JPH08267012A - 振動ふるい方法および装置 - Google Patents

振動ふるい方法および装置

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JPH08267012A
JPH08267012A JP7079098A JP7909895A JPH08267012A JP H08267012 A JPH08267012 A JP H08267012A JP 7079098 A JP7079098 A JP 7079098A JP 7909895 A JP7909895 A JP 7909895A JP H08267012 A JPH08267012 A JP H08267012A
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JP
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vibrator
frequency
screen
amplitude
vibration
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JP7079098A
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Hiroaki Maekawa
宏明 前川
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 濡れた石炭などが乾いた石炭などと混在して
いるような被ふるい物の場合でも、効率良くふるい網の
目詰まりを防止しつつふるい作業を行う。 【構成】 振動計9により検出された振幅が基準振幅A
0 より小さい場合には、コントローラ10は、バイブレ
ータ8の振動数を徐々に小さく変更することにより、ス
クリーン1や石炭4などからなる被振動体がその共振点
近傍で振動されるようにバイブレータ8の振動数を制御
する。また、バイブレータ8の振動数を徐々に小さくし
て下限振動数に達したような場合には、その後は徐々に
大きくするように制御する。このように被振動体の固有
振動数の変化に追従してバイブレータ8による加振が行
われ、被振動体を常にその共振点近傍で継続的に大きく
振動させてふるい作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイブレータにより振
動されるふるい網を使用して、石炭や鉱石などの固形物
をふるう振動ふるいに関し、特に、ふるい網の目詰まり
を防止できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ダンプトラック等により運び
込まれる石炭や鉱石などの固形物を受け入れる際には、
これらの石炭や鉱石などを一時貯溜するためのホッパに
供給されるが、このホッパの上部には振動ふるい装置が
設置されており、木材などの大きな異物を予め除去する
ことができるようになっている。
【0003】このような従来の振動ふるい装置は、所定
の大きさの網の目が形成されたふるい網を有しており、
このふるい網により、その網目の大きさよりも大きい異
物の通過を抑止する。すなわち、ホッパに供給すべき石
炭や鉱石などを網の目を通して落下させ、木材などの異
物と分離することができる。また、ふるい網には従来公
知のバイブレータが取り付けられ、このバイブレータを
動作させることによりふるい網に振動が加えられる。こ
れにより、迅速にふるい作業を行うと共に、目詰まりの
解消を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホッパに供
給される石炭などは、野外に積んだ状態のものからダン
プトラック等により直接運び込まれるので、特に積まれ
たものの下の部分には濡れたものが多く、これらの濡れ
た石炭などがそのまま振動ふるい装置のふるい網の上に
置かれることが往々にしてあった。
【0005】このため、上記従来の振動ふるい装置にあ
っては、ふるい網の上に濡れた石炭などが乾いた石炭な
どと混在して載置されると、目詰まりを生じてふるい網
の上に堆積してしまい、ホッパ内に石炭などが供給され
て行かないという問題があった。この場合に、バイブレ
ータによりふるい網に振動が加えられるが、目詰まりを
解消できる程の振動を被振動体に起こさせることができ
ないものであった。
【0006】これに対し、ふるい網振動駆動部の通常の
駆動時には振動数を初期振動数から所定量づつ所定時間
ごとに階段状に上昇させる動作を一定時間間隔で繰り返
し、また、固定した振動数で、所定の長い周期ごとに所
定時間だけ通常の運転時より充分大きな駆動力をパルス
