JP2009141275A - 抵抗変化素子、これを用いた記憶装置、及びそれらの作製方法 - Google Patents

抵抗変化素子、これを用いた記憶装置、及びそれらの作製方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009141275A
JP2009141275A JP2007318827A JP2007318827A JP2009141275A JP 2009141275 A JP2009141275 A JP 2009141275A JP 2007318827 A JP2007318827 A JP 2007318827A JP 2007318827 A JP2007318827 A JP 2007318827A JP 2009141275 A JP2009141275 A JP 2009141275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
resistance change
lower electrode
resistance
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007318827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5374865B2 (ja
Inventor
Tooru Fukano
哲 深野
Koji Tsunoda
浩司 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007318827A priority Critical patent/JP5374865B2/ja
Publication of JP2009141275A publication Critical patent/JP2009141275A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5374865B2 publication Critical patent/JP5374865B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

【課題】高集積かつ安定した動作を実現する抵抗変化メモリ(ReRAM)を提供する。
【解決手段】抵抗変化メモリを構成する抵抗変化素子は、下部電極と、前記下部電極の側壁の少なくとも一部と接する抵抗変化膜と、前記抵抗変化膜上に積層される上部電極と
を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、広くは記憶装置に関し、特に、微細化した動作領域を有する抵抗変化素子とこれを用いた抵抗変化メモリ(ReRAM:Resistive Random Access Memory)、およびこれらの作製方法に関する。
ReRAM(Resistive Random Access Memory)は、抵抗変化素子を記憶素子として用いた不揮発性のメモリ装置である。遷移金属酸化物等の抵抗変化材料を一対の電極で挟み込んで電極間に電圧を印加すると、電圧の印加に応じて異なる電気抵抗状態をとることを利用して、メモリ機能を実現している。ReRAMは、不揮発性であることに加えて、抵抗値の変化が大きい、読み出しの余裕度が高い、素子構造がシンプルである、高集積化が容易である、など多くの優れた特徴を持ち、次世代のメモリとして期待されている。
図1(a)は、従来のReRAMの断面構造を示す概略図である。一般的なReRAMの抵抗変化素子(メモリ素子)110は、層間絶縁膜111上に形成された下部電極112と上部電極114の間に、抵抗変化膜(たとえば遷移金属酸化物膜)113を挟み込んだ平行平板型積層構造をしている。上部電極114と下部電極112の間に電圧を印加すると、抵抗変化膜113の電気抵抗が変化して、2つの異なる抵抗状態(リセット状態、セット状態)をとる。
抵抗変化素子110の動作面は、電圧の印加を受ける電極112又は114と、抵抗変化膜113との界面である。この構成では、外部配線との接続用のコンタクトホール118が、メモリ動作面の直上に配置されるため、平行平板型の抵抗変化素子110の動作領域の面積は、コンタクトホール118のサイズ、すなわち、フォトリソグラフィ技術を含む加工技術精度に限定されてしまう。
抵抗変化素子110の動作メカニズムは、まず2つの抵抗状態間を遷移可能にするための初期動作として、フォーミング電圧を印加する。フォーミング電圧の印加によって、抵抗変化膜113に電流パスとなるフィラメントが形成され得る状態にする。その後、動作電圧(セット電圧及びリセット電圧)の印加によって、該フィラメントの発生状態を変化させて、セット/リセット動作、即ち、書込みと消去を実行する。抵抗変化素子110の動作領域の面積が大きいほどフィラメント数も増加するが、フィラメント数が増加するとリセット電流の制御にばらつきが生じ、その結果、メモリとしての動作もばらつく。高密度化の要請からだけではなく、安定した信頼性の高い動作を実現するには、抵抗変化素子110の動作面積は小さい方が望ましい。しかし、上述のように、従来の構造では、フォトリソグラフィ技術の加工精度によって微細化が制限される。
