JP2611407B2 - 内燃機関用制御装置 - Google Patents

内燃機関用制御装置

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JP2611407B2
JP2611407B2 JP33104388A JP33104388A JP2611407B2 JP 2611407 B2 JP2611407 B2 JP 2611407B2 JP 33104388 A JP33104388 A JP 33104388A JP 33104388 A JP33104388 A JP 33104388A JP 2611407 B2 JP2611407 B2 JP 2611407B2
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光雄 原
神尾  茂
克哉 前田
光則 ▲高▼尾
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、測定対象の状態を検出して内燃機関の出力
を調節する内燃機関用制御装置に関する。
[従来の技術] 従来より、内燃機関の主力は、種々のセンサにより検
出される測定対象の状態に応じて調節されており、それ
らのものに故障が生じた場合でも、内燃機関の運転を安
全に行うための装置が種々提案されている。例えば、特
開昭61−275539号公報にあるように、スロットル弁をア
クチユエータにより開閉するようにし、スロットル弁の
弁開度をスロットルセンサにより検出するように構成し
た装置で、このスロットルセンサの異常を判別する手段
を設け、正常時にはスロットルセンサの信号に基づいて
フィードバック制御を実行する。そして、スロットルセ
ンサ等に異常が発生したときには、スロットルセンサの
信号に基づかず、アクセルペダルの踏込量等に基づいて
スロットル弁の弁開度をオープンループ制御することに
より、異常発生時においても、運転状態に最適なスロッ
トル弁開度に制御したものが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] こうした従来の装置では、スロットルセンサに異常が
発生したときに、スロットル弁開度を制御することはで
きるが、しかし、アクセルペダルの踏込量の検出を正常
に検出できなくなったときには、対応することができな
い。また、アクセルペダルの踏込量を検出するアクセル
開度センサに異常が生じたことを検出したとしても、異
常発生時にスロットル弁開度の制御を停止することはで
きない。即ち、スロットル弁開度の制御を停止すると、
内燃機関の出力調節ができなくなり、内燃機関が停止し
て、車両の退避走行ができなくなって、かえって不都合
である。このように、内燃機関の出力の調節量に関連す
る測定対象の状態を検出するセンサや、このセンサの異
常を判定する手段そのものに異常が生じた場合等には、
内燃機関の出力の調節を安全に継続することが困難にな
る場合があるという問題があった。
そこで本発明は前記の課題を解決することを目的と
し、内燃機関の出力の調節量に関連する測定対象の状態
を検出するセンサや、このセンサの異常判定等に異常が
生じた場合でも、内燃機関の出力の調節を安全に継続す
ることができる内燃機関用制御装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、本発明は課題を解決するた
めの手段として次の構成を取った。即ち、第1図に例示
する如く、 内燃機関M1の出力を調節する出力調節手段得ろ2と、
該出力調節手段M2による調節量に関連する測定対象の状
態を検出し、該検出結果に基づいて前記調節量を制御す
るための制御信号を前記出力調整手段M2に出力する制御
信号出力手段M3とを有する内燃機関用制御装置におい
て、 同一の前記測定対象の状態を同時に検出する少なくと
も第1及び第2のセンサM4,M5と、 該第1及び第2のセンサM4,M5のそれぞれの異常を判
定し異常であるときには異常であるセンサの検出値を所
定値として出力する第1及び第2の異常検出手段M6,M7
と、 第1若しくは第2の異常検出手段M6,M7によるそれぞ
れの検出結果から前記内燃機関M1の運転状態がより安全
側となる検出信号を選択して前記制御信号出力手段M3に
出力するセンサ信号選択手段M8と、 を備えたことを特徴とする内燃機関用制御装置の構成
がそれである。
[作用] 前記構成を有する内燃機関用制御装置は、少なくとも
第1及び第2のセンサM4,M5が、同一の測定対象の状態
を検出し、第1及び第2の異常検出手段M6,M7が、第1
及び第2のセンサM4,M5のそれぞれの異常を判定し異常
であるときには異常であるセンサの検出値を所定値とし
て出力し、センサ信号選択手段M8が、第1若しくは第2
の異常検出手段M6,M7によるそれぞれの検出結果から内
燃機関M1の運転状態がより安全側となる検出信号を選択
して制御信号出力手段M3に出力する。
そして、制御信号出力手段M3が、この検出結果に基づ
