JP2001325243A - マイクロコンピュータ装置 - Google Patents

マイクロコンピュータ装置

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JP2001325243A
JP2001325243A JP2000146244A JP2000146244A JP2001325243A JP 2001325243 A JP2001325243 A JP 2001325243A JP 2000146244 A JP2000146244 A JP 2000146244A JP 2000146244 A JP2000146244 A JP 2000146244A JP 2001325243 A JP2001325243 A JP 2001325243A
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memory
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user system
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JP2000146244A
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Shozo Tomita
省三 冨田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板上の切換スイッチ等の可動部品
をなくし、小型化及び軽量化が可能なマイクロコンピュ
ータ装置を提供する。 【解決手段】 ユーザシステム1A内のフラッシュメモ
リ13を書き換える時、外部接続端子61a〜63をデ
ータ書込装置90Aに接続し、端子61cに“H”のモ
ード信号MODを印加する。セレクタ16は入出力端子
B側に切り換えられ、データ書込装置90Aが書換制御
回路14に接続される。これにより、データ書込装置9
0Aから受信したデータで、フラッシュメモリ13の内
容が書き換えられる。また、外部接続端子61a〜63
からデータ書込装置90Aを外すと、端子61cは抵抗
64でプルダウンされ、モード信号MODは“L”とな
る。これにより、セレクタ16は入出力端子A側に切り
換えられ、データ書込装置14の動作は停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央処理装置(以
下、「CPU」という)、書き換え可能な不揮発性メモ
リ及び入出力回路等を1チップにまとめたシステムLS
Iと、入出力インタフェース(以下、「入出力I/F」
という)等を、1枚のプリント基板上に搭載したマイク
ロコンピュータ装置、特にその内蔵メモリのデータ書換
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】システムLSIは、CPU、メモリ及び
入出力回路等を、1つの大規模集積回路(LSI)にま
とめたものである。特に、EEPROMやフラッシュメ
モリ等の書き換え可能な不揮発性メモリは、電源を切っ
ても記憶内容が消失せず、電源を再投入すればそのまま
動作し、かつ、電気的に消去及び書き換えが可能である
ので、プログラムコードやデータの記憶素子として、シ
ステムLSIの基本的な構成要素となっている。
【0003】システムLSIは、通常、電源回路や入出
力I/Fと共にプリント基板に搭載され、マイクロコン
ピュータ装置(即ち、ユーザシステム)として製品化さ
れる。このようなユーザシステムは、複雑かつ高度な機
能を必要とするにも拘らず、製品の開発期間の短縮が要
求される。このため、フラッシュメモリ等の記憶データ
は、ソフトウエアの設計段階での変更や、製品が市場に
出回っている間に生じる仕様変更に対応できるようにし
ておく必要がある。
【0004】図2は、従来のユーザシステムとデータ書
込装置の一例を示す概略の構成図である。このユーザシ
ステム1は、システムLSI10、切換スイッチ20、
周辺入出力回路(以下、「周辺I/O」という)30、
入出力I/F40、電源回路50、及び外部接続端子6
1,62,63等を1枚のプリント基板上に搭載したも
のである。
【0005】システムLSI10は、CPU11、随時
読み書き可能なメモリ(以下、「RAM」という)1
2、フラッシュメモリ13、書換制御回路14、内蔵周
辺入出力回路(以下、「内蔵周辺I/O」という)1
5、及びセレクタ16等を1つのLSIにまとめたもの
である。CPU11は、フラッシュメモリ13に格納さ
れたプログラムに従って、ユーザシステム1全体の処理
制御を行うものである。RAM12は、処理中のデータ
を一時的に記憶するものである。書換制御回路14は、
フラッシュメモリ13中のプログラム等のデータの書き
換えを制御するものである。内蔵周辺I/O15は、C
PU11の制御に従って特定の目的及び機能を果たす回
路ブロックの集合体である。また、セレクタ16は、入
出力端子A,B,Cと制御端子Sを有し、制御端子Sに
与えられるモード信号MODに従って、入出力端子Cを
入出力端子AまたはBに切り換えて接続するものであ
る。セレクタ16の入出力端子A,Bは、それぞれ内蔵
周辺I/O15及び書換制御回路14に接続され、入出
力端子Cは、ユーザシステム1の外部接続端子61に接
続されている。
【0006】切換スイッチ20は、このユーザシステム
1を、通常動作モードまたはメモリ書換モードに切り換
えるためのもので、この切換スイッチ20からモード信
号MODが出力され、LSI10内のセレクタ16に与
えられるようになっている。周辺I/O30は、ユーザ
システム1独自の回路ブロックであり、入出力側が外部
接続端子61に接続されると共に、制御端子には切換ス
イッチ20からモード信号MODが与えられ、メモリ書
換モード時には、この入出力側が外部接続端子61から
切り離されるようになっている。
【0007】入出力I/F40は、ユーザシステム1が
制御する入出力装置を接続するためのインタフェースで
あり、システムLSI10内の内蔵周辺I/O15に接
続されている。電源回路50は、ユーザシステム1内の
各部に電源電圧VDDを供給すると共に、外部接続端子
62にその電源電圧VDDを出力するものである。ま
た、外部接続端子63は、接地電位GNDに接続されて
いる。
【0008】一方、データ書込装置90は、ユーザシス
テム1内のフラッシュメモリ13にプログラム等のデー
タを書き込むもので、端子91,92,93、送受信回
路94、制御回路95、キースイッチ96、メモリ9
7、及び電源回路98等で構成されている。端子91〜
93は、ユーザシステム1の外部接続端子61〜63に
対応するもので、このユーザシステム1のフラッシュメ
モリ13にデータを書き込む時に、着脱可能な専用のケ
ーブルを介して接続されるようになっている。端子9
1,92は送受信回路94に接続され、端子93は接地
電位GNDに接続されている。
【0009】送受信回路94は、ユーザシステム1側へ
送信する信号を適切なレベルで出力すると共に、このユ
ーザシステム1側から受信した信号を適切なレベルの論
理信号として入力するためのものである。送受信回路9
4には、制御回路95が接続されている。制御回路95
は、キースイッチ96から与えられる機能動作の指示に
基づいて、予め定められた通信プロトコルに従って、ユ
ーザシステム1に対するデータの送受信を制御するもの
である。メモリ97は、ユーザシステム1に送信するデ
ータ等を記憶しておくものである。また、電源回路98
は、データ書込装置90内の各部に電源電圧を供給する
ものである。
【0010】このようなユーザシステム1において、シ
ステムLSI10中のフラッシュメモリ13の内容を変
更する場合、次のような手順で書き換えを行っていた。
まず、データ書込装置90内のメモリ97に書き換える
データを格納し、このデータ書込装置90の端子91〜
93とユーザシステム1の外部接続端子61〜63を、
専用のケーブルを介して接続する。
【0011】次に、ユーザシステム1のプリント基板に
設けられた切換スイッチ20を操作して、通常動作モー
ドからメモリ書換モードに切り換える。セレクタ16で
は入出力端子Bが選択され、入出力端子B,C間が接続
される。また、周辺I/O30の入出力側は、外部接続
端子61から切り離される。これにより、データ書込装
置90の送受信回路94と、ユーザシステム1の書換制
御回路14とが接続される。
【0012】更に、データ書込装置90のキースイッチ
96を操作して書込動作の指示を行う。これにより、制
御回路95が起動され、メモリ97に格納されたデータ
が読み出され、予め定められた通信プロトコルに従っ
て、ユーザシステム1側に送信される。一方、ユーザシ
ステム1の書換制御回路14では、予め定められた通信
プロトコルに従って、送られてきたデータが受信され、
フラッシュメモリ13の内容が書き換えられる。
【0013】また、必要に応じてフラッシュメモリ13
内のデータを読み出し、データ書込装置90側へ送信し
て正しく書き換えが行われたか否かが確認される。フラ
ッシュメモリ13内のデータの書き換えが終了すると、
切換スイッチ20を通常動作モードに切り換え、データ
書込装置90との間のケーブルを外す。これにより、セ
レクタ16は入出力端子Aに切り換えられ、入出力端子
A,C間が接続されて通常動作モードに戻る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ユーザシステム1では、通常動作モードとメモリ書換モ
ードを切り換えるために、プリント基板上に切換スイッ
チ20等の可動部品を設けていた。このため、プリント
基板の小型化及び軽量化が困難になるという課題があっ
た。
【0015】本発明は、プリント基板上の切換スイッチ
等の可動部品をなくすことにより、前記従来技術が持っ
ていた課題を解決し、小型化及び軽量化が可能なマイク
ロコンピュータ装置を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内の第1の発明は、マイクロコンピュータ
装置において、書き換え可能な不揮発性メモリ、通常動
作またはメモリ書換動作を指定するモード信号で通常動
作が指定されたときに該不揮発性メモリの内容に従って
制御処理を実行するプロセッサ、及び該モード信号でメ
モリ書換動作が指定されたときに与えられた直列データ
に従って該不揮発性メモリの内容を書き換える書換制御
回路を集積したシステムLSIと、データ書き換え時に
データ書込装置が接続されてそれぞれ前記直列データ及
び前記モード信号が与えられる第1及び第2の外部接続
端子と、前記第2の外部接続端子に前記データ書込装置
が接続されていないときに、該第2の外部接続端子をプ
ルアップまたはプルダウンして前記通常動作を指定する
モード信号のレベルを与える抵抗とをプリント基板上に
搭載している。
【0017】第2の発明は、第1の発明のマイクロコン
ピュータ装置におけるシステムLSIを、制御処理用の
プログラムが格納された読み出し専用メモリ(以下、
「ROM」という)を備えると共に、前記プロセッサ
は、前記モード信号で通常動作が指定されたときに前記
不揮発性メモリまたは該ROMの内容に従って制御処理
を実行するように構成している。
【0018】第1及び第2の発明によれば、以上のよう
にマイクロコンピュータ装置を構成したので、次のよう
な作用が行われる。データ書込装置が接続されていない
状態では、マイクロコンピュータ装置の第2の外部接続
端子は、抵抗によってプルアップまたはプルダウンされ
て通常動作を指定するモード信号が与えられる。これに
より、システムLSIのプロセッサにより、不揮発性メ
モリまたはROMの内容が読み出されて制御処理が行わ
れる。一方、データ書込装置が接続されて第2の外部接
続端子にメモリ書換動作を指定するモード信号が与えら
れると、書換制御回路が起動されてこのデータ書込装置
から第1の外部接続端子に与えられる直列データに従っ
て不揮発性メモリの内容が書き換えられる。
【0019】第3の発明は、マイクロコンピュータ装置
において、書き換え可能な不揮発性メモリ、通常動作ま
たはメモリ書換動作を指定するモード信号で通常動作が
指定されたときに該不揮発性メモリの内容に従って制御
処理を実行するプロセッサ、第1の通信プロトコルで与
えられた直列データに従って該不揮発性メモリの内容を
書き換える第1の書換制御回路、第2の通信プロトコル
で与えられた直列データに従って該不揮発性メモリの内
容を書き換える第2の書換制御回路、及び選択信号に従
って該第1または第2の書換制御回路を選択する選択回
路を集積したシステムLSIと、次のような第1〜第3
の外部接続端子と抵抗をプリント基板上に搭載してい
る。
【0020】第1〜第3の外部接続端子は、データ書き
換え時にデータ書込装置が接続されてそれぞれ前記直列
データ、前記モード信号及び前記選択信号が与えられる
ものである。抵抗は、第2の外部接続端子に前記データ
書込装置が接続されていないときに、該第2の外部接続
端子をプルアップまたはプルダウンして通常動作を指定
するモード信号のレベルを与えるものである。
【0021】第3の発明によれば、次のような作用が行
われる。データ書込装置が接続されていない状態では、
マイクロコンピュータ装置の第2の外部接続端子は、抵
抗によってプルアップまたはプルダウンされて通常動作
を指定するモード信号が与えられる。これにより、シス
テムLSIのプロセッサにより、不揮発性メモリの内容
が読み出されて制御処理が行われる。一方、データ書込
装置が接続されて第2の外部接続端子にメモリ書換動作
を指定するモード信号が与えられ、かつ第3の外部接続
端子に第1の書換制御回路を選択する選択信号が与えら
れると、この第1の書換制御回路が起動され、このデー
タ書込装置から第1の外部接続端子に与えられる直列デ
ータに従って不揮発性メモリの内容が書き換えられる。
また、第2の外部接続端子にメモリ書換動作を指定する
モード信号が与えられ、かつ第3の外部接続端子に第2
の書換制御回路を選択する選択信号が与えられると、こ
の第2の書換制御回路が起動され、データ書込装置から
第1の外部接続端子に与えられる直列データに従って不
揮発性メモリの内容が書き換えられる。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態を示すユーザシステムとデータ書込
装置の構成図であり、図2中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。このユーザシステム1Aは、
図2と同様のシステムLSI10、周辺I/O30、入
出力I/F40、電源回路50、及び外部接続端子61
a〜61c,62,63等を1枚のプリント基板上に搭
載したものである。
【0023】システムLSI10は、CPU11、RA
M12、フラッシュメモリ13、書換制御回路14、内
蔵周辺I/O15、及びセレクタ16等を1つのLSI
にまとめたものである。CPU11は、フラッシュメモ
リ13に格納されたプログラムに従って、ユーザシステ
ム1A全体の処理制御を行うものである。RAM12
は、処理中のデータを一時的に記憶するものである。書
換制御回路14は、予め定められた通信プロトコルに従
ってデータ書込装置側と直列データの送受信を行い、受
信したデータによってフラッシュメモリ13中のプログ
ラム等のデータを書き換えるものである。内蔵周辺I/
O15は、CPU11の制御に従って特定の目的及び機
能を果たす回路ブロックの集合体である。
【0024】セレクタ16は、入出力端子A,B,Cと
制御端子Sを有し、制御端子Sに与えられるモード信号
MODに従って、入出力端子Cを入出力端子AまたはB
に切り換えて接続するものである。セレクタ16では、
モード信号MODがレベル“L”のときは、通常動作モ
ードとして入出力端子A側が選択され、このモード信号
MODがレベル“H”のときは、メモリ書換モードとし
て入出力端子B側が選択されるようになっている。セレ
クタ16の入出力端子A,Bは、それぞれ内蔵周辺I/
O15及び書換制御回路14に接続され、入出力端子C
は、ユーザシステム1Aの外部接続端子61a,61b
に接続されている。
【0025】周辺I/O30は、ユーザシステム1A独
自の回路ブロックであり、インバータ31、このインバ
ータ31の出力信号で制御される論理積ゲート(以下、
「AND」という)32及び3ステートバッファ33等
で構成されている。AND32の入力側と3ステートバ
ッファ33の出力側が、それぞれ外部接続端子61a,
61bに接続されている。インバータ31の入力側は外
部接続端子61cに接続され、モード信号MODが与え
られるようになっている。外部接続端子61cは、プル
ダウン用の抵抗64を介して接地電位GNDに接続され
ている。
【0026】入出力I/F40は、ユーザシステム1A
が制御する入出力装置を接続するためのインタフェース
であり、システムLSI10内の内蔵周辺I/O15に
接続されている。電源回路50は、ユーザシステム1A
内の各部に電源電圧VDDを供給すると共に、外部接続
端子62にその電源電圧VDDを出力するものである。
また、外部接続端子63は、接地電位GNDに接続され
ている。
【0027】一方、データ書込装置90Aは、ユーザシ
ステム1A内のフラッシュメモリ13にプログラム等の
データを書き込むもので、端子91a〜91c,92,
93、送受信回路94A、制御回路95A、キースイッ
チ96、メモリ97、及び電源回路98等で構成されて
いる。端子91a〜93は、ユーザシステム1Aの外部
接続端子61a〜63に対応するもので、このユーザシ
ステム1Aのフラッシュメモリ13にデータを書き込む
時に、着脱可能な専用のケーブルを介して接続されるよ
うになっている。端子91a〜91c、92は、送受信
回路94Aに接続されている。
【0028】送受信回路94Aは、ユーザシステム1A
側へ送信する信号を適切なレベルで出力すると共に、こ
のユーザシステム1A側から受信した信号を適切なレベ
ルの論理信号として入力するためのものである。即ち、
送受信回路94Aは、端子91aの信号を受信するバッ
ファ94a、端子91bへ信号を出力する3ステートバ
ッファ94b、端子91cへモード信号MODを出力す
るバッファ94c、及びこのモード信号MODに基づい
て3ステートバッファ94bをオン/オフ制御するAN
D94d等を有している。送受信回路94Aには、端子
92を介してユーザシシステム1Aの電源回路50から
電源電圧VDDが供給され、送受信信号のレベル変換が
行われるようになっている。送受信回路94Aには、制
御回路95Aが接続されている。
【0029】制御回路95Aは、キースイッチ96から
与えられる機能動作の指示に基づいて、モード信号MO
Dの出力制御を行うと共に、予め定められた通信プロト
コルに従って、ユーザシステム1Aに対する直列データ
の送受信を制御するものである。メモリ97は、ユーザ
システム1Aに送信するデータ等を記憶しておくもので
ある。また、電源回路98は、データ書込装置90A内
の各部に電源電圧を供給するものである。
【0030】次に、図1のユーザシステム1Aとデータ
書込装置90Aの動作を説明する。ユーザシステム1A
のシステムLSI10中のフラッシュメモリ13の内容
を変更する場合、次のような手順で書き換えが行われ
る。まず、データ書込装置90A内のメモリ97に、書
き換えるデータを格納し、キースイッチ96の操作によ
り、制御回路95Aから出力するモード信号MODを
“L”に設定する。
【0031】次に、図1に示すように、ユーザシステム
1Aの外接続部端子61a〜63と、データ書込装置9
0Aの端子91a〜93を、専用のケーブルを介して接
続する。この時、モード信号MODは“L”であるの
で、ユーザシステム1Aのセレクタ16は入出力端子A
側に切り換えられており、書換制御回路14はデータ書
込装置90Aとは接続されていない。
【0032】更に、データ書込装置90Aのキースイッ
チ96の操作により、制御回路95Aから出力するモー
ド信号MODを“H”に設定する。これにより、ユーザ
システム1Aのセレクタ16が入出力端子B側に切り換
えられ,書換制御回路14がデータ書込装置90Aに接
続される。また、周辺I/O30は、セレクタ16の入
出力端子Cから切り離される。
【0033】この後、データ書込装置90Aのキースイ
ッチ96を操作して,書込動作の指示を行う。これによ
り、制御回路95Aの書込処理が開始されてメモリ97
に格納されたデータが読み出され、予め定められた通信
プロトコルに従ってユーザシステム1A側に送信され
る。一方、ユーザシステム1Aの書換制御回路14で
は、予め定められた通信プロトコルに従って送られてき
たデータが受信され、フラッシュメモリ13の内容が書
き換えられる。また、必要に応じてフラッシュメモリ1
3内のデータを読み出し、データ書込装置90A側へ送
信して正しく書き換えが行われたか否かが確認される。
【0034】フラッシュメモリ13内のデータの書き換
えが終了したとき、自動的またはキースイッチ96の操
作により、モード信号MODを“L”に切り換える。こ
れにより、ユーザシステム1Aのセレクタ16は入出力
端子A側に切り換えられ、データ書込装置90と書換制
御回路14の接続が切り離される。この後、ユーザシス
テム1Aとデータ書込装置90Aを接続しているケーブ
ルを外す。
【0035】なお、データ書込装置90Aが接続されて
いないとき、及び接続されていてもモード信号MODが
“L”に設定されているときは、ユーザシステム1Aの
セレクタ16及び周辺I/O30に与えられるモード信
号MODは、抵抗64で接地電位GNDにプルダウンさ
れて“L”となり、通常動作モードに設定される。
【0036】以上のように、この第1の実施形態のユー
ザシステム1Aは、システムLSI10のデータ書換用
のモード信号MODを、外部から入力するための外部接
続端子61cと、この外部接続端子61cをプルダウン
する抵抗64を有している。これにより、ユーザシステ
ムのプリント基板から、切換スイッチ等の可動部品を排
除して小型化及び軽量化が可能になる。
【0037】(第2の実施形態)図3は、本発明の第2
の実施形態を示すユーザシステムの構成図であり、図1
中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
このユーザシステム1Bは、図1中のシステムLSI1
0とは異なるシステムLSI10B、入出力I/F4
0、電源回路50、及び外部接続端子61a〜63等を
1枚のプリント基板上に搭載したものである。
【0038】システムLSI10Bは、CPU11、R
AM12、フラッシュメモリ13、書換制御回路14
a,14b、内蔵周辺I/O15、セレクタ16a,1
6b、及びバッファ17a,17b等を1つのLSIに
まとめたものである。CPU11は、フラッシュメモリ
13に格納されたプログラムに従って、ユーザシステム
1B全体の処理制御を行うものである。RAM12は、
処理中のデータを一時的に記憶するものである。
【0039】書換制御回路14a,14bは、それぞれ
異なる通信プロトコルに従ってデータ書込装置側とデー
タの送受信を行い、受信したデータによってフラッシュ
メモリ13中のプログラム等のデータを書き換えるもの
である。セレクタ16a,16bは、外部接続端子61
cから与えられるモード信号MODによってメモリ書換
モードが指定されたときに、外部接続端子61dから与
えられる選択信号SELに従って、書換制御回路14a
または14bのいずれか一方を、フラッシュメモリ13
に接続するためのものである。外部接続端子61c,6
1dは、それぞれ抵抗64,65を介して接地電位GN
Dにプルダウンされている。
【0040】セレクタ16aの入出力端子Cは、バッフ
ァ17a,17bを介して外部接続端子61a,61b
に接続され、入出力端子A,Bが書換制御回路14a,
14bにそれぞれ接続されている。また、セレクタ16
bの入出力端子A,Bは、それぞれ書換制御回路14
a,14bに接続され、入出力端子Cがフラッシュメモ
リ13に接続されている。また、外部接続端子61b
は、プルダウン用の抵抗66を介して接地電位GNDに
接続されている。その他の構成は、図1と同様である。
【0041】このようなユーザシステム1Bでは、外部
接続端子61a〜63に、データ書込装置を接続し、モ
ード信号MODを“H”、選択信号SELを“L”に設
定することにより、セレクタ16a,16bの入出力端
子Aに接続された書換制御回路14aが選択されてフラ
ッシュメモリ13に接続される。そして、書換制御回路
14aに予め設定された通信プロトコルに従って、デー
タ書込装置との間でデータの送受信が行われ、受信した
データによってフラッシュメモリ13の内容が書き換え
られる。
【0042】また、データ書込装置から与える選択信号
SELを“H”に設定することにより、セレクタ16
a,16bの入出力端子Bに接続された書換制御回路1
4bを選択し、この書換制御回路14bに予め設定され
た通信プロトコルに従って、データ書込装置との間でデ
ータの送受信を行うこと可能である。
【0043】以上のように、この第2の実施形態のユー
ザシステム1Bは、システムLSI10Bの書換制御部
14a,14bを切り換える選択信号SELを外部から
入力する外部端子61dと、この外部端子61dをプル
ダウンする抵抗65を有している。これにより、ユーザ
システムのプリント基板から、切換スイッチ等の可動部
品を排除して小型化及び軽量化が可能になる。
【0044】(第3の実施形態)図4は、本発明の第3
の実施形態を示すユーザシステムの構成図であり、図1
中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
このユーザシステム1Cは、図1中のシステムLSI1
0とは異なるシステムLSI10C、入出力I/F4
0、及び外部接続端子61a〜63等を1枚のプリント
基板上に搭載したものである。
【0045】システムLSI10Cは、CPU11、R
AM12、読み出し専用メモリ(以下、「ROM」とい
う)12a、フラッシュメモリ13、書換制御回路1
4、内蔵周辺I/O15、割込制御回路18、及び内部
バス19等を1つのLSIにまとめたものである。RO