一方、図1(b)のように、抵抗変化素子120の動作面積Cを小さくして、情報の書き込み時や消去時の過渡電流を減らし、消費電流を低減する構成が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この構成では、2つの電気抵抗状態を情報として記憶する抵抗変化膜123の横方向に、一対の電極122a、122bが配置され、それぞれが抵抗変化膜123と接する。抵抗変化膜123と、電極122a、122bの少なくとも一方との接触面積(動作面積)Cは、この素子作製の製造プロセスの最少加工寸法の2乗よりも小さい。
特開2006−344876号公報
従来の平行平板型の抵抗変化素子の動作面積は、フォトリソグラフィ技術及び加工技術の最小寸法で決定される。さらに、外部電極用コンタクトホールが、動作面とほぼ一致するサイズで上部電極上に形成されるため、その面積は、合せマージンを加味すると、製造加工装置の加工性能よりも大きくなる。このため、セル面積を低減してメモリセル性能を向上しようにも、製造加工装置の性能、精度に制限されてしまう。
一方、図1(b)のように側方電極を配置する構成では、メモリセルの高密度化が困難である。
そこで、本発明では、ばらつきの影響を抑制し、メモリ動作の安定化、低電流化を実現することのできる抵抗変化素子とこれを用いた半導体記憶装置の提供を課題とする。
また、製造加工装置の加工性能に依存せず、また、合せマージンを考慮する必要のない微細なメモリ動作領域を、自己整合的に形成することのできる抵抗変化素子の作製方法を提供することを課題とする。
上記課題を実現するために、下部電極の側壁をメモリセルの動作領域とし、動作領域の面積を規定する一片の長さを、下部電極の膜厚で制御する。
本発明の第1の側面では、抵抗変化素子を提供する。抵抗変化素子は、下部電極と、前記下部電極の側壁の少なくとも一部と接する抵抗変化膜と、前記抵抗変化膜上に積層される上部電極と、を有する。
良好な構成例では、前記下部電極と、前記抵抗変化膜及び上部電極の積層との間に挿入される層間膜をさらに有する。あるいは、前記下部電極側壁と前記抵抗変化膜との界面が、前記抵抗変化膜の抵抗状態を切り換える動作面積を規定する。
第2の側面では、上記の抵抗変化素子を利用した記憶装置を提供する。記憶装置は、複数の抵抗変化素子の配列と、前記抵抗変化素子の各々に電圧を供給する配線と、を有し、
前記抵抗変化素子の各々は、下部電極と、前記下部電極の側壁の少なくとも一部と接する抵抗変化膜と、前記抵抗変化膜上に積層される上部電極と、を有する。
ひとつの構成例では、記憶装置は、前記抵抗変化素子の各々に接続される選択トランジスタを有する(1T1R型配列)。別の構成例では、前記下部電極は、前記配線と直交する方向に延びる共通下部電極であり、前記共通下部電極上に、2以上の前記抵抗変化素子が配置され、前記各抵抗変化素子の抵抗変化膜が前記共通下部電極の側壁の少なくとも一部と接する(クロスポイント型配列)。クロスポイント型配列を用いる場合には,各層の間にダイオードを形成し,迷走電流(sneak current)により誤読み出しを防ぐ構成にしてもよい。
第3の側面では、抵抗変化素子の作製方法を提供する。この方法は、
(a)下部電極上に、層間膜を介して抵抗変化膜と導体膜を連続して積層に形成し、
(b)前記抵抗変化膜と導体膜の積層を、前記抵抗変化膜が、前記下部電極の側壁の少なくとも一部と接する形状に加工する
工程を含む。
第4の側面では、抵抗変化素子を利用した記憶装置の作製方法を提供する。記憶装置の作成方法は、
(a)基板上に、下部電極の配列を形成し、
(b)前記下部電極上に、層間絶縁膜を介して、抵抗変化膜と導体膜の積層を形成し、
(c)前記抵抗変化膜と導体膜の積層を、前記抵抗変化膜が前記下部電極の側壁の少なくとも一部と接する領域を有する形状に加工し、
(d)前記導体膜に接続される配線を形成する
工程を含む。
抵抗変化素子の動作領域を微細化し、集積度を向上することができる。このような抵抗変化素子を記憶装置に適用したときは、微細な動作領域でメモリ動作の安定性を図るとともに、高集積化が可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の良好な実施形態を説明する。図2(a)及び図2(b)は、本発明の一実施形態における抵抗変化素子10の概略図である。抵抗変化素子10は、電圧印加に応じて、2つの異なる抵抗状態、高抵抗状態と低抵抗状態を取る。この抵抗状態の変化は、抵抗変化素子10に形成される電流パス(フィラメント)の状態が変化することにより生じる現象と解されている。
抵抗変化素子10は、下部電極11と、下部電極11の側壁11Sの少なくとも一部と接する抵抗変化膜15と、抵抗変化膜15上に積層される上部電極16とを有する。この抵抗変化素子10の主動作部分は、点線のサークルAで囲む部分であり、図2(b)に示すように、下部電極11の側壁11Sと、抵抗変化膜15との接触領域が動作領域20となる。
