JP5075644B2 - ズームレンズおよびそれを用いた撮像装置 - Google Patents
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Description
13.0<νd1n<30.0 ・・・(2)
ただし、nd1nは前記第1レンズ群内の負レンズのd線に対する屈折率、
νd1nは前記第1レンズ群内の負レンズのアッベ数である。
より詳しくは、本発明のズームレンズは、正パワーの第1レンズ群、負パワーの第2レンズ群、正パワーの第3レンズ群、負パワーの第4レンズ群、正パワーの第5レンズ群の5群構成からなり、条件式(1)に代えて、以下の条件式を満足する。
2.08<nd 1n <2.30 ・・・(1’’’)
本発明では物体側から順に、正パワーの第1レンズ群、負パワーの第2レンズ群、正パワーの第3レンズ群を有し、各群の間隔を変化させることで変倍を行う構成を採用した。このような構成をとることにより、各群に変倍の負担を効率的に分担させることで変倍時の収差変動を小さく抑えつつまた各群の移動量が大きくなることを防ぎ光学系のコンパクト化につながる。また第1群に1枚の負レンズと1枚の正レンズを持たせることで、良好な収差補正を行うことができる。
2.04<nd1n<2.25 ・・・(1’)
とし、この条件式(1’)を満足するようにすると、より好ましくなる。
さらに、上記条件式(1)を、
2.08<nd1n<2.20 ・・・(1”)
とし、この条件式(1”)を満足するようにすると、さらに好ましくなる。
また、条件式(1)の上限値のみ、もしくは下限値のみを式(1’),(1”)の上限値、下限値としても良い。例えば、以下の条件式(1’’’)を満足するようにしても良い。
2.08<nd 1n <2.30 ・・・(1’’’)
14.0<νd1n<25.0 ・・・(2’)
とし、この条件式(2’)を満足するようにすると、より好ましくなる。
さらに、上記条件式(2)を、
15.0<νd1n<20.0 ・・・(2”)
とし、この条件式(2”)を満足するようにすると、さらに好ましくなる。
また、条件式(2)の上限値のみ、もしくは下限値のみを式(2’),(2”)の上限値、下限値としても良い。
ただし、SF1n=(R1nf+R1nr)/(R1nf−R1nr)で定義され、
R1nfは前記第2レンズ群中の負レンズの物体側面の曲率半径、
R1nrは前記第2レンズ群中の負レンズの像側面の曲率半径、
である。
ここで、上記条件式(3)を、
4.0<SF1n<12.0 ・・・(3’)
とし、この条件式(3’)を満足するようにすると、より好ましくなる。
さらに、上記条件式(3)を、
7.5<SF1n<9.3 ・・・(3”)
とし、この条件式(3”)を満足するようにすると、さらに好ましくなる。
また、条件式(3)の上限値のみ、もしくは下限値のみを式(3’),(3”)の上限値、下限値としても良い。
0.40<Σd1G/Imw<3.00 ・・・(4)
ただし、Σd1Gは前記第1レンズ群の軸上厚み、
Imwはズームレンズの広角端における最大像高である。
0.70<Σd1G/Imw<2.10 ・・・(4’)
とし、この条件式(4’)を満足するようにすると、より好ましくなる。
さらに、上記条件式(4)を、
1.05<Σd1G/Imw<1.25 ・・・(4”)
とし、この条件式(4”)を満足するようにすると、さらに好ましくなる。
また、条件式(4)の上限値のみ、もしくは下限値のみを式(4’),(4”)の上限値、下限値としても良い。
0.20<nd1n−nd1p<0.55 ・・・(5)
20.0<νd1p−νd1n<55.0 ・・・(6)
ただし、
nd1nは前記第1レンズ群内の負レンズのd線に対する屈折率、
νd 1n は前記第1レンズ群内の負レンズのアッベ数、
nd1pは前記第1レンズ群内の正レンズのd線に対する屈折率、
νd 1p は前記第1レンズ群内の正レンズのアッベ数、
である。
条件式(6)の上限を上回ると第1レンズ群内の正レンズのアッベ数は大きくなるが、その分正レンズの屈折率が低くなってしまう。レンズ面の曲率半径が小さくなり、特に望遠端でのコマ収差が過剰に発生してしまう。条件式(6)の下限を下回ると、第1レンズ群内での色収差が不十分になる。
0.25<nd1n−nd1p<0.50 ・・・(5’)
とし、この条件式(5’)を満足するようにすると、より好ましくなる。
さらに、上記条件式(5)を、
0.30<nd1n−nd1p<0.45 ・・・(5”)
とし、この条件式(5”)を満足するようにすると、さらに好ましくなる。
また、条件式(5)の上限値のみ、もしくは下限値のみを式(5’),(5”)の上限値、下限値としても良い。
25.0<νd1p−νd1n<47.0 ・・・(6’)
とし、この条件式(6’)を満足するようにすると、より好ましくなる。
さらに、上記条件式(6)を、
31.0<νd1p−νd1n<38.0 ・・・(6”)
とし、この条件式(6”)を満足するようにすると、さらに好ましくなる。
また、条件式(6)の上限値のみ、もしくは下限値のみを式(6’),(6”)の上限値、下限値としても良い。
0.2<f1/ft<1.0 ・・・(7)
ただし、
f1は前記第1レンズ群の焦点距離、
ftは望遠端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
