JP2009140261A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】より安定して定電流回路を起動する。
【解決手段】第2の電圧GNDが供給される制御電極、ノードN3と接続された第1の電極、及び第2の電圧供給用ノードN8の電位に基づいた電流が流入する第4のノードN4と接続された第2の電極を備えると共に、第1の電極と第2の電極との間に所定量の電流を通電させるために制御電極に供給される電圧の大きさを表す閾値を所定値としたトランジスタM7、ノードN4と接続された制御電極、第1の電圧が供給される第1の電極、及びノードN2と接続された第2の電極を備えると共に、閾値を所定値より小さくしたトランジスタM5を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路に関する。
従来、低電力化、低消費電力化、小型化、及び高速化を満足する半導体集積回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の半導体集積回路は、図3に示すように、定電流回路部とスタートアップ回路部とを含んでいる。この定電流回路部は、動作点が2つ存在し、それぞれの動作点は、以下のようになる。
(1)I1=I2=0A(ノードN1の電位は電源電圧VDD、ノードN2の電位は接地電圧GND)
(2)トランジスタM1、M2、M3、及びM4の各々の相互コンダクタンスgmを、それぞれgm1、gm2、gm3、及びgm4とした場合
I1=k*T/q*{ln(gm1*gm2/gm3*gm4)}
I2=gm2/gm1*I1
ここで、
k:ボルツマン定数
T:絶対温度
q:電子の電荷量
である。
ここで、スタートアップを行う際には、定電流回路に電流を流して、動作点を(2)によって示されるI1及びI2の電流値まで引き上げる必要がある。
特許文献1に記載の半導体集積回路のスタートアップ回路部は、図3に示すように、M5(PチャンネルMOSトランジスタ)、M6(PチャンネルMOSトランジスタ)、C1(静電容量素子)を含んで構成されている。この場合に、電源VDDを立ち上げた場合、初期の状態は、上記の(1)によって示される動作点の状態であり、ノードN1の電位は電源電圧VDDレベルである。このため、M6はオンせずC1はチャージされない。従って、C1の電荷は0であるので、ノードN3の電位は、ほぼ接地電圧GNDレベルである。そのため、M5はオンして、M4(NチャンネルMOSトランジスタ)に電流を流し込む。これにより、電流ミラーとなっているM3(NチャンネルMOSトランジスタ)、及びM1(PチャンネルMOSトランジスタ)に電流が流れ、M1の電流ミラーとなっているM6に電流が流れることになる。その後、ノードN3は電源電圧レベルVDDまでチャージされてM5はオフし、定電流回路は(2)によって示される動作点で安定する。
この回路構成では、自己バイアス回路に電流が流れ出さない限り、スタートアップ回路はオフすることは無いため、定電流回路は電源立ち上がりスピードによらず、(2)によって示される動作点に安定することが可能となる。
特開2002−124637号広報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の半導体集積回路では、以下のような問題がある。すなわち、低電圧動作が可能な定電流回路では、M1、M2、M3、及びM4のトランジスタとして低い閾値Vt(例えば、0.1V)を使用する場合が多い。この場合、スタートアップ回路で使用しているM6は、M1と電流ミラーしているため、すなわち、M1とカレントミラー回路を構成しているため、M6にはM1と同じ低い閾値Vtのトランジスタが用いられる。一般的にトランジスタは閾値Vtが低いほどオフリーク電流が大きくなり、また、温度が高くなればなるほどオフリーク電流が大きくなる。そのため、低い閾値Vtを使用し、電源電圧の立ち上がりが遅い場合、定電流回路が動作する以前(ノードN1の電位が電源電圧VDDレベルになる以前)に、M6のオフリーク電流によってノードN3がチャージされて、ノードN3の電位が電源電圧VDDレベルになってしまう。これによって、定電流回路にスタートアップ電流を供給するM5が常時、非導通状態になってしまい、定電流回路に電流を供給できないため、定電流回路が起動できなくなってしまう、という問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するために成されたものであり、より安定して定電流回路を起動することができる半導体集積回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の半導体集積回路は、第1の電圧が供給される第1の電圧供給用ノードと接続された第1のカレントミラー回路と、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧が供給される第2の電圧供給用ノードと接続されると共に、前記第1のカレントミラー回路からの電流が流入する第1のノード及び第2のノードを介して前記第1のカレントミラー回路と接続された第2のカレントミラー回路と、前記第1のノードの電圧が供給される制御電極、前記第1の電圧が供給される第1の電極、及び前記第1のノードの電圧に基づいた電流が流入する第3のノードと接続された第2の電極を備えた第1のトランジスタ、前記第2の電圧が供給される制御電極、前記第3のノードと接続された第1の電極、及び前記第2の電圧供給用ノードの電位に基づいた電流が流入する第4のノードと接続された第2の電極を備えると共に、該第1の電極と該第2の電極との間に所定量の電流を通電させるために該制御電極に供給される電圧の大きさを表す閾値を所定値とした第2のトランジスタ、前記第4のノードと接続された制御電極、前記第1の電圧が供給される第1の電極、及び前記第2のノードと接続された第2の電極を備えると共に、前記閾値を前記所定値より小さくした第3のトランジスタ、並びに一方の端子が前記第4のノードと接続され、他方の端子が前記第2の電圧供給用ノードと接続された静電容量素子を備えた起動部とを含んで構成されている。
上記目的を達成するために、請求項2に係る発明の半導体集積回路は、第1の電圧が供給される第1の電圧供給用ノードと接続された第1のカレントミラー回路と、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧が供給される第2の電圧供給用ノードと接続されると共に、前記第1のカレントミラー回路からの電流が流入する第1のノード及び第2のノードを介して前記第1のカレントミラー回路と接続された第2のカレントミラー回路と、前記第1のノードの電圧が供給される制御電極、前記第1の電圧が供給される第1の電極、及び前記第1のノードの電圧に基づいた電流が流入する第3のノードと接続された第2の電極を備えた第1のトランジスタ、前記第2の電圧が供給される制御電極、前記第3のノードと接続された第1の電極、及び前記第2の電圧供給用ノードの電位に基づいた電流が流入する第4のノードと接続された第2の電極を備えると共に、相互コンダクタンスを所定値とした第2のトランジスタ、前記第4のノードと接続された制御電極、前記第1の電圧が供給される第1の電極、及び前記第2のノードと接続された第2の電極を備えると共に、相互コンダクタンスを前記所定値より大きくした第3のトランジスタ、並びに一方の端子が前記第4のノードと接続され、他方の端子が前記第2の電圧供給用ノードと接続された静電容量素子を備えた起動部とを含んで構成されている。
上記目的を達成するために、請求項3に係る発明は、第1の電圧が供給される第1の電圧供給用ノードと接続された第1のカレントミラー回路と、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧が供給される第2の電圧供給用ノードと接続されると共に、前記第1のカレントミラー回路からの電流が流入する第1のノード及び第2のノードを介して前記第1のカレントミラー回路と接続された第2のカレントミラー回路と、一方の端子が前記第1の電圧供給用ノードの電圧に基づいた電流が流入する第3のノードと接続され他方の端子が前記第1の電圧供給用ノードと接続された静電容量素子、前記第2のノードの電圧が供給される制御電極、前記第2の電圧が供給される第1の電極、及び前記第2のノードの電圧に基づいた電流が流入する第4のノードと接続された第2の電極を備えた第1のトランジスタ、前記第1の電圧が供給される制御電極、前記第4のノードと接続された第1の電極、及び前記第3のノードと接続された第2の電極を備えると共に、該第1の電極と該第2の電極との間に所定量の電流を通電させるために該制御電極に供給される電圧の大きさを表す閾値を所定値とした第2のトランジスタ、並びに前記第3のノードと接続された制御電極、前記第2の電圧が供給される第1の電極、及び前記第1のノードと接続された第2の電極を備えると共に、前記閾値を前記所定値より小さくした第3のトランジスタを備えた起動部とを含んで構成されている。
上記目的を達成するために、請求項4に係る発明は、第1の電圧が供給される第1の電圧供給用ノードと接続された第1のカレントミラー回路と、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧が供給される第2の電圧供給用ノードと接続されると共に、前記第1のカレントミラー回路からの電流が流入する第1のノード及び第2のノードを介して前記第1のカレントミラー回路と接続された第2のカレントミラー回路と、一方の端子が前記第1の電圧供給用ノードの電圧に基づいた電流が流入する第3のノードと接続され他方の端子が前記第1の電圧供給用ノードと接続された静電容量素子、前記第2のノードの電圧が供給される制御電極、前記第2の電圧が供給される第1の電極、及び前記第2のノードの電圧に基づいた電流が流入する第4のノードと接続された第2の電極を備えた第1のトランジスタ、前記第1の電圧が供給される制御電極、前記第4のノードと接続された第1の電極、及び前記第3のノードと接続された第2の電極を備えると共に、相互コンダクタンスを所定値とした第2のトランジスタ、並びに前記第3のノードと接続された制御電極、前記第2の電圧が供給される第1の電極、及び前記第1のノードと接続された第2の電極を備えると共に、相互コンダクタンスを前記所定値より大きくした第3のトランジスタを備えた起動部とを含んで構成されている。
本発明の半導体集積回路によれば、より安定して定電流回路を起動することができる、という効果が得られる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態の半導体集積回路に係わる回路図である。
初めに、本発明の第1の実施の形態の半導体集積回路の構成を説明する。本発明の第1の実施の形態の半導体集積回路10は、第1の電圧(例えば、1Vの電源電圧VDD)が供給される第1の電圧供給用ノードN7、第1の電圧よりも低い第2の電圧(例えば、接地電圧GND)が供給される第2の電圧供給用ノードN8、定電流回路部12、及びスタートアップ回路14を備えている。
定電流回路部12は、第1のノードN1と、第2のノードN2と、第1のカレントミラー回路101と、第2のカレントミラー回路102と、抵抗部R1とを含んで構成されている。
第1のカレントミラー回路101は、2つの第1導電型のトランジスタ(PチャンネルMOSトランジスタ)M1、M2により構成されている。PチャンネルMOSトランジスタは、制御電極(ゲート電極)と、第1の電極(例えばソース電極)と、第2の電極(例えばドレイン電極)とにより構成されている。PチャンネルMOSトランジスタM1及びPチャンネルMOSトランジスタM2の各制御電極は、お互いに接続されている。PチャンネルMOSトランジスタM1及びPチャンネルMOSトランジスタM2の各第1の電極は、第1の電圧が供給される第1の電圧供給用ノードN7と接続されている。PチャンネルMOSトランジスタM1の第2の電極は第1のノードN1と接続され、PチャンネルMOSトランジスタM2の第2の電極は第2のノードN2と接続されている。なお、PチャンネルMOSトランジスタM1の制御電極は、PチャンネルMOSトランジスタM1の第2の電極と接続(短絡)されている。ここで、第1のカレントミラー回路101は、制御電極に第1の電圧レベルの電圧が供給されると非導通状態となり、第2の電圧レベルの電圧が供給されると導通状態となる。なお、PチャンネルMOSトランジスタM1の第1の電極と第1の電圧が供給される第1の電圧供給用ノードN7とが直接接続され、第2の電極と制御電極とが直接接続されていることにより、従来の半導体集積回路に比べ、高速に動作を行える。
第2のカレントミラー回路102は、2つの第2導電型のトランジスタ(NチャンネルMOSトランジスタ)M3、M4により構成されている。NチャンネルMOSトランジスタは、制御電極(ゲート電極)と、第1の電極(例えばソース電極)と、第2の電極(例えばドレイン電極)とにより構成されている。NチャンネルMOSトランジスタM3及びNチャンネルMOSトランジスタM4の各制御電極は、お互いに接続されている。NチャンネルMOSトランジスタM3の第1の電極は抵抗部R1の一方の端子と接続され、第2の電極は第1のノードN1と接続されている。NチャンネルMOSトランジスタM4の第1の電極は第1の電圧よりも低い第2の電圧が供給される第2の電圧供給用ノードN8と接続され、第2の電極は第2のノードN2と接続されている。なお、NチャンネルMOSトランジスタM4の制御電極は、第2の電極と接続(短絡)されている。ここで、第2のカレントミラー回路102は、制御電極に第1の電圧レベルの電圧が供給されると導通状態となり、第2の電圧レベルの電圧が供給されると非導通状態となる。
抵抗部R1の一方の端子は第3のNチャンネルMOSトランジスタM3の第1の電極と接続され、他方の端子は第2の電圧が供給される第2の電圧供給用ノードN8と接続されている。第1のノードN1と第2のノードN2とに流れる電流は、第2のカレントミラー回路102の電流利得により定まり、抵抗部R1によって決定されている。
スタートアップ回路部14は、PチャンネルMOSトランジスタM5と、PチャンネルMOSトランジスタM6と、PチャンネルMOSトランジスタM7と、静電容量素子(例えば、コンデンサ)C1と、第3のノードN3、第4のノードN4とにより構成されている。
PチャンネルMOSトランジスタM5の制御電極は第4のノードN4と接続され、第1の電極は第1の電圧が供給される第1の電圧供給用ノードN7と接続され、第2の電極は第2のノードN2と接続されている。ここで、PチャンネルMOSトランジスタM5は、制御電極に第1の電圧レベルの電圧が供給されると非導通状態となり、第2の電圧レベルの電圧が供給されると導通状態となる。PチャンネルMOSトランジスタM6の制御電極は第1のカレントミラー回路101の制御電極(第1のノードN1でも良い)と接続され、PチャンネルMOSトランジスタM1とPチャンネルMOSトランジスタM6とはカレントミラー回路を構成している。PチャンネルMOSトランジスタM6の第1の電極は第1の電圧が供給される第1の電圧供給用ノードN7と接続され、第2の電極は第3のノードN3と接続されている。ここで、PチャンネルMOSトランジスタM6は、制御電極に第1の電圧レベルの電圧が供給されると非導通状態となり、第2の電圧レベルの電圧が供給されると導通状態となる。PチャンネルMOSトランジスタM7の制御電極は第2の電圧が供給されるノードと接続され、第1の電極は第3のノードN3と接続され、第2の電極は第4のノードN4と接続されている。ここで、PチャンネルMOSトランジスタM7は、制御電極に第1の電圧レベルの電圧が供給されると非導通状態となり、第2の電圧レベルの電圧が供給されると導通状態となる。静電容量素子C1の一方の端子は第4のノードN4と接続され、他方の端子は第2の電圧が供給される第2の電圧供給用ノードと接続されている。
なお、上記で説明したトランジスタ、例えばPチャンネルMOSトランジスタM1、M2、M5、M6は低電圧動作を可能にするため低い閾値Vt−low(例えば、0.5V)が使用されているが、PチャンネルMOSトランジスタM7は、この低い閾値Vt−lowよりも高い閾値Vt−high(例えば、0.9V)が使用されている。なお、これらの閾値は、所定の電流Isが流れる場合のソース−ゲート間の電位差(いわゆるVBE)を表している。
次に、本発明の第1の実施の形態の半導体集積回路の動作を説明する。
電源立ち上げ時において、第1のノードN1の電圧レベルは、ほぼ第1の電圧レベルであり、第2のノードN2の電圧レベルは、ほぼ第2の電圧レベルであり、第4のノードN4の電圧レベルは、ほぼ第2の電圧レベルである。よって、スタートアップ回路部14のPチャンネルMOSトランジスタM5の制御電極には、第2の電圧が供給される。従って、PチャンネルMOSトランジスタM5は導通状態となり、PチャンネルMOSトランジスタM5を介して、第2のノードN2に電流が流れる。これにより、第2のノードN2の電圧レベルは上昇し、第2のカレントミラー回路102のNチャンネルMOSトランジスタM3及びNチャンネルMOSトランジスタM4は導通状態となる。よって、第1のノードN1に電流が流れ、第1のノードN1の電圧レベルが降下する。第1のノードN1の電圧レベルが第2の電圧レベルまで降下すると、第1のカレントミラー回路101のPチャンネルMOSトランジスタM1及びPチャンネルMOSトランジスタM2は導通状態となる。よって、PチャンネルMOSトランジスタM1を介して、第1のノードN1に電流が流れる。また、PチャンネルMOSトランジスタM2を介して、第2のノードN2に電流が流れる。
一方、第1のノードN1の電圧レベルが降下することにより、スタートアップ回路部14のPチャンネルMOSトランジスタM6の制御電極に供給される電圧の電圧レベルも降下する。第1のノードN1の電圧レベルが第2の電圧レベルまで降下すると、PチャンネルMOSトランジスタM6は導通状態となり、PチャンネルMOSトランジスタM6、及び初期状態で導通状態となっているPチャンネルMOSトランジスタM7を介して第4のノードN4及び静電容量素子C1に電流が流れる。そして、静電容量素子C1は電荷を徐々に蓄え、容量一杯に電荷が蓄えられると、第4のノードN4に電流は流れなくなる。ここで、静電容量素子C1が電荷を蓄えることにより、第4のノードN4の電圧が上昇する。第4のノードN4の電圧レベルが第1の電圧レベルまで上昇すると、スタートアップ回路部14のPチャンネルMOSトランジスタM5は非導通状態となる。このとき、PチャンネルMOSトランジスタM5は非導通状態となるが、第1のノードN1及び第2のノードN2には、すでに電流が流れている。そのため、定電流回路部12は、以降、安定して動作することができる。
ここで、本発明の原理について詳細に説明すると、電源立ち上げが遅い場合には、PチャンネルMOSトランジスタM5、M7以外の各トランジスタ(M1、M2、M3、M4、M6)は、初期状態でオフしている状態(非導通状態)ではあるが、電圧が上がるにつれて、オフリーク電流を発生するようになる。PチャンネルMOSトランジスタM6がオフリーク電流を発生すると、ノードN3の電圧レベルは第1の電圧に近いレベルになる。ここで、PチャンネルMOSトランジスタM7は初期状態で導通状態であるため、静電容量素子C1に電荷がチャージされて、ノードN4の電圧レベルは上昇する。このノードN4の電圧レベルが上昇して、PチャンネルMOSトランジスタM5が非導通状態となるまでに、PチャンネルMOSトランジスタM5は電流をNチャンネルMOSトランジスタM4に供給し、定電流回路部12に起動をかける。
電源立ち上げ途中でのPチャンネルMOSトランジスタM5とPチャンネルMOSトランジスタM7とのオン電流を比較した場合、上述したようにPチャンネルMOSトランジスタM5には低い閾値Vt−low(例えば、0.5V)が使用され、PチャンネルMOSトランジスタM7には、この低い閾値Vt−lowよりも高い閾値Vt−high(例えば、0.9V)が使用されているので、PチャンネルMOSトランジスタM5のオン電流は、PチャンネルMOSトランジスタM7のオン電流よりも大きくなる。これにより、静電容量素子C1へ電荷をチャージする前にPチャンネルMOSトランジスタM5がオン状態(導通状態)となることで、PチャンネルMOSトランジスタM5のオン電流をスタートアップさせるためのスタートアップ電流として定電流回路部12に供給し、起動をかけることになる。その後、ノードN4は第1の電圧レベルまでチャージされて、PチャンネルMOSトランジスタM5はオフ状態となって、定電流回路部12は下記の(3)が示す動作点で安定する。
(3)トランジスタM1、M2、M3、及びM4の各々の相互コンダクタンスgmを、それぞれgm1、gm2、gm3、及びgm4とした場合
I1=k*T/q*{ln(gm1*gm2/gm3*gm4)}
I2=gm2/gm1*I1
ここで、
k:ボルツマン定数
T:絶対温度
q:電子の電荷量
であり、*は乗算記号を表す。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、PチャンネルMOSトランジスタM6と静電容量素子C1との間に、高い閾値Vt−high(例えば、0.9V)が使用されたPチャンネルMOSトランジスタM7を設けたことで、低い閾値Vt−low(例えば、0.5V)が使用されたトランジスタで構成されている定電流回路部12での電源電圧VDDの立ち上がりが遅い場合でも、必ずPチャンネルMOSトランジスタM5がオン状態となり、定電流回路部12にスタートアップ電流を供給し、確実に上記の(3)が示す動作点に安定することが可能となる。
なお、第1の実施の形態において、PチャンネルMOSトランジスタM5に低い閾値Vt−low(例えば、0.5V)を使用して、PチャンネルMOSトランジスタM7に、この低い閾値Vt−lowよりも高い閾値Vt−high(例えば、0.9V)を使用することにより、PチャンネルMOSトランジスタM5のオン電流が、PチャンネルMOSトランジスタM7のオン電流よりも大きくなる例について説明したが、PチャンネルMOSトランジスタM5の相互コンダクタンスgm5よりPチャンネルMOSトランジスタM7の相互コンダクタンスgm7が小さくなるようにすることにより、PチャンネルMOSトランジスタM5のオン電流が、PチャンネルMOSトランジスタM7のオン電流よりも大きくなるようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
図2は、本発明の第2の実施の形態の半導体集積回路に係わる回路図である。
本発明の第2の実施の形態の半導体集積回路は、本発明の第1の実施の形態の半導体集積回路のスタートアップ回路部14におけるPチャンネルMOSトランジスタM5、M6、M7の代わりに、NチャンネルMOSトランジスタM8、M9、M10を設けた構成になっている。
スタートアップ回路部14のNチャンネルMOSトランジスタM8の制御電極は第5のノードN5と接続され、第1の電極は第2の電圧が供給される第2の電圧供給用ノードN8と接続され、第2の電極は第1のノードN1と接続されている。ここで、NチャンネルMOSトランジスタM8は、制御電極に第1の電圧レベルの電圧が供給されると導通状態となり、第2の電圧レベルの電圧が供給されると非導通状態となる。NチャンネルMOSトランジスタM9の制御電極は第2のカレントミラー回路102の制御電極(第2のノードN2でも良い)と接続され、NチャンネルMOSトランジスタM3とNチャンネルMOSトランジスタM9とはカレントミラー回路を構成している。NチャンネルMOSトランジスタM9の第1の電極は第2の電圧が供給される第2の電圧供給用ノードN8と接続され、第2の電極は第6のノードN6と接続されている。ここで、NチャンネルMOSトランジスタM9は、制御電極に第1の電圧レベルの電圧が供給されると導通状態となり、第2の電圧レベルの電圧が供給されると非導通状態となる。NチャンネルMOSトランジスタM10の制御電極は第1の電圧が供給される第1の電圧供給用ノードN7と接続され、第1の電極は第5のノードN5と接続され、第2の電極は第6のノードN6と接続されている。ここで、NチャンネルMOSトランジスタM10は、制御電極に第1の電圧レベルの電圧が供給されると導通状態となり、第2の電圧レベルの電圧が供給されると非導通状態となる。静電容量素子C1の一方の端子は第5のノードN5と接続され、他方の端子は第1の電圧が供給されるノードと接続されている。
なお、上記で説明したトランジスタ、例えばPチャンネルMOSトランジスタM1、M2、NチャンネルMOSトランジスタM3、M4、M8、M9は低電圧動作を可能にするため低い閾値Vt−low(例えば、0.5V)が使用されているが、NチャンネルMOSトランジスタM10は、この低い閾値Vt−lowよりも高い閾値Vt−high(例えば、0.9V)が使用されている。なお、これらの閾値は、上記で説明したように、所定の電流Isが流れる場合のソース−ゲート間の電位差(いわゆるVBE)を表している。
次に、本発明の第2の実施の形態の半導体集積回路の動作を説明する。
電源立ち上げ時において、第1のノードN1の電圧レベルは、ほぼ第1の電圧レベルであり、第2のノードN2の電圧レベルは、ほぼ第2の電圧レベルであり、第5のノードN5の電圧レベルは、ほぼ第1の電圧レベルである。よって、スタートアップ回路部14のNチャンネルMOSトランジスタM8の制御電極には、第1の電圧が供給される。従って、NチャンネルMOSトランジスタM8は導通状態となり、NチャンネルMOSトランジスタM8を介して、第1のノードN1に電流が流れる。それにより、第1のノードN1の電圧レベルは降下し、第1のカレントミラー回路101のPチャンネルMOSトランジスタM1及びPチャンネルMOSトランジスタM2は導通状態となる。よって、第2のノードN2に電流が流れ、第2のノードN2の電圧レベルが上昇する。第2のノードN2の電圧レベルが第1の電圧レベルまで上昇すると、第2のカレントミラー回路102のNチャンネルMOSトランジスタM3及びNチャンネルMOSトランジスタM4は導通状態となる。よって、第1のノードN1及び第2のノードN2に電流が流れる。
一方、第2のノードN2の電圧レベルが上昇することにより、スタートアップ回路部14のNチャンネルMOSトランジスタM9の制御電極に供給される電圧の電圧レベルも上昇する。第2のノードN2の電圧レベルが第1の電圧レベルまで上昇すると、NチャンネルMOSトランジスタM9は導通状態となる。また、NチャンネルMOSトランジスタM10は初期状態で導通状態となっている。これにより、静電容量素子C1の蓄えている電荷が徐々に流れてなくなることにより、第5のノードN5の電圧が降下する。第5のノードN5の電圧レベルが第2の電圧レベルまで降下すると、スタートアップ回路部14のNチャンネルMOSトランジスタM8は非導通状態となる。このとき、NチャンネルMOSトランジスタM8は非導通状態となるが、第1のノードN1及び第2のノードN2には、すでに電流が流れている。そのため、定電流回路部12は、以降、安定して動作することができる。
ここで、本発明の原理について詳細に説明すると、電源立ち上げが遅い場合には、NチャンネルMOSトランジスタM8、M10以外の各トランジスタ(M1、M2、M3、M4、M9)は、初期状態でオフしている状態(非導通状態)ではあるが、電圧が上がるにつれて、オフリーク電流を発生するようになる。NチャンネルMOSトランジスタM9がオフリーク電流を発生すると、ノードN6の電圧レベルは第1の電圧に近いレベルになる。ここで、PチャンネルMOSトランジスタM10は初期状態で導通状態であるため、静電容量素子C1から電荷がディスチャージされて、徐々にノードN5の電圧レベルが下降する。このノードN5の電圧レベルが下降して、NチャンネルMOSトランジスタM8がオフ状態となるまで、PチャンネルMOSトランジスタM8は電流をPチャンネルMOSトランジスタM1に供給し、定電流回路部12に起動をかける。
電源立ち上げ途中でのNチャンネルMOSトランジスタM8とNチャンネルMOSトランジスタM10とのオン電流を比較した場合、NチャンネルMOSトランジスタM8には低い閾値Vt−low(例えば、0.5V)が使用され、NチャンネルMOSトランジスタM10には、この低い閾値Vt−lowよりも高い閾値Vt−high(例えば、0.9V)が使用されているので、NチャンネルMOSトランジスタM8のオン電流は、NチャンネルMOSトランジスタM10のオン電流よりも大きくなる。これにより、静電容量素子C1から電荷をディスチャージする前にNチャンネルMOSトランジスタM8がオン状態となることで、NチャンネルMOSトランジスタM8のオン電流をスタートアップさせるためのスタートアップ電流として定電流回路部12に供給し、起動をかけることになる。その後、ノードN5は第2の電圧レベルまでディスチャージされて、NチャンネルMOSトランジスタM8はオフ状態となって、定電流回路部12は上記の(3)が示す動作点で安定する。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、NチャンネルMOSトランジスタM9と静電容量素子C1との間に、高い閾値Vt−high(例えば、0.9V)が使用されたNチャンネルMOSトランジスタM10を設けたことで、低い閾値Vt−low(例えば、0.5V)が使用されたトランジスタで構成されている定電流回路部12での電源電圧VDDの立ち上がりが遅い場合でも、必ずNチャンネルMOSトランジスタM8がオン状態となり、定電流回路部12にスタートアップ電流を供給し、確実に上記の(3)が示す動作点に安定することが可能となる。
なお、第2の実施の形態において、NチャンネルMOSトランジスタM8に低い閾値Vt−low(例えば、0.5V)を使用して、NチャンネルMOSトランジスタM10に、この低い閾値Vt−lowよりも高い閾値Vt−high(例えば、0.9V)を使用することにより、NチャンネルMOSトランジスタM8のオン電流が、NチャンネルMOSトランジスタM10のオン電流よりも大きくなる例について説明したが、NチャンネルMOSトランジスタM10の相互コンダクタンスgm10が、NチャンネルMOSトランジスタM8の相互コンダクタンスgm8が小さくなるようにすることにより、NチャンネルMOSトランジスタM8のオン電流が、NチャンネルMOSトランジスタM10のオン電流よりも大きくなるようにしてもよい。
なお、以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の各実施の形態では、第1の電極としてソース電極、第2の電極としてドレイン電極を例に挙げて説明したが、第1の電極をドレイン電極、第2の電極をソース電極となるようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路の構成を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体集積回路の構成を示す概略図である。 従来の半導体集積回路の構成を示す概略図である。
符号の説明
12・・・・・・・・・・・・・・・定電流回路部
14・・・・・・・・・・・・・・・スタートアップ回路部14
101・・・・・・・・・・・・・・第1のカレントミラー回路
102・・・・・・・・・・・・・・第2のカレントミラー回路
M1、M2、M5、M6、M7・・・PチャンネルMOSトランジスタ
M3、M4・・・・・・・・・・・・NチャンネルMOSトランジスタ

Claims (4)

  1. 第1の電圧が供給される第1の電圧供給用ノードと接続された第1のカレントミラー回路と、
    前記第1の電圧よりも低い第2の電圧が供給される第2の電圧供給用ノードと接続されると共に、前記第1のカレントミラー回路からの電流が流入する第1のノード及び第2のノードを介して前記第1のカレントミラー回路と接続された第2のカレントミラー回路と、
    前記第1のノードの電圧が供給される制御電極、前記第1の電圧が供給される第1の電極、及び前記第1のノードの電圧に基づいた電流が流入する第3のノードと接続された第2の電極を備えた第1のトランジスタ、前記第2の電圧が供給される制御電極、前記第3のノードと接続された第1の電極、及び前記第2の電圧供給用ノードの電位に基づいた電流が流入する第4のノードと接続された第2の電極を備えると共に、該第1の電極と該第2の電極との間に所定量の電流を通電させるために該制御電極に供給される電圧の大きさを表す閾値を所定値とした第2のトランジスタ、前記第4のノードと接続された制御電極、前記第1の電圧が供給される第1の電極、及び前記第2のノードと接続された第2の電極を備えると共に、前記閾値を前記所定値より小さくした第3のトランジスタ、並びに一方の端子が前記第4のノードと接続され、他方の端子が前記第2の電圧供給用ノードと接続された静電容量素子を備えた起動部と、
    を含む半導体集積回路。
  2. 第1の電圧が供給される第1の電圧供給用ノードと接続された第1のカレントミラー回路と、
    前記第1の電圧よりも低い第2の電圧が供給される第2の電圧供給用ノードと接続されると共に、前記第1のカレントミラー回路からの電流が流入する第1のノード及び第2のノードを介して前記第1のカレントミラー回路と接続された第2のカレントミラー回路と、
    前記第1のノードの電圧が供給される制御電極、前記第1の電圧が供給される第1の電極、及び前記第1のノードの電圧に基づいた電流が流入する第3のノードと接続された第2の電極を備えた第1のトランジスタ、前記第2の電圧が供給される制御電極、前記第3のノードと接続された第1の電極、及び前記第2の電圧供給用ノードの電位に基づいた電流が流入する第4のノードと接続された第2の電極を備えると共に、相互コンダクタンスを所定値とした第2のトランジスタ、前記第4のノードと接続された制御電極、前記第1の電圧が供給される第1の電極、及び前記第2のノードと接続された第2の電極を備えると共に、相互コンダクタンスを前記所定値より大きくした第3のトランジスタ、並びに一方の端子が前記第4のノードと接続され、他方の端子が前記第2の電圧供給用ノードと接続された静電容量素子を備えた起動部と、
    を含む半導体集積回路。
  3. 第1の電圧が供給される第1の電圧供給用ノードと接続された第1のカレントミラー回路と、
    前記第1の電圧よりも低い第2の電圧が供給される第2の電圧供給用ノードと接続されると共に、前記第1のカレントミラー回路からの電流が流入する第1のノード及び第2のノードを介して前記第1のカレントミラー回路と接続された第2のカレントミラー回路と、
    一方の端子が前記第1の電圧供給用ノードの電圧に基づいた電流が流入する第3のノードと接続され他方の端子が前記第1の電圧供給用ノードと接続された静電容量素子、前記第2のノードの電圧が供給される制御電極、前記第2の電圧が供給される第1の電極、及び前記第2のノードの電圧に基づいた電流が流入する第4のノードと接続された第2の電極を備えた第1のトランジスタ、前記第1の電圧が供給される制御電極、前記第4のノードと接続された第1の電極、及び前記第3のノードと接続された第2の電極を備えると共に、該第1の電極と該第2の電極との間に所定量の電流を通電させるために該制御電極に供給される電圧の大きさを表す閾値を所定値とした第2のトランジスタ、並びに前記第3のノードと接続された制御電極、前記第2の電圧が供給される第1の電極、及び前記第1のノードと接続された第2の電極を備えると共に、前記閾値を前記所定値より小さくした第3のトランジスタを備えた起動部と、
    を含む半導体集積回路。
  4. 第1の電圧が供給される第1の電圧供給用ノードと接続された第1のカレントミラー回路と、
    前記第1の電圧よりも低い第2の電圧が供給される第2の電圧供給用ノードと接続されると共に、前記第1のカレントミラー回路からの電流が流入する第1のノード及び第2のノードを介して前記第1のカレントミラー回路と接続された第2のカレントミラー回路と、
    一方の端子が前記第1の電圧供給用ノードの電圧に基づいた電流が流入する第3のノードと接続され他方の端子が前記第1の電圧供給用ノードと接続された静電容量素子、前記第2のノードの電圧が供給される制御電極、前記第2の電圧が供給される第1の電極、及び前記第2のノードの電圧に基づいた電流が流入する第4のノードと接続された第2の電極を備えた第1のトランジスタ、前記第1の電圧が供給される制御電極、前記第4のノードと接続された第1の電極、及び前記第3のノードと接続された第2の電極を備えると共に、相互コンダクタンスを所定値とした第2のトランジスタ、並びに前記第3のノードと接続された制御電極、前記第2の電圧が供給される第1の電極、及び前記第1のノードと接続された第2の電極を備えると共に、相互コンダクタンスを前記所定値より大きくした第3のトランジスタを備えた起動部と、
    を含む半導体集積回路。
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