M12aは、CPU11によって制御されるユーザシス
テム1C全体の制御用のプログラムと、メモリ書換処理
プログラムを格納したものである。割込制御部18は、
モード信号MODが与えられる外部接続端子61cに接
続され、このモード信号MODが“H”になったとき
に、CPU11に対して割込信号を与えるものである。
内部バス19は、CPU11の制御に基づいて、RAM
12、ROM12a、フラッシュメモリ13、内蔵周辺
I/O15、及び割込制御回路18等を制御するため
に、これらを共通接続するものである。その他の構成
は、図1と同様である。
【0046】このようなユーザシステム1Cでは、外部
接続端子61a〜63に図1中のデータ書込装置90A
を接続し、モード信号MODを“L”から“H”に立ち
上げることにより、割込制御回路18を介してCPU1
1に割込信号を与える。これにより、CPU11は割込
モードになり、ROM12aの特定番地に記憶されたメ
モリ書換処理プログラムが実行され、メモリ書換モード
に移行する。
【0047】更に、外部接続端子61a,61bを介し
てデータ書込装置90Aと書込制御回路14が接続さ
れ、この書込制御回路14に予め設定された通信プロト
コルに従ってデータ書込装置90Aとの間でデータの送
受信が行われ、受信したデータによってフラッシュメモ
リ13の内容が書き換えられる。
【0048】以上のように、この第3の実施形態のユー
ザシステム1Cは、システムLSI10Cの割込制御回
路18に与えるモード信号MODを外部から入力する外
部接続端子61cと、この外部接続端子61cをプルダ
ウンする抵抗64を有している。これにより、ユーザシ
ステムのプリント基板から、割込信号用のスイッチ等の
可動部品を排除して小型化及び軽量化が可能になる。
【0049】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(e)のようなものがある。 (a) データ書込装置が接続されていないときに、モ
ード信号MODを“L”にするためのプルダウン用の抵
抗を使用しているが、プルアップ用の抵抗を用いてこの
モード信号MODを“H”に設定するようにしても良
い。その場合には、モード信号MODが“H”で通常動
作モードとなるように、セレクタ16等の接続を行うよ
うにする必要がある。
【0050】(b) ユーザシステム1A等とデータ書
込装置90Aとの間は、外部接続端子61a,61bに
よる直列データの他に、送受信データのタイミングを示
すタイミング信号等を伝送するようにしても良い。
【0051】(c) システムLSI10等の構成は、
図1、図3及び図4に示した構成に限定されない。フラ
ッシュメモリ13と、このフラッシュメモリ13の内容
を書き換える書換制御回路14を備えたものであれば、
どのようなシステムLSIにも同様に適用可能である。
【0052】(d) ユーザシステム1A等とデータ書
込装置90Aとの間の通信プロトコルは、どのようなも
のでも適用可能である。但し、通信プロトコルに応じて
接続用のインタフェースの変更を必要とする場合があ
る。
【0053】(e) 図1の動作説明において、キース
イッチ96の操作によってモード信号MODを“H”に
設定し、更に、キースイッチ96の操作によって書込動
作の指示を行うように説明したが、書込動作の指示に従
ってモード信号MODが“H”にされ、所定時間の経過
後に自動的にデータ転送が開始されるようにしても良
い。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1及び第
2の発明によれば、システムLSIの動作モードを制御
するモード信号を外部から入力するための第2の外部接
続端子と、この外部接続端子をプルアップまたはプルダ
ウンして通常動作モードのモード信号を与える抵抗を有
している。これにより、フラッシュメモリ等の不揮発性
メモリの書き換えのために、プリント基板上に切換スイ
ッチ等の可動部品を搭載する必要がなくなり、小型化及
び軽量化が可能になる。
【0055】第3の発明によれば、システムLSIの動
作モードを制御するモード信号と書換制御回路を選択す
る選択信号を外部から入力するための第2及び第3の外
部接続端子と、これらの外部接続端子をプルアップまた
はプルダウンして通常動作状態に設定するための抵抗を
有している。これにより、フラッシュメモリ等の不揮発
