JPH1049892A - 移動サーボ制御装置 - Google Patents

移動サーボ制御装置

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JPH1049892A
JPH1049892A JP8205130A JP20513096A JPH1049892A JP H1049892 A JPH1049892 A JP H1049892A JP 8205130 A JP8205130 A JP 8205130A JP 20513096 A JP20513096 A JP 20513096A JP H1049892 A JPH1049892 A JP H1049892A
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JP
Japan
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signal
recording medium
disk
shaped recording
frequency component
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JP8205130A
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English (en)
Inventor
Shinichi Naohara
真一 猶原
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/095Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
    • G11B7/0956Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for tilt, skew, warp or inclination of the disc, i.e. maintain the optical axis at right angles to the disc
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏心成分の影響を受けないで安定した動作を
行う移動サーボ制御装置を提供する。 【解決手段】 ピックアップ1からのトラッキングエラ
ー信号STEの低周波成分である低周波成分信号SA を、
光ディスクDKを回転するスピンドルモータ13から出
力されるホール素子信号SH+及びSH-を用いて当該光デ
ィスクDK上の予め設定されたサンプリング点において
サンプリングし、光ディスクDK一回転における低周波
成分信号SA の出力レベルを平均化した平均化信号SC
を平均器25で生成し、当該平均化信号SC に基づいて
キャリッジモータ8を駆動する。平均器25で低周波成
分信号SA を平均化することにより、トラッキングエラ
ー信号STEに含まれる光ディスクDKの偏心による変動
が除去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク等のデ
ィスク状記録媒体に対して情報を記録再生するための光
ビームを出射すると共にその反射光を検出するピックア
ップの当該ディスク状記録媒体の半径方向の移動をサー
ボ制御するためのキャリッジサーボ装置における当該移
動のための駆動制御信号の生成装置の技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、CD(Compact disk)若しくは
LD(Laser disk)等の光ディスクに対する情報の記録
や再生を行う記録再生装置においては、光ディスクから
正確に信号を読み取ったり当該光ディスクに対して正確
に情報を記録するために各種のサーボ制御が必要であ
る。
【0003】図7に一般的なCD再生装置のサーボ制御
に関する部分のブロック図を示す。図7に示すように、
CD再生装置のサーボ制御に関する部分は、プリアンプ
2により生成されたトラッキングエラー信号及びフォー
カスエラー信号の位相補償及びゲイン調整を行うサーボ
イコライザ部SEと、サーボの駆動信号を電流増幅する
ドライバ7と、キャリッジサーボによりピックアップ1
を光ディスクDKの半径方向に駆動するキャリッジモー
タ8と、キャリッジモータ8により回転し、ピックアッ
プ1を光ディスクDKの半径方向に移動させる軸12
と、光ディスクDKを回転させるスピンドルモータ13
とを備える。そして、サーボ制御に関する部分の全体
は、マイクロコンピュータ14により制御される。
【0004】上記の各種サーボ制御のうち、光ビームの
光ディスクDK上の照射位置を情報を記録した情報トラ
ック上に追従させるよう制御するのがトラッキングサー
ボ制御である。このトラッキングサーボ制御において、
上記光ビームの照射位置の情報トラックからの偏倚量を
示すトラッキングエラー信号は、例えば、3ビーム法、
ヘテロダイン法等により、プリアンプ2内部のトラッキ
ングエラー信号検出部で当該偏倚量に比例した信号とし
て生成される。そして、トラッキングイコライザ(E
Q)3、トラックコントロール回路15、ドライバ7を
経て図示しないトラッキングコイルを駆動し、対物レン
ズ1-2をディスクの半径方向に駆動する。
【0005】一方、光ディスクDKの回転に伴って螺旋
状に形成されている上記情報トラックに上記光ビームの
照射位置を追随させるためにピックアップ1全体を光デ
ィスクDKの半径方向に移送するサーボ制御を行うキャ
リッジサーボ制御は、トラッキングサーボ制御では追随
できない情報トラックに対する光ビームの照射位置の偏
倚量を補正制御する。このとき、トラッキングエラー信
号はこのキャリッジサーボ制御にも使用される。このト
ラッキングエラー信号は、キャリッジコントロール回路
16、ドライバ7を介してキャリッジモータ8に供給さ
れ、ピックアップ1全体を光ディスクDKの半径方向に
移送する。
【0006】ここで、上記各種のサーボ制御の中では、
特に、上記キャリッジサーボ制御及びトラッキングサー
ボ制御が互いに密接な関係にある。光ディスクDKの偏
心等に伴う情報トラックの半径方向の僅かな偏倚をトラ
ッキングサーボ制御により追従する一方、再生の進行等
に伴って生ずる情報トラックの半径方向への、トラッキ
ングサーボ制御では追従できない大きな変位をキャリッ
ジサーボ制御がカバーする。このトラッキングサーボ制
御及びキャリッジサーボ制御は、共に対物レンズ1-2
一方向への偏倚に応じて生成される誤差信号を使用す
る。この誤差信号は直流成分をも含んでいるので、正確
な意味でのトラッキングエラー信号ではないが、以下、
簡単のためこの誤差信号をトラッキングエラー信号とい
う。
【0007】次に従来技術におけるキャリッジサーボ制
御行うためのキャリッジコントロール回路のブロックを
図8に示す。図8(a)に示すように、キャリッジコン
トロール回路は、3ビーム法、ヘテロダイン法等により
プリアンプ等で生成されたトラッキングエラー信号TE
が入力され、位相補償を行うトラッキングイコライザ3
と、キャリッジサーボ制御のためのゲイン調整と位相補
償を行うキャリッジイコライザ19と、トラッキングエ
ラー信号TEの直流成分をスイッチSWに供給するLP
F(Low Pass Filter)4と、キャリッジイコライザ1
9の出力又はLPF4の出力を基準電圧VZ と比較する
コンパレータ5と、コンパレータ5の出力を切換制御信
号としてキャリッジイコライザ19の信号を導通(オ
ン)又は遮断(オフ)させるスイッチSWと、スイッチ
SWの出力を電流増幅するドライバ7と、軸12を駆動
するキャリッジモータ8とにより構成される。
【0008】次に、従来技術のキャリッジコントロール
回路の動作を説明する。今、トラッキングサーボ制御が
かかった状態で光ディスクDKが回転しているものとす
る。トラッキングサーボ制御の働きによりトラッキング
コイルが駆動され、対物レンズ1-2は情報トラック上を
追従していく。しかし、対物レンズ1-2の追従には限界
があり、その限度を越える前にキャリッジモータ8を駆
動してピックアップ1を数情報トラック分移送する必要
がある。図8(a)のA0 点における波形(図8(b)
0 )は、上記ピックアップ1の駆動信号の様子を示し
ている。キャリッジイコライザ19は、このトラッキン
グエラー信号TEのうち直流成分を通過させて、キャリ
ッジモータ8に供給するのに適する波形特性とする(図
6(b)B0 )。次に、ピックアップ1の追従に従いト
ラッキングエラー信号TEが徐々に変化していくと、こ
の波形がコンパレータ5において基準電圧V Z を越える
こととなる。これによりスイッチングパルスがスイッチ
SWに供給される。このとき、キャリッジイコライザ1
9の代わりに、LPF4で直流成分を抽出してコンパレ
ータ5の入力とすることもある。そして、自らのキャリ
ッジサーボ用原信号をスイッチSWでスイッチングし
て、信号C0 (図6(b)C0 の波形)がドライバ7に
供給される。
【0009】以後は上述と同じ動作の繰り返しとなる。
つまり、トラッキングサーボ制御による追従動作によ
り、ピックアップ1内部の対物レンズ1-2が偏倚し、ト
ラッキングエラー信号TEの直流成分が基準電圧VZ
越える度に、断続的にキャリッジモータ8の駆動が行わ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のキャリッジコントロール回路は、光ディスクDKの
偏心による電圧変動の影響を多大に受け、安定したスイ
ッチングパルスが生成できない場合があり、更に、上記
偏心に起因する偏心成分を有する駆動電流でピックアッ
プ1を駆動するためキャリッジモータ8の動作自体が安
定しない場合があるという問題点があった。
【0011】すなわち、図8(b)において、キャリッ
ジイコライザ19から偏心成分が重畳された波形が出力
される(B0 )と、この変動成分がそのまま駆動パルス
(C 0 )に出力される。ここで、駆動電力はこの波形の
積分値であることから、毎回のタイミングで偏心成分の
形が異なると、この積分値も一定せずキャリッジモータ
8に一定の安定した駆動電流が供給されないこととな
る。また、波形C0 の第1パルス(図8(b)C0 )の
ようにパルスが分断され、これがキャリッジモータ8に
不安定な動作を引き起こしてしまうのである。
【0012】更に、これら欠点を除去するようなイコラ
イザの設計を行う場合であっても困難を伴うといった問
題があった。この点を図9を用いて説明すると、図9は
光ディスクDKの回転と偏心成分の関係を示したもので
あるが、通常CD等の光ディスクDKでは、トラックの
偏心、モータの回転軸の振れ、光ディスクDKを載置す
るターンテーブルに装着したときのガタ等の影響によ
り、図9(a)に示すような偏心が生じる。ここで、図
9(a)における実線はOを中心軸とする情報トラック
の同心円である。しかし、光ディスクDKの回転が偏心
を起こす場合、中心軸Oから距離dだけずれたO’を中
心に回転するため、光ビームの軌跡は破線のような円を
辿る。このような光ディスクDKを再生中にトラッキン
グサーボ制御をかけると、偏心があるにも拘らずピック
アップ1は実線のトラック上を忠実に追従するよう制御
される。従って、プリアンプ2にて生成される誤差信号
は、いわゆる偏心成分を含むことになり、ピックアップ
1内の対物レンズ1-2の中心位置を基準として正負に変
化する正弦波となる(図9(b))。かかる偏心成分
は、最大2dの振幅を有し、実際にはディスク自体の偏
心と機械的変位を合わせた場合、最大300〔μm〕程
度にもなる。CDでは、ディスク回転数が500〔rpm
〕〜200〔rpm 〕なので、その偏心周波数成分は約
8〔Hz〕〜3〔Hz〕である。一方、情報トラックは内周
から外周にかけて所定のトラックピッチ(例えば、CD
では1.6〔μm/回転〕)で記録されており、追従し
ているピックアップ1の対物レンズ1-2はトラッキング
コイルにより徐々に外周に向けてトラック上を追従して
いく。そのため、トラッキングエラー信号は、偏心成分
を有し、一回転当たり1トラックピッチだけ半径方向に
変化していく信号となる(図9(c))。
【0013】上記偏心成分を除去するイコライザのゲイ
ン特性の例を図10に示す。図10のイコライザにおけ
る設計条件としては、(1)f1 以下の直流領域では、
レンズオフセットが約60〔μm〕でキャリッジモータ
駆動電圧が発生すること(図8(b)C0 のパルス)、
(2)偏心成分によってキャリッジモータ8が駆動され
ないようf1 (約60〔mHz〕)からf2 (約1〔H
z〕)にかけて十分ゲインを減衰させて、3〔Hz〕 〜
8〔Hz〕の偏心成分を除去すること、(3)位相遅れの
ためキャリッジサーボが発振するのを防止するためゲイ
ンG1もある程度の値であること、等が挙げられる。
【0014】しかし、上記ゲイン特性は(2)の条件か
ら要求される内容と、(3)の条件から要求される内容
とが相反する性格を有するため、回路設計上困難を伴
う。また、ゲインG1 としては、ある程度の値が必要な
ため偏心成分を完全に除去することはできないという問
題点がある。
【0015】更に、上記従来技術のキャリッジサーボ回
路においては、許容される対物レンズ1-2の偏倚の範囲
が狭いピックアップ1においては、対物レンズ1-2がそ
の許容範囲内にあるときにキャリッジサーボ制御を開始
すべく図8(b)における基準電圧VZ を小さくする
と、上記偏心成分自体のピーク値が当該基準電圧VZ
越える場合があり、このときには、偏心成分のピーク値
が基準電圧VZ を越える度にキャリッジモータ8が駆動
してしまい、当該キャリッジモータ8の安定度が頗る低
下し、ピックアップ1の動きが安定しないという問題点
もある。
【0016】そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑み
て成されたもので、その課題は、偏心成分の影響を受け
ないで安定した動作を行う移動サーボ制御装置を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、情報トラックを形成し
て情報が記録された光ディスク等のディスク状記録媒体
から前記情報を読み取って読み取り信号を出力するピッ
クアップ等の読取手段と、駆動制御信号に基づいて前記
読取手段を前記ディスク状記録媒体の半径方向に移動さ
せるキャリッジモータ等の駆動手段と、前記出力された
読み取り信号に基づいて、前記ディスク状記録媒体に対
して前記情報を記録再生するためのレーザ光等の光ビー
ムの前記ディスク状記録媒体上の照射位置の前記情報ト
ラックからの偏倚を示すトラッキングエラー信号を生成
するプリアンプ、トラッキングイコライザ等のエラー信
号生成手段と、前記生成されたトラッキングエラー信号
から当該トラッキングエラー信号の低周波成分である低
周波成分信号を抽出するLPF等の抽出手段と、前記抽
出された低周波成分信号の出力レベルについて、前記デ
ィスク状記録媒体N回転(Nは自然数)当たりの当該出
力レベルの平均値を算出するサンプリング器、平均器等
の算出手段と、前記算出された平均値と予め設定された
基準値とを比較して駆動タイミング信号を生成するコン
パレータ等の比較手段と、前記生成された駆動タイミン
グ信号に基づいて前記読取手段を前記半径方向に移動さ
せるための前記駆動制御信号を生成するキャリッジドラ
イバ等の生成手段と、を備える。
【0018】請求項1に記載の発明の作用によれば、読
取手段は、ディスク状記録媒体から情報を読み取って読
み取り信号を出力する。一方、駆動手段は、駆動制御信
号に基づいて、読取手段をディスク状記録媒体の半径方
向に移動させる。
【0019】また、エラー信号生成手段は、上記出力さ
れた読み取り信号に基づいて、光ビームの照射位置の情
報トラックからの偏倚を示すトラッキングエラー信号を
生成する。
【0020】そして、抽出手段は、生成されたトラッキ
ングエラー信号から低周波成分信号を抽出する。その
後、算出手段は、抽出された低周波成分信号の出力レベ
ルについて、ディスク状記録媒体N回転当たりの当該出
力レベルの平均値を算出する。
【0021】そして、比較手段は、算出された平均値と
基準値とを比較して駆動タイミング信号を生成する。最
後に、生成手段は、生成された駆動タイミング信号に基
づいて上記駆動制御信号を生成する。
【0022】よって、トラッキングエラー信号の低周波
成分信号の出力レベルについて、ディスク状記録媒体N
回転当たりの当該出力レベルの平均値を算出し、これに
基づいて読取手段を移動するための駆動制御信号を生成
するので、当該駆動制御信号中にディスク状記録媒体に
おける偏心に起因するトラッキングエラー成分が混入す
ることがなく、安定して読取手段を移動制御することが
できる。
【0023】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、情報が記録された光ディスク等のディス
ク状記録媒体に対して対物レンズ等の集光手段を介して
レーザ光等の光ビームを照射することにより前記情報を
読み取るピックアップ等の読取手段を、駆動制御信号に
基づいて当該ディスク状記録媒体の半径方向に移動させ
るキャリッジモータ等の駆動手段と、前記ディスク状記
録媒体上に前記光ビームを集光するための前記集光手段
の前記ディスク状記録媒体の半径方向の偏倚を検出し偏
倚信号を出力するレンズ偏倚センサ等の偏倚検出手段
と、前記出力された偏倚信号から当該偏倚信号の低周波
成分である低周波成分信号を抽出するLPF等の抽出手
段と、前記抽出された低周波成分信号の出力レベルにつ
いて、前記ディスク状記録媒体N回転(Nは自然数)当
たりの当該出力レベルの平均値を算出するサンプリング
器、平均器等の算出手段と、前記算出された平均値と予
め設定された基準値とを比較して駆動タイミング信号を
生成する比較器等の比較手段と、前記生成された駆動タ
イミング信号に基づいて前記読取手段を前記半径方向に
移動させるための前記駆動制御信号を生成する駆動パル
ス生成器、モータドライバ等の生成手段と、を備える。
【0024】請求項2に記載の発明の作用によれば、駆
動手段は、読取手段を駆動制御信号に基づいてディスク
状記録媒体の半径方向に移動させる。このとき、偏倚検
出手段は、集光手段のディスク状記録媒体の半径方向の
偏倚を検出し偏倚信号を出力する。
【0025】そして、抽出手段は、出力された偏倚信号
から低周波成分信号を抽出する。その後、算出手段は、
抽出された低周波成分信号の出力レベルについて、ディ
スク状記録媒体N回転当たりの当該出力レベルの平均値
を算出する。
【0026】そして、比較手段は、算出された平均値と
基準値とを比較して駆動タイミング信号を生成する。最
後に、生成手段は、生成された駆動タイミング信号に基
づいて上記駆動制御信号を生成する。
【0027】よって、偏倚信号の低周波成分信号の出力
レベルについて、ディスク状記録媒体N回転当たりの当
該出力レベルの平均値を算出し、これに基づいて読取手
段を移動するための駆動制御信号を生成するので、当該
駆動制御信号中にディスク状記録媒体における偏心に起
因する偏倚信号の変動成分が混入することがなく、安定
して読取手段を移動制御することができる。
【0028】また、集光手段の偏倚を検出することによ
り平均値を算出するので、直接的に検出した集光手段の
偏倚量に基づいて駆動制御信号を生成でき、より正確に
読取手段の移動制御が行える。
【0029】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項1又は2に記載の移動サーボ制御
装置において、前記算出手段は、前記ディスク状記録媒
体上に予め設定された複数のサンプリング点における前
記低周波成分信号の出力レベルについて、前記ディスク
状記録媒体N回転(Nは自然数)当たり当該出力レベル
を平均し、前記平均値を算出するように構成される。
【0030】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、算出手段
は、ディスク状記録媒体上に設定された複数のサンプリ
ング点における低周波成分信号の出力レベルについて、
ディスク状記録媒体N回転当たり当該出力レベルを平均
し、平均値を算出するので、夫々のサンプリング点にお
ける上記出力レベルを平均化するのみで上記平均値を算
出でき、算出手段の構成を簡略化することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態に
ついて、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に
おいて、図7に示す部材と同様の動作を行う部材につい
ては、同一の部材番号を付して細部の説明は省略する。
更に、以下の説明は、ピックアップ1から出射されたレ
ーザ光Bにより光ディスクDKから情報を再生するため
の情報再生装置に対して本発明を適用した場合の実施の
形態について説明するものである。 (I)第1実施形態 始めに、本発明の第1実施形態について、図1乃至図3
を用いて説明する。なお、図1は実施形態の情報再生装
置におけるキャリッジサーボ制御に関連するキャリッジ
サーボ系統部のみを抽出して示したものであり、図2は
図1における主要部の信号波形を示すものである。
【0032】図1に示すように、第1実施形態に係るキ
ャリッジサーボ系統部Sは、上述の読取手段としてのピ
ックアップ1、プリアンプ2、トラッキングイコライザ
3、駆動手段としてのキャリッジモータ8、軸12、ス
ピンドルモータ13の他に、トラッキングドライバ20
と、抽出手段としてのLPF21と、コンパレータ22
と、比較手段としてのコンパレータ27と、分周器23
及び24と、算出手段としての平均器25と、算出手段
としてのサンプリング器26と、生成手段としてのキャ
リッジドライバ28と、により構成されている。
【0033】次に、動作を説明する。ピックアップ1
は、スピンドルモータ13により回転されている光ディ
スク1に対してレーザ光Bを照射し、その反射光に基づ
いて、上述の3ビーム法又はヘテロダイン法等によりト
ラッキングエラー信号STEを生成してプリアンプ2に出
力する。
【0034】そして、プリアンプ2により増幅されトラ
ッキングイコライザ3により位相補償されたトラッキン
グエラー信号STEは、トラッキングドライバ20により
所定のゲインで増幅され、図示しない対物レンズによる
トラッキングサーボ制御用の信号として図7におけるト
ラックコントロール回路15に出力される。
【0035】ここで、上記トラッキングドライバ20か
ら出力されたトラッキングエラー信号STEの波形は、例
えば、図2最上段に示すような波形となっている。この
波形図において、高周波の波形変化は、トラッキングサ
ーボ制御により対物レンズが光ディスクDKの半径方向
に偏倚してレーザ光Bの照射位置(いわゆる、光スポッ
トの位置)を情報トラック上に追随させていることによ
り生じる変化であり、低周波の波形変化は、光ディスク
DKが回転する際に当該光ディスクDKの偏心に追随す
るために対物レンズが光ディスクDKの半径方向に偏倚
していることにより生じる変化である。この低周波の波
形変化は、光ディスクDKの偏心によるものであること
から、その変化の周期は光ディスクDKの一回転と等し
くなる。一方、図2最上段に示すトラッキングエラー信
号STEにおける全体的な右上がりの変化は、光ディスク
DKの回転に従って対物レンズが情報トラックに追随し
つつ光ディスクDKの外周方向に向かって偏倚していく
ことに起因する変化である。更に、同図における不連続
的な変化は、情報トラックの進行に伴う対物レンズの偏
倚が当該偏倚可能限界に到達し、当該対物レンズの偏倚
のみでは情報トラックに追随できなくなった場合に、上
記キャリッジモータ8によりピックアップ1全体を移動
したことに伴う変化である。
【0036】次に、上記の変化を伴うトラッキングエラ
ー信号STEはトラックコントロール回路15に出力され
ると共に、LPF21に出力され、トラッキングサーボ
制御に起因する上記高周波の波形変化が除去され、低周
波成分のみが抽出されて低周波成分信号SA として出力
される。当該低周波成分信号SA の波形は、例えば、図
2上から2段目に示すような波形となる。そして、低周
波成分信号SA はサンプリング器26に出力される。な
お、このときのLPF21における中心周波数fc は、
例えば、光ディスクDKがCDの場合には、内周部で
8.83Hz(530rpm /60)、外周部で3.33Hz
(200rpm /60)とされ、4倍速CD−ROM(CD
-Read Only Memory 、CDの4倍の速度で回転して情報
の読み出しを行うCD−ROM)では、内周部で35.
3Hz(2120rpm /60)、外周部で13.3Hz(8
00rpm /60)とされる。
【0037】一方、上述の動作と並行して、ドライバ部
7からの駆動信号により駆動されているスピンドルモー
タ13からは、正と負のホール素子信号SH+及びSH-
出力されている。このホール素子信号SH+及びSH-は、
スピンドルモータ13に備えられている当該スピンドル
モータ13の回転速度を検出するための図示しないホー
ル素子から夫々出力される。ここで、当該ホール素子
は、スピンドルモータ13の回転によって変化した磁界
によって当該ホール素子自体のインピーダンスが変化
し、これにより、スピンドルモータ13の回転速度の変
化がホール素子信号SH+及びSH-の電圧の変化として出
力されるものである。
【0038】そして、上記のホール素子信号SH+及びS
H-はコンパレータ22に入力され、その差がスピンドル
サーボ13の回転速度に対応した周波数を有するパルス
信号であるFG(Frequency Generator )信号SFGとし
て出力される。ここで、FG信号SFGは、光ディスクD
K一回転につき、例えば、36個のパルスを有するパル
ス信号である。そして、当該FG信号SFGが分周器23
に入力され、その周波数が1/nに分周され、分周信号
n として上記サンプリング器26に対する制御信号と
して出力される。このとき、分周器23における分周
は、FG信号SFGの周波数をサンプリング器26におけ
る後述のサンプリング周波数に低減するためのものであ
る。
【0039】次に、低周波成分信号SA と分周信号Sn
が入力されているサンプリング器26においては、入力
された低周波成分信号SA を分周信号Sn で示されるサ
ンプリング周波数によりサンプリングし、図2上から3
段目に示すサンプリング信号SB を出力する。ここで、
サンプリング器26におけるサンプリング周波数は、例
えば、図3(a)に示すように、光ディスクDKの中心
に対して180度対向する位置にサンプリング点P0
びP1 を設定する場合には、当該サンプリング周波数が
サンプリング点に対応して光ディスクDK一回転に2回
となるように、分周器23における分周比が予め設定さ
れる。このとき、サンプリング器26は、夫々のサンプ
リング点P0 又はP1 における低周波成分信号SA の出
力レベルを夫々光ディスクDKの半周分だけ維持した波
形のサンプリング信号SB を出力することとなる。
【0040】なお、サンプリング点については、上記の
ように二つの場合だけでなく、3個以上いくつ設定して
もよい。このとき、一般的には、光ディスクDKを円周
方向に均等に分割する2以上の半径と情報トラックTR
(図3参照)との交点がサンプリング点とされる(図3
参照)。
【0041】サンプリング器26から出力されたサンプ
リング信号SB は、次に、平均器25に入力される。こ
のとき、平均器25には、分周信号Sn を分周器24に
おいて更に1/mに分周した分周信号Sm が入力されて
いる。この分周信号Sm は、サンプリング信号SB を光
ディスクDK一回転毎に平均化するためのタイミング設
定のために平均器25に入力されるものであり、その周
波数は、光ディスクDKの回転数に一致している。
【0042】ここで、分周器23及び分周器24におけ
る分周比の具体例としては、例えば、FG信号SFGが光
ディスクDK一回転当たり36個のパルスを有し、サン
プリング点が図3(a)に示すように二点であり、更
に、光ディスクDK一回転当たりのサンプリング信号S
B を平均化する場合には、分周器23におけるnの値は
「18」となり、分周器24におけるmの値は「2」と
なる。また、上記三つの条件のうち、サンプリング点の
みk箇所とした場合には、分周器23におけるnの値は
「36/k」となり、分周器24におけるmの値は
「k」となる。更に、FG信号SFGが光ディスクDK一
回転当たり36個のパルスを有し、サンプリング点がk
箇所であり、更に、光ディスクDK二回転当たりのサン
プリング信号S B を平均化する場合には、分周器23に
おけるnの値は「36/k」となり、分周器24におけ
るmの値は「2k」となる。
【0043】次に、平均器25は、分周信号Sm をタイ
ミング制御に用いてサンプリング信号SB を光ディスク
DK一回転毎に平均化して平均化信号SC (図2上から
4段目参照)を出力する。この平均化信号SC は、サン
プリング信号SB を光ディスクDK一回転毎に平均化し
たものであるので、光ディスクDKの偏心によるトラッ
キングサーボ信号STE(図2最上段参照)に対する影響
(上記低周波の波形変化)が除去されていることとな
る。このとき、平均化信号SC の生成に当たっては、平
均器25は、図2上から4段目に示すように、光ディス
クDKの一回転前のタイミングにおけるサンプリング信
号SB を平均化することとなる。
【0044】次に、上記平均化信号SC がコンパレータ
27に出力され、予め設定されている基準値VZ と比較
され、駆動タイミング信号SD が出力される。このと
き、基準値VZ は、対物レンズのピックアップ1におけ
る偏倚可能範囲及び平均化信号SC の出力レベルに基づ
いて、キャリッジサーボ制御を開始するタイミングでキ
ャリッジモータ8が動作開始するように、例えば、図2
上から4段目に示すようなレベルとして設定される。そ
して、コンパレータ27は、平均化信号SC が基準値V
Z を越えたときのみ出力される駆動タイミング信号SD
(図2最下段参照)を生成し、キャリッジドライバ28
に出力する。
【0045】その後、キャリッジドライバ28は、駆動
タイミング信号SD が出力されている間にキャリッジモ
ータ8を動作させるべく駆動制御信号としてのドライブ
信号SDDを生成し、これによりキャリッジモータ8が駆
動され、軸12が回転してピックアップ1全体が光ディ
スクDKの半径方向に移動することとなる。このとき、
ドライブ信号SDDは、上記平均器25の動作により光デ
ィスクDKの偏心による影響は除去されている。
【0046】以上説明したように、第1実施形態のキャ
リッジサーボ系統部Sの動作によれば、生成されたトラ
ッキングエラー信号STEにおける低周波成分信号SA
出力レベルについて、これを所定のサンプリング点にお
いてサンプリングし、光ディスクDK一回転当たりの当
該出力レベルの平均値を平均器25にて算出して平均化
信号SC を得、これに基づいてキャリッジモータ8を駆
動するためのドライブ信号SDDを生成するので、当該ド
ライブ信号SDD中に光ディスクDKにおける偏心に起因
するトラッキングエラー成分が混入することがなく、安
定してピックアップ1を移動制御することができる。
【0047】また、平均器25、サンプリング器26に
おいて、光ディスクDK上に設定された複数のサンプリ
ング点P0 、P1 等における低周波成分信号SA の出力
レベルについて、光ディスクDK一回転当たり当該出力
レベルを平均し、平均化信号SC を出力するので、夫々
のサンプリング点における上記出力レベルを平均化する
のみで上記平均化信号SC を算出でき、キャリッジサー
ボ系統部Sの構成を簡略化することができる。 (II)第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態について、図4乃至図6を
用いて説明する。なお、図4は第2実施形態の情報再生
装置におけるキャリッジサーボ制御に関連するキャリッ
ジサーボ系統部のみを抽出して示したものであり、図5
及び図6は第2実施形態のキャリッジサーボ系統部にお
ける主要部の信号波形を示すものである。
【0048】上記の第1実施形態においては、ピックア
ップ1から出力されたトラッキングエラー信号STEに基
づいて平均化信号SC を得、これに基づいてアナログ制
御のキャリッジモータ8を制御したが、第2実施形態に
おいては、対物レンズの偏倚を直接検出するレンズ偏倚
センサからの偏倚信号に基づいてディジタル信号である
平均化信号SC´を得、これに基づいてディジタル制御
のステッピングモータを駆動してキャリッジサーボ制御
を行うものである。
【0049】また、以下の説明において、第1実施形態
と同様の部材については、同様の部材番号を付し、細部
の説明は省略する。図4に示すように、第2実施形態に
係るキャリッジサーボ系統部S’は、上述の第1実施形
態のキャリッジサーボ系統部Sと比較して、キャリッジ
モータ8の代わりにステッピングモータ35を備え、平
均器25の代わりに算出手段としての平均器25’を備
え、基準電圧VZ に代えて基準データ発生器31を備
え、コンパレータ27の代わりに比較手段としての比較
器32を備え、キャリッジドライバ28の代わりに生成
手段としての駆動パルス生成器33及びモータドライバ
34を備えている。
【0050】また、ピックアップ1内には、対物レンズ
-2の光ディスクDKの半径方向の偏倚を直接的に検出
する偏倚検出手段としてのレンズ偏倚センサ30を備え
ている。
【0051】更に、第1実施形態のキャリッジサーボ系
統部Sにおけるプリアンプ2、トラッキングイコライザ
3及びトラッキングドライバ20は、第2実施形態にお
いては、キャリッジサーボ制御には関与しないため、図
4において破線にて示している。
【0052】次に、動作を説明する。ピックアップ1に
おけるレンズ偏倚センサ30は、光ディスクDK上の情
報の再生に伴う対物レンズ1-2の光ディスクDKの半径
方向の偏倚を検出し、偏倚信号SM を直接LPF21に
出力する。
【0053】ここで、上記レンズ偏倚センサ30から出
力された偏倚信号SM の波形は、例えば、図5最上段に
示すような第1実施形態におけるトラッキングエラー信
号S TEと同様の波形となっている。この偏倚信号SM
おける高周波の波形変化、低周波の波形変化及び全体的
な右上がりの変化並びに不連続な変化は、夫々第1実施
形態におけるトラッキングエラー信号STEにおける夫々
の変化と同様の原因により生じるものである。
【0054】次に、上記の変化を伴う偏倚信号SM が入
力されたLPF21は、トラッキングサーボ制御に起因
する高周波の波形変化が除去され、低周波成分のみが抽
出されて低周波成分信号SA として出力される。当該低
周波成分信号SA の波形は、例えば、図5上から2段目
に示すような波形となる。そして、低周波成分信号S A
は、第1実施形態と同様に、サンプリング器26に出力
される。
【0055】一方、上述の動作と並行して、スピンドル
モータ13からは、第1実施形態と同様に、正と負のホ
ール素子信号SH+及びSH-が出力されている。そして、
ホール素子信号SH+及びSH-がコンパレータ22に入力
され、その差がスピンドルモータ13の回転速度を示す
FG信号SFGとして出力される。そして、当該FG信号
FGが分周器23に入力され、第1実施形態と同様にそ
の周期が1/nに分周され、分周信号Sn として上記サ
ンプリング器26に対する制御信号として出力される。
【0056】次に、低周波成分信号SA と分周信号Sn
が入力されているサンプリング器26においては、第1
実施形態と同様に、入力された低周波成分信号SA を分
周信号Sn で示されるサンプリング周波数によりサンプ
リングし、図5上から3段目に示すサンプリング信号S
B を出力する。ここで、サンプリング器26におけるサ
ンプリング周波数は、第1実施形態と同様に、図3
(a)に示すサンプリング点を設定した場合には光ディ
スクDKの一回転につき二回とされ、図3(b)に示す
サンプリング点を設定した場合には光ディスクDKの一
回転につき三回とされる。また、光ディスクDKの一回
転につき二回サンプリングした場合には、サンプリング
器26は、夫々のサンプリング点における低周波成分信
号SA の出力レベルを夫々光ディスクDKの半周分だけ
維持した波形のサンプリング信号SBを出力することと
なる。
【0057】サンプリング器26から出力されたサンプ
リング信号SB は、次に、平均器25’に入力される。
このとき、平均器25’には、第1実施形態と同様に、
分周信号Sn を分周器24において更に1/mに分周し
た分周信号Sm が入力されている。このときの分周器2
4の分周比と分周器23の分周比の値の具体例は、第1
実施形態に示す具体例と同様のものとなる。
【0058】次に、平均器25’は、分周信号Sm をタ
イミング制御に用いてサンプリング信号SB を光ディス
クDK一回転毎に平均化し、当該平均化したサンプリン
グ信号SB (アナログ信号)に最も近いディジタル値を
平均化信号SC´(図5上から4段目参照。なお、同図
において、hは16進数を示す。以下、同様。)として
出力する。この平均化信号SC´は、第1実施形態と同
様に、サンプリング信号SB を光ディスクDK一回転毎
に平均化したものとなり、光ディスクDKの偏心による
偏倚信号SM (図5最上段参照)に対する影響(低周波
の波形変化)は除去されている。次に、上記平均化信号
C´が比較器32に出力され、基準データ発生器31
から出力される予め設定されているディジタルでデータ
である基準データVZ´とディジタル的に比較され、駆
動タイミング信号SD´が出力される。このとき、基準
データVZ´は、第1実施形態における基準値VZ と同
様に、対物レンズの偏倚可能範囲及び平均化信号SC´
の出力レベルに基づいて、キャリッジサーボ制御を開始
するタイミングでステッピングモータ35が動作開始す
るように、例えば、図5上から4段目に示すようなレベ
ル(83h)として設定される。そして、比較器32
は、平均化信号SC´が基準データVZ´を越えたときの
み出力される駆動タイミング信号SD´(図5最下段参
照)を生成し、駆動パルス生成器33に出力する。
【0059】その後、駆動パルス生成器33は、駆動タ
イミング信号SD´が“H”となっている間にモータド
ライバ34を動作させるべく駆動制御信号SE を出力す
る。この駆動制御信号SE について、図6を用いて具体
的に説明する。
【0060】一般に、ステッピングモータ35は、図6
(b)に示すように、軸12に接続された回転子53
と、当該回転子53と磁気的に接続されているコイル5
1及び52とにより構成されている。そして、駆動制御
信号SE は、夫々のコイル51及び52に流すべき電流
により構成されており、例えば、コイル51のa端子と
a’端子に流れる電流は図6(a)上から2段目及び3
段目に示すように相補的に変化する。このときの上記駆
動タイミング信号SD´とのタイミングの整合は図6
(a)に示すとおりである。一方、コイル52のb端子
とb’端子に流れる電流は図6(a)上から4段目及び
5段目に示すように相補的に変化し、上記駆動タイミン
グ信号SD´とのタイミングの整合については、図6
(a)に示すとおりである。
【0061】次に、このような駆動タイミング信号SD
´に基づく駆動制御信号SE はモータドライバ34に入
力され、駆動制御信号SE と同様の波形のドライブ信号
EDが出力され、これによりステッピングモータ35の
回転子53が図6(a)最下段に示すように1ステップ
ずつ回転する。この1ステップ当たりの回転角は、例え
ば、一回転を20ステップで構成する際には1ステップ
当たり18度となる。
【0062】なお、このとき、ドライブ信号SEDは、上
記平均器25’の動作により光ディスクDKの偏心によ
る影響は除去されている。そして、最終的に当該ステッ
ピングモータ35に接続されている軸12が回転するこ
とにより、ピックアップ1が光ディスクDKの半径方向
に移動するキャリッジサーボ制御が行われることとな
る。
【0063】以上説明したように、第2実施形態のキャ
リッジサーボ系統部S’の動作によれば、レンズ偏倚セ
ンサ30により生成された偏倚信号SM における低周波
成分信号SA の出力レベルについて、これを所定のサン
プリング点においてサンプリングし、光ディスクDK一
回転当たりの当該出力レベルの平均値を平均器25’に
て算出してディジタル的に平均化信号SC´を得、これ
に基づいてステッピングモータ35を駆動するための駆
動制御信号SE 及びドライブ信号SEDを生成するので、
当該駆動制御信号SE 及びドライブ信号SED中に光ディ
スクDKにおける偏心に起因する偏倚信号SM の変動成
分が混入することがなく、安定してピックアップ1を移
動制御することができる。
【0064】また、平均器25’、サンプリング器26
において、光ディスクDK上に設定された複数のサンプ
リング点P0 、P1 等における低周波成分信号SA の出
力レベルについて、光ディスクDK一回転当たり当該出
力レベルを平均し、平均化信号SC´を出力するので、
夫々のサンプリング点における上記出力レベルを平均化
するのみで上記平均化信号SC´を算出でき、キャリッ
ジサーボ系統部S’の構成を簡略化することができる。
【0065】更に、対物レンズ1-2の偏倚を検出するこ
とにより平均化信号SC´を算出するので、直線的に検
出した対物レンズ1-2の偏倚量に基づいて駆動制御信号
E及びドライブ信号SEDを生成でき、より正確にピッ
クアップ1の移動制御が行える。
【0066】なお、上記第2実施形態において、ディジ
タル的に制御されるステッピングモータ35の制御に本
願発明を適用した場合について説明したが、当該ステッ
ピングモータ35は、離散値を対象とした位置制御につ
いて優れた性能を備えているので、実施の形態における
光ディスクDKの情報トラックのように、飛々に(離散
的に)位置しているものに対するピックアップ1のキャ
リッジサーボ制御については、低周波成分信号SA を平
均化して制御する本願発明を適用したステッピングモー
タ35を用いてキャリッジサーボ制御を行うのが最も適
しているのである。
【0067】更に、上述の各実施形態においては、光デ
ィスクDK一回転分の低周波成分信号SA を平均化した
形態について説明したが、これに限らず、二回転以上複
数回転分の低周波成分信号SA を平均化してもよい。
【0068】更にまた、本発明は上記各実施形態によら
ず、種々の形態に応用できる。すなわち、例えば、基準
電圧VZ (又は基準データVZ´)は固定値である必要
はなくマイクロコンピュータ等により変更可能とし、L
PF21の特性を固定とすることで機種対応の自由度を
広げることもできる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、生成されたトラッキングエラー信号の低
周波成分信号の出力レベルについて、ディスク状記録媒
体N回転当たりの当該出力レベルの平均値を算出し、こ
れに基づいて読取手段を移動するための駆動制御信号を
生成するので、当該駆動制御信号中にディスク状記録媒
体における偏心に起因するトラッキングエラー成分が混
入することがなく、安定して読取手段を移動制御するこ
とができる。
【0070】従って、常に正確且つ安定して光ビームの
照射位置を情報トラックに追随させることができる。請
求項2に記載の発明によれば、生成された偏倚信号の低
周波成分信号の出力レベルについて、ディスク状記録媒
体N回転当たりの当該出力レベルの平均値を算出し、こ
れに基づいて読取手段を移動するための駆動制御信号を
生成するので、当該駆動制御信号中にディスク状記録媒
体における偏心に起因する偏倚信号の変動成分が混入す
ることがなく、安定して読取手段を移動制御することが
できる。
【0071】従って、常に正確且つ安定して光ビームの
照射位置を情報トラックに追随させることができる。ま
た、集光手段の偏倚を検出することにより平均値を算出
するので、直接的に検出した集光手段の偏倚量に基づい
て駆動制御信号を生成でき、より正確に読取手段の移動
制御が行える。
【0072】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の作用に加えて、算出手段は、ディ
スク状記録媒体上に設定された複数のサンプリング点に
おける低周波成分信号の出力レベルについて、ディスク
状記録媒体N回転当たり当該出力レベルを平均し、平均
値を算出するので、夫々のサンプリング点における上記
出力レベルを平均化するのみで上記平均値を算出でき、
算出手段の構成を簡略化することができる。
【0073】従って、移動サーボ制御装置全体の構成も
簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のキャリッジサーボ系統部の概要
構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態のキャリッジサーボ系統部の主要
部の波形図である。
【図3】サンプリング点の配置の例を示す図であり、
(a)はサンプリング点を二点とする場合を示す図であ
り、(b)はサンプリング点を三点とする場合を示す図
である。
【図4】第2実施形態のキャリッジサーボ系統部の概要
構成を示すブロック図である。
【図5】第2実施形態のキャリッジサーボ系統部の主要
部の波形図である。
【図6】第2実施形態のキャリッジサーボ系統部を説明
する図であり、(a)はキャリッジサーボ系統部の主要
部の波形図であり、(b)はステッピングモータの概要
構成を示す図である。
【図7】一般的なCD再生装置の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】従来例におけるキャリッジコントロール回路の
概要構成を示すブロック図である。
【図9】ディスクの偏心とトラッキングエラー信号の関
係を示す説明図であり、(a)はディスクの偏心を示す
図であり、(b)は誤差信号の波形図であり、(c)は
トラッキングエラー信号の波形図である。
【図10】キャリッジイコライザ回路のゲイン特性を示
す図である。
【符号の説明】
1…ピックアップ 1-2…レンズ 2…プリアンプ 3…トラッキングイコライザ 4、11、21…LPF 5、22、27…コンパレータ 7…ドライバ 8…キャリッジモータ 9…信号処理回路 10…D/A変換器 12…軸 13…スピンドルモータ 14…マイコン 15…トラックコントロール回路 16…キャリッジコントロール回路 17…フォーカスイコライザ 18…スピンドルコントロール回路 20…トラッキングドライバ 23、24…分周器 25、25’…平均器 26…サンプリング器 28…キャリッジドライバ 30…レンズ偏倚センサ 31…基準データ発生器 32…比較器 33…駆動パルス生成器 34…モータドライバ 35…ステッピングモータ 51、52…コイル 53…回転子 B…レーザ光 S、S’…キャリッジサーボ系統部 DK…光ディスク SE…サーボイコライザ部 STE…トラッキングエラー信号 SA …低周波成分信号 SB …サンプリング信号 SC 、SC´…平均化信号 SD 、SD´…駆動タイミング信号 SDD、SED…ドライブ信号 Sn 、Sm …分周信号 SFG…FG信号 SH+、SH-…ホール素子信号 SE …駆動制御信号 SW…スイッチ VZ …基準電圧 VZ´…基準データ P0 、P1 、P2 …サンプリング点
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報トラックを形成して情報が記録され
    たディスク状記録媒体から前記情報を読み取って読み取
    り信号を出力する読取手段と、 駆動制御信号に基づいて前記読取手段を前記ディスク状
    記録媒体の半径方向に移動させる駆動手段と、 前記出力された読み取り信号に基づいて、前記ディスク
    状記録媒体に対して前記情報を記録再生するための光ビ
    ームの前記ディスク状記録媒体上の照射位置の前記情報
    トラックからの偏倚を示すトラッキングエラー信号を生
    成するエラー信号生成手段と、 前記生成されたトラッキングエラー信号から当該トラッ
    キングエラー信号の低周波成分である低周波成分信号を
    抽出する抽出手段と、 前記抽出された低周波成分信号の出力レベルについて、
    前記ディスク状記録媒体N回転(Nは自然数)当たりの
    当該出力レベルの平均値を算出する算出手段と、 前記算出された平均値と予め設定された基準値とを比較
    して駆動タイミング信号を生成する比較手段と、 前記生成された駆動タイミング信号に基づいて前記読取
    手段を前記半径方向に移動させるための前記駆動制御信
    号を生成する生成手段と、 を備えたこを特徴とする移動サーボ制御装置。
  2. 【請求項2】 情報が記録されたディスク状記録媒体に
    対して集光手段を介して光ビームを照射することにより
    前記情報を読み取る読取手段を、駆動制御信号に基づい
    て当該ディスク状記録媒体の半径方向に移動させる駆動
    手段と、 前記ディスク状記録媒体上に前記光ビームを集光するた
    めの前記集光手段の前記ディスク状記録媒体の半径方向
    の偏倚を検出し偏倚信号を出力する偏倚検出手段と、 前記出力された偏倚信号から当該偏倚信号の低周波成分
    である低周波成分信号を抽出する抽出手段と、 前記抽出された低周波成分信号の出力レベルについて、
    前記ディスク状記録媒体N回転(Nは自然数)当たりの
    当該出力レベルの平均値を算出する算出手段と、 前記算出された平均値と予め設定された基準値とを比較
    して駆動タイミング信号を生成する比較手段と、 前記生成された駆動タイミング信号に基づいて前記読取
    手段を前記半径方向に移動させるための前記駆動制御信
    号を生成する生成手段と、 を備えたこを特徴とする移動サーボ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の移動サーボ制御
    装置において、 前記算出手段は、前記ディスク状記録媒体上に予め設定
    された複数のサンプリング点における前記低周波成分信
    号の出力レベルについて、前記ディスク状記録媒体N回
    転(Nは自然数)当たり当該出力レベルを平均し、前記
    平均値を算出することを特徴とする移動サーボ制御装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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