JP2009109630A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009109630A
JP2009109630A JP2007280207A JP2007280207A JP2009109630A JP 2009109630 A JP2009109630 A JP 2009109630A JP 2007280207 A JP2007280207 A JP 2007280207A JP 2007280207 A JP2007280207 A JP 2007280207A JP 2009109630 A JP2009109630 A JP 2009109630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
positive
refractive power
zoom
negative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007280207A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009109630A5 (ja
JP5084446B2 (ja
Inventor
Tomonori Kimura
友紀 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007280207A priority Critical patent/JP5084446B2/ja
Priority to US12/255,802 priority patent/US7616386B2/en
Publication of JP2009109630A publication Critical patent/JP2009109630A/ja
Publication of JP2009109630A5 publication Critical patent/JP2009109630A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5084446B2 publication Critical patent/JP5084446B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/142Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/143Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only
    • G02B15/1431Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only the first group being positive
    • G02B15/143105Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only the first group being positive arranged +-+

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】 広角端から望遠端に至る全ズーム範囲にわたり良好なる光学性能を有する小型で高変倍比を有するズームレンズを得ること。
【解決手段】 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、1つ以上のレンズ群を含む後群を有し、
広角端に比べ望遠端での該第1レンズ群と該第2レンズ群の間隔が広くなるように、少なくとも該第2レンズ群が移動するズームレンズであって、
該第1レンズ群は、d線における屈折率Nd1a、アッベ数νd1aを各々適切に設定すること。
【選択図】 図1

