JP2009100840A - 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】気流音および運転音を大幅に消音できる低騒音の電動送風機を提供することを目的とする。
【解決手段】電動機4とファンケース12を覆い排気口13を有する防音ケース14は、排気流を排気口13まで導く吸音材20a、20bを設置した排気通路16を有し、排気通路16には角部17a、17bを設け、この角部17aの気流衝突面18aとの間に空気層35aを形成した状態で吸音材20aを配置した。これによって、角部17a、17bで音が反射することによる音響エネルギの減衰効果と、空気層35aの影響により吸音材20a、20bの低周波数帯域における吸音効果が向上し、高い音圧レベルの高周波音を含んだ電動送風機の運転音だけでなく、気流衝突面で発生する低周波帯域の気流音についても大幅に低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、広い周波数帯域で運転音および気流音を大幅に消音できる電動送風機およびそれを用いた電気掃除機に関するものである。
従来、この種の電動送風機は家庭用電気掃除機に多く利用されている(例えば、特許文献1参照)。
これは、図15に示すように、電気掃除機52は、開口部40を有する集塵室41および電動送風機収納室42を並設した下ケース43と、集塵室41の開口部40を覆う蓋体44と、電動送風機収納室42上方の掃除機外殻を構成する上ケース45とを有する。そして、電動送風機収納室42の下方に設けた開口部46から流出する電動送風機47の排気を、電動送風機収納室42の外壁と下ケース43の内側に配設した吸音材48によって形成した排気流路49を通り排気口50から排出するようにしている。また、下ケース43の後下部において吸音材48と下ケース43の間に空間51を形成している。
特開平11−56694号公報
しかしながら、前記従来の構成では、電動送風機47からの気流音および電動送風機47の運転音に対してある程度の消音効果は得られるものの、特別な工夫がなされておらず気流音および運転音を大幅に消音できるものではなかった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、広い周波数帯域で高い消音効果を有する排気通路を構成し、気流音および運転音を大幅に消音できる低騒音の電動送風機およびそれを用いた電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電動送風機は、電動機とファンケースを覆い排気口を有する防音ケースを備え、この防音ケースはその内部に電動機からの排気流を前記排気口まで導く内面に吸音材を設置した排気通路を有し、排気通路には少なくとも1つ以上の角部を設け、この角部の気流衝突面との間に空気層を形成した状態で吸音材を配置したものである。
これによって、排気通路の角部で音が反射することによる音響エネルギの減衰効果と、吸音材と気流衝突面の間に設けた空気層の影響により吸音材の低周波数帯域における吸音効果が向上し、2つの相乗効果によって角部における消音効果が飛躍的に向上されて、高い音圧レベルの高周波音を含んだ電動送風機の運転音だけでなく、一般に吸音材では吸音することが困難な気流衝突面で発生する低周波帯域の気流音についても大幅に低減することができ、低騒音の電動送風機を得ることができる。
また、本発明の電動送風機を用いた電気掃除機は、電動送風機の運転音を防音ケース内で大幅に低減できるようになり、低騒音で快適使用ができるものである。
本発明の電動送風機およびそれを用いた電気掃除機は、防音ケースの排気通路内で、気流音および運転音を広い周波数帯域において大幅に消音することができる。