0.40<f1/ft<0.75 ・・・(7’)
とし、この条件式(7’)を満足するようにすると、より好ましくなる。
さらに、上記条件式(7)を、
0.62<f1/ft<0.68 ・・・(7”)
とし、この条件式(7”)を満足するようにすると、さらに好ましくなる。
また、条件式(7)の上限値のみ、もしくは下限値のみを式(7’),(7”)の上限値、下限値としても良い。
0.02<|f2/ft|<0.50 ・・・(8)
ただし、
f2は前記第2レンズ群の焦点距離、
ftは望遠端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
0.08 < |f2/ft| < 0.36 ・・・(8’)
とし、この条件式(8’)を満足するようにすると、より好ましくなる。
さらに、上記条件式(8)を、
0.12 < |f2/ft| < 0.16 ・・・(8”)
とし、この条件式(8”)を満足するようにすると、さらに好ましくなる。
また、条件式(8)の上限値のみ、もしくは下限値のみを式(8’),(8”)の上限値、下限値としても良い。
4.0<ft/fw<20.0 ・・・(9)
ただし、
ftは望遠端でのズームレンズ全系の焦点距離、
fwは広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
6.5<ft/fw<15.0 ・・・(9’)
とし、この条件式(9’)を満足するようにすると、より好ましくなる。
さらに、上記条件式(9)を、
9.5<ft/fw<12.0 ・・・(9”)
とし、この条件式(9”)を満足するようにすると、さらに好ましくなる。
また、条件式(9)の上限値のみ、もしくは下限値のみを式(9’),(9”)の上限値、下限値としても良い。
0.50<Imw/fw<1.00 ・・・(10)
ただし、Imwはズームレンズの広角端における最大像高、
fwは広角端でのズームレンズ全系の焦点距離である。
0.60<Imw/fw<0.95 ・・・(10’)
とし、この条件式(10’)を満足するようにすると、より好ましくなる。
さらに、上記条件式(10)を、
0.70<Imw/fw<0.80 ・・・(10”)
とし、この条件式(10”)を満足するようにすると、さらに好ましくなる。
また、条件式(10)の上限値のみ、もしくは下限値のみを式(10’),(10”)の上限値、下限値としても良い。
5.0<Lt/Imw<17.5 ・・・(11)
ただし、Ltは望遠端でのズームレンズ全系の全長、
Imwはズームレンズの広角端における最大像高である。
8.0<Lt/Imw<16.8 ・・・(11’)
とし、この条件式(11’)を満足するようにすると、より好ましくなる。
さらに、上記条件式(11)を、
14.0<Lt/Imw<16.0 ・・・(11”)
とし、この条件式(11”)を満足するようにすると、さらに好ましくなる。
また、条件式(11)の上限値のみ、もしくは下限値のみを式(11’),(11”)の上限値、下限値としても良い。
Z=(Y2/r)/[1+{1−(1+K)・(Y/r)2}1/2]+A4×Y4+A6×Y6+A8×Y8+A10×Y10
ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4 、A6 、A8 、A10、A12はそれぞれ4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数である。また、非球面係数において、「e−n」(nは整数)は、「10−n」を示している。
広角端の半画角ωが34°以上のズームレンズを備えた撮像装置となっている。
広角端での像高IHwは、中間焦点距離状態の像高IHsや望遠端での像高IHtよりも小さくなるようにしている。
倍率色収差はズーム、フォーカス、絞り値によって変化するが、各レンズポジション(ズーム、フォーカス、絞り値)ごとに、この第1原色からの第2原色および第3原色のずれ量を補正データとして記憶保持装置に記憶させておくとよい。ズームポジションに応じてこの補正データを参照することで、第1原色信号に対する第2及び第3原色のずれを補正した第2及び第3原色信号とを出力することができる。
2層あるいはそれ以上の膜数のコート材や膜厚を適宜組み合わせることで、更なる反射率の低減や、反射率の分光特性・角度特性等のコントロールなどを行うことが可能となる。
また第1レンズ群以外のレンズ接合面についても、同様の思想に基づいて接合面コートを行うことが効果的なのは言うまでもない。
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 24.750 0.80 2.10225 16.79
2 19.118 3.62 1.76802 49.24
3* -178.118 可変
4* -285.349 0.80 1.83481 42.71
5* 6.941 2.47
6 -267.977 1.78 2.10225 16.79
7 -18.223 0.80 1.83481 42.71
8* 40.283 可変
9(絞り) ∞ 0.30
10* 5.411 2.57 1.69350 53.21
11* -22.837 0.02
12 5.448 1.46 1.49700 81.54
13 34.274 0.62 2.00330 28.27
14 3.582 可変
15* 36.560 3.31 1.76802 49.24