Description

本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばビデオカメラや電子スチルカメラ、放送用カメラ、監視カメラ等のように固体撮像素子を用いた撮像装置、或いは銀塩写真用のカメラ等に好適なものである。
近年、固体撮像素子を用いたビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、監視カメラ、そして銀塩フィルムを用いたカメラ等の撮像装置は高機能化され、又装置全体が小型化されている。
そしてそれに用いる撮影光学系としてレンズ全長が短く、コンパクトで高ズーム比(高変倍比)を有し、しかも高解像力のズームレンズが要求されている。
これらの要求に応えるズームレンズとして、物体側より像側へ順に、正の屈折力のレンズ群、負の屈折力のレンズ群、そしてそれに続く1つ以上のレンズ群を含む後群を有するズームレンズが知られている(特許文献1〜4)。
後群のレンズ構成としては、正の屈折力の1つのレンズ群による構成、複数の正の屈折力のレンズ群による構成、正の屈折力のレンズ群と負の屈折力のレンズ群をそれぞれ1以上有する構成等が知られている。
これらのタイプのズームレンズでは、第1レンズ群により結像された像を、第2レンズ群以降のレンズ群を移動させて拡大又は縮小することでズーミングを行っている。
第1レンズ群が正の屈折力を有するいわゆるポジティブリードタイプのズームレンズでは、第1レンズ群が負の屈折力を有するいわゆるネガティブリードタイプのズームレンズに比べ、高変倍比が得やすいという特徴を有している。
また近年透光性セラミックスが開発され、それを光学材料として用いた撮影光学系が知られている。透光性セラミックスは光学ガラスに比べて屈折率が高く、又硬度と強度に優れている。この性質を利用して、レンズ系全体の薄型化を図った撮像装置が知られている(特許文献5)。
特開平7−270684号公報 特開2000−347102号公報 特開2003−315676号公報 特開平6−148523号公報 特開2006−84887号公報
近年、撮像装置に用いるズームレンズには、高ズーム比で、かつレンズ系全体が小型であることが強く要望されている。
一般にズームレンズを小型化するためには、ズームレンズを構成する各レンズ群の屈折力を強めつつ、レンズ枚数を削減すれば良い。
しかしながら、このようにしたズームレンズは、レンズ肉厚が増してしまいレンズ系の短縮効果が不十分になると同時に諸収差の補正が困難になってくる。
このため、高ズーム比とレンズ系全体の小型化を図るには、ズームタイプ、各レンズ群の屈折力そして各レンズ群を構成するレンズ構成等を適切に設定することが重要となる。
又、それと共にこのときレンズに使用する材料は、屈折率とアッベ数を考慮して、各ズームポジション(各ズーム位置)で色収差を含めた各種収差が小さくなるように選択することが重要となる。
例えばポジティブリード型のズームレンズで全系の小型化を図りつつ、高ズーム比化を図るには、第1レンズ群中のレンズに屈折率とアッベ数等を考慮して適切なる材料を選択することが重要となってくる。
特許文献5では、正レンズと負レンズを貼り合わせた接合レンズの負レンズの材料に、透光性セラミックスを用いてレンズ肉厚の薄型化をし、レンズ系全体の小型化を図っている。
特許文献5では、セラミックスがガラスに比べて高屈折率、高硬度、高曲げ強度を有することに着目し、1枚の負レンズの薄肉化分だけ小型化ができるという効果を獲ている。
一般に光学ガラスは、屈折率を縦軸に上方向が大きな値となるように、アッベ数を横軸に左方向が大きな値となるように取ったグラフ(以下「nd−νd図」と呼ぶ)上にマッピングさせると、ほぼいくつかの直線に沿って分布することが知られている。
また一般に光学ガラスの屈折率が大きくなると、アッベ数は小さくなり、分散が大きくなる特性がある。
一方、可視光領域で光透過率の高いセラミックスや酸化物の単結晶および多結晶の中には、屈折率とアッベ数の関係が、前述のnd−νd図において通常の光学ガラスとは異なる領域に存在するものが知られている。
すなわち同じアッベ数を有する光学ガラスに比べ、高い屈折率を有する材料が知られている。
このような性質を有するセラミックスを光学材料として用いると、収差補正及び光学系全体の小型化に有利となる。
しかしながら単にセラミックスより成るレンズをズームレンズに用いても全ズーム範囲にわたり、高い光学性能を得ることは難しい。
セラミックスより成るレンズを用いて高ズーム比化とレンズ系全体の小型化を図るには、ズームタイプ、各レンズ群の屈折力そして各レンズ群のレンズ構成等を適切に設定することが重要になってくる。
本発明は、透明性のセラミックスより成るレンズを適切に用いることにより、高ズーム比で、しかも全ズーム範囲にわたり高い光学性能が得られる小型のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、1つ以上のレンズ群を含む後群を有し、
広角端に比べ望遠端での該第1レンズ群と該第2レンズ群の間隔が広くなるように、少なくとも該第2レンズ群が移動するズームレンズであって、
該第1レンズ群は、d線における屈折率をNd1a、アッベ数をνd1aとするとき、
Nd1a>2.3−0.01・νd1a
1.65<Nd1a<2.70
なる条件を満足する材料で構成されるレンズG1aを有することを特徴としている。
本発明によれば、広角端から望遠端に至る全ズーム範囲にわたり良好なる光学性能を有する小型で高変倍比を有するズームレンズが得られる。
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施例について説明する。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、1つ以上のレンズ群を含む後群から構成されている。
ズーミングに際しては、広角端に比べ望遠端での第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が広くなるように、少なくとも第2レンズ群が移動している。
後群のレンズ構成としては、物体側から像側へ順に正の屈折力の第3レンズ群と正の屈折力の第4レンズ群より成っている。
又は、物体側から像側へ順に正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群より成っている。
図1は、実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)における要部断面図(レンズ断面図)である。図2〜図4はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。
図5は、実施例2のズームレンズの広角端における要部断面図である。図6〜図8はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端における収差図である。
図9は、実施例3のズームレンズの広角端における要部断面図である。図10〜図12はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端における収差図である。
図13は、実施例4のズームレンズの広角端における要部断面図である。図14〜図16はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端における収差図である。
図17は、実施例5のズームレンズの広角端における要部断面図である。図18〜図20はそれぞれ実施例5のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端における収差図である。
図21は、実施例6のズームレンズの広角端における要部断面図である。図22〜図24はそれぞれ実施例6のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端における収差図である。
図25は、実施例7のズームレンズの広角端における要部断面図である。図26〜図28はそれぞれ実施例7のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端における収差図である。
図29、図30は各々本発明のズームレンズを備えるカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。
尚、各実施例のズームレンズをプロジェクター等の投射レンズとして用いるときは、左方がスクリーン、右方が被投射画像となる。
レンズ断面図において、iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。LRは1以上のレンズ群を含む後群である。
SPは開口絞りである。開口絞りSPは図5、図9、図17、図21、図25に示した実施例2、3および実施例5〜7のズームレンズにおいては、第3レンズ群L3の物体側に配置している。
又、開口絞りSPは図1および図13に示した実施例1および実施例4のズームレンズにおいては、第3レンズ群L3中に配置している。
図9、図17においてFPはフレアーカット絞りであり、第3レンズ群L3の像側に配置している。
Gは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。
IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が置かれる。
又、銀塩フィルム用のカメラの撮像光学系として使用する際には、フィルム面に相当する。
収差図において、d、gは各々d線及びg線、ΔM,ΔSはメリディオナル像面、サジタル像面、倍率色収差はg線によって表している。ωは半画角、FnoはFナンバーである。
尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
矢印は、広角端から望遠端へのズーミングにおける各レンズ群の移動軌跡を示している。
各実施例のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、およびこれに続く1つ以上のレンズ群を含む後群LRで構成している。
広角端から望遠端へのズーミングに際しては、広角端に比べ望遠端での該第1レンズ群L1と該第2レンズ群L2の間隔が広くなるように、第2レンズ群L2を移動させている。
実施例1〜6のズームレンズでは、後群LRを正の屈折力の第3レンズ群L3と正の屈折力の第4レンズ群L4から構成している。
このうち実施例1、2、4、6のズームレンズでは、広角端から望遠端のズーミングにおいて、第2レンズ群L2を像側へ移動させて主たる変倍を行っている。そして、第4レンズ群L4を移動させて変倍に伴う像面変動を補正すると共に、フォーカシングを行っている。
ズーミングにおける第4レンズ群L4の移動軌跡を物体側へ凸状とすることで、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との空間の有効利用を図り、レンズ全長の短縮化を効果的に達成している。
第4レンズ群L4に関する実線の曲線4aと点線の曲線4bは、各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの変倍に伴う像面変動を補正するための移動軌跡である。
また、望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、矢印4cに示す如く第4レンズ群L4を前方に繰り出すことで行っている。
尚、第1レンズ群L1と第3レンズ群L3、そして開口絞りSPは、ズーミング及びフォーカスの為には光軸方向に移動しない。但し収差補正上必要に応じ移動させても良い。
実施例3および5のズームレンズでは、各レンズ群が移動してズーミングを行っている。
広角端から望遠端のズーミングに際し、第2レンズ群L2は像側に凸状の軌跡を描いて移動している。第1レンズ群L1および第3レンズ群L3は広角端に比べて望遠端で物体側に位置する様に移動している。
また第4レンズ群L4は、ズーミングに際し物体側に凸状の軌跡を描いて移動している。
ズーミングに際し、広角端に比べて望遠端において第1レンズ群L1を物体側に位置する様に移動させることで広角端におけるレンズ全長を短縮しつつ、大きな変倍比(ズーム比)が得られるようにしている。
又、ズーミングに際して広角端に比べ望遠端において、第3レンズ群L3が物体側に位置するように移動させることにより、第3レンズ群L3に大きな変倍効果を持たせている。
更に広角端から望遠端へのズーミングに際して正の屈折力の第1レンズ群L1を物体側へ移動することで第2レンズ群L2にも変倍効果を持たせている。これにより第1レンズ群L1、第2レンズ群L2の屈折力をあまり大きくすることなく高い変倍比を得ている。
第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行うリヤーフォーカス式を採用している。
第4レンズ群L4のフォーカスに関する移動軌跡は、先の実施例1、2、4、6と同じである。
開口絞りSPはズーミングに際して第3レンズ群L3と一体に移動しているが、別体にて移動しても、また固定としてもよい。一体に移動すると移動/可動で分けられる群数が少なくなり、メカ構造が簡素化しやすくなる。
また、第3レンズ群L3と別体にて移動させる場合は、前玉径の小型化に有利である。
一方、開口絞りSPを固定とする場合は絞りユニットを移動させる必要がないため、ズーミングの際、駆動させるアクチュエータの駆動トルクを小さく設定できる省電力化の点で有利となる。
フレアーカット絞りFPはズーミングに際して第3レンズ群L3と一体的に移動している。
実施例7のズームレンズでは、後群LRを正の屈折力の第3レンズ群L3と負の屈折力の第4レンズ群L4と正の屈折力の第5レンズ群L5から構成している。
広角端から望遠端のズーミングにおいて、第2レンズ群L2を物体側へ移動させて主たる変倍を行い、第4レンズ群L4を移動させて変倍に伴う像面変動を補正している。
第4レンズ群L4の移動軌跡を像側へ凸状とすることで、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5との空間の有効利用を図り、レンズ全長の短縮化を効果的に達成している。
また、望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、第4レンズ群L4を矢印4cの如く後方(像側)に移動させて行っている。
第4レンズ群L4に関する実線の曲線4aと点線の曲線4bは、各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端へのズーミングに伴う像面変動を補正するための移動軌跡を示している。
尚、無限遠物体から近距離物体へのフォーカスに際して第5レンズ群L5を物体側に繰り出すことで行っても良い。
このときの第5レンズ群L5のフォーカスに関する移動軌跡は、先の実施例1〜6の第4レンズ群L4と同じである。
尚、第1レンズ群L1と第3レンズ群L3、そして開口絞りSPは、ズーミング及びフォーカスの為には光軸方向に移動しない。但し収差補正上必要に応じ移動させても良い。
尚、各実施例では4つ又は5つのレンズ群で構成されるズームレンズを示しているが、第1レンズ群L1の物体側に必要に応じて屈折力のあるレンズ群やコンバーターレンズ群等を設けても良い。
又、実施例1〜6の第4レンズ群L4の像側や実施例7の第5レンズ群L5の像側に必要に応じて屈折力のあるレンズ群やコンバーターレンズ群等を設けても良い。
各実施例において、d線における屈折率をNd1a、アッベ数をνd1aとする。
このとき、第1レンズ群L1は、
Nd1a>2.3−0.01・νd1a ・・・・(1)
1.65<Nd1a<2.70 ・・・・(2)
なる条件を満足する材料で構成されるレンズG1aを少なくとも1つ有している。
次に、条件式(1)および(2)の技術的意味について説明する。
条件式(1)および(2)は、第1レンズ群L1を構成する1つのレンズG1aの材料の屈折率Nd1aおよびアッベ数νd1aとの関係を規定している。
条件式(1)は、レンズG1aの材料のアッベ数νd1aを決めるとき、その材料の屈折率Nd1aが、条件式(1)の右辺で計算される値よりも大きい材料を用いることを示している。
またレンズG1aの材料のアッベ数νd1aをより小さくするとき、すなわち分散をより大きくするときには、屈折率Nd1aが、より大きな値の材料を用いることを意味している。
屈折率Nd1aが、アッベ数の値から計算される条件式(1)の下限値を超えて小さくなると、レンズG1aの各面の曲率が強くなる。この結果、レンズG1aで発生する球面収差と軸上色収差が大きくなりすぎ、第1レンズ群L1で球面収差と軸上色収差の補正残り(残存収差)が多くなる。
第1レンズ群L1で発生した収差量は、レンズ系全体では、第2レンズ群L2以降の各レンズ群の横倍率の積を乗じた値となる。
ズームレンズでは、第2レンズ群L2以降の横倍率の積は望遠端で最大となる。
そのため、第1レンズ群L1の球面収差と軸上色収差の補正残りが大きくなると、特に高変倍比(高ズーム比)のズームレンズにおいては、望遠端においてレンズ系全体として大きな収差量となる。このため、フレアが増大し、解像度が低下し、更に色にじみが増大して画質が劣化してくる。
またレンズG1aの材料の屈折率Nd1aが条件式(2)の下限値を超えて小さすぎると、レンズG1aの曲率半径が強くなる。この結果、レンズG1aで発生する球面収差が大きくなりすぎ、特に望遠端において、フレアが増大し、解像度が低下してくる。
又、上限値を超えて大きすぎると、レンズG1aの屈折力が強くなりすぎ、レンズ系全体のペッツバール和の補正が困難となり、像面湾曲が発生してくるので良くない。
各実施例では以上のように条件式(1)、(2)を満足することにより、良好な光学性能を有する小型で高変倍比(高ズーム比)のズームレンズを得ている。
各実施例においては、前述の条件式(1)、(2)に加えて次の条件のうち1以上を満足するのがより好ましい。これによれば、各条件に相当する効果を得ることができる。
レンズG1aが正の屈折力を有するときは、正の屈折力のレンズG1aを正レンズG1paとする。このとき正レンズG1paの材料のアッベ数をνd1pa、物体側の面の曲率半径をR1p、像側の面の曲率半径をR2pとする。
正レンズG1paの焦点距離をf1pa、第1レンズ群の焦点距離をf1とする。
レンズG1aが負の屈折力を有するときは、該負の屈折力のレンズG1aを負レンズG1naとする。このとき該負レンズG1naのアッベ数をνd1na、物体側の面の曲率半径をR1n、像側の面の曲率半径をR2nとする。
負レンズG1naの焦点距離をf1naとする。
第2レンズ群の焦点距離をf2とする。
このとき、
νd1pa>45 ‥‥‥(3)
0.5<(R1p+R2p)/(R2p−R1p)<10.0 ‥‥‥(4)
0.3<f1pa/f1<3.0 ‥‥‥(5)
νd1na<45 ‥‥‥(6)
−10.0<(R1n+R2n)/(R2n−R1n)<−1.5 ‥‥‥(7)
1.0<|f1na/f1|<3.0 ‥‥‥(8)
2.5<|f1/f2|<12.0 ‥‥‥(9)
なる条件のうち1以上を満足するのが良い。
次に条件式(3)〜(9)の技術的意味について説明する。
条件式(3)および(4)は、レンズG1aが正の屈折力の正レンズG1paの場合について、その材料のアッベ数およびレンズ形状を規定する式である。
条件式(3)の下限値を超えてアッベ数νd1paが小さくなりすぎると、正レンズG1paで発生する軸上色収差が大きくなりすぎ、第1レンズ群L1で負レンズと組み合わせて色消しを行っても、望遠端において軸上色収差の二次スペクトルの補正が困難となる。
条件式(4)は正レンズG1paのシェープファクター(レンズ形状)に関する式である。
条件式(4)の下限値を超えて、正レンズG1paが両凸形状で像側の曲率が強くなりすぎると、正レンズG1paの像側の面で広角端において軸外光線の射出角度が大きくなりすぎ、広角端において倍率色収差や非点収差が大きく発生してくるので良くない。
また条件式(4)の上限値を超えて、正レンズG1paの曲率半径R1pとR2pの差が小さくなりすぎると、正レンズG1paの屈折力が小さくなり、正レンズG1paに十分な収差補正能力を与えることが難しくなってくる。
そのため、正レンズG1paの材料の特徴、すなわち一般硝材と比較して低分散かつ高屈折率であることが十分に活用できず、高変倍比(高ズーム比化)と全系の小型化の両立が難しくなる。
また別の見方をすれば、条件式(4)の上限値を超えて、正レンズG1paの曲率半径R1pとR2pの差が小さくなりすぎるとき、正レンズG1paに十分な屈折力を与えようとすれば、正レンズG1paの曲率半径R1pが小さくなりすぎる。
このとき、物体側に向けた凸面の屈折力が強くなりすぎ、第1レンズ群L1で光線高さの高い望遠端における軸上光束の入射角が大きくなり、球面収差が大きく発生して望遠端において光学性能が悪化してくる。
条件式(5)は、第1レンズ群L1における正レンズG1paの屈折力配分を規定するものである。
条件式(5)の下限値を超えて正レンズG1paの焦点距離が小さくなりすぎる、すなわち屈折力が大きくなりすぎると、正レンズG1paで発生する望遠端での球面収差と軸上色収差が大きくなりすぎる。このときの収差を第1レンズ群L1の他のレンズで補正するのが難しくなる。
また上限値を超えて正レンズG1paの屈折力が小さくなりすぎると、レンズG1paの材料の特徴である、一般硝材と比較して低分散のわりに高屈折率であるという特性が十分に発揮できず、高変倍比と全系の小型化の両立が難しくなる。
条件式(6)〜(8)はレンズG1paが負の屈折力の負レンズG1naのときのものである。
条件式(6)および(7)は、レンズG1aが負の屈折力の負レンズG1naの場合について、その材料のアッベ数およびレンズ形状を規定する式である。
正の屈折力を有する第1レンズ群L1において、負レンズG1naは正レンズと組み合わせて、色消しの役割を担っている。
条件式(6)の上限値を超えてアッベ数νd1naが大きくなりすぎると、負レンズG1naと組み合わせて色消しを行う正レンズとのアッベ数の差が小さくなるため、十分な色消しが行えず、望遠端においての軸上色収差が補正不足となってくる。
条件式(7)は負レンズG1naのシェープファクターの式である。
条件式(7)の範囲では、負レンズG1naは像側に曲率の強い凹面を向けたメニスカス形状となる。
条件式(7)の下限値を超えて、負レンズG1naの像側の面の曲率半径R2nが小さい、すなわち曲率が強くなりすぎると、第1レンズ群L1で光線高さの高い望遠端において軸上光束の入射角が大きくなりすぎる。
そのため望遠端において、負レンズG1naの像側の面で球面収差が大きく発生し、第1レンズ群L1の正レンズで補正しきれず、望遠端において光学性能が悪化してくる。
上限値を超えて、負レンズG1naの曲率半径R1nとR2nの差が小さくなりすぎると、負レンズG1naの屈折力が小さくなり、負レンズG1naに十分な収差補正能力を与えることが難しくなる。
そのため、負レンズG1naの材料の特徴、すなわち一般硝材と比較して低分散かつ高屈折率であることが十分に活用できず、高変倍比と小型化の両立が難しくなる。
条件式(8)は、正の屈折力を有する第1レンズ群L1において、正レンズと組み合わせて色消しの目的で使用する、負レンズG1naの適正な屈折力を規定するものである。
条件式(8)の下限値を超えて、負レンズG1naの焦点距離f1naが小さい、すなわち負レンズG1naの屈折力が強くなりすぎると、負レンズG1naによる軸上色収差の補正量が過剰となり、色消しを良好に行うのが難しくなる。
一方、上限値を超えて負レンズG1naの焦点距離f1naが大きい、すなわち負レンズG1naの屈折力が弱くなりすぎると、負レンズG1naによる軸上色収差の補正量が不足し、色消しを良好に行うのが難しくなる。
条件式(9)は第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の屈折力の比を規定したものである。
条件式(9)の下限を超えて第1レンズ群L1の焦点距離f1が小さくなりすぎると、第1レンズ群L1で発生する軸上色収差と球面収差を十分に補正するのが難しくなる。特に条件式(1)および(2)と条件式(3)〜(8)の1以上の条件式を満たす材料を使用しても難しくなる。
また上限を超えて第1レンズ群L1の焦点距離f1が大きくなりすぎると、第1レンズ群L1の結像位置は第1レンズ群L1から像側方向に遠く離れてくる。
このとき高変倍比を得るためには、第2レンズ群L2もしくは後群LRの移動量を大きくする必要が生じ、全系が大型化してくるので良くない。
なお、各実施例において、好ましくは条件式(2)〜(9)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.7<Nd1a<2.65 ・・・・(2a)
νd1pa>48 ・・・・(3a)
0.6<(R1p+R2p)/(R2p−R1p)<7.0 ・・・・(4a)
0.4<f1pa/f1<2.4 ・・・・(5a)
νd1na<42 ・・・・(6a)
−8.0<(R1n+R2n)/(R2n−R1n)<−2.0・・・・(7a)
1.1<|f1na/f1|<2.5 ・・・・(8a)
3.0<|f1/f2|<10.0 ・・・・(9a)
また、さらに好ましくは条件式(2a)〜(9a)の数値範囲を次の如く設定すると、先に述べた各条件式が意味する効果を最大限に得られる。
1.7<Nd1a<2.6 ・・・・(2b)
νd1pa>50 ・・・・(3b)
0.7<(R1p+R2p)/(R2p−R1p)<5.0 ・・・・(4b)
0.45<f1pa/f1<1.8 ・・・・(5b)
νd1na<40 ・・・・(6b)
−6.5<(R1n+R2n)/(R2n−R1n)<−2.5・・・・(7b)
1.2<|f1na/f1|<2.0 ・・・・(8b)
3.5<|f1/f2|<9.0 ・・・・(9b)
また、第2レンズ群L2は、少なくとも1枚の正レンズと、少なくとも1枚の負レンズを有することが望ましい。
ズーミングに際して移動する第2レンズ群L2をこのようなレンズ構成にすることで、ズーミングに伴う倍率色収差の変動を抑制することが容易となる。
第2レンズ群L2に続く後群LRを構成するレンズ群のうち、最も物体側に位置するレンズ群は正の屈折力を有することが望ましい。
広角端において軸上光束は、負の屈折力の第2レンズ群L2を通過すると発散光束となるが、第2レンズ群L2に続く後群の最も物体側に位置するレンズ群を正の屈折力とすることで、光束に対して収斂作用を持たせ、後群のレンズ有効径を小さくすることができる。
そのためレンズの小型化に有利である。
また第1レンズ群L1が有する正レンズは2つ以下であることが、レンズ系全体の小型化を実現する上で好ましい。
以上のように各実施例によれば、一般の光学ガラスとは光学特性の異なる材料を第1レンズ群に効果的に使用することにより、高ズーム比でありながら、全ズーム範囲にわたり高い光学性能が得られる小型のズームレンズが得られる。
次に各実施例の具体的なレンズ構成について説明する。以下、レンズ構成は特に断りがない限り、物体側から像側へ順に配置されているものとして説明する。
図1に示す実施例1のズームレンズでは、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4より構成している。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、第2レンズ群L2は像側に移動させて主たる変倍を行い、第4レンズ群L4は物体側に凸状の軌跡で移動させて、主に変倍に伴う像面変動を補正する。
第1レンズ群L1は、物体側が凸面でメニスカス形状の負レンズG11と正レンズG12との接合レンズ、物体側が凸面でメニスカス形状の正レンズG13より構成している。
第1レンズ群L1を3枚のレンズで構成することで、高変倍(高ズーム比)ながら球面収差と、軸上色収差および倍率色収差の各色の補正を良好に行っている。
正レンズG12が正レンズG1paに相当している。正レンズG12の材料は、屈折率およびアッベ数が条件式(1)および(2)を満足する材料である、例えばイットリウム・アルミニウム・ガーネット セラミックス等を用いている。
イットリウム・アルミニウム・ガーネットは、「YAG」とも呼ばれ、Y3Al512で表される可視光領域で透明な酸化物である。
屈折率が1.83、アッベ数が59の光学特性を有し、nd−νd図上で一般の光学ガラス材料が存在しない範囲にあり、一般硝材が分布している範囲より左上側に位置していることが特徴である。
すなわち同じ屈折率を有する光学ガラス材料に比べ、低分散である。
本実施例のような、ズーミング時に固定の正の屈折力の第1レンズ群L1、移動して変倍作用を有する負の屈折力の第2レンズ群L2を有するズームレンズでは、第1レンズ群L1の屈折力を強くすることが、レンズ系全体の小型化には有効である。
そのためには、第1レンズ群L1中の正レンズの面の曲率を強くするか、もしくは材料の屈折率を大きくすることが必要である。
正レンズの面の曲率を強くすると、正レンズで球面収差と色収差が多く発生する。特に第1レンズ群L1内での軸上光束の光線高さが高い望遠端において球面収差と軸上色収差が多く発生し、高い光学性能を維持しつつ高変倍比を実現することが難しくなってくる。
また正レンズに高屈折率の材料を用いると、その像側の面の曲率を緩められるため、球面収差の発生を抑えることができる。
ところが一般の光学ガラス材料では、高屈折率になるほどアッベ数が小さくなる、すなわち高分散となるため正レンズで発生する色収差が増大し、これにより望遠端において軸上色収差が多く発生する。
以上のことから、一般の光学ガラス材料では、高い光学性能を維持しながら高変倍比とレンズ系全体の小型化の両立には限界がある。
一方で第1レンズ群L1の正レンズに、一般の光学ガラス材料に比べ高屈折率でかつアッベ数が大きな材料を使用すると、望遠端において球面収差と軸上色収差の両方の補正が容易となり、全系の小型化と高変倍比の両立が容易となる。
本実施例では、一般の光学ガラス材料と異なる光学特性を有するYAGセラミックスを第1レンズ群L1中の正レンズG12の材料に用いている。これにより望遠端において球面収差と軸上色収差を良好に補正して、約10倍の高変倍比とレンズ系全体の小型化の両立を達成している。
なおYAGは単結晶でもセラミックスと同等の光学特性を有しており、セラミックスの代わりに単結晶を正レンズG12の材料に用いても同様の効果が得られる。またセラミックスの製造条件等により、上記の屈折率とアッベ数の値は若干変化するが実用上全く問題ない。
第1レンズ群L1の正レンズG12に高屈折率の材料を用いることで、レンズ全系のペッツバール和が負の方向に変化する。
これは第1レンズ群L1または第2レンズ群L2以降のレンズ群を構成する負レンズの材料の屈折率を高くするか、または正レンズの材料の屈折率を小さく設定することで、十分補正が容易となる。
第2レンズ群L2は、像側が凹面でメニスカス形状の負レンズG21、両凹形状の負レンズG22、物体側が凸面のメニスカス形状の正レンズG23の3枚で構成し、ズーミングに伴う収差変動を抑制している。
第3レンズ群L3は、物体側に凸面を向けた正レンズG31と、像側に凹面を向けた負レンズG32と、両凸形状の正レンズG33の3枚で構成している。
正レンズG31は物体側の面を非球面とすることで、球面収差を良好に補正している。正レンズG33は物体側の面を非球面とすることで、主に球面収差と非点収差を良好に補正している。
開口絞りSPは第3レンズ群L3内に配置して、望遠端における第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の距離を短くすることで、レンズ全長の短縮を行っている。
第4レンズ群L4は、両凸形状の正レンズG41と像側が凸面でメニスカス形状の負レンズG42を貼り合わせた接合レンズで構成している。正レンズと負レンズの接合レンズとすることで、ズーミングおよびフォーカスに伴う移動時の収差変動を抑えている。
次に図5に示す実施例2について説明する。各レンズ群の屈折力の符号やズーミングにおける各レンズ群の移動条件等の基本レンズ構成は図1の実施例1と同じである。
実施例2は実施例1に比べて、第2レンズ群L2に1枚の負レンズを追加して合計4枚のレンズで構成している。これにより、変倍レンズ群である第2レンズ群L2の屈折力と収差補正能力を高めて、さらに高い変倍比34倍を実現している。
また実施例2は実施例1に比べて、第3レンズ群L3を正レンズと負レンズの2枚のレンズで構成し、開口絞りSPを第3レンズ群L3の物体側に配置した点が異なる。
開口絞りSPを第3レンズ群L3の物体側に配置することにより、入射瞳位置を物体側に近づけることができ、前玉径の小型化を図っている。
第1レンズ群L1中の正レンズG13が正レンズG1paに相当している。
第1レンズ群L1の正レンズG13の材料には、実施例1のレンズG12と同じ材料のYAGを用いている。
分散が同じ程度の通常のガラス材料を用いた場合に比べて高屈折率のため、球面収差をと色収差を悪化させずに正レンズG13に大きな屈折力を与えることが容易となる。この結果、レンズ肉厚を薄くできる効果も加わり、レンズ全体の小型化が容易となる。
次に図9の実施例3について説明する。レンズ群の数や屈折力配置等の基本レンズ構成は実施例1と同じである。実施例3のズームレンズでは、4つのレンズ群の全レンズ群を移動させてズーミングを行うようにしている。
第1レンズ群L1は物体側が凸面の1つの正レンズG11から構成している。正レンズG11が正レンズG1paに相当している。
正レンズG11の材料には、屈折率とアッベ数が条件式(1)と(2)を満たすYAGを用いている。
通常のガラス材料に比べ高屈折率、低分散である特徴を生かし、第1レンズ群L1で色収差と球面収差の発生を抑制しながら、より強い屈折力を正レンズG11、すなわち第1レンズ群L1に与えている。これにより第2レンズ群L2の変倍比を高めて、レンズ系全体の小型化を達成している。
第2レンズ群L2は、像側が凹面でメニスカス形状の負レンズG21、両凹形状の負レンズG22、物体側に凸面を向けた正レンズG23の3枚で構成している。
第3レンズ群L3は、両凸形状の正レンズG31、物体側が凸面でメニスカス形状の正レンズG32と像側が凹面でメニスカス形状の負レンズG33とを貼り合わせた合成屈折力が負の接合レンズの2つのレンズ成分から構成している。
正レンズG31は物体側の面を非球面とすることで、球面収差を良好に補正している。
第4レンズ群L4は、像側に比べ物体側に強い曲率を向けた1つの正レンズG41から構成している。
次に図13の実施例4について説明する。各レンズ群の屈折力の符号やズーミングにおける各レンズ群の移動条件等の基本レンズ構成は図1の実施例1と同じである。
実施例4では、第1レンズ群L1の負レンズG11が負レンズG1naに相当している。負レンズG11の材料に、屈折率とアッベ数が条件式(1)と(2)を満たす株式会社村田製作所社製の透光性セラミックス「ルミセラ」(登録商標)を用いている。
d線の屈折率ndが2.095と高い上に、アッベ数νdが29.4で、nd−νd図上で一般の光学ガラス材料が存在しない範囲にあり、同程度の分散を有する通常のガラス材料に比べて高屈折率であることが特徴である。
第1レンズ群L1の負レンズG11に高屈折率の材料を使用することで、第1レンズ面の曲率をより弱い曲率とすることができる。この結果、負レンズG11を高い光線高さで通過する望遠端において軸上光束の入射角を小さくすることができ、望遠端において球面収差の発生を抑制している。
そのためより大きな変倍比を達成することが容易である。
また負レンズG11と正レンズG12との屈折率差を大きくすることができるので、接合レンズ面での諸収差の補正能力を高めることができ、変倍時の球面収差の変動を小さく抑えることができる。
さらに、本実施例のような負の屈折力を有する第2レンズ群L2で主たる変倍を行うズームレンズでは、レンズ系全体のコンパクト化と高変倍比を両立するために、第2レンズ群L2の負の屈折力を大きくして変倍時の移動量を少なくすることが必要である。
変倍比を上げて第2レンズ群L2の負の屈折力を大きくすると、ペッツバール和はマイナスの値を取る傾向になる。
第2レンズ群L2を構成する負レンズの材料の屈折率を高くすることでペッツバール和のある程度の補正は可能である。しかしながら、負レンズの材料の分散も大きくなるため第2レンズ群L2での色収差が補正しきれず変倍時の倍率色収差の変動が大きくなる。
また正レンズの材料の屈折率を下げることで、ペッツバール和をプラス方向に補正することもある程度可能である。しかしながら、正レンズの面の曲率が強くなり球面収差の補正が困難になると共に、レンズ肉厚が増大するためレンズ系全体が大型化してくる。
そこで本実施例では第1レンズ群L1の負レンズG11に高屈折率の材料を用いて、高変倍化に伴うペッツバール和をプラス側に補正し、像面湾曲の補正をしつつ高変倍化を達成している。
次に図17の実施例5について説明する。各レンズ群の屈折力の符号やズーミングにおける各レンズ群の移動条件等の基本レンズ構成は図9の実施例3と同じである。
実施例5は実施例3に比べて、第1レンズ群L1を負レンズG11と正レンズG12の接合レンズから構成し、第1レンズ群L1の屈折力と収差補正能力を高めて、さらに高い変倍比を実現している点が異なっている。実施例5では負レンズG11が負レンズG1naに相当し、正レンズG12が正レンズG1paに相当している。
実施例5では、負レンズG11の材料に、屈折率とアッベ数が条件式(1)と(2)を満たす株式会社村田製作所社製の透光性セラミックス「ルミセラ」(登録商標)を用いている。又、正レンズG12の材料に屈折率とアッベ数が条件式(1)と(2)を満たすYAGを用いている。
条件式(1)と(2)を満たす材料を第1レンズ群L1の正レンズと負レンズの両方に用いている。これにより、先に述べた正レンズに使用した効果と負レンズに使用した効果を組み合わせ、望遠端において球面収差と軸上色収差の低減を行うと共に、全系の小型化と高変倍化の両立を実現している。
次に図21の実施例6について説明する。各レンズ群の屈折力の符号やズーミングにおける各レンズ群の移動条件等の基本レンズ構成は図5の実施例2と同じである。
負レンズG11が負レンズG1naに相当し、正レンズG12と正レンズG13がいずれも正レンズG1paに相当している。
実施例6では、第1レンズ群L1の負レンズG11に屈折率とアッベ数が条件式(1)と(2)を満たす材料を使用し、正レンズG12と正レンズG13に屈折率とアッベ数が条件式(1)と(2)を満たすYAGを使用している。
第1レンズ群L1の3枚のレンズを全て屈折率とアッベ数が条件式(1)と(2)を満たす材料を使用することで、望遠端において球面収差と軸上色収差を抑制しつつ第1レンズ群L1の屈折力を上げている。これにより、37倍を超える高変倍比と全系の小型化の両立を実現している。
実施例6では、負レンズG11、正レンズG12および正レンズG13は全て物体側に凸面を向けたメニスカス形状としている。
第1レンズ群L1中で、レンズの光軸から高い周辺部を通る光線は、望遠端において軸上光束のマージナル光線と、広角端から少し望遠側寄りのズーム中間位置での軸外光線の2つがある。
レンズで発生する収差量は、光軸から高い位置の光線ほど大きいため、レンズ形状は上記の2つの光束に対して有利な形状とすることが、収差補正上望まれる。
望遠端における軸上光束は、光軸に対して略平行光束である。このため、望遠端において球面収差に対する補正を考慮すると、第1レンズ群L1のレンズ面の曲率は緩くすることが望ましい。
一方、ズーム中間位置での軸外光束は、光軸に対し大きな入射角を有して入射するため、第1レンズ群L1の各レンズはメニスカス形状とすることでレンズに対する光線入射角を小さくすることができる。このため、軸外光線に対する収差、特に非点収差の補正上有利である。
以上のことから、第1レンズ群L1のレンズ形状は曲率がなるべく緩いメニスカス形状を取ることが、ズーム全域での収差補正上有利であるが、これは第1レンズ群L1の屈折力が小さくなる方向であり、レンズ系全体の小型化とは相反する条件である。
これに対し、第1レンズ群L1中の負レンズおよび正レンズに条件式(1)と(2)を満たす高屈折率、低分散材料を使用すれば、通常のガラス材料に比べ、第1レンズ群L1の正の屈折力を維持したまま、より曲率の緩いメニスカス形状とすることができる。
そのため通常のガラス材料では達成できない、ズームレンズの高変倍化と全系の小型化の両立が容易となり、37倍を超える変倍比(ズーム比)を有するコンパクトなズームレンズを実現している。
次に図25の実施例7について説明する。
実施例7のズームレンズでは、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5で構成している。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、第2レンズ群L2は像側に移動させて主たる変倍を行い、第4レンズ群L4は像側に凸状の軌跡で移動させて、主に変倍に伴う像面変動を補正している。
第1レンズ群L1は、物体側が凸面でメニスカス形状の負レンズG11と平凸形状に近い物体側に凸面のメニスカス形状の正レンズG12、物体側が凸面でメニスカス形状の正レンズG13より構成している。
第1レンズ群L1を3枚のレンズで構成することで、高変倍ながら球面収差と、軸上色収差および倍率色収差の各色の補正を良好に行っている。また負レンズG11と正レンズG12は空気間隔で分離することで、収差補正の自由度を高めている。
正レンズG12が正レンズG1paに相当している。
正レンズG12の材料は、屈折率およびアッベ数が条件式(1)および(2)を満足する材料である、YAGを用いている。
これにより望遠端において色収差と球面収差を良好に補正し、20倍を超えるコンパクトなズームレンズを実現している。
第2レンズ群L2の構成は実施例1と同様である。
第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に、両凸形状の正レンズG31、両凸形状の正レンズG32と像側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズG33とからなり合成屈折力が正の接合レンズとから構成している。
第4レンズ群L4は、像側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズG41と両凹レンズG42との接合レンズから構成し、ズーミングおよびフォーカスに伴う色収差変動を良好に補正している。
第5レンズ群L5は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズG51と両凸レンズG52との接合レンズから構成している。正レンズG52は像側の面を非球面とすることで、像面湾曲と非点収差を良好に補正している。
実施例7では、歪曲収差のズーミングに伴う変動が大きいが、固体撮像素子を用いた電子撮像装置に用いるときは、撮影画像のデジタル処理を行う際に電子的に歪曲補正を行うようにしても良い。
次に、本発明の実施例1〜7に各々対応する数値実施例1〜7を示す。
各数値実施例において面番号iは物体側からの光学面の順序を示す。riは第i番目の光学面の曲率半径、diは第i面と第i+1面との面間隔、ndiとνdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数を示す。
バックフォーカス(BF)は、レンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算した値である。レンズ全長は、レンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカス(BF)を加えた値である。
長さの単位は、mmである。
またKを離心率、A4、A5、A6、A7、A8、A9、A10、A11、A12、A13を非球面係数、光軸からの高さHの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、
で表示される。
但しRは曲率半径である。また例えば「E−Z」の表示は「10−Z」を意味する。また、各数値実施例における上述した条件式との対応を表1に示す。
fは焦点距離、FnoはFナンバー、ωは半画角を示す。

