JP2010217478A - ズームレンズ及びそれを備える撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを備える撮像装置 Download PDF

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勇樹 窪田
Masato Miyata
正人 宮田
Nobumasa Kamibayashi
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Abstract

【課題】画角、変倍比、F値を確保しながらも、結像性能を良好としやすいズームレンズ等を提供すること。
【解決手段】 物体側から像側に順に、
正屈折力の第1レンズ群G1、
負屈折力の第2レンズ群G2、
正屈折力の第3レンズ群G3、
正屈折力の第4レンズ群G4を有し、
広角端から望遠端への変倍に際して各レンズ群の間の間隔が変化し、
前記第3レンズ群は、像側に凹の像側面をもつ第1の接合レンズ成分と、前記第1の接合レンズ成分の像側直後に配置され物体側に凹の物体側面をもつ第2の接合レンズ成分 を有し、
前記第1の接合レンズ成分は正レンズとその正レンズの像側に配置され像側に凹の像側面を持つ負レンズを有し、
前記第2の接合レンズ成分は物体側に凹の物体側面を持つ負レンズとその負レンズの像側に配置された正レンズを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ズームレンズに関するものである。加えて、ビデオカメラやデジタルカメラをはじめとする撮像装置に関するものである。
近年では、フィルムを用いたカメラに代わり、CCDやCMOSセンサーといった撮像素子を用いて被写体を撮影するデジタルカメラが主流となっている。
更にデジタルカメラは業務用高機能タイプからコンパクトな普及タイプまで幅広い範囲でいくつものカテゴリーを有するようになってきている。
このうち、普及タイプのデジタルカメラのユーザーは、いつでもどこでも手軽に多様なシーンで撮影を楽しみたいという要望をもっている。そのため、小型で持ち運びが便利なタイプのデジタルカメラが好まれるようになっている。
薄型小型化を実施するには、撮像素子を小さくすればよい。ここで、小型化した撮像素子において、小型化する前の撮像素子と同じ画素数とするためには、画素ピッチを小さくする必要がある。このため、小型化した撮像素子では、感度不足を光学系でカバーしなければならない。したがって、F値の明るい光学系が必要となる。
一方、コンパクトタイプのデジタルカメラに用いるズームレンズの変倍比は3倍程度、広角端での画角が63°程度が一般的である。
このような光学系として、物体側から順に、正の屈折力をもつ第1レンズ群、負の屈折力をもつ第2レンズ群、正の屈折力をもつ第3レンズ群、正の屈折力をもつ第4レンズ群の4つのレンズ群を有し、広角端から望遠端への変倍の際に各レンズ群の間の間隔を変化させる光学系が知られている。このような光学系の従来技術の例は、特許文献1、特許文献2、特許文献3に開示されている。
特許文献1に開示されたズームレンズは、F値が広角端で2.8程度であり、変倍比が3程度で、広角端での画角が63°程度のものである。
特許文献2に開示されたズームレンズは、変倍比が4以上確保されているが、F値が広角端で2.8程度であり、広角端での画角が63°程度のものである。
特許文献3に開示されたズームレンズでは、F値が広角端で2.0程度と比較的明るいズームレンズであるが、変倍比が3程度で、広角端での画角が63°程度のものである。
特開2004−252204号公報 特開2003−315676号公報 特開2001−242379号公報
一方、十分な明るさを確保しても変倍比、画角、結像性能を確保したズームレンズが求められている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、画角、変倍比、F値を確保しながらも、結像性能を良好としやすいズームレンズの提供を目的とするものである。更には、そのようなズームレンズを備えた撮像装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、第1の側面のズームレンズは、
物体側から像側に順に、
正屈折力の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ群、正屈折力の第4レンズ群 を有し、
広角端から望遠端への変倍に際して各レンズ群の間の間隔が変化し、
第3レンズ群は、像側に凹の像側面をもつ第1の接合レンズ成分(L32)と、その第1の接合レンズ成分の像側直後に配置され物体側に凹の物体側面をもつ第2の接合レンズ成分(L33)を有し、
その第1の接合レンズ成分(L32)は正レンズ(L32p)とその正レンズ(L32p)の像側に配置され像側に凹の像側面を持つ負レンズ(L32n)を有し、
第2の接合レンズ成分(L33)は物体側に凹の物体側面を持つ負レンズ(L33n)とその負レンズ(L33n)の像側に配置された正レンズ(L33p)を有することを特徴とするものである。
なお、レンズ成分は空気に接する屈折面によって区分けられるレンズ体を意味し、接合レンズ成分は、レンズ成分のうち接合面の屈折面を持つレンズ体を意味する。
また、括弧に表示した記号は、実施の形態における対応するレンズ成分、レンズと対応させた記号であるが、実施の形態により本発明の技術範囲が制限されるものではない。
以下、このような構成をとった理由と作用を説明する。
本発明では、十分なズーム比を確保しやすくするために、物体側から順に、正屈折力の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ群、正屈折力の第4レンズ群を有し、各レンズ群の間隔を変化させることで広角端から望遠端への変倍(ズーミング)を行う構成を採用した。
このような構成を採用することにより、第2レンズ群と第3レンズ群の変倍機能を確保でき、変倍時の収差変動を小さく抑えつつまた各レンズ群の移動量が大きくなることを防ぎ光学系のコンパクト化につながる。
この構成では、第3レンズ群においては他のレンズ群に比べて軸上光束が太くなる。そのため、F値を明るくした光学系を達成するには、この第3レンズ群において良好な収差補正を行うことができる構成とすることが効果的である。
そこで、本発明では、第3レンズ群を、像側に凹の像側面をもつ第1の接合レンズ成分と、その第1の接合レンズ成分の像側直後に配置され物体側に凹の物体側面をもつ第2の接合レンズ成分を有する構成としている。そして、第1の接合レンズ成分は正レンズとその正レンズの像側に配置され像側に凹の像側面を持つ負レンズを有し、第2の接合レンズ成分は物体側に凹の物体側面を持つ負レンズとその負レンズの像側に配置された正レンズを有する構成としている。
このように構成することで、第3レンズ群における各レンズ面の曲率あるいは各レンズの屈折力を小さくすることができ、それにより収差の発生を抑えることができる。加えて、第1の接合レンズ成分の像側の面と第2の接合レンズ成分の物体側の面が凹面を向き合わせる構成とし、前述のレンズ配置としている。これにより、広角端から望遠端までの球面収差、色収差、ペッツバール和を良好に補正できる。また、明るさの確保や画角の確保、変倍比の確保に有利となる。
更に、本発明のズームレンズにおいて、
第1の接合レンズ成分は物体側面が凸のメニスカス形状であり、
第2の接合レンズ成分は像側に凸のメニスカス形状であることがより好ましい。
このように構成することで、2つの接合レンズ成分の対称性がいっそう良好となり、第3レンズ群の正屈折力の確保による全長の短縮や変倍比の確保に有利となる。
また、上述の本発明にて第1の接合レンズ成分と第2の接合レンズ成分が以下の条件式(1)を満足することがより好ましい。
−0.9<SF3n<−0.1 (1)
ただし、
SF3n=(32R1r+33R2f)/(32R1r−33R2f)で定義され、
32R1rは前記第3レンズ群中の前記第1の接合レンズ成分の前記像側面の曲率半径、
33R2fは前記第3レンズ群中の前記第2の接合レンズ成分の前記物体側面の曲率半径、
である。
条件式(1)は、第1の接合レンズと第2の接合レンズにより形成される両凸形状の空気レンズの好ましい形状ファクターを特定するものである。
条件式(1)の下限を下回らないようにして、第2の接合レンズ成分の物体側面の負屈折力を確保する。これにより、第1の接合レンズ成分の物体側面と共に負の屈折力を良好に分担できる。この結果、明るさを確保した際の球面収差などの高次収差の低減に有利となる。
条件式(1)の上限を上回らないようにして、第2の接合レンズ成分の物体側面の負屈折力を適度に抑える。これにより、第3レンズ群に十分な正屈折力を持たせやすくなり、小型化、高変倍比化、短焦点距離化に有利となる。
また、上記課題を解決するための第2の側面のズームレンズは、
物体側から像側に順に、正屈折力の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ群、正屈折力の第4レンズ群を有し、
広角端から望遠端への変倍に際して各レンズ群の間の間隔が変化し、
第3レンズ群は、第1の接合レンズ成分(L32)とその第1の接合レンズ成分の像側に配置された第2の接合レンズ成分(L33)を有し、
第1の接合レンズ成分(L32)は正レンズ(L32p)とその正レンズ(L32p)の像側に配置された負レンズ(L32n)を有し、
第2の接合レンズ成分(L33)は負レンズ(L33n)とその負レンズ(L33n)の像側に配置された正レンズ(L33p)を有し、
前記第1の接合レンズ成分(L32)と前記第2の接合レンズ成分(L33)が以下の条件式(2)を満足することを特徴とするものである。
50<νd3<120 (2)
ただし、νd3=(νdL32p+νdL33p)−(νdL32n+νdL33n)で定義され、
νdL32pは前記第3レンズ群中の前記第1の接合レンズ成分の前記正レンズのd線に対するアッベ数、
νdL33pは前記第3レンズ群中の前記第2の接合レンズ成分の前記正レンズのd線に対するアッベ数、
νdL32nは前記第3レンズ群中の前記第1の接合レンズ成分の前記負レンズのd線に対するアッベ数、
νdL33nは前記第3レンズ群中の前記第2の接合レンズ成分の前記負レンズのd線に対するアッベ数である。
前述の第1の側面のズームレンズと共通する箇所の作用は省略する。
条件式(2)は色収差補正、特に明るさを確保した際に目立ちやすくなる軸上の色収差の補正に好ましい硝材を特定するものである。
第3レンズ群における大きな正屈折力により発生する色収差をこのレンズ群内で良好に補正するためには、2つの接合レンズ成分中の正レンズに適正な範囲で比較的色分散性の小さな硝材を用い、且つ、2つの接合レンズ成分中の負レンズには適正な範囲で比較的色分散性の大きな硝材を用いることが効果的である。
具体的には、正レンズと負レンズのアッベ数の差を条件式(2)とすることが効果的である。
条件式(2)の下限を下回らないようにすることで、色収差の補正に有利となり、十分な光学性能の確保に有利となり、高性能のズームレンズの設計に有利となる。
前述の第1の側面のズームレンズにおいても、第1の接合レンズ成分と第2の接合レンズ成分が前述の条件式(2)を満足することがより好ましい。
上述の各ズームレンズのいずれか一項において、更に以下のいずれかの構成を同時に満足することがより好ましい。
第1の接合レンズ成分と第2の接合レンズ成分が空間を挟んで並んで配置され、
以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
0.08<D3/f3<0.20 (3)
ただし、
3は、前記第3レンズ群中の前記第1の接合レンズ成分と前記第2の接合レンズ成分の光軸上の間隔、
3は、前記第3レンズ群の焦点距離、
である。
条件式(3)は第1の接合レンズ成分の像側面と第2の接合レンズ成分の物体側面の好ましい空気間隔を特定するものである。
条件式(3)の下限を下回らないようにすることで第1の接合レンズ成分と第2の接合レンズ成分との軸上距離を確保する。これにより、第3レンズ群での諸収差の低減に有利となり良好な結像性能を得やすくなる。
条件式(3)の上限を上回らないようにすることで、第3レンズ群の軸上の厚みを押さえやすくなり、小型化に有利となる。
また、第2の接合レンズ成分は第3レンズ群中で最も像側に配置され、その第2の接合レンズ成分中の正レンズは像側に凸の非球面の像側面を有することが好ましい。
第3レンズ群の最も像側の射出面を非球面にすることによって、軸外で発生するコマ収差の補正が容易になり、良好な結像性能を得やすくなる。
また、非球面を凸形状にすることによって、製造誤差による結像性能への影響を小さくすることができる。
また、第3レンズ群は物体側から順に、正屈折力の正単レンズ(L31)と、前記第1の接合レンズ成分(L32)と、前記第2の接合レンズ成分(L33)を有し、
その正単レンズ(L31)が少なくとも1面の非球面を有することが好ましい。
第3レンズ群の最も物体側に正屈折力の単レンズを配置することによって、第3レンズ群における各レンズ面の曲率あるいは各レンズの屈折力をさらに小さくすることができる。これにより収差の発生を抑えることができる。また、正屈折力の単レンズを少なくとも1面非球面にすることによって、第3レンズ群で発生する球面収差をより効果的に補正することが可能となる。
また、ズームレンズが以下の条件式(4)、(5)を満足することが好ましい。
0.26<UY1G/fw<0.28 (4)
0.25<UY3G/f3<0.5 (5)
ただし、
wは広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
UY1Gは、広角端での前記第1レンズ群の物体側面における軸上マージナル光線の光軸からの高さ、
UY3Gは、広角端での前記第3レンズ群の物体側面における軸上マージナル光線の光軸からの高さ、
f3は前記第3レンズ群の焦点距離、
である。
条件式(4)は、広角端での好ましいF値に関するものである。
条件式(4)の下限を下回らないようにして明るさを確保することで、画像のノイズの低減や焦点深度の浅い画像の撮影に有利となる。
条件式(4)の上限を上回らないようにすることで、結像性能を確保するためのレンズ枚数の低減に有利となる。
条件式(5)は、第3レンズ群で発生する収差量を適切に調整しやすくするための好ましい条件である。
条件式(5)の下限を下回らないようにすることで、条件式(4)を満足する明るさを確保しやすくなる。
条件式(5)の上限を上回らないようにすることで、第3レンズ群の有効径を小さくでき、収差補正を行いやすくなり、条件式(4)を満足したまま良好な結像性能の確保に有利となる。
条件式(5)に代えて、もしくは条件式(5)に加えて、以下の条件式(6)を満足するようにしてもよい。
0.60<UY3G/fw<1.00 (6)
ただし、
は広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
UY3Gは、広角端での前記第3レンズ群の物体側面における軸上マージナル光線の光軸からの高さ
である。
条件式(6)の下限を下回らないようにすることで、条件式(4)を満足する明るさを確保しやすくなる。
条件式(6)の上限を上回らないようにすることで、第3レンズ群の有効径を小さくでき、収差補正を行いやすくなり、条件式(4)を満足したまま良好な結像性能の確保に有利となる。
なお、ズームレンズがフォーカシング機構を備える場合、条件式の対応値が変化するが、その場合は最も遠距離に合焦した状態での値とする。また、明るさが調整可能な場合は、最も明るい状態での値とする。以降の条件式についても同様である。
コンパクト化を実現しながら、効率よく良好な光学性能を得られるように、本発明のズームレンズに上述の他にも以下のいずれかの構成を満足することが好ましい。
コンパクト化と光学性能のバランスの観点から、第1レンズ群の屈折力について以下の条件式(7)を満足することが好ましい。
7.0<f1/fw<10 (7)
ただし、
1は前記第1レンズ群の焦点距離、
wは広角端でのズームレンズ全系の焦点距離
である。
条件式(7)の下限を下回らないようにして第1レンズ群の屈折力を抑えることで広角端での収差発生を低減でき、良好な光学性能の確保に有利となる。
条件式(7)の上限を上回らないようにして第1レンズ群の屈折力を確保することでズームレンズ全系の全長の小型化、しいては鏡筒の小型化に有利となる。
第2レンズ群の屈折力について、以下の条件式(8)、(9)を満足することが好ましい。
1.6<|f2/f|<2.1 (8)
3.5<(β2t/β2w)×(β3t/β3w)×(β4t/β4w)<5.0 (9)
ただし、
2は前記第2レンズ群の焦点距離、
wは広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
β2w、β2tはそれぞれ前記第2レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
β3w、β3tはそれぞれ前記第3レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
β4w、β4tはそれぞれ前記第4レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
である。
条件式(9)は第1レンズ群から第4レンズ群までの系における好ましい変倍比を特定するものである。
条件式(9)の下限を下回らないようにすることでズームレンズ全系の変倍比の確保に有利となり、種々の撮影シーンに対応した撮影画角に調整できる。
条件式(9)の上限を上回らないようにすることで、レンズ群の移動量を低減しやすくなり、収差変動を抑えつつ小型化に有利となる。
条件式(8)の下限を下回らないようにすることで、負の屈折力を適度に抑え、収差補正に有利となる。
条件式(9)を満足し、条件式(8)の上限を上回らないようにすることで、第2レンズ群の負の屈折力を十分に確保でき、変倍のための移動量の低減、しいては鏡筒のコンパクト化に有利となる。
第3レンズ群の屈折力については以下の条件式(10)を満足することが好ましい。
2.0<f3/fw<3.0 (10)
ただし、
3は前記第3レンズ群の焦点距離、
wは広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
条件式(10)の下限を下回らないようにすることで、第3レンズ群の屈折力を適度に抑え、収差補正に有利となる。
条件式(10)の上限を上回らないようにすることで、第3レンズ群での変倍作用を確保でき、望遠端への変倍時の全長の短縮に有利となる。加えて、射出瞳位置の変動量を抑えやすくなる。それにより、軸外の像面位置でCCD等の撮像素子への入射角変動によるシェーディング等に悪影響を抑えやすくなる。
第4レンズ群の屈折力については以下の条件式(11)を満足することが好ましい。
3.4<f4/fw<5.5 (11)
ただし、
4は前記第4レンズ群の焦点距離、
wは広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
条件式(11)の下限を下回らないようにし、且つ、上限を上回らないようにすることで、第4レンズ群の屈折力が適切となり、全変倍域における非点収差や歪曲収差の補正過剰、補正不足を抑えやすくなる。
第4レンズ群はプラスチック材料で形成してもよい。第4レンズ群の主な役割は、射出瞳位置を適切な位置に配置してCCDやCMOS等の電子撮像素子に効率よく光線を入射させることである。そのような役割のためには、上述した条件式(9)のような範囲内にパワーが設定されていれば比較的大きなパワーは必要とせず、プラスチックレンズのような屈折率の低い硝材を用いて構成することも可能である。
第4レンズ群にプラスチックレンズを用いればコストを安く抑え、より安価なズームレンズを提供することが可能となる。
広角端でのズームレンズ全系の焦点距離に対する、ズームレンズの全長については、以下の条件式(12)を満足することが好ましい。
9.0<Lw/fw<10.2 (12)
ただし、
wはバックフォーカスを空気換算距離としたときの広角端での第1レンズ群の物体側面から像面までの光軸に沿った距離、
wは広角端でのズームレンズ全系の焦点距離
である。
条件式(12)の下限を下回らないようにすることで、第2レンズ群と第3レンズ群との間の間隔を確保でき、変倍のためのスペースの確保に有利となる。
条件式(12)の上限を上回らないようにすることで、広角端におけるズームレンズ全長を抑え、鏡筒の厚さ方向のサイズの小型化に有利となる。また、第1レンズ群での光線高を低くでき、レンズ径の小型化にも有利となる。
また、第2レンズ群は、物体側から順に、負メニスカスレンズ成分、負レンズ成分、正レンズ成分からなることが好ましい。
このように構成して、第2レンズ群の主点位置を像側よりにすることにより、望遠側の変倍のためのスペースを確保しやすくなる。また、第2レンズ群での横倍率を高くでき、第2レンズ群による変倍作用の確保に有利となる。