抵抗変化膜15と上部電極16とは、後述するように、積層構造に連続形成され、所定の形状に一括加工されている。図2の例では、抵抗変化膜15上に積層される上部電極16の一部は、層間膜12を介して下部電極11の上方に位置し、ビット線等の外部配線(不図示)との電気的接続をとる接続パッドとしても機能する。
動作時には、上部電極16又は下部電極11を介して電気的な刺激が与えられると、抵抗変化膜15にフィラメントと呼ばれる導電性のパスが形成されて、そのフィラメント部分の抵抗が切り替わることにより、低抵抗状態(金属的状態)と高抵抗状態(絶縁的状態)の間を遷移する。図2(b)で、フィラメントが形成される動作領域20の面積は、下部電極11の膜厚tと、抵抗変化膜15が下部電極側壁11Sにオーバラップする加工寸法Lとで決定される。
動作領域20を下部電極11の側壁11Sに配置することによって、動作領域20のサイズを下部電極11の膜厚tで制御できるので、製造加工装置の最少加工寸法以下に微細化することができる。これによって、形成されるフィラメント状態のばらつきを抑制し、2つの異なる抵抗状態の間を安定して遷移させ、かつ電流量を低減することが可能になる。さらに、集積度を向上することができる。
図3は、図2の抵抗変化素子10を1T1R型のメモリセルアレイに適用した実施例1のReRAM(抵抗変化メモリ又は半導体記憶装置)30の概略構成図である。1T1R型メモリセルでは、1つのメモリセルが、1つの選択トランジスタTrと1つの抵抗変化素子(R)10とで構成される。図3の例では、抵抗変化素子10の下部電極11は、層間絶縁膜(層間膜a)34に形成されたタングステン(W)のコンタクトプラグ31を介して、半導体基板21上の選択トランジスタ(Tr)に接続されている。抵抗変化素子10の上部電極16は、ビット線36に接続される。選択トランジスタTrは、Wプラグ31と反対側で、接地線(GND)32に接続される。
この構成では、動作面が下部電極の側壁に配置され、外部配線へのコンタクトと分離される。動作面のサイズを下部電極の膜厚で制御できるので、製造加工装置の加工精度以下に微細化することができる。その結果、メモリとしての動作が安定する。
動作において、抵抗変化素子10をセットするときは、選択トランジスタTrをON状態にして下部電極11を接地電位とし、ビット線36を介して、抵抗変化素子10にセット電圧を印加する。これにより、抵抗変化素子10が、いずれか一方の抵抗状態、たとえば低抵抗状態に書き込まれる。この低抵抗状態は電源供給がなくなっても維持される。抵抗変化素子10をリセットするときは、選択トランジスタTrをON状態にして下部電極11を接地電位とし、ビット線36を介して、抵抗変化素子10に所定の電流又は所定のリセット電圧を印加する。これにより、抵抗変化素子10は、他方の抵抗状態、たとえば高抵抗状態にリセット(消去)される。抵抗変化素子10の状態を検出するときは、選択トランジスタTrをONにして、ビット線36と接地線32との間の抵抗値を調べる。
図4及び図5は、図3の実施例1で用いられる抵抗変化素子10の作製工程図である。図示されるプロセスフローでは、選択トランジスタの作製工程を省略してあるが、選択トランジスタTrは通常のCMOSプロセスで作製することができる。
図4(a)に示すように、CMP技術を用いて、選択トランジスタ(Tr)のドレイン(図3参照)に接続されたタングステン(W)プラグ31を、層間絶縁膜34の表面に露出させる。
次に、図4(b)に示すように、下部電極膜41として、たとえばTiN膜41を100nm形成し、連続して層間絶縁膜42として、たとえば酸化膜42を100nm形成する。TiN膜41は、アルゴン/窒素雰囲気によるリアクティブスパッタ法を採用し、酸化膜42は、390℃でTEOSプラズマCVD法によって堆積する。下部電極膜41としては、TiNの他に、Pt,Ti,W,Cu,Ni,Ta,TaN,Ir,Ru,IrO2,RuO2等を用いることができ、これらの金属の組み合わせとしてもよい。
次に、図4(c)に示すように、酸化膜42と下部電極膜41を連続して所定の形状にパターニングして、Wプラグ31に接続する下部電極11と、下部電極11上に積層される層間膜12を形成する。パターニングは、通常のフォトリソグラフィ技術で形成したレジストパターン(不図示)をエッチングマスクとして用い、フッ素系ガスを用いたRIE法で酸化膜42を加工し、続いて塩素系ガスを用いたRIE法でTiN膜41を加工する。この加工工程で、下部電極11の側壁形状は若干テーパ状になってもよい。
次に、図4(d)に示すように、全面に抵抗変化膜45として遷移金属酸化物(TMO)膜45と、上部電極膜46を連続して成膜する。TMO膜45は、たとえばNiOを膜厚10nmに形成する。続いて、上部電極膜46としてPt膜46を膜厚50nmに形成する。NiO膜45はアルゴン/酸素雰囲気によるリアクティブスパッタ法、Pt膜46はアルゴン雰囲気によるスパッタ法を用い、連続した層構造に堆積する。抵抗変化膜45としては、NiO以外に、TiO2,NbO,ZrO2,WO3,Cu2O,Ta2O5,ZnO,CoO,Al2O3等の金属酸化物が考えられる。上部電極膜46としては、Pt以外に、W,Cu,TiN,Ta,TaN,Ti,Ni,Ir,Ru,IrO2,RuO2等が考えられる。
次に、図5(e)に示すように、NiO抵抗変化膜45が下部電極11の側壁の少なくとも一部とオーバラップするように、Pt上部電極膜46とNiO抵抗変化膜45をエッチング加工する。具体的には、通常のフォトリソグラフィ技術で形成したレジストパターン(不図示)をエッチングマスクとして用い、塩素系ガスを用いたRIE法で、Pt上部電極膜46とNiO抵抗変化膜45を連続加工する。これによって、抵抗変化膜15が層間膜12上から、下部電極11の側壁の少なくとも一部と接触するようにオーバラップして延びる形状となる。抵抗変化膜15上には、同形状に加工された上部電極16が積層され、図2(a)の抵抗変化素子10が作製される。
このとき、下部電極11の側壁とオーバラップする抵抗変化膜15の加工寸法(線幅L)は、製造加工装置の加工性能で決定されるが、下部電極11の膜厚tを制御することで、動作面積を調整することができる。つまり、図2(b)に示すメモリ動作領域20(以下、単に「動作領域20」と称する)の面積は、(加工寸法L)*(下部電極膜厚t)となり、加工寸法に制限がある場合でも、下部電極11の膜厚を制御することによって、微細な動作領域の形成が可能となる。また、動作領域20は、下部電極11の側壁11Sの一部分を覆っていればよく、合せマージンは十分大きく取れる。
次に、図5(f)に示すように、層間絶縁膜として、例えば膜厚100nmの酸化膜47を、390℃でTEOSプラズマCVD法により堆積する。
次に、図5(g)に示すように、上部電極16と外部配線(不図示)を接続するためのコンタクトホール48を、酸化膜47に形成する。コンタクトホール48は、上部電極16の上方に開口を有するレジストパターン(不図示)を形成し、フッ素系ガスを用いたRIE法を用いて酸化膜47を加工することで形成される。
次に、図5(h)に示すように、外部配線形成用の導体膜として、たとえばAl膜49を400nm、アルゴン雰囲気によるスパッタ法で堆積する。通常のフォトリソグラフィ技術でレジストパターン(不図示)を形成し、これをエッチングマスクに、塩素系ガスを用いたRIE法を用いて、選択トランジスタTrのワード線(ゲート)に直交するようにビット線36(図3参照)を形成する。これにより、図3のReRAM30のメモリセルアレイが作製される。
このような構成と作製方法により、高速、高集積の記憶装置を効率的に製造することが可能になる。
図6は、図2の抵抗変化素子10Aをクロスポイント型のメモリセルアレイに適用した実施例2のReRAM(抵抗変化メモリ又は半導体記憶装置)50の概略構成図である。実施例1の1T1R型メモリセルアレイでは、抵抗変化素子10の下部電極11を選択トランジスタのドレインに接続して、高速なセル選択と動作の切り換えを行っていた。実施例2のクロスポイント型のメモリセル構造では、選択トランジスタを用いずに、周辺回路から電圧制御する。すなわち、抵抗変化素子10Aのみでメモリセルを構成するので、集積化に優れ、大容量化に適している。層間膜54として、たとえば酸化膜基板を用いることができる。ただし、周辺に存在する低抵抗状態の抵抗変化素子を介した迷走電流を防ぐため、実際には抵抗変化素子と直列に、ダイオードを形成することが望ましい。ダイオードはトランジスタと異なり、P型およびN型半導体の積層により形成できるため、原理的には抵抗変化素子の面積と同等まで減少させることが可能であり、面積の増加には影響しない。
図7(a)及び図7(b)は、図6のメモリセルの構成を示す概略図である。実施例2の構成では、共通下部電極51上に複数の抵抗変化素子10Aが配置されている。この例では、ビット線56と直交する方向に延びる共通下部電極51上に、層間膜52を介して抵抗変化膜15と上部電極16の積層体が複数配置されている。抵抗変化膜15と上部電極16の各積層体は、層間膜52の上面から、共通下部電極51の側壁51Sに沿って延び、共通下部電極51の側壁51Sの少なくとも一部とオーバラップする。上部電極16、抵抗変化膜15、および共通下部電極51のオーバラップ領域で、抵抗変化素子10Aが構成される。
実施例1と同様に、抵抗変化素子10Aの動作領域20の面積は、製造加工装置の加工寸法Lと、下部電極11の膜厚tとで決定されるので、下部電極11の膜厚tを制御することで、各メモリセルの動作領域20を微細化することができる。
図8及び図9は、図6の実施例2で用いられる抵抗変化素子10Aの作製工程図である。まず、図8(a)に示すように、層間絶縁膜(酸化膜基板)54上に、下部電極膜61として、TiN膜61を100nm成膜し、連続して層間絶縁膜62として例えばTEOS酸化膜62を100nm成膜する。TiN膜61は、アルゴン/窒素雰囲気によるリアクティブスパッタ法で、TEOS酸化膜62は、390℃でTEOSプラズマCVD法によって形成する。下部電極膜61としては、TiN以外に、Pt,Ti,W,Cu,Ni,Ta,TaN,Ir,Ru,IrO2,RuO2、これらの組み合わせを用いることができる。
