JP2009140544A - 光ディスクドライブ装置 - Google Patents

光ディスクドライブ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009140544A
JP2009140544A JP2007314147A JP2007314147A JP2009140544A JP 2009140544 A JP2009140544 A JP 2009140544A JP 2007314147 A JP2007314147 A JP 2007314147A JP 2007314147 A JP2007314147 A JP 2007314147A JP 2009140544 A JP2009140544 A JP 2009140544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
eccentricity
optical disk
signal
optical disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007314147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5314884B2 (ja
Inventor
Koji Fujita
浩司 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2007314147A priority Critical patent/JP5314884B2/ja
Priority to EP08253502A priority patent/EP2068317A3/en
Priority to US12/260,118 priority patent/US8169867B2/en
Priority to CN2008101752611A priority patent/CN101452716B/zh
Publication of JP2009140544A publication Critical patent/JP2009140544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5314884B2 publication Critical patent/JP5314884B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08517Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head with tracking pull-in only
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/095Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
    • G11B7/0953Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for eccentricity of the disc or disc tracks

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】
光ディスクドライブ装置のトラッキング制御に関するものであり、光ディスクの偏芯量が大きい場合においても、トラッキング制御の引込み動作を確実に行うことを課題とする。
【解決手段】
光ディスクの偏芯量に応じて、トラック引込動作の開始時刻を調整することで、光ディスクの偏芯量に依存されないで、常に適正なトラック引込動作の開始点を捕らえることができ、トラッキング制御の引込み動作を安定に行うことができる。また、トラック引込前のトラック横断信号から、偏芯量及び偏芯位相を検出し、トラック偏芯補正信号をトラック制御信号へ加算することで、偏芯量が大きい光ディスクにおいても、トラック引込動作を安定に行うことができる。
【選択図】図1

Description

光ディスクドライブ装置において、特にトラック引込前段階において、光ディスクの偏芯量と光ディスクの角速度に応じた偏芯補正制御信号をトラック制御手段に加算してトラック引込確度を向上させる技術である。
トラック引込の確度は、光ディスクの偏芯量に起因するトラック横断信号の周期に起因している。トラッキング制御の応答帯域は有限値であることから、トラック横断周期が最大値のトラック横断位置でトラック引込を開始する。トラック引込後は、トラック制御信号に含まれる光ディスクの回転周波数成分、及びその振幅成分を抽出し、該抽出した成分をフィードフォワードとしてトラック制御信号へ加算することで、定常トラック誤差を低減することができ、トラッキング精度が向上できる記載が特許文献1にある。
特開平10−21571号公報
本発明の第一の目的は、トラック引込開始のトラック横断周期値を光ディスク偏芯量に応じて可変することで、常にトラック引込開始点をトラック横断周期の最大値で確実に行うことで、トラック引込確度を向上することにある。
本発明の第二の目的は、トラック引込開始前段階において、光ディスクの偏芯量と光ディスクの角速度に応じて偏芯補正レベル、偏芯補正位相を可変することで、相対的に偏芯量を低く抑えることにある。
上記目的は、特許請求の範囲に記載の発明により達成される。
光ディスクの偏芯量が大きい場合においても、トラック引込確度を大幅に向上することができる。
以下に、本発明を実施するための一形態について説明する。
ここでは、フォーカス制御、フォーカス合焦動作については記載していないが、光ディスクのフォーカス制御により合焦している状態を前提として以下実施形態を説明をする。
まず、トラックサーボの引込開始点の課題について図3の波形図を用いて説明する。
図3は、トラックサーボがOFFしている時のトラック誤差信号を示した波形図である。光ディスクでは、回転軸に対して光ディスクの装着された中心点は、メカニカル的にズレ(偏芯)が発生する。光ディスク装着機構の精度により偏芯量には差異があるが、通常では80umから150um程度発生する。偏芯が例えば75um発生しているディスクに対して、トラック制御をOFFした状態で光ディスクを回転させた場合、トラック誤差信号は、図3の偏芯75umTZCの波形図となる。光ディスクのレーザがトレースするスポットがトラックを横断する毎にトラック誤差信号が1周期分出力(図3のT1)、(図3のT3)され、スパイラル状トラック偏芯折り返し点において、トラック横断周期は最大(T2)となる特徴がある。
一方、上記トラック横断信号は、偏芯がさらに大きくなる(例えば、偏芯量150um)と、図3波形図の偏芯150umTZCに示すとおり、トラック横断周期はT4からT6に示すとおり、短くなる特徴がある。トラック制御は、それぞれの波形図の縦軸(Y軸)が0の点にフィードバックのトラック制御をかけることで、トラック制御を行う。
トラック引込開始点の最小のトラック横断周期(以下TZCと称す)は、フィードバックトラック制御の応答周期により決定される。したがって、トラック引込開始点は、少しでも前記応答周期以下であって、TZCの最大となるポイントでトラック引込を実行すると確実にトラック引込を行うことができる。
例えば本実施形態のトラックサーボの応答周期から決定されるトラック引込開始点の最小TZCを図3の偏芯75umTZCのTZC#01として設定する。トラック引込動作は、TZC#01の周期以下を検出し、次のTZC周期にてトラック引込動作を開始する。図3の偏芯75umTZC波形の場合、トラック引込はT2の周期でトラック引込動作を行うことができる。しかしながら、図3の偏芯150umTZC波形の場合では、トラック引込開始を決定するTZC#01設定のままでは、トラック開始TZC周期がT5のポイントで検出され次のTZC周期T6にてトラック引込開始を行うことになる。T6のTZC周期は、トラックサーボの応答周期より十分短い場合は、トラック引込応答が追従できず、トラック引込を失敗することが多い。
そこで、一実施形態では、偏芯量に応じてトラック引込開始を変更する構成とした。こうすることにより偏芯量に影響されないで、トラック引込開始ポイントを常に偏芯折り返し点の最大TZC周期にすることができる。
図1は本発明による光ディスクドライブ装置の一実施形態を示す構成図であって、
1は光ディスクチャッキング部、2は光ディスク、3は光ディスクの回転角を検出するスピンドルタコパルス検出部、4はスピンドルモータ、5は凸レンズ、6は光ピックアップ本体部、7はトラックアクチュエータ、8は光ディスクを定速で回転制御駆動するスピンドルサーボ部、9は光ディスクのトラック誤差信号を検出するトラックエラー再生部、10はTZC検出部、11は光ディスクのトラックを追従制御するトラックサーボ部、12は光ディスクピックアップを半径方向へ駆動するトラックドライバ部、13はTZCカウンタ部、14は光ディスクの偏芯量を検出する偏芯量演算部、15はTZC比較部、16はTZC演算部、17は基準電圧部、18はトラック制御手段を開始、停止するスイッチ回路である。
光ディスク2は、スピンドルモータ4の回転軸に対して、光ディスクチャッキング部により略光ディスク中央部にセンタリングされて装着している。スピンドルモータ4から、スピンドルモータの回転数に比例した信号が出力される。スピンドルタコパルス検出部3は、前記信号を波形整形しFG信号としてスピンドルサーボ部8へ入力する。スピンドルサーボ部8は、スピンドル目標の角速度とFG信号から得られる現在のスピンドル角速度との差分をスピンドルモータ4のドライブ信号として負帰還制御を行うことで、スピンドルを定速回転する。
トラック制御は、光ディスク1上のスパイラス状トラックの中央を光ピックアップがトレースするように動作する。それを実現するために、光ディスク2へ光ピックアップ6からレンズ5を通してレーザ光を集光,反射することで光ディスク上のトラック再生信号を読み込む。トラック再生信号は、トラック上に集光されたレーザスポットがトラック中央で例えば電圧が0V,トラックから内周へ外れたオフトラック値に比例した負電圧が出力され、トラックから外周へ外れたオフトラック値に比例した正電圧が出力される。これらの信号は、Track Err再生部9により生成され、TERR信号としてトラックサーボ部11へ入力される。
トラックサーボ部11は、進み補償器と遅れ補償器から構成されており、ピックアップ6のトラック制御が発振することなく適正にトラック制御できる各々補償器から構成されている。トラックサーボ部11から出力されたトラックサーボ信号は、トラックドライバ部12へ入力される。トラックドライバ部から出力されるトラック駆動信号は、トラックアクチュエータ7へ入力され、レンズ5をトラック内周方向あるいは外周方向へ可動することにより、トラック誤差信号を負帰還制御を行い、トラック制御を実現する。
トラック制御を停止、開始するスイッチ18は、(Servo ON)にスイッチすることで、トラック制御を開始し、(Servo OFF)にスイッチすることで、基準電圧部17にアクチュエータ駆動電圧が固定されることによりトラック制御を停止する。
次にトラック横断信号から光ディスク偏芯量を演算する動作について図6を用いて説明する。図6は、トラック制御を停止した場合のTERR信号(トラック横断信号)と、TZC信号とFG信号に順次番号を付けたFG番号を示す。トラック横断信号は前記図3で説明したのでここでの波形説明は省略する。TZC信号は、TERR信号を電位0V以上でHIレベル、電位0V未満でLOWレベルの状態値信号であり、TZCの立ち上がりエッジ数がトラック横断数に相当する。FG番号は、例えば、スピンドル1回転で60パルス出力され方形波信号であり、任意のパルスを0番として1回転で59番まで番号が割付されている。
ここでスピンドル1回転のパルス数は動作説明上の数値であって60パルスには限定されない。このFG番号は、スピンドル1回転分を計測するためのものである。光ディスクの偏芯量を計測するためには、光ディスク1回転分のTZCを計測した半分の値にトラックピッチを乗算することで算出することができる。例えば、トラックピッチが0.32um、光ディスク1回転のTZCが、300個であれば、偏芯量は96umである。この演算は図1の偏芯量演算部14にて行い、光ディスク1回転分のTZCカウントはTZC/回転カウント部13にて計測する。
次にトラック引込開始契機を図1を用いて動作説明をする。先に図3の波形図で説明したとおり、トラック引込開始点は、TZC周期が最大値となるトラック横断ポイントであることが必須である。図1では、TZC比較部15により、現在のTZCを取り込み、その周期値の数値化を行う。一方TZC演算部16からトラック引込を開始するTZC周期値の数値データ(目標TZC)がTZC比較部15へ入力される。TZC比較部15は、目標TZC周期に対して現在のTZC周期が大であるか否かの判定を行い、目標TZC周期以下であるならば、スイッチ18をServo OFFからServo ONへ切り替えるることで、TZC周期が最大値となるトラック横断ポイントでトラックサーボを動作することできる。
一方、偏芯量の違いによって、トラック横断周期が異なることは図3の波形図で説明したとおりであり、前記目標TZCが固定値であれば、トラック引込ポイントが最適点からずれてしまう問題が発生する。そこでトラック引込前に計測した光ディスク偏芯量結果をTZC演算部16へ入力し、目標TZCを偏芯量に応じて可変する構成とする。
例えば、目標偏芯TZC=基準TZC周期 × 80um / 現在の偏芯量(um)
と計算し、現在の偏芯量が80um以下であれば、例えば、目標偏芯TZC=基準TZC周期に演算する。
偏芯量に応じてトラック引込を決定するTZC周期値を反比例特性とすることで、常にトラック横断周期が最大のポイントでトラック引込動作を行うことができ、トラック引込確度を向上することができる。ここで、80umは、動作説明のために用いた数値であり、トラックサーボの応答周波数により変更になる数値であり、本数値に限定されない。
次に第二の実施形態を説明する。
トラック引込前の偏芯量は小さい方がトラック引込確度は高い。しかしながら、安価材料に伴うメカの精度の低下により光ディスクの調芯精度も悪化している中、メカ、光ディスク総合の偏芯量は最大で150umクラス発生する。そのため、引込開始TZC周期が、トラックサーボ応答周波数ではトラック引込できない場合も発生する。そこで、トラック引込前の状態において、ピックアップと光ディスクとの相対偏芯量を低減することにより、トラック引込確度を向上させる。トラック引込前のピックアップを光ディスク偏芯と同期させてトラックアクチュエータを半径方向へ駆動することにより実現される。
そのためには、トラック引込前の偏芯量の検出、トラックアクチュエータを偏芯と同期させて駆動する偏芯補正駆動信号の生成が必須となる。まず、図7の波形図を用いて、偏芯補正駆動信号について説明する。図7のTERR波形はトラック引込前におけるトラック横断信号を示す。光ディスクの回転軸中心とトラックとの距離は、光ディスク回転角に応じて変化し、距離が最大となる点が偏芯量最大となる。図7に示す波形図のTREE信号に示すトラック横断信号は、偏芯量最大点においてTZC周期が最大となっている様子を示している。図7のPhase Det波形は、前記TZC周期値を縦軸(Y軸)としてプロットしたものである。Phase Det波形から、トラック引込前の光ディスクの偏芯位相を検出できることがわかる。
次に、Phase Det波形に同期させたトラックアクチュエータ駆動信号について、図7の波形図を用いて説明する。光ディスクディスク1回転分を複数に等分割、例えば60分割し、光ディスク1回転で、該60分割したSin一周期パターンデータをあらかじめSIN波形データとして蓄積しておく。前記60分割は、例えばスピンドルFG信号が1回転あたり60パルス出力されるタコパルス発生器より構成される。FG番号毎に波形データを順次出力することで、図7の偏芯補正基準Sin波形図に示すSin波形を構成することができる。例えば、光ディスクの偏芯位相は、Phase Det信号が最小レベルのポイントが偏芯量が最大を示している、したがって、偏芯補正基準Sin波形図に示すSin波形の位相をPhase Detの位相と一致させることで、Phase Det波形に同期させたトラックアクチュエータ駆動信号を生成することができる。前記位相を一致させる処理は、例えば、FG番号が16番のSin波形データをPhase Detが最小値のタイミングで出力させるように、Sin波形データ出力をFG番号×n分位相シフト操作することで実現される。上記動作を図2を用いて構成要素及び動作を説明する。
図2は本発明の第二の実施形態を示す構成図である。図1と同一機能ブロックについての説明は省略する。図2において、19はアンプ出力信号とトラック制御信号を加算する加算器、20は偏芯量検出結果に応じて偏芯補正基準信号を増減するアンプ部、21は光ディスクの回転角に応じて正弦波状の信号を出力するSin/回転波形生成部、22角速度検出結果に応じて光ディスクの回転角に対する偏芯補正基準信号の位相をシフトする位相シフト制御部、23は偏芯補正利得演算部、24はTZC Max検出部である。光ディスクの回転に同期したFG信号は、Sin/回転波形生成部21へ入力されて、FG信号の立ち上がり毎に前記Sin波形データを順次出力する。
Sin/回転波形生成部は21、TZCMax検出部24にて、ピックアップに対する負の偏芯量が最大となるタイミングの検出をおこない、負の偏芯量が例えば最大の点にてSin/回転波形生成部に光ディスクの偏芯位相タイミングを伝達する。ここで偏芯量が正の最大値であってもよい、以下動作を説明する上で負の偏芯量を用いる。Sin/回転波形生成部21は、偏芯位相タイミングに同期し、例えばSin波形データの振幅値が最小値となる波形データから順次アンプ20へ出力するように動作する。以上の構成で、光ディスク偏芯位相に同期した偏芯補正基準Sin信号を生成することができる。
次に、前記偏芯補正基準Sin信号の振幅値の決定について説明する。
光ディスクの偏芯量により、トラックアクチュエータに入力する偏芯補正駆動信号のレベルを決定する必要がある。図2の構成では、偏芯量算出結果に応じてアンプ20の増幅率を増減する。アンプ20の増幅率(感度)は、トラックドライバアンプ部12の感度Kdrvとトラックアクチュエータ8の入力ドライブ電圧に対するトラック変移量の感度Ktrは既知であることから、例えば光ディスクの偏芯量検出を150umとした場合、アンプ20の感度は、150um/Ktr/Kdrvにより演算できる。前記演算処理は、偏芯量演算部14より偏芯量検出結果が入力され、偏芯補正利得演算部23によって行われる。以上の構成で、トラック引込前において、偏芯補正信号位相、レベルを偏芯量を元に調整することで、ピックアップと光ディスクの相対偏芯量を下げることができ、トラック引込の確度を高めることができる。
次に、光ディスク回転角速度と偏芯補正基準Sin信号の位相について説明する。
光ピックアップ部6のトラックアクチュエータ7は電磁変換により発生した加速度と機械バネによるバネ力とのバランスによってトラック位置をコントロールする。したがって、トラックアクチュエータ7のトラックドライバ部12からの制御信号に対する応答周波数は有限値であり、例えば利得応答がDCと同等の周波数は、50Hzから80Hz程度である。
ここでは、動作説明のため、60Hzと仮定する。図4にトラックエラー再生部9、トラックサーボ部11、トラックドライバ部12、トラックアクチュエータ7の合計の周波数特性(Magnitude)と位相特性(Phase)を示す。横軸がトラックアクチュエータの応答周波数である。この応答周波数は、偏芯量によりトラック半径位置が連続的に変化することから、ディスクの回転周波数(単位時間1秒当たりのディスク回転回数)と見方を変えても良い。一方位相特性に注目すれば、例えば、ディスク回転周波数が30Hzの時は位相遅れが30deg,ディスク回転周波数が70Hzの時は位相遅れが180degの特性である。これは偏芯補正の基準Sin信号の位相差を示していることであり、いいかえれば、ディスクの回転周波数に応じて偏芯補正基準Sin信号に位相シフト処理を行う必要がある。本実施例では、その実現のために、Sin/回転波形生成部の偏芯補正の基準Sin信号を位相シフト制御部22へ入力し、位相遅延シフト量を例えば1deg単位で調整を行う。位相進みの調整を行ってもよい。
ここでは、動作説明のために位相遅延シフト調整を仮定し説明をする。位相シフト量は、位相シフト量演算部25にて遅れ位相調整を行う。FGDET3から得られたFG信号は、位相シフト量演算部25へ入力され、光ディスクの回転周波数を検出する。前記図4の合計の周波数特性(Magnitude)と位相特性(Phase)は、既知であることから、前記回転周波数に応じた位相遅延調整用のコントロール信号を位相シフト制御部22へ入力することで実現される。位相シフト量演算部25は、前記図4の合計の周波数特性(Magnitude)と位相特性(Phase)の、例えば、周波数に対する位相量という形でデータを生成して位相シフト量演算部25内のメモリへ記憶し、光ディスクの回転周波数に対応した位相シフト量を、位相シフト制御部へ入力する。
次に、前記位相シフト量演算部25の周波数に対する位相量データの生成方法について説明する。図5にブロック構成図を示す。図2と同一機能ブロックの説明は省略する。
26は信号発生手段から出力される測定用基準信号をトラック駆動手段に加算する加算器、27は第一の周波数から第二の周波数まで周波数が変位するSin信号発生部、28は前記加算手段へ入力される測定用基準信号と前記加算手段へ入力される前記トラック制御信号との
位相差を検出する位相検出部である。
SW18がServo ONに切り替わり、トラックサーボを動作させた状態を形成する。次に、加算器26にSin信号発生部27から、例えば信号振幅20mVpp、周波数30HzのSin信号を入力する。入力されたSin信号は、トラックドライバ部12、トラックアクチュエータ7、トラックエラー再生部9、トラックサーボ部11のサーボ一巡を通して、位相検出部28に入力される。
位相検出部28においては、加算器26へ入力される信号と、前記トラックサーボブロックを一巡した信号との位相比較を行い、前記Sin信号周波数に対する位相遅延データを検出する。Sin信号の周波数は、例えば、30Hzから100Hzまでスイープすることで、周波数に対する位相遅延データを計測し、順次位相シフト量演算部25内のメモリへデータ蓄積する。
スイープ上限、下限周波数は、使用する光ディスクの回転周波数範囲のレンジで測定する。上記位相計測及び位相シフト量演算部25内のメモリへデータ蓄積動作は、例えば、光ディスクディスクドライブ装置を組み上げ後に1度行う(出荷時に行う)構成とする。
以上の構成とすることにより、光ディスクの回転周波数に応じて、偏芯補正位相量を当該サーボ一巡特性に適正化することができ、偏芯補正を確実に動作させることができる。
また、上記実施例では、位相特性を実測方法にて取得したが、あらかじめ計算によって位相特性を算出することができることから、計算値を前記次位相シフト量演算部内のメモリへ記憶する構成でもよい。
本発明による光ディスクドライブ装置の一実施形態を示す構成図。 本発明の第二の実施形態を示す構成図。 トラックサーボがOFFしている時のトラック誤差信号を示した波形図。 本発明の第一の実施形態のトラックサーボ一巡利得・位相特性例を示す図。 本発明の第二の実施形態の偏芯補正用の位相シフトデータ生成を示す構成図。 本発明の第一の実施形態のトラック制御を停止した場合のTERR信号、TZC信号とFG信号を示す図。 本発明の第一の実施形態のトラック引込前におけるトラック横断信号波形図。
符号の説明
1‥‥光ディスクチャッキング部、 2‥‥光ディスク、
3‥‥スピンドルタコパルス検出部、 4‥‥スピンドルモータ、 5‥‥凸レンズ、
6‥‥光ピックアップ本体部、 7‥‥トラックアクチュエータ、
8‥‥スピンドルサーボ部、 9‥‥トラックエラー再生部、 10‥‥TZC抽出部、
11‥‥トラックサーボ部、 12‥‥トラックドライバ部、 13‥‥TZCカウンタ部、
14‥‥偏芯量演算部、 15‥‥TZC比較部、 16‥‥TZC演算部、
17‥‥基準電圧部、 18‥‥スイッチ回路、 19‥‥加算器、 20‥‥アンプ部、
21‥‥Sin/回転波形生成部、 22‥‥位相シフト制御部、
23‥‥偏芯補正利得演算部、 24‥‥TZC Max検出部、
25‥‥位相シフト量演算部、 26‥‥加算器、 27‥‥Sin信号発生部、
28‥‥位相検出部。

Claims (4)

  1. 光ピックアップを用いた光ディスクドライブ装置において、
    光ディスクピックアップを半径方向へ駆動するトラック駆動手段と、
    光ディスクのトラック誤差信号を検出するトラック誤差検出手段と、
    前記トラック誤差検出結果に基づいて光ディスクのトラックを追従制御するトラック制御手段と、
    前記トラック制御手段を開始、停止するスイッチ手段と、
    光ディスクの偏芯量を検出する偏芯量検出手段と、
    前記偏芯量検出結果より、光ディスクピックアップに対して偏芯量に応じて
    光ディスク回転角を検出するトラック引込点検出手段とを備え、
    前記トラック引込点検出結果に応じて、前記スイッチ手段を切り替え、トラック制御を開始することを特徴とする光ディスクドライブ装置。
  2. 光ピックアップを用いた光ディスクドライブ装置において、
    光ディスクピックアップを半径方向へ駆動するトラック駆動手段と、
    光ディスクのトラック誤差信号を検出するトラック誤差検出手段と、
    前記トラック誤差検出結果に基づいて光ディスクのトラックを追従制御するトラック制御信号をトラック駆動手段に出力するトラック制御手段と、
    光ディスクを回転制御駆動する回転制御駆動手段と、
    光ディスクの回転角を検出する回転角検出手段と、
    前記光ディスクの回転角に応じて正弦波状の信号を出力する偏芯補正基準信号発生手段と、
    光ディスクの偏芯量を検出する偏芯量検出手段と、
    前記偏芯量検出結果に応じて前記偏芯補正基準信号を増減したアンプ出力信号をトラック駆動手段に出力するアンプ手段とを備えたことを特徴とする光ディスクドライブ装置。
  3. 請求項2記載の光ディスクドライブ装置において、
    光ディスクの角速度を検出する角速度検出手段と、
    前記角速度検出結果に応じて、前記光ディスクの回転角に対する前記偏芯補正基準信号の位相をシフトする位相シフト手段を備えたことを特徴とする光ディスクドライブ装置。
  4. 請求項3記載の光ディスクドライブ装置であって、
    第一の周波数から第二の周波数まで周波数が変位する信号発生手段と、
    前記信号発生手段から出力される前記測定用基準信号とトラック制御手段から出力されるトラック制御信号との位相差を検出する位相差検出手段と、
    前記測定用基準信号の周波数値と前記位相差検出結果を記憶する記憶手段とを備え、
    前記光ディスクの回転周波数に対応して、前記記憶手段から位相差値を読み出し、
    該位相差に応じて前記偏芯補正基準信号の位相をシフトする位相シフト手段を備えたことを
    特徴とする光ディスクドライブ装置。
JP2007314147A 2007-12-05 2007-12-05 光ディスクドライブ装置 Expired - Fee Related JP5314884B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007314147A JP5314884B2 (ja) 2007-12-05 2007-12-05 光ディスクドライブ装置
EP08253502A EP2068317A3 (en) 2007-12-05 2008-10-28 Optical disc drive apparatus
US12/260,118 US8169867B2 (en) 2007-12-05 2008-10-29 Optical disc drive apparatus
CN2008101752611A CN101452716B (zh) 2007-12-05 2008-11-10 光盘驱动装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007314147A JP5314884B2 (ja) 2007-12-05 2007-12-05 光ディスクドライブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009140544A true JP2009140544A (ja) 2009-06-25
JP5314884B2 JP5314884B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=40297914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007314147A Expired - Fee Related JP5314884B2 (ja) 2007-12-05 2007-12-05 光ディスクドライブ装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8169867B2 (ja)
EP (1) EP2068317A3 (ja)
JP (1) JP5314884B2 (ja)
CN (1) CN101452716B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5355773B2 (ja) * 2010-02-25 2013-11-27 三菱電機株式会社 ディスク装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8463470B2 (en) * 2009-09-03 2013-06-11 Johnson Outdoors Marine Electronics, Inc. Shallow water highlight method and display systems
JP2012053945A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Hitachi-Lg Data Storage Inc 光ディスク装置及びトラック引き込み方法
US9300194B2 (en) * 2011-11-09 2016-03-29 Hamilton Sundstrand Corporation Electromagnetic device

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216248A (ja) * 1985-07-15 1987-01-24 Hitachi Ltd 情報記録再生装置
JPH07182676A (ja) * 1993-12-24 1995-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスク媒体の偏心補正装置
JP2003196849A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Sharp Corp ディスク再生装置
JP2004171610A (ja) * 2002-11-15 2004-06-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd トラッキング制御装置
JP2005216441A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Funai Electric Co Ltd ディスク装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040093B2 (ja) * 1978-09-09 1985-09-09 パイオニアビデオ株式会社 トラッキングサ−ボ引込装置
NL8403534A (nl) * 1984-11-21 1986-06-16 Philips Nv Inrichting voor het uitlezen van een schijfvormige registratiedrager.
JP2644720B2 (ja) * 1985-02-25 1997-08-25 株式会社日立製作所 トラック引込み方法
JPH0278021A (ja) * 1988-09-14 1990-03-19 Nec Corp 記録ディスク制御装置
JPH0775078B2 (ja) 1989-11-29 1995-08-09 ティアツク株式会社 光ディスク装置
JP2985248B2 (ja) * 1990-07-17 1999-11-29 ソニー株式会社 スピンドルサーボ装置
JPH0896379A (ja) * 1994-09-21 1996-04-12 Nec Corp 光ヘッドのトラッキング制御装置
JPH1021571A (ja) 1996-07-05 1998-01-23 Hitachi Ltd ディスク再生装置の学習制御装置
JP2978833B2 (ja) 1997-05-07 1999-11-15 群馬日本電気株式会社 光ディスクの回転数設定方法および装置
US6498772B1 (en) * 1999-09-20 2002-12-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc apparatus
KR20020042199A (ko) * 2000-11-30 2002-06-05 구자홍 광 기록 재생기의 편심 제어 방법 및 장치
KR100393061B1 (ko) * 2000-12-29 2003-07-31 삼성전자주식회사 디스크 드라이브 시스템의 액튜에이터 주파수 응답 특성을이용한 편심 보정 장치
KR100416593B1 (ko) * 2001-03-30 2004-02-05 삼성전자주식회사 편심에러를 보상하는 광디스크 재생장치.
KR100408288B1 (ko) * 2001-06-20 2003-12-03 삼성전자주식회사 편심 보상을 위한 디스크 드라이브 서보 시스템 및 외란보상 방법

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216248A (ja) * 1985-07-15 1987-01-24 Hitachi Ltd 情報記録再生装置
JPH07182676A (ja) * 1993-12-24 1995-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスク媒体の偏心補正装置
JP2003196849A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Sharp Corp ディスク再生装置
JP2004171610A (ja) * 2002-11-15 2004-06-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd トラッキング制御装置
JP2005216441A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Funai Electric Co Ltd ディスク装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5355773B2 (ja) * 2010-02-25 2013-11-27 三菱電機株式会社 ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8169867B2 (en) 2012-05-01
CN101452716B (zh) 2012-07-04
JP5314884B2 (ja) 2013-10-16
EP2068317A3 (en) 2009-07-29
EP2068317A2 (en) 2009-06-10
CN101452716A (zh) 2009-06-10
US20090147632A1 (en) 2009-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1049892A (ja) 移動サーボ制御装置
JP4825579B2 (ja) 光ディスク装置
JP5314884B2 (ja) 光ディスクドライブ装置
US5577009A (en) Tracking control system for generating a variable still jump signal
JP4158283B2 (ja) チルト制御方法及び光ディスク装置
US7940616B2 (en) Optical disk apparatus and tilt control method thereof
JP5355773B2 (ja) ディスク装置
JP3937173B2 (ja) ディスク装置
JP2000339709A (ja) 光ディスク記録再生装置
JP3843656B2 (ja) 光ディスク装置
JP2008269662A (ja) 光ディスク装置
JP2005038582A (ja) 情報記録再生装置及び情報記録再生方法
JPH0467699B2 (ja)
JPH05135390A (ja) 光ヘツド制御装置
JP5034643B2 (ja) 光ディスク装置
WO2017183575A1 (ja) 光ピックアップ制御装置、及び光ピックアップ制御方法
JP2011134425A (ja) 光ディスク装置および光ディスク装置のシーク制御方法
US20100118668A1 (en) Optical disk drive
JP2002358679A (ja) 光ディスク装置
WO2013035470A1 (ja) トラッキング制御方法及びトラッキング制御装置
JPH11161972A (ja) 情報記録再生装置および方法
JP2004326940A (ja) トラッキング制御装置及びその制御装置を備える記憶装置
KR20060115724A (ko) 디스크 드라이브 장치
JP2000311362A (ja) ディスクドライブ装置
JP2005032362A (ja) ディスク衝突防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121009

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees