JP2008267240A - 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 - Google Patents
電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008267240A JP2008267240A JP2007110222A JP2007110222A JP2008267240A JP 2008267240 A JP2008267240 A JP 2008267240A JP 2007110222 A JP2007110222 A JP 2007110222A JP 2007110222 A JP2007110222 A JP 2007110222A JP 2008267240 A JP2008267240 A JP 2008267240A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- electric blower
- sound
- exhaust port
- electric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
【課題】電動送風機の効率を低下させることなく、気流音の発生を抑え、運転音と狙いの高周波音を大幅に消音できる低騒音の電動送風機を提供することを目的とする。
【解決手段】電動機4と、インペラ6と、エアガイド10と、ファンケース12と、電動機4とファンケース12を覆う防音筒16を備え、防音筒16は排気口15のある壁14aを多重壁構造とし、壁14aの端部から所定位置の壁間の空間全周に仕切り17を配置し、かつ壁14aの端部に面一となるように通気性のある蓋18を設けたものである。これによって、発生した気流の排出は、蓋18に沿ってスムーズに流れ、気流音が低減する。また、気流の脈動に起因する高周波音は、防音筒16の多重壁間と仕切り17で形成される空間13内で共鳴効果により大幅に消音される。また、多重壁の防音筒16で透過損失が大きくなり、防音筒16から透過する運転音が大幅に低減される。
【選択図】図1
【解決手段】電動機4と、インペラ6と、エアガイド10と、ファンケース12と、電動機4とファンケース12を覆う防音筒16を備え、防音筒16は排気口15のある壁14aを多重壁構造とし、壁14aの端部から所定位置の壁間の空間全周に仕切り17を配置し、かつ壁14aの端部に面一となるように通気性のある蓋18を設けたものである。これによって、発生した気流の排出は、蓋18に沿ってスムーズに流れ、気流音が低減する。また、気流の脈動に起因する高周波音は、防音筒16の多重壁間と仕切り17で形成される空間13内で共鳴効果により大幅に消音される。また、多重壁の防音筒16で透過損失が大きくなり、防音筒16から透過する運転音が大幅に低減される。
【選択図】図1
Description
本発明は、気流音の発生を抑え、運転音と狙いの高周波音を低減するようにした電動送風機およびそれを用いた電気掃除機に関するものである。
従来、この種の電動送風機は家庭用電気掃除機に多く利用されている(例えば、特許文献1参照)。
これは、図8に示すように、電動機38の回転軸39に取り付けられた複数のブレード40を有するインペラ41と、インペラ41で発生した気流を導くエアガイド42と、中央部に吸気口43を有しインペラ41とエアガイド42を内包するケーシング44と、電動機38の外周にはそれを覆う硬質の二重筒構成の防音筒45を具備し、内側の筒46の内壁と外壁それぞれに円周上にある特定の深さをもつ凹部47を設け、内側の筒46の排気口48は電動機38の排気口49から回転軸方向に離れた位置に備えている。そして、外側の筒50の排気口51は内側の筒46の排気口48から回転軸方向に離れた位置に配置している。
特開2001−165097号公報
しかしながら、前記従来の構成では、電動機38の排気口49からでた気流が防音筒45の凹部47を通過する際に、凹部47の入口付近でその側壁に衝突して気流の乱れが生じ、気流音が発生してしまうという課題を有していた。また、防音筒45の排気口48、51を電動機38の排気口49から回転軸方向に離れた位置に配置しなくてはならず、圧力損失が大きく、電動送風機の効率が低下してしまうという課題も有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、電動送風機の効率を低下させることなく、気流音の発生を抑え、運転音と狙いの高周波音を大幅に消音できる低騒音の電動送風機およびそれを用いた電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電動送風機は、電動機と、前記電動機の出力軸である回転軸に固定されたインペラと、インペラの外周部に通風路を形成するエアガイドと、前記インペラとエアガイドを覆うファンケースと、前記電動機とファンケースを覆い排気口を有する防音筒を備え、前記防音筒は排気口のある壁を多重壁構造とし、排気口のある壁の端部から所定位置の壁間の空間全周に仕切り板を配置し、かつ前記壁の端部には端部が面一となるように通気性のある蓋を設けたものである。