次に、図8(b)に示すように、TEOS酸化膜62とTiN膜61を連続してパターニングして、共通下部電極51と、共通下部電極51上の層間膜52を形成する。パターニングサイズは、複数のメモリセル10Aが共通下部電極51とクロスポイントに形成できる大きさとする。加工条件としては、通常のフォトリソグラフィ技術で形成したレジストパターン(不図示)をエッチングマスクとして用い、フッ素系ガスを用いたRIE法でTEOS酸化膜62を、続いて塩素系ガスを用いたRIE法でTiN膜61をエッチングする。このとき、共通下部電極51の側壁形状は、若干テーパ状になってもよい。
次に、図8(c)に示すように、全面に抵抗変化膜の一例としての遷移金属酸化物(TMO)膜65と、上部電極膜66を連続して積層に堆積する。TMO膜65は、たとえばアルゴン/酸素雰囲気でリアクティブスパッタリング法により、NiOを10nm成膜する。上部電極膜66は、アルゴン雰囲気によるスパッタ法を用いてPtを50nm堆積する。抵抗変化膜65としては、NiO以外に、TiO2,NbO,ZrO2,WO3,Cu2O,Ta2O5,ZnO,CoOなどの遷移金属酸化物や、アルミナ(Al2O3)等の金属酸化物を用いることができる。上部電極膜66には、Pt以外にW,Cu,TiN,Ta,TaN,Ti,Ni,Ir,Ru,IrO2,RuO2等を用いることができる。
次に、図8(d)に示すように、Pt膜66とNiO膜65を、たとえば塩素系ガスを用いたRIE法で連続加工して、NiO抵抗変化膜15が共通下部電極51の側壁にオーバラップし、このNiO抵抗変化膜15上に上部電極16が積層される抵抗変化素子10Aを形成する。
抵抗変化膜15が共通下部電極51の側壁とクロスする部分が、動作領域20となる。抵抗変化膜15が共通下部電極51の側壁とクロスする線幅Lは、製造加工装置の加工性能で制限されるが、共通下部電極51の膜厚tが、動作領域20の一辺となるので(図7(a)参照)、共通下部電極51の膜厚tを制御することによって、動作領域20の面積を低減し、微細なセルの形成が可能となる。
また、動作領域20は共通下部電極51の側壁51Sの一部分をクロスすればよく、合せマージンを十分大きく取ることができる。
次に、図9(e)に示すように、層間絶縁膜67として、たとえば膜厚100nmの酸化膜67を、390℃でTEOSプラズマCVD法により成膜する。
次に、図9(f)に示すように、上部電極16と外部配線(不図示)を接続するためのコンタクトホール68を、層間絶縁膜67に形成する。コンタクトホール68、通常のフォトリソグラフィ技術で形成したレジストパターン(不図示)をエッチングマスクとし、フッ素系ガスを用いたRIE法を用いて形成する。これにより、抵抗変化素子10Aの上部電極16が露出する。
次に、図9(g)に示すように、外部配線形成用に、たとえば主としてAl膜69を400nm、アルゴン雰囲気によるスパッタ法で堆積し、通常のフォトリソグラフィ技術で形成したレジストパターンをエッチングマスクとして用い、塩素系ガスを用いたRIE法により、共通下部電極51と直交するビット線36(図6参照)を形成する。
図10(a)は、実際に作製した図2の抵抗変化素子10のサンプルのSEM写真、図10(b)及び図10(c)は、その模式図である。サンプルでは、TiN下部電極(BEL)11の膜厚tを50nm、NiO抵抗変化膜(TMO)15の膜厚を10nm、NiO抵抗変化膜15上に積層されるPt上部電極(TEL)16の膜厚を50nm、下部電極11上のSiO2層間膜12の膜厚は100mmとした。上部電極(TEL)/抵抗変化膜(TMO)の積層ラインのパターニングはEB描画により形成した。ライン幅、すなわち加工サイズ(L)は、0.05μmである。下部電極11の側壁の動作面積Sは、
S=t*L=0.05μm×0.05μm=0.0025μm2
となる。
図11は、下部電極11の膜厚tを150nmに設定し、それ以外の条件を同じにして作製したサンプルの電気特性図である。この場合、下部電極11の側壁の動作面積Sは、
S=t*L=0.15μm×0.05μm=0.0075μm2
である。図11(a)の電流電圧特性グラフにおいて、縦軸は電流値(A)を、横軸は電圧値(V)を示す。図11(b)のON−OFF時の抵抗変化特性グラフにおいて、縦軸は抵抗値(Ω)を、横軸はON−OFF回数(ループ回数)を示す。
図11(a)の例では、高抵抗状態をリセット状態、低抵抗状態をセット状態とする。電気特性の評価において、まず、グラフの太線で示すように、下部電極11と上部電極16の間に、フォーミング電圧を印加する。フォーミング電圧は、50μAの電流制限を設定した状態で、0V〜4Vの範囲で直流電圧をスイープして印加する。この例では、フォーミングに要する電圧は2.7Vである。フォーミングを行った後、抵抗変化素子の状態は低抵抗(セット)状態に戻る。
