JP2745697B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

Info

Publication number
JP2745697B2
JP2745697B2 JP1174609A JP17460989A JP2745697B2 JP 2745697 B2 JP2745697 B2 JP 2745697B2 JP 1174609 A JP1174609 A JP 1174609A JP 17460989 A JP17460989 A JP 17460989A JP 2745697 B2 JP2745697 B2 JP 2745697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor integrated
integrated circuit
circuit
inverter
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1174609A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0338911A (ja
Inventor
幸雄 八幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP1174609A priority Critical patent/JP2745697B2/ja
Publication of JPH0338911A publication Critical patent/JPH0338911A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2745697B2 publication Critical patent/JP2745697B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体集積回路に係り、特にMOS型電界効果
トランジスタからなる半導体集積回路に関する。
〔従来の技術〕
第4図において、従来の半導体集積回路の一例は、P
チャネル型MOS電界効果トランジスタ1とNチャネル型M
OS電界効果トランジスタ2との直列体に、抵抗7とコン
デンサ8とを負荷した回路を、2段接続したものであ
る。
この従来のMOS型電界効果トランジスタからなる半導
体装置で遅延回路等を構成する場合、Pチャネル型,Nチ
ャネル型ともソースを、それぞれ電源端子,接地端子に
接続して構成したインバータを、第4図に示すように、
抵抗7とコンデンサ8とで負荷を大きくして、電気信号
の伝搬を遅らせたり、前記の様に構成されたインバータ
を多段(第4図では2段)用いて、全体として電気信号
の遅延を得ていた。また、従来の半導体集積回路の他例
は、第5図に示すように、2個のP型MOSトランジスタ
の直列体と2個のN型MOSトランジスタの直列体をさら
に直列に接続して多段接続となし、使用されているトラ
ンジスタのオン抵抗を大きくし、かつトランジスタのゲ
ートで負荷を重くすることによって、遅延を得る回路も
ある。
一般的に、遅延回路に用いられるトランジスタは、チ
ャネル幅が小さく、チャネル長が長い構造のものが普通
である。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述した従来の第4図の遅延回路は、抵抗7やコンデ
ンサ8が必要なので、集積回路化しにくく、大きな遅延
を得るためには、大きな面積を要するという欠点があ
る。
また、第5図の遅延回路は、第4図に比較して集積回
路化しやすいが、素子を多く必要とするので、大きな遅
延を得るのはむずかしい。
また、半導体集積回路を専用設計する場合、トランジ
スタのチャネル幅を小さくして、遅延を大きくすること
が可能であるが、チャネル幅を小さくすると、プロセス
の変動による影響がトランジスタの能力に大きく作用す
るため、信頼性が低くなる。一方、チャネル長を長くす
る場合は、信頼性が高いが、ゲートアレイ等の様にマス
タースライス型の半導体集積装置では、チャネル長が一
律に決定されてしまうので、この構造は不可能である。
本発明の目的は、前記欠点が解決され、集積回路化し
易く、大きな遅延が得られるようにした半導体集積回路
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の半導体集積回路の構成は、ドレインを電源の
低電位に接続したPチャネル型MOS電界効果トランジス
タのソースと、ドレインを前記電源の高電位に接続した
Nチャネル型MOS電界効果トランジスタとのソースとを
共通接続して出力端とし、これらトランジスタのゲート
同士を共通接続して入力端とした回路により、この入力
端から信号を反転せずに出力し、外付け抵抗やコンデン
サを不要とした遅延回路を有することを特徴とする。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の半導体集積回路の回路図
である。
第1図において、本実施例の半導体集積回路回路は、
Pチャネル型MOSトランジスタ1のドレインが接地端子
に接続され、Nチャネル型MOSトランジスタ2のドレイ
ンが電源端子に接続され、各トランジスタ1,2のソース
が共通接続され出力となし、ゲートを共通接続し入力と
なし、多段接続したもので、入力端からの信号を反転せ
ずに出力するノンインバータ3を構成している。これら
のノンインバータ3を3段接続することにより、遅延回
路を構成する。
次に、第1図のノンインバータ3の動作について説明
する。
第3図(b)は、従来のインバータの入出力伝達特性
を示す特性図で、入力VINをゲートに加えた場合の出力V
OUTが示されており、出力VOUTは、電源電圧VDDでフルス
イングし、レベルの変化も鋭くなっている。
一方、本実施例のノンインバータ3の入出力伝達特性
図は、第3図(a)に示すように、各トランジスタのス
レッシュホールド電圧分ΔVだけ出力電圧のスイングす
る幅が小さくなり、レベルの変化もゆるやかになる。従
って、同一の素子で比較すると、一段で大きな遅延時間
を得ることができる。
現在、トランジスタのスレッシュホールド電圧は、電
源電圧の1/5から1/6に設定されているので、2段または
3段まで直列に接続することが可能であり、第1図に示
すように、通常のCMOSインバータ4を中間に挿入すれ
ば、多段に接続することが可能となり、大きな遅延時間
を得ることができる。
尚、インバータ4は、通常のCMOS構成のシュミット・
インバータで、ノイズに、より強くするために接続して
ある。
第2図は本発明の他の実施例の半導体集積回路の回路
図である。
第2図において、本実施例では、前記一実施例で示し
たノンインバータ3を使用し、2段及び3段接続し、そ
れぞれ第1図と同様のインバータ4を接続し、リセット
信号発生回路に入力されて、パワーオンリセット回路を
構成している。
通常パワーオンリセット回路では、抵抗とコンデンサ
で決定される時間で、電源投入後のリセット信号発生の
タイミングを適合させる。素子全体が電源投入後正常に
動作する時、つまり普通クロック信号が正常レベルで動
作する時まで待ってからリセット信号を働かせるための
ものである。
本実施例では、クロック信号発生回路5からのクロッ
ク信号を、2段多び3段構成のノンインバータに入力
し、インバータ4の出力の端子Bの信号が変化し、その
後端子Aの信号が正常レベルで変化した場合に、リセッ
ト信号発生回路6から、リセット信号が発生され、素子
全体にリセットをかけるようにしたものである。本回路
は、ノンインバータ3でレベル範囲がせまくなるので、
素子全体が正常に働くようになった後に、少しおくれて
正常動作が可能となる。つまり、本回路が正常動作する
時は、既に素子の他の回路は正常動作が十分可能である
ので、リセット信号をかける適当なタイミングとなる。
本実施例では、外付の抵抗やコンデンサを用いる必要
がないので、部品数が減り、信頼性も向上する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、CMOS構成の極性を逆
にしたトランジスタを用いて、ノンインバータを構成す
ることにより、大きな遅延を得ることができ、これに伴
い、外付けの部品や、抵抗,コンデンサ等の集積化しに
くい素子、及びインバータ素子数そのものを少なくする
ことができるので、部品点数及びチップ面積を減らすこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の半導体集積回路回路を示す
回路図、第2図は本発明の他の実施例の半導体集積回路
を示す回路図、第3図(a)は第1図の入力出力特性
図、第3図(b)は従来の半導体集積回路の入出力特性
図、第4図,第5図はいずれも従来の半導体集積回路の
回路図である。 1……Pチャネル型トランジスタ、2……Nチャネル型
MOSトランジスタ、3……ノンインバータ、4……CMOS
シュミットインバータ、5……クロック信号発生回路、
6……リセット信号発生回路、7……抵抗、8……コン
デンサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドレインを電源の低電位に接続したPチャ
    ネル型MOS電界効果トランジスタのソースと、ドレイン
    を前記電源の高電位に接続したNチャネル型MOS電界効
    果トランジスタとのソースとを共通接続して出力端と
    し、これらトランジスタのゲート同士を共通接続して入
    力端とした回路により、この入力端からの信号を反転せ
    ずに出力し、外付け抵抗やコンデンサを不要とした遅延
    回路を有することを特徴とする半導体集積回路。
JP1174609A 1989-07-05 1989-07-05 半導体集積回路 Expired - Lifetime JP2745697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1174609A JP2745697B2 (ja) 1989-07-05 1989-07-05 半導体集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1174609A JP2745697B2 (ja) 1989-07-05 1989-07-05 半導体集積回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0338911A JPH0338911A (ja) 1991-02-20
JP2745697B2 true JP2745697B2 (ja) 1998-04-28

Family

ID=15981580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1174609A Expired - Lifetime JP2745697B2 (ja) 1989-07-05 1989-07-05 半導体集積回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2745697B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0746098A (ja) * 1993-08-03 1995-02-14 Nec Corp 遅延回路

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5352348A (en) * 1976-10-25 1978-05-12 Hitachi Ltd Cmos input circuit
JPS5437452A (en) * 1977-08-29 1979-03-19 Seiko Instr & Electronics Ltd Oscillating mos inverter
JPS61117915A (ja) * 1984-11-13 1986-06-05 Fujitsu Ltd 遅延回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0338911A (ja) 1991-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH041440B2 (ja)
JP2570471B2 (ja) クロックドライバー回路
JPH011200A (ja) 半導体集積回路
JPH05175811A (ja) パワーオンリセット回路
JP2745697B2 (ja) 半導体集積回路
JP3147955B2 (ja) 半導体装置
JPH0659761A (ja) 半導体集積回路
JPH0575205B2 (ja)
KR930005445Y1 (ko) 디코더 회로
JPH05283992A (ja) 遅延回路
JPS6182532A (ja) インバ−タ回路
JPS63250911A (ja) 半導体集積回路装置
JPS6111839A (ja) パワ−オン・イニシヤライズ回路
JP2595074B2 (ja) 半導体集積回路装置
JPH066623Y2 (ja) シユミツト回路
JPS62222713A (ja) 遅延用cmosインバ−タ回路
KR100206903B1 (ko) 낸드 로우 디코더
JP2712432B2 (ja) 多数決論理回路
JPH02105723A (ja) レベル変換回路
JPS62200821A (ja) 半導体集積回路
JPS61293016A (ja) 遅延回路
JPS61247123A (ja) 3値出力回路
JPH063869B2 (ja) パルス幅制御回路
JPH0240948A (ja) 半導体集積回路
JPH0385919A (ja) 論理回路