これによって、電動機を駆動した際に発生した気流は、防音筒から排出する際、通気性のある蓋に沿ってスムーズに流れるようになり、気流の乱れが抑えられて気流音が低減する。また、気流の脈動に起因する高周波音は、防音筒の多重壁間と仕切り板で形成される空間内で共鳴効果により大幅に消音されるとともに、多重壁にすることで防音筒の透過損失が単一壁に比べて大きくなり、防音筒から透過する電動送風機の運転音が大幅に低減される。
また、本発明の電動送風機を用いた電気掃除機は、電動送風機の運転音および耳障りな高周波音を防音筒内で大幅に低減できるようになり、低騒音で快適使用ができるものである。
本発明の電動送風機およびそれを用いた電気掃除機は、電動送風機の効率を低下させることなく、気流音の発生を抑え、運転音と狙いの高周波音を大幅に消音することができる。
第1の発明は、電動機と、前記電動機の出力軸である回転軸に固定されたインペラと、インペラの外周部に通風路を形成するエアガイドと、前記インペラとエアガイドを覆うファンケースと、前記電動機とファンケースを覆い排気口を有する防音筒を備え、前記防音筒は排気口のある壁を多重壁構造とし、排気口のある壁の端部から所定位置の壁間の空間全周に仕切り板を配置し、かつ前記壁の端部には端部が面一となるように通気性のある蓋を設けた電動送風機とするものである。これによって、電動機を駆動した際に発生した気流は、防音筒から排出する際、通気性のある蓋に沿ってスムーズに流れるようになり、気流の乱れが抑えられて気流音が低減する。また、気流の脈動に起因する高周波音は、防音筒の多重壁間と仕切り板で形成される空間内で共鳴効果により大幅に消音されるとともに、多重壁にすることで防音筒の透過損失が単一壁に比べて大きくなり、防音筒から透過する電動送風機の運転音が大幅に低減される。
第2の発明は、特に、第1の発明において、通気性のある蓋は、通気性のある素材を壁の端面に接着固定して構成したことにより、素材に関わらず、通気性のある蓋を容易に設けることができる。
第3の発明は、特に、第2の発明において、通気性のある素材は、多孔質素材であることにより、材料の選定や加工がしやすくなり、通気性のある蓋を容易に設けることができる。
第4の発明は、特に、第3の発明において、多孔質素材は、吸音材であることにより、防音筒の壁と仕切り板とで形成される空間内での共鳴効果による消音だけでなく、吸音材の吸音効果も同時に得ることができる。
第5の発明は、特に、第1または第2の発明において、通気性のある素材は、複数の穴を有する薄板であることにより、穴径、穴形状、開孔率といった穴の諸元を始め、穴の加工方法を設計要素に盛り込むことができるため、通気性のある蓋に適した穴の設計が容易になる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれかの発明において、防音筒は、仕切り板で仕切られた壁間の空間のうち、排気口に接していない空間に心材を備えたことにより、中空の多重構造に比べて共鳴透過が軽減し、防音筒の壁の透過損失が大きくなるため、防音筒から透過する電動送風機の運転音を大幅に低減することができる。
第7の発明は、特に、第1〜第6のいずれか1つの発明の電動送風機を用いた電気掃除機とすることにより、防音筒から透過する電動送風機の運転音を大幅に低減できるとともに、耳障りな高周波音を気流音の発生を抑えて、共鳴効果で大幅に消音することができるようになり、低騒音の電気掃除機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図6は、本発明の実施の形態1における電動送風機を示すものである。
図1〜図6は、本発明の実施の形態1における電動送風機を示すものである。
図1、図2に示すように、本実施の形態における電動送風機1は、回転子2および固定子3を有する電動機4と、回転子2を有し電動機4の出力軸である回転軸5に固定されたインペラ6と、インペラ6の外周部に形成した通風路7、戻り通路8および静翼9を有するエアガイド10とを備えている。そして、中央に吸気口11を有するファンケース12がインペラ6とエアガイド10を覆って設けてある。
また、電動機4とファンケース12の全体を覆う防音筒16を備えている。この防音筒16は壁14aとこの壁14aと別体(一体であってもよい)の壁14bからなり、排気口15のある壁14aは壁間に空間13(例えば5mm)を有する多重壁構造とし、排気口15のある壁14aの端部から所定位置(例えば21mm)の壁間の空間全周に仕切り17を配置し、かつ前記壁14aの開口端部には端部が面一となるように通気性のある蓋18を設けている。通気性のある蓋18は、開孔率30%の薄板であるパンチングメタルであり、壁14aの端部に空間13を閉塞するように接着固定している。