リセット状態にするには、グラフの実線で示すように、電流制限を解除して、セット電圧よりも低いリセット電圧を印加する。この例では、0〜1.2Vの範囲で直流電圧をスイープする。そうすると、いったん電流制限値を超えて徐々に抵抗が下がった後、1V近傍で一気に高抵抗状態へと遷移する。
セット動作の評価としては、グラフの破線で示すように、200μAの電流制限をかけた状態で、0〜3Vの範囲で直流電圧をスイープする。印加電圧が上昇して、1.1〜1.2Vに近づくと、急峻にIVプロファイルが立ち上がって、低抵抗状態(セット状態)に遷移する。このとき、電流制限が設定されているので、低抵抗状態への遷移は一定のレベルに制御される。その後、電圧パルスを印加しなくても、低抵抗状態は維持される。
図11(a)のグラフから明らかなように、動作領域の面積Sを下部電極の膜厚tで制御して微細にすることによって、セット時のばらつきを抑制し、書き込み動作を安定して行えることがわかる。また、図11(b)のグラフから、11回のON−OFF回数で、低抵抗と高抵抗の間を安定して均一に遷移することがわかる。
以上述べたように、実施例1、実施例2のいずれにおいても、メモリの動作領域を下部電極11の側壁とすることで、動作領域の面積を下部電極11の膜厚で制御することができる。その結果、動作面積を製造加工装置の加工寸法以下に微細化できるので、ばらつきの影響が抑制され、メモリ動作の安定化、低電流化が実現される。クロスポイント型のメモリセルアレイに適用する場合は、集積度をさらに向上することができる。
従来の抵抗変化素子の構成を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態における抵抗変化素子の構成を示す概略斜視図である。 図2の抵抗変化素子を1T1R型メモリセルアレイに適用した実施例1の概略構成図である。 図3のメモリセルアレイにおける抵抗変化素子の作製工程図(その1)である。 図3のメモリセルアレイにおける抵抗変化素子の作製工程図(その2)である。 図2の抵抗変化素子をクロスポイント型メモリセルアレイに適用した実施例2の概略構成図である。 図6のメモリセルアレイにおいて、共通下部電極の側壁に形成される動作領域を示す図である。 図6のメモリセルアレイにおける抵抗変化素子の作製工程図(その1)である。 図6のメモリセルアレイにおける抵抗変化素子の作製工程図(その2)である。 抵抗変化素子のサンプルのSEM写真と断面模式図である。 図10の抵抗変化素子の電気特性を示す図である。
符号の説明
10、10A 抵抗変化素子(メモリ装置に適用される場合の記憶素子)
11 下部電極(BEL)
12、52 層間膜b
15 抵抗変化膜(TMO膜)
16 上部電極(TEL)
20 動作領域
30、50 半導体記憶装置(ReRAM)
34、54 層間膜a
36、56 ビット線
51 共通下部電極
A 動作部
Tr トランジスタ

Claims (8)

  1. 下部電極と、
    前記下部電極の側壁の少なくとも一部と接する抵抗変化膜と、
    前記抵抗変化膜上に積層される上部電極と、
    を有する抵抗変化素子。
  2. 前記下部電極と、前記抵抗変化膜及び上部電極の積層との間に挿入される層間膜、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の抵抗変化素子。
  3. 前記下部電極の側壁、該側壁と接する前記抵抗変化膜、及び該側壁に対向する前記上部電極が、前記抵抗変化膜の抵抗状態を切り換えることを特徴とする請求項1又は2に記載の抵抗変化素子。
  4. 前記抵抗変化膜と前記上部電極の積層は、前記下部電極の上方から、前記側壁の少なくとも一部と接するように延びる形状を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の抵抗変化素子。
  5. 複数の抵抗変化素子の配列と、
    前記抵抗変化素子の各々に電圧を供給する配線と、
    を有する記憶装置であって、
    前記抵抗変化素子の各々は、
    下部電極と、
    前記下部電極の側壁の少なくとも一部と接する抵抗変化膜と、
    前記抵抗変化膜上に積層される上部電極と、
    を有することを特徴とする記憶装置。
  6. 前記下部電極は、前記配線と直交する方向に延びる共通下部電極であり、
    前記共通下部電極上に、2以上の前記抵抗変化素子が配置され、前記各抵抗変化素子の抵抗変化膜が前記共通下部電極の側壁の少なくとも一部と接することを特徴とする請求項5に記載の記憶装置。
  7. 下部電極上に、層間膜を介して抵抗変化膜と導体膜を連続して積層に形成し、
    前記抵抗変化膜と導体膜の積層を、前記抵抗変化膜が、前記下部電極の側壁の少なくとも一部と接する形状に加工する
    ことを特徴とする抵抗変化素子の作製方法。
  8. 基板上に、所望の膜厚の下部電極の配列を形成し、
    前記下部電極上に、層間絶縁膜を介して、抵抗変化膜と導体膜の積層を形成し、