このとき、第2レンズ群と第3レンズ群の変倍作用の割合については、以下の条件式(13)を満足することが好ましい。
0.5<(β2t/β2w)/(β3t/β3w)<1.0 (13)
3.5<(β2t/β2w)×(β3t/β3w)×(β4t/β4w)<5.0 (9)
ただし、
β2w、β2tはそれぞれ第2レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
β3w、β3tはそれぞれ第3レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
β4w、β4tはそれぞれ第4レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
である。
条件式(9)については前述しているので省略する。
条件式(13)の下限を下回らないようにすることで、第3レンズ群の移動量を抑えやすくなり鏡筒サイズの小型化に有利となる。また、第3レンズ群の屈折力を抑えやすくなり収差、特に望遠端での球面収差等の軸上収差の補正に有利となる。
条件式(9)を満足し、条件式(13)の上限を上回らないようにすることで、第2レンズ群の変倍負担を低減でき、全長の増加及び前玉径の増大を抑えやすくなる。加えて、第2レンズ群による収差、特に望遠端での像面湾曲や倍率色収差などの軸外諸収差の補正に有利となる。
第2レンズ群の変倍作用については、以下の条件式(14)を満足することが好ましい。
1.4<β2t/β2w<2.1 (14)
ただし、
β2w、β2tはそれぞれ前記第2レンズ群の広角端、望遠端での横倍率
である。
条件式(14)の下限を下回らないようにすることで、他のレンズ群の変倍作用の負担を抑えやすくなる。第3レンズ群の変倍負担を抑えることで、望遠端での球面収差等の軸上収差の発生を抑えやすくなる。第4レンズ群の変倍負担を抑えることで、第4レンズ群の屈折力を適度に小さくでき、全領域における非点収差などの低減に有利となる。
条件式(14)の上限を上回らないようにすることで、第2レンズ群の屈折力を抑えやすくなる。それにより、第2レンズ群における収差、特に望遠端での像面湾曲や倍率色収差などの軸外諸収差の発生を抑えやすくなる。
また、第3レンズ群の変倍作用については、以下の条件式(15)を満足することが好ましい。
1.8<β3t/β3w<2.9 (15)
ただし、
β3w、β3tはそれぞれ前記第3レンズ群の広角端、望遠端での横倍率
である。
条件式(15)の下限を下回らないようにすることで、他のレンズ群の変倍作用の負担を抑えやすくなる。第2レンズ群の変倍負担を抑えることで、望遠端での像面湾曲や倍率色収差などの軸外諸収差の発生を抑えやすくなる。第4レンズ群の変倍負担を抑えることで、第4レンズ群の屈折力を適度に小さくでき、全領域における非点収差などの低減に有利となる。
条件式(15)の上限を上回らないようにすることで、第3レンズ群の屈折力を抑えやすくなる。それにより、第3レンズ群における収差、特に望遠端での球面収差等の軸上収差の発生を抑えやすくなる。
また、第4レンズ群の変倍作用については、以下の条件式(16)を満足することが好ましい。
0.6<β4t/β4w<1.3 (16)
ただし、β4w、β4tはそれぞれ前記第4レンズ群の広角端、望遠端での横倍率である。
条件式(16)の下限を下回らないようにすることで、他のレンズ群の変倍作用の負担を抑えやすくなり、諸収差の補正をバランスよく行いやすくなる。第2レンズ群の変倍負担を抑えることで、望遠端での像面湾曲や倍率色収差などの軸外諸収差の発生を抑えやすくなる。第3レンズ群の変倍負担を抑えることで、望遠端での球面収差等の軸上収差の発生を抑えやすくなる。
上条件式(16)の限を上回らないようにすることで、第4レンズ群の増倍による収差変動を抑えやすくなる。加えて、第4レンズ群をフォーカシングレンズ群とした場合、フォーカシング時の像面湾曲の変動を抑えやすくなる。
広角端でのズームレンズ全系の焦点距離に対する、広角端における第2レンズ群と第3レンズ群の光軸上での空気間隔については、以下の条件式(17)を満足することが好ましい。
2.8<D2w/fw<4.2 (17)
3.5<(β2t/β2w)×(β3t/β3w)×(β4t/β4w)<5.0 (9)
ただし、
2wは広角端における第2レンズ群と第3レンズ群の間の光軸上での空気間隔、
wは広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
β2w、β2tはそれぞれ第2レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
β3w、β3tはそれぞれ第3レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
β4w、β4tはそれぞれ第4レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
である。
条件式(9)については前述しているので省略する。
条件式(17)の下限を下回らないようにすることで、第2レンズ群と第3レンズ群の間の間隔の変化量を確保でき変倍比の確保に有利となる。
条件式(9)を満足し、条件式(17)の上限を上回らないようにすることで、広角端で、第1レンズ群と第2レンズ群を第3レンズ群に近づけられ、軸外光線の高さを低くできるのでレンズ径の小型化に有利となる。
広角端でのズームレンズ全系の焦点距離に対する、第3レンズ群の好ましい移動量について、以下の条件式(18)を満足することが好ましい。
1.3<Δ3G/fw<2.4 (18)
ただし、
Δ3Gは広角端から望遠端における第3レンズ群の移動量であり、物体側への移動を正とし、
wは広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
条件式(18)の下限を下回らないようにすることで、第3レンズ群の屈折力を抑えても、第3レンズ群での変倍比を確保しやすくなり、収差補正に有利となる。
条件式(18)の上限を上回らないようにすることで、望遠端におけるズームレンズ全長を抑えられ、鏡筒の厚さ方向のサイズの小型化につながる。
また、第3レンズ群の物体側直前に配置された明るさ絞りを有し、明るさ絞りは広角端から望遠端への変倍時に第3レンズ群と一体で移動することが好ましい。
結像作用に重要に関わる第3レンズ群の物体側直前に明るさ絞りを配置することにより、第3レンズ群の屈折力を確保しながら径方向の小型化ができる。また、このように構成すると、第3レンズ群における変倍時の光線高の変化が少ないため、ズーム全域にわたり安定した結像性能が得られる。
また、第1レンズ群については1つのレンズ成分で構成することが好ましい。
第1レンズ群も第2レンズ群と同様、軸外光線の光軸上からの高さが高くなる。第1レンズ群中のレンズ成分の数が多くなると入射瞳位置が物体側から見て遠くなる。そのため、第1レンズ群における軸外光線高さはますます高くなり、ふち肉確保のための軸上肉厚はより厚みが必要となる。当然、レンズ枚数が増えると第1レンズ群の軸上肉厚も大きくなってしまう。そのため、第1レンズ群を1つのレンズ成分で構成することで鏡筒のコンパクト化に有利となる。
第1レンズ群は、負レンズと正レンズの接合レンズ成分で構成しても良い。接合レンズ成分とすると、高変倍比化による望遠端の長焦点化の際に目立ちやすくなる軸上色収差の補正を効果的に行うことができる。また、組み立て誤差による複数のレンズの相対偏心での光学性能の劣化を抑えることができ、歩留まりの向上やコストダウンに貢献できる。
また、第1レンズ群を1つのレンズ成分で構成する場合、条件式(19)、(20)を満足することが好ましい。
0.725<IH/fw<0.8 (19)
−1.0<D2w/L11r<1.0 (20)
ただし、
IHは像面における軸外光線の最大光線高
wは広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
2wは広角端における第2レンズ群と第3レンズ群の光軸上での空気間隔、
11rは第1レンズ群の最も像側の面の曲率半径、
である。
条件式(19)は像高と広角端での焦点距離との好ましい比を特定するものである。なお、像高の値が変化する場合はとり得る範囲のうちの最大値とする。
条件式(19)の下限を下回らないようにすることで、広角端での画角の確保に有利となる。
条件式(19)の上限を上回らないようにすることで、軸外収差の補正や光量の確保のための第1、第2レンズ群のレンズ枚数の増加や高価な硝材の使用を抑制できる。
条件式(20)の下限を下回らないようにして、第1レンズ群の像側面が強い凸面にならないようにする。これにより、広角端付近での軸外収差の低減に有利となる。
条件式(20)の上限を上回らないようにして、第1レンズ群の像側面が強い凹面にならないようにする。これにより、望遠端付近での軸上収差の低減に有利となる。
また、第2レンズ群は、広角端の軸外光線高と望遠端の軸外光線高の差が大きくなる。
そのため、第2レンズ群に非球面レンズを配置することで、広角端と望遠端での収差補正が容易となる。
また、第4レンズ群は、広角端の軸外光線高と望遠端の軸外光線高の差が大きくなる。もしくは、軸上光束と軸外光束が分離しやすくなる。
そのため、第4レンズ群に非球面レンズを配置することで、広角端と望遠端での収差補正や像面湾曲の補正が容易となる。
広角端から望遠端への変倍において、第1レンズ群は広角端よりも望遠端で物体側にあるように移動させるのが良い。その際、物体側へのみ移動させても良いし、像側に凸の軌跡で移動させても良い。第2レンズ群は像側へのみ移動させても良いし、像側に凸の軌跡で移動させても良い。
第3レンズ群は物体側へのみに移動させるのが良い。第4レンズ群は物体側へのみ移動させても良いし、像側へのみ移動させても良い。あるいは物体側に凸、または像側に凸の軌跡で移動させても良い。
また、ゴースト、フレア等の不要光をカットするために、明るさ絞り以外にフレア絞りを配置してもかまわない。第1レンズ群の物体側、第1、2レンズ群間、第2、3レンズ群間、第3、4レンズ群間、第4レンズ群から像面間のいずれの場所に配置しても良い。枠部材によりフレア光線をカットするように構成しても良いし、別の部材を構成しても良い。また光学系に直接印刷しても塗装してもシールなどを接着してもかまわない。またその形状は円形、楕円形、矩形、多角形、関数曲線で囲まれる範囲等、いかなる形状でもかまわない。また有害光束をカットするだけでなく画面周辺のコマフレア等の光束をカットしても良い。
また各レンズには反射防止コートを行い、ゴースト、フレアを軽減してもかまわない。マルチコートであれば効果的にゴースト、フレアを軽減できるので望ましい。また赤外カットコートをレンズ面、カバーガラス等に行ってもかまわない。
また、ピント調節を行うためのフォーカシングは第4レンズ群で行うことが好ましい。
第4レンズ群でフォーカシングを行うとレンズ重量が軽量なためモータにかかる負荷が少ない。さらに、フォーカシング時に全長が変化しないし、鏡枠内部に駆動モータを配置できるため、鏡枠のコンパクト化に有利である。
上述のように第4レンズ群でのフォーカシングが望ましいが、第1、2、3レンズ群でフォーカシングを行っても良い。また複数のレンズ群を移動してフォーカシングを行っても良い。またレンズ系全体を物体側に繰り出してフォーカシングを行っても良い。一部のレンズを繰り出し、もしくは繰り込みしてフォーカシングを行っても良い。
また、上述のいずれか一項に記載のズームレンズと、そのズームレンズの像側に配置され、ズームレンズにより形成される像を電気信号に変換する撮像素子とを有する撮像装置とすることができる。
また画像周辺部の明るさのかげり(シェーディング)をCCDのマイクロレンズをシフトすることにより軽減しても良い。例えば、各像高における光線の入射角に合わせてCCDのマイクロレンズの設計を変えても良い。また画像処理により画像周辺部の低下量を補正しても良い。
また意図的に光学系で歪曲収差を出しておき、撮影後に電気的に画像処理を行って歪みを補正してもかまわない。
また、ズームレンズは4群ズームレンズとすることで、いっそうの小型化に有利となる。撮像面の直前に屈折力の小さい非球面レンズを配置して非点収差をいっそう良好に補正し得るようにしてもよい。
また、上述の各構成、各条件式は複数を同時に満足することがより好ましい。
また、各条件式について、以下のように上限値と下限値を限定すると、いっそう効果を確実にできる。
条件式の下限値のみ、もしくは上限値のみを限定してもよい。
条件式(1)において、以下のようにすると更に良い。
−0.85<SF3n<−0.25 (1’)
以下のようにするとなお良い。
−0.80<SF3n<−0.5 (1”)
条件式(2)において、以下のようにすると更に良い。
55<νd3<115 (2’)
以下のようにするとなお良い。
60<νd3<112 (2”)
条件式(3)において、以下のようにすると更に良い。
0.09<D3/f3<0.18 (3’)
以下のようにするとなお良い。
0.09<D3/f3<0.15 (3”)
条件式(5)において、以下のようにすると更に良い。
0.26<UY3G/f3<0.45 (5’)
以下のようにするとなお良い。
0.27<UY3G/f3<0.40 (5”)
条件式(6)において、
以下のようにすると更に良い。
0.65<UY3G/fw<0.95 (6’)
以下のようにするとなお良い。
0.70<UY3G/fw<0.90 (6”)
条件式(7)において、
以下のようにするとさらに良い。
7.5<f1/fw<9.5 (7’)
以下を満足するとなお良い。
8.0<f1/fw<9.2 (7”)
条件式(8)において、
以下のようにすると更に良い。
1.65<|f2/fw|<2.05 (8’)
以下を満足するとなお良い。
1.70<|f2/fw|<2.00 (8”)
条件式(10)において、
以下のようにすると更に良い。
2.2<f/f<2.9 (10’)
以下を満足するとなお良い。
2.4<f/f<2.8 (10”)
条件式(11)において、以下のようにすると更に良い。
3.6<f/f<5.25 (11’)
以下を満足するとなお良い。
3.8<f/f<5.00 (11”)
条件式(12)において、以下のようにすると更に良い。
9.2<Lw/fw<10.0 (12’)
以下を満足するとなお良い。
9.4<Lw/fw<9.8 (12”)
条件式(13)において、以下のようにすると更に良い。
0.55<(β2t/β2w)/(β3t/β3w)<0.95 (13’)
以下を満足するとなお良い。
0.60<(β2t/β2w)/(β3t/β3w)<0.90 (13”)
条件式(14)において、以下のようにすると更に良い。
1.5<β2t/β2w<2.0 (14’)
以下を満足するとなお良い。
1.6<β2t/β2w<1.9 (14”)
条件式(15)において、以下のようにすると更に良い。
1.9<β3t/β3w<2.8 (15’)
以下を満足するとなお良い。
2.0<β3t/β3w<2.7 (15”)
条件式(16)において、以下のようにすると更に良い。
0.7<β4t/β4w<1.2 (16’)
以下を満足するとなお良い。
0.8<β4t/β4w<1.1 (16”)
条件式(17)において、以下のようにすると更に良い。
3.0<D2w/fw<4.0 (17’)
以下を満足するとなお良い。
3.2<D2w/fw<3.8 (17”)
条件式(18)において、以下のようにすると更に良い。
1.4<Δ3G/fw<2.3 (18’)
以下を満足するとなお良い。
1.5<Δ3G/fw<2.2 (18”)
条件式(20)において、以下のようにすると更に良い。
−0.8<D2w/L11r<0.8 (20’)
以下を満足するとなお良い。
−0.5<D2w/L11r<0.5 (20’)’
本発明によれば、画角、変倍比、F値を確保しながらも、結像性能を良好としやすいズームレンズを提供できる。
更には、そのようなズームレンズを備えた撮像装置を提供することができる。
本発明のズームレンズの実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例2の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例3の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例4の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例5の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例6の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例7の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例8の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例9の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例10の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例11の図1と同様の図である。 実施例1の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例2の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例3の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例4の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例5の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例6の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例7の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例8の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例9の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例10の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例11の無限遠物点合焦時の収差図である。 歪曲収差の補正を説明する図である。 本発明によるズームレンズを組み込んだデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 上記デジタルカメラの後方図である。 上記デジタルカメラの断面図である。 デジタルカメラの主要部の内部回路の構成ブロック図である。
以下に、本発明にかかるズームレンズ及び撮像装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
いずれの実施例も、鏡筒の沈胴時の薄型化に適していて、コンパクトでありながら、F値が広角端で1.8程度と明るく、広角端での画角が75°程度と広く、ズーム比が4倍程度を有し、結像性能が高いズームレンズとなっている。また、射出瞳を像面から遠ざけやすく、CCDやCMOS等の撮像素子に適している安価なズームレンズとなっている。
また、遠距離物から近距離へのフォーカシングは第4レンズ群を物体側へ繰り出して行う。
未使用時に第3レンズ群の光軸を撮像面の短辺方向に平行移動させて他のレンズ群の光軸から離脱させ、第4レンズ群の下方(もしくは上方)に位置するように沈胴収納させてもよい。
第4レンズ群を構成するレンズの下方(もしくは上方)を、撮像面の長辺方向と平行にDカットを行っても良い。
また、数値データ中の第13面は仮想面である。
さらに、2つの平行平板は、赤外カットコートを施したローパスフィルター、撮像素子の撮像面前面に位置する透明カバー部材である。
また、図中の最終面は像面であり、撮像素子の撮像面が位置する。
このようなズームレンズをデジタルカメラなどの撮像装置に搭載することで高性能の撮像装置となる。
実施例1のズームレンズは、図1に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は、まず像側に移動し、広角端から中間焦点距離状態の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
第2レンズ群G2は、まず像側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で像側に位置する。
第3レンズ群G3は、物体側にのみ移動する。
第4レンズ群G4は、まず物体側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ像側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなる。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズとからなる。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズと、両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズとからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズからなる。
非球面は、第2レンズ群G2の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と像側の両凸正レンズの像側の面と、第4レンズ群G4の物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの物体側の面の6面に用いている。
実施例2のズームレンズは、図2に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は、まず像側に移動し、広角端から中間焦点距離状態の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
第2レンズ群G2は、まず像側に移動し、中間焦点距離状態で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で像側に位置する。
第3レンズ群G3は、物体側にのみ移動する。
第4レンズ群G4は、まず物体側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ像側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなる。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズとからなる。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズと、両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズとからなる。
第4レンズ群G4は、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズとからなる。
非球面は、第2レンズ群G2の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と像側の両凸正レンズの像側の面と、第4レンズ群G4の両凸正レンズの物体側の面の6面に用いている。
実施例3のズームレンズは、図3に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は、まず像側に移動し、広角端から中間焦点距離状態の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
第2レンズ群G2は、まず像側に移動し、中間焦点距離状態で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で像側に位置する。
第3レンズ群G3は、物体側にのみ移動する。
第4レンズ群G4は、まず物体側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ像側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなる。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズと、両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズとからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
非球面は、第2レンズ群G2の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と像側の両凸正レンズの像側の面と、第4レンズ群G4の物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの物体側の面の6面に用いている。
実施例4のズームレンズは、図4に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は、まず像側に移動し、広角端から中間焦点距離状態の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
第2レンズ群G2は、まず像側に移動し、中間焦点距離状態で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で像側に位置する。
第3レンズ群G3は、物体側にのみ移動する。
第4レンズ群G4は、まず物体側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ像側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなる。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとからなる。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズと、両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズとからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
非球面は、第2レンズ群G2の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と像側の両凸正レンズの像側の面と、第4レンズ群G4の物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの物体側の面の6面に用いている。
実施例5のズームレンズは、図5に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は、まず像側に移動し、広角端から中間焦点距離状態の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
第2レンズ群G2は、まず像側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で像側に位置する。
第3レンズ群G3は、物体側にのみ移動する。
第4レンズ群G4は、まず物体側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ像側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなる。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズと、両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズとからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
非球面は、第2レンズ群G2の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と像側の両凸正レンズの像側の面と、第4レンズ群G4の物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの物体側の面の6面に用いている。
実施例6のズームレンズは、図6に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は、まず像側に移動し、広角端から中間焦点距離状態の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
第2レンズ群G2は、まず像側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で像側に位置する。
第3レンズ群G3は、物体側にのみ移動する。
第4レンズ群G4は、まず物体側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ像側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなる。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズとからなる。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズと、両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズとからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
非球面は、第2レンズ群G2の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と像側の両凸正レンズの像側の面と、第4レンズ群G4の物体側に凸面
を向けた正メニスカスレンズの物体側の面の6面に用いている。
実施例7のズームレンズは、図7に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は、まず像側に移動し、広角端から中間焦点距離状態の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
第2レンズ群G2は、まず像側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で像側に位置する。
第3レンズ群G3は、物体側にのみ移動する。
第4レンズ群G4は、まず物体側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ像側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなる。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズとからなる。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズと、両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズとからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
非球面は、第2レンズ群G2の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と像側の両凸正レンズの像側の面と、第4レンズ群G4の物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの物体側の面の6面に用いている。
実施例8のズームレンズは、図8に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は、まず像側に移動し、広角端から中間焦点距離状態の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
第2レンズ群G2は、まず像側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で像側に位置する。
第3レンズ群G3は、物体側にのみ移動する。
第4レンズ群G4は、まず物体側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ像側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなる。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズと、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズと像側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
非球面は、第2レンズ群G2の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と像側に凸面を向けた正メニスカスレンズの像側の面と、第4レンズ群G4の物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの物体側の面の6面に用いている。
実施例9のズームレンズは、図9に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は、まず像側に移動し、広角端から中間焦点距離状態の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
第2レンズ群G2は、まず像側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で像側に位置する。
第3レンズ群G3は、物体側にのみ移動する。
第4レンズ群G4は、まず物体側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ像側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなる。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズとからなる。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズと、両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズとからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
非球面は、第2レンズ群G2の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と像側の両凸正レンズの像側の面と、第4レンズ群G4の物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの物体側の面の6面に用いている。
実施例10のズームレンズは、図10に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は、まず像側に移動し、広角端から中間焦点距離状態の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
第2レンズ群G2は、まず像側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で像側に位置する。
第3レンズ群G3は、物体側にのみ移動する。
第4レンズ群G4は、まず物体側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ像側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなる。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズとからなる。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズと、両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズとからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
非球面は、第2レンズ群G2の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と像側の両凸正レンズの像側の面と、第4レンズ群G4の物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの物体側の面の6面に用いている。
実施例11のズームレンズは、図11に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は、まず像側に移動し、広角端から中間焦点距離状態の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
第2レンズ群G2は、まず像側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ物体側に移動する。広角端よりも望遠端で像側に位置する。
第3レンズ群G3は、物体側にのみ移動する。
第4レンズ群G4は、まず物体側に移動し、中間焦点距離状態から望遠端の間で移動方向を反転させ像側に移動する。広角端よりも望遠端で物体側に位置する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなる。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと両凹負レンズの接合レンズと、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズと像側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
非球面は、第2レンズ群G2の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と像側に凸面を向けた正メニスカスレンズの像側の面と、第4レンズ群G4の物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの物体側の面の6面に用いている。
以下に、上記各実施例の数値データを示す。記号は上記の外、fは全系焦点距離、BFはバックフォーカス、f1、f2…は各レンズ群の焦点距離、IHは像高、FNOはFナンバー、ωは半画角、WEは広角端、STは中間焦点距離状態、TEは望遠端、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズ面間の間隔、ndは各レンズのd線の屈折率、νdは各レンズのアッベ数である。後述するレンズ全長は、レンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカスを加えたものである。BF(バックフォーカス)は、レンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算して表したものである。
なお、非球面形状は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると、下記の式にて表される。
x=(y2 /r)/[1+{1−(K+1)(y/r)2 1/2
+A4 4 +A6 6 +A8 8 +A10y10+A12y12
ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4 、A6 、A8 、A10、A12はそれぞれ4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数である。また、非球面係数において、「e−n」(nは整数)は、「10−n」を示している。
また、ズームデータはいずれも無限遠に合焦した状態での数値である。
左から、広角端WE、中間焦点距離状態ST1、望遠端TE、広角端と中間焦点距離の間の状態ST2、中間焦点距離から望遠端の間の状態ST3、でのデータを示す。
また、収差図は、広角端、中間焦点距離状態、望遠端のものを示す。
数値実施例1
単位:mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 32.407 1.00 1.94595 17.98
2 24.711 3.71 1.81600 46.62
3 181.957 可変
4 62.535 1.00 1.88300 40.76
5 8.539 4.99
6* -35.795 0.80 1.58313 59.38
7* 15.195 1.40
8 23.234 2.08 2.00069 25.46
9 -202.836 可変
10(絞り) ∞ 0.50
11* 11.020 2.44 1.58313 59.38
12* -53.044 0.00
13 ∞ 0.10
14 9.183 2.40 1.80100 34.97
15 17.413 0.70 1.80518 25.42
16 6.265 1.80
17 -40.899 0.70 1.69895 30.13
18 12.775 2.64 1.49700 81.61
19* -10.249 可変
20* 12.126 2.49 1.49700 81.54
21 63.255 可変
22 ∞ 0.50 1.54771 62.84
23 ∞ 0.50
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 1.01
像面 ∞