なお、インペラ6は、板金製の前シュラウド19とこれに対向する後シュラウド20でブレード21を挟持することで構成されている。
ここで、図3に示した電気掃除機22は、本体吸気口23に連通した集塵室24と本体排気口25を備えた送風室26を有する掃除機本体27と、集塵室24に本体吸気口23と気密に装着された集塵袋28と、本体吸気口23に気密に接続されたホース29と、電気掃除機22の電源入切や吸引力等の設定を操作するための各種スイッチを有した把持部30と、床面から塵埃を吸引するための床ノズル31と、床ノズル31と把持部30を気密に接続した接続管32から構成されており、前記送風室26内には図1、図2に示した電動送風機1が設置されている。
以上のように構成された電動送風機およびそれを用いた電気掃除機について、図1〜図3に基づき、以下その動作、作用を説明する。
まず、図1において、電力が供給されると、固定子3と回転子2に磁界が発生し、電磁力によって回転子2が回転することで、回転軸5に固定されたインペラ6が高速回転する。インペラ6が高速回転することで、集塵室24内が負圧状態になり、集塵室24へ吸引される気流が発生する。床ノズル31から吸引された塵埃を含む気流Aは、接続管32と把持部30およびホース29内を通過して本体吸気口23から集塵袋28に流入する。集塵袋28によって塵埃を濾過分離された清潔な気流Bは、電動送風機1に吸引されてファンケース12の吸気口11からインペラ6へ流入する。
流入した気流Cは、図2に示すように、高速回転しているインペラ6内で運動エネルギを与えられて外周部に形成されたエアガイド10の静翼9で形成される通風路7を減速しながら通過し、運動エネルギを静圧に変換する。エアガイド10内の通風路7を通過した気流Dは、エアガイド10の外周部の戻り通路8で方向転換して電動機4内部に流入し、回転子2、固定子3およびカーボンブラシを冷却しながら、電動機4側面より排出される。電動機4から排出された気流は、防音筒16の排気口15から流出し、本体排気口25から掃除機本体27外へ排出される。
インペラ6のブレード枚数Nは有限であるため内部を通過する気流に圧力脈動を生じる。脈動の周波数はインペラ6の毎秒回転数Zとブレード枚数Nの積で表され、NZ音と呼ばれる高いピークの音圧レベルを有する高周波音として発生する。またその倍音である2NZ音、3NZ音以降の高次の高周波音もあわせて発生し、空気伝播、固体伝播しながら、あらゆる方向に伝わっていくため、大きな消音効果を得るには、電動送風機1の運転音を音源付近である防音筒16内で消音することが非常に重要となる。
電動送風機1を駆動した際に発生した気流は、防音筒16から排出される際、パンチングメタルにより構成された通気性のある蓋18の表面に沿って流れるようになるため、気流の乱れもほとんどなく、気流音の発生も大幅に抑えられる。また気流の脈動に起因する高周波音は、防音筒16の壁14aと仕切り17とで形成される空間13内で共鳴効果により大幅に消音される。防音筒16の壁14aは実施の形態では中空二重壁になっているため、単一壁に比べて透過損失が大きくなり、電動送風機1の運転音が防音筒16の壁14aから透過するのを大幅に低減することができる。
高周波音を低減対象とした場合、多重壁間の各空間の幅は消音対象における音の波長の1/10程度で共鳴による十分な消音効果が得られる。多重壁間と仕切り17とで形成される空間13の共鳴周波数がインペラ6で発生するNZ音またはその倍音の周波数と等しくなるように仕切り17を設置することで、狙いの高周波音を大幅に低減することができる。これは、空間13が音響回路におけるサイドブランチの役割を果たすためであり、排気口15のある壁14a端部から仕切り17までの距離をL[m]とすると、次式で表される共鳴周波数f[Hz]の音に対して消音効果があるといわれている。
f=c/4L (c:音速[m/s])
また、電気掃除機の運転モードや集塵袋28内の集塵量によって、インペラ6の毎秒回転数は変化して発生する高周波音の周波数が異なってくるため、それらを考慮して消音周波数を設定し、共鳴周波数が一致するような位置に仕切り17を設けることで狙いの高周波音を消音することができる。
また、電気掃除機の運転モードや集塵袋28内の集塵量によって、インペラ6の毎秒回転数は変化して発生する高周波音の周波数が異なってくるため、それらを考慮して消音周波数を設定し、共鳴周波数が一致するような位置に仕切り17を設けることで狙いの高周波音を消音することができる。
以上のように、本実施の形態においては、排気口15を有する防音筒16の壁を多重壁構造とし、排気口15のある壁14aの端部から所定位置の壁間の空間全周に仕切り17を配置し、かつ前記壁14aの端部には端部が面一となるように通気性のある蓋18を設けたことにより、電動送風機1を駆動した際に発生する高周波音は、防音筒16の壁14aと仕切り17とで形成される空間13内で共鳴効果により大幅に消音される。同時に壁14aが多重壁構造であるため、透過損失が単一壁に比べて大きくなり、電動送風機1の運転音が防音筒16の壁14aから透過するのを大幅に低減することができる。