    前記抵抗変化膜と導体膜の積層を、前記抵抗変化膜が前記下部電極の側壁の少なくとも一部と接する領域を有する形状に加工し、
    前記導体膜に接続される配線を形成する
    ことを特徴とする記憶装置の作製方法。
JP2007318827A 2007-12-10 2007-12-10 抵抗変化素子、これを用いた記憶装置、及びそれらの作製方法 Expired - Fee Related JP5374865B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007318827A JP5374865B2 (ja) 2007-12-10 2007-12-10 抵抗変化素子、これを用いた記憶装置、及びそれらの作製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007318827A JP5374865B2 (ja) 2007-12-10 2007-12-10 抵抗変化素子、これを用いた記憶装置、及びそれらの作製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009141275A true JP2009141275A (ja) 2009-06-25
JP5374865B2 JP5374865B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=40871563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007318827A Expired - Fee Related JP5374865B2 (ja) 2007-12-10 2007-12-10 抵抗変化素子、これを用いた記憶装置、及びそれらの作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5374865B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011052354A1 (ja) * 2009-10-27 2011-05-05 キヤノンアネルバ株式会社 不揮発性記憶素子およびその製造方法
JP2012212902A (ja) * 2008-04-11 2012-11-01 Sandisk 3D Llc 側壁構造化スイッチャブル抵抗器セル
CN112599559A (zh) * 2019-09-17 2021-04-02 铠侠股份有限公司 半导体存储装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006019684A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Hynix Semiconductor Inc 相変化記憶素子及びその製造方法
JP2006253667A (ja) * 2005-02-10 2006-09-21 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 記憶装置および半導体装置
JP2007059914A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Samsung Electronics Co Ltd イオン伝導層を備える不揮発性半導体メモリ装置とその製造及び動作方法
JP2007180474A (ja) * 2005-12-02 2007-07-12 Sharp Corp 可変抵抗素子及びその製造方法
JP2008235427A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Sharp Corp 可変抵抗素子及びその製造方法、並びにその駆動方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006019684A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Hynix Semiconductor Inc 相変化記憶素子及びその製造方法
JP2006253667A (ja) * 2005-02-10 2006-09-21 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 記憶装置および半導体装置
JP2007059914A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Samsung Electronics Co Ltd イオン伝導層を備える不揮発性半導体メモリ装置とその製造及び動作方法
JP2007180474A (ja) * 2005-12-02 2007-07-12 Sharp Corp 可変抵抗素子及びその製造方法