[数値実施例1]
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 44.94323 1.10000 1.922860 20.9
2 24.87922 3.40000 1.830000 59.0
3 -311.66846 0.17000
4 16.91453 2.10000 1.651597 58.6
5 29.24701 可変
6 63.67081 0.70000 1.882997 40.8
7 5.89294 2.25000
8 -21.44479 0.60000 1.603112 60.6
9 11.64233 0.75000
10 10.52093 1.30000 1.922860 18.9
11 28.99573 可変
12* 8.44269 2.20000 1.693500 53.2
13 45.79602 1.30000
14(絞り) ∞ 2.20000
15 97.99307 0.60000 1.761821 26.5
16 8.37410 0.30000
17* 12.47224 1.75000 1.583126 59.4
18 -27.34674 可変
19 12.29636 2.70000 1.772499 49.6
20 -12.20927 0.60000 1.846660 23.9
21 -60.76956 可変
22 ∞ 2.00000 1.516330 64.1
23 ∞ 1.71844
像面 ∞

非球面データ
第12面
K=2.74483E-01, A4=-1.79594E-04, A6=-2.82547E-06
第17面
K=-2.26672, A4=1.00000E-05
各種データ
ズーム比 9.6600
広角 中間 望遠
焦点距離 5.0000 20.3823 48.2999
Fナンバー 1.85 2.70 3.01
画角 27.83° 7.38° 3.13°
像高 2.64 2.64 2.64
レンズ全長 58.8035 58.8035 58.8035
BF 8.2944 10.2099 5.3366

d5 0.70000 12.12237 16.13564
d11 16.47378 5.05141 1.03814
d18 4.31536 2.39985 7.27320
d21 5.25699 7.17251 2.29916

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 倍率(広角端) 倍率(望遠端)
1 1 27.41611 0 0
2 6 -6.31700 -0.3798 -5.2872
3 12 17.27190 -1.5598 -0.6484
4 19 14.35338 0.3078 0.5139
[数値実施例2]
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 49.68739 1.55000 1.846660 23.9
2 25.12842 6.50000 1.696797 55.5
3 -1729.79837 0.15000
4 22.95080 3.00000 1.830000 55.5
5 46.68457 可変
6 30.14527 0.70000 2.003300 28.3
7 4.83006 2.65000
8 -18.55234 0.55000 1.882997 40.8
9 31.55988 0.47000
10 9.84009 2.40000 1.922860 18.9
11 -27.02062 0.19158
12 -16.28005 0.50000 1.772499 49.6
13 18.04116 可変
14(絞り) ∞ 0.60000
15* 11.32193 5.50000 1.693500 53.2
16* -18.18735 0.15000
17 71.04026 0.80000 1.846660 23.9
18 11.99239 可変
19 14.22355 3.00000 1.517417 52.4
20 -7.53774 0.50000 1.846660 23.9
21 -12.54537 可変
22 ∞ 2.50000 1.516330 64.1
23 ∞ 2.59916
像面 ∞

非球面データ
第15面
K=-7.89114E-01, A5=-1.23901E-06, A7=-7.85814E-08, A9=4.32890E-09,
A11=-4.74759E-11, A13=-9.62495E-15
第16面
K=-1.11433E+01, A5=-4.76449E-06, A7=2.83204E-07, A9=-3.15298E-09,
A11=-1.25945E-12
各種データ
ズーム比 33.9934
広角 中間 望遠
焦点距離 3.5301 13.5231 120.0000
Fナンバー 1.44 2.14 4.47
画角 32.51° 9.45° 1.07°
像高 2.25 2.25 2.25
レンズ全長 78.7449 78.7449 78.7449
BF 10.1989 16.0116 6.9572

d5 0.88000 14.23147 22.76765
d13 24.80688 11.45541 2.91923
d18 12.74753 6.93479 15.98924
d21 5.95102 11.76375 2.70930

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 倍率(広角端) 倍率(望遠端)
1 1 33.14114 0 0
2 6 -4.29030 -0.1912 -7.7263
3 15 20.53690 -1.7653 -0.9303
4 19 17.23578 0.3156 0.5037
[数値実施例3]
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 29.03236 1.95000 1.830000 59.0
2 361.46208 可変
3 43.30611 0.75000 1.882997 40.8
4 7.43068 3.20000
5 -44.95277 0.70000 1.834807 42.7
6 23.04121 0.65000
7 14.66845 2.00000 1.846660 23.9
8 306.51010 可変
9(絞り) ∞ 0.80000
10* 7.77952 2.00000 1.693500 53.2
11 -73.84500 0.20000
12 10.01787 2.44000 1.696797 55.5
13 26.22635 0.60000 1.846660 23.9
14 4.95903 1.00000
15(フレアカット絞り)∞ 可変
16* 14.29660 2.40000 1.740130 49.3
17 2942.84542 可変
18 ∞ 1.34000 1.516330 64.1
19 ∞ 1.05653
像面 ∞

非球面データ
第10面
K=-1.77968, A4=2.34400E-04, A6=-8.25752E-07, A8=-3.09637E-08
第16面
K=-2.06255, A4=6.52119E-05, A6=-7.88598E-08, A8=1.46548E-09
各種データ
ズーム比 3.9829
広角 中間 望遠
焦点距離 7.5277 13.4557 28.9817
Fナンバー 2.88 3.42 4.24
画角 30.94° 18.54° 8.85°
像高 4.512 4.512 4.512
レンズ全長 51.6564 51.1266 62.1662
BF 8.2402 10.3825 11.3115

d2 0.40000 4.73517 12.32247
d8 18.26571 8.64734 1.89877
d15 4.66050 7.27162 16.54343
d17 5.50000 7.64222 8.57123

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 倍率(広角端) 倍率(望遠端)
1 1 37.93266 0 0
2 3 -11.04148 -0.4351 -0.8207
3 10 16.50600 -0.9050 -2.6932
4 16 19.40387 0.5039 0.3456
[数値実施例4]
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 35.34824 1.15000 2.095000 29.4
2 18.89327 4.60000 1.592400 68.3
3 -462.33550 0.17000
4 18.19543 3.25000 1.696797 55.5
5 100.74837 可変
6 57.14802 0.70000 1.882997 40.8
7 5.44873 2.30000
8 -21.33697 0.60000 1.589130 61.1
9 12.29605 0.68000
10 9.96332 1.30000 1.922860 18.9
11 25.22782 可変
12* 8.21640 2.20000 1.693500 53.2
13 39.96669 1.30000
14(絞り) ∞ 2.20000
15 17.98871 0.60000 1.808095 22.8
16 7.32207 0.30000
17* 16.39284 1.70000 1.583126 59.4
18 -125.78137 可変
19 10.73560 2.75000 1.772499 49.6
20 -11.53581 0.60000 1.846660 23.9
21 -61.29131 可変
22 ∞ 2.00000 1.516330 64.1
23 ∞ 0.50000
像面 ∞

非球面データ
第12面
K=-2.39110E-01, A4=-6.38329E-05, A6=-2.20313E-06, A8=3.96290E-08
第17面
K=1.08967, A4=-1.77316E-04
各種データ
ズーム比 12.3703
広角 中間 望遠
焦点距離 4.8502 21.6739 59.9984
Fナンバー 1.85 2.70 3.01
画角 28.56° 6.94° 2.52°
像高 2.64 2.64 2.64
レンズ全長 56.5775 56.5775 56.5775
BF 8.4535 10.4579 3.6112

d5 0.70000 12.44849 16.57634
d11 16.58036 4.83187 0.70402
d18 4.44365 2.43920 9.28589
d21 6.63450 8.63895 1.79226

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 倍率(広角端) 倍率(望遠端)
1 1 27.01512 0 0
2 6 -6.09464 -0.3670 -8.3333
3 12 18.43591 -2.3795 -0.4561
4 19 12.78447 0.2056 0.5844
[数値実施例5]
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 29.35857 1.15000 2.095000 29.4
2 20.80064 4.10000 1.83000 59.0
3 158.16504 可変
4 32.93325 0.90000 1.882997 40.8
5 8.00027 4.75000
6 -24.37164 0.75000 1.658441 50.9
7 38.21908 0.70000
8 18.43647 1.60000 1.922860 18.9
9 65.59441 可変
10(絞り) ∞ 0.80000
11* 11.14242 2.90000 1.583126 59.4
12* -22.17583 0.20000
13 6.15396 2.44000 1.487490 70.2
14 14.25292 0.85000 1.805181 25.4
15 4.86983 1.00000
16(フレアカット絞り)∞ 可変
17 12.26968 2.50000 1.487490 70.2
18 268.50377 可変
19 ∞ 1.28000 1.516330 64.1
20 ∞ 0.49976
像面 ∞

非球面データ
第11面
K=-8.44270E-01, A4=-7.50417E-05, A6=-3.15793E-07, A8=-5.26465E-08,
A10=-2.90595E-09
第12面
K=-1.37996, A4=-4.94528E-07, A6=1.84265E-07, A8=-1.31698E-07,
A10=-6.15376E-10
各種データ
ズーム比 5.7319
広角 中間 望遠
焦点距離 7.5941 19.8449 43.5285
Fナンバー 2.88 3.61 4.87
画角 31.36° 13.13° 6.07°
像高 4.629 4.629 4.629
レンズ全長 60.4644 62.4548 74.5041
BF 5.0003 9.2602 6.2429

d3 0.30000 11.20167 19.32764
d9 22.31348 6.93307 2.32569
d16 8.25059 10.45985 22.00786
d18 3.65645 7.91633 4.89900

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 倍率(広角端) 倍率(望遠端)
1 1 50.07550 0 0
2 4 -11.15245 -0.3273 -0.7411
3 11 15.21537 -0.6236 -1.6858
4 17 26.29025 0.7430 0.6958
[数値実施例6]
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 46.17511 1.45000 2.180000 30.0
2 24.00867 5.80000 1.830000 59.0
3 237.51436 0.15000
4 24.05337 3.50000 1.830000 55.5
5 68.08192 可変
6 24.47196 0.70000 2.003300 28.3
7 4.62238 2.65000
8 -16.14275 0.55000 1.882997 40.8
9 36.29418 0.45000
10 9.84248 2.30000 1.922860 18.9
11 -31.05346 0.19625
12 -17.37440 0.50000 1.772499 49.6
13 18.85440 可変
14(絞り) ∞ 0.60000
15* 11.58017 5.50000 1.693500 53.2
16* -18.33363 0.15000
17 67.16966 0.80000 1.846660 23.9
18 12.28976 可変
19 14.60839 3.85000 1.517417 52.4
20 -7.46088 0.50000 1.846660 23.9
21 -12.39644 可変
22 ∞ 2.50000 1.516330 64.1
23 ∞ 2.59528
像面 ∞

非球面データ
第15面
K=-8.75470E-01, A5=-1.50137E-07, A7=-9.41021E-08, A9=4.38545E-09,
A11=-4.74233E-11, A13=4.76488E-14
第16面
K=-1.06523E+01, A5=-4.77242E-06, A7=2.58060E-07, A9=-2.61728E-09,
A11=-6.15950E-13
各種データ
ズーム比 37.1395
広角 中間 望遠
焦点距離 3.5003 13.6219 129.9995
Fナンバー 1.44 2.18 4.45
画角 32.51° 9.38° 1.07°
像高 2.25 2.25 2.25
レンズ全長 79.1489 79.1489 79.1489
BF 10.2501 16.7025 6.9435

d5 0.65000 14.36067 23.12650
d13 24.65644 10.94577 2.17994
d18 13.94613 7.49367 17.25271
d21 6.00607 12.45854 2.69950

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 倍率(広角端) 倍率(望遠端)
1 1 33.36071 0 0
2 6 -4.19566 -0.1823 -7.8405
3 15 20.50245 -1.7872 -0.9705
4 19 17.39000 0.3220 0.5121
[数値実施例7]
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 49.38630 1.20000 1.846660 29.4
2 28.39763 0.12827
3 29.34852 3.50000 1.830000 59.0
4 734.29207 0.15000
5 25.76807 2.20000 1.487490 70.2
6 65.14833 可変
7 30.53921 0.60000 1.882997 40.8
8 6.67815 2.15000
9 -9.34365 0.60000 1.804000 46.6
10 16.16627 0.85000
11 18.17120 1.80000 1.808095 22.8
12 -33.66452 可変
13(絞り) ∞ 1.30000
14 59.09637 2.40000 1.719995 50.2
15 -20.71318 0.20000
16 25.37819 4.40000 1.696797 55.5
17 -9.45301 0.70000 1.846660 23.9
18 -33.54028 可変
19 -12.36401 1.80000 1.846660 23.9
20 -7.36880 0.60000 1.603112 60.6
21 19.13063 可変
22 15.19297 0.60000 1.846660 23.9
23 7.54403 6.80000 1.583126 59.4
24* -9.23242 5.00000
25 ∞ 2.00000 1.516330 64.1
26 ∞ 2.60076
像面 ∞

非球面データ
第24面
K=-1.26921, A4=1.85516E-04, A6=-7.25684E-07, A8=-7.90180E-08,
A10=1.01940E-09
各種データ
ズーム比 20.4487
広角 中間 望遠
焦点距離 3.9122 17.8500 79.9994
Fナンバー 1.83 2.33 3.69
画角 32.06° 7.82° 1.75°
像高 2.45 2.45 2.45
レンズ全長 82.4471 82.4471 82.4471
BF 8.9197 8.9197 8.9197

d6 0.50000 17.21963 27.03909
d12 27.76047 11.04084 1.22138
d18 2.36314 7.42124 2.14799
d21 10.92557 5.86747 11.14072

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 倍率(広角端) 倍率(望遠端)
1 1 38.60000 0 0
2 7 -6.18383 -0.2220 -4.7181
3 14 12.52021 -0.4143 -0.3977
4 19 -14.87151 5.5809 5.5954
5 22 12.88148 0.1974 0.1974
各実施例では、高変倍、コンパクトで球面収差、コマ収差、像面湾曲、軸上色収差、倍率色収差が良好に補正された高画素のデジタルカメラ、ビデオカメラ等に対応可能な高性能なズームレンズを達成している。
次に本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施例を図29を用いて説明する。
図29において、20はカメラ本体、21は実施例1〜7で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。
22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。23は固体撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。
24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。
次に本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたビデオカメラ(光学機器)の実施例を図30を用いて説明する。
図30において、10はビデオカメラ本体、11は実施例1〜7で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。
12はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系11によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。13は固体撮像素子12によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録する記録手段である。
14は不図示の表示素子に表示された被写体像を観察するためのファインダである。
上記表示素子は液晶パネル等によって構成され、撮像素子12上に形成された被写体像が表示される。
このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置が実現できる。
本発明の数値実施例1の広角端におけるレンズ断面図 本発明の数値実施例1の広角端における収差図 本発明の数値実施例1の中間のズーム位置における収差図 本発明の数値実施例1の望遠端における収差図 本発明の数値実施例2の広角端におけるレンズ断面図 本発明の数値実施例2の広角端における収差図 本発明の数値実施例2の中間のズーム位置における収差図 本発明の数値実施例2の望遠端における収差図 本発明の数値実施例3の広角端におけるレンズ断面図 本発明の数値実施例3の広角端における収差図 本発明の数値実施例3の中間のズーム位置における収差図 本発明の数値実施例3の望遠端における収差図 本発明の数値実施例4の広角端におけるレンズ断面図 本発明の数値実施例4の広角端における収差図 本発明の数値実施例4の中間のズーム位置における収差図 本発明の数値実施例4の望遠端における収差図 本発明の数値実施例5の広角端におけるレンズ断面図 本発明の数値実施例5の広角端における収差図 本発明の数値実施例5の中間のズーム位置における収差図 本発明の数値実施例5の望遠端における収差図 本発明の数値実施例6の広角端におけるレンズ断面図 本発明の数値実施例6の広角端における収差図 本発明の数値実施例6の中間のズーム位置における収差図 本発明の数値実施例6の望遠端における収差図 本発明の数値実施例7の広角端におけるレンズ断面図 本発明の数値実施例7の広角端における収差図 本発明の数値実施例7の中間のズーム位置における収差図 本発明の数値実施例7の望遠端における収差図 本発明のズームレンズをデジタルカメラに適用したときの要部概略図 本発明のズームレンズをビデオカメラに適用したときの要部概略図
符号の説明
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L5 第5レンズ群
LR 後群
d d線
g g線
ΔM メリジオナル像面
ΔS サジタル像面
SP 絞り
IP 結像面
G CCDのフェースプレートやローパスフィルター等のガラスブロック
ω 半画角
Fno Fナンバー

Claims (11)

  1. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、1つ以上のレンズ群を含む後群から構成され、
    広角端に比べ望遠端での該第1レンズ群と該第2レンズ群の間隔が広くなるように、少なくとも該第2レンズ群が移動するズームレンズであって、
    該第1レンズ群は、d線における屈折率をNd1a、アッベ数をνd1aとするとき、
    Nd1a>2.3−0.01・νd1a
    1.65<Nd1a<2.70
    なる条件を満足する材料で構成されるレンズG1aを少なくとも1つ有することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記レンズG1aが正の屈折力を有するときは、該正の屈折力のレンズG1aを正レンズG1paとし、該正レンズG1paの材料のアッベ数をνd1pa、物体側の面の曲率半径をR1p、像側の面の曲率半径をR2pとするとき、
    νd1pa>45
    0.5<(R1p+R2p)/(R2p−R1p)<10.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記レンズG1aが正の屈折力を有するときは、該正の屈折力のレンズG1aを正レンズG1paとし、該正レンズG1paの焦点距離をf1pa、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
    0.3<f1pa/f1<3.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 前記レンズG1aが負の屈折力を有するときは、該負の屈折力のレンズG1aを負レンズG1naとし、該負レンズG1naのアッベ数をνd1na、物体側の面の曲率半径をR1n、像側の面の曲率半径をR2nとするとき、
    νd1na<45
    −10.0<(R1n+R2n)/(R2n−R1n)<−1.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  5. 前記レンズG1aが負の屈折力を有するときは、該負の屈折力のレンズG1aを負レンズG1naとし、該負レンズG1naの焦点距離をf1na、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
    1.0<|f1na/f1|<3.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は4に記載のズームレンズ。
  6. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
    2.5<|f1/f2|<12.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第2レンズ群は、少なくとも1枚の正レンズと、少なくとも1枚の負レンズを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記後群を構成するレンズ群のうち、最も物体側に位置する第3レンズ群は正の屈折力を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第1レンズ群が有する正レンズは2つ以下であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 固体撮像素子に像を形成することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する固体撮像素子とを有していることを特徴とする撮像装置。
JP2007280207A 2007-10-29 2007-10-29 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Active JP5084446B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007280207A JP5084446B2 (ja) 2007-10-29 2007-10-29 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
US12/255,802 US7616386B2 (en) 2007-10-29 2008-10-22 Zoom lens and image-pickup apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007280207A JP5084446B2 (ja) 2007-10-29 2007-10-29 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012160325A Division JP5318262B2 (ja) 2012-07-19 2012-07-19 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009109630A true JP2009109630A (ja) 2009-05-21
JP2009109630A5 JP2009109630A5 (ja) 2010-12-09
JP5084446B2 JP5084446B2 (ja) 2012-11-28

Family

ID=40582475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007280207A Active JP5084446B2 (ja) 2007-10-29 2007-10-29 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7616386B2 (ja)
JP (1) JP5084446B2 (ja)

Cited By (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157039A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Olympus Imaging Corp ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置
JP2009163066A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Olympus Imaging Corp ズームレンズおよびそれを用いた撮像装置
WO2010001944A1 (ja) * 2008-07-03 2010-01-07 株式会社ニコン ズームレンズ、撮像装置、ズームレンズの製造方法
JP2011137876A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Samsung Electronics Co Ltd 投影光学系
JP2011141364A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Canon Inc 光学系及びそれを有する撮像装置
JP2011186417A (ja) * 2009-07-23 2011-09-22 Fujifilm Corp ズームレンズおよび撮像装置
JP2011186159A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Nikon Corp 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
JP2011186165A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Nikon Corp 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
JP2011227239A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2012027451A (ja) * 2010-06-23 2012-02-09 Nikon Corp 撮影レンズ、この撮影レンズを有する光学機器、及び、撮影レンズの製造方法
JP2012063432A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Olympus Imaging Corp 撮像装置
JP2012159746A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Nikon Corp 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
JP2012189971A (ja) * 2010-04-12 2012-10-04 Fujifilm Corp 投写用ズームレンズ、投写用変倍光学系および投写型表示装置
JP2012198506A (ja) * 2011-03-07 2012-10-18 Panasonic Corp ズームレンズ系、撮像装置及びカメラ
JP2012220875A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Nitto Kogaku Kk 投写用レンズシステムおよびプロジェクタ装置
JP2013050519A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2013088545A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Seiko Epson Corp 投射用ズームレンズ
JP2013088544A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Seiko Epson Corp 投射用ズームレンズ
JP2013120393A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Kofukin Seimitsu Kogyo (Shenzhen) Yugenkoshi プロジェクションレンズ
JP2013145337A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 Nikon Corp 光学系、この光学系を有する撮像装置、及び、光学系の製造方法
JP2014052412A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Canon Inc 光学系及びそれを有する撮像装置
JP2014052635A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 撮像光学系
WO2014065264A1 (ja) * 2012-10-23 2014-05-01 株式会社ニコン 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
JP2014085488A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Nikon Corp 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
JP2014085487A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Nikon Corp 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
WO2014076962A1 (ja) * 2012-11-19 2014-05-22 富士フイルム株式会社 投写用ズームレンズおよび投写型表示装置
US8842209B2 (en) 2012-03-14 2014-09-23 Panasonic Corporation Zoom lens system, interchangeable lens apparatus and camera system
WO2014155464A1 (ja) * 2013-03-27 2014-10-02 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよび撮像装置
US8913327B2 (en) 2010-03-08 2014-12-16 Nikon Corporation Zoom lens system, optical apparatus and method for manufacturing zoom lens system
US9140882B2 (en) 2012-01-25 2015-09-22 Nikon Corporation Zoom lens, optical apparatus, and method for manufacturing the zoom lens
WO2016017434A1 (ja) * 2014-07-28 2016-02-04 コニカミノルタ株式会社 投影光学系及び投影装置
US9335526B2 (en) 2012-03-14 2016-05-10 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Zoom lens system, interchangeable lens apparatus and camera system
JP2016151662A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 株式会社タムロン 光学系及び撮像装置
JP2016177321A (ja) * 2016-06-27 2016-10-06 株式会社ニコン 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
WO2016194109A1 (ja) * 2015-06-01 2016-12-08 オリンパス株式会社 単焦点光学系及びそれを備えた光学装置
WO2016194113A1 (ja) * 2015-06-01 2016-12-08 オリンパス株式会社 単焦点光学系及びそれを備えた光学装置
JP2017102487A (ja) * 2017-03-07 2017-06-08 株式会社ニコン 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
US9690083B2 (en) 2012-03-02 2017-06-27 Ricoh Imaging Company, Ltd. Zoom lens system and electronic imaging apparatus using the same
WO2018088038A1 (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 ソニー株式会社 撮像レンズおよび撮像装置
JP2018529999A (ja) * 2015-09-24 2018-10-11 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 物体マッピング及び/又は瞳マッピングのための光学系
JPWO2017131223A1 (ja) * 2016-01-28 2018-11-15 株式会社ニコン ズームレンズ、光学機器及びズームレンズの製造方法
JP2019144563A (ja) * 2017-03-07 2019-08-29 株式会社ニコン 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
JP2020034955A (ja) * 2018-08-10 2020-03-05 株式会社ニコン 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009229875A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Sony Corp ズームレンズ及び撮像装置
JP5349844B2 (ja) * 2008-06-03 2013-11-20 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
US7965452B2 (en) * 2008-06-04 2011-06-21 Tamron Co., Ltd. High magnification compact zoom lens
JP5328484B2 (ja) * 2009-05-26 2013-10-30 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5538873B2 (ja) * 2009-12-25 2014-07-02 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5804878B2 (ja) * 2010-11-01 2015-11-04 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6150592B2 (ja) * 2013-04-09 2017-06-21 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
US9529181B2 (en) * 2013-10-10 2016-12-27 Nittoh Kogaku K.K. Zoom lens system and imaging apparatus
JP6635252B2 (ja) * 2015-09-24 2020-01-22 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP7233036B2 (ja) * 2017-12-19 2023-03-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 投写レンズ系及び画像投写装置
CN116300014A (zh) * 2022-12-07 2023-06-23 福建福光股份有限公司 一种两档切换式变焦镜头结构

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008250135A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Fujinon Corp ズームレンズおよび撮像装置
JP2009031636A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Konica Minolta Opto Inc ズームレンズ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2988164B2 (ja) 1992-11-06 1999-12-06 キヤノン株式会社 リヤーフォーカス式のズームレンズ
US5963378A (en) * 1994-03-30 1999-10-05 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens
JP3363571B2 (ja) 1994-03-30 2003-01-08 キヤノン株式会社 リヤフォーカス式のズームレンズと撮像系
JP2000347102A (ja) * 1999-06-04 2000-12-15 Konica Corp ズームレンズ
JP2003315676A (ja) 2002-04-19 2003-11-06 Pentax Corp ズームレンズ系
JP4501065B2 (ja) 2004-09-17 2010-07-14 カシオ計算機株式会社 レンズ装置
WO2007032505A1 (ja) 2005-09-13 2007-03-22 Olympus Corporation 結像光学系及びそれを有する電子撮像装置
JP4902191B2 (ja) * 2005-12-20 2012-03-21 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008250135A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Fujinon Corp ズームレンズおよび撮像装置
JP2009031636A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Konica Minolta Opto Inc ズームレンズ

Cited By (61)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157039A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Olympus Imaging Corp ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置
JP2009163066A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Olympus Imaging Corp ズームレンズおよびそれを用いた撮像装置
US8390937B2 (en) 2008-07-03 2013-03-05 Nikon Corporation Zoom lens, imaging apparatus and method for manufacturing zoom lens
WO2010001944A1 (ja) * 2008-07-03 2010-01-07 株式会社ニコン ズームレンズ、撮像装置、ズームレンズの製造方法
JP2010014963A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Nikon Corp ズームレンズ、撮像装置、ズームレンズの変倍方法
JP2011186417A (ja) * 2009-07-23 2011-09-22 Fujifilm Corp ズームレンズおよび撮像装置
JP2011137876A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Samsung Electronics Co Ltd 投影光学系
JP2011141364A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Canon Inc 光学系及びそれを有する撮像装置
JP2011186159A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Nikon Corp 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
JP2011186165A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Nikon Corp 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
US8913327B2 (en) 2010-03-08 2014-12-16 Nikon Corporation Zoom lens system, optical apparatus and method for manufacturing zoom lens system
US9513471B2 (en) 2010-03-08 2016-12-06 Nikon Corporation Zoom lens system, optical apparatus and method for manufacturing zoom lens system
JP2012189971A (ja) * 2010-04-12 2012-10-04 Fujifilm Corp 投写用ズームレンズ、投写用変倍光学系および投写型表示装置
JP2011227239A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2012027451A (ja) * 2010-06-23 2012-02-09 Nikon Corp 撮影レンズ、この撮影レンズを有する光学機器、及び、撮影レンズの製造方法
JP2012063432A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Olympus Imaging Corp 撮像装置
JP2012159746A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Nikon Corp 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
JP2012198506A (ja) * 2011-03-07 2012-10-18 Panasonic Corp ズームレンズ系、撮像装置及びカメラ
JP2012220875A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Nitto Kogaku Kk 投写用レンズシステムおよびプロジェクタ装置
JP2013050519A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
US9110277B2 (en) 2011-10-17 2015-08-18 Seiko Epson Corporation Projection zoom lens
JP2013088545A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Seiko Epson Corp 投射用ズームレンズ
JP2013088544A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Seiko Epson Corp 投射用ズームレンズ
JP2013120393A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Kofukin Seimitsu Kogyo (Shenzhen) Yugenkoshi プロジェクションレンズ
JP2013145337A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 Nikon Corp 光学系、この光学系を有する撮像装置、及び、光学系の製造方法
US9140882B2 (en) 2012-01-25 2015-09-22 Nikon Corporation Zoom lens, optical apparatus, and method for manufacturing the zoom lens
US10281692B2 (en) 2012-03-02 2019-05-07 Ricoh Imaging Company, Ltd. Zoom lens system and electronic imaging apparatus using the same
US9690083B2 (en) 2012-03-02 2017-06-27 Ricoh Imaging Company, Ltd. Zoom lens system and electronic imaging apparatus using the same
US8842209B2 (en) 2012-03-14 2014-09-23 Panasonic Corporation Zoom lens system, interchangeable lens apparatus and camera system
US9335526B2 (en) 2012-03-14 2016-05-10 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Zoom lens system, interchangeable lens apparatus and camera system
JP2014052412A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Canon Inc 光学系及びそれを有する撮像装置
JP2014052635A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 撮像光学系
US9429736B2 (en) 2012-09-10 2016-08-30 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Optical system
US9989744B2 (en) 2012-10-23 2018-06-05 Nikon Corporation Variable magnification optical system, optical device, and method for producing variable magnification optical system
JP2014085487A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Nikon Corp 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
JP2014085488A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Nikon Corp 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
WO2014065264A1 (ja) * 2012-10-23 2014-05-01 株式会社ニコン 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
US10831007B2 (en) 2012-10-23 2020-11-10 Nikon Corporation Variable magnification optical system, optical device, and method for producing variable magnification optical system
US11892610B2 (en) 2012-10-23 2024-02-06 Nikon Corporation Variable magnification optical system, optical device, and method for producing variable magnification optical system
WO2014076962A1 (ja) * 2012-11-19 2014-05-22 富士フイルム株式会社 投写用ズームレンズおよび投写型表示装置
JPWO2014076962A1 (ja) * 2012-11-19 2017-01-05 富士フイルム株式会社 投写用ズームレンズおよび投写型表示装置
US9995917B2 (en) 2012-11-19 2018-06-12 Fujifilm Corporation Projection zoom lens and projection type display device
JP5869727B2 (ja) * 2013-03-27 2016-02-24 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよび撮像装置
JPWO2014155464A1 (ja) * 2013-03-27 2017-02-16 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよび撮像装置
US9632288B2 (en) 2013-03-27 2017-04-25 Fujifilm Corporation Imaging lens and imaging apparatus
WO2014155464A1 (ja) * 2013-03-27 2014-10-02 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよび撮像装置
WO2016017434A1 (ja) * 2014-07-28 2016-02-04 コニカミノルタ株式会社 投影光学系及び投影装置
JP2016151662A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 株式会社タムロン 光学系及び撮像装置
WO2016194113A1 (ja) * 2015-06-01 2016-12-08 オリンパス株式会社 単焦点光学系及びそれを備えた光学装置
US10197769B2 (en) 2015-06-01 2019-02-05 Olympus Corporation Single-focus optical system and optical apparatus using the same
US10197768B2 (en) 2015-06-01 2019-02-05 Olympus Corporation Single focus optical system and optical apparatus using the same
WO2016194109A1 (ja) * 2015-06-01 2016-12-08 オリンパス株式会社 単焦点光学系及びそれを備えた光学装置
JP2018529999A (ja) * 2015-09-24 2018-10-11 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 物体マッピング及び/又は瞳マッピングのための光学系
JPWO2017131223A1 (ja) * 2016-01-28 2018-11-15 株式会社ニコン ズームレンズ、光学機器及びズームレンズの製造方法
US10754130B2 (en) 2016-01-28 2020-08-25 Nikon Corporation Zoom lens, optical apparatus and method for manufacturing the zoom lens
JP2016177321A (ja) * 2016-06-27 2016-10-06 株式会社ニコン 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
WO2018088038A1 (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 ソニー株式会社 撮像レンズおよび撮像装置
JPWO2018088038A1 (ja) * 2016-11-08 2019-09-26 ソニー株式会社 撮像レンズおよび撮像装置
JP2017102487A (ja) * 2017-03-07 2017-06-08 株式会社ニコン 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
JP2019144563A (ja) * 2017-03-07 2019-08-29 株式会社ニコン 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
JP2020034955A (ja) * 2018-08-10 2020-03-05 株式会社ニコン 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20090109548A1 (en) 2009-04-30
US7616386B2 (en) 2009-11-10
JP5084446B2 (ja) 2012-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5084446B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5028104B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP3709148B2 (ja) ズームレンズ系
JP4914136B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5274228B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP4909089B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5465000B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5939788B2 (ja) ズームレンズおよびそれを有する撮像装置
JP2010217478A (ja) ズームレンズ及びそれを備える撮像装置
JP5783840B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2006343552A (ja) ズームレンズおよびそれを有する撮像装置
JP2018180363A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5599065B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6253379B2 (ja) 光学系及びそれを有する撮像装置
JP2007108544A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2010237453A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5318262B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2017068155A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2021173892A (ja) ズームレンズおよび撮像装置
JP2018180365A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6720131B2 (ja) ズームレンズ及び撮像装置
JP2019148679A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2017116702A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5546332B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する光学機器
JP6906999B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101026

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120807

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120904

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5084446

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914

Year of fee payment: 3

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03