JP2005191821A - コンパレータ回路及び電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い精度で電源の電圧の低下を検出できるコンパレータ回路及び電源回路を提供する。
【解決手段】 コンパレータ回路10は、第1及び第2の電源線の間に、カレントミラー回路CM1、差動対20、第1の電流源CS1を含む。差動対20は、入力信号Vinがそのゲート電極に供給されるエンハンスメント型のn型の第1のMOSトランジスタM1と、そのソースが第1のMOSトランジスタM1のソースに接続されその閾値電圧が第1のMOSトランジスタM1の閾値電圧より小さいデプレッション型のn型の第2のMOSトランジスタM2とを含む。第1のMOSトランジスタM1のゲート電極がp型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成され、第2のMOSトランジスタM2のゲート電極がn型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成されると共に、第1の電源線に接続され、第2のMOSトランジスタM2のドレイン電圧に基づいて出力信号Voutを出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンパレータ回路及びこれを用いた電源回路に関する。
例えば液晶表示(Liquid Crystal Display:LCD)パネルを搭載する携帯電話機等の電子機器の中には、着脱可能なバッテリを電源として動作するものがある。このバッテリを取り外した際に昇圧用のコンデンサに電荷が残っていると、一瞬、表示異常になる(一瞬表示がパッとつく。瞬時点灯)場合があるため、電子機器の電源オフ時には、所定のシーケンスに従って液晶への印加電圧が制御される表示オフ動作が行われる。
このため、電源オン状態で電子機器が通常動作しているときに、ユーザ等が突然バッテリを取り外した場合にも、表示オフ動作を行う必要がある。この場合、電子機器では電源の電圧レベルを監視し、バッテリが取り外されたと判断された場合には、電源の電圧レベルの監視結果をトリガとして表示オフ動作を行う。
特開2000−349609号公報
しかしながら、電源の電圧レベルを監視する場合、バッテリが取り外されたと判断するための閾値の精度が重要となる。この閾値が高く、電源オン時の電源の電圧に近い場合、ノイズ等に起因して表示オフ動作を開始してしまう。一方、この閾値が低すぎると、バッテリが取り外されたと判断するタイミングが遅れてしまい、表示オフ動作が完了できなくなる。
このように、電源の電圧レベルを監視する場合、バッテリが取り外されたと判断するための閾値の精度が高いことが望ましい。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高い精度で電源の電圧の低下を検出できるコンパレータ回路及び電源回路を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、入力信号がそのゲート電極に供給されるエンハンスメント型のn型の第1のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタと、そのソースが該第1のMOSトランジスタのソースに接続されその閾値電圧が該第1のMOSトランジスタの閾値電圧より小さいデプレッション型のn型の第2のMOSトランジスタとを含んで構成された差動対と、第1の電源電圧が供給される第1の電源線と前記差動対との間に挿入された第1の電流源と、第2の電源電圧が供給される第2の電源線と前記差動対との間に挿入され、前記第1のMOSトランジスタのドレイン電流に対応して前記第2のMOSトランジスタのドレイン電流を発生させるカレントミラー回路とを含み、前記第1のMOSトランジスタのゲート電極が、p型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成され、前記第2のMOSトランジスタのゲート電極が、n型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成されると共に、前記第1の電源線に接続され、前記第2のMOSトランジスタのドレイン電圧に基づいて出力信号を出力するコンパレータ回路に関係する。
また本発明に係るコンパレータ回路では、そのソースに前記第2の電源電圧が供給され、そのゲート電極に前記第2のMOSトランジスタのドレイン電圧が印加されるp型の第3のMOSトランジスタと、前記第3のMOSトランジスタのドレインと前記第1の電源線との間に挿入された第2の電流源とを含む出力回路を有し、前記出力信号が、前記第3のMOSトランジスタのドレイン電圧であってもよい。
本発明によれば、第1の電源電圧を基準とした入力信号の電圧が、第1及び第2のMOSトランジスタの閾値電圧の差より大きいか否かを検出し、その検出結果を、出力信号として出力する。そして、入力信号の変化を、第2の電源電圧の変動に関わらず検出できる。しかも、第1及び第2のMOSトランジスタの閾値電圧の差が、製造プロセス技術によって高精度に調整でき、かつ温度依存性が非常に小さいため、入力信号の変化を、簡素な構成で高精度に検出できるようになる。
また本発明は、入力信号がそのゲート電極に供給されるデプレッション型のp型の第1のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタと、そのソースが該第1のMOSトランジスタのソースに接続されその閾値電圧の絶対値が該第1のMOSトランジスタの閾値電圧の絶対値より小さいエンハンスメント型のp型の第2のMOSトランジスタとを含んで構成された差動対と、第1の電源電圧が供給される第1の電源線と前記差動対との間に挿入され、前記第1のMOSトランジスタのドレイン電流に対応して前記第2のMOSトランジスタのドレイン電流を発生させるカレントミラー回路と、第2の電源電圧が供給される第2の電源線と前記差動対との間に挿入された第1の電流源とを含み、前記第1のMOSトランジスタのゲート電極が、n型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成され、前記第2のMOSトランジスタのゲート電極が、p型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成されると共に、前記第2の電源線に接続され、前記第2のMOSトランジスタのドレイン電圧に基づいて出力信号を出力するコンパレータ回路に関係する。
また本発明に係るコンパレータ回路では、そのソースに前記第1の電源電圧が供給され、そのゲート電極に前記第2のMOSトランジスタのドレイン電圧が印加されるn型の第3のMOSトランジスタと、前記第3のMOSトランジスタのドレインと前記第2の電源線との間に挿入された第2の電流源とを含む出力回路を有し、前記出力信号が、前記第3のMOSトランジスタのドレイン電圧であってもよい。
本発明によれば、第1の電源電圧を基準とした入力信号の電圧が、第1及び第2のMOSトランジスタの閾値電圧の差より大きいか否かを検出し、その検出結果を、出力信号として出力する。そして、入力信号の変化を、第2の電源電圧の変動に関わらず検出できる。しかも、第1及び第2のMOSトランジスタの閾値電圧の差が、製造プロセス技術によって高精度に調整でき、かつ温度依存性が非常に小さいため、入力信号の変化を、簡素な構成で高精度に検出できるようになる。
また本発明に係るコンパレータ回路では、前記入力信号が、前記第1及び第2の電源電圧の電圧差を抵抗回路により分割することで得られた分割電圧であってもよい。
本発明においては、第1及び第2の電源電圧の間の電圧を入力信号として用いる。そして上述のように、入力信号の変化を第2の電源電圧の変動に関わらず検出できるため、第2の電源電圧が低下した場合にも、第2の電源電圧の低下に伴う入力信号の低下を簡素な構成で高精度に検出できる。
また本発明は、上記のいずれか記載のコンパレータ回路と、前記第1及び第2の電源線に接続され、前記コンパレータ回路の出力に基づいてディスチャージ信号を生成するロジック回路と、前記第1及び第2の電源線に接続され、電荷を蓄積するキャパシタを用いたチャージポンプ動作により前記第1及び第2の電源電圧の電圧差を昇圧する昇圧回路とを含み、前記昇圧回路が、ディスチャージ時に前記キャパシタの電荷を前記第1の電源線に放電するためのディスチャージ用スイッチ素子を含み、前記ディスチャージ用スイッチ素子が、前記ディスチャージ信号に基づいてスイッチ制御される電源回路に関係する。
本発明によれば、簡素な構成で高精度に検出した入力信号の変化に基づいて、チャージポンプ動作によって蓄積されたキャパシタの電荷をディスチャージできる。従って、例えばバッテリが取り外されて電源の供給がなくなったときに、キャパシタの電荷を残しておきたくないような場合にもディスチャージ動作が可能な電源回路を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
図1に、本発明の一実施形態におけるコンパレータ回路の構成の回路図を示す。
コンパレータ回路10は、接地電源電圧VSS(第1の電源電圧)が供給される第1の電源線と、ロジック電源電圧VDD(第2の電源電圧)が供給される第2の電源線とに接続される。そしてコンパレータ回路10は、接地電源電圧VSSを基準としてロジック電源電圧VDDの電圧が低下したか否かを検出する。より具体的には、コンパレータ回路10は、接地電源電圧VSSを基準とした入力信号Vinの電圧が、差動対を構成する2つのMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタの閾値電圧の差より大きいか否かを検出し、その検出結果を、出力信号Voutとして出力する。
このようなコンパレータ回路10は、差動対20と、第1の電流源CS1と、カレントミラー回路CM1とを含む。
差動対20は、n型(第1の導電型)の第1のMOSトランジスタM1と、n型の第2のMOSトランジスタM2とを有し、第1及び第2のMOSトランジスタM1、M2のソースが互いに接続される。第1のMOSトランジスタM1はエンハンスメント型(enhancement mode)であり、入力信号Vinがそのゲート電極に印加される。第2のMOSトランジスタM2はデプレッション型(depletion mode)であり、その閾値電圧が第1のMOSトランジスタM1の閾値電圧より小さく設定されている。
そして第1のMOSトランジスタM1のゲート電極が、p型(第2の導電型)の不純物を含んだ多結晶シリコン(ポリシリコン)で形成される。また第2のMOSトランジスタM2のゲート電極が、n型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成されると共に、該ゲート電極が第1の電源線に接続される。
第1の電流源CS1は、第1の電源線と差動対20との間に挿入される。より具体的には、第1の電流源CS1の一端は第1の電源線に接続され、他端は差動対20を構成する第1及び第2のMOSトランジスタM1、M2のソースに接続される。
カレントミラー回路CM1は、第2の電源線と差動対20との間に挿入される。より具体的には、カレントミラー回路CM1の一端は第2の電源線に接続され、他端は差動対20を構成する第1及び第2のMOSトランジスタM1、M2のドレインに接続される。そしてカレントミラー回路CM1は、第1のMOSトランジスタM1のドレイン電流に応じて第2のMOSトランジスタM2のドレイン電流を発生させる。
このようなカレントミラー回路CM1は、p型の第1及び第2のカレントミラー用MOSトランジスタQ1、Q2を含むことができる。第1及び第2のカレントミラー用MOSトランジスタQ1、Q2のソースは、それぞれ第2の電源線に接続される。第1のカレントミラー用MOSトランジスタQ1のゲート電極及び第2のカレントミラー用MOSトランジスタQ2のゲート電極は接続され、第1のカレントミラー用MOSトランジスタQ1のゲート電極及びドレインが接続される。第1のカレントミラー用MOSトランジスタQ1のドレインは、第1のMOSトランジスタM1のドレインに接続される。第2のカレントミラー用MOSトランジスタQ2のドレインは、第2のMOSトランジスタM2のドレインに接続される。
このような構成のコンパレータ回路10では、第2のMOSトランジスタM2のドレイン電圧に基づいて出力信号Voutを出力する。
まず、差動対20を構成する第1及び第2のMOSトランジスタM1、M2について説明する。
図1に示すコンパレータ回路10を構成する第1のカレントミラー回路CM1のp型の第1及び第2のカレントミラー用MOSトランジスタQ1、Q2は、それぞれp型のシリコン基板(広義には半導体基板)に形成される。このシリコン基板に、n型のウェル領域を形成し、該n型のウェル領域内にソース領域及びドレイン領域となる2つのp拡散層と基板電位を印加するためのn拡散層とが設けられる。そして、n型のウェル領域のチャネル領域となる所定の領域の上には、酸化シリコンからなる絶縁膜が形成され、該絶縁膜の上には多結晶シリコンからなるゲート電極が形成される。
また、図1に示すコンパレータ回路10を構成する第1及び第2のMOSトランジスタM1、M2も同様に、上記のシリコン基板に形成される。即ちシリコン基板に、ソース領域及びドレイン領域となる2つのn拡散層と基板電位を印加するためのp拡散層とが設けられる。そして、シリコン基板のチャネル領域となる所定の領域の上には、酸化シリコンからなる絶縁膜が形成され、該絶縁膜の上には多結晶シリコンからなるゲート電極が形成される。
第1のMOSトランジスタM1のゲート電極は、p型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成され、その極性がp型となっている。第2のMOSトランジスタM2のゲート電極は、n型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成され、その極性がn型となっている。こうすることで、第1及び第2のMOSトランジスタM1、M2の閾値電圧を異ならせることができる。
n型のMOSトランジスタの閾値電圧Vthnは、次の(1)式のように表すことができる。
Vthn=2ψ+(φ−φ)+QSS/Cox+Q/Cox ・・・(1)
(1)式において、ψはシリコン基板のフェルミ準位、φはゲート電極の仕事関数、φはシリコン基板の仕事関数、QSSはシリコン基板と酸化膜との界面電荷量、Qはシリコン基板の表面の電荷量、Coxはゲート絶縁膜容量である。
(1)式より明らかなように、n型の第1及び第2のMOSトランジスタM1、M2の物理的な構造(例えば、ソースからドレイン方向のチャネル領域の長さであるチャネル長やその方向と直交する方向のチャネル領域の長さであるチャネル幅)が同一であっても、閾値電圧を異ならせることができる。なぜなら、第1及び第2のMOSトランジスタM1、M2のゲート電極の極性を異ならせることにより、ゲート電極の仕事関数φが変化するからである。
この場合、ゲート電極に注入する不純物濃度を変更することで、ゲート電極の仕事関数φを調整できる。またシリコン基板の不純物濃度を調整することで、シリコン基板の仕事関数φを調整できる。このため、第1のMOSトランジスタM1をエンハンスメント型(Vthn>0)とし、第2のMOSトランジスタM2をデプレッション型(Vthn<0)にすることができる。
ゲート電極の仕事関数φは、該ゲート電極の材料により一義的に決定できる。シリコン基板の仕事関数φは、不純物分布が一定ならば一義的に決定できる。従ってゲート電極を多結晶シリコンで形成する場合、ゲート電極への不純物濃度を変えるとゲート電極の仕事関数φが変わる。ゲート電極の極性がp型のときのゲート電極の仕事関数φMpと、ゲート電極の極性がn型のときのゲート電極の仕事関数φMnとを比較すると、ゲート電極の極性をp型とした方が仕事関数が大きくなる。即ち、ゲート電極の仕事関数φMp、φMnとの間には、次の(2)式の関係が成立する。
φMp−φMn>0 ・・・(2)
ここで、第1のMOSトランジスタM1の閾値電圧Vthn1は、次の(3)式により表すことができる。
Vthn1=2ψ+(φMp−φ)+QSS/Cox+Q/Cox ・・・(3)
また第2のMOSトランジスタM2の閾値電圧Vthn2は、次の(4)式により表すことができる。
Vthn2=2ψ+(φMn−φ)+QSS/Cox+Q/Cox ・・・(4)
(2)〜(4)式により、次の(5)式が成立する。
Vthn1−Vthn2=φMp−φMn>0 ・・・(5)
従って、第1のMOSトランジスタM1の閾値電圧Vthn1は、第2のMOSトランジスタM2の閾値電圧Vthn2より大きい。
ところで、第2のMOSトランジスタM2は、デプレッション型であるため、ゲート・ソース間の電圧が0でもドレイン電流が流れる。第2のMOSトランジスタM2のゲート・ソース間の電圧をVgs2、閾値電圧をVthn2、ドレイン・ソース間電圧をVds2とすると、Vgs2−Vthn2>Vds2の関係が成立するようにロジック電源電圧VDDが与えられる範囲で正常に動作し、いわゆる飽和領域で動作する。
このとき、n型のMOSトランジスタのドレイン電流Idは、次の(6)式のように表すことができる。
Id=β/2(Vgs−Vthn) ・・・(6)
(6)式において、βは製造プロセスで決まる定数である。Vgsは、ゲート・ソース間の電圧である。Vthnは、閾値電圧である。
従って、第2のMOSトランジスタM2のドレイン電流I2は、次の(7)式で表わすことができる。
I2=β/2(VSS−Vs−Vthn2) ・・・(7)
(7)式において、Vsは第2のMOSトランジスタM2のソースの電圧である。
ここで第1のMOSトランジスタM1も飽和領域で動作するものとすると、第1のMOSトランジスタM1のドレイン電流I1は、次の(8)式で表わすことができる。
I1=β/2(Vin−Vs−Vthn1) ・・・(8)
第1のカレントミラー回路CM1は、第2のMOSトランジスタM2のドレイン電流I2を、第1のMOSトランジスタM1のドレイン電流I1に対応して発生させる。そして、ゲート・ソース間の電圧が固定された第2のMOSトランジスタM2に対して、入力信号Vinによりゲート・ソース間の電圧が高くなる第1のMOSトランジスタM1が飽和領域で動作する場合、I1≧I2が成立する。従って、次の(9)式が成立する。
Vin−VSS≧Vthn1−Vthn2 ・・・(9)
即ち(9)式は、差動対20を構成する第1及び第2のMOSトランジスタM1、M2が飽和領域で動作する場合の条件を示している。そして、ロジック電源電圧VDDが変化しても、入力信号Vinと接地電源電圧VSSとの差と、差動対20を構成する第1及び第2のMOSトランジスタM1、M2の閾値電圧の差との関係で、コンパレータ回路を動作させることができることを意味している。
(9)式において、第1及び第2のMOSトランジスタM1、M2の閾値電圧の差(Vthn1−Vthn2)は、非常に高い精度で設定でき、例えば1.0Vを得ることができる。更に、一般的なMOSトランジスタの閾値電圧の温度特性が、例えば−0.15〜−2%/度と言われているのに対し、第1及び第2のMOSトランジスタM1、M2の閾値電圧の差(Vthn1−Vthn2)の温度特性は、例えば−0.05%/度であり、温度依存性が非常に小さい。
以上のようなコンパレータ回路10がロジック電源電圧VDDを電源とする場合でも、ロジック電源電圧VDDの低下によって変化する入力信号Vinを上述の第1のMOSトランジスタM1のゲート電極に印加させることで、該コンパレータ回路10はロジック電源電圧VDDの低下を、簡素な構成で、かつ高精度に検出し、出力信号Voutとして出力できるようになる。
図1において、コンパレータ回路10は、更に出力回路30を含むことができる。出力回路30は、p型の第3のMOSトランジスタM3と第2の電流源CS2とを含む。第3のMOSトランジスタM3は、そのソースにロジック電源電圧VDD(第2の電源電圧)が供給され、そのゲート電極に第2のMOSトランジスタM2のドレイン電圧が印加される。第2の電流源CS2は、第3のMOSトランジスタM3のドレインと第1の電源線との間に挿入される。そして、出力回路30は、第3のMOSトランジスタM3のドレイン電圧を出力信号Voutとして出力する。
更にコンパレータ回路10では、入力信号Vinを、ロジック電源電圧VDDと接地電源電圧VSSとの間の電圧差(第1及び第2の電源電圧の電圧差)を抵抗回路により分割することで得られた分割電圧とすることができる。例えば第1及び第2の電源線の間に抵抗回路40を設けると共に、抵抗回路40により両端の電圧を分割した分割電圧を取り出すための複数の端子TP1〜TPz(zは2以上の整数)を設ける。そして、選択回路42が、選択信号SELに基づいて、複数の端子TP1〜TPzのうちのいずれか1つを第1のMOSトランジスタM1のゲート電極と電気的に接続する。こうすることで、ロジック電源電圧VDDと接地電源電圧VSSとの間の分割電圧を入力信号Vinとすることができ、該分割電圧を基準にロジック電源電圧VDDの低下を検出できる。
次に、このようなコンパレータ回路10の動作について説明する。
まず選択回路42では、選択信号SELにより、抵抗回路40により分割された分割電圧を出力する1つの端子が、第1のMOSトランジスタM1のゲート電極と電気的に接続されている。従って、この分割電圧が、入力信号Vinとなる。
このとき、例えばロジック電源電圧VDDを供給するバッテリが突然取り外されてロジック電源電圧が低下したものとする。ロジック電源電圧VDDの低下に伴い、入力信号Vinの電圧も低下する。
Vin≧VSS+(Vthn1−Vthn2)では、第1のMOSトランジスタM1が飽和領域で動作する。即ち、第1のMOSトランジスタM1のインピーダンスが低下し、第1のMOSトランジスタM1のドレイン電流が増加する。この結果、第1の電流源CS1を共用する第2のMOSトランジスタM2のドレイン電流が減少し、第2のMOSトランジスタM2のインピーダンスが上昇し、第3のMOSトランジスタM3のゲート電極の電位が上昇する。これにより、出力信号Voutの電位が下がり、出力信号Voutの論理レベルがLとなる。
VSS<Vin<VSS+(Vthn1−Vthn2)では、第1のMOSトランジスタM1が飽和領域で動作しない。即ち、第1のMOSトランジスタM1のインピーダンスが上昇して、第1のMOSトランジスタM1のドレイン電流が減少する。この結果、第2のMOSトランジスタM2のドレイン電流が増加し、第2のMOSトランジスタM2のインピーダンスが低下し、第3のMOSトランジスタM3のゲート電極の電位が低下する。これにより、出力信号Voutの電位が上がり、出力信号Voutの論理レベルがHとなる。
図2に、図1のコンパレータ回路の動作例のシミュレーション波形を示す。
図2では、差動対20を構成する第1及び第2のMOSトランジスタM1、M2の閾値電圧の差(Vthn1−Vthn2)が、ほぼ1.0Vとする。そして、バッテリが取り外される直前の時刻t1では、ロジック電源電圧VDDが2.40V、接地電源電圧VSSが0.00Vとする。また選択信号SELにより、入力信号Vinの電圧が1.20Vであるものとする。
時刻t1でバッテリが取り外されて電源が供給されなくなると、ロジック電源電圧VDDが供給されていた第2の電源線の電圧が低下していく。第2の電源線に接続される負荷は容量性であるため、時間経過と共に徐々に低下していく。
そして、第2の電源線の電圧が1.92Vのとき、即ち入力信号Vinがほぼ0.92(=1.92−1.0)Vのとき、出力信号Voutの論理レベルがLレベルからHレベルに変化する。従って、Hレベルに変化した出力信号Voutをトリガとして、バッテリが取り外された際の処理を実行できることになる。なお、図2では、出力信号VoutがHレベルに変化した後も出力信号Voutの電圧が低下するのは、第2の電源線の電圧が低下するからである。
次に、図1のコンパレータ回路10を電源回路に適用した例について説明する。
図3に、図1のコンパレータ回路10が適用された電源回路の構成例のブロック図を示す。但し、図1と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
電源回路100は、コンパレータ回路10、ロジック回路110、チャージポンプ回路120(広義には昇圧回路)を含むことができる。図3におけるコンパレータ回路10は、出力回路30を省略した構成であってもよいし、抵抗回路40及び選択回路42を省略した構成であってもよいし、出力回路30、抵抗回路40及び選択回路42を省略した構成であってもよい。
ロジック回路110は、第1及び第2の電源線に接続され、コンパレータ回路10の出力に基づいてディスチャージ信号を生成する。コンパレータ回路10の出力は、出力信号Voutである。このようなロジック回路110は、図4に示すように、組み合わせ回路により構成できる。図4では、出力信号Voutと、パワーセーブ信号PSとの論理和演算を行ってディスチャージ信号dischargeを出力する論理和回路112を含む。パワーセーブ信号PSは、例えばロジック回路110によって生成される。例えば電源回路100の電源供給先に対してその電源の供給を中断する場合に、パワーセーブ信号PSがHレベルに変化する。
チャージポンプ回路120は、第1及び第2の電源線に接続され、電荷を蓄積するキャパシタを用いたチャージポンプ動作によりロジック電源電圧VDDと接地電源電圧VSSとの間の電圧差を昇圧する。チャージポンプ回路120は、例えばロジック電源電圧VDDと接地電源電圧VSSとの間の電圧差を昇圧した電圧を、出力電圧V1、V2の間の電圧として出力できる。
このチャージポンプ回路120は、ディスチャージ時にキャパシタの電荷を接地電源電圧VSS(第1の電源線)に放電するためのディスチャージ用スイッチ素子を含む。このディスチャージ用スイッチ素子は、ロジック回路110によって生成されたディスチャージ信号に基づいてスイッチ制御される。従って、チャージポンプ回路120では、コンパレータ回路10の出力信号Voutに基づいて、チャージポンプ動作のためのキャパシタの電荷が放電される。
なおチャージポンプ回路120は、レギュレータ回路を含み、ロジック電源電圧VDDと接地電源電圧VSSとの間の電圧差を調整した後に、調整後の電圧を昇圧して出力電圧V1、V2を出力するようにしてもよい。
図5に、図4のチャージポンプ回路120の構成例の回路図を示す。
図5では、正方向に2倍昇圧するチャージポンプ回路120の構成例を示すが、これに限定されるものではない。
チャージポンプ回路120は、キャパシタを用いたチャージポンプ動作により昇圧した電圧を出力する。チャージポンプ回路120は、チャージポンプ動作を行うための複数のスイッチ素子と、ディスチャージ時にキャパシタの電荷を放電するためのディスチャージ用スイッチ素子とを含む。
図5では、チャージポンプ回路120がキャパシタを含んでいるが、これに限定されるものではない。外部接続端子を介して接続されたキャパシタと、上記複数のスイッチ素子と、上記ディスチャージ用スイッチ素子とにより、チャージポンプ回路を構成するようにしてもよい。この場合のチャージポンプ回路120は、上記複数のスイッチ素子と、上記ディスチャージ用スイッチ素子とを含み、外部接続端子を介してこれらスイッチ素子とキャパシタとが接続される。
図5では、スイッチ素子としてMOSトランジスタが用いられる。図5に示すチャージポンプ回路120は、第1及び第2の電源線の間に直列に接続されたp型のMOSトランジスタTrp1、n型のMOSトランジスタTrn1を含む。MOSトランジスタTrp1、Trn1のゲート電極には、チャージクロックCP1が印加される。第1の電源線と出力電源線との間には、p型のMOSトランジスタTrp2が挿入される。MOSトランジスタTrp2のゲート電極には、チャージクロックCP2が印加される。
MOSトランジスタTrn1のドレインと出力電源線との間に、n型のMOSトランジスタであるディスチャージ用スイッチ素子DSW1が接続される。第1の電源線と出力電源線との間に、n型のMOSトランジスタであるディスチャージ用スイッチ素子DSW2が接続される。
ディスチャージ用スイッチ素子DSW1は、MOSトランジスタTrn1のドレインと出力電源線との間に接続されるキャパシタC1の電荷を接地電源電圧VSSに放電するためのスイッチ素子である。ディスチャージ用スイッチ素子DSW2は、第1の電源線と出力電源線との間に接続されるキャパシタC2の電荷を接地電源電圧VSSに放電するためのスイッチ素子である。即ち、ディスチャージ用スイッチ素子は、チャージポンプ動作に寄与するキャパシタの一端と接地電源電圧VSSとの間に接続される。
ディスチャージ用スイッチ素子DSW1、DSW2のゲート電極には、ロジック回路110によって生成されたディスチャージ信号dischargeが印加される。チャージポンプ回路120の通常動作時には、ディスチャージ信号dischargeがLレベルに固定されて、各キャパシタの一端と接地電源電圧VSSとの間が電気的に切断された状態となっている。
図6に、チャージクロックCP1、CP2の動作波形の模式図を示す。チャージクロックCP1、CP2は、互いに位相が反転したクロックである。
このようなチャージクロックCP1、CP2が供給されるチャージポンプ回路120は、チャージクロックCP1がHレベル(チャージクロックCP2がLレベル)の期間T1において、MOSトランジスタTrn1、Trp2が導通し、MOSトランジスタTrp1が非導通となる。従ってキャパシタC1の一端は第1の電源線と電気的に接続され、キャパシタC1の他端は第2の電源線と電気的に接続される。そのため、キャパシタC1には、第1及び第2の電源線の間の電圧に対応する電荷が蓄積される。
次に、チャージクロックCP2がHレベル(チャージクロックCP1がLレベル)の期間T2において、MOSトランジスタTrp1が導通し、MOSトランジスタTrn1、Trp2が非導通となる。従ってキャパシタC1の一端は第2の電源線と電気的に接続される。この結果、キャパシタC1の他端の電圧は、第1の電源線の接地電源電圧VSSを基準に、ロジック電源電圧VDDの2倍の電圧となる。この電圧は、期間T1、T2に続いて、その一端が第1の電源線に接続されるキャパシタC2の他端に印加される。そして、出力電圧V2として、接地電源電圧VSSを基準に、ロジック電源電圧VDDの2倍の電圧を出力する。
このようなチャージポンプ回路120を含む電源回路100は、キャパシタに蓄積された電荷に対応した電圧を出力する。ところが、電源回路100や他の回路の電源となるバッテリが突然取り外されたときにも、キャパシタに蓄積された電荷に対応した電圧を出力することが好ましくない場合がある。例えば液晶には直流成分が印加されると劣化するという特性を有しているため、バッテリが取り外されたことが検出されたときには、早急にキャパシタのディスチャージ動作を行わなければならない。
そこで図5では、コンパレータ回路10によって出力された出力信号Voutを用いてディスチャージ信号dischargeにより、ディスチャージ用スイッチ素子DSW1、DSW2を導通させることで、キャパシタC1、C2の電荷を放電させることができる。
このような電源回路100は、液晶表示パネル、エレクトロクミネッセンス、プラズマディスプレイ装置を駆動する表示ドライバの電源を生成することができる。
なお図5のチャージポンプ回路120では、第2の電源線にロジック電源電圧VDDが供給されるものとして説明したが、該ロジック電源電圧VDDをレギュレータで調整後の電圧VDD1が供給されるようにしてもよい。
ところで、図1に示すコンパレータ回路10では、差動対20をn型のMOSトランジスタで構成していたが、これに限定されるものではない。
図7に、図1に示すコンパレータ回路の他の構成例を示す。
図7に示すコンパレータ回路200は、接地電源電圧VSS(第1の電源電圧)が供給される第1の電源線と、ロジック電源電圧VDD(第2の電源電圧)が供給される第2の電源線とに接続される。
コンパレータ回路200は、差動対210と、第1の電流源CS11と、カレントミラー回路CM11とを含む。
差動対210は、p型(第2の導電型)の第1のMOSトランジスタM11と、p型の第2のMOSトランジスタM12とを有し、第1及び第2のMOSトランジスタM11、M12のソースが互いに接続される。第1のMOSトランジスタM11はデプレッション型であり、入力信号Vinがそのゲート電極に印加される。第2のMOSトランジスタM12はエンハンスメント型であり、その閾値電圧の絶対値が第1のMOSトランジスタM1の閾値電圧の絶対値より小さく設定されている。
そして第1のMOSトランジスタM11のゲート電極が、n型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成される。また第2のMOSトランジスタM12のゲート電極が、p型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成されると共に、該ゲート電極が第2の電源線に接続される。
第1の電流源CS11は、第2の電源線と差動対210との間に挿入される。より具体的には、第1の電流源CS11の一端は第2の電源線に接続され、他端は差動対210を構成する第1及び第2のMOSトランジスタM11、M12のソースに接続される。
カレントミラー回路CM11は、第1の電源線と差動対210との間に挿入される。より具体的には、カレントミラー回路CM11の一端は第1の電源線に接続され、他端は差動対210を構成する第1及び第2のMOSトランジスタM11、M12のドレインに接続される。そしてカレントミラー回路CM11は、第1のMOSトランジスタM11のドレイン電流に応じて第2のMOSトランジスタM12のドレイン電流を発生させる。
このようなカレントミラー回路CM11は、n型の第1及び第2のカレントミラー用MOSトランジスタQ11、Q12を含むことができる。第1及び第2のカレントミラー用MOSトランジスタQ11、Q12のソースは、それぞれ第1の電源線に接続される。第1のカレントミラー用MOSトランジスタQ11のゲート電極及び第2のカレントミラー用MOSトランジスタQ12のゲート電極は接続され、第1のカレントミラー用MOSトランジスタQ11のゲート電極及びドレインが接続される。第1のカレントミラー用MOSトランジスタQ11のドレインは、第1のMOSトランジスタM11のドレインに接続される。第2のカレントミラー用MOSトランジスタQ12のドレインは、第2のMOSトランジスタM12のドレインに接続される。
このような構成のコンパレータ回路200では、第2のMOSトランジスタM12のドレイン電圧に基づいて出力信号Voutを出力する。
また、コンパレータ回路200は、更に出力回路220を含むことができる。出力回路220は、n型の第3のMOSトランジスタM13と第2の電流源CS12とを含む。第3のMOSトランジスタM13は、そのソースに接地電源電圧VSS(第1の電源電圧)が供給され、そのゲート電極に第2のMOSトランジスタM12のドレイン電圧が印加される。第2の電流源CS12は、第3のMOSトランジスタM13のドレインと第2の電源線との間に挿入される。そして、出力回路220は、第3のMOSトランジスタM13のドレイン電圧を出力信号Voutとして出力する。
更にコンパレータ回路200では、入力信号Vinを、ロジック電源電圧VDDと接地電源電圧VSSとの間の電圧差(第1及び第2の電源電圧の電圧差)を抵抗回路により分割することで得られた分割電圧とすることができる。例えば第1及び第2の電源線の間に抵抗回路240を設けると共に、抵抗回路240により両端の電圧を分割した分割電圧を取り出すための複数の端子を設ける。そして、選択回路242が、選択信号SELに基づいて、複数の端子のうちのいずれか1つを第1のMOSトランジスタM11のゲート電極と電気的に接続する。こうすることで、ロジック電源電圧VDDと接地電源電圧VSSとの間の分割電圧を入力信号Vinとすることができ、該分割電圧を基準にロジック電源電圧VDDの低下を検出できる。
なお図7に示すコンパレータ回路200は、n型のシリコン基板に形成できる。その他の点では、図1に示すコンパレータ回路10と同様であるため説明を省略する。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
本発明の一実施形態におけるコンパレータ回路の構成の回路図。 図1のコンパレータ回路の動作例のシミュレーション波形を示す図。 図1のコンパレータ回路が適用された電源回路の構成例のブロック図。 図3のロジック回路の構成例の回路図。 図4のチャージポンプ回路の構成例の回路図。 チャージクロックの動作波形の模式図。 図1に示すコンパレータ回路の他の構成例の回路図。
符号の説明
10、200 コンパレータ回路、20、210 差動対、30、220 出力回路、
40、240 抵抗回路、42、242 選択回路、100 電源回路、
110 ロジック回路、120 チャージポンプ回路、
CM1、CM11 カレントミラー回路、CS1、CS11 第1の電流源、
CS2、CS12 第2の電流源、M1、M11 第1のMOSトランジスタ、
M2、M12 第2のMOSトランジスタ、M3、M13 第3のMOSトランジスタ、
Q1、Q11 第1のカレントミラー用MOSトランジスタ、
Q2、Q12 第2のカレントミラー用MOSトランジスタ、Vin 入力信号、
Vout 出力信号、VDD ロジック電源電圧(第2の電源電圧)、
VSS 接地電源電圧(第1の電源電圧)

Claims (6)

  1. 入力信号がそのゲート電極に供給されるエンハンスメント型のn型の第1のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタと、そのソースが該第1のMOSトランジスタのソースに接続されその閾値電圧が該第1のMOSトランジスタの閾値電圧より小さいデプレッション型のn型の第2のMOSトランジスタとを含んで構成された差動対と、
    第1の電源電圧が供給される第1の電源線と前記差動対との間に挿入された第1の電流源と、
    第2の電源電圧が供給される第2の電源線と前記差動対との間に挿入され、前記第1のMOSトランジスタのドレイン電流に対応して前記第2のMOSトランジスタのドレイン電流を発生させるカレントミラー回路とを含み、
    前記第1のMOSトランジスタのゲート電極が、
    p型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成され、
    前記第2のMOSトランジスタのゲート電極が、
    n型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成されると共に、前記第1の電源線に接続され、
    前記第2のMOSトランジスタのドレイン電圧に基づいて出力信号を出力することを特徴とするコンパレータ回路。
  2. 請求項1において、
    そのソースに前記第2の電源電圧が供給され、そのゲート電極に前記第2のMOSトランジスタのドレイン電圧が印加されるp型の第3のMOSトランジスタと、
    前記第3のMOSトランジスタのドレインと前記第1の電源線との間に挿入された第2の電流源とを含む出力回路を有し、
    前記出力信号が、
    前記第3のMOSトランジスタのドレイン電圧であることを特徴とするコンパレータ回路。
  3. 入力信号がそのゲート電極に供給されるデプレッション型のp型の第1のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタと、そのソースが該第1のMOSトランジスタのソースに接続されその閾値電圧の絶対値が該第1のMOSトランジスタの閾値電圧の絶対値より小さいエンハンスメント型のp型の第2のMOSトランジスタとを含んで構成された差動対と、
    第1の電源電圧が供給される第1の電源線と前記差動対との間に挿入され、前記第1のMOSトランジスタのドレイン電流に対応して前記第2のMOSトランジスタのドレイン電流を発生させるカレントミラー回路と、
    第2の電源電圧が供給される第2の電源線と前記差動対との間に挿入された第1の電流源とを含み、
    前記第1のMOSトランジスタのゲート電極が、
    n型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成され、
    前記第2のMOSトランジスタのゲート電極が、
    p型の不純物を含んだ多結晶シリコンで形成されると共に、前記第2の電源線に接続され、
    前記第2のMOSトランジスタのドレイン電圧に基づいて出力信号を出力することを特徴とするコンパレータ回路。
  4. 請求項3において、
    そのソースに前記第1の電源電圧が供給され、そのゲート電極に前記第2のMOSトランジスタのドレイン電圧が印加されるn型の第3のMOSトランジスタと、
    前記第3のMOSトランジスタのドレインと前記第2の電源線との間に挿入された第2の電流源とを含む出力回路を有し、
    前記出力信号が、
    前記第3のMOSトランジスタのドレイン電圧であることを特徴とするコンパレータ回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記入力信号が、
    前記第1及び第2の電源電圧の電圧差を抵抗回路により分割することで得られた分割電圧であることを特徴とするコンパレータ回路。
  6. 請求項1乃至5のいずれか記載のコンパレータ回路と、
    前記第1及び第2の電源線に接続され、前記コンパレータ回路の出力に基づいてディスチャージ信号を生成するロジック回路と、
    前記第1及び第2の電源線に接続され、電荷を蓄積するキャパシタを用いたチャージポンプ動作により前記第1及び第2の電源電圧の電圧差を昇圧する昇圧回路とを含み、
    前記昇圧回路が、
    ディスチャージ時に前記キャパシタの電荷を前記第1の電源線に放電するためのディスチャージ用スイッチ素子を含み、
    前記ディスチャージ用スイッチ素子が、
    前記ディスチャージ信号に基づいてスイッチ制御されることを特徴とする電源回路。
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