いて前記調節量を制御するための制御信号を出力調整手
段M2に出力し、出力調節手段M2が、この制御信号に基づ
いて内燃機関M1の出力を調節する。よって、第1若しく
は第2のセンサM4,M5や第1若しくは第2の異常検出手
段M6,M7に異常が生じたときでも、内燃機関M1の出力の
調節を安全に行うことができる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図は本発明の一実施例である内燃機関用制御装置
の概略構成図である。1は吸気管であり、吸入空気を清
浄にする図示しないエアクリーナを介して、吸気管1内
に吸入される空気量を検出する空気量センサ2が設けら
れている。この空気量センサ2の下流側の吸気管1内に
は、吸入空気量を調整するためのスロットル弁4が設け
られている。このスロットル弁4は、モータ6により開
方向に駆動され、スプリング8の付勢力によって閉方向
に駆動されるよう構成されており、このモータ6として
は、例えばステップモータやDCモータが用いられる。ま
た、スロットル弁4の回動を検出してスロットル弁開度
に比例した電気信号を出力するスロットルセンサ10も設
けられている。
更に、吸気管1に連通したサージタンク12には、サー
ジタンク12内の吸気圧を検出する吸気圧センサ14が設け
られている。また、サージタンク12と内燃機関16の各気
筒とが分岐管18によって連通されており、この分岐管18
には、内燃機関の各気筒に燃料を供給する燃料噴射弁20
が設けられている。この内燃機関16には、内燃機関16の
回転数を検出する回転数センサ22と、内燃機関16の冷却
水温度を検出する水温センサ24とが配設されている。
一方、アクセルペダル26には、アクセルペダル26の踏
込量に応じたアクセル開度信号を出力する第1アクセル
センサ28及び第2アクセルセンサ30が設けられている。
この第1アクセルセンサ28及び第2アクセルセンサ30
は、共にアクセルペダル26の踏込量を同一の測定対象と
して検出するものとして構成されており、踏込量に応じ
た最小電圧Vmin〜最大電圧Vmaxの範囲の第1及び第2ア
クセル開度信号Va1,Va2を出力するものである。
前記空気量センサ2、モータ6、スロットルセンサ1
0、吸気圧センサ14、回転数センサ22、水温センサ24、
第1アクセルセンサ28及び第2アクセルセンサ30は各々
電子制御回路(以下、ECUという)50に接続されてい
る。このECU50は、周知のCPU52,ROM54,RAM56を論理演算
回路の中心として構成され、外部と入出力を行う入出力
回路、ここでは入力回路58、出力回路60等とをコモンバ
ス62を介して相互に接続して構成されている。尚、バッ
テリ64は電源回路66を介してCPU52、ROM54、RAM56、入
力回路58、主力回路60に電力を供給するように構成され
ており、電源回路66とバッテリ64とを接続する通電ライ
ンには、運転者によって操作されるイグニッション(I
G)スイッチ68が設けられている。
入力回路58は、空気量センサ2、スロットルセンサ1
0、吸気圧センサ14、水温センサ24、第1アクセルセン
サ28及び第2アクセルセンサ30からのアナログ信号をデ
ジタル信号に変換して出力する。CPU52は、空気量セン
サ2、スロットルセンサ10、吸気圧センサ14、回転数セ
ンサ22、水温センサ24、第1アクセルセンサ28及び第2
アクセルセンサ30からの信号を入力回路58を介して入力
し、これらの信号、ROM54、RAM56内のプログラムやデー
タ等に基づいてCPU52は、出力回路60を介してモータ6
及び車室内に設けられた警報ランプ70を駆動する駆動信
号を出力する。
次に前述したECU50で行われる処理について、第4図
のフローチャートによって説明する。
本内燃機関用制御装置は、イグニッションスイッチ68
が投入されると、第4図に示す制御信号出力処理を内燃
噴射制御処理、点火時期制御処理等の他の制御処理と共
に実行する。
空気量センサ2、スロットルセンサ10、吸気圧センサ
14、回転数センサ22、水温センサ24、第1アクセルセン
サ28及び第2アクセルセンサ30等の信号に基づいて、モ
ータ6に制御信号を出力してスロットル弁4の弁開度、
燃料噴射弁20からの燃料噴射量、図示しない点火プラグ
の点火時期等を制御して、アクセルペダル26の踏込量等
に応じて、内燃機関16の運転状態を制御する。特に、運
転者の意志によるアクセルペダル26の踏込量に応じてス
ロットル弁4の弁開度が決定され、内燃機関16の出力が
調節されて、この内燃機関16が搭載された車両の車両速
度、加速度等が所望の状態となされる。
そして、この内燃機関16の運転状態の制御と共に、制
御信号出力処理を繰り返し、本実施例では10ms毎に繰り
返し実行する。まず、第1フェイルフラグFVa1が零であ
るか否かを判定する(ステップ100)。この第1フェイ
ルフラグFVa1は、運転開始時の図示しない初期化処理に
よって、零に設定されており、第1フェイルフラグFVa1
が零であると判定されて、第1アクセルセンサ28からの
第1アクセル開度信号Va1を入力する(ステップ110)。
次に、この第1アクセル開度信号Va1と前回の第1アク
セル開度信号VOa1との差の絶対値が、所定値Dよりも小
さいか否かを判定する(ステップ120)。この所定値D
は、例えば、第1アクセルセンサ28から出力される最小
電圧Vmin〜最大電圧Vmaxの範囲の20%程度の値が適当で
ある。そして、第1アクセル開度信号Va1と前回の第1
アクセル開度信号VOa1との差の絶対値が、所定値Dより
も小さいときには、第1アクセル開度信号Va1が連続し
て変化していると判定して、第1アクセルセンサ28は正
常であると判定する。また、所定値D以上であるときに
は、第1アクセル開度信号Va1が不連続に変化している
と判定して、第1アクセルセンサ28の故障、あるいはハ
ーネスの断線等が生じ、異常が発生していると判定す
る。
所定値Dよりも小さい、正常な状態であると、今回の
第1アクセル開度信号Va1の値を前回の第1アクセル開
度信号VOa1の値に代入する(ステップ130)。一方、所
定値D以上であると、異常な状態であると判定して、第
1アクセル開度信号Va1の値に所定値Vを代入して、ア
クセル開度信号Va1の所定値Vに固定する(ステップ14
0)。この所定値Vは、第1アクセルセンサ28から出力
される最大電圧Vmax(例えば5ボルト)としてもよく、
最小電圧Vmin〜最大電圧Vmaxの中間の値(例えば3.5ボ
ルト)でもよい。次に、異常が発生していることを運転
者に知らせるために、出力回路60を介して警告ランプ70
を点灯して(ステップ150)、第1フェイルフラグFVa1
に1をセットする(160)。
このように、異常が発生しているときには、第1フェ
イルフラグFVa1には1がセットされているので、本制御
処理を繰り返し実行すると、前記ステップ100の処理に
より、零ではないと判定されて、ステップ140〜160の処
理を繰り返し実行する。
前記ステップ130若しくは160の処理を実行すると、第
2アクセルセンサ30について前述した第1アクセルセン
サ28と同様の処理を実行する。まず、第2フェイルフラ
グFVa2が零であるか否かを判定する(ステップ170)。
この第2フェイルフラグFVa2も、運転開始時の図示しな
い初期化処理によって、零に設定されており、第2フェ
イルフラグFVa2が零であると判定されて、第2アクセル
センサ30からの第2アクセル開度信号Va2を入力する
(ステップ180)。次に、この第2アクセル開度信号Va2
と前回の第2アクセル開度信号VOa2との差の絶対値が、
所定値Dよりも小さいか否かを判定する(ステップ19
0)。
所定値Dよりも小さい、正常な状態であると、今回の
第2アクセル開度信号Va2の値を前回の第2アクセル開
度信号VOa2の値に代入する(ステップ200)。一方、所
定値D以上であると、異常な状態であると判定して、第
2アクセル開度信号Va2の値に所定値Vを代入して、第
2アクセル開度信号Va2の値を所定値Vに固定する(ス
テップ210)。次に、異常が発生していることを運転者
に知らせるために、出力回路60を介して警告ランプ70を
点灯して(ステップ220)、第2フェイルフラグFVa2
1をセットする(230)。
このように、異常が発生しているときには、第2フェ
イルフラグFVa2には1がセットされているので、本制御
処理を繰り返し実行し、前記ステップ170の処理によ
り、零ではないと判定されて、ステップ210〜230の処理
を繰り返し実行する。
次に、第1アクセルセンサ28の第1アクセル開度信号
Va1が第2アクセルセンサ30の第2アクセル開度信号Va2
より大きいか否かを判定する(ステップ240)。第1ア
クセル開度信号Va1が第2アクセル開度信号Va2より大き
いときには、アクセル開度信号Vaに第2アクセル開度信
号Va2を代入する(ステップ250)。あるいは、第1アク
セル開度信号Va1が第2アクセル開度信号Va2以下である
ときには、アクセル開度信号Vaに第1アクセル開度信号
Va1を代入する(ステップ260)。こうして、第1アクセ
ル開度信号Va1と第2アクセル開度信号Va2を比較して、
小さい方の値をアクセル開度信号Vaとする。即ち、本実
施例では、アクセル開度信号Vaが小さいほど、この制御
信号に基づくモータ6の駆動によるスロットル弁4の弁
開度が小さくなり、内燃機関16の主力が減少するよう調
節される。よって、アクセル開度信号Vaが小さい方が内
燃機関16の運転状態は安全側であるので、アクセル開度
信号Vaとして小さい方が選択されるようになされてい
る。
尚、本実施例では、第1アクセルセンサ28と第2アク
セルセンサ30とを設けているが、更に、第3、第4等の
複数のアクセルセンサを設けて、共に同一の測定対象で
あるアクセルペダルの踏込量を検出することとしても、
前記ステップ100〜160の処理をその数だけ設けることに
より、同様に実施可能である。また、本実施例では、ア
クセル開度信号Vaが小さい方が内燃機関16の運転状態が
安全側となるので、小さい方が選択しているが、信号と
して大きい方が内燃機関16の運転状態が安全側となるの
であれは、大きい方を選択する構成とすればよい。
このように、本実施例では、第1アクセルセンサ28若
しくは第2アクセルセンサ30での異常が検出されたとき
には、異常である方の検出値Va1またはa2を所定値Vと
する。そして、所定値Vと正常である方のアクセル開度
信号Va1またはVa2との小さい方の値に基づいて、スロッ
トル弁4の弁開度を制御して、内燃機関16は小さい方の
値で、即ち安全側の値で出力を調節される。
また、第1アクセルセンサ28若しくは第2アクセルセ
ンサ30での異常に限らず、第1アクセルセンサ28及び第
2アクセルセンサ30が正常に作動している場合でも、ス
テップ100〜230の処理において、ノイズ等によりCPU52
の処理、あるいはROM54、RAM56に記憶された内容が変化
して、例えば所定値Dの値そのものが変化して、第1ア
クセルセンサ28の異常を検出するステップ100〜160、あ
るいは第2アクセルセンサ30の異常を検出するステップ
170〜230の処理が正常に実行されなくなる場合がある。
この場合でも、第1アクセル開度信号Va1と第2アクセ
ル開度信号Va2を比較して、小さい方の値を選択してア
クセル開度信号Vaの値とする、あるいは所定値Vと正常
である方のアクセル開度信号Va1またはVa2との小さい方
の値を選択してアクセル開度信号Vaの値とする。よっ
て、この小さな値であるアクセル開度信号Vaに基づいて
モータ8が駆動されてスロットル弁4の弁開度が制御さ
れるので、内燃機関16は小さい方の値で、即ち安全側の
値で出力を調節される。また、所定値V以上で内燃機関
16の出力が調節されることはない。
尚、前記ステップ100〜160の処理の実行が第1の異常
検出手段M6として働き、ステップ170〜230の処理の実行
が第2の異常検出手段M7として働く。また、ステップ24
0の処理の実行がセンサ信号選択手段M8として働き、ス
テップ250,260の処理の実行が制御信号出力手段M3とし
て働く。
次に、第2実施例の内燃機関用制御装置について、第
5図のフローチャートにしたがって説明する。尚、前述
した第4図に示した制御信号出力処理と同じ処理につい
ては、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
まず、第1フェイルフラグFVa1が零であると(ステッ
プ100)、第1アクセルセンサ28からの第1アクセル開
度信号Va1を入力する(ステップ110)。次に、このアク
セル開度信号Va1が所定最大値KVmaxより小さいか否かを
判定する(ステップ121)。この所定最大値KVmaxは予め
設定された第1アクセルセンサ28から出力され得る第1
アクセル開度信号Va1の最大電圧Vmaxに応じた値であ
り、第1アクセル開度信号Va1が所定最大値KVmaxより小
さいと第1アクセルセンサ28は正常に作動していると判
定する。また、第1アクセル開度信号Va1が所定最大値K
Vmax以上であると、第1アクセルセンサ28は異常である
と判定する。
第1アクセル開度信号Va1が所定最大値KVmaxより小さ
いときには、第1アクセル開度信号Va1が所定最小値KV
minよりも大きいか否かを判定する(ステップ122)。こ
の所定最小値KVminは予め設定された第1アクセルセン
サ28から主力され得る第1アクセル開度信号Va1の最小
電圧Vminに応じた値であり、第1アクセル開度信号Va1
が所定最小値KVminより大きいと第1アクセルセンサ28
は正常に作動していると判定する。また、第1アクセル
開度信号Va1が所定最小値KVmin以下であると、第1アク
セルセンサ28は異常であると判定する。
このように、第1アクセル開度信号Va1が所定最小値K
Vminと所定最大値KVmaxとの間にあるときには、第1ア
クセルセンサ28は正常と判定し、そうでないときには異
常であると判定する。異常と判定したときには、前述し
たと同様に、第1アクセル開度信号Va1を所定値Vとし
て(ステップ140)、ステップ150,160の処理を実行す
る。
続いて、第2アクセルセンサ30に付いても同様に、第
2アクセル開度信号Va2が所定最小値KVminと所定最大値
KVmaxとの間にあるときには(ステップ191,192)、第2
アクセルセンサ30は正常と判定し、そうでないときには
異常であると判定する。異常と判定したときには、前述
したと同様に、第2アクセル開度信号Va2を所定値Vと
して(ステップ210)、ステップ220,230の処理を実行す
る。
このように、第1、第2アクセル開度信号Va1,Va2
所定最小値KVminと所定最大値KVmaxとの間にあるときに
は、正常と判定し、そうでないときには異常であると判
定する。そして、ノイズ等により所定最小値KVminと所
定最大値KVmaxとの値そのものが変化してしまったりし
て、判定そのものが正常に行われなかった場合でも、第
1アクセル開度信号Va1と第2アクセル開度信号Va2を比
較して、小さい方の値を選択してアクセル開度信号Va
するので、内燃機関16は小さい方の値で、即ち安全側の
値で出力を制御されることとなる。
尚、本実施例では、内燃機関16がガソリン機関である
場合のアクセルペダル26の踏込量とスロットル弁4の調
節量との関係で主力を調節する場合について説明した
が、内燃機関16がディーゼル機関である場合には、アク
セルペダル26の踏込量を測定対象として、例えば、スピ
ルリングの位置により燃料噴射弁からの燃料噴射量を調
節して出力を調節する構成のものでは、第1アクセル開
度信号Va1と第2アクセル開度信号Va2を比較して、小さ
い方の値を選択してアクセル開度信号Vaとし、それによ
って、スピルリングの位置を調節して出力を調節するし
ても同様にして実施可能である。
以上本発明はこの様な実施例に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様で実施し得る。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明の内燃機関用制御装置は、
内燃機関の運転状態がより安全側となる検出信号を選択
して、主力を調節するので、第1若しくは第2のセンサ
が故障しても、あるいは、第1若しくは第2の異常検出
手段が故障しその検出信号そのものが異常であっても、
内燃機関は安全側に出力が調節されるので、内燃機関の
運転を安全に継続することができ、また、車両の退避走
行を行って修理工場まで自走できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の内燃機関用制御装置の基本的構成を例
示するブロック図、第2図は本実施例の内燃機関用制御
装置の概略構成図、第3図は本実施例の電気系統の構成
を示すブロック図、第4図は本実施例の電子制御回路に
おいて行われる制御処理の一例を示すフローチャート、
第5図は第2実施例の電子制御回路において行われる制
御処理の一例を示すフローチャートである。 M1,16……内燃機関、M2……出力調節手段 M3……制御信号出力手段、M4……第1のセンサ M5……第2のセンサ M6……第1の異常検出手段 M7……第2の異常検出手段 M8……センサ信号選択手段 4……スロットル弁、8……モータ 26……アクセルペダル 28……第1アクセルセンサ 30……第2アクセルセンサ、50……電子制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 克哉 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 ▲高▼尾 光則 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−10302(JP,A) 特開 昭63−146140(JP,A) 特開 昭60−75735(JP,A) 特開 昭60−50248(JP,A) 特開 昭61−8437(JP,A) 実開 昭60−88045(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の出力を調節する出力調節手段
    と、該出力調節手段による調節量に関連する測定対象の
    状態を検出し、該検出結果に基づいて前記調節量を制御
    するための制御信号を前記出力調整手段に出力する制御
    信号出力手段とを有する内燃機関用制御装置において、 同一の前記測定対象の状態を同時に検出する少なくとも
    第1及び第2のセンサと、 該第1及び第2のセンサのそれぞれの異常を判定し異常
    であるときには異常であるセンサの検出値を所定値とし
    て出力する第1及び第2の異常検出手段と、 第1若しくは第2の異常検出手段によるそれぞれの検出
    結果から前記内燃機関の運転状態がより安全側となる検
    出信号を選択して前記制御信号出力手段に出力するセン
    サ信号選択手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関用制御装置。
  2. 【請求項2】前記出力調節手段が、前記内燃機関への供
    給空気量を調節するスロットルバルブと、該スロットル
    バルブを回転駆動して開度量を制御する駆動モータとを
    有し、前記第1及び第2のセンサが前記同一の測定対象
    としてアクセルペダルの踏込量を検出するものである請
    求項1記載の内燃機関用制御装置。
JP33104388A 1988-12-27 1988-12-27 内燃機関用制御装置 Expired - Lifetime JP2611407B2 (ja)

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