非球面データ
第6面
k=0.000
A4=8.82324e-05,A6=-3.16588e-06,A8=3.95523e-08,A10=-3.06841e-10
第7面
k=0.000
A4=-2.34654e-05,A6=-3.40520e-06,A8=3.18367e-08,A10=-1.86747e-10
第11面
k=0.000
A4=-5.09661e-05,A6=-4.13815e-08,A8=-5.03716e-09,
第12面
k=0.000
A4=1.14214e-04,A6=8.07123e-08
第19面
k=,0.000
A4=-8.26476e-06,A63.14592e-07=,A8=-8.73717e-08
第20面
k=0.000
A4=-2.99323e-05,A6=2.94977e-08

ズームデータ
WE ST1 TE ST2 ST3
焦点距離 6.06 12.72 23.50 8.22 18.76
FNO. 1.85 2.19 2.54 1.97 2.39
画角2ω 78.41 39.96 21.95 59.83 27.50
D3 0.30 7.62 16.02 2.82 12.89
D9 21.11 6.50 1.10 13.63 2.44
D19 3.00 6.15 11.72 3.96 8.90
D21 5.17 6.82 6.10 5.94 7.03

fb (in air) 7.33 8.97 8.27 8.10 9.19
全長 (in air) 60.49 57.99 65.85 57.26 62.17

群焦点距離
f1=50.47 f2=-11.67 f3=16.15 f4=29.71
数値実施例2
単位:mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 34.234 1.00 1.94595 17.98
2 26.431 3.40 1.81600 46.62
3 304.697 可変
4 58.742 1.00 1.88300 40.76
5 8.027 4.28
6* -37.316 1.00 1.69350 53.21
7* 27.854 1.53
8 25.275 1.91 1.92286 20.88
9 -1287.866 可変
10(絞り) ∞ 0.50
11* 14.062 2.11 1.85135 40.10
12* -229.434 0.01
13 ∞ 0.16
14 8.396 2.43 1.58913 61.14
15 25.547 0.70 1.74077 27.79
16 6.543 1.66
17 -45.415 0.70 1.76182 26.52
18 13.788 2.50 1.58313 59.38
19* -12.682 可変
20* 14.086 3.00 1.74320 49.34
21 -61.445 0.80 1.69895 30.13
22 50.317 可変
23 ∞ 0.50 1.54771 62.84
24 ∞ 0.50
25 ∞ 0.50 1.51633 64.14
26 ∞ 1.02
像面 ∞

非球面データ
第6面
k=0.000
A4=1.22305e-04,A6=-3.78786e-06,A8=1.63670e-08,A10=-3.83663e-10
第7面
k=0.000
A4=4.70833e-05,A6=-3.49825e-06,A8=-1.99464e-08,A10=2.89545e-10
第11面
k=-0.862
A4=5.16574e-05,A6=1.85386e-07,
第12面
k=0.000
A4=9.42257e-05
第19面
k=0.000
A4=1.62253e-05,A6=1.15227e-07
第20面
k=0.000
A4=-5.48767e-06

