JP4601236B2 - 穀物の選別システム - Google Patents

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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Description

【0001】
技術分野
本発明は、大豆、小豆等の穀物から、皮、茎、マスタードの種等の各種の種子、草の実、トウモロコシ、埃、泥、ゴミ、石及び金属等の夾雑異物、或いは虫食い豆、割れ豆、欠け豆等の不良品を完全に選別除去することができるようにした穀物の選別システム、並びに当該穀物の選別システムに組み込んで用いることができるロール選別機に関する。
【0002】
背景技術
従来、大豆、小豆等の穀物から、皮、茎、マスタードの種等の各種の種子、草の実、トウモロコシ、埃、泥、ゴミ、石及び金属等の夾雑異物、或いは虫食い豆、割れ豆、欠け豆等の不良品を選別除去するには、粗選別機、比重選別機、スパイラル選別機からなる選別システムが一般的である。
【0003】
この選別システムでは、粗選別機により、粒径の異なる異物を選別除去し、比重選別機により、比重差のある異物を選別除去し、スパイラル選別機により、遠心力スピードを利用して質量差のある異物を選別除去することにより、原料穀物から夾雑異物を選別除去している。
【0004】
しかしながら、大量の空気を必要とする比重選別機は、1時間あたり5〜20トンの未選別穀物を非常に埃が多い雰囲気中で扱う選別工場において長期間操業すると、機械保護のカバーが目詰まりしたり、欠け豆等がスクリーン下へ落ちて風量静圧調整板の間に詰まってしまい選別状態が絶えず変化し、風量が少なくなると軽量異物が正品側に混入して、選別精度が著しく低下するため、作業員が常時監視して機械を調整したり、掃除をしたりする手間が非常に繁雑であった。加えて、比重選別機は大量の空気を供給する必要があるために、埃を巻き上げて作業現場の雰囲気を劣悪とするのみならず、騒音が酷く100ホーン以上となる等の欠点があった。
【0005】
また、スパイラル選別機は、穀物を円斜面落下させ、その遠心力スピードを利用して質量差のある異物を選別除去するが、原料穀物の大きさや形状(扁平度等)に対する調整が一切付かないために選別精度に難点があり、また、間断無く流れる正品にトウモロコシ、割れ豆、石等の異物がぶつかり正品側に押し出されて最終製品に混入してしまったり、作業現場の雰囲気の埃等の影響で遠心力スピードが落ちると正品が異物側に混入してしまい歩留りが低下するなどの問題がある。
【0006】
さらに、当該選別システムでは、比重選別機によって巻き上げられた埃が、正品にまとわり付いて埃っぽいものとなるばかりか、スパイラル選別機は内部密閉型の装置であるために埃が溜まり易く、そのため比重選別機による発塵はスパイラル選別機の動作不良や故障の原因ともなり、長期間の操業安定性に難点があった。
【0007】
次に、従来、穀物の選別システムに組み込んで用いることができるロール選別機としては、下部ロールと、該下部ロールに平行かつ斜め上方に配置された上部ロールとに無端ベルトを懸架し、該ベルトの上面が上部ロール方向に運動するように上部ロールを回転させるものが知られており、また、該無端ベルトを進行方向並びにこれに対して直角方向に傾斜せしめたもの(特公昭31−1361号公報)も知られている。
【0008】
本願出願人は、ロール選別機について、長年に亘り鋭意研究を重ねて新規なロール選別機を開発しており、正常形状の大豆、小豆、真珠等の丸形状物体から偏平、角、異形丸等の回転不能な異物は勿論、正常の丸形形状に近似するたとえば欠け豆、虫喰豆等の回転可能な不良品をも完全に分離選別することができ、かつ選別距離が無端ベルトのひねり曲面の利用によって短かくて済んでコンパクトな製作が可能となり、その上大量の大豆等を簡単に捌いて選別することができるようにしたもの(特公昭57−28307号公報)、偏平、角状等の異物は勿論、欠け豆、虫喰豆等の回転異物をも確実に分離選別でき、正品出口及び2番出口への被選別品の排出割合を仕分け手段の開閉度合によって自在に調整することができ、かつ、効率よく多段式装置とすることができ、選別距離も短縮できてコンパクトな構造が可能であり、その上鋸歯状板によって投入の際山積みとされた原料大豆を簡単に捌くことができるので大量の原料大豆を効率よく選別することができるようにしたもの(特開平10−165895号公報)を既に提案している。
【0009】
しかしながら、従来のロール選別機においては、(1)原料穀物シュートからの原料穀物の供給量が不安定であるために、原料穀物の投入口が溢れたり詰まることがあり、また、一時的に機械の処理能力を越える量の原料穀物の供給がなされた場合には選別精度が著しく低下することがあった。(2)大豆等の原料穀物は楕円型であり、このような楕円型の原料穀物の場合、ベルトの速度が所定速度にまで達すると起上がって回転を始めロール選別が可能となるのであるが、原料穀物の形状によって、転がり始める最適なベルトの速度は異なるために、原料穀物の種別によって選別精度にバラツキが生じていた。(3)ロール選別機を複数段に重ねて設けた多段式ロール選別機の場合、従来は、各段の上部ロールの一端のスプロケットホイールをチェーンで連結し、一台の駆動源によって、多段のベルトを連動させているために、段数が多くなるとチェーンが延びて故障の原因となり易く、また、チェーンのメンテナンスのための油をやると、この油が飛散して原料穀物を汚染することがあり、さらに、機械のメンテナンスなどの後、チェーンがむき出しのままになっていると、非常に危険で作業の安全性に問題があるという問題点を有していた。