16* -14.197 可変
17 ∞ 0.40 1.54771 62.84
18 ∞ 0.50
19 ∞ 0.50 1.51633 64.14
20 ∞ 0.37
像面(受光面)
非球面データ
第3面
k=0.000,A4=7.60141e-06,A6=-6.14494e-10,A8=-1.66413e-10,A10=9.96800e-13
第4面
k=9.661,A4=-6.41121e-05,A6=-3.75130e-07,A8=3.89598e-08,A10=-3.76958e-10
第5面
k=0.420,A4=-2.06875e-05,A6=4.78893e-06,A8=-5.64122e-07,A10=1.10339e-08
第8面
k=-1.493,A4=-3.76904e-04,A6=7.91618e-07,A8=1.71181e-08,A10=-5.12772e-09
第10面
k=0.971,A4=-1.16819e-03,A6=-2.45336e-05,A8=-3.08002e-06,A10=2.76241e-08
第11面
k=-4.177,A4=6.64728e-04,A6=3.58772e-05,A8=-4.27344e-06,A10=6.89037e-07
第15面
k=0.000,A4=4.94926e-05,A6=-3.22056e-06
第16面
k=0.000,A4=1.33322e-04,A6=-5.96091e-06,A8=5.14652e-08
群焦点距離
f1=31.90 f2=-7.23 f3=10.90 f4=13.70
各種データ
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 5.09 8.86 15.82 28.26 49.13
FNO. 3.22 4.13 4.89 5.54 6.00
画角2ω 81.16 47.13 26.91 15.41 8.99
BF 5.48 4.97 5.21 4.97 4.65
全長 42.76 46.51 51.93 56.47 57.47
d3 0.18 3.38 8.35 12.85 16.11
d8 15.93 11.89 8.46 5.56 1.74
d14 2.63 7.72 11.35 14.54 16.42
d16 4.02 3.52 3.76 3.52 3.19
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 23.150 0.80 2.10225 16.79
2 18.554 3.50 1.69350 53.21
3* -123.339 可変
4* -90.927 0.80 1.83481 42.71
5* 7.048 2.48
6 -1266.286 1.64 2.10225 16.79
7 -20.159 0.80 1.83481 42.71
8* 45.980 可変
9(絞り) ∞ 0.30
10* 5.509 2.74 1.69350 53.21
11* -20.746 0.02
12 5.150 1.46 1.49700 81.54
13 21.650 0.40 2.00330 28.27
14 3.456 可変
15* 46.848 3.28 1.76802 49.24
16* -14.048 0.00
17 ∞ 可変
18 ∞ 0.40 1.54771 62.84
19 ∞ 0.50
20 ∞ 0.50 1.51633 64.14
21 ∞ 0.37
像面(受光面)
非球面データ
第3面
k=0.000,A4=9.42966e-06,A6=-1.39631e-09,A8=-1.83250e-10,A10=1.09250e-12
第4面
k=0.000,A4=1.82511e-05,A6=1.01175e-07,A8=-2.98947e-09
第5面
k=0.420,A4=5.25802e-05,A6=6.14527e-06,A8=-3.73155e-07,A10=9.45056e-09
第8面
k=0.000,A4=-3.62054e-04,A6=1.24874e-07,A8=-1.06766e-07,A10=-2.94196e-09
第10面
k=0.000,A4=-5.73729e-04,A6=-4.44838e-06,A8=-2.33375e-06,A10=1.73331e-07
第11面
k=0.000,A4=3.93312e-04,A6=3.45965e-06,A8=-3.57062e-06,A10=3.52884e-07
第15面
k=0.000,A4=4.51650e-05,A6=-3.05790e-06
第16面
k=0.000,A4=1.02788e-04,A6=-5.60166e-06,A8=5.10869e-08
各群焦点距離
f1=32.05 f2=-7.30 f3=11.00 f4=14.41
各種データ
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 5.10 8.85 15.85 28.27 49.16
FNO. 3.21 4.14 4.88 5.58 6.00
画角2ω 80.70 47.19 26.94 15.48 9.03
BF 5.67 4.91 5.27 4.94 4.67
全長 42.89 46.71 51.83 56.40 57.43
d3 0.18 3.40 8.39 12.86 16.21
d8 16.12 12.18 8.48 5.59 1.72
d14 2.71 8.00 11.47 14.80 16.62
d17 4.21 3.45 3.82 3.48 3.21
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 24.764 0.80 2.10225 16.79
2 19.124 3.62 1.76802 49.24
3* -179.186 可変
4* -285.754 0.80 1.83481 42.71
5* 7.075 2.43
6 -181.865 1.66 2.10225 16.79
7 -18.046 0.80 1.83481 42.71
8* 37.195 可変
9(絞り) 0.30
10* 5.451 2.54 1.69350 53.21
11* -22.369 可変
12 5.367 1.46 1.49700 81.54
13 44.307 0.59 2.00330 28.27
14 3.586 可変
15* 27.914 3.24 1.76802 49.24
16* -15.386 可変
17 ∞ 0.40 1.54771 62.84
18 ∞ 0.50
19 ∞ 0.50 1.51633 64.14
20 ∞ 0.37
像面(受光面)
非球面データ
第3面
k=0.000,A4=7.40763e-06,A6=-4.51297e-09,A8=-1.21322e-10,A10=8.60726e-13
第4面
k=9.661,A4=-9.35774e-05,A6=1.71199e-06,A8=2.91403e-09,A10=-1.86109e-10
第5面
k=0.420,A4=-2.83857e-05,A6=4.80878e-06,A8=-5.87642e-07,A10=1.52660e-08
第8面
k=-1.493,A4=-3.69280e-04,A6=2.24600e-06,A8=1.60947e-08,A10=-6.38051e-09
第10面
k=1.063,A4=-1.24122e-03,A6=-3.06956e-05,A8=-3.12274e-06,A10=-4.08825e-08
第11面
k=-4.382,A4=6.02183e-04,A6=2.88488e-05,A8=-4.06429e-06,A10=6.22236e-07
第15面
k=0.000,A4=7.41118e-05,A6=-2.05696e-06
第16面
k=0.000,A4=1.27914e-04,A6=-3.62263e-06,A8=2.93175e-08
群焦点距離
f1=31.95 f2=-7.11 f3=6.57 f4=-6.99 f5=13.35
各種データ
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 5.10 8.74 15.79 28.13 49.31
FNO. 3.25 4.10 4.89 5.55 6.00
画角2ω 80.48 47.63 26.96 15.47 8.95
BF 5.60 5.08 5.08 4.91 4.65
全長 42.89 46.13 51.35 56.24 57.49
d3 0.18 3.38 8.19 12.78 16.12
d8 16.00 11.81 8.28 5.55 1.80
d11 0.04 0.16 0.26 0.25 0.27
d14 2.84 7.46 11.29 14.52 16.42
d16 4.14 3.62 3.63 3.45 3.19
実施例5のズームレンズは実施例2のズームレンズと同じ構成である。
実施例6のズームレンズは実施例3のズームレンズと同じ構成である。
各種データ
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 5.09 8.86 15.82 28.26 49.13
FNO. 3.22 4.13 4.89 5.54 6.00
画角2ω 78.23 47.13 26.91 15.41 8.99
像高 3.70 3.88 3.88 3.88 3.88
各種データ
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 5.10 8.85 15.85 28.27 49.16
FNO. 3.21 4.14 4.88 5.58 6.00
画角2ω 78.05 47.19 26.94 15.48 9.03
像高 3.72 3.88 3.88 3.88 3.88
各種データ
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 5.10 8.74 15.79 28.13 49.31
FNO. 3.25 4.10 4.89 5.55 6.00
画角2ω 78.00 47.63 26.96 15.47 8.95
像高 3.72 3.88 3.88 3.88 3.88
条件式 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6
(1) nd1n 2.102 2.102 2.102 2.102 2.102 2.102
(2) νd1n 16.79 16.79 16.79 16.79 16.79 16.79
(3) SF1n 7.79 9.07 7.78 7.79 9.07 7.78
(4) Σd1G/Imw 1.139 1.108 1.139 1.195 1.157 1.187
(5) nd1n−nd1p 0.334 0.409 0.334 0.334 0.409 0.334
(6) νd1p−νd1n 32.45 36.42 32.45 32.45 36.42 32.45
(7) f1/ft 0.649 0.652 0.648 0.649 0.652 0.648
(8) |f2/ft| 0.147 0.148 0.144 0.147 0.148 0.144
(9) ft/fw 9.648 9.644 9.660 9.648 9.644 9.660
(10)Imw/fw 0.762 0.761 0.760 0.726 0.729 0.729
(11)Lt/Imw 14.893 14.883 14.899 15.622 15.535 15.528
ところで、本発明のズームレンズを用いたときに、像の歪曲は電気的にデジタル補正する。以下に、像の歪曲をデジタル補正するための基本的概念について説明する。
r'(ω)=α・f・tanω (0≦α≦1)
ただし、
ωは被写体半画角、fは結像光学系(本発明では、ズームレンズ)の焦点距離である。
α=R/Y=R/(f・tanω)
となる。
ただし、Lsは有効撮像面の短辺の長さである。
0.3Ls≦R≦0.6Ls
さらには、半径Rは、略有効撮像面の短辺方向の内接円の半径に一致させるのが最も有利である。なお、半径R=0の近傍、すなわち、軸上近傍において倍率を固定した補正の場合は、実質画像数の面で若干の不利があるが、広角化しても小型化にするための効果は確保できる。
r’(ω)=α・f・tanω
を満足する補正結果が得られる場合と同じ補正量で補正してもよい。
r’(ω)=α・f・tanω
を満足する補正結果が得られる場合の補正量を算出し、この補正量に対して焦点距離毎に前記係数を一律に掛けて最終的な補正量にしてもよい。
f=y/tanω
が成立する。
ただし、yは像点の光軸からの高さ(像高)、fは結像系(本発明ではズームレンズ)の焦点距離、ωは撮像面上の中心からyの位置に結ぶ像点に対応する物点方向の光軸に対する角度(被写体半画角)である。
f>y/tanω
となる。つまり、結像系の焦点距離fと、像高yとを一定とすると、ωの値は大きくなる。
図11〜図13は、以上のようなズームレンズを撮影光学系141に組み込んだ本発明によるデジタルカメラの構成の概念図を示す。図11はデジタルカメラ140の外観を示す前方斜視図、図12は同後方正面図、図13はデジタルカメラ140の構成を示す模式的な断面図である。ただし、図11と図13においては、撮影光学系141の非沈胴時を示している。デジタルカメラ140は、この例の場合、撮影用光路142を有する撮影光学系141、ファインダー用光路144を有するファインダー光学系143、シャッターボタン145、フラッシュ146、液晶表示モニター147、焦点距離変更ボタン161、設定変更スイッチ162等を含み、撮影光学系141の沈胴時には、カバー160をスライドすることにより、撮影光学系141とファインダー光学系143とフラッシュ146はそのカバー160で覆われる。そして、カバー160を開いてカメラ140を撮影状態に設定すると、撮影光学系141は図13の非沈胴状態になり、カメラ140の上部に配置されたシャッターボタン145を押圧すると、それに連動して撮影光学系141、例えば実施例1のズームレンズを通して撮影が行われる。撮影光学系141によって形成された物体像が、波長域制限コートを施したローパスフィルタFとカバーガラスCを介してCCD149の撮像面上に形成される。このCCD149で受光された物体像は、処理手段151を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター147に表示される。また、この処理手段151には記録手段152が接続され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、この記録手段152は処理手段151と別体に設けてもよいし、フレキシブルディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。また、CCD149に代わって銀塩フィルムを配置した銀塩カメラとして構成してもよい。
図14は、上記デジタルカメラ140の主要部の内部回路の構成ブロック図である。なお、以下の説明では、上記の処理手段は、例えばCDS/ADC部124、一時記憶メモリ117、画像処理部118等からなり、記憶手段は、例えば記憶媒体部119等からなる。
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
G4…第4レンズ群
S…明るさ絞り
F…ローパスフィルタ
C…カバーガラス
I…像面
112…操作部
113…制御部
114…バス
115…バス
116…撮像駆動回路
117…一時記憶メモリ
118…画像処理部
119…記憶媒体部
120…表示部
121…設定情報記憶メモリ部
122…バス
124…CDS/ADC部
140…デジタルカメラ
141…撮影光学系
142…撮影用光路
143…ファインダー光学系
144…ファインダー用光路
145…シャッターボタン
146…フラッシュ
147…液晶表示モニター
149…CCD