として作用させて目詰まりを防止するようにした技術が
知られている(特開平4−247272号公報参照)。
【0007】しかしながら、ふるい網振動駆動部の振動
数を所定量づつ所定時間ごとに階段状に上昇させる方式
では、その間に共振点が存在していたとしても単に共振
点を通過するに過ぎず、共振点にて駆動されるのは僅か
な時間でしかない。このため、大きな振幅を伴ったふる
い作業を集中的に行うことができず、濡れた石炭などが
乾いた石炭などと混在しているような場合には、その間
にふるい作業を完了させることはきわめて困難である。
したがって、別途所定の長い周期ごとに大きな駆動力を
作用させたとしても、通常時にふるい網の上に被ふるい
物の堆積が進行してしまっているので目詰まりを解消す
ることができず、ふるい作業を中断して人手によって堆
積物を取り除かなければならなくなる虞れが大きい。し
かも、共振点におけるふるい作業時間の全体の作業時間
の中に占める割合が低く、作業性の観点からも効率の低
いものであった。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、濡れた石
炭などが乾いた石炭などと混在しているような被ふるい
物の場合であっても、効率良くふるい網の目詰まりを防
止しつつふるい作業を行うことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、ふるい網をバイブレータにより振動させ
て、被ふるい物をふるう振動ふるい方法において、振動
されるふるい網の振幅を検出し、当該検出信号に基づい
て、被振動体がその共振点近傍で振動されるようにバイ
ブレータの振動数を制御することを特徴とする。
【0010】また、ふるい網をバイブレータにより振動
させて、被ふるい物をふるう振動ふるい装置において、
振動されるふるい網の振幅を検出する振動計と、振動計
により検出された振幅が予め設定した基準振幅より小さ
い場合には、バイブレータの振動数を徐々に小さくする
と共に予め設定した下限振動数に達したときは徐々に大
きくすることにより、被振動体がその共振点近傍で振動
されるようにバイブレータの振動数を制御する制御手段
とを有することを特徴とする。
【0011】
【作用】このように構成した本発明にあっては、バイブ
レータにより振動されるふるい網の振幅を振動計により
検出し、この検出された振幅が予め設定した基準振幅よ
り小さい場合には、制御手段は、バイブレータの振動数
を徐々に小さく変更することにより、ふるい網や被ふる
い物などからなる被振動体がその共振点近傍で振動され
るようにバイブレータの振動数を制御する。また、バイ
ブレータの振動数を徐々に小さくして下限振動数に達し
たような場合には、その後は徐々に大きくするように振
動数を制御する。このように被振動体の固有振動数の変
化に追従してバイブレータによる加振が行われ、被振動
体を常にその共振点近傍で継続的に大きく振動させてふ
るい作業を行う。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例に係る振動ふるい装置の
概略構成図、図2は図1に示される振動ふるい装置のス
クリーンおよびバイブレータを示す概略斜視図である。
【0013】図1に示したように、本実施例の振動ふる
い装置は、網の目が形成されたふるい網としてのグリズ
リーバーとも呼ばれるスクリーン1を有している。ダン
プトラック等により運び込まれる石炭4(被ふるい物に
相当する)は、ボイラーなどの燃料として使用される前
に、このスクリーン1により予めふるい作業にかけら
れ、これにより異物の通過を抑止するようになってい
る。
【0014】スクリーン1は、図2に模式的に示したよ
うに、方形の枠体2と、この枠体2の中に縦横に張り巡
らされた線材3とから構成され、縦横の線材3により形
成される網の目の最小単位の大きさは、本実施例では例
えば約150×100mmに構成される。このように比
較的大きな網の目が形成されたスクリーン1により、野
外から直接運び込まれるもののうち、石炭4を網の目を
通して落下させ、木材などの比較的大きな異物と分離す
ることができる。なお、ボルトや鉄くずなどは、このス
クリーン1により分離されるほか、後工程に別途設けら
れた図示しない除去手段によっても分離されるようにな
っている。
【0015】また、スクリーン1は、一端が接地された
複数のばね部材7により支持されており、スクリーン1
の枠体2の側面には、図2に示したように、バイブレー
タ8が設置される。バイブレータ8は従来公知のもので
あって、本実施例では例えば、図示しない偏心錘を回転
させることにより振動を伝達するものであり、ばね部材
7に支持されるスクリーン1を水平面上で円振動(図2
のB方向)させることができる。
【0016】本実施例では特に、振動されるスクリーン
1の振幅を検出する振動計9が設置される。スクリーン
1は、バイブレータ8により、前述したように水平面上
で円振動されるため、振動計9は、その円振動による移
動幅を検出するようになっている。この振動計9には、
例えばスクリーン1に設けられた図示しないマークの動
きを光学的に検出する光学センサが用いられるが、これ
に限定されるものではなく、機械的に、あるいは電気的
に検出するように構成してもよい。
【0017】また、振動計9により検出された振幅検出
信号に基づいて、バイブレータ8の振動数を制御する制
御手段としてのコントローラ10が設けられている。コ
ントローラ10は、図示しない振動数設定手段を含んで
おり、このコントローラ10の振動数設定手段は、スク
リーン1や石炭4などからなる被振動体がその共振点近
傍で振動されるように、バイブレータ8に振動数セット
信号を出力して被振動体の固有振動数に追従した積極的
な制御を行う。
【0018】具体的には、本実施例では、コントローラ
10は、振動計9により検出された振幅が予め設定した
基準振幅A0 より小さい場合には、バイブレータ8の振
動数を徐々に小さく変更することにより、被振動体がそ
の共振点近傍で振動されるようにバイブレータ8の振動
数を制御する。また、バイブレータ8の振動数を徐々に
小さく変更して予め設定された下限振動数に達したよう
な場合には、その後は徐々に大きくすることにより、被
振動体がその共振点近傍で振動されるようにバイブレー
タ8の振動数を制御する。
【0019】このような制御を図3および図4のグラフ
を用いて詳しく説明する。図3はバイブレータの振動数
とスクリーンの振幅との関係を示すグラフ、図4はスク
リーンの上に置かれた石炭がスクリーンから離脱すると
きのスクリーンの振幅およびバイブレータの振動数の変
化の様子を示すグラフである。
【0020】図3のグラフは、スクリーン1の上に石
炭が無い、即ち空の場合のバイブレータ8の振動数fに
対するスクリーン1の振幅Aの関係を表し、グラフ
は、スクリーン1の上に少量の石炭が堆積した場合の同
関係を表し、グラフは、スクリーン1の上に大量の石
炭が堆積した場合の同関係を表す。図示のように、それ
ぞれの振動系における被振動体の固有振動数に対応した
振動数にてバイブレータ8による加振を行えば、共振現
象を起こし、大きな振幅でスクリーン1を振動させるこ
とができるため、目詰まりを解消することが可能とな
る。逆に言えば、共振点から離れたポイントでいくら加
振しても小さな振幅しか得られず、目詰まり解消には役
立たないことがわかる。
【0021】本実施例では、グラフにおいて最大振幅
を発生するときの共振振動数を上限振動数fmax 、スク
リーン1の上に石炭が最大量堆積した場合において最大
振幅を発生するときの共振振動数を下限振動数fmin と
し、バイブレータ8は、この範囲内で変化させられるよ
うに構成される。ここで、ばね定数kのばね部材により
支持される質量mの質点系の固有振動数をpとすれば、
1自由度振動系に対しては、p2 =k/mの関係があ
る。したがって、石炭4がスクリーン1へ付着し堆積す
るにつれて重量が増すと被振動体の固有振動数が低下
し、上記のように共振振動数はfmax からfmin の方に
徐々に移行する。
【0022】図3において、例えば、fa の振動数でバ
イブレータ8による加振が行われていたとする。このと
きスクリーン1の上に置かれる石炭4が無く、空の場合
には、グラフにしたがってスクリーン1は振幅Aa1で
振動し、予め設定された基準振幅A0 以上であるため、
本実施例においては被振動体はその共振点近傍で振動し
ているものと判断される(図4の区間T1 参照)。ここ
で、基準振幅A0 は、例えば上限振動数fmax から下限
振動数fmin までのそれぞれの振動数でバイブレータ8
による加振を行い共振現象を生じた場合の振幅よりも若
干小さい値に設定する。このようにすれば、共振点近傍
で振動しているとコントローラ10により判断されるポ
イントが必ず存在し、被振動体の固有振動数に追従した
制御を安定して行うことができる。
【0023】ところが、スクリーン1の上に少量の石炭
4が堆積されると、振動系はグラフからグラフに移
行し、バイブレータ8の振動数がfa のときは、グラフ
にしたがってスクリーン1は振幅Aa2で振動する。こ
の場合に、振幅Aa2は基準振幅A0 より小さいので、バ
イブレータ8の振動数が徐々に小さくなるように制御さ
れる(図4の区間T2 参照)。そして、fc に達したと
ころで基準振幅A0 を発生させることができ、基準振幅
A0 が確保される限りにおいて、この状態で加振を継続
する(図4の区間T3 参照)。なお、図4に示される符
号「Sa 」「Sc 」は、スクリーン1の振動の周期を示
す。また、図4では、理解の容易にために区間T2 をあ
る一定期間継続するように記載したが、実際にはバイブ
レータ8の振動数を時々刻々に変化追従させることによ
り、さらに短い期間とすることが可能である。
【0024】この振動数fc でバイブレータ8による加
振を継続していた場合に、スクリーン1の振幅が基準振
幅A0 を下回るケースは2つある。一つのケースは、石
炭4がスクリーン1から網の目を通って離脱し、グラフ
に示す振動系に移行したとき(このときのスクリーン
1の振幅はAc1となる)で、もう一つのケースは、石炭
4のスクリーン1の上への堆積がさらに進行し、グラフ
に示す振動系に移行したとき(このときのスクリーン
1の振幅はAc3となる)である。バイブレータ8の振動
数を制御するのは目詰まりを解消するためであるので、
したがって本実施例では、上記のような場合には、後者
のケースを想定してバイブレータ8の振動数を徐々に小
さくするように制御し、この場合は振動数がfd に達し
たところで基準振幅A0 を発生させることができ、この
状態で加振を継続する。
【0025】仮に、実際は前者のケース、すなわち石炭
4が離脱しグラフに示す振動系にある場合には、バイ
ブレータ8の振動数は徐々に小さくされて下限振動数f
minに到達し、この後再び振動数を徐々に大きくするよ
うに制御が行われる。そして、バイブレータ8の振動数
がfb に達したところで基準振幅A0 を発生させること
ができる。
【0026】なお、本実施例では、バイブレータ8の振
動数は、数Hz〜数十Hz、例えば1〜60Hzの範囲
で設定され、このときの振幅は、数mm〜数十mm、例
えば1〜20mm程度である。但し、本発明は、これら
の数値の範囲に限定されるものではなく、スクリーン1
の重量や支持方法、バイブレータ8の仕様、石炭4の粒
度などにより変化するものであるため適宜設定が行われ
る。
【0027】図1に示したように、スクリーン1の下方
には、ホッパ5が配置される。このホッパ5は、図示の
ようにラッパ状の容器であり、上部の広い開口部5aか
らスクリーン1を通過した石炭4を受けて、一時貯溜す
るようになっている。そして、ホッパ5内の石炭4は、
下部に形成された開口部5bから順次送り出され、コン
ベア6により、図示しない石炭の粉砕機に運び込まれる
ようになっている。
【0028】次に、本実施例の作用を、図5に示すバイ
ブレータの振動数制御フローチャートを参照して説明す
る。本実施例の振動ふるい装置を使用して石炭などの固
形物のふるい作業を行う場合には、先ず、コントローラ
10はバイブレータ8の初期振動数として上限振動数f
max に設定して、バイブレータ8によるスクリーン1の
加振を行う(ステップS1)。そして、振動するスクリ
ーン1の上にダンプトラック等の荷台から異物の混じっ
た石炭4が載置される(ステップS2)。
【0029】次いで、振動されるスクリーン1の振幅が
振動計9により検出され(ステップS3)、コントロー
ラ10は、振動計9により検出されたスクリーン1の振
幅が予め設定した基準振幅A0 以上であるか否かの判断
を行う(ステップS4)。このステップS4にて、コン
トローラ10によりスクリーン1の振幅が基準振幅A0
より小さいと判断された場合には、コントローラ10の
振動数設定手段は、振動数セット信号を出力してバイブ
レータ8の振動数を所定量変更する(ステップS5)。
【0030】すなわち、振動計9により検出された振幅
が基準振幅A0 より小さい場合には、コントローラ10
は、バイブレータ8の振動数を所定量小さく変更し、ス
テップS3に戻ってスクリーン1の振幅が基準振幅A0
に達するまで動作を繰り返すことにより、被振動体がそ
の共振点近傍で振動されるようにバイブレータ8の振動
数を制御する。また、バイブレータ8の振動数を徐々に
小さくして下限振動数fmin に達したような場合には、
その後は徐々に大きくすることにより、被振動体がその
共振点近傍で振動されるようにバイブレータ8の振動数
を制御する。
【0031】一方、このステップS4にて、コントロー
ラ10によりスクリーン1の振幅が基準振幅A0 以上で
あると判断された場合には、そのときの振動数にてバイ
ブレータ8による加振が継続され、ステップS3に戻っ
て同じ動作が繰り返されることになる。なお、ステップ
S3〜S5の間において、追加してスクリーン1の上に
石炭4が載置される場合にも上記の制御が継続して行わ
れる。
【0032】このように振動されるスクリーン1によ
り、その網の目の大きさよりも大きい木材などの異物の
通過を抑止すると共に、石炭4を網の目を通して落下さ
せる。スクリーン1を通過した石炭4は、スクリーン1
の下方に配置したホッパ5の中に供給され、一時貯溜さ
れる。そして、ホッパ5内の石炭4は順次送り出され、
コンベア6により、図示しない石炭の粉砕機に運び込ま
れる。
【0033】このように、本実施例によれば、スクリー
ン1や石炭4などからなる被振動体の固有振動数の変化
に追従して、バイブレータ8によるスクリーン1に対す
る加振が行われ、被振動体を常にその共振点近傍で振動
させることができる。これにより、大きな振幅での振動
を、しかも継続して効率良く起こさせることができる。
したがって、濡れた石炭などが乾いた石炭などと混在し
ているような場合であっても、目詰まりの発生を積極的
に防止することができる。
【0034】なお、以上説明した実施例は、本発明の理
解を容易にするために記載されたものであって、本発明
を限定するために記載されたものではなく、したがっ
て、上記実施例に開示された各要素は、本発明の技術的
範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨であ
る。たとえば、上述した実施例では、被ふるい物として
石炭を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られ
ず、例えば鉄鉱石などの固形物等にも適用することがで
きる。また、バイブレータ8は、上述した実施例の偏心
錘を回転させる振動電動機に限られず、電磁式のものを
利用して直線方向の振動を行うように構成することも可
能である。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、振動
されるふるい網の振幅を検出し、当該検出信号に基づい
て、被振動体がその共振点近傍で振動されるようにバイ
ブレータの振動数を制御するようにしたので、被振動体
の固有振動数の変化に追従して、バイブレータによるふ
るい網に対する加振が行われ、被振動体を常にその共振
点近傍で振動させることができる。これにより、共振に
伴う大きな振幅の振動を、しかも継続して効率良く起こ
させることができる。したがって、濡れた石炭などが乾
いた石炭などと混在しているような場合であっても、目
詰まりの発生を積極的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る振動ふるい装置の概
略構成図である。
【図2】 図1に示される振動ふるい装置のスクリーン
およびバイブレータを示す概略斜視図である。
【図3】 バイブレータの振動数とスクリーンの振幅と
の関係を示すグラフである。
【図4】 スクリーンの上に置かれた石炭がスクリーン
から離脱するときのスクリーンの振幅およびバイブレー
タの振動数の変化の様子を示すグラフである。
【図5】 バイブレータの振動数制御フローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…スクリーン(ふるい網)、 2…枠体、 3…線材、 4…石炭(被ふるい物)、 5…ホッパ、 6…コンベア、 7…ばね部材、 8…バイブレータ、 9…振動計、 10…コントローラ(制御手段)、 A0 …スクリーンの基準振幅。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ふるい網(1) をバイブレータ(8) により
    振動させて、被ふるい物(4) をふるう振動ふるい方法に
    おいて、 振動されるふるい網(1) の振幅を検出し、当該検出信号
    に基づいて、被振動体がその共振点近傍で振動されるよ
    うにバイブレータ(8) の振動数を制御することを特徴と
    する振動ふるい方法。
  2. 【請求項2】 ふるい網(1) をバイブレータ(8) により
    振動させて、被ふるい物(4) をふるう振動ふるい装置に
    おいて、 振動されるふるい網(1) の振幅を検出する振動計(9)
    と、 振動計(9) により検出された振幅が予め設定した基準振
    幅(A0)より小さい場合には、バイブレータ(8) の振動数
    を徐々に小さくすると共に予め設定した下限振動数(fmi
    n)に達したときは徐々に大きくすることにより、被振動
    体がその共振点近傍で振動されるようにバイブレータ
    (8) の振動数を制御する制御手段(10)とを有することを
    特徴とする振動ふるい装置。
JP7079098A 1995-04-04 1995-04-04 振動ふるい方法および装置 Withdrawn JPH08267012A (ja)

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