【0010】
発明の課題
本発明は、前記した穀物の選別システムの問題点に鑑みてなされたものであり、大量の空気供給を必須とする比重選別機を不要として、長期間安定して操業でき、作業雰囲気を劣悪にすることなく、比較的静かに、選別精度と歩留りを維持して、高品質な最終製品を得ることを可能とした穀物の選別システムを提供することを目的とする。
【0011】
また、前記したロール選別機の問題点に鑑みてなされたものであり、原料穀物投入口が溢れたり詰まることが無く、機械の処理能力を越える量の原料穀物が投入されて選別精度を低下させることが無く、また、原料穀物を汚染することもなく、作業の安全性に優れ、原料穀物の形状差による選別精度のバラツキを抑止することを可能としたロール選別機を提供することを目的とする。
【0012】
発明の開示
上記穀物の選別システムの課題を解決するために、本発明の穀物の選別システムは、原料穀物から軽量異物を選別除去する風力選別工程と、原料穀物から粒径の異なる異物を選別除去する粗選別工程と、該風力選別工程及び該粗選別工程を経た原料穀物から形状の異なる異物を選別除去するロール選別工程と、からなり、前記ロール選別工程が、下部ロールと、該下部ロールの斜め上方に配置された上部ロールとに無端ベルトを懸架し、該下部ロール及び上部ロールをそれぞれ所定の角度で同一方向に傾斜させ、該下部ロールの傾斜角を上部ロールの傾斜角よりも小とし、かつ無端ベルト上面に1以上の鋸歯状板を設け、かつ該無端ベルトの下方傾斜側の側端部には側下方に傾斜する長尺状の傾斜排出板を設けたロール選別機において、穀物原料投入口に振動を伴って穀物原料を所定量で供給する振動型定量供給装置を設け、穀物原料の供給量を調節自在とし、且つ、前記無端ベルトの駆動速度を変速するため前記上部ロールの一端に直付けにされた直結型変速駆動源を設け、前記無端ベルト上面に投入された原料穀物の回転状態の適否をモニターカメラで監視し、投入される原料穀物の形状に応じて、原料穀物が回転落下するように該無端ベルトの駆動速度を調節自在としたロール選別機を用いて行われることを特徴とする。
【0013】
当該穀物の選別システムにおいて、原料穀物に金属物質などの磁性異物が混入している場合には、原料穀物から磁性異物を選別除去する磁力選別工程をさらに有することとすれば、金属物質を効果的に除去できるので好ましい態様となる。
【0014】
当該穀物の選別システムにおいて、原料穀物に石が混入している場合には、原料穀物から石を選別除去する石抜工程をさらに有することとすれば、石を効果的に除去できるので好適である。
【0015】
当該穀物の選別システムにおいて、原料穀物に埃や泥など微細な固着物が付着している場合には、原料穀物から微細な固着物を研磨除去する研磨工程をさらに有することとすれば、埃や泥など微細な固着物を効率良く除去できるのでより好ましい。
【0016】
当該穀物の選別システムにおいて、最終製品を粒径別に仕分ける必要のある場合には、原料穀物を粒径別に選別する粒径選別工程をさらに有することとすれば、最終製品を粒径別に仕分けることができ、需要者の要求に応じた粒径別の最終製品を供給可能となるのでより好適である。
【0017】
次に、上記ロール選別機の課題を解決するために、本ロール選別機は、下部ロールと、該下部ロールの斜め上方に配置された上部ロールとに無端ベルトを懸架し、該下部ロール及び上部ロールをそれぞれ所定の角度で同一方向に傾斜させ、該下部ロールの傾斜角を上部ロールの傾斜角よりも小とし、かつ無端ベルト上面に1以上の鋸歯状板を設け、かつ該無端ベルトの下方傾斜側の側端部には側下方に傾斜する長尺状の傾斜排出板を設けたロール選別機において、穀物原料投入口に穀物原料を所定量で供給する定量供給装置を設け、穀物原料の供給量を調節自在とすることを特徴とする。
【0018】
また、本ロール選別機は、下部ロールと、該下部ロールの斜め上方に配置された上部ロールとに無端ベルトを懸架し、該下部ロール及び上部ロールをそれぞれ所定の角度で同一方向に傾斜させ、該下部ロールの傾斜角を上部ロールの傾斜角よりも小とし、かつ無端ベルト上面に1以上の鋸歯状板を設け、かつ該無端ベルトの下方傾斜側の側端部には側下方に傾斜する長尺状の傾斜排出板を設けたロール選別機において、前記無端ベルトの駆動速度を変速する変速駆動源を設け、投入される原料穀物の形状に応じて、原料穀物が回転落下するように該無端ベルトの駆動速度を変速して調節自在とすることを特徴とする。
【0019】
さらに、本ロール選別機は、下部ロールと、該下部ロールの斜め上方に配置された上部ロールとに無端ベルトを懸架し、該下部ロール及び上部ロールをそれぞれ所定の角度で同一方向に傾斜させ、該下部ロールの傾斜角を上部ロールの傾斜角よりも小とし、かつ無端ベルト上面に1以上の鋸歯状板を設け、かつ該無端ベルトの下方傾斜側の側端部には側下方に傾斜する長尺状の傾斜排出板を設けたロール選別機において、穀物原料投入口に穀物原料を所定量で供給する定量供給装置を設け、穀物原料の供給量を調節自在とし、且つ、前記無端ベルトの駆動速度を変速する変速駆動源を設け、投入される原料穀物の形状に応じて、原料穀物が回転落下するように該無端ベルトの駆動速度を変速して調節自在とすることを特徴とする。
【0020】
当該ロール選別機において、前記定量供給装置が、振動を伴って穀物原料を所定量で供給する振動型定量供給装置であることとすれば、より安定した偏りのない定量供給ができるので、好ましい態様となる。
【0021】
当該ロール選別機において、前記変速駆動源が、前記上部ロールの一端に直付けにされた直結型変速駆動源であることとすれば、チェーンが不要となり、チェーンが原因の故障、原料穀物の汚染、安全性の問題も解消されて有利である。
【0022】
当該ロール選別機において、前記無端ベルト上面に投入された原料穀物の回転状態の適否をモニターカメラで監視し、該原料穀物が回転落下するように、該無端ベルトの駆動速度を変速して調節することとすれば、多種多様な原料穀物の形状に最適なロール選別を行うことができ、多種多様な原料穀物が投入されても選別精度を維持できるので、より好ましいものとなる。
【0023】
また、当該ロール選別機において、前記無端ベルト上面に投入された原料穀物の回転状態の適否をモニターカメラで監視し、該原料穀物が回転落下するように、上部ロール及び下部ロールの傾斜角と、上部ロールの中心軸及び下部ロールの中心軸とがなす角度とを夫々調節することとすれば、より最適なロール選別条件を整えることができので、好適である。
【0024】
さらに、当該ロール選別機を複数段に重ねて設けた多段式ロール選別機であって、各段毎の上部ロールに夫々変速駆動源が設けられ、各段毎に無端ベルトの駆動速度を変速して調節自在であることとすれば、供給される原料穀物に最適な回転速度を各段毎に調節でき、より柔軟に多種多様な原料穀物に対応することができる。
【0025】
また、当該ロール選別機を複数段に重ねて設けた多段式ロール選別機であって、各段毎の穀物原料投入口に穀物原料を所定量で供給する定量供給装置を設け、各段毎の穀物原料の供給量を調節自在とすることとすれば、各段毎に安定した偏りのない定量供給ができ、より好ましい態様となる。
【0026】
そしてまた、穀物の選別システムにおいて、当該ロール選別機を用いて、ロール選別工程を実施することとすれば、選別精度、操業安定性、操業安全性などの点でより有利なものとなる。
【0027】
発明を実施するための最良の形態
以下に本発明の穀物の選別システムの実施の形態をあげるが、以下の説明は例示的に示されるもので限定的に解釈すべきものでないことはいうまでもない。
【0028】
図1において、Aは本発明の穀物の選別システムが選別対象とする原料穀物であり、Dは各工程で選別除去された異物であり、Sは、各工程間で原料穀物Aを昇降する昇降機であり、Bは原料穀物Aを適宜搬送するベルトコンベアであり、Zは選別処理が完了した最終製品である。
【0029】
100は、原料穀物Aから、軽量異物を選別除去する風力選別工程を実施するための吸引型風力選別機である。この吸引型風力選別機100は、吸引風力によって、軽量異物(埃、皮、小ゴミなど)を選別除去する。風力選別機としては、公知の風力選別機を利用することができる。
【0030】
200は、上記風力選別工程で軽量異物を選別除去された原料穀物Aから、粒径の異なる異物を選別除去する粗選別工程を実施するための粗選別機である。この粗選別機200は、パンチング板を振動させておき、該パンチング板の上には粒径の大きなものを残し、パンチング板の下には粒径の小さいものを落下させて篩分けにより、粒径の大きい異物(トウモロコシ、泥塊、石など)と粒径の小さい異物(種子、草の実、小石など)を選別除去する。粗選別機としては、公知の粗選別機(粒径選別機)を利用することができる。
なお、該粗選別工程は上記風力選別工程より前で実施しても良い。
【0031】
300は、上記粗選別工程で粒径の異なる異物を選別除去された原料穀物Aから、磁性異物を選別除去する磁力選別工程を実施するためのドラム磁選機である。このドラム磁選機300は、回転ドラムの内側に配設された磁石の吸着作用によって、金属物質などの磁性異物を選別除去する。ドラム磁選機としては、公知のドラム磁選機を利用できる。
【0032】
なお、このドラム磁選機300による磁力選別工程は、原料穀物Aに金属物質などの磁性異物が混入している場合にのみ設ければ良く、磁性異物の混入が無いことが明らかな場合には省略でき、また、本発明の穀物の選別システムの各工程間のどこで実施しても良い。
【0033】
400は、上記磁力選別工程で磁性異物を選別除去された原料穀物Aから、石を選別除去する石抜工程を実施するための石抜機である。この石抜機400は、一方向に傾斜した多孔の選別多孔板の下方から送風しつつ該選別多孔板を振動させ、重い石だけを該選別スクリーンの傾斜上部側へ偏流させることにより、石を選別除去する。石抜機としては、公知の石抜機を適用することができる。
【0034】
なお、この石抜機400による石抜工程は、原料穀物Aに石が混入している場合にのみ設ければ良く、石の混入が無いことが明らかな場合には省略でき、また、本発明の穀物の選別システムの各工程間のどこで実施しても良いものである。
【0035】
500a、500bは、上記石抜工程で石を選別除去された原料穀物Aから、微細な固着物(埃、泥、土など)を研磨除去する研磨工程を実施するための研磨機である。この研磨機500a、500bは、円筒状に固定された網状スクリーンの内周に複数の研磨ベルトを放射状に設け、該研磨ベルトを該網状スクリーンに沿って回転移動させ、該網状スクリーンと研磨ベルトとの間を通過させることにより、微細な固着物を研磨除去する。研磨機としては、公知の研磨機を利用することができる。
【0036】
なお、この研磨機500a、500bによる研磨工程は、原料穀物Aに微細な固着物がある場合にのみ設ければ良く、微細な固着物が無いことが明らかな場合には省略でき、また、本発明の穀物の選別システムの各工程間のどこで実施しても良いものである。
【0037】
600a、600bは、上記研磨工程で微細な固着物を研磨除去された原料穀物Aを、粒径別(大粒径物、中粒径物、小粒径物)に選別する粒径選別工程を実施するための粒径選別機である。この粒径選別機600a、600bは、パンチング板を振動させておき、該パンチング板の上には粒径の大きなものを残し、パンチング板の下には粒径の小さいものを落下させて篩分けすることにより、粒径別に選別する。粒径選別機としては、公知の粒径選別機を適用することができる。
【0038】
なお、この粒径選別機600a、600bによる粒径選別工程は、最終製品を粒径別に仕分ける必要の無い場合には省略でき、また、本発明の穀物の選別システムの各工程間のどこで実施しても良いが、好ましくは、ロール選別工程の直前若しくは直後で実施する。
【0039】
700a、700b、700cは、上記粒径選別工程で粒径別に選別された原料穀物Aを形状の異なる異物(扁平形状物、角形状物、異形丸形状物などの回転不能な異物)を選別除去するロール選別工程を実施するためのロール選別機である。このロール選別機700a、700b、700cは、下部ロールと、該下部ロールの斜め上方に配置された上部ロールとに無端ベルトを懸架し、該下部ロール及び上部ロールをそれぞれ所定の角度で同一方向に傾斜させ、該下部ロールの傾斜角を上部ロールの傾斜角よりも小とし、かつ無端ベルト上面に1以上の鋸歯状板を設け、かつ該無端ベルトの下方傾斜側の側端部には側下方に傾斜する長尺状の傾斜排出板を設けて、該無端ベルトを上部ロール方向に回転運動させることにより、回転可能な丸形状物(正品)は回転して下側方へ落下し、回転不能な異形状物は回転せずに上部ロール方向に運ばれ、形状の異なる異物が選別除去される。ロール選別機としては、公知のロール選別機を利用することもできるが、本ロール選別機を適用すれば、選別精度、操業安定性、操業安全性などの点でより有利である。
【0040】
またさらに、前記各工程における機器の夫々において、発生する埃や塵を集めるための集塵機をさらに備えることができ、これによって、微細な埃や塵が収集されて正品の品質がより向上し、また、作業現場の雰囲気も清浄なものとすることができる。
【0041】
このようにして、本発明の穀物の選別システムによれば、大量の空気供給を必要とする比重選別機を不要として、長期間安定して操業でき、作業雰囲気を劣悪にすることなく、比較的静かに、選別精度と歩留りを維持して、高品質な最終製品を得ることを可能としている。
【0042】
本発明の穀物の選別システムに好適に用いられる各装置の一例を以下に示す。図2において、100は吸引型風力選別機(通称、グラビティ・セパレータ)である。該吸引型風力選別機100は、円筒形の外枠体101と内枠体102の2重構造となっており、外枠体101と内枠体102の間の空隙には、下方から上方へ通風される通風部110が設けられている。該吸引型風力選別機100の上端部には、集塵口112が設けられ、集塵機により吸引されている。該外枠体101の側面には点検口113が設けられ、操業点検の便宜が図られている。
【0043】
該吸引型風力選別機100では、原料穀物が該吸引型風力選別機100の上部に設けられた原料投入口111から投入されると、下端に流量調整シャッター123を備える原料投入配管124を通って、モータMとベベルギヤ121により回転駆動している回転皿122の上に給送される。該給送された原料穀物は、回転皿122により四方に拡散されて、内部円筒体130の上部の円錐部131を滑り落ち、通風部110を落下しようとするが、通風部110は下方から上方へ通風されているために、埃、皮、草の実、小ゴミなどの軽量異物は、上方へ吸引されて、集塵口112から集塵されるか、または、ダスト受体132で受け集めてダスト出口114から排出され、一方、比重差のある正品は、そのまま通風部110を落下して、正品出口115から排出される。このようにして、原料穀物は正品と軽量異物とに選別されている。
【0044】
図3において、200は粗選別機である。該粗選別機200は、架台208の上に支持具204によって支持されており、原料投入ホッパー201と、クランク軸203と、該クランク軸203に連結された把持体205と、該クランク軸203を回転駆動するためのモータMと、大粒径物シュート221と、中粒径物シュート222と、小粒径物シュート223と、極小粒径物シュート224とが設けられている。筐体202の内部には粒径毎のパンチング板211が配置されている。モータMによりクランク軸203が回転駆動されると、筐体202が前後方向に振動せしめられるようになっている。
【0045】
該粗選別機200では、原料穀物が原料投入ホッパー201から投入されて、筐体202内部のパンチング板211の上に給送されると、振動とパンチング板の目の粗さの違いにより粒径毎に篩分けされて、トウモロコシ、茎、大石などの粒径の大きな異物は大粒径物シュート221から排出され、割れ豆、草の実、小石などの粒径の小さな異物は小粒径物シュート223から排出され、埃、塵などの粒径の極小な異物は極小粒径物シュート224から排出され、そして、正品は中粒径物シュート222から排出される。このようにして、原料穀物は正品と粒径の異なる異物とに選別されている。
【0046】
図4において、300はドラム磁選機である。該ドラム磁選機300は、原料投入ホッパー301と集塵パイプ302とモータMが設けられ、筐体302の内部には、ドラム310と仕分け部材311とが配置され、該仕分け部材311によって非磁性物出口312と磁性物出口313が仕切られている。
【0047】