JP2008235427A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Sharp Corp 可変抵抗素子及びその製造方法、並びにその駆動方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012212902A (ja) * 2008-04-11 2012-11-01 Sandisk 3D Llc 側壁構造化スイッチャブル抵抗器セル
WO2011052354A1 (ja) * 2009-10-27 2011-05-05 キヤノンアネルバ株式会社 不揮発性記憶素子およびその製造方法
US8324608B2 (en) 2009-10-27 2012-12-04 Canon Anelva Corporation Nonvolatile storage element and manufacturing method thereof
KR101347233B1 (ko) 2009-10-27 2014-01-07 캐논 아네르바 가부시키가이샤 비휘발성 기억 소자 및 이의 제조 방법
JP5390631B2 (ja) * 2009-10-27 2014-01-15 キヤノンアネルバ株式会社 不揮発性記憶素子およびその製造方法
CN112599559A (zh) * 2019-09-17 2021-04-02 铠侠股份有限公司 半导体存储装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5374865B2 (ja) 2013-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4894757B2 (ja) 抵抗記憶素子及び不揮発性半導体記憶装置
JP5056847B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその読み出し方法
JP5230955B2 (ja) 抵抗性メモリ素子
JP5427982B2 (ja) 不揮発性記憶装置及びその製造方法
JP4948688B2 (ja) 抵抗変化型不揮発性記憶素子、抵抗変化型不揮発性記憶装置及び抵抗変化型不揮発性記憶素子の製造方法
US8525142B2 (en) Non-volatile variable resistance memory device and method of fabricating the same
JP5157448B2 (ja) 抵抗記憶素子及び不揮発性半導体記憶装置
CN101097988B (zh) 包括n+界面层的可变电阻随机存取存储器
JP5996324B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置とその製造方法
US8148765B2 (en) Resistive random access memory
US9252189B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory element, nonvolatile semiconductor memory device, and method for manufacturing nonvolatile semiconductor memory device
JP5309615B2 (ja) 抵抗変化型メモリおよびその作製方法
JP2008016854A (ja) 可変抵抗物質を含む不揮発性メモリ素子
JP5406418B1 (ja) 不揮発性記憶装置
WO2007023569A1 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法
WO2012042828A1 (ja) メモリ素子、半導体記憶装置、メモリ素子の製造方法および半導体記憶装置の読み出し方法
JP2008065953A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその読み出し方法
JP5571833B2 (ja) 不揮発性記憶素子及び不揮発性記憶素子の製造方法
KR20130020426A (ko) 비휘발성 메모리요소 및 이를 포함하는 메모리소자
JPWO2010140296A1 (ja) 不揮発性記憶素子およびこれを備えた半導体記憶装置
JP5074583B2 (ja) 不揮発性記憶素子の製造方法、および不揮発性記憶装置の製造方法
JP5374865B2 (ja) 抵抗変化素子、これを用いた記憶装置、及びそれらの作製方法
JP2012216725A (ja) 抵抗記憶装置およびその製造方法
KR101787751B1 (ko) 오믹 접합층을 가지는 저항변화 메모리
JP5338236B2 (ja) 不揮発性記憶素子およびその製造方法、並びにその不揮発性記憶素子を用いた不揮発性記憶装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130611

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees