JPH0659761A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH0659761A
JPH0659761A JP20989792A JP20989792A JPH0659761A JP H0659761 A JPH0659761 A JP H0659761A JP 20989792 A JP20989792 A JP 20989792A JP 20989792 A JP20989792 A JP 20989792A JP H0659761 A JPH0659761 A JP H0659761A
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Koji Yokozawa
晃二 横澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】CMOS素子による定電流回路において、電源
投入からすばやく安定動作状態となる様にすること。 【構成】PchFET1,2とNchFET3,4と抵
抗5とで構成される定電流回路に、電源投入時に微分パ
ルスを発生させる為のコンデンサ10とNchFET6
とを縦列に接続し、その微分パルスをゲートに接続した
NchFET7を有し、NchFET7のドレインと前
記PchFET1,2のゲートとを接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路に関し、
特にCMOSICに内蔵される定電流回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の定電流回路の一例の回路図
である。図3における定電流回路はPチャネル型電界効
果トランジスタ(以下PchFETと称す)1,2と、
Nチャネル型電界効果トランジスタ(以下NchFET
と称す)3,4と、抵抗5とが、電源(VDD)8と接
地(VSS)9との間に配置されている。図3における
定電流回路は、PchFET1,2のサイズ比と、Nc
hFET3,4とのサイズ比と、抵抗5の値とにより決
定され、定電流I1,I2の値は次の(1),(2)式
であらわされる。
【0003】
【0004】従って、動作が安定した状態では、前記
(2)式より、電源電圧に依存しない定電流が得られる
ことがわかる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した定電
流回路の動作が、電源投入時から安定状態となるまでの
時間を考えてみると、電源投入時は各FETのゲート容
量を主とする寄生容量により、図4に示す様に、a点は
電源(VDD),b点は接地(VSS)に近い電位(す
なわち各FETがオフした状態)から動作を開始する
為、定電流回路として安定状態となる電位になるまでに
は、各FETのオフリークや外来ノイズ等により徐々に
立上っており、図4に示す電源投入t1から安定状態t
4までの長い時間を必要とする欠点があった。
【0006】本発明の目的は、前記欠点を解決し、短い
時間で定電流回路が安定状態となる様な半導体集積回路
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
の第1の構成は、第1の電源に第1導電型の第1及び第
2の電界効果トランジスタのソース又はドレインを接続
し、前記第1の電界効果トランジスタのゲートとドレイ
ン又はソースと、前記第2の電界効果トランジスタのゲ
ートと、第2導電型の第3の電界効果トランジスタのド
レイン又はソースとを接続し、前記第3の電界効果トラ
ンジスタのゲートと、前記第2の電界効果トランジスタ
のドレイン又はソースと、第2導電型の第4の電界効果
トランジスタのゲートとドレイン又はソースとを接続
し、前記第3の電界効果トランジスタのソース又はドレ
インと抵抗の一方の端子とを接続し、前記抵抗の他方の
端子と前記第4の電界効果トランジスタのソース又はド
レインと第2の電源とを接続した定電流回路を設け、前
記第1,第3の電界効果トランジスタの共通接続点又は
前記第2,第4の電界効果トランジスタの共通接続点
と、第2導電型又は第1導電型の第5の電界効果トラン
ジスタのドレイン又はソースとを接続し、前記第5の電
界効果トランジスタのゲートと、コンデンサの一方の端
子と、第2導電型又は第1導電型の第6の電界効果トラ
ンジスタのドレイン又はソースとを接続し、前記第6の
電界効果トランジスタのゲートと、前記コンデンサの他
方の端子と、前記第1の電源又は第2の電源とを接続
し、前記第5の電界効果トランジスタのソース又はドレ
インと、前記第6の電界効果トランジスタのソース又は
ドレインと、前記第2の電源又は第1の電源とを接続し
たことを特徴とする。
【0008】本発明の半導体集積回路の第2の構成は、
第1の電源に第1導電型の第1及び第2の電界効果トラ
ンジスタのソース又はドレインを接続し、前記第1の電
界効果トランジスタのゲートとドレイン又はソースと、
前記第2の電界効果トランジスタのゲートと、第2導電
型の第3の電界効果トランジスタのドレイン又はソース
とを接続し、前記第3の電界効果トランジスタのゲート
と、前記第2の電界効果トランジスタのドレイン又はソ
ースと、第2導電型の第4の電界効果トランジスタのゲ
ートとドレイン又はソースとを接続し、前記第3の電界
効果トランジスタのソース又はドレインと抵抗の一方の
端子とを接続し、前記抵抗の他方の端子と前記第4の電
界効果トランジスタのソース又はドレインと第2の電源
とを接続した定電流回路を設け、前記第1,第3の電界
効果トランジスタの共通接続点又は前記第2,第4の電
界効果トランジスタの共通接続点と、第2導電型又は第
1導電型の第5の電界効果トランジスタのドレイン又は
ソースとを接続し、前記第5の電界効果トランジスタの
ゲートと、コンデンサの一方の端子と、第2導電型又は
第1導電型の第6の電界効果トランジスタのドレイン又
はソースとを接続し、前記第6の電界効果トランジスタ
のゲートと、前記第1の電源又は第2の電源とを接続
し、前記第5の電界効果トランジスタのソース又はドレ
インと、前記第6の電界効果トランジスタのソース又は
ドレインと、前記第2の電源又は第1の電源とを接続
し、前記コンデンサの他方の端子には、リセット信号が
入力されるバッファの出力が接続されていることを特徴
とする。
【0009】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の半導体集積回
路の回路図である。図1において、本実施例の半導体集
積回路は、PchFET1,2と、NchFET3,4
と、抵抗5とで構成される定電流回路に、NchFET
6,7と、コンデンサ10とを付加している。
【0010】図1の実施例を、図2の(a),(b)に
示す電圧/時間の特性図を用いて説明する。図2(a)
のt0〜t1が電源OFF,t1で電源投入、この後電
源(VDD)を一定電圧に保った状態を示している。こ
こで、t1で電源投入すると同時に、図1に示すNch
FET6がONし、NchFET6のドレインとコンデ
ンサ10の共通接続点c点には図2の(b)に示す様な
微分パルスが発生する。また、このc点はNchFET
7のゲートにも入力されており、電源投入と同時に瞬間
的にNchCET7がONする。従って、NchFET
7がONする事によって、図1のa点電位はVSS電位
側に引かれ、PchFET1,2は瞬間的にONする。
また、PchFET1,2がONする事により、b点電
位がVDD電位側に引かれ、NchFET3,4を瞬間
的にONする。
【0011】しかし、この様な状態は、c点の微分パル
スが出てNchFET7がONしている間だけで、この
NchFET7がOFFすると、PchFET1,2と
NchFET3,4と抵抗5とで構成される定電流回路
のa点,b点は、すばやく安定動作状態(図2(a)の
t2以降)となるのがわかる。
【0012】図5は本発明の第2の実施例の半導体集積
回路を示す回路図である。図5において、本実施例は、
図1のNchFET6,7とコンデンサ10とを、Pc
hFET11,12とコンデンサ13に置き換えた回路
であり、その他の部分は図1と同様である。
【0013】図6は本発明の第3の実施例の半導体集積
回路を示す回路図である。図6において、本実施例は、
図1のコンデンタ10の一端を定電源から離し、ここに
バッファ15の出力を接続している。バッファ15の入
力にはリセット信号入力端子16が接続されている。
【0014】図1の第1の実施例が電源投入時のみであ
った効果を、本実施例では、リセット信号によって任意
の時間に効果が得られる様にした。
【0015】尚、図6は図1の応用令であるが、同様に
図5についても、図6のようにバッファ15を介しても
よい。
【0016】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明は、電源投入
時やリセット信号等に微分パルスを発生し利用する事
で、従来FETのオフリークや外来ノイズ等で動作が立
上る為に安定動作状態になるまでの時間が長かった定電
流回路を、すばやく安定動作状態にできるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の定電流回路を示す回路
図である。
【図2】(a),(b)は図1の実施例の電圧/時間関
係を示す特性図である。
【図3】従来の定電流回路を示す回路図である。
【図4】図3に示す回路の電圧/時間関係を示す特性図
である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2,11,12 Pチャネル型電界効果トランジ
スタ 3,4,6,7 Nチャネル型電界効果トランジスタ 5 抵抗 8 電源(VDD) 9 接地(VSS) 10,13,14 コンデンサ 15 バッファ 16 リセット信号入力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源に第1導電型の第1及び第2
    の電界効果トランジスタのソース又はドレインを接続
    し、前記第1の電界効果トランジスタのゲートとドレイ
    ン又はソースと、前記第2の電界効果トランジスタのゲ
    ートと、第2導電型の第3の電界効果トランジスタのド
    レイン又はソースとを接続し、前記第3の電界効果トラ
    ンジスタのゲートと、前記第2の電界効果トランジスタ
    のドレイン又はソースと、第2導電型の第4の電界効果
    トランジスタのゲートとドレイン又はソースとを接続
    し、前記第3の電界効果トランジスタのソース又はドレ
    インと抵抗の一方の端子とを接続し、前記抵抗の他方の
    端子と前記第4の電界効果トランジスタのソース又はド
    レインと第2の電源とを接続した定電流回路を設け、前
    記第1,第3の電界効果トランジスタの共通接続点又は
    前記第2,第4の電界効果トランジスタの共通接続点
    と、第2導電型又は第1導電型の第5の電界効果トラン
    ジスタのドレイン又はソースとを接続し、前記第5の電
    界効果トランジスタのゲートと、コンデンサの一方の端
    子と、第2導電型又は第1導電型の第6の電界効果トラ
    ンジスタのドレイン又はソースとを接続し、前記第6の
    電界効果トランジスタのゲートと、前記コンデンサの他
    方の端子と、前記第1の電源又は第2の電源とを接続
    し、前記第5の電界効果トランジスタのソース又はドレ
    インと、前記第6の電界効果トランジスタのソース又は
    ドレインと、前記第2の電源又は第1の電源とを接続し
    たことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 第1の電源に第1導電型の第1及び第2
    の電界効果トランジスタのソース又はドレインを接続
    し、前記第1の電界効果トランジスタのゲートとドレイ
    ン又はソースと、前記第2の電界効果トランジスタのゲ
    ートと、第2導電型の第3の電界効果トランジスタのド
    レイン又はソースとを接続し、前記第3の電界効果トラ
    ンジスタのゲートと、前記第2の電界効果トランジスタ
    のドレイン又はソースと、第2導電型の第4の電界効果
    トランジスタのゲートとドレイン又はソースとを接続
    し、前記第3の電界効果トランジスタのソース又はドレ
    インと抵抗の一方の端子とを接続し、前記抵抗の他方の
    端子と前記第4の電界効果トランジスタのソース又はド
    レインと第2の電源とを接続した定電流回路を設け、前
    記第1,第3の電界効果トランジスタの共通接続点又は
    前記第2,第4の電界効果トランジスタの共通接続点
    と、第2導電型又は第1導電型の第5の電界効果トラン
    ジスタのドレイン又はソースとを接続し、前記第5の電
    界効果トランジスタのゲートと、コンデンサの一方の端
    子と、第2導電型又は第1導電型の第6の電界効果トラ
    ンジスタのドレイン又はソースとを接続し、前記第6の
    電界効果トランジスタのゲートと、前記第1の電源又は
    第2の電源とを接続し、前記第5の電界効果トランジス
    タのソース又はドレインと、前記第6の電界効果トラン
    ジスタのソース又はドレインと、前記第2の電源又は第
    1の電源とを接続し、前記コンデンサの他方の端子に
    は、リセット信号が入力されるバッファの出力が接続さ
    れていることを特徴とする半導体集積回路。
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JP2009140261A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Oki Semiconductor Co Ltd 半導体集積回路
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