JP2009116832A - プリント基板回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部入力端子からマイクロコンピュータの入力ポートまでの入力回路を、二値情報とアナログ情報の入力の何れにも適用できるプリント基板回路を提供する。
【解決手段】プリント基板40に、マイクロコンピュータ43cを設け、マイクロコンピュータ43cのANポートを、直列接続した2つの抵抗43a、43bを介してコンピュータ駆動電源41と接続し、抵抗間の中点に外部スイッチ57と接続するための外部情報入力端子Pを接続する。マイクロコンピュータ43cが、ANポートPの印加電圧をA/D変換しこの変換値を中間値付近の閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときは外部スイッチ57がオン、大きいときは外部スイッチ57がオフであると判断する制御手順を実行する構成とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、マイクロコンピュータのアナログ量入力ポートを二値入力ポートとして使用するプリント基板回路に関する。
一般に各種のプリント基板回路には、1つ又は複数のマイクロコンピュータが設けられ、外部スイッチのオン・オフ情報をマイクロコンピュータのI/Oポートに入力するまでのデジタル入力回路が外部スイッチの数だけ設けられると共に、外部に設けられる摺動抵抗器や可変抵抗器等のアナログ情報をマイクロコンピュータのANポートに入力するまでのアナログ入力回路が外部素子の数だけ設けられる。
例えば、プリント基板回路の1つとして、自動二輪車等の鞍乗型車両に搭載されるDC−CDI式点火装置のユニット基板回路がある。特許文献1には、自動二輪車等の鞍乗型車両に搭載されるDC−CDI式点火装置が開示されている。しかし、この特許文献1には、詳細が示されていない。そこで、従来の別のDC−CDI式点火装置に採用されているDC−CDIユニットのプリント基板回路について、図5、図6を用いて説明する。
図5は、従来のDC−CDIユニットのプリント基板回路図を示す。
プリント基板10には、安定した5V電源を各回路に供給する電流供給回路11と、昇圧回路12と、ギアポジション入力回路13と、点火制御用タイミング回路14と、エンジン冷却水温度検出回路15と、ファンリレー制御回路16と、コンデンサ17aとサイリスタ17bとからなる蓄放電回路部17が設けられる。
メインスイッチ20をオンにすると、バッテリ21の電流がポートBrより昇圧回路12に流れ、昇圧回路12で昇圧され大容量の電力がコンデンサ17aに蓄電される。そして、内燃機関のクランク軸の回転により回転駆動されるマグネトウ(磁石式交流発電体)22の回転位相を誘起電力式の位相検出センサ23で検出し、この検出信号を点火制御用タイミング回路14においてカウント開始信号として入力した時点よりカウントを開始し所要カウント数に達したらトリガー信号をサイリスタ17bのゲートに出力することで、コンデンサ17aに貯めた電力がサイリスタ17bからアースに流れ、このとき二次側に誘起電流が発生してポートOrより点火コイル24に点火電流として流すように構成されている。
バッテリ21とは並列に、マグネトウ22で発電される交流をレギュレータ25にて直流の発電電流としてバッテリ21に充電するようになっている。
そして、ギアポジションスイッチ26をオンにすることにより、ギアポジションランプ27を点灯させると共に、ポートPよりギアポジションスイッチ入力回路13を介して点火制御用タイミング回路14に入力するようになっている。
さらに、アクセルグリップを回すことにより開動するスロットルバルブの開度をリニアに検出するスロットルポジションセンサ(摺動抵抗器)28の抵抗値(無段階不定値のアナログ量)をポートYより点火制御用タイミング回路14に入力するようになっている。水温は点火制御に使っていない。警告灯で使用している。
点火制御用タイミング回路14は、ギアポジションスイッチ26とスロットルポジションセンサ28の情報を加えてトリガー信号を出力するカウント時間を微妙に変更し、該トリガー信号を出力するタイミングを微妙にずらして、一層適切な時点で点火コイル24に点火電流が給電されるようになっている。
さらに、エンジン冷却水温度検出回路15は、水温が高くなり過ぎるときにポートGWより電流を流して警告ランプ30を点灯すると共に、ファンリレー制御回路16にポートWYより電流を流してファンリレースイッチ31をオンにしてファンモータに給電してファン32を駆動してエンジン冷却水を冷却するようになっている。
図6には、上記DC−CDIユニット回路のプリント基板10に形成されたギアポジションスイッチ入力回路13、点火制御用タイミング回路14、及びエンジン冷却水温度検出回路15、並びに、外部入力情報源であるギアポジションスイッチ26、位相検出センサ23及び温度センサ29について、一層詳細な回路が示されている。
まず、ギアポジションスイッチ入力回路13について説明する。
NPN形トランジスタ13aのエミッタEがアースに接続されると共に、コレクタCが、外部スイッチ26との接続に割り振られたマイクロコンピュータ13bのI/Oポートに接続されかつ第1の抵抗13cを介して5V電源11に接続されている。さらに、5V電源11に接続される配線が、中途に第2の抵抗13dと第3の抵抗13eとが直列接続されてトランジスタ13aのベースBに接続され、外部スイッチ用外部入力端子26が電流が外部スイッチ方向に流れるように設けるダイオード13fを介して第2の抵抗13dと第3の抵抗13eの中点に接続され、第3の抵抗13eとトランジスタ13aのベースBとの間が抵抗を介して、アースに接続された構成である。
外部スイッチ26がオフのとき、5V電源11からの電流が第2の抵抗13dと第3の抵抗13eを介してトランジスタ13aのベースBに流れさらにアースに流れるので、5V電源11から電流が第1の抵抗13cを介してトランジスタ13aのコレクタCからエミッタEへ流れさらにアースに流れるから、トランジスタ13aのコレクタCのポイントでは電圧は0Vになり、マイクロコンピュータ13bのI/Oポートに印加される電圧は0Vになり、CPUはスイッチがオフであると判断する。
そして、外部スイッチ26をオンにすると、5V電源11からの電流が第2の抵抗13dを通って外部スイッチ26に流れ、トランジスタ13aのベースBには流れないので、トランジスタ13aのコレクタCのポイントでは電圧は5Vになり、マイクロコンピュータ13bのI/Oポートに印加される電圧は5Vになり、CPUは外部スイッチ26がオンであると判断する。
次に、点火制御用タイミング回路14について説明する。
5V電源11に接続されるマイクロコンピュータ14c1のI/Oポートに位相検出センサ23が接続され、この位相検出センサ23からマイクロコンピュータ14c1にエンジン周期が取り込まれるようになっている。
同様に、5V電源11に接続されるマイクロコンピュータ14c2のANポートにスロットルポジションセンサ(摺動抵抗器)28が接続され、このスロットルポジションセンサ28からマイクロコンピュータ14c2にスロットル位置の信号が入力され、5Vを256階調に分割して処理するようになっている。
また、スロットルバルブが「閉」であり摺動抵抗器28が最小抵抗値(0オーム)のとき、5ボルト電源11から電流が摺動抵抗器28を通って流れ、マイクロコンピュータ14c2のANポートにおける電圧は0Vになり、マイクロコンピュータ14c2はデジタル値で「1」として処理する。アクセルグリップを回してスロットルバルブが開いていき、摺動抵抗器28が抵抗値が大きくなっていくと、5ボルト電源11から電流が摺動抵抗器28を次第に流れなくなっていき、マイクロコンピュータ14c2のANポートにおける電圧は0Vから大きくなっていく。スロットルバルブが半開のとき、ANポートの電圧が2.5Vのときマイクロコンピュータ14c2はデジタル値で「128」として処理し、スロットルバルブが半開であるものとして処理する。スロットルバルブが全開のとき、ANポートの電圧が5.0Vとなり、マイクロコンピュータ14c2はデジタル値で「256」として処理し、スロットルバルブが全開であるものとして処理する。
続いて、エンジン冷却水温度検出回路15について説明する。
5V電源11に接続されるプリント配線が中途に第8の抵抗15aと第9の抵抗15bとが直列接続されて第3のマイクロコンピュータ15cの温度センサ(サーミスタ)29との接続に割り振られたANポートに接続され、さらに、温度センサ(サーミスタ)29が外部入力端子GRを介して第8の抵抗15aと第9の抵抗15bの中点に接続されている。第3のマイクロコンピュータ15cは、ANポート22aの電圧が0Vのときデジタル値で「1」、ANポート22aの電圧が5Vのときデジタル値で「256」として処理するように構成されている。
今、エンジンが始動して間もないときは、冷却水の温度が低いので、温度センサ(PTCサーミスタ)29の抵抗値は大きい。第3のマイクロコンピュータ15cのANポートは、5Vに近い値になり、時間が経過してエンジンの熱で冷却水の温度が上昇していくとANポートの電圧が低くなる。第3のマイクロコンピュータ15cは、ANポートの電圧のデジタル変換値を閾値以下になるときは、警告ランプ30を点灯し、かつ、ファンリレー制御回路16へファンを駆動する指令信号を出力する。
以上のように、自動二輪車等の鞍乗型車両に搭載されるDC−CDIユニットのプリント基板回路においては、ギアポジションスイッチ26とスロットルポジションセンサ28との情報を点火制御用タイミング回路14に入力して、適切な時点で点火コイル24に点火電流が給電されるようになっている。
図5、図6に示す従来のDC−CDIユニットのプリント基板回路図は、点火制御とは関係がある、位相検出センサ23とギアポジションスイッチ26とスロットルポジションセンサ28との各情報をマイクロコンピュータのI/Oポート又はANポートに入力するために、デジタル入力回路が2つ、アナログ入力回路が1つ設けられた例を示している。
特開平9−250433号公報
しかしながら、図5、図6に示される自動二輪車等の鞍乗型車両に搭載されるDC−CDIユニット基板回路において、点火制御とは直接には関係がない、外部スイッチのオン・オフ情報(二値情報)、摺動抵抗器や可変抵抗器等のアナログ情報を処理できる複数の入力回路が形成されたDC−CDIユニット基板回路の提供がクライアントから要望されている。
例えば、外部スイッチとして、上述したギアポジションスイッチの他、サイドスタンドスイッチ、ニュートラルスイッチ、リードスイッチ(車速に応じた周波数の矩形波が出るスイッチ)等をDC−CDIユニット基板に搭載したいとするクライアントの要望がある。
また、アナログ情報として、例えば、TPS、水温度等をDC−CDIユニット基板に搭載したいとするクライアントの要望がある。
このため、クライアントの要望に応え、上記回路を搭載した組合せとしたDC−CDIユニット基板回路を作成しようとすると、多種類少量製作になり、コスト高になるという問題がある。
上記DC−CDIユニット基板回路に限らず、一般に各種のユニット基板回路において、外部スイッチのオン・オフ情報を入力するためのデジタル入力回路の設置数と、外部に設けられる摺動抵抗器や可変抵抗器等のアナログ情報を入力するためのアナログ入力回路の設置数の組合せが多様であると、プリント基板は多種類少量製作になり、コスト高になるという問題がある。
そこで、この発明は、トランジスタやダイオードの使用を止めることができ、抵抗の使用個数を少なくすることができ、プリント基板回路の製作コストを低減でき、さらに基板に設ける外部入力端子からマイクロコンピュータの入力端子に繋ぐまでの入力回路を、外部スイッチのオン・オフによる二値入力の場合と、摺動抵抗器や可変抵抗器のように無段階に変動するアナログ値の入力の場合の何れにも適用できて、基板を共通化でき、基板の種類を少なくすることができて、量産化による基板の製作コストの低減が図れるプリント基板回路を提供することを課題とする。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、プリント基板に、マイクロコンピュータが設けられる共に、該マイクロコンピュータの外部スイッチのオン・オフ情報の入力のために割り振られたアナログ量入力ポートが、コンピュータ駆動電源と接続されると共に、前記外部スイッチと接続するための外部情報入力端子に接続され、前記マイクロコンピュータが、前記外部情報入力端子の印加電圧をA/D変換しこの変換値を中間値付近の閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときは外部スイッチがオン、入力値が閾値よりも大きいときは外部スイッチがオフであると判断する制御手順を実行するように構成されているプリント基板回路としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、プリント基板に、アナログ量入力ポートを有する1つ又は複数のマイクロコンピュータが設けられると共に、前記1つのマイクロコンピュータへ集中して、又は前記の複数のマイクロコンピュータに分散して、各マイクロコンピュータのアナログ量入力ポートへ情報入力するための複数の外部情報入力端子が設けられ、前記各外部情報入力端子とアナログ量入力ポートとが1対1の接続となるように、前記アナログ量入力ポートが直列接続した2つの抵抗を介してコンピュータ駆動電源と接続され、かつ前記2つの抵抗の中点に前記外部情報入力端子が接続され、前記マイクロコンピュータが、外部スイッチを接続する前記外部情報入力端子と接続されるアナログ量入力ポートからの情報入力に関して、該アナログ量入力ポートへの印加電圧をA/D変換しこの変換値を中間値付近の閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときは外部スイッチがオン、入力値が閾値よりも大きいときは外部スイッチがオフであると判断する制御手順を実行するように構成されているプリント基板回路としたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、プリント基板に、アナログ量入力ポートを有する1つ又は複数のマイクロコンピュータが設けられると共に、前記1つのマイクロコンピュータへ集中して、又は前記の複数のマイクロコンピュータに分散して、各マイクロコンピュータのアナログ量入力ポートへ情報入力するための複数の外部情報入力端子が設けられ、前記各外部情報入力端子とアナログ量入力ポートとが1対1の接続となるように、前記アナログ量入力ポートが直列接続した2つの抵抗を介してコンピュータ駆動電源と接続され、かつ前記2つの抵抗の中点に前記外部情報入力端子が接続され、不定アナログ量を出力する回路素子が接続された前記外部情報入力端子と接続される前記マイクロコンピュータは、印加電圧をA/D変換し、この値をAN値として判断するように構成され、また外部スイッチが接続された前記外部情報入力端子と接続される前記マイクロコンピュータは、前記アナログ量入力ポートの入力について、印加電圧をA/D変換しこの変換値を中間値付近の閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときは外部スイッチがオン、入力値が閾値よりも大きいときは外部スイッチがオフであると判断する制御手順を実行するように構成されているプリント基板回路としたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、プリント基板に、バッテリーの電力を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路で昇圧した電力をコンデンサに貯めて点火のタイミングでトリガー信号の入力により放電して点火コイルに印加する蓄放電回路部と、内燃機関のクランク軸の回転により回転駆動されるマグネトウの回転位相の検出信号を入力してカウントして所要カウント数に達したらトリガー信号を出力する点火制御用タイミング回路とが設けられ、さらに、前記点火制御用タイミング回路に、外部スイッチであるギアポジションスイッチのオン・オフ情報と、スロットルポジションセンサのアナログ情報と、エンジン温を検出する温度センサの情報とを前記点火制御用タイミング回路へ入力して点火のタイミングをより適切にするためのカウント数の変更が行われるDC−CDIユニットのプリント基板回路において、前記ギアポジションスイッチのオン・オフ情報を前記点火制御用タイミング回路へ入力するギアポジションスイッチ入力回路として、前記プリント基板に、マイクロコンピュータが設けられる共に、該マイクロコンピュータの外部スイッチのオン・オフ情報の入力のために割り振られたアナログ量入力ポートが、直列接続した2つの抵抗を介してコンピュータ駆動電源と接続され、前記2つの抵抗の中点に前記外部スイッチと接続するための外部情報入力端子が接続され、前記マイクロコンピュータが、前記外部情報入力端子の印加電圧をA/D変換しこの変換値を中間値付近の閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときは外部スイッチがオン、入力値が閾値よりも大きいときは外部スイッチがオフであると判断する制御手順を実行するように構成されているプリント基板回路としたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の構成に加え、前記プリント基板に、さらに前記ギアポジションスイッチと前記スロットルポジションセンサと前記エンジン温を検出する温度センサ以外の情報を入力するための、1つ又は複数の外部情報入力端子と該外部情報入力端子とアナログ量入力ポートが接続されるマイクロコンピュータとが設けられると共に、前記アナログ量入力ポートが直列接続した2つの抵抗を介してコンピュータ駆動電源と接続され、かつ前記2つの抵抗の中点に前記外部情報入力端子が接続され、不定アナログ量を出力する回路素子が接続された前記外部情報入力端子と接続される前記マイクロコンピュータは、印加電圧をA/D変換し、この値をAN値として判断するように構成され、また外部スイッチが接続された前記外部情報入力端子と接続される前記マイクロコンピュータは、前記アナログ量入力ポートの入力について、印加電圧をA/D変換しこの変換値を中間値付近の閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときは外部スイッチがオン、入力値が閾値よりも大きいときは外部スイッチがオフであると判断する制御手順を実行するように構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、外部入力端子からマイクロコンピュータの入力ポートまでの入力回路を従来のアナログ入力の場合と同一にして、前記外部入力端子と接続する入力ポートがANポートであるようにマイクロコンピュータを選択してANポートのA/D変換後の信号処理ついて二値処理する構成としたので、外部スイッチのオン・オフの二値入力が行えて、トランジスタやダイオードの使用を止めることができ、抵抗の使用個数を少なくすることができ、基板に設ける外部入力端子からマイクロコンピュータの入力端子に繋ぐまでの入力回路を、外部スイッチのオン・オフによる二値入力の場合と、摺動抵抗器や可変抵抗器のように無段階に変動するアナログ値の入力の場合の何れにも適用できて、基板を共通化でき、基板の種類を少なくすることができて、量産化による基板の製作コストの低減が図れる。
請求項2に記載の発明によれば、外部入力端子からマイクロコンピュータの入力ポートまでの入力回路を従来のアナログ入力の場合と同一とする構成を複数設け、前記外部入力端子と接続する入力ポートがANポートであるようにマイクロコンピュータを選択して1つ又は複数設け、ANポートのA/D変換後の信号処理ついて二値処理する構成としたので、トランジスタやダイオードの使用を止めることができ、抵抗の使用個数を少なくすることができ、プリント基板回路の製作コストを低減でき、さらに同一の回路パターンが並列する基板の種類を少なくすることができて、量産化による基板のコストの低減が図れる。 請求項3に記載の発明によれば、外部入力端子からマイクロコンピュータの入力ポートまでの入力回路として従来のアナログ入力の場合と同一の構成を1つ又は複数設けると共に、前記外部入力端子と接続する入力ポートがANポートであるようにマイクロコンピュータを選択して1つ又は複数設け、アナログ入力のときはANポートのA/D変換後の信号処理について通常の処理とし、スイッチ入力のときはANポートのA/D変換後の信号処理ついてソフトウエアにより二値処理する構成としたので、トランジスタやダイオードの使用を止めることができ、抵抗の使用個数を少なくすることができ、プリント基板回路の製作コストを低減でき、さらに外部入力端子からマイクロコンピュータの入力ポートまでの入力回路が同一の回路パターンで並列することになり、マイクロコンピュータのANポートの入力処理をデジタル入力とアナログ入力とでプログラム処理により変えれば良いので、基板の種類を少なくすることができて、量産化による基板のコストの低減が図れる。
請求項4に記載の発明によれば、自動二輪車等の鞍乗型車両に搭載されるDC−CDIユニットのプリント基板回路の、ギアポジションスイッチ入力回路について、トランジスタやダイオードの使用を止めることができ、抵抗の使用個数を少なくすることができるので、ANポートのA/D変換後の信号処理ついて二値処理する構成を複数としたので、トランジスタやダイオードの使用を止めることができ、抵抗の使用個数を少なくすることができ、プリント基板回路の製作コストを低減できる。
請求項5に記載の発明によれば、DC−CDIユニットにおいて、余分に、外部入力端子からマイクロコンピュータの入力ポートまでの入力回路として従来のアナログ入力の場合と同一の構成を1つ又は複数設けると共に、前記外部入力端子と接続する入力ポートがANポートであるようにマイクロコンピュータを選択して1つ又は複数設け、アナログ入力のときはANポートのA/D変換後の信号処理について通常の処理とし、スイッチ入力のときはANポートのA/D変換後の信号処理ついてソフトウエアにより二値処理する構成としたので、クライアントからの要望に対応して、外部スイッチのオン・オフ情報(二値情報)、摺動抵抗器や可変抵抗器等のアナログ情報のいずれの入力でも追加できるDC−CDIユニット基板回路を提供することができ、外部入力端子からマイクロコンピュータの入力ポートまでの入力回路が同一の回路パターンで並列することになり、マイクロコンピュータのANポートの入力処理をデジタル入力とアナログ入力とでプログラム処理により変えれば良いので、基板の種類を少なくすることができて、量産化による基板のコストの低減が図れる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
〔発明の実施の形態1〕
この実施の形態1のプリント基板回路は、自動二輪車等の鞍乗型車両に備えられるDC−CDIユニット回路に適用した場合を示す。
図1は、本発明のDC−CDIユニット回路のブロック回路図を示す。
DC−CDIユニットのプリント基板40には、コンピュータ駆動電源である安定した5V電源を作り各回路に5V電流を供給する電流供給回路41と、昇圧回路42と、ギアポジション入力回路43と、点火制御用タイミング回路44と、エンジン冷却水温度検出回路45と、ファンリレー制御回路46と、二つの入力回路47a、47bと、コンデンサ48aとサイリスタ48bとからなる蓄放電回路部48が設けられる。
メインスイッチ51をオンにすると、バッテリ52の電流がポートBrより昇圧回路42に流れ、昇圧回路42で昇圧され大容量の電力がコンデンサ48aに蓄電される。そして、内燃機関のクランク軸の回転により回転駆動されるマグネトウ(磁石式交流発電体)53の回転位相を誘起電力式の位相検出センサ54(不定アナログ量を出力する回路素子)で検出し、この検出信号を点火制御用タイミング回路44においてカウント開始信号として入力した時点よりカウントを開始し所要カウント数に達したらトリガー信号をサイリスタ48bのベースに出力することで、コンデンサ48aに貯めた電力がサイリスタ48bからアースに流れ、このとき二次側に誘起電流が発生してポートOrより点火コイル55に点火電流として流すように構成されている。
バッテリ52とは並列に、マグネトウ53で発電される交流を発電制御回路56にて直流の発電電流としてバッテリ52に充電するようになっている。
そして、DC−CDIユニット回路は、ギアポジションスイッチ57をオンにすることにより、ギアポジションランプ58を点灯させると共に、ギアポジションスイッチ57がオンになったことをポートPよりギアポジションスイッチ入力回路43を介して点火制御用タイミング回路44に入力するようになっている。
さらに、アクセルグリップを回すことにより開動するスロットルバルブの開度をリニアに検出するスロットルポジションセンサ(摺動抵抗器)59の抵抗値(無段階不定値のアナログ量)をポートYより点火制御用タイミング回路44に入力するようになっている。
点火制御用タイミング回路44は、ギアポジションスイッチ57とスロットルポジションセンサ59の情報を加えてトリガー信号を出力するカウント時間を微妙に変更し、該トリガー信号を出力するタイミングを微妙にずらして、一層適切な時点で点火コイル55に点火電流が給電されるようになっている。
さらに、エンジン冷却水温度検出回路45は、水温が高くなり過ぎるときにポートGWより電流を流して警告ランプ61を点灯すると共に、ファンリレー制御回路46にポートWYより電流を流してファンリレースイッチ62をオンにしてファンモータに給電してファン63を駆動してエンジン冷却水を冷却するようになっている。
二つの入力回路47A、47Bは、外部情報入力端子S1、S2からマイクロコンピュータのANポートまでの入力回路は、ギアポジション入力回路43と同一である。
図2には、上記DC−CDIユニット回路のプリント基板40に形成されたギアポジションスイッチ入力回路43、点火制御用タイミング回路44、及びエンジン冷却水温度検出回路45等について、一層詳細な回路が示されている。
まず、ギアポジションスイッチ入力回路43について説明する。
5V電源41に接続される配線が、中途に第1の抵抗43aと第2の抵抗43bとが直列接続されて第1のマイクロコンピュータ43cのANポートに接続され、外部スイッチ用外部入力端子Pが第1の抵抗43aと第2の抵抗43bの中点に接続され、外部スイッチ用外部入力端子Pには外部スイッチであるギアポジションスイッチ57が接続された構成である。
そして、第1のマイクロコンピュータ43cが、ANポートへの印加電圧を256階調でA/D変換しこの変換値を閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときはギアポジションスイッチ57がオン、入力値が閾値よりも大きいときはギアポジションスイッチ57がオフであると判断する制御手順を実行するように構成されている。
図3は、第1のマイクロコンピュータ43cがANポートに関して実行する制御手順を示すフローチャートである。
まず、ANポートに印加電圧を入力し(ステップS1)、A/D変換する(ステップS2)。次いで、A/D変換した変換値が閾値(128)よりも大きいか?を判断する(ステップS3)。この閾値は中間値128付近の適宜の値として良い。
ギアポジションスイッチ57がオフであると、ANポートへの印加電圧が5Vとなって、A/D変換値は「256」になる。また、ギアポジションスイッチ57がオンになると、ANポートへの印加電圧が0Vとなって、A/D変換値は「0」になる。CPUは、変換値が1〜128のときは、閾値(128)と比較した後、「0」と「1」の二値のデジタル値のうちの「0」として処理し、外部スイッチはオンと判断し(ステップS4)、また、変換値が129〜256のときは、閾値(128)と比較した後、二値のデジタル値のうちの「1」として処理し、外部スイッチはオフと判断し(ステップS5)、このルーチンを終了する。
ギアポジションスイッチ入力回路43は、上記構成であるので、ギアポジションスイッチ57がオフのとき、第1のマイクロコンピュータ43cのANポートの電圧は5Vになり、CPUはANポートから5Vを取り込んでA/D変換して「256」の値とし、閾値と比較してギアポジションスイッチ57がオフであると判断する。
そして、外部スイッチ57をオンにすると、5V電源41からの電流が第1の抵抗43aを通ってギアポジションスイッチ57に流れるので、ANポートの電圧は0Vになり、CPUはANポートから0Vを取り込んでA/D変換して「0」の値とし、閾値と比較してギアポジションスイッチ57がオンであると判断する。
次に、点火制御用タイミング回路44について説明する。
5V電源41に接続されるプリント配線が中途に第3の抵抗44aと第4の抵抗44bとが直列接続されて第2のマイクロコンピュータ44cの位相検出センサ54との接続に割り振られたI/Oポートに接続され、同様に、5V電源41に接続されるプリント配線が中途に第5の抵抗44dと第6の抵抗44eとが直列接続されて第2のマイクロコンピュータ44cのスロットルポジションセンサ(摺動抵抗器)59との接続に割り振られたAN2ポートに接続され、さらに、スロットルポジションセンサ(摺動抵抗器)59が外部入力端子Yを介して第5の抵抗44dと第6の抵抗44eの中点に接続されている。マイクロコンピュータ44cは、5Vを256階調に分割して処理するようになっている。
また、スロットルバルブが「閉」であり摺動抵抗器59が最小抵抗値(0オーム)のとき、5ボルト電源41から電流が摺動抵抗器59を通って流れ、マイクロコンピュータ44cのAN1ポートにおける電圧は0Vになり、CPUはデジタル値で「1」として処理する。アクセルグリップを回してスロットルバルブが開いていき、摺動抵抗器59が抵抗値が大きくなっていくと、5ボルト電源41から電流が摺動抵抗器59を次第に流れなくなっていき、マイクロコンピュータ44cのAN1ポートにおける電圧は0Vから大きくなっていく。スロットルバルブが半開のとき、AN1ポートの電圧が2.5VのときCPUはデジタル値で「128」として処理し、スロットルバルブが半開であるものとして処理する。スロットルバルブが全開のとき、AN1ポートの電圧が5.0Vとなり、CPUはデジタル値で「256」として処理し、スロットルバルブが全開であるものとして処理する。
続いて、エンジン冷却水温度検出回路45について説明する。
5V電源41に接続されるプリント配線が中途に第7の抵抗45aと第8の抵抗45bとが直列接続されて第3のマイクロコンピュータ45cの温度センサ(サーミスタ)60との接続に割り振られたANポートに接続され、さらに、温度センサ60が外部入力端子GRを介して第7の抵抗45aと第8の抵抗45bの中点に接続されている。第3のマイクロコンピュータ45cは、ANポートの電圧が0Vのときデジタル値で「1」、ANポートの電圧が5Vのときデジタル値で「256」として処理するように構成されている。 今、エンジンが始動して間もないときは、冷却水の温度が低いので、温度センサ(PTCサーミスタ)60の抵抗値は大きい。第3のマイクロコンピュータ45cのANポートは、5Vに近い値になり、時間が経過してエンジンの熱で冷却水の温度が上昇していくとANポートの電圧が低くなる。第3のマイクロコンピュータ45cは、ANポートの電圧のデジタル変換値を閾値以下になるときは、警告ランプ61を点灯し、かつ、ファンリレー制御回路46へファン63を駆動する指令信号を出力する。
二つの入力回路47A、47Bは、外部情報入力端子S1または外部情報入力端子S2からマイクロコンピュータ47cのANポートまでの入力回路は、5V電源41に接続される配線が、中途に抵抗47aと抵抗47bとが直列接続されてマイクロコンピュータ47cのANポートに接続され、外部スイッチ用の外部情報入力端子S1又はS2が抵抗47aと抵抗47bの中点に接続された構成である。
外部情報入力端子S1または外部情報入力端子S2には、自動二輪車についてクライアントにより要望されるサイドスタンドスイッチ、ニュートラルスイッチ、リードスイッチ等の外部スイッチ、又は、無段階もしくは多段階の抵抗値を可変出力する可変抵抗、摺動抵抗、或いはセンサが接続される。マイクロコンピュータ47cは、外部情報入力端子S1または外部情報入力端子S2に接続される回路構成部品が外部スイッチ64、66であるときは、ギアポジションスイッチ57のオン・オフ情報を入力する場合と同様に、CPUが、前記外部情報入力端子の印加電圧をA/D変換しこの変換値を中間値付近の閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときは外部スイッチがオン、入力値が閾値よりも大きいときは外部スイッチがオフであると判断する制御手順を実行するように構成される。Z1とZ2は、マイクロコンピュータ47cの出力を外部へ出力するポートである。
また、外部情報入力端子S1または外部情報入力端子S2に接続される回路構成部品がアナログ量を出力するアナログ量出力部品65、67であるときは、例えば前記スロットルポジションセンサ59と接続された第2のマイクロコンピュータ44cの場合と同様に、マイクロコンピュータ47cは、ANポートの電圧が0Vのときデジタル値で「1」、ANポートの電圧が5Vのときデジタル値で「256」として、5Vを256階調に分割して処理するようになっている。
この実施の形態では、二つの入力回路47A、47Bが設けられるが、クライアントの要望に応じてさらに多くの数が用意されるが、オン・オフ情報とアナログ情報に共通した入力回路となるから、種類はそれほど多くを必要としない。
上述したように、この実施の形態に係る、自動二輪車等の鞍乗型車両に搭載されるDC−CDIユニットのプリント基板回路においては、外部情報をマイクロコンピュータのANポートへ入力するための入力回路47A、47Bが余分に設けられているので、自動二輪車等の鞍乗型車両に搭載されるDC−CDIユニット基板回路において、ギアポジションスイッチ57とスロットルポジションセンサ59と温度センサ60の情報をマイクロコンピュータのANポートに入力するまでの入力回路が全部同一に形成され、かつ、マイクロコンピュータの外部スイッチのオン・オフ情報を入力するために割り振るANポートにおける入力をI/Oポートと同様に取り扱う構成としたので、外部スイッチのオン・オフ情報(二値情報)、摺動抵抗器や可変抵抗器等のアナログ情報の入力処理について、プリント配線を共通化して、クライアントからの多様な要望に対応して多種類のDC−CDIユニット基板回路をマイクロコンピュータの実行手順を変えるだけで対応させることができるようになり、プリント基板を共通化できるから量産効果により製造コストを安くすることができる。
さらに、ギアポジションスイッチ57とスロットルポジションセンサ59と温度センサ60の情報をマイクロコンピュータのANポートに入力するまでの入力回路が全部同一に形成されている。従って、ギアポジションスイッチ57に関する入力回路を、アナログ情報の入力回路と同一に構成したので、回路部品の使用個数を少なくすることができるというメリットもある。
従って、クライアントからの要望に対応して、外部スイッチのオン・オフ情報(二値情報)、摺動抵抗器や可変抵抗器等のアナログ情報のいずれの入力でも追加できるDC−CDIユニット基板回路を提供することができ、外部入力端子からマイクロコンピュータの入力ポートまでの入力回路が同一の回路パターンで並列することになり、マイクロコンピュータのANポートの入力処理をデジタル入力とアナログ入力とでプログラム処理により変えれば良いので、基板の種類を少なくすることができて、量産化による基板のコストの低減が図れる。
〔発明の実施の形態2〕
図4は、本発明の実施の形態2のプリント基板回路を示す。
このプリント基板回路は、1つのマイクロコンピュータへ情報を集中して入力するため1つのモデル回路である。プリント基板70には、情報入力するための5つの外部情報入力端子Q1〜Q5が設けられていると共に、5つのアナログ量入力ポートAN1〜AN5を有する1つのマイクロコンピュータ71が設けられている。各外部情報入力端子Q1〜Q5とアナログ量入力ポートAN1〜AN5とが1対1の接続となるように、いずれも、アナログ量入力ポートが直列接続した2つの抵抗72,73を介してコンピュータ駆動電源74と接続され、かつ2つの抵抗72,73の中点に外部情報入力端子Q1〜Q5の何れか1つが接続された構成である。
そして、この実施の形態では、外部情報入力端子Q1、Q2には可変抵抗R1,R2が接続され、外部情報入力端子Q3〜Q5には外部スイッチSW1〜SW3が接続されている。従って、マイクロコンピュータ71は、アナログ量入力ポートAN3〜AN5については、情報入力に関して、該アナログ量入力ポートAN3〜AN5への印加電圧をA/D変換しこの変換値を中間値付近の閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときは外部スイッチがオン、入力値が閾値よりも大きいときは外部スイッチがオフであると判断する制御手順を実行するように構成され、アナログ量入力ポートAN1〜AN2については、情報入力に関して、ANポートの電圧が0Vのときデジタル値で「1」、ANポートの電圧が5Vのときデジタル値で「256」として処理するように構成される。
従って、外部情報入力端子からANポートまでの入力回路を全部同一にできるから、プリント基板の共通化が図られ、量産化によりプリント基板の製作コストを低減できる。
本発明は、上記一実施の形態に限られるものではなく、その趣旨と技術思想の範囲を逸脱しない範囲でさらに種々の変形が可能である。
本発明によれば、プリント基板回路について、さらに以下のように構成できる。
プリント基板に、アナログ量入力ポートを有する複数のマイクロコンピュータを設けると共に、前記の複数のマイクロコンピュータに分散して、各マイクロコンピュータのアナログ量入力ポートへ情報入力するための複数の外部情報入力端子を設け、前記各外部情報入力端子とアナログ量入力ポートとが1対1の接続となるように、前記アナログ量入力ポートを直列接続した2つの抵抗を介してコンピュータ駆動電源と接続し、かつ前記2つの抵抗の中点に前記外部情報入力端子を接続し、前記マイクロコンピュータを、外部スイッチを接続する前記外部情報入力端子と接続されるアナログ量入力ポートからの情報入力に関して、該アナログ量入力ポートへの印加電圧をA/D変換しこの変換値を中間値付近の閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときは外部スイッチがオン、入力値が閾値よりも大きいときは外部スイッチがオフであると判断する制御手順を実行するように構成する。
すなわち、外部スイッチのオン・オフ情報を入力するためのプリント基板に設ける、外部入力端子からマイクロコンピュータの入力ポートに入力するまでのデジタル入力回路を、外部に設けられる摺動抵抗器や可変抵抗器等のアナログ情報を入力するためのプリント基板に設ける、外部入力端子からマイクロコンピュータのANポートに入力するまでのアナログ入力回路と同一にして、かつ、マイクロコンピュータの外部スイッチのオン・オフ情報を入力するために割り振るANポートにおける入力をI/Oポートと同様に取り扱う構成とする。
このようにすると、各種ユニット回路基板について、外部入力端子からマイクロコンピュータの入力ポートまでのデジタル入力回路とアナログ入力回路を共通化することができて、外部スイッチのオン・オフによる二値入力の場合と、摺動抵抗器や可変抵抗器のように無段階に変動するアナログ値の入力の場合の何れにも適用できて、マイクロコンピュータのANポートの入力処理をデジタル入力とアナログ入力とで変えれば良いので、同一の回路パターンが並列することになり、基板の種類を少なくすることができて、量産化による基板のコストの低減が図れる。
本発明の実施の形態1に係るAC−CDIユニットのプリント基板回路図 図1のプリント基板回路の一部分の詳細な回路図 図1の回路のマイクロコンピュータの外部スイッチ用のANポートの入力を処理するフローチャート 本発明の実施の形態2に係るプリント基板のモデル回路図 従来のAC−CDIユニットのプリント基板回路図 図5のプリント基板回路の一部分の詳細な回路図
符号の説明
40 プリント基板
41 電流供給回路
42 昇圧回路
43 ギアポジション入力回路
43a、43b 抵抗
43c マイクロコンピュータ
44 点火制御用タイミング回路
45 エンジン冷却水温度検出回路
47A、47B 入力回路
47a、47b 抵抗
47c マイクロコンピュータ
S1,S2 外部情報入力端子
48a コンデンサ
48 蓄放電回路部
57 ギアポジションスイッチ
59 スロットルポジションセンサ
60 温度センサ
64、66 外部スイッチ
65、67 アナログ量出力部品

Claims (5)

  1. プリント基板に、マイクロコンピュータが設けられる共に、該マイクロコンピュータの外部スイッチのオン・オフ情報の入力のために割り振られたアナログ量入力ポートが、コンピュータ駆動電源と接続されると共に、前記外部スイッチと接続するための外部情報入力端子に接続され、
    前記マイクロコンピュータが、前記外部情報入力端子の印加電圧をA/D変換しこの変換値を中間値付近の閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときは外部スイッチがオン、入力値が閾値よりも大きいときは外部スイッチがオフであると判断する制御手順を実行するように構成されていることを特徴とするプリント基板回路。
  2. プリント基板に、アナログ量入力ポートを有する1つ又は複数のマイクロコンピュータが設けられると共に、前記1つのマイクロコンピュータへ集中して、又は前記の複数のマイクロコンピュータに分散して、各マイクロコンピュータのアナログ量入力ポートへ情報入力するための複数の外部情報入力端子が設けられ、
    前記各外部情報入力端子とアナログ量入力ポートとが1対1の接続となるように、前記アナログ量入力ポートが直列接続した2つの抵抗を介してコンピュータ駆動電源と接続され、かつ前記2つの抵抗の中点に前記外部情報入力端子が接続され、
    前記マイクロコンピュータが、外部スイッチを接続する前記外部情報入力端子と接続されるアナログ量入力ポートからの情報入力に関して、該アナログ量入力ポートへの印加電圧をA/D変換しこの変換値を中間値付近の閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときは外部スイッチがオン、入力値が閾値よりも大きいときは外部スイッチがオフであると判断する制御手順を実行するように構成されていることを特徴とするプリント基板回路。
  3. プリント基板に、アナログ量入力ポートを有する1つ又は複数のマイクロコンが設けられると共に、前記1つのマイクロコンピュータへ集中して、又は前記の複数のマイクロコンピュータに分散して、各マイクロコンピュータのアナログ量入力ポートへ情報入力するための複数の外部情報入力端子が設けられ、
    前記各外部情報入力端子とアナログ量入力ポートとが1対1の接続となるように、前記アナログ量入力ポートが直列接続した2つの抵抗を介してコンピュータ駆動電源と接続され、かつ前記2つの抵抗の中点に前記外部情報入力端子が接続され、
    不定アナログ量を出力する回路素子が接続された前記外部情報入力端子と接続される前記マイクロコンピュータは、印加電圧をA/D変換し、この値をAN値として判断するように構成され、
    また外部スイッチが接続された前記外部情報入力端子と接続される前記マイクロコンピュータは、前記アナログ量入力ポートの入力について、印加電圧をA/D変換しこの変換値を中間値付近の閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときは外部スイッチがオン、入力値が閾値よりも大きいときは外部スイッチがオフであると判断する制御手順を実行するように構成されていることを特徴とするプリント基板回路。
  4. プリント基板に、バッテリーの電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路で昇圧した電力をコンデンサに貯めて点火のタイミングでトリガー信号の入力により放電して点火コイルに印加する蓄放電回路部と、内燃機関のクランク軸の回転により回転駆動されるマグネトウの回転位相の検出信号を入力してカウントして所要カウント数に達したらトリガー信号を出力する点火制御用タイミング回路とが設けられ、さらに、前記点火制御用タイミング回路に、外部スイッチであるギアポジションスイッチのオン・オフ情報と、スロットルポジションセンサのアナログ情報と、エンジン温を検出する温度センサの情報とを前記点火制御用タイミング回路へ入力して点火のタイミングをより適切にするためのカウント数の変更が行われるDC−CDIユニットのプリント基板回路において、
    前記ギアポジションスイッチのオン・オフ情報を前記点火制御用タイミング回路へ入力するギアポジションスイッチ入力回路として、
    前記プリント基板に、マイクロコンピュータが設けられる共に、該マイクロコンピュータの外部スイッチのオン・オフ情報の入力のために割り振られたアナログ量入力ポートが、直列接続した2つの抵抗を介してコンピュータ駆動電源と接続され、前記2つの抵抗の中点に前記外部スイッチと接続するための外部情報入力端子が接続され、前記マイクロコンピュータが、前記外部情報入力端子の印加電圧をA/D変換しこの変換値を中間値付近の閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときは外部スイッチがオン、入力値が閾値よりも大きいときは外部スイッチがオフであると判断する制御手順を実行するように構成されていることを特徴とするプリント基板回路。
  5. 前記プリント基板に、さらに前記ギアポジションスイッチと前記スロットルポジションセンサと前記エンジン温を検出する温度センサ以外の情報を入力するための、1つ又は複数の外部情報入力端子と該外部情報入力端子とアナログ量入力ポートが接続されるマイクロコンピュータとが設けられると共に、前記アナログ量入力ポートが直列接続した2つの抵抗を介してコンピュータ駆動電源と接続され、かつ前記2つの抵抗の中点に前記外部情報入力端子が接続され、
    不定アナログ量を出力する回路素子が接続された前記外部情報入力端子と接続される前記マイクロコンピュータは、印加電圧をA/D変換し、この値をAN値として判断するように構成され、
    また外部スイッチが接続された前記外部情報入力端子と接続される前記マイクロコンピュータは、前記アナログ量入力ポートの入力について、印加電圧をA/D変換しこの変換値を中間値付近の閾値と比較して、入力値が閾値よりも小さいときは外部スイッチがオン、入力値が閾値よりも大きいときは外部スイッチがオフであると判断する制御手順を実行するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のプリント基板回路。
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