ズームデータ
WE ST1 TE ST2 ST3
焦点距離 6.06 12.73 23.49 8.18 18.78
FNO. 1.88 2.23 2.71 2.00 2.51
画角2ω 78.00 39.61 21.84 59.63 27.44
D3 0.48 7.72 14.78 2.99 11.70
D9 19.49 6.24 1.19 12.74 2.09
D19 5.81 9.46 16.68 6.78 13.34
D22 3.23 5.18 4.97 4.16 5.91

fb (in air) 5.41 7.35 7.15 6.33 8.09
全長 (in air) 59.89 59.47 68.50 57.53 63.90

群焦点距離
f1=49.36 f2=-10.76 f3=15.93 f4=24.31
数値実施例3
単位:mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 37.516 1.00 1.94595 17.98
2 28.269 3.65 1.81600 46.62
3 308.051 可変
4 85.041 1.00 1.88300 40.76
5 8.923 4.16
6* -199.432 1.00 1.59201 67.02
7* 14.964 2.30
8 20.381 2.02 1.92286 20.88
9 76.402 可変
10(絞り) ∞ 0.50
11* 13.680 2.11 1.85135 40.10
12* -448.191 0.00
13 ∞ 0.10
14 8.472 2.34 1.65160 58.55
15 25.860 0.70 1.74077 27.79
16 6.299 1.87
17 -39.809 0.70 1.78472 25.68
18 15.491 2.60 1.58313 59.38
19* -12.041 可変
20* 11.431 2.80 1.49700 81.54
21 83.333 可変
22 ∞ 0.50 1.54771 62.84
23 ∞ 0.50
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 1.02
像面 ∞

非球面データ
第6面
k=0.000
A4=1.83861e-04,A6=-4.87899e-06,A8=5.56765e-08,A10=-4.48996e-10
第7面
k=0.000
A4=8.73933e-05,A6=-5.31729e-06,A8=3.79977e-08,A10=-2.41882e-10
第11面
k=0.000
A4=2.06870e-05,A6=1.06760e-07
第12面
k=0.000
A4=1.05879e-04
第19面
k=0.000
A4=2.54312e-05,A6=2.25398e-08
第20面
k=0.000
A4=-2.05812e-05

ズームデータ
WE ST1 TE ST2 ST3
焦点距離 6.06 12.73 23.49 8.18 18.79
FNO. 1.88 2.24 2.70 2.00 2.52
画角2ω 77.99 39.78 21.84 59.61 27.53
D3 0.73 8.38 16.98 3.59 12.88
D9 20.29 6.35 1.47 13.32 2.16
D19 5.89 9.55 16.20 6.82 13.36
D21 3.50 5.48 5.00 4.42 6.16

fb (in air) 5.67 7.66 7.18 6.59 8.33
全長 (in air) 61.42 60.78 70.68 59.16 65.58

群焦点距離
f1=55.03 f2=-11.03 f3=15.85 f4=26.32
数値実施例4
単位:mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 37.599 1.00 1.94595 17.98
2 28.758 3.40 1.81600 46.62
3 326.912 可変
4 69.595 1.00 1.88300 40.76
5 8.468 4.32
6* -55.584 0.80 1.58313 59.38
7* 20.238 2.05
8 23.491 1.57 1.92286 20.88
9 143.909 可変
10(絞り) ∞ 0.50
11* 14.093 2.09 1.85135 40.10
12* -220.843 0.00
13 ∞ 0.10
14 8.187 2.38 1.65160 58.55
15 20.827 0.60 1.75520 27.51
16 6.246 1.89
17 -35.712 0.60 1.74077 27.79
18 12.006 2.60 1.58313 59.38
19* -11.961 可変
20* 11.612 2.80 1.49700 81.54
21 90.909 可変
22 ∞ 0.50 1.54771 62.84
23 ∞ 0.50
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 1.02
像面 ∞

非球面データ
第6面
k=0.000
A4=1.65903e-04,A6=-4.84257e-06,A8=3.83218e-08,A10=-3.82278e-10
第7面
k=0.000
A4=7.51457e-05,A6=-4.81271e-06,A8=6.36274e-09,A10=9.70635e-11
第11面
k=0.000
A4=1.63367e-05,A6=7.98464e-08
第12面
k=0.000
A4=9.89562e-05
第19面
k=0.000
A4=2.58997e-05,A6=-2.09003e-07
第20面
k=0.000
A4=-1.87694e-05

ズームデータ
WE ST1 TE ST2 ST3
焦点距離 6.06 12.75 23.49 8.21 18.78
FNO. 1.85 2.21 2.66 1.97 2.47
画角2ω 77.99 39.72 21.84 59.38 27.46
D3 0.81 8.28 16.74 3.67 13.13
D9 20.18 6.19 1.28 13.18 2.20
D19 5.69 9.27 15.85 6.64 12.81
D21 3.48 5.48 5.03 4.38 6.03

fb (in air) 5.65 7.65 7.20 6.55 8.21
全長 (in air) 60.03 59.08 68.76 57.73 64.04

群焦点距離
f1=54.55 f2=-11.10 f3=15.67 f4=26.48
数値実施例5
単位:mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 32.479 1.00 1.94595 17.98
2 24.920 3.63 1.81600 46.62
3 181.444 可変
4 82.126 1.00 1.88300 40.76
5 8.608 3.75
6* -461.718 0.80 1.58313 59.38
7* 14.319 2.80
8 25.709 1.61 1.92286 20.88
9 444.290 可変
10(絞り) ∞ 0.50
11* 11.650 2.65 1.74320 49.34
12* -64.594 0.00
13 ∞ 0.10
14 7.535 2.52 1.49700 81.54
15 18.245 0.60 1.75520 27.51
16 5.784 2.09
17 -26.961 0.59 1.84666 23.78
18 75.476 1.92 1.49700 81.54
19* -10.082 可変
20* 12.332 2.30 1.58313 59.38
21 49.198 可変
22 ∞ 0.50 1.54771 62.84
23 ∞ 0.50
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 1.00
像面 ∞

非球面データ
第6面
k=0.000
A4=-1.34305e-04,A6=-3.35475e-08,A8=2.12158e-08,A10=-3.98495e-10
第7面
k=0.000
A4=-2.72863e-04,A6=1.41606e-08,A8=7.26216e-09,A10=-2.57845e-10
第11面
k=0.000
A4=-2.26557e-05,A6=3.87409e-08
第12面
k=0.000
A4=1.03062e-04
第19面
k=0.000
A4=1.10738e-04,A6=1.58748e-07
第20面
k=0.000
A4=4.43250e-06,A6=1.78804e-07

ズームデータ
WE ST1 TE ST2 ST3
焦点距離 6.05 12.70 23.48 8.21 18.74
FNO. 1.85 2.20 2.64 1.96 2.45
画角2ω 77.99 39.80 21.74 59.43 27.44
D3 0.85 7.94 16.10 3.52 12.82
D9 21.10 6.57 1.91 13.58 2.68
D19 4.43 7.40 13.88 4.94 10.64
D21 3.66 5.50 3.99 4.69 5.56

fb (in air) 5.81 7.65 6.15 6.84 7.71
全長 (in air) 60.06 57.43 65.90 56.75 61.72

群焦点距離
f1=50.57 f2=-11.30 f3=15.49 f4=27.59
数値実施例6
単位:mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 32.304 1.00 1.94595 17.98
2 24.943 3.64 1.81600 46.62
3 172.655 可変
4 71.002 1.00 1.88300 40.76
5 8.475 4.64
6* -53.111 0.80 1.58313 59.38
7* 14.386 1.69
8 26.088 1.95 2.00069 25.46
9 -134.426 可変
10(絞り) ∞ 0.50
11* 13.456 2.07 1.85135 40.10
12* -118.344 0.00
13 ∞ 0.10
14 7.116 2.48 1.49700 81.54
15 17.554 0.60 1.80518 25.42
16 5.880 1.75
17 -29.806 0.60 1.75520 27.51
18 19.475 2.65 1.58313 59.38
19* -11.467 可変
20* 11.705 2.67 1.49700 81.54
21 129.496 可変
22 ∞ 0.50 1.54771 62.84
23 ∞ 0.50
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 1.02
像面 ∞

非球面データ
第6面
k=0.000
A4-1.28981e-04=,A6=2.69614e-06,A8=-4.77413e-08,A10=1.62318e-10
第7面
k=0.000
A4=-2.71603e-04,A6=2.76804e-06,A8=-6.52305e-08,A10=3.78272e-10
第11面
k=0.000
A4=7.65870e-06,A6=-4.40696e-07,A8=-3.41785e-09
第12面
k=0.000
A4=9.62632e-05,A6=-6.84479e-07
第19面
k=0.000
A4=3.81210e-05,A6=2.22804e-07,A8=-2.27952e-08
第20面
k=0.000
A4=-1.04608e-05,A6=4.43120e-08

ズームデータ
WE ST1 TE ST2 ST3
焦点距離 6.07 12.73 23.52 8.23 18.79
FNO. 1.85 2.16 2.59 1.95 2.39
画角2ω 77.96 39.90 21.81 59.40 27.49
D3 0.46 7.90 15.96 3.38 12.87
D9 21.11 6.06 1.08 13.53 1.98
D19 4.84 7.68 14.10 5.48 10.83
D21 3.67 5.51 4.26 4.56 5.64

fb (in air) 5.84 7.68 6.44 6.73 7.81
全長 (in air) 60.37 57.46 65.71 57.26 61.62

群焦点距離
f1=50.70 f2=-11.72 f3=15.94 f4=25.70
数値実施例7
単位:mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 32.493 1.00 1.94595 17.98
2 24.819 3.71 1.81600 46.62
3 183.549 可変
4 63.282 1.00 1.88300 40.76
5 8.498 5.04
6* -36.519 0.80 1.58313 59.38
7* 15.608 1.32
8 23.651 2.08 2.00069 25.46
9 -188.878 可変
10(絞り) ∞ 0.50
11* 11.952 2.24 1.69350 53.21
12* -84.433 0.00
13 ∞ 0.10
14 9.560 2.44 1.77250 49.60
15 17.376 0.70 1.74000 28.30
16 6.253 1.97
17 -40.030 0.70 1.69895 30.13
18 12.750 2.61 1.49700 81.61
19* -10.553 可変
20* 11.804 2.55 1.49700 81.54
21 71.445 可変
22 ∞ 0.50 1.54771 62.84
23 ∞ 0.50
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 1.03
像面 ∞

非球面データ
第6面
k=0.000
A4=3.88874e-05,A6=-1.28328e-06,A8=3.13845e-09,A10=-8.86196e-11
第7面
k=0.000
A4=-7.29768e-05,A6=-1.42649e-06,A8=-9.39329e-09,A10=1.05903e-10
第11面
k=0.000
A4=-2.87417e-05,A6=-3.33033e-07,A8=-3.40624e-09
第12面
k=0.000
A4=9.32699e-05,A6=-2.78366e-07
第19面
k=0.000
A4=7.48009e-06,A6=1.98580e-07,A8=-8.10780e-08
第20面
k=0.000
A4=-2.49722e-05,A6=-7.43539e-09

ズームデータ
WE ST1 TE ST2 ST3
焦点距離 6.07 12.73 23.52 8.24 18.77
FNO. 1.85 2.18 2.54 1.97 2.38
画角2ω 78.46 40.01 21.91 59.80 27.51
D3 0.30 7.57 16.03 2.83 12.94
D9 21.11 6.31 1.09 13.62 2.35
D19 3.77 6.69 12.30 4.76 9.41
D21 4.34 6.13 5.29 5.08 6.31

fb (in air) 6.52 8.31 7.47 7.27 8.49
全長 (in air) 60.45 57.63 65.64 57.23 61.93

群焦点距離
f1=50.52 f2=-11.66 f3=15.93 f4=28.05
数値実施例8
単位:mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 32.650 1.00 1.94595 17.98
2 25.397 3.62 1.81600 46.62
3 179.536 可変
4 69.450 1.00 1.88300 40.76
5 8.584 3.91
6* 151.215 0.80 1.58313 59.38
7* 13.194 2.66
8 25.436 1.65 1.92286 20.88
9 272.152 可変
10(絞り) ∞ 0.50
11* 13.592 2.27 1.74320 49.34
12* -48.258 0.00
13 ∞ 0.10
14 6.860 2.68 1.49700 81.54
15 17.551 0.59 1.75520 27.51
16 5.593 1.95
17 -20.066 0.60 1.92286 20.88
18 -80.822 2.00 1.58313 59.38
19* -10.406 可変
20* 11.944 2.62 1.49700 81.54
21 84.174 可変
22 ∞ 0.50 1.54771 62.84
23 ∞ 0.50
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 1.02
像面 ∞

非球面データ
第6面
k=0.000
A4=-4.47230e-04,A6=1.02657e-05,A8=-1.53720e-07,A10=7.29943e-10
第7面
k=0.000
A4=-6.03831e-04,A6=1.14883e-05,A8=-2.01411e-07,A10=1.19791e-09
第11面
k=0.000
A4=-1.43577e-05,A6=-5.53403e-07,A8=-8.85897e-09
第12面
k=0.000
A4=8.95102e-05,A6=-1.03207e-06
第19面
k=0.000
A4=8.70021e-05,A6=3.84489e-07,A8=-1.40489e-08
第20面
k=0.000
A4=-2.65103e-06,A6=1.62547e-07

ズームデータ
WE ST1 TE ST2 ST3
焦点距離 6.07 12.74 23.52 8.22 18.78
FNO. 1.85 2.18 2.61 1.96 2.43
画角2ω 77.96 39.69 21.78 59.32 27.42
D3 0.63 7.89 15.90 3.36 12.57
D9 21.10 6.33 1.39 13.62 2.26
D19 4.58 7.19 13.55 5.18 10.42
D21 3.51 5.51 4.26 4.47 5.68

fb (in air) 5.69 7.68 6.44 6.64 7.85
全長 (in air) 59.96 57.05 65.23 56.76 61.05

群焦点距離
f1=50.84 f2=-11.43 f3=15.48 f4=27.67
数値実施例9
単位:mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 31.634 1.00 1.94595 17.98
2 24.337 3.70 1.81600 46.62
3 169.931 可変
4 71.400 1.00 1.88300 40.76
5 8.713 4.86
6* -49.021 0.80 1.58313 59.38
7* 13.893 1.48
8 22.967 2.10 2.00069 25.46
9 -221.415 可変
10(絞り) ∞ 0.50
11* 12.253 2.10 1.74320 49.34
12* -277.973 0.00
13 ∞ 0.10
14 8.188 2.34 1.64000 60.08
15 17.842 0.70 1.74000 28.30
16 6.012 2.18
17 -38.264 0.70 1.72825 28.46
18 12.558 2.56 1.58313 59.38
19* -12.311 可変
20* 11.747 2.67 1.49700 81.54
21 95.158 可変
22 ∞ 0.50 1.54771 62.84
23 ∞ 0.50
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 0.97
像面 ∞

非球面データ
第6面
k-=0.000
A4=1.25719e-05,A6=-1.15184e-06,A8=1.25233e-08,A10=-1.37009e-10
第7面
k=0.000
A4=-1.19585e-04,A6=-1.40665e-06,A8=5.70135e-09,A10=-5.59580e-11
第11面
k=0.000
A4=5.20165e-06,A6=-4.97308e-07,A8=-2.78846e-09
第12面
k=0.000
A4=1.03347e-04,A6=-6.49250e-07
第19面
k=0.000
A4=3.38150e-05,A6=-4.08974e-07,A8=9.72395e-10
第20面
k=0.000
A4=-2.09352e-05,A6=5.82527e-08

ズームデータ
WE ST1 TE ST2 ST3
焦点距離 6.05 12.70 23.47 8.22 18.74
FNO. 1.85 2.18 2.56 1.97 2.38
画角2ω 78.42 40.23 21.95 59.92 27.65
D3 0.30 7.24 15.77 2.81 12.60
D9 21.11 5.99 1.08 13.46 2.06
D19 3.36 6.66 12.64 4.37 9.55
D21 4.53 6.06 4.73 5.22 6.06

fb (in air) 6.65 8.19 6.85 7.35 8.18
全長 (in air) 60.21 56.86 65.13 56.77 61.17

群焦点距離
f1=49.61 f2=-11.93 f3=16.15 f4=26.68
数値実施例10
単位:mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 31.866 1.00 1.94595 17.98
2 24.559 3.71 1.81600 46.62
3 174.804 可変
4 60.047 1.00 1.88300 40.76
5 8.506 5.02
6* -37.235 0.80 1.58313 59.38
7* 14.856 1.33
8 23.081 2.10 2.00069 25.46
9 -193.679 可変
10(絞り) ∞ 0.50
11* 12.728 2.10 1.74320 49.34
12* -166.062 0.00
13 ∞ 0.10
14 8.533 2.26 1.64000 60.08
15 18.398 0.70 1.72825 28.46
16 6.251 2.21
17 -39.806 0.70 1.68893 31.07
18 14.820 2.58 1.49700 81.54
19* -10.625 可変
20* 11.681 2.50 1.49700 81.61
21 65.043 可変
22 ∞ 0.50 1.54771 62.84
23 ∞ 0.50
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 1.01
像面 ∞

非球面データ
第6面
k=0.000
A4=1.39775e-05,A6=-5.89083e-07,A8=-3.00001e-09,A10=-4.86913e-11
第7面
k=0.000
A4=-9.60358e-05,A6=-8.97426e-07,A8=-1.12664e-08,A10=9.31137e-11
第11面
k=0.000
A4=5.78306e-07,A6=-2.26619e-07,A8=-3.05673e-09
第12面
k=0.000
A4=1.03740e-04,A6=-2.68617e-07
第19面
k=0.000
A4=1.30548e-05,A6=-2.48736e-08,A8=-5.88997e-08
第20面
k=0.000
A4=-3.17374e-05,A6=-8.92951e-08

ズームデータ
WE ST1 TE ST2 ST3
焦点距離 6.07 12.74 23.52 8.23 18.77
FNO. 1.85 2.18 2.53 1.98 2.37
画角2ω 77.93 39.75 21.81 59.39 27.33
D3 0.30 7.65 15.93 3.02 13.00
D9 21.11 6.47 1.10 13.93 2.52
D19 3.12 6.34 11.96 4.32 9.12
D21 5.19 6.79 6.04 5.78 6.90

fb (in air) 7.34 8.95 8.21 7.94 9.06
全長 (in air) 60.48 58.01 65.81 57.81 62.31

群焦点距離
f1=49.72 f2=-11.70 f3=16.42 f4=28.21
数値実施例11
単位:mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 32.422 1.00 1.94595 17.98
2 24.982 3.65 1.81600 46.62
3 173.616 可変
4 85.877 1.00 1.88300 40.76
5 8.673 3.97
6* 307.488 0.80 1.58313 59.38
7* 14.178 2.64
8 24.905 1.63 1.92286 20.88
9 243.771 可変
10(絞り) ∞ 0.50
11* 14.962 2.07 1.85135 40.10
12* -65.687 0.00
13 ∞ 0.10
14 6.929 2.69 1.49700 81.54
15 18.683 0.59 1.80518 25.42
16 5.804 1.78
17 -22.605 0.73 1.92286 20.88
18 -1284.735 2.24 1.58313 59.38
19* -10.215 可変
20* 11.801 2.62 1.49700 81.54
21 107.003 可変
22 ∞ 0.50 1.54771 62.84
23 ∞ 0.50
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 1.01
像面 ∞

非球面データ
第6面番
k=0.000
A4=-1.59918e-04,A6=2.84008e-06,A8=-4.46572e-08,A10=8.52526e-11
第7面
k=0.000
A4=-3.00603e-04,A6=2.98377e-06,A8=-7.14642e-08,A10=3.51419e-10
第11面
k=0.000
A4=3.05204e-06,A6=-4.79667e-07,A8=-5.23699e-09
第12面
k=0.000
A4=8.81792e-05,A6=-7.55380e-07
第19面
k=0.000
A4=6.29657e-05,A6=1.43686e-07,A8=-3.38587e-08
第20面
k=0.000
A4=-1.25621e-05,A6=3.85445e-07,A8=-5.46258e-09

ズームデータ
WE ST1 TE ST2 ST3
焦点距離 6.07 12.73 23.51 8.23 18.78
FNO. 1.85 2.16 2.59 1.95 2.40
画角2ω 77.94 39.81 21.79 59.38 27.49
D3 0.71 7.96 16.17 3.45 12.76
D9 21.11 6.03 1.20 13.39 1.91
D19 5.03 7.70 13.98 5.54 10.81
D21 3.50 5.51 4.26 4.52 5.76

fb (in air) 5.66 7.68 6.42 6.68 7.92
全長 (in air) 60.51 57.37 65.78 57.07 61.41

群焦点距離
f1=50.89 f2=-11.52 f3=15.72 f4=26.44
以下に各実施例の代表値を示す。

実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6
変倍比 3.88 3.88 3.88 3.88 3.88 3.88
広角端全長 60.49 59.89 61.42 60.03 60.06 60.37
望遠端全長 65.85 68.50 70.68 68.76 65.90 65.71
広角端 バックフォーカス 7.33 5.41 5.67 5.65 5.81 5.84
望遠端 バックフォーカス 8.27 7.15 7.18 7.20 6.15 6.44
第1レンズ群焦点距離 50.47 49.36 55.03 54.55 50.57 50.70
第2レンズ群焦点距離 -11.67 -10.76 -11.03 -11.10 -11.30 -11.72
第3レンズ群焦点距離 16.15 15.93 15.85 15.67 15.49 15.94
第4レンズ群焦点距離 29.71 24.31 26.32 26.48 27.59 25.70

実施例7 実施例8 実施例9 実施例10 実施例11
変倍比 3.88 3.88 3.88 3.89 3.88
広角端全長 60.45 59.96 60.21 60.48 60.51
望遠端全長 65.64 65.23 65.13 65.81 65.78
広角端 バックフォーカス 6.52 5.69 6.65 7.34 5.66
望遠端 バックフォーカス 7.47 6.44 6.85 8.21 6.42
第1レンズ群焦点距離 50.52 50.84 49.61 49.72 50.89
第2レンズ群焦点距離 -11.66 -11.43 -11.93 -11.70 -11.52
第3レンズ群焦点距離 15.93 15.48 16.15 16.42 15.72
第4レンズ群焦点距離 28.05 27.67 26.68 28.21 26.44

ここで、広角端全長、望遠端全長、広角端バックフォーカス、望遠端バックフォーカスについては、フィルターを空気換算した時の数値である。
以上の実施例1〜11の無限遠物点合焦時の収差図をそれぞれ図12〜図22に示す。これらの収差図において、(a)は広角端、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。各図中、 “ω”は半画角を示す。
次に、各実施例における条件式(1)〜(20)の値を掲げる。
条件式(1) SF3n
条件式(2) νd3
条件式(3) D/f
条件式(4) UY1G/f
条件式(5) UY3G/f
条件式(6) UY3G/f
条件式(7) f/f
条件式(8) |f/f
条件式(9) (β2t/β2w)×(β3t/β3w)×(β4t/β4w
条件式(10) f/f
条件式(11) f/f
条件式(12) L/f
条件式(13) (β2t/β2w)/(β3t/β3w
条件式(14) β2t/β2w
条件式(15) β3t/β3w
条件式(16) β4t/β4w
条件式(17) D2w/f
条件式(18) Δ3G/f
条件式(19) IH/f
条件式(20) D2w/L11r

実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6
条件式(1) -0.73 -0.75 -0.73 -0.70 -0.65 -0.67
条件式(2) 61.03 66.21 64.46 62.63 111.79 87.99
条件式(3) 0.11 0.10 0.12 0.12 0.13 0.11
条件式(4) 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27
条件式(5) 0.29 0.29 0.30 0.31 0.31 0.30
条件式(6) 0.78 0.77 0.80 0.80 0.80 0.78
条件式(7) 8.33 8.15 9.08 9.00 8.35 8.35
条件式(8) 1.93 1.78 1.82 1.83 1.87 1.93
条件式(9) 3.88 3.88 3.88 3.88 3.88 3.88
条件式(10) 2.67 2.63 2.62 2.59 2.56 2.63
条件式(11) 4.90 4.01 4.34 4.37 4.56 4.24
条件式(12) 9.66 9.42 9.77 9.55 9.63 9.60
条件式(13) 0.80 0.65 0.67 0.66 0.78 0.78
条件式(14) 1.80 1.68 1.68 1.67 1.75 1.77
条件式(15) 2.26 2.58 2.51 2.53 2.25 2.27
条件式(16) 0.95 0.89 0.92 0.92 0.98 0.97
条件式(17) 3.57 3.30 3.43 3.41 3.57 3.56
条件式(18) 1.59 2.08 1.95 1.93 1.62 1.62
条件式(19) 0.76 0.76 0.76 0.76 0.76 0.76
条件式(20) 0.67 0.58 0.55 0.55 0.67 0.67

実施例7 実施例8 実施例9 実施例10 実施例11
条件式(1) -0.73 -0.56 -0.73 -0.73 -0.59
条件式(2) 72.78 92.53 62.70 82.09 94.62
条件式(3) 0.12 0.13 0.13 0.13 0.11
条件式(4) 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27
条件式(5) 0.30 0.31 0.29 0.29 0.30
条件式(6) 0.78 0.79 0.77 0.77 0.79
条件式(7) 8.33 8.38 8.20 8.19 8.39
条件式(8) 1.92 1.88 1.97 1.93 1.90
条件式(9) 3.88 3.88 3.88 3.88 3.88
条件式(10) 2.63 2.55 2.67 2.71 2.59
条件式(11) 4.62 4.56 4.41 4.65 4.36
条件式(12) 9.63 9.57 9.60 9.64 9.64
条件式(13) 0.79 0.76 0.84 0.82 0.77
条件式(14) 1.80 1.75 1.82 1.82 1.76
条件式(15) 2.27 2.31 2.16 2.23 2.29
条件式(16) 0.95 0.96 0.99 0.95 0.96
条件式(17) 3.56 3.56 3.57 3.56 3.56
条件式(18) 1.56 1.60 1.57 1.60 1.60
条件式(19) 0.76 0.76 0.76 0.76 0.76
条件式(20) 0.67 0.66 0.68 0.68 0.67
(歪曲収差の補正)
ところで、本発明のズームレンズを用いたときに、像の歪曲は電気的にデジタル補正してもよい。以下に、像の歪曲をデジタル補正するための基本的概念について説明する。
例えば、図23に示すように、光軸と撮像面との交点を中心として有効撮像面の長辺に内接する半径Rの円周上(像高)での倍率を固定し、この円周を補正の基準とする。そして、それ以外の任意の半径r(ω)の円周上(像高)の各点を略放射方向に移動させて、半径r'(ω)となるように同心円状に移動させることで補正する。
例えば、図23において、半径Rの円の内側に位置する任意の半径r1(ω)の円周上の点P1は、円の中心に向けて補正すべき半径r1'(ω)円周上の点P2に移動させる。また、半径Rの円の外側に位置する任意の半径r2(ω)の円周上の点Q1は、円の中心から離れる方向に向けて補正すべき半径r2'(ω)円周上の点Q2に移動させる。
ここで、r'(ω)は次のように表すことができる。
r'(ω)=α・f・tanω (0≦α≦1)
ただし、
ωは被写体半画角、fは結像光学系(本発明では、ズームレンズ)の焦点距離、
αは0以上1以下である。
ここで、前記半径Rの円上(像高)に対応する理想像高をYとすると、
α=R/Y=R/(f・tanω)
となる。
光学系は、理想的には、光軸に対して回転対称であり、すなわち歪曲収差も光軸に対して回転対称に発生する。したがって、上述のように、光学的に発生した歪曲収差を電気的に補正する場合には、再現画像上で光軸と撮像面との交点を中心とした有効撮像面の長辺に内接する半径Rの円の円周上(像高)の倍率を固定して、それ以外の半径r(ω)の円周上(像高)の各点を略放射方向に移動させて、半径r'(ω)となるように同心円状に移動させることで補正することができれば、データ量や演算量の点で有利と考えられる。
ところが、光学像は、電子撮像素子で撮像された時点で(サンプリングのため)連続量ではなくなる。したがって、厳密には光学像上に描かれる上記半径Rの円も、電子撮像素子上の画素が放射状に配列されていない限り正確な円ではなくなる。
つまり、離散的座標点毎に表される画像データの形状補正においては、上記倍率を固定できる円は存在しない。そこで、各画素(Xi,Yj)毎に、移動先の座標(Xi',Yj' )を決める方法を用いるのがよい。なお、座標(Xi',Yj')に(Xi,Yj)の2点以上が移動してきた場合には、各画素が有する値の平均値をとる。また、移動してくる点がない場合には、周囲のいくつかの画素の座標(Xi',Yj')の値を用いて補間すればよい。
このような方法は、特にズームレンズを有する電子撮像装置において光学系や電子撮像素子の製造誤差等のために光軸に対して歪みが著しく、前記光学像上に描かれる上記半径Rの円が非対称になった場合の補正に有効である。また、撮像素子あるいは各種出力装置において信号を画像に再現する際に幾何学的歪み等が発生する場合等の補正に有効である。
本発明の電子撮像装置では、補正量r’(ω)−r(ω)を計算するために、r(ω)すなわち半画角と像高との関係、あるいは、実像高rと理想像高r’/αとの関係が、電子撮像装置に内蔵された記録媒体に記録されている構成としてもよい。
なお、歪曲補正後の画像が短辺方向の両端において光量が極端に不足することのないようにするには、前記半径Rが、次の条件式を満足するのがよい。
0≦R≦0.6Ls
ただし、Lsは有効撮像面の短辺の長さである。
好ましくは、前記半径Rは、次の条件式を満足するのがよい。
0.3Ls≦R≦0.6Ls
さらには、半径Rは、略有効撮像面の短辺方向の内接円の半径に一致させるのが最も有利である。なお、半径R=0の近傍、すなわち、軸上近傍において倍率を固定した補正の場合は、画質の面で若干の不利があるが、広画角化しても小型化にするための効果は確保できる。
なお、補正が必要な焦点距離区間については、いくつかの焦点ゾーンに分割する。そして、該分割された焦点ゾーン内の望遠端近傍で略、
r’(ω)=α・f・tanω
を満足する補正結果が得られる場合と同じ補正量で補正してもよい。
ただし、その場合、分割された焦点ゾーン内の広角端において樽型歪曲量がある程度残存してしまう。また、分割ゾーン数を増加させてしまうと、補正のために必要な固有データを記録媒体に余計に保有する必要が生じあまり好ましくない。そこで、分割された焦点ゾーン内の各焦点距離に関連した1つ又は数個の係数を予め算出しておく。この係数は、シミュレーションや実機による測定に基づいて決定しておけばよい。
そして、前記分割されたゾーン内の望遠端近傍で略、
r’(ω)=α・f・tanω
を満足する補正結果が得られる場合の補正量を算出し、この補正量に対して焦点距離毎に前記係数を一律に掛けて最終的な補正量にしてもよい。
ところで、無限遠物体を結像させて得られた像に歪曲がない場合は、
f=y/tanω
が成立する。
ただし、yは像点の光軸からの高さ(像高)、fは結像系(本発明ではズームレンズ)の焦点距離、ωは撮像面上の中心からyの位置に結ぶ像点に対応する物点方向の光軸に対する角度(被写体半画角)である。
結像系に樽型の歪曲収差がある場合は、
f>y/tanω
となる。つまり、結像系の焦点距離fと、像高yとを一定とすると、ωの値は大きくなる。
(デジタルカメラ)
図24〜図26は、以上のようなズームレンズを撮影光学系141に組み込んだ本発明によるデジタルカメラの構成の概念図を示す。図24はデジタルカメラ140の外観を示す前方斜視図、図25は同後方正面図、図26はデジタルカメラ140の構成を示す模式的な断面図である。ただし、図24と図26においては、撮影光学系141の非沈胴時を示している。デジタルカメラ140は、この例の場合、撮影用光路142を有する撮影光学系141、ファインダー用光路144を有するファインダー光学系143、シャッターボタン145、フラッシュ146、液晶表示モニター147、焦点距離変更ボタン161、設定変更スイッチ162等を含み、撮影光学系141の沈胴時には、カバー160をスライドすることにより、撮影光学系141とファインダー光学系143とフラッシュ146はそのカバー160で覆われる。そして、カバー160を開いてカメラ140を撮影状態に設定すると、撮影光学系141は図26の非沈胴状態になり、カメラ140の上部に配置されたシャッターボタン145を押圧すると、それに連動して撮影光学系141、例えば実施例1のズームレンズを通して撮影が行われる。撮影光学系141によって形成された物体像が、波長域制限コートを施したローパスフィルタFとカバーガラスCを介してCCD149の撮像面上に形成される。このCCD149で受光された物体像は、処理手段151を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター147に表示される。また、この処理手段151には記録手段152が接続され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、この記録手段152は処理手段151と別体に設けてもよいし、フレキシブルディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。また、CCD149に代わって銀塩フィルムを配置した銀塩カメラとして構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路144上にはファインダー用対物光学系153が配置してある。ファインダー用対物光学系153は、複数のレンズ群(図の場合は3群)と2つのプリズムからなり、撮影光学系141のズームレンズに連動して焦点距離が変化するズーム光学系からなり、このファインダー用対物光学系153によって形成された物体像は、像正立部材である正立プリズム155の視野枠157上に形成される。この正立プリズム155の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系159が配置されている。なお、接眼光学系159の射出側にカバー部材150が配置されている。
このように構成されたデジタルカメラ140は、撮影光学系141が本発明により、沈胴時に厚みを極めて薄く、高変倍で全変倍域で結像性能が極めて安定的であるので、高性能・小型化・広画角化が実現できる。
(内部回路構成)
図27は、上記デジタルカメラ140の主要部の内部回路の構成ブロック図である。なお、以下の説明では、上記の処理手段は、例えばCDS/ADC部124、一時記憶メモリ117、画像処理部118等からなり、記憶手段は、例えば記憶媒体部119等からなる。
図27に示すように、デジタルカメラ140は、操作部112と、この操作部112に接続された制御部113と、この制御部113の制御信号出力ポートにバス114及び115を介して接続された撮像駆動回路116並びに一時記憶メモリ117、画像処理部118、記憶媒体部119、表示部120、及び設定情報記憶メモリ部121を備えている。
上記の一時記憶メモリ117、画像処理部118、記憶媒体部119、表示部120、及び設定情報記憶メモリ部121は、バス122を介して相互にデータの入力又は出力が可能なように構成され、また、撮像駆動回路116には、CCD149とCDS/ADC部124が接続されている。
操作部112は各種の入力ボタンやスイッチを備え、これらの入力ボタンやスイッチを介して外部(カメラ使用者)から入力されるイベント情報を制御部に通知する回路である。
制御部113は、例えばCPU等からなる中央演算処理装置であり、不図示のプログラムメモリを内蔵し、そのプログラムメモリに格納されているプログラムにしたがって、操作部112を介してカメラ使用者から入力される指示命令を受けてデジタルカメラ140全体を制御する回路である。
CCD149は、本発明による撮影光学系141を介して形成された物体像を受光する。CCD149は、撮像駆動回路116により駆動制御され、その物体像の各画素ごとの光量を電気信号に変換してCDS/ADC部124に出力する撮像素子である。
CDS/ADC部124は、CCD149から入力する電気信号を増幅しかつアナログ/デジタル変換を行って、この増幅とデジタル変換を行っただけの映像生データ(ベイヤーデータ、以下RAWデータという。)を一時記憶メモリ117に出力する回路である。
一時記憶メモリ117は、例えばSDRAM等からなるバッファであり、CDS/ADC部124から出力される上記RAWデータを一時的に記憶するメモリ装置である。画像処理部118は、一時記憶メモリ117に記憶されたRAWデータ又は記憶媒体部119に記憶されているRAWデータを読み出して、制御部113から指定された画質パラメータに基づいて歪曲収差補正を含む各種画像処理を電気的に行う回路である。
記録媒体部119は、例えばフラッシュメモリ等からなるカード型又はスティック型の記録媒体を着脱自在に装着して、それらカード型又はスティック型のフラッシュメモリに、一時記憶メモリ117から転送されるRAWデータや画像処理部118で画像処理された画像データを記録して保持する装置の制御回路である。
表示部120は、液晶表示モニターを備え、その液晶表示モニターに画像や操作メニュー等を表示する回路である。設定情報記憶メモリ部121には、予め各種の画質パラメータが格納されているROM部と、そのROM部から読み出された画質パラメータの中から操作部112の入力操作によって選択された画質パラメータを記憶するRAM部が備えられている。設定情報記憶メモリ部121は、それらのメモリへの入出力を制御する回路である。
このように構成されたデジタルカメラ140は、撮影光学系141が、本発明により、十分な広角域を有し、コンパクトな構成としながら、高変倍で全変倍域で結像性能が極めて安定的であるので、高性能・小型化・広画角化が実現できる。そして、広角側、望遠側での速い合焦動作が可能となる。
以上のように、本発明は、画角、変倍比、F値を確保しながらも、結像性能を良好としやすいズームレンズに有用である。
G1…第1レンズ群
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
G4…第4レンズ群
S…明るさ絞り
F…ローパスフィルタ
C…カバーガラス
I…像面
112…操作部
113…制御部
114…バス
115…バス
116…撮像駆動回路
117…一時記憶メモリ
118…画像処理部
119…記憶媒体部
120…表示部
121…設定情報記憶メモリ部
122…バス
124…CDS/ADC部
140…デジタルカメラ
141…撮影光学系
142…撮影用光路
143…ファインダー光学系
144…ファインダー用光路
145…シャッターボタン
146…フラッシュ
147…液晶表示モニター
149…CCD
150…カバー部材
151…処理手段
152…記録手段
153…ファインダー用対物光学系
155…正立プリズム
157…視野枠
159…接眼光学系
160…カバー
161…焦点距離変更ボタン
162…設定変更スイッチ

Claims (26)

  1. 物体側から像側に順に、
    正屈折力の第1レンズ群、
    負屈折力の第2レンズ群、
    正屈折力の第3レンズ群、
    正屈折力の第4レンズ群 を有し、
    広角端から望遠端への変倍に際して各レンズ群の間の間隔が変化し、
    前記第3レンズ群は、像側に凹の像側面をもつ第1の接合レンズ成分と、前記第1の接合レンズ成分の像側直後に配置され物体側に凹の物体側面をもつ第2の接合レンズ成分 を有し、
    前記第1の接合レンズ成分は正レンズとその正レンズの像側に配置され像側に凹の像側面を持つ負レンズを有し、
    前記第2の接合レンズ成分は物体側に凹の物体側面を持つ負レンズとその負レンズの像側に配置された正レンズを有することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1の接合レンズ成分は物体側面が凸のメニスカス形状であり、
    前記第2の接合レンズ成分は像側に凸のメニスカス形状であることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1の接合レンズ成分と前記第2の接合レンズ成分が以下の条件式(1)を満足することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のズームレンズ。
    −0.9<SF3n<−0.1 (1)
    ただし、
    SF3n=(32R1r+33R2f)/(32R1r−33R2f)で定義され、
    32R1rは前記第3レンズ群中の前記第1の接合レンズ成分の前記像側面の曲率半径、
    33R2fは前記第3レンズ群中の前記第2の接合レンズ成分の前記物体側面の曲率半径である。
  4. 物体側から像側に順に、
    正屈折力の第1レンズ群、
    負屈折力の第2レンズ群、
    正屈折力の第3レンズ群、
    正屈折力の第4レンズ群 を有し、
    広角端から望遠端への変倍に際して各レンズ群の間の間隔が変化し、
    前記第3レンズ群は、第1の接合レンズ成分と前記第1の接合レンズ成分の像側に配置された第2の接合レンズ成分を有し、
    前記第1の接合レンズ成分は正レンズとその正レンズの像側に配置された負レンズを有し、
    前記第2の接合レンズ成分は負レンズとその負レンズの像側に配置された正レンズを有し、
    前記第1の接合レンズ成分と前記第2の接合レンズ成分が以下の条件式(2)を満足することを特徴とするズームレンズ。
    50<νd3<120 (2)
    ただし、νd3=(νdL32p+νdL33p)−(νdL32n+νdL33n)で定義され、
    νdL32pは前記第3レンズ群中の前記第1の接合レンズ成分の前記正レンズのd線に対するアッベ数、
    νdL33pは前記第3レンズ群中の前記第2の接合レンズ成分の前記正レンズのd線に対するアッベ数、
    νdL32nは前記第3レンズ群中の前記第1の接合レンズ成分の前記負レンズのd線に対するアッベ数、
    νdL33nは前記第3レンズ群中の前記第2の接合レンズ成分の前記負レンズのd線に対するアッベ数である。
  5. 前記第1の接合レンズ成分と前記第2の接合レンズ成分が以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    50<νd3<120 (2)
    ただし、νd3=(νdL32p+νdL33p)−(νdL32n+νdL33n)で定義され、
    νdL32pは前記第3レンズ群中の前記第1の接合レンズ成分の前記正レンズのd線に対するアッベ数、
    νdL33pは前記第3レンズ群中の前記第2の接合レンズ成分の前記正レンズのd線に対するアッベ数、
    νdL32nは前記第3レンズ群中の前記第1の接合レンズ成分の前記負レンズのd線に対するアッベ数、
    νdL33nは前記第3レンズ群中の前記第2の接合レンズ成分の前記負レンズのd線に対するアッベ数である。
  6. 前記第1の接合レンズ成分と前記第2の接合レンズ成分が空間を挟んで並んで配置され、
    以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    0.08<D/f<0.20 (3)
    ただし、
    は、前記第3レンズ群中の前記第1の接合レンズ成分と前記第2の接合レンズ成分の光軸上の間隔、
    は、前記第3レンズ群の焦点距離
    である。
  7. 前記第2の接合レンズ成分は前記第3レンズ群中で最も像側に配置され、
    前記第2の接合レンズ成分中の前記正レンズは像側に凸の非球面の像側面を有することを特徴とする 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第3レンズ群は物体側から順に
    正屈折力の正単レンズと、
    前記第1の接合レンズ成分と、
    前記第2の接合レンズ成分 を有し、
    前記正単レンズが少なくとも1面の非球面を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  9. 以下の条件式(4)、(5)を満足することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    0.26<UY1G/f<0.28 (4)
    0.25<UY3G/f<0.5 (5)
    ただし、
    は広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
    UY1Gは、広角端での前記第1レンズ群の物体側面における軸上マージナル光線の光軸からの高さ、
    UY3Gは、広角端での前記第3レンズ群の物体側面における軸上マージナル光線の光軸からの高さ、
    は前記第3レンズ群の焦点距離
    である。
  10. 以下の条件式(4)、(6)を満足することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    0.26<UY1G/f<0.28 (4)
    0.60<UY3G/f<1.00 (6)
    ただし、
    は広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
    UY1Gは、広角端での前記第1レンズ群の物体側面における軸上マージナル光線の光軸からの高さ、
    UY3Gは、広角端での前記第3レンズ群の物体側面における軸上マージナル光線の光軸から高さ
    である。
  11. 以下の条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    7.0<f/f<10 (7)
    ただし、
    は前記第1レンズ群の焦点距離、
    は広角端でのズームレンズ全系の焦点距離
    である。
  12. 以下の条件式(8)、(9)を満足することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    1.6<|f/f|<2.1 (8)
    3.5<(β2t/β2w)×(β3t/β3w)×(β4t/β4w)<5.0 (9)
    ただし、
    は前記第2レンズ群の焦点距離、
    は広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
    β2w、β2tはそれぞれ前記第2レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
    β3w、β3tはそれぞれ前記第3レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
    β4w、β4tはそれぞれ前記第4レンズ群の広角端、望遠端での横倍率
    である。
  13. 以下の条件式(10)を満足することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    2.0<f/f<3.0 (10)
    ただし、
    は前記第3レンズ群の焦点距離、
    は広角端でのズームレンズ全系の焦点距離
    である。
  14. 以下の条件式(11)を満足することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    3.4<f/f<5.5 (11)
    ただし、
    は前記第4レンズ群の焦点距離、
    は広角端でのズームレンズ全系の焦点距離
    である。
  15. 以下の条件式(12)を満足することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    9.0<L/f<10.2 (12)
    ただし、
    はバックフォーカスを空気換算距離としたときの広角端での第1レンズ群の物体側面から像面までの光軸に沿った距離、
    は広角端でのズームレンズ全系の焦点距離
    である。
  16. 前記第2レンズ群は、物体側から順に、負メニスカスレンズ成分、負レンズ成分、正レンズ成分からなり、
    以下の条件式(13)、(9)を満足することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    0.5<(β2t/β2w)/(β3t/β3w)<1.0 (13)
    3.5<(β2t/β2w)×(β3t/β3w)×(β4t/β4w)<5.0 (9)
    ただし、
    β2w、β2tはそれぞれ第2レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
    β3w、β3tはそれぞれ第3レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
    β4w、β4tはそれぞれ第4レンズ群の広角端、望遠端での横倍率
    である。
  17. 以下の条件式(14)を満足することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    1.4<β2t/β2w<2.1 (14)
    ただし、
    β2w、β2tはそれぞれ前記第2レンズ群の広角端、望遠端での横倍率
    である。
  18. 以下の条件式(15)を満足することを特徴とする請求項1乃至17のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    1.8<β3t/β3w<2.9 (15)
    ただし、
    β3w、β3tはそれぞれ前記第3レンズ群の広角端、望遠端での横倍率
    である。
  19. 以下の条件式(16)を満足することを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    0.6<β4t/β4w<1.3 (16)
    ただし、
    β4w、β4tはそれぞれ前記第4レンズ群の広角端、望遠端での横倍率
    である。
  20. 以下の条件式(17)、(9)を満足することを特徴とする請求項1乃至19のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    2.8<D2w/f<4.2 (17)
    3.5<(β2t/β2w)×(β3t/β3w)×(β4t/β4w)<5.0 (9)
    ただし、
    2wは広角端における第2レンズ群と第3レンズ群の間の光軸上での空気間隔、
    は広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
    β2w、β2tはそれぞれ第2レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
    β3w、β3tはそれぞれ第3レンズ群の広角端、望遠端での横倍率、
    β4w、β4tはそれぞれ第4レンズ群の広角端、望遠端での横倍率
    である。
  21. 以下の条件式(18)を満足することを特徴とする請求項1乃至20のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    1.3<Δ3G/f<2.4 (18)
    ただし、
    Δ3Gは広角端から望遠端における第3レンズ群の移動量であり、物体側への移動を正とし、
    は広角端でのズームレンズ全系の焦点距離
    である。
  22. 前記第3レンズ群の物体側直前に配置された明るさ絞りを有し、前記明るさ絞りは前記広角端から前記望遠端への変倍時に前記第3レンズ群と一体で移動することを特徴とする請求項1乃至21のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  23. 前記第1レンズ群が1つのレンズ成分からなり、以下の条件式(19)、(20)を満足することを特徴とする請求項1乃至22のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    0.725<IH/f<0.8 (19)
    −1.0<D2w/L11r<1.0 (20)
    ただし、
    IHは像面における軸外光線の最大光線高
    は広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
    2wは広角端における第2レンズ群と第3レンズ群の光軸上での空気間隔、
    11rは第1レンズ群の最も像側の面の曲率半径
    である。
  24. 前記第2レンズ群は非球面レンズを有することを特徴とする請求項1乃至23のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  25. 前記第4レンズ群は非球面レンズを有することを特徴とする請求項1乃至24のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  26. 請求項1から25のいずれか一項に記載のズームレンズと、
    前記ズームレンズの像側に配置され、前記ズームレンズにより形成される像を電気信号に変換する撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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