第1の発明は、電動機と、前記電動機の出力軸である回転軸に固定されたインペラと、インペラの外周部に通風路を形成するエアガイドと、前記インペラとエアガイドを覆い中央に吸気口を有するファンケースと、前記電動機と前記ファンケースを覆い排気口を有する防音ケースとを備え、前記防音ケースはその内部に電動機からの排気流を前記排気口まで導く内面に吸音材を設置した排気通路を有し、前記排気通路には少なくとも1つ以上の角部を設け、この角部の気流衝突面との間に空気層を形成した状態で吸音材を配置した電動送風機とするものである。これによって、排気通路の角部で音が反射することによる音響エネルギの減衰効果と、吸音材と気流衝突面の間に設けた空気層の影響により吸音材の低周波数帯域における吸音効果が向上し、2つの相乗効果によって角部における消音効果が飛躍的に向上されて、高い音圧レベルの高周波音を含んだ電動送風機の運転音だけでなく、一般に吸音材では吸音することが困難な気流衝突面で発生する低周波帯域の気流音についても大幅に低減することができ、低騒音の電動送風機を得ることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、空気層は、気流衝突面の表面に凹凸形状を設けることで形成したことにより、吸音材の表面がフラットであっても、気流衝突面との間に空気層を容易に設けることができるようになり、吸音材の材質、厚みなどを自由に調整し、安価で高い消音効果を得ることができる。
第3の発明は、特に、第1の発明において、空気層は、吸音材の表面に凹凸形状を設けることで形成したことにより、気流衝突面がフラットであっても、吸音材との間に空気層を容易に設けることができるようになり、防音ケースの構造をシンプルにできると同時に、吸音材の配置場所に関係なく全ての吸音材に対して空気層を設けることができるため、高い消音効果を得ることができる。また、波形などの表面加工の諸元や吸音材の厚み、密度などを調整することで必要な消音特性を容易に得ることができる。
第4の発明は、特に、第1の発明において、空気層は、気流衝突面と吸音材の間に支持体を介して形成したことにより、吸音材および気流衝突面の両方の表面がフラットであっても、空気層を容易に設けることができるようになり、必要な消音特性に応じて支持体の仕様を自由に変更することが可能になる。
第5の発明は、特に、第4の発明において、支持体は、吸音材の支持面を薄膜で構成したことにより、薄膜の質量および剛性と空気層の剛性で共振系の吸音構造を構成できるようになり、薄膜の共振周波数と同じ周波数で高い消音効果を得ることができる。
第6の発明は、特に、第4の発明において、支持体は、吸音材の支持面を多孔質板で構成したことにより、多孔質板と空気層で共鳴系の吸音構造を構成できるようになり、吸音材の仕様および多孔質板の孔径、開口率などを調整することで、共鳴周波数と同じ周波数で高い消音効果を得ることができる。
第7の発明は、特に、第4の発明において、支持体は、それ自体が空隙を有する材料で形成したことにより、支持体自体が空隙を有し流れ抵抗が低いため、気流衝突面に配置するだけで空気層を設けることができるようになり、吸音材および支持体の仕様を調整することで高い消音効果を得ることができる。
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか1つの発明の電動送風機を用いた電気掃除機とすることにより、防音ケース内で電動送風機の運転音と気流音を大幅に低減できるようになり、低騒音で快適な電気掃除機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図8は、本発明の実施の形態1における電動送風機およびそれを用いた電気掃除機の構成を示している。
図1、図2において、電動送風機1aは、回転子2および固定子3を有する電動機4と、回転子2を有し電動機4の出力軸である回転軸5に固定されたインペラ6と、インペラ6の外周部に形成した通風路7および戻り通路8と静翼9を有するエアガイド10と、インペラ6とエアガイド10を覆い中央に吸気口11を有するファンケース12と、電動機4とファンケース12を覆い排気口13を有する防音ケース14とを備えている。防音ケース14は内壁に通気口15を有するとともに、電動機4の排気流を通気口15から排気口13まで導く排気通路16を有している。また、排気通路16には少なくとも1つ以上(ここでは2つ)の略直角の角部17a、17bが設けられており、通気口15に近い角部17aの気流衝突面18aは略垂直方向に平行に配置された平板形状のリブ19aを有し、リブ19a先端で吸音材20aを支持している。したがって、角部17aの気流衝突面18aと吸音材20a間には空気層35aを形成している。また、排気通路16の他の内壁にも吸音材20bを配置している。なお、吸音材20a、20bには軟質ウレタン材を使用した。
また、インペラ6は、板金製の前シュラウド21とこれに対向する後シュラウド23でブレード22を挟持することで構成されている。
ここで、図3において、電気掃除機24aは、本体吸気口25に連通した集塵室26と、本体排気口27を備えた送風室28を有する掃除機本体29と、集塵室26に本体吸気口25と気密に装着された集塵袋30と、送風室28内に設置された電動送風機1aと、本体吸気口25に気密に接続されたホース31と、電気掃除機24aの電源入切や吸引力などの設定を操作するための各種スイッチを有した把持部32と、床面から塵埃を吸引するための床ノズル33と、床ノズル33と把持部32を気密に接続した接続管34から構成されている。
以上のように構成された電気掃除機について、図1〜図3に基づき、以下その動作、作用を説明する。
まず、図1において、電力が供給されると、固定子3と回転子2に磁界が発生し、電磁力によって回転子2が回転することで、回転軸5に固定されたインペラ6が高速回転する。インペラ6が高速回転すると、図3において集塵室26内が負圧状態になり、集塵室26へ流入する気流が発生する。
床ノズル33から吸引された塵埃を含む気流Aは、接続管34と把持部32およびホース31内を通過して本体吸気口25から集塵袋30に流入する。集塵袋30で塵埃を濾過分離された清潔な気流Bは、電動送風機1aに吸引されてファンケース12の吸気口11からインペラ6へ流入する。気流Bは、図2に示すように、高速回転しているインペラ6内で運動エネルギを与えられ、エアガイド10の静翼9で形成される通風路7を減速しながら通過し、運動エネルギを静圧に変換する。
通風路7を通過した気流Cは、エアガイド10外周部に形成された戻り通路8で方向転換して電動機4内部へ流入し、回転子2、固定子3およびカーボンブラシを冷却しながら、電動機4側面から排出される。電動機4からの排気流Dは、防音ケース14内の通気口15へ流入して排気通路16を通過して排気口13から流出し、本体排気口27から掃除機外部へ排出される。
インペラ6のブレード22の枚数Nは有限であるため内部を通過する気流に圧力脈動を生じる。脈動の周波数はインペラ6の毎秒回転数Zとブレード22の枚数Nの積で表され、NZ音と呼ばれる高い音圧レベルを有する高周波音として発生する。また、その倍音である2NZ音、3NZ音以降の高次の高周波音もあわせて発生し、空気伝播、固体伝播しながら、あらゆる方向に伝わっていく。したがって、高い消音効果を得るためには、音源を覆っている防音ケース14の消音効果を向上することが非常に重要である。
防音ケース14内で発生する音としては、電動機4の駆動による運転音と排気流の衝突などで発生した乱流渦に起因する気流音が支配的であり、大部分が排気通路16を空気伝播する。通気口15から排気通路16に伝播する音は、角部17aで一部が反射して、排気通路16内で反射を繰り返しながら減衰すると同時に、排気通路16内に配置された吸音材20aで吸音される。また、角部17aの気流衝突面18aと吸音材20aの間には空気層35aが存在するため、吸音材20aの低周波数帯域における吸音効果が向上し、2つの相乗効果によって角部17aにおける消音効果が飛躍的に向上されて、高い音圧レベルの高周波音を含んだ電動送風機1aの運転音だけでなく、一般に吸音材20aでは吸音することが困難な気流衝突面18aで発生する低周波帯域の気流音についても大幅に低減することができる。
以上のように、本実施の形態においては、電動機4とファンケース12を覆い排気口13を有する防音ケース14を備え、この防音ケース14はその内部に電動機4からの排気流を排気口13まで導く内面に吸音材20aを設置した排気通路16を有し、排気通路16には少なくとも1つ以上の角部17aを設け、この角部17aの気流衝突面18aとの間に空気層35aを形成した状態で吸音材20aを配置したものである。これにより、吸音材20aと気流衝突面18aとの間の空気層35aとの作用で、吸音材20aの低周波数帯域における吸音効果が向上し、排気通路16の角部17aで広い周波数帯域の音を大幅に消音することができる。したがって、電動送風機1aの運転音および気流音が大幅に低減されるとともに、低騒音で快適使用の可能な電気掃除機24aにすることができる。
また、図4に示すように、防音ケース14の排気口13に近い角部17bにも平板形状のリブ19bを設けて吸音材20bを設置することで、気流衝突面18bについても、空気層35bを設ける電動送風機1bとすれば、排気通路16の消音効果をさらに向上することができる。