150…カバー部材
151…処理手段
152…記録手段
153…ファインダー用対物光学系
155…正立プリズム
157…視野枠
159…接眼光学系
160…カバー
161…焦点距離変更ボタン
162…設定変更スイッチ
Claims (15)
- 物体側から順に、正パワーの第1レンズ群、負パワーの第2レンズ群、正パワーの第3レンズ群、負パワーの第4レンズ群、正パワーの第5レンズ群の5群構成からなり、各レンズ群の間隔を変化させることで変倍を行い、前記第1レンズ群は1枚の負レンズと、少なくとも1枚以上の正レンズからなり、以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
2.08<nd 1n <2.30 ・・・(1’’’)
13.0<νd1n<30.0 ・・・(2)
ただし、
nd1nは前記第1レンズ群内の負レンズのd線に対する屈折率、
νd1nは前記第1レンズ群内の負レンズのアッベ数である。 - 前記正パワーの第1レンズ群内の前記負レンズは、物体側に凸面を向けたメニスカス形状であり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
1.0<SF1n<15.0 ・・・(3)
ただし、SF1n=(R1nf+R1nr)/(R1nf−R1nr)で定義され、
R1nfは前記第2レンズ群中の負レンズの物体側面の近軸曲率半径、
R1nrは前記第2レンズ群中の負レンズの像側面の近軸曲率半径、
である。 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.40<Σd1G/Imw<3.00 ・・・(4)
ただし、Σd1Gは前記第1レンズ群の軸上厚み、
Imwは前記ズームレンズの広角端における最大像高である。 - 前記第1レンズ群が1枚の負レンズと1枚の正レンズの2枚のレンズから構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
- 下記条件式を満足することを特徴とする請求項4に記載のズームレンズ。
0.20<nd1n−nd1p<0.55 ・・・(5)
20.0<νd1p−νd1n<55.0 ・・・(6)
ただし、
nd1nは前記第1レンズ群内の負レンズのd線に対する屈折率、
νd 1n は前記第1レンズ群内の負レンズのアッベ数
nd1pは前記第1レンズ群内の正レンズのd線に対する屈折率、
νd 1p は前記第1レンズ群内の正レンズのアッベ数、
である。 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.2<f1/ft<1.0 ・・・(7)
ただし、
f1は前記第1レンズ群の焦点距離、
ftは望遠端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.02<|f2/ft|<0.50 ・・・(8)
ただし、
f2は前記第2レンズ群の焦点距離、
ftは望遠端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。 - 明るさ絞りをズームレンズ光学系に有し、広角端から望遠端への変倍時に、前記第1レンズ群は広角端よりも望遠端で物体側にあるように移動し、前記第2レンズ群は移動し、前記第3レンズ群は広角端よりも望遠端で物体側にあるように移動し、前記第4レンズ群は移動し、第5レンズ群は移動し、明るさ絞りは移動することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
- 全部で9枚以下のレンズ枚数からなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
- 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
4.0<f t /f w <20.0 ・・・(9)
ただし、
f t は望遠端でのズームレンズ全系の焦点距離、
f w は広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.50<I mw /f w <1.00 ・・・(10)
ただし、
I mw はズームレンズの広角端における最大像高、
f w は広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のズームレンズ。
5.0<L t /I mw <17.5 ・・・(11)
ただし、L t は望遠端での前記ズームレンズ全系の全長、
I mw はズームレンズの前記広角端における最大像高である。 - 請求項1から12のいずれか一項に記載のズームレンズと、前記ズームレンズにより形成した像を電気信号に変換する撮像素子とを有する撮像装置。
- 前記ズームレンズによるディストーションを含んだ電気信号を、画像処理によりディストーションを補正した画像信号に変換する画像変換部を有することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
- 前記ズームレンズにより撮影された画像の電気信号を、画像処理により倍率色収差による色のずれを補正した画像信号に変換する画像変換部を有する請求項13または14に記載の撮像装置。
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