッド１０の上表面１８と連通している。

この技術の分野にては周知のとおり、ペレットまたは粒
状重合体の製造中に、「バードネスト」と呼ばれるボー
ル状フィラメントと、「ファインンズ」と呼ばれる微粒
子と、「エンジェルヘア」と呼ばれる細長いフィラメン
トまたはフィルムストリーマとが前記粒状重合体ととも
に伴出される。

本文においてはペレット２６なる術語は所望の生成物分
子を意味して使用されている。

本文にてはボール状フィラメント２８なる術語はしばし
ば「バードネスト」と呼ばれるからみ合った細長いフィ
ラメントの固まりを意味して使用されている。

また本文にては細長いフィラメント２９なる術語はしば
しば「エンジェルヘア」と呼ばれる細長いストリップま
たはフィルムストリーマを意味して使用されている。

したがって、この型式の分離装置の作動中に、ペレット
２６はグリッド１０を通り抜け、第１の出口４から外方
に回収位置へ達する。

ボール状フィラメント２８と細長いフィラメント２９と
はグリッド１０を通り抜けずに、上記のフィラメントを
回収して処理する他の位置へ第２の出口６を通って到達
する。

微粒子の少くとも一部分は送風機２０から第２の出口６
を通り抜ける空気の流れによりペレット２６から取除か
れる。

前記の伴出材料からのペレットの分離を容易ならしめる
ために、第１の導管３０がグリッド１０の上表面１８と
上端部分１６とに隣接してグリッド１０を横切って位置
決めされている。

第１の導管３０はグリッド１０の上表面に沿って向けら
れた多数の開口３２を有している。

第１の導管３０は与圧流体供給源３４、たとえば空気圧
縮機に接続されて、かくして空気が該導管に導入され、
且つ該導管を通し、導管開口３２を貫通し、グリッド１
０の上表面１８に沿って導かれるようにされている。

前記伴出材料からのペレット２６の分離をさらに容易な
らしめるため、第２の導管３６がグリッド１０の下端部
分３８と、グリッド１０の下側表面２２とに隣接してグ
リッド１０を横切って位置決めされている。

第２の導管３６はグリッド１０に向けられた多数の開口
４０を有している。

第２の導管３６もまた与圧空気供給源、できれば３４に
接続されて、空気が導管３６に導入され且つ該導管３６
を通し、導管開口４０とグリッド１０とを通り流される
ようにされている。

第２図において、グリッド１０は、できれば、細長い、
分離した、グリッド要素４２から形成されることが好ま
しい。

できればこれ等のグリッド要素４２は曲線から成るおう
形状のものであって、上記要素がより大きい剛性を有す
るとともに要素４２の相互間の間隔が分離効率を減する
おそれのあるそれ以上の支材を必要とせずに維持される
ようにされるを可とする。

要素４２の剛性をさらに増大するために、これ等の要素
がそれぞれの両端に互いに相反する方向に力を加えるこ
とで、それぞれの長さに沿って引張り状態に維持される
ことが好ましい。

要素４２は波形またはその他の形状にされることができ
る。

また分離されるべき材料が変えられた場合に互いに隣接
したグリッド要素４２の相互間の分離距離Ａを容易に変
えることができるように取外し自在な間隔要素４４が互
いに隣接したグリッド要素４２の相互間に位置決めされ
ていることも好ましい。

第２導管３６の開口４０が互いに整列されて、互いに隣
接したグリッド要素４２の相互間の隙間Ｓ（こ向けられ
ており且つ各の隙間ごとに１つの開口が隣接しているこ
とも好ましい。

グリッド１０の好ましい傾斜角度（第３図でθ）が水平
面に関し約１２°ないし約２６°の範囲内の角度である
こともまた判明している。

約１２°以下の角度においては、該材料がグリッド１０
上に積上がる傾向を有し、また約２６°以上の角度にお
いては過大量のペレットが分離されず且つ第２の出口６
を通り抜け、それにより廃物にされる。

本発明の方法において、開口３２からの空気の流れはホ
ッパ１２から吐出される材料に接触し、上記グリッド１
０上の上記材料をかきまぜて、グリッド１０の隙間Ｓの
上方の制限されない位置へ上記ペレットを持って行くこ
とで該ペレットの分離を容易にする。

この種の空気の流れが提供されない場合には、ペレット
２６はしばしば細長いフィラメント２９および（あるい
は）ボール状フィラメント２８により支持されるように
なり且つ上記望ましくない材料により第２の出口６内へ
送られて廃物にされる。

開口４０からの空気の流れは細長いフィラメント２９と
ボール状フィラメント２８に接触して、上記のフィラメ
ントを上方へ押し上げて上記材料２８．２９がペレット
を支持せずに上記材料から分離させることをさらに確実
にする。

第３図において、材料２８．２９がペレットを支持しな
いことをさらに確実ならしめるために、第２導管３６に
隣接したグリッド要素４２の少くとも一部分で、できれ
ば全部が幅Ｅを急激に変化して中断された上表面１８を
形成している。

上記中断部５０はグリッド要素４２の上表面１８に沿っ
て運動している材料２６，２８，２９が中断部５０の位
置においてグリッド要素４２の上端部分１６から下端部
分３８へ自由に落下するように大きさを定められている
。

この構造においては、材料が自由に落下する際に第２導
管３６からの流体が材料２６ 、２８ 。

２９を転落させて、材料２６，２８，２９、をさらに分
離させる。

本発明の改善された装置と方法の使用により、材料の分
離が極めて有効であり且つ廃物の量が減ぜられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にしたがった装置の側面図、第２図は第
１図の装置のグリッドの一部の詳細斜視図、第３図はグ
リッドの他の実施例の概略図である。 １０・・・・・・下向きに延びたグリッド、１２・・・
・・・材料のホッパ、１８・・・・・・グリッドの上表
面、２０・・・・・・送風機、２２・・・・・・下側表
面、２６・・・・・・ペレット、２８・・・・・・ボー
ル状フィラメント、２９・・・・・・細長いフィラメン
ト、３０・・・・・・第１の導管、３２・・・・・・第
■の導管の開口、３６・・・・・・第２の導管、４０・
・曲第２の導管の開口、４２・・・・・・グリッド要素
、４４・・・・・・グリッド隙間。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 小球状ペレットおよび細長いフィラメントからペレ
   ットを分離するための方法において、ペレットと小球状
   ペレットと細長いフィラメントを含む未分離の材料を前
   記ペレットが通過脱落できる斜め下向きグリッドの上面
   を進行させ、前記グリッドの上部より高い位置から前記
   グリッドの上面に沿って搬送用流体を流して前記未分離
   材料をグリッドの上面に沿って運び、少くとも一つの与
   圧流体の流れを前記グリッドの下面から上向きに貫通さ
   せて前記与圧流体を前記グリッドに沿って進む前記未分
   離材料の下面と接触させ前記小球状ペレットと細長いフ
   ィラメントとを上向きに押し上げてそこからペレットを
   分離させ、かくして該ペレットは前記グリッドを貫通し
   て下降し且つ前記小球状ペレットと細長いフィラメント
   は前記与圧流体及び搬送用流体と共に前記グリッドの上
   面から出口へと除かれることを特徴とするペレットの分
   離方法。 ２ 小球状ペレットと細長いフィラメントとをペレット
   から分離するために前記ペレットのみが通過脱落できる
   間隔を持ったグリッド要素４２から成る斜め下向きグリ
   ッド１０と；分離すべき材料すなわち小球状ペレットと
   細長いフィラメントとペレットを含む材料を前記グリッ
   ドの上端部に給送する装置１２と；前記グリッドの上端
   部と上面との近くを横切って延びており、且つ与圧流体
   源に接続しており、且つ与圧流体の流れを前記グリッド
   の上面に沿って流通させ前記グリッド上面の材料に接触
   させて該材料を搬送することができるよう前記グリッド
   の上面に沿って方向づけられた複数個の開口３２を有す
   る第１の導管３０と；前記グリッドの下をその下面に接
   近して延びており、且つ与圧流体源に接続しており、且
   つ少くとも一つの与圧流体を前記グリッドを貫通上昇さ
   せて小球状ペレットと細長いフィラメントとをこ接触さ
   せこれらを押し上げそこからペレットを分離して前記グ
   リッドの間から落下させるため前記グリッドの方を向い
   た少くとも１個の開口４０を有する第２の導管３６と；
   前記第１と第２の導管から出る流体と分離ずみの小球状
   ペレット及び細長いフィラメントとを収容して排出する
   ための出口Ｔと；を包含することを特徴とするペレット
   の分離装置。