また、図5に示すように、防音ケース14に別体構成の排気通路16を通気口15で接続した構成の電動送風機1cとしてもよく、この場合も図1の構成と同様の消音効果を得ることができる。
また、図6に示すように、角部17a〜17dの数を増やし排気通路16を蛇行形成して長くする電動送風機1dとすれば、吸音面積の増加による吸音効果の向上および距離減衰の相乗効果により、排気通路16の消音効果をさらに向上することができる。この構成では、気流衝突面18cにリブ19cを設け、吸音材20cとの間に空気層35cが設けられている。
また、図7に示すように、電動機4の排気口に対向する防音ケース14の内壁である気流衝突面18dに対してもリブ19dを設けて吸音材20dを配置することにより、空気層35dを設けている電動送風機1eとすれば、電動機4の排気口に対向する面で発生する気流音についても低減できるようになり、さらに消音効果を向上することができる。
また、図8に示すように、防音ケース14の排気口13を下方位置とし、これから離れた上方位置に本体排気口27を設ける電気掃除機24bとすれば、掃除機本体29内での吸音面積の増加吸音効果の向上および距離減衰の相乗効果により、掃除機本体29の消音効果を向上することができる。防音ケース14の排気口13から本体排気口27までの空間は、膨張形消音器として作用するため、空間を大きく取ることでさらに消音効果を向上することができる。
(実施の形態2)
図9、図10は、本発明の実施の形態2における電動送風機を示している。実施の形態1と同一要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
図9において、電動送風機1fは、片面を波形にプロファイル加工した軟質ウレタンの吸音材20eを波形の面が排気通路16の内壁面に向けて設置した構成をしている。なお、吸音材20eは気流衝突面18aを含めた排気通路16の全ての内壁に設置した。
以上のように構成された電動送風機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、図9において、電動機4を駆動することで、高い音圧ピークを有する高周波音を含んだ運転音および気流の衝突などによって生じる気流音が発生する。防音ケース14の排気通路16には、気流衝突面18aを含めた全ての内壁面と吸音材20eとの間に空気層35eを有しているため、吸音材20eの低周波数帯域における吸音効果が向上し、気流衝突面18aで発生する気流音を大幅に低減するとともに、排気通路16に配置した全ての吸音材20eで広い周波数帯域において電動送風機1bの運転音を大幅に低減することができる。
以上のように、本実施の形態においては、表面を波形に加工された吸音材20eを排気通路16の内壁全面に設置することにより、広い周波数帯域において消音効果を得ることができる。
また、図10に示すように、排気通路16以外の場所にも片面を波形にプロファイル加工した吸音材20eを設置する電動送風機1gは、防音ケース14の消音効果をさらに向上することができる。
(実施の形態3)
図11〜図14は、本発明の実施の形態3における電動送風機を示している。実施の形態1と同一要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
図11、図12において、電動送風機1hは、排気通路16の気流衝突面18aに支持体36aを介して吸音材20aが設置されている。支持体36aは平板で形成され複数枠が形成された枠体37とその一面を覆った薄膜38とで構成され、枠体37の吸音材20a支持面に薄膜38を接着固定した構成をしている。なお、薄膜38にはシリコンフィルムを使用した。
以上のように構成された電動送風機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、図12において、電動機4を駆動することで、高い音圧ピークを有する高周波音を含んだ運転音および気流の衝突などによって生じる気流音が発生する。角部17aの気流衝突面18aと吸音材20aの間に支持体36aで形成された空気層36bが存在するため、薄膜38の質量および剛性と空気層36bの剛性で共振系の吸音構造を構成できるようになり、薄膜38の共振周波数と同じ周波数で消音効果を向上させると同時に、吸音材20aの低周波数帯域における吸音効果が向上し、2つの相乗効果によって角部17aにおける消音効果が飛躍的に向上されて、高い音圧レベルの高周波音を含んだ電動送風機1hの運転音だけでなく、気流衝突面18aで発生する気流音についても大幅に低減することができる。