該ドラム磁選機300では、原料穀物が原料投入ホッパー301から投入されて、モータMにより回転駆動せしめられているドラム310の上に給送されると、ドラム310の内部にある半円形の磁石320の作用により金属などの磁性異物はドラム310の円周表面に吸着して半円形の磁石320の下端にまで吸着搬送されて磁性物出口313から排出され、一方、正品は非磁性物なので、ドラム310の表面に吸着することなく、そのまま落下し、非磁性物出口312から排出される。このようにして、原料穀物は正品と磁性異物とに選別されている。
【0048】
図5において、400は石抜機である。該石抜機400は、振動箱414内に選別多孔板408が収納されており、該選別多孔板408は、図示した如く、適宜傾斜して設けられている。この傾斜角度は必要に応じて適宜設定される。432は、フードで、該フード432に、原料投入ホッパー422が設けられている。405は、振動箱414の下部に設けられた風胴で、該風胴405内に送風ファン装置406が収納されている。なお、410はファン装置406を駆動するためのモータ、434はファン装置56に連通するダスト出口である。
【0049】
418は偏心クランクで、モータ420によって駆動される。該偏心クランク418は、一端が振動箱414に連結されたレバー416と接続されている。そして、偏心クランク418の回転運動が、振動箱414に往復運動として伝達されると、振動箱414及びその内部に設けられた選別多孔板408は、前記アームの上端部を中心に振動(揺動)する。
【0050】
424は該選別多孔板408の上端部に形成された比重の大きい石の排出口、426は該選別多孔板58の下端部に形成された比重の小さい正品の排出口である。
【0051】
該石抜機400では、選別多孔板408の中央部に原料穀物を供給し、選別多孔板408の下方から空気を吹き上げ原料穀物を流動させる。この流動により、石よりも比重の小さい正品は浮力により、比重の大きい石よりも上側となる。そして、下側の重量物は、選別多孔板408に振動が働いているので、その作用を受けて斜め上方へと移動する。また、上側の正品は、振動作用をあまり受けないことと、選別多孔板408が傾斜していることより斜め下方に移動する。なお、空気は、集塵配管428より排出される。このようにして、原料穀物は正品と石とに分離されている。
【0052】
図6において、500は研磨機である。該研磨機500は、平行研磨ベルト518及び傾斜研磨ベルト519が円筒状の網状スクリーン(図示せず)の内周面に放射状に交互に設けられており、回転軸510を回転させることにより、平行研磨ベルト518及び傾斜研磨ベルト519が円筒状の網状スクリーンの内周面に沿って回転する。モータMにより回転駆動される回転円板512と回転軸510を回転させるための回転円板511とをベルトで懸架しておくことにより、回転軸510を回転せしめる。また、504は集塵口、505は集塵配管、506はダスト出口、501は架台である。
【0053】
該研磨機500では、原料穀物が原料投入ホッパー502から投入されて、円筒状の網状スクリーン内に給送されると、回転駆動せしめられている平行研磨ベルト518及び傾斜研磨ベルト519により研磨されて、微細な固着物が除去されると共に、原料穀物は傾斜研磨ベルト519の送り作用により搬送されて正品出口508から排出される。このようにして、原料は正品と微細な固着物とに分離されている。
【0054】
図7において、600は粒径選別機である。該粒径選別機600は、2段式装置。608は原料投入ホッパー、604はハンガー、606はクランク軸、Mはモータである。610は大粒径物集合シュート、612は中粒径物集合シュート、614は小粒径物集合シュート、616は極小粒径物集合シュートである。筐体602の内部には粒径毎のパンチング板622が配置されている。筐体602はハンガー604を介して、架枠603に取付けられ、モータMによりクランク軸606が回転駆動されると、筐体602が前後方向に振動せしめられるようになっている。
【0055】
該粒径選別機600では、原料穀物が原料投入ホッパー608から投入されて、筐体202内部のパンチング板622の上に給送されると、振動とパンチング板622の目の粗さの違いにより粒径毎に篩分けされて、大粒径物は大粒径物集合シュート610から排出され、中粒径物は中粒径物集合シュート612から排出され、小粒径物は小粒径物集合シュート614から排出され、極小粒径物は極小粒径物集合シュート616から排出される。極小粒径物については正品でなく極小異物として処理される。このようにして、原料穀物は粒径別に大粒径物、中粒径物、小粒径物、極小粒径物に仕分けられている。
【0056】
次に、上記本発明の穀物の選別システムに組み込んで用いることのできる本ロール選別機の実施の形態をあげるが、以下の説明は例示的に示されるもので限定的に解釈すべきものでないことはいうまでもない。なお、説明の都合上、この実施の形態においては、異物及び不良品の混入した原料大豆を選別する場合について説明する。
【0057】
図8は、本ロール選別機の一つの実施の形態を示す斜視図であり、図中、1は本ロール選別機である。該ロール選別機1は下部ロール2と、該下部ロール2の斜め上方に配置された上部ロール3とに懸架された無端ベルト4を有している。
【0058】
該下部ロール2および上部ロール3は、図9に示したごとく、それぞれ所定の角度αおよびβで、それらの同一端部(図9では右側端部)を下方に傾斜させて設けられている。下部ロール2および上部ロール3の傾斜角αおよびβの関係は、傾斜角αが傾斜角βよりも小となるのが選別効果の上からみて必要である。傾斜角αは0.5〜3.0度の範囲内、傾斜角βは5.0〜9.0度の範囲内に設定するのが好適である。
【0059】
また、図10に示したごとく、上部ロール3は下部ロール2から所定の角度γをもつて斜め上方に位置するものである。該上部ロール3の中心軸と下部ロール2の中心軸とのなす角度としては、それぞれの中心軸の下端部のなす角γを3.0〜6.0度の範囲内及び中心軸の上端部のなす角σを5.0〜9.0度の範囲内に設定するのが好適である。
【0060】
したがつて、傾斜角αおよびβはα<βの関係を有するから、無端ベルト4は斜め上方に向かつてひねられた状態で下部ロール2および上部ロール3に懸架された状態となるものである。
【0061】
なお、上記傾斜角α,βおよび角度γ、σは所定角度以下または以上となると選別が良好に行なわれなくなることは勿論であるが、選別すべき原料に応じて変化するもので、原料の種別に応じて適宜設定されるものである。
【0062】
上部ロール3は駆動ロールであり、その一端には直結型変速駆動源20が直付けにされている。該直結型変速駆動源20により、原料が最も効率的に回転落下する状態が得られるように、適宜、原料の形状にあわせて、最適な無端ベルトの駆動速度に調節する。
【0063】
すなわち、大豆のように楕円形状の原料であれば、回転し難いので、原料が起き上がり回転を始めるのに十分な速度にまで駆動速度を上げる。或いは、真珠のように球形状の原料であれば、回転し易く低速で十分な回転状態が得られるので駆動速度を下げる。
【0064】
この場合の原料の回転状態の確認は、作業者が目視で行なっても良いが、モニターカメラ30で遠隔監視するようにすれば、作業の手間が減り、人員コスト削減を図ることができる。すなわち、モニターカメラ30で、無端ベルト上面に投入された原料が適切な回転状態にあるか否かを遠隔監視して、直結型変速駆動源20を変速し、原料の形状に最適な無端ベルトの駆動速度に調節する。また同様に、上部ロール3及び下部ロール2の傾斜角α,βと、上部ロール3の中心軸及び下部ロール2の中心軸とがなす角度γ、σについても、適宜、最適な角度に夫々調節するようにする。
【0065】
該上部ロール3が駆動することによて無端ベルト4は図1の矢印X方向に回転し、その上面が上部ロール3方向に移動する。
【0066】
6は該無端ベルト4の上面に設置された豆受けバーで、下方に傾斜しない側のベルト端部(図8では左端部)および下部ロール2側のベルト面に略L字状をなすように設けられている。
【0067】
7は該無端ベルト4のひねられた上面のたるみを防止するため該ベルト4の上側下面に設けられたテーブルで、該テーブル7の、該無端ベルト4の下方傾斜側の側端部には下方に傾斜する選別大豆排出用の出口となる傾斜排出板7aが設けられている。
【0068】
8a,8b,8cは無端ベルト4の上面に適宜間隔をおいて横方向に配設された下側を鋸歯状とした鋸歯状板である。この鋸歯状板8a,8b,8cの材質は特に限定しないが、ゴム製が好ましい。該鋸歯状板8a,8b,8cは、原料大豆投入口Aから無端ベルト4の上面に投入されかつ山積された原料大豆の山を崩して捌き、無端ベルト4上面の選別操作が効率よく行なわれるように作用するものである。
【0069】
原料大豆の投入は、無端ベルト4上面の、豆受けバー6および鋸歯状板8aで包囲された投入地点Pに対して、定量供給装置22によって行なわれる。該定量供給装置22は、原料を所定量で供給する定量供給機構を備えるものであれば良く、投入地点Pが溢れたり詰まることの無いように原料の供給量を調節する。また、該定量供給装置22を振動作用のある振動型定量供給装置とすることができ、この場合、振動作用により原料が散らされて原料大豆投入口Aに山積み状態とはならないので、鋸歯状板8a,8b,8cのうち鋸歯状板8aについては設けなくとも良い。
【0070】
9a,9bは無端ベルト4の張り具合を調節するテークアップで、下部ロール2の両端部に設けられている。
【0071】
10aは豆漏れ防止ロールで、上部ロール3近傍の傾斜下方側即ち、図8では右側の無端ベルト4の上側側端部に接するように設けられ、豆漏れを防止する作用を行なう。一方、10bは蛇行防止ロールで、下部ロール2近傍の傾斜上方側、即ち、図8の左側の無端ベルト4の下側側端部に接するように設けられ、ベルトの蛇行を防止する。
【0072】
11a,11bはテーブル7の傾斜排出部7aの両端部に設けられ、大豆の流れを調整するガイド板である。
【0073】
しかして、13は該傾斜排出板の外側方に設けられた被選別品出口であり、正品(正常形状の大豆、小豆、真珠等の丸形状物体)の出口13aと正品の他に回転可能な不良品(丸形形状に近似する欠け豆、虫喰豆等)を含むことのある2番品用の出口13bとに仕切り部16により仕切られ分離されている。
【0074】
上述した構成により以下にその作用を説明する。まず、上部ロール3を駆動させると、無端ベルト4の上面は上部ロール3方向に移動する。次に、石、くき、虫喰豆等の異物や不良品を含んだ原料大豆を原料投入口Aから無端ロール4上面の投入地点Pに投入すると、該原料大豆は無端ベルト4の移動とともに上部ロール3方向に移動すると同時に正常大豆はただちにベルト4の傾斜下方に回転落下をはじめ、傾斜排出部7aを通て正品出口13aから排出され、図示しない豆受け容器内に収容される。
【0075】
投入地点Pで山積みとされた状態の大豆は最初の鋸歯状板8aと接触衝突して大豆の山は崩され捌かれる。捌かれた正常大豆は同様に回転を始めて正品出口13aから豆受け(図示せず)に収容される。ついで地点Pに達すると、正常大豆は同様に無端ベルト4の傾斜下方、すなわち、図1でベルト4の右端部方向に回転しつつ移動し、テーブル7の傾斜排出部7aを通て正品出口13a又は2番出口13bから排出され、それぞれの豆受け内に収容される。
【0076】
このとき、正常大豆以外の偏平、角状等の石、泥、くき等の回転不能な異物は回転しないままベルト4の移動とともに上部ロール3方向にそのまま移動する。ついで、原料大豆は地点Pにおいて、第2の鋸歯状板8bを通過してさらに捌かれ、重なつた状態が解消された正常大豆は下方に回転移動して正品出口13a又は2番出口13bから排出され、それぞれの豆受け容器に収容される。
【0077】
回転不能な異物は不動のまま落下することなく、ベルト4とともに移動する。この地点P,P,Pで正常大豆はほとんどが回転落下して正品出口13a又は2番出口13bから排出される。異物等にひかかつたりしていまだ回転していなかつたわずかな正常大豆も第3の鋸歯状板8cと最終的に接触して捌かれることによて回転をはじめ、2番出口13bから排出される。
【0078】
正常大豆以外の異物のうち角状物、茎などの全く回転しない形状の異物はそのままベルト4とともに移動して全て地点Pに達し、ついで異物出口Cから排出され異物受け(図示せず)に落下する。一方、偏平状物、欠け豆、虫喰豆等わずかつ回転する形状の回転可能な不良品は回転の度合に応じて地点P又は地点Pまで達する。地点Pまで達した回転可能な不良品は全て下方に回転して2番出口13bから排出される。地点Pに達した回転可能な不良品の大部分は2番出口13bから排出される。
【0079】
無端ベルト4の上面のひねりの角度は上方に向かうにしたがて一側方向が特に急となるから、豆の回転状態は無端ベルト4の上面の各部分によてそれぞれ異なることとなり、この無端ベルト4のひねりの微妙な変化によて正常豆(正品)と不良豆(回転可能な不良品)との微妙な選別が可能となるものである。また、無端ベルト4の上面をひねりを加えないで単に平面とした場合よりも選別距離が短かく済み、コンパクトな構造とすることが可能となる。
【0080】
地点Pに投入された原料大豆は、豆受けバー6によって下部ロール2方向およびベルト4の傾斜上方に移動または飛散することは全くない。また、鋸歯状板8a,8b,8cの中央部を図8に示したごとく、折曲可能としておけば、ベルト4面との間隔が調節自在となり、原料の投入状況に応じて山積み原料大豆の捌き方の調整が可能である。この鋸歯状板8a,8b,8cの設置枚数は上記した実施の形態に限定されるものではなく、所望の枚数が設置可能である。
【0081】
無端ベルト4の材質はゴム引き布を用いるのが好ましく、ベルト表面を平滑にすることによって、異物および被害粒のキヤツチが容易となる。これに反し、従来から使用されるカンバス布を用いると異物のキヤツチが容易でない上、カンバス布の蛇行が防げないという不利がある。
【0082】
このようにして、本ロール選別機によれば、原料穀物投入口が詰まったり、機械の処理能力を越える量の原料穀物の供給をして選別精度を低下させることがなく、また、原料穀物を汚染することもなく、作業の安全性に優れ、原料穀物の形状差による選別精度のバラツキを抑止することを可能としている。
【0083】
なお、上記した例では、上部ロール3及び下部ロール2の角度の設定は、ロール選別機1の全体が水平に設置される場合を前提に説明したが、ロール選別機1の全体をジャッキ等の持ち上げ手段を用いて所定の傾斜をなすように設置することもできる。
【0084】
さらに、上述した実施の形態ではロール選別機1を1段だけ設けた例を示したが、実際に、多量の原料大豆を選別するにはロール選別機1を多段に設けることにより処理能力の向上を図る必要がある。その例を図11および図12に示す。図11は多段式ロール選別機1Aの側面図、図12は多段式ロール選別機1Aの正面図を示すものである。図示した例はロール選別機1を12段重ねたものである。図中、11は原料投入ホッパー、12は原料大豆投入シュート、13は被選別品出口である。
【0085】
図中、20a〜20lは各段の上部ロールの一端に直付けにされた直結型変速駆動源であり、該直結型変速駆動源20a〜20lにより、各段毎に無端ベルトの駆動速度を調節できる。これにより、供給される原料の形状に最適な無端ベルトの回転速度を各段毎に調節でき、より柔軟に多種多様な原料に対応することができる。また、チェーンが不要であるので、前述したチェーンが原因の故障や汚染や危険を解消できる。
【0086】
また図中、18は振動型定量供給装置であり、16はウレタンゴム製の配管である。多段式とした場合には、1つの振動型定量供給装置18により、配管16を介して定量供給を行うことができる。
【0087】
なお、上記多段式ロール選別機の例では、各段のロール選別機1を垂直方向で斜め上方にずらして重ねて設けた傾斜型の多段式ロール選別機の例を示したが、各段のロール選別機1を垂直方向に直立して多段化した垂直型の多段式ロール選別機とすることもでき、この場合、設置面積が小さくなるので省スペース化が図れる。例えば、12段重ねの傾斜型ロール選別機の設置面積が、巾1.8m、長さ5m、高さ4.5m程度であるのに対し、12段重ねの垂直型ロール選別機は、巾1.8m、長さ2.7m、高さ4.5m程度であり、設置に必要な長さを略半分とすることができるので、狭い設置面積しか確保できない場合でも有効利用を図ることができる。その例を図13に示す。
【0088】
図中、11は原料投入ホッパー、13は被選別品出口、18は振動型定量供給装置、20a〜20lは直結型変速駆動源である。
【0089】
またなお、上述した本ロール選別機の実施の形態では、大豆の選別の例を示したが、この実施の形態に限定されるものではない。本ロール選別機では、小豆、真珠等丸形状物体は勿論のこと、回転可能な丸形状に近似した形状の物体であれば、柔軟に対応して選別可能であり、穀物の選別全般に広く応用できるものである。
【0090】
産業上の利用可能性
以上述べた如く、大量の空気供給を必須とする比重選別機を不要として、長期間安定して操業でき、作業雰囲気を劣悪にすることなく、比較的静かに、選別精度と歩留りを維持して、高品質な最終製品を得ることを可能とした穀物の選別システムを提供することが可能となった。
【0091】
また、原料穀物投入口が溢れたり詰まることが無く、機械の処理能力を越える量の原料穀物の供給して選別精度を低下させることが無く、原料穀物を汚染することもなく、作業の安全性に優れ、原料穀物の形状差による選別精度のバラツキを抑止することを可能としたロール選別機を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【0092】
【図1】 本発明の穀物の選別システムの工程を示す側面概略説明図である。
【図2】 本発明の穀物の選別システムで用いられる吸引型風力選別機の正面説明図である。
【図3】 本発明の穀物の選別システムで用いられる粗選別機の説明図である。
【図4】 本発明の穀物の選別システムで用いられるドラム磁選機の側面説明図である。
【図5】 本発明の穀物の選別システムで用いられる石抜機の側面説明図である。
【図6】 本発明の穀物の選別システムで用いられる研磨機の説明図である。
【図7】 本発明の穀物の選別システムで用いられる粒径選別機の説明図である。
【図8】 本ロール選別機の一つの実施の形態を示す斜視図である。
【図9】 本ロール選別機における下部ロール及び上部ロールの配置を示す正面説明図である。
【図10】 本ロール選別機における下部ロール及び上部ロールの配置を示す側面説明図である。
【図11】 本多段式ロール選別機の一つの実施の形態を示す側面図である。
【図12】 本多段式ロール選別機の一つの実施の形態を示す正面図である。
【図13】 本多段式ロール選別機を垂直型とした場合の概略側面図である。

Claims (8)

  1. 原料穀物から軽量異物を選別除去する風力選別工程と、原料穀物から粒径の異なる異物を選別除去する粗選別工程と、該風力選別工程及び該粗選別工程を経た原料穀物から形状の異なる異物を選別除去するロール選別工程と、からなり、前記ロール選別工程が、下部ロールと、該下部ロールの斜め上方に配置された上部ロールとに無端ベルトを懸架し、該下部ロール及び上部ロールをそれぞれ所定の角度で同一方向に傾斜させ、該下部ロールの傾斜角を上部ロールの傾斜角よりも小とし、かつ無端ベルト上面に1以上の鋸歯状板を設け、かつ該無端ベルトの下方傾斜側の側端部には側下方に傾斜する長尺状の傾斜排出板を設けたロール選別機において、穀物原料投入口に振動を伴って穀物原料を所定量で供給する振動型定量供給装置を設け、穀物原料の供給量を調節自在とし、且つ、前記無端ベルトの駆動速度を変速するため前記上部ロールの一端に直付けにされた直結型変速駆動源を設け、前記無端ベルト上面に投入された原料穀物の回転状態の適否をモニターカメラで監視し、該原料穀物が回転落下するように、該無端ベルトの駆動速度を変速し、投入される原料穀物の形状に応じて、原料穀物が回転落下するように該無端ベルトの駆動速度を調節自在としたロール選別機を用いて行われることを特徴とする穀物の選別システム。
  2. 原料穀物から磁性異物を選別除去する磁力選別工程をさらに有すること、を特徴とする請求項1記載の穀物の選別システム。
  3. 原料穀物から石を選別除去する石抜工程をさらに有すること、を特徴とする請求項1又は2記載の穀物の選別システム。
  4. 原料穀物から微細な固着物を研磨除去する研磨工程をさらに有すること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の穀物の選別システム。
  5. 原料穀物を粒径別に選別する粒径選別工程をさらに有すること、を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の穀物の選別システム。
  6. 前記ロール選別機が、前記無端ベルト上面に投入された原料穀物の回転状態の適否をモニターカメラで監視し、該原料穀物が回転落下するように、上部ロール及び下部ロールの傾斜角と、上部ロールの中心軸及び下部ロールの中心軸とがなす角度とを夫々調節するようにされていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の穀物の選別システム。
  7. 前記ロール選別工程が、前記ロール選別機を複数段に重ねて設けた多段式ロール選別機であって、各段毎の上部ロールに夫々変速駆動源が設けられ、各段毎に無端ベルトの駆動速度を変速して調節自在である多段式ロール選別機を用いて行われることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の穀物の選別システム。
  8. 前記ロール選別工程が、前記ロール選別機を複数段に重ねて設けた多段式ロール選別機であって、各段毎の穀物原料投入口に穀物原料を所定量で供給する定量供給装置を設け、各段毎の穀物原料の供給量を調節自在とされてなる多段式ロール選別機を用いて行われることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の穀物の選別システム。
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