JPH0896379A - 光ヘッドのトラッキング制御装置 - Google Patents
光ヘッドのトラッキング制御装置Info
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- JPH0896379A JPH0896379A JP6226400A JP22640094A JPH0896379A JP H0896379 A JPH0896379 A JP H0896379A JP 6226400 A JP6226400 A JP 6226400A JP 22640094 A JP22640094 A JP 22640094A JP H0896379 A JPH0896379 A JP H0896379A
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- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/085—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
- G11B7/08505—Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
- G11B7/08517—Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head with tracking pull-in only
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- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/095—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
- G11B7/0953—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for eccentricity of the disc or disc tracks
Landscapes
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】偏心量の大きい光ディスクが高速回転する厳し
い条件下においても安定にトラック引き込みができるよ
うにする。 【構成】光センサ２２は、光ディスク１から反射するレ
ーザ光を２分割された受光面で受光する。相対速度検出
部１０は、光センサの出力信号の差信号Ｓ１を２値化
し、レーザ光が光ディスクのトラックおよびグルーブの
中心に位置したときを検出し、この検出間隔が予め設定
された値よりも長いときに予め設定されたパルス幅の速
度検出パルスＳ４を出力する。トラック検出部１１は、
光センサの出力信号の和信号Ｓ５を２値化してレーザ光
がトラックのエッジに位置したときを検出し、予め設定
されたパルス幅のトラック検出パルスＳ８を出力する。
ループスイッチ８は、アンド回路１２およびＤ形Ｆ／Ｆ
１３によって生成されるトラッキング開始信号Ｓ１０に
応じてトラッキングサーボループをオンオフする。
い条件下においても安定にトラック引き込みができるよ
うにする。 【構成】光センサ２２は、光ディスク１から反射するレ
ーザ光を２分割された受光面で受光する。相対速度検出
部１０は、光センサの出力信号の差信号Ｓ１を２値化
し、レーザ光が光ディスクのトラックおよびグルーブの
中心に位置したときを検出し、この検出間隔が予め設定
された値よりも長いときに予め設定されたパルス幅の速
度検出パルスＳ４を出力する。トラック検出部１１は、
光センサの出力信号の和信号Ｓ５を２値化してレーザ光
がトラックのエッジに位置したときを検出し、予め設定
されたパルス幅のトラック検出パルスＳ８を出力する。
ループスイッチ８は、アンド回路１２およびＤ形Ｆ／Ｆ
１３によって生成されるトラッキング開始信号Ｓ１０に
応じてトラッキングサーボループをオンオフする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は光ヘッドのトラッキング
制御装置に関し、特に光ディスクの回転速度および偏心
等によるトラックぶれに対しても安定にトラック引き込
みを行うことができる光ヘッドのトラッキング制御装置
に関する。
制御装置に関し、特に光ディスクの回転速度および偏心
等によるトラックぶれに対しても安定にトラック引き込
みを行うことができる光ヘッドのトラッキング制御装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】光ディスクの偏心等によるトラックぶれ
に対して安定にトラック引き込みを行うために、従来の
トラッキング制御装置は、例えば、特開昭６１−１９４
６４５号公報によって開示されているように、トラック
ずれを示す信号に基づき光スポットがトラックを通過す
る速度を検出し、また、トラックずれを示す信号および
光ディスクからの反射光量を示す信号に基づき、光スポ
ットがトラック中心を通過したことを示すパルス信号を
生成し、光スポットのトラック通過速度が所定値以下か
つトラック中心を通過したときに、トラッキングサーボ
ループを閉じてトラック引き込みを開始するようにして
いる。
に対して安定にトラック引き込みを行うために、従来の
トラッキング制御装置は、例えば、特開昭６１−１９４
６４５号公報によって開示されているように、トラック
ずれを示す信号に基づき光スポットがトラックを通過す
る速度を検出し、また、トラックずれを示す信号および
光ディスクからの反射光量を示す信号に基づき、光スポ
ットがトラック中心を通過したことを示すパルス信号を
生成し、光スポットのトラック通過速度が所定値以下か
つトラック中心を通過したときに、トラッキングサーボ
ループを閉じてトラック引き込みを開始するようにして
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近のビデオ
ディスク分野においては転送レートが高速化し、例え
ば、非圧縮ＰＡＬビデオ信号をディジタル記録する場合
には１４０Ｍｂｐｓの速度が要求される。この信号を現
状の記録密度でディスクに書き込むためには、ディスク
回転数を４５００ｒｐｍ程度に従来の２倍以上に高速回
転させる必要がある。また、記録時間を長くするために
ディスクのトラックピッチを狭くすることが要求されて
おり、例えば、従来のコンパクトディスク（ＣＤ）のト
ラックピッチは１．６μｍであるが、ビデオディスク分
野では１．２μｍが検討されている。
ディスク分野においては転送レートが高速化し、例え
ば、非圧縮ＰＡＬビデオ信号をディジタル記録する場合
には１４０Ｍｂｐｓの速度が要求される。この信号を現
状の記録密度でディスクに書き込むためには、ディスク
回転数を４５００ｒｐｍ程度に従来の２倍以上に高速回
転させる必要がある。また、記録時間を長くするために
ディスクのトラックピッチを狭くすることが要求されて
おり、例えば、従来のコンパクトディスク（ＣＤ）のト
ラックピッチは１．６μｍであるが、ビデオディスク分
野では１．２μｍが検討されている。
【０００４】ところで、上記公報によって開示された従
来のトラッキング制御装置によれば、トラック通過速度
が所定値以下かつトラック中心を通過したときにトラッ
キングサーボループを閉じている。しかし、最近のビデ
オディスクに要求されているディスク回転数４５００ｒ
ｐｍおよびトラックピッチ１．２μｍなどの条件下にお
いては、トラック中心を検出した瞬間にトラック引き込
みを開始したとしても、トラックサーボが安定してトラ
ック引き込みを行うが困難である。これは、引き込み開
始点がトラックの中心であるので、引き込み開始後の有
効なトラック幅は全トラック幅の半分となっているため
である。また、光ディスクの偏心量は、現状において数
百μｍ程度のものもあり、偏心の大きなディスクの場合
にはトラック引き込みに失敗することがある。
来のトラッキング制御装置によれば、トラック通過速度
が所定値以下かつトラック中心を通過したときにトラッ
キングサーボループを閉じている。しかし、最近のビデ
オディスクに要求されているディスク回転数４５００ｒ
ｐｍおよびトラックピッチ１．２μｍなどの条件下にお
いては、トラック中心を検出した瞬間にトラック引き込
みを開始したとしても、トラックサーボが安定してトラ
ック引き込みを行うが困難である。これは、引き込み開
始点がトラックの中心であるので、引き込み開始後の有
効なトラック幅は全トラック幅の半分となっているため
である。また、光ディスクの偏心量は、現状において数
百μｍ程度のものもあり、偏心の大きなディスクの場合
にはトラック引き込みに失敗することがある。
【０００５】本発明の目的は、ディスク回転数４５００
ｒｐｍ、ディスク偏心量９０μｍ、トラックピッチ１．
２μｍの厳しい条件下においても、安定にトラック引き
込みが可能となる光ヘッドのトラッキング制御装置を提
供することにある。
ｒｐｍ、ディスク偏心量９０μｍ、トラックピッチ１．
２μｍの厳しい条件下においても、安定にトラック引き
込みが可能となる光ヘッドのトラッキング制御装置を提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の光ヘッドのトラ
ッキング制御装置は、トラッキング開始信号に応じてト
ラッキングサーボループをオンオフするスイッチと、光
ヘッドに設けられて光ディスクのトラックから反射して
くるレーザ光を受光する光センサと、この光センサの受
光出力信号に基づき前記レーザ光が前記トラックを横断
する相対速度を検出し、この検出した相対速度が予め設
定された値以下になったときに予め設定されたパルス幅
の速度検出パルスを生成する相対速度検出手段と、前記
光センサの受光出力信号に基づき前記レーザ光が前記ト
ラックのエッジに位置したときを検出して予め設定され
たパルス幅のトラック検出パルスを生成するトラック検
出手段と、前記速度検出パルスおよび前記トラック検出
パルスの論理積に基づき前記トラッキング開始信号を生
成するトラッキング開始信号生成手段とを備える。
ッキング制御装置は、トラッキング開始信号に応じてト
ラッキングサーボループをオンオフするスイッチと、光
ヘッドに設けられて光ディスクのトラックから反射して
くるレーザ光を受光する光センサと、この光センサの受
光出力信号に基づき前記レーザ光が前記トラックを横断
する相対速度を検出し、この検出した相対速度が予め設
定された値以下になったときに予め設定されたパルス幅
の速度検出パルスを生成する相対速度検出手段と、前記
光センサの受光出力信号に基づき前記レーザ光が前記ト
ラックのエッジに位置したときを検出して予め設定され
たパルス幅のトラック検出パルスを生成するトラック検
出手段と、前記速度検出パルスおよび前記トラック検出
パルスの論理積に基づき前記トラッキング開始信号を生
成するトラッキング開始信号生成手段とを備える。
【０００７】上記構成において、前記光センサは少なく
とも前記トラックに沿った方向に２分割された受光面を
有し、前記トラック検出手段は前記受光面の受光出力信
号が加算された信号を受けてＡＣ成分を抽出するフィル
タと、このフィルタを通過した信号を２値化して２値化
信号を生成する２値化回路と、前記２値化信号のパルス
立下りを検出したときに予め設定されたパルス幅のトラ
ック検出パルスを出力する単安定マルチバイブレータと
を有している。
とも前記トラックに沿った方向に２分割された受光面を
有し、前記トラック検出手段は前記受光面の受光出力信
号が加算された信号を受けてＡＣ成分を抽出するフィル
タと、このフィルタを通過した信号を２値化して２値化
信号を生成する２値化回路と、前記２値化信号のパルス
立下りを検出したときに予め設定されたパルス幅のトラ
ック検出パルスを出力する単安定マルチバイブレータと
を有している。
【０００８】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００９】図１は本発明の一実施例を示すブロック図
である。ここで、光ヘッド２は、集光レンズ２１により
レーザ光を集光して光ディスク１に照射し、また、光デ
ィスク１からの反射光を集光レンズ２１により受けて光
センサ２２に導いて検出する。なお、光センサ２２は、
受光面が光ディスク１のトラック方向に２分割された光
センサであり、また集光レンズ２１は、アクチュエータ
２３によって可動支持されている。
である。ここで、光ヘッド２は、集光レンズ２１により
レーザ光を集光して光ディスク１に照射し、また、光デ
ィスク１からの反射光を集光レンズ２１により受けて光
センサ２２に導いて検出する。なお、光センサ２２は、
受光面が光ディスク１のトラック方向に２分割された光
センサであり、また集光レンズ２１は、アクチュエータ
２３によって可動支持されている。
【００１０】減算部３は、光センサ２２からの２つの受
光出力信号をそれぞれ受け、両信号の差を生成して差信
号Ｓ１として出力する。加算部４は、両信号の和を生成
して和信号Ｓ５として出力する。この和信号Ｓ５は、光
ディスクの反射率と比例関係にある。ＡＧＣ部５は、和
信号Ｓ５に応じて差信号Ｓ１のレベル制御を行うことに
より、光ディスク毎の反射率の変動を吸収して一定のル
ープゲインを保持できるようにしている。
光出力信号をそれぞれ受け、両信号の差を生成して差信
号Ｓ１として出力する。加算部４は、両信号の和を生成
して和信号Ｓ５として出力する。この和信号Ｓ５は、光
ディスクの反射率と比例関係にある。ＡＧＣ部５は、和
信号Ｓ５に応じて差信号Ｓ１のレベル制御を行うことに
より、光ディスク毎の反射率の変動を吸収して一定のル
ープゲインを保持できるようにしている。
【００１１】誤差アンプ６は、基準入力とＡＧＣ部５の
出力とを比較してトラッキング誤差信号を生成する。位
相補償部７は、トラッキング誤差信号に適切な周波数位
相特性をもたせる。ループスイッチ８は、Ｄ形フリップ
フロップ１３からのトラッキング開始信号Ｓ１０に応じ
て動作し、トラッキングサーボループをオンオフする。
駆動アンプ９は、トラッキング誤差信号に基づき光ヘッ
ドのアクチュエータ２３を駆動し、レーザ光をトラック
に追従させる。
出力とを比較してトラッキング誤差信号を生成する。位
相補償部７は、トラッキング誤差信号に適切な周波数位
相特性をもたせる。ループスイッチ８は、Ｄ形フリップ
フロップ１３からのトラッキング開始信号Ｓ１０に応じ
て動作し、トラッキングサーボループをオンオフする。
駆動アンプ９は、トラッキング誤差信号に基づき光ヘッ
ドのアクチュエータ２３を駆動し、レーザ光をトラック
に追従させる。
【００１２】相対速度検出部１０は、差信号Ｓ１に基づ
き、レーザ光とトラックとのディスク半径方向の相対速
度を監視し、この相対速度が所定値以下になったときに
速度検出パルスＳ４を出力する。ここで、相対速度検出
部１０は、２値化回路１０１とエッジ検出回路１０２と
リトリガラブル単安定マルチバイブレータ１０３とで構
成されており、詳細回路構成の一例を図３に示してい
る。なお、図３に示した各回路は周知であるので説明は
省略する。
き、レーザ光とトラックとのディスク半径方向の相対速
度を監視し、この相対速度が所定値以下になったときに
速度検出パルスＳ４を出力する。ここで、相対速度検出
部１０は、２値化回路１０１とエッジ検出回路１０２と
リトリガラブル単安定マルチバイブレータ１０３とで構
成されており、詳細回路構成の一例を図３に示してい
る。なお、図３に示した各回路は周知であるので説明は
省略する。
【００１３】次に相対速度検出部１０の動作を説明す
る。いま、差信号Ｓ１が、図２（ａ）に示すような波形
であるとすれば、２値化回路１０１は差信号Ｓ１を２値
化し、図２（ｂ）に示すような２値化信号Ｓ２を出力す
る。また、エッジ検出回路１０２は、２値化信号Ｓ２の
極性反転毎にパルスを生成し、図２（ｃ）に示すよう
な、トラックおよびグルーブ（案内溝）の中心を示すパ
ルスＳ３を出力する。更に、リトリガラブル単安定マル
チバイブレータ１０３は、パルスＳ３のパルス間隔が予
め設定された値Ｔａよりも長くなったときに、図２
（ｄ）に示すような、パルス幅Ｔｂの速度検出パルスＳ
４を出力する。ところで、ＴａおよびＴｂの値は、安定
かつ短時間にトラック引き込みができる値を実験データ
に基づいて設定する。
る。いま、差信号Ｓ１が、図２（ａ）に示すような波形
であるとすれば、２値化回路１０１は差信号Ｓ１を２値
化し、図２（ｂ）に示すような２値化信号Ｓ２を出力す
る。また、エッジ検出回路１０２は、２値化信号Ｓ２の
極性反転毎にパルスを生成し、図２（ｃ）に示すよう
な、トラックおよびグルーブ（案内溝）の中心を示すパ
ルスＳ３を出力する。更に、リトリガラブル単安定マル
チバイブレータ１０３は、パルスＳ３のパルス間隔が予
め設定された値Ｔａよりも長くなったときに、図２
（ｄ）に示すような、パルス幅Ｔｂの速度検出パルスＳ
４を出力する。ところで、ＴａおよびＴｂの値は、安定
かつ短時間にトラック引き込みができる値を実験データ
に基づいて設定する。
【００１４】トラック検出部１１は、レーザ光がトラッ
クのエッジ上に位置したときを、和信号Ｓ５に基づいて
検出してトラック検出パルスＳ８を出力する。ここで、
トラック検出部１１は、ＡＣ成分抽出回路１１１と２値
化回路１１２とリトリガラブル単安定マルチバイブレー
タ１１３とで構成されており、詳細回路構成の一例を図
４に示している。なお、図４に示した各回路は周知であ
るので説明は省略する。
クのエッジ上に位置したときを、和信号Ｓ５に基づいて
検出してトラック検出パルスＳ８を出力する。ここで、
トラック検出部１１は、ＡＣ成分抽出回路１１１と２値
化回路１１２とリトリガラブル単安定マルチバイブレー
タ１１３とで構成されており、詳細回路構成の一例を図
４に示している。なお、図４に示した各回路は周知であ
るので説明は省略する。
【００１５】次にトラック検出部１１の動作を説明す
る。ＡＣ成分抽出回路１１１は、コンデンサおよび抵抗
からなるカットオフ周波数が６Ｈｚの高域通過フィルタ
であり、和信号Ｓ５に含まれる交流成分を抽出すること
により、光ディスクの反射率等の変動に影響されること
なくトラックとグルーブとを安定に識別し検出できるよ
うにする。いま、ＡＣ成分抽出回路１１１を通過した和
信号Ｓ６が、図２（ｅ）に示すような波形であるとすれ
ば、２値化回路１１２は和信号Ｓ６を２値化して、図２
（ｆ）に示すような２値化信号Ｓ７を出力する。更に、
リトリガラブル単安定マルチバイブレータ１１３は、２
値化信号Ｓ７の立下がった瞬間、すなわち、レーザ光が
グルーブからトラック領域へ移動してトラックエッジに
位置した瞬間を検出して、図２（ｇ）に示すように、予
め設定されたパルス幅Ｔｃのトラック検出パルスＳ８を
出力する。
る。ＡＣ成分抽出回路１１１は、コンデンサおよび抵抗
からなるカットオフ周波数が６Ｈｚの高域通過フィルタ
であり、和信号Ｓ５に含まれる交流成分を抽出すること
により、光ディスクの反射率等の変動に影響されること
なくトラックとグルーブとを安定に識別し検出できるよ
うにする。いま、ＡＣ成分抽出回路１１１を通過した和
信号Ｓ６が、図２（ｅ）に示すような波形であるとすれ
ば、２値化回路１１２は和信号Ｓ６を２値化して、図２
（ｆ）に示すような２値化信号Ｓ７を出力する。更に、
リトリガラブル単安定マルチバイブレータ１１３は、２
値化信号Ｓ７の立下がった瞬間、すなわち、レーザ光が
グルーブからトラック領域へ移動してトラックエッジに
位置した瞬間を検出して、図２（ｇ）に示すように、予
め設定されたパルス幅Ｔｃのトラック検出パルスＳ８を
出力する。
【００１６】このようにして生成された速度検出パルス
Ｓ４およびトラック検出パルスＳ８は、アンド回路１２
に入力し、図２（ｈ）に示すような、両パルスの論理積
を示す信号Ｓ９として出力される。すなわち、アンド回
路１２の出力信号Ｓ９は、レーザ光の相対速度および位
置が共にトラック引き込み可能な状態になったことを示
している。
Ｓ４およびトラック検出パルスＳ８は、アンド回路１２
に入力し、図２（ｈ）に示すような、両パルスの論理積
を示す信号Ｓ９として出力される。すなわち、アンド回
路１２の出力信号Ｓ９は、レーザ光の相対速度および位
置が共にトラック引き込み可能な状態になったことを示
している。
【００１７】Ｄ形フリップフロップ１３は、信号Ｓ９
（図２（ｈ））をクロック入力端に受け、また、外部か
ら供給されるトラッキング指示信号Ｓ１１（図２
（ｉ））をＤ入力端に受けて、図２（ｊ）に示すような
トラッキング開始信号Ｓ１０を出力する。すなわち、Ｄ
形フリップフロップ１３は、トラッキング指示信号Ｓ１
１が「Ｈ」レベルのとき、信号Ｓ９が立上がった瞬間に
トラッキング開始信号Ｓ１０を立上げてループスイッチ
８をオンとし、トラック引き込みを開始させる。
（図２（ｈ））をクロック入力端に受け、また、外部か
ら供給されるトラッキング指示信号Ｓ１１（図２
（ｉ））をＤ入力端に受けて、図２（ｊ）に示すような
トラッキング開始信号Ｓ１０を出力する。すなわち、Ｄ
形フリップフロップ１３は、トラッキング指示信号Ｓ１
１が「Ｈ」レベルのとき、信号Ｓ９が立上がった瞬間に
トラッキング開始信号Ｓ１０を立上げてループスイッチ
８をオンとし、トラック引き込みを開始させる。
【００１８】次に、Ｔａ，ＴｂおよびＴｃの各値の設定
方法ついて説明する。
方法ついて説明する。
【００１９】図５，図６は、ディスク回転数４５００ｒ
ｐｍ、ディスク偏心量９０μｍ、トラックピッチ１．２
μｍの光ディスクの場合について光ディスク装置により
実測した結果を示している。ここで図５は、速度検出パ
ルスＳ４を生成するときのトラックとグルーブの間隔Ｔ
ａと、トラック引き込み失敗回数（２００回中）との関
係を、トラック検出パルスＳ８のパルス幅Ｔｃをパラメ
ータとして示している。図５によれば、トラック引き込
み失敗回数を低減するには、トラック検出パルスのパル
ス幅Ｔｃを短かくすると共に、トラックとグルーブの間
隔Ｔａを長くして相対速度を遅くすればよいことが明ら
かである。
ｐｍ、ディスク偏心量９０μｍ、トラックピッチ１．２
μｍの光ディスクの場合について光ディスク装置により
実測した結果を示している。ここで図５は、速度検出パ
ルスＳ４を生成するときのトラックとグルーブの間隔Ｔ
ａと、トラック引き込み失敗回数（２００回中）との関
係を、トラック検出パルスＳ８のパルス幅Ｔｃをパラメ
ータとして示している。図５によれば、トラック引き込
み失敗回数を低減するには、トラック検出パルスのパル
ス幅Ｔｃを短かくすると共に、トラックとグルーブの間
隔Ｔａを長くして相対速度を遅くすればよいことが明ら
かである。
【００２０】一方、図６は、パルス間隔Ｔａをパラメー
タとしたときの、トラック検出パルスのパルス幅Ｔｃと
トラック引き込み時間との関係を示している。図６によ
れば、トラック検出パルスのパルス幅Ｔｃを３０μｓよ
りも短かくしていくと急激にトラック引き込み時間が長
くなることが分かる。従って、この光ディスク装置にお
いてディスク偏心量９０μｍ、トラックピッチ１．２μ
ｍの光ディスクを使用し、ディスク回転数４５００ｒｐ
ｍとした場合は、トラック引き込み失敗回数およびトラ
ック引き込み時間を配慮すると、速度検出パルスＳ４を
生成する際のパルス間隔Ｔａは２２０μｓに設定し、ト
ラック検出パルスＳ８のパルス幅Ｔｃは４０μｓに設定
するのが最適である。また、速度検出パルスのパルス幅
Ｔｂは、トラック検出パルスＳ８から確実に信号Ｓ９を
生成するように、トラック検出パルスＳ８のパルス幅４
０μｓの９倍の３６０μｓとしている。
タとしたときの、トラック検出パルスのパルス幅Ｔｃと
トラック引き込み時間との関係を示している。図６によ
れば、トラック検出パルスのパルス幅Ｔｃを３０μｓよ
りも短かくしていくと急激にトラック引き込み時間が長
くなることが分かる。従って、この光ディスク装置にお
いてディスク偏心量９０μｍ、トラックピッチ１．２μ
ｍの光ディスクを使用し、ディスク回転数４５００ｒｐ
ｍとした場合は、トラック引き込み失敗回数およびトラ
ック引き込み時間を配慮すると、速度検出パルスＳ４を
生成する際のパルス間隔Ｔａは２２０μｓに設定し、ト
ラック検出パルスＳ８のパルス幅Ｔｃは４０μｓに設定
するのが最適である。また、速度検出パルスのパルス幅
Ｔｂは、トラック検出パルスＳ８から確実に信号Ｓ９を
生成するように、トラック検出パルスＳ８のパルス幅４
０μｓの９倍の３６０μｓとしている。
【００２１】このように構成することにより、ディスク
回転数４５００ｒｐｍ、ディスク偏心量９０μｍ、トラ
ックピッチ１．２μｍの厳しい条件下においても安定に
トラック引き込みを行うことができる。
回転数４５００ｒｐｍ、ディスク偏心量９０μｍ、トラ
ックピッチ１．２μｍの厳しい条件下においても安定に
トラック引き込みを行うことができる。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、トラック
からの反射光を受光する光センサの受光出力信号に基づ
き、レーザ光がトラックエッジに位置したときを検出
し、予め設定されたパルス幅を有するトラック検出パル
スを生成し、また、光センサの受光出力信号に基づき、
レーザ光とトラックとのディスク半径方向の相対速度が
予め設定された値以下になったときを検出し、レーザ光
の相対速度および位置が共に予め設定された値になった
ときにループスイッチをオンとしてトラック引き込みを
開始させることとし、この場合、実際の光ディスク装置
により実測したデータに基づいて最適なパルス幅を予め
設定することにより、例えば、ディスクが４５００ｒｐ
ｍ程度の高速回転、ディスク偏心量が９０μｍ程度、か
つトラックピッチが１．２μｍの厳しい条件下において
も、安定にトラック引き込みを行うことができる。
からの反射光を受光する光センサの受光出力信号に基づ
き、レーザ光がトラックエッジに位置したときを検出
し、予め設定されたパルス幅を有するトラック検出パル
スを生成し、また、光センサの受光出力信号に基づき、
レーザ光とトラックとのディスク半径方向の相対速度が
予め設定された値以下になったときを検出し、レーザ光
の相対速度および位置が共に予め設定された値になった
ときにループスイッチをオンとしてトラック引き込みを
開始させることとし、この場合、実際の光ディスク装置
により実測したデータに基づいて最適なパルス幅を予め
設定することにより、例えば、ディスクが４５００ｒｐ
ｍ程度の高速回転、ディスク偏心量が９０μｍ程度、か
つトラックピッチが１．２μｍの厳しい条件下において
も、安定にトラック引き込みを行うことができる。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】図１に示した各信号のタイミングチャートであ
る。
る。
【図３】図１に示した相対速度検出部１０の一例を示す
回路図である。
回路図である。
【図４】図１に示したトラック検出部１１の一例を示す
回路図である。
回路図である。
【図５】図２に示した間隔Ｔａとトラック引き込み失敗
回数との関係を光ディスク装置により実測したデータ例
である。
回数との関係を光ディスク装置により実測したデータ例
である。
【図６】図２に示したパルス幅Ｔｃとトラック引き込み
時間との関係を光ディスク装置により実測したデータ例
である。
時間との関係を光ディスク装置により実測したデータ例
である。
１ 光ディスク ２ 光ヘッド ３ 減算部 ４ 加算部 ８ ループスイッチ １０ 相対速度検出部 １１ トラック検出部 ２２ 光センサ １０１ ２値化回路 １０２ エッジ検出回路 １０３，１１３ 単安定マルチバイブレータ １１１ ＡＣ成分抽出回路 １１２ ２値化回路 Ｓ１ 差信号 Ｓ４ 速度検出パルス Ｓ５ 和信号 Ｓ８ トラック検出パルス Ｓ１０ トラッキング開始信号
Claims (2)
- 【請求項１】 トラッキング開始信号に応じてトラッキ
ングサーボループをオンオフするスイッチと、 光ヘッドに設けられて光ディスクのトラックから反射し
てくるレーザ光を受光する光センサと、 この光センサの受光出力信号に基づき前記レーザ光が前
記トラックを横断する相対速度を検出し、この検出した
相対速度が予め設定された値以下になったときに予め設
定されたパルス幅の速度検出パルスを生成する相対速度
検出手段と、 前記光センサの受光出力信号に基づき前記レーザ光が前
記トラックのエッジに位置したときを検出して予め設定
されたパルス幅のトラック検出パルスを生成するトラッ
ク検出手段と、 前記速度検出パルスおよび前記トラック検出パルスの論
理積に基づき前記トラッキング開始信号を生成するトラ
ッキング開始信号生成手段とを備えることを特徴とする
光ヘッドのトラッキング制御装置。 - 【請求項２】 前記光センサは少なくとも前記トラック
に沿った方向に２分割された受光面を有し、 前記トラック検出手段は前記受光面の受光出力信号が加
算された信号を受けてＡＣ成分を抽出するフィルタと、
このフィルタを通過した信号を２値化して２値化信号を
生成する２値化回路と、前記２値化信号のパルス立下り
を検出したときに予め設定されたパルス幅のトラック検
出パルスを出力する単安定マルチバイブレータとを有し
ていることを特徴とする請求項１記載の光ヘッドのトラ
ッキング制御装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6226400A JPH0896379A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 光ヘッドのトラッキング制御装置 |
| US08/531,223 US5646916A (en) | 1994-09-21 | 1995-09-19 | Track-lead-in control device for optical head |
| NL1001239A NL1001239C2 (nl) | 1994-09-21 | 1995-09-19 | Spoorvolgstuurinrichting voor een optische kop. |
| FR9511039A FR2724753B1 (fr) | 1994-09-21 | 1995-09-20 | Dispositif de commande de pistage de tete optique |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6226400A JPH0896379A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 光ヘッドのトラッキング制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0896379A true JPH0896379A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16844537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6226400A Pending JPH0896379A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 光ヘッドのトラッキング制御装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5646916A (ja) |
| JP (1) | JPH0896379A (ja) |
| FR (1) | FR2724753B1 (ja) |
| NL (1) | NL1001239C2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6452882B1 (en) | 1997-05-07 | 2002-09-17 | Nec Corporation | Method of compensating for an eccentricity of an optical disc and apparatus for doing the same |
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| JP2710704B2 (ja) * | 1991-07-08 | 1998-02-10 | シャープ株式会社 | 光記録媒体駆動装置 |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP6226400A patent/JPH0896379A/ja active Pending
-
1995
- 1995-09-19 US US08/531,223 patent/US5646916A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-09-19 NL NL1001239A patent/NL1001239C2/nl not_active IP Right Cessation
- 1995-09-20 FR FR9511039A patent/FR2724753B1/fr not_active Expired - Fee Related
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| US6452882B1 (en) | 1997-05-07 | 2002-09-17 | Nec Corporation | Method of compensating for an eccentricity of an optical disc and apparatus for doing the same |
| US6826135B2 (en) | 1997-05-07 | 2004-11-30 | Nec Corporation | Method of compensating for an eccentricity of an optical disk and apparatus for doing the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| NL1001239A1 (nl) | 1996-03-21 |
| FR2724753B1 (fr) | 1998-12-31 |
| FR2724753A1 (fr) | 1996-03-22 |
| US5646916A (en) | 1997-07-08 |
| NL1001239C2 (nl) | 1998-03-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19961210 |