以上のように、本実施の形態においては、気流衝突面18aに薄膜38と枠体37とで構成される支持体36aを介して吸音材20aを設置することにより、広い周波数帯域のうち、特に薄膜38の共振周波数と同じ周波数において高い消音効果を得ることができる。
また、図13に示すように、支持体36aを多孔質板39と枠体37とで構成することで、多孔質板39と空気層36bで共鳴系の吸音構造を形成し、吸音材20aの仕様および多孔質板39の孔径、開口率などを調整することで、共鳴周波数と同じ周波数で高い消音効果を得ることができる。多孔質板39としては、金属パネルや樹脂パネルなどに複数の細孔を設けたものを用いればよく、孔径、開口率、厚みなど、選択の幅が広く、必要な消音特性にあわせて選定することが可能である。
また、図14に示すように、電動送風機1iは、支持体36eを流れ抵抗の低い材料で構成することで、気流衝突面18aと吸音材20aの間に支持体36e自体が空隙を有しているため、気流衝突面18aに配置するだけで空気層を設けることができるようになり、吸音材20aおよび流れ抵抗の低い材料の仕様を調整することで高い消音効果を得ることができる。流れ抵抗の低い材料としては、エアフィルタなどの多孔質材が容易に入手しやすく、仕様の選定も幅広くできる。
また、各実施の形態1〜3の構成は、これに限定されるものではなく、必要に応じて適宜組み合わせて構成することができる。
以上のように、本発明にかかる電動送風機は、防音ケースの排気通路内で、気流音および運転音を広い周波数帯域において大幅に消音することができるので、家庭用、業務用にかかわらず電気掃除機全般に適用できることはもちろんのこと、送風機能を有する各種機器にも適用することができる。
本発明の実施の形態1における電動送風機の構成を示す断面図 同電動送風機のインペラ部の平面図 同電動送風機を用いた電気掃除機の構成を示す断面図 同電動送風機の変形例1の断面図 同電動送風機の変形例2の断面図 同電動送風機の変形例3の断面図 同電動送風機の変形例4の断面図 同電動送風機を用いた電気掃除機の変形例を示す断面図 本発明の実施の形態2における電動送風機の構成を示す断面図 同電動送風機の変形例の断面図 本発明の実施の形態3における電動送風機の支持体を示す斜視図 同電動送風機の構成を示す断面図 同電動送風機の支持体の変形例を示す斜視図 同電動送風機の変形例を示す断面図 従来の電気掃除機の断面図
符号の説明
1a〜1i 電動送風機
4 電動機
5 回転軸
6 インペラ
7 通風路
10 エアガイド
11 吸気口
12 ファンケース
13 排気口
14 防音ケース
15 通気口
16 排気通路
17a〜17d 角部
18a〜18d 気流衝突面
20a〜20e 吸音材
35a〜35e、36b、36d 空気層
36a、36c、36e 支持体
38 薄膜
39 多孔質板

Claims (8)

  1. 電動機と、前記電動機の出力軸である回転軸に固定されたインペラと、インペラの外周部に通風路を形成するエアガイドと、前記インペラとエアガイドを覆い中央に吸気口を有するファンケースと、前記電動機と前記ファンケースを覆い排気口を有する防音ケースとを備え、前記防音ケースはその内部に電動機からの排気流を前記排気口まで導く内面に吸音材を設置した排気通路を有し、前記排気通路には少なくとも1つ以上の角部を設け、この角部の気流衝突面との間に空気層を形成した状態で吸音材を配置した電動送風機。
  2. 空気層は、気流衝突面の表面に凹凸形状を設けることで形成した請求項1に記載の電動送風機。
  3. 空気層は、吸音材の表面に凹凸形状を設けることで形成した請求項1に記載の電動送風機。
  4. 空気層は、気流衝突面と吸音材の間に支持体を介して形成した請求項1に記載の電動送風機。
  5. 支持体は、吸音材の支持面を薄膜で構成した請求項4に記載の電動送風機。
  6. 支持体は、吸音材の支持面を多孔質板で構成した請求項4に記載の電動送風機。
  7. 支持体は、それ自体が空隙を有する材料で形成した請求項4に記載の電動送風機。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電動送風機を用いた電気掃除機。
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