性メモリの書き換えのために、プリント基板上に切換ス
イッチ等の可動部品を搭載する必要がなくなり、小型化
及び軽量化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すユーザシステム
とデータ書込装置の構成図である。
【図2】従来のユーザシステムとデータ書込装置の一例
を示す概略の構成図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すユーザシステム
の構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示すユーザシステム
の構成図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C ユーザシステム 10,10B,10C システムLSI 11 CPU 13 フラッシュメモリ 14,14a,14b 書換制御回路 16,16a,16b セレクタ 61a〜61d,62,63 外部接続端子 64,65 抵抗 90A データ書込装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換え可能な不揮発性メモリ、通常動
    作またはメモリ書換動作を指定するモード信号で通常動
    作が指定されたときに該不揮発性メモリの内容に従って
    制御処理を実行するプロセッサ、及び該モード信号でメ
    モリ書換動作が指定されたときに与えられた直列データ
    に従って該不揮発性メモリの内容を書き換える書換制御
    回路を集積したシステムLSIと、 データ書き換え時にデータ書込装置が接続されてそれぞ
    れ前記直列データ及び前記モード信号が与えられる第1
    及び第2の外部接続端子と、 前記第2の外部接続端子に前記データ書込装置が接続さ
    れていないときに、該第2の外部接続端子をプルアップ
    またはプルダウンして前記通常動作を指定するモード信
    号のレベルを与える抵抗とを、 プリント基板上に搭載したことを特徴とするマイクロコ
    ンピュータ装置。
  2. 【請求項2】 前記システムLSIは、制御処理用のプ
    ログラムが格納された読み出し専用メモリを備えると共
    に、前記プロセッサは、前記モード信号で通常動作が指
    定されたときに前記不揮発性メモリまたは該読み出し専
    用メモリの内容に従って制御処理を実行するように構成
    したことを特徴とする請求項1記載のマイクロコンピュ
    ータ装置。
  3. 【請求項3】 書き換え可能な不揮発性メモリ、通常動
    作またはメモリ書換動作を指定するモード信号で通常動
    作が指定されたときに該不揮発性メモリの内容に従って
    制御処理を実行するプロセッサ、第1の通信プロトコル
    で与えられた直列データに従って該不揮発性メモリの内
    容を書き換える第1の書換制御回路、第2の通信プロト
    コルで与えられた直列データに従って該不揮発性メモリ
    の内容を書き換える第2の書換制御回路、及び選択信号
    に従って該第1または第2の書換制御回路を選択する選
    択回路を集積したシステムLSIと、 データ書き換え時にデータ書込装置が接続されてそれぞ
    れ前記直列データ、前記モード信号及び前記選択信号が
    与えられる第1、第2及び第3の外部接続端子と、 前記第2の外部接続端子に前記データ書込装置が接続さ
    れていないときに、該第2の外部接続端子をプルアップ
    またはプルダウンして前記通常動作を指定するモード信
    号のレベルを与える抵抗とを、 プリント基板上に搭載したことを特徴とするマイクロコ
    ンピュータ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009116832A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Yamaha Motor Electronics Co Ltd プリント基板回路
US8004910B2 (en) 2009-01-28 2011-08-23 Sanyo Electric Co., Ltd. Data transfer system

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