これにより、電気掃除機22においては、送風室26から放射される音が大幅に低減されて、低騒音で快適使用の可能な電気掃除機にすることができる。
また、本実施の形態では、図4に示すように、排気口15を有する壁14aに対して略水平方向に階段状の仕切り17を設けることで、単一の空間13内で複数の周波数の音が共鳴するようになり、単一層内で複数の周波数の音を消音することができる。
また、本実施の形態では、図5に示すように、排気口15を有する壁14aに対して略垂直方向に階段状の仕切り17を設けることで、単一の空間13内で音の伝播方向にかかわらず、排気口15の全周に渡って複数の周波数の音が共鳴するようになり、単一層内で複数の周波数の音を伝播方向に関係なく消音することができる。
(実施の形態2)
図6、図7は、本発明の実施の形態2における電動送風機を示すものである。実施の形態1と同一要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6、図7は、本発明の実施の形態2における電動送風機を示すものである。実施の形態1と同一要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、本実施の形態における電動送風機1は、排気口15を有する防音筒16の壁14aは空間を設けた中空三重構造とし、各壁間には、それぞれ排気口15端部から21mmと10.5mmの位置に仕切り17a、17bを全周に配置し、仕切り17a、17bで区分けされた空間のうち、排気口15に接していない空間は心材34を充填したサンドイッチ型の構造をしている。なお、心材34には、グラスウールを使用した。また排気口15に接する空間には、壁14aの端部と面一となるように軟質ウレタンなどの吸音材を接着固定することで、通気性のある蓋18を構成した。
以上のように構成された電動送風機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、防音筒16の壁14aがサンドイッチ型の中空三重構造となったことで、単一壁に比べて透過損失が大きくなり、電動送風機1の運転音は大幅に遮音されて、防音筒16の壁14aからの透過音が大幅に低減される。
電動送風機1を駆動した際に発生した気流は、防音筒16から排出される際、吸音材により構成された通気性のある蓋18の表面に沿って流れるようになるため、気流の乱れもほとんどなく、気流音の発生も大幅に抑えられると同時に、吸音材によって防音筒16外への伝播する音が吸音される。また同時に、防音筒16の壁14aと仕切り17a、17bとで形成された2つ空間内で、それぞれ異なる周波数の高周波音が共鳴し、大幅に消音される。つまり、防音筒16の排気口15を有する壁14aを、心材34を備えた多重壁とすることで、中空構造に比べて音の共鳴透過が軽減され、単一の壁に比べて透過損失を大きくし、電動送風機1の運転音が防音筒16から透過するのを大幅に低減することができる。
また、壁の積層数を増やすと、多重壁と仕切り板とで形成される共鳴空間も増えるため、共鳴空間ごとに仕切り板を排気口15端部から異なる位置に設けることで、より多くの異なる周波数の高周波音を消音することができる。
以上のように、本実施の形態においては、仕切り17a、17bで仕切られた壁14a間の空間13のうち、排気口15に接していない空間に心材34を備えたことで、防音筒16の壁14aからの電動送風機1の運転音の透過を大幅に低減するとともに、異なる周波数の高周波音を大幅に消音することができる。
なお、心材34の材質としては、剛性材、発泡材、多孔材がある。剛性材は、ヤング率が大きく両面の壁を略一体化して振動するようになり、単一壁と同様な透過損失の傾向となる。一方、発泡材は、発泡プラスチックのようにヤング率が小さく、軽量である。また、多孔材は、グラスウール、ロックウール、繊維材料などの多孔質素材を使用した多孔質吸音材を用いるものであり、音が多孔質吸音材内部へ伝播すると、熱エネルギに変換されて吸音される。多孔材では、多孔質吸音材の吸音効果も得られるため、透過損失が大きく、加工の容易さや安価に手に入れることも可能なことから、非常に扱いやすい。また、材質や繊維径に応じて様々な吸音特性を有する製品も市販で扱われており、消音対象の周波数に応じた吸音材の選択が容易にできるようになり、消音設計がしやすくなる。
また、本実施の形態では、図7に示すように、防音筒16の前壁35および後方の壁14bを中空多重構造とすることで、前壁35、壁14bの透過損失も大きくして、前壁36、後方の壁14bから透過する電動送風機1の運転音も同時に低減することができる。
なお、各実施の形態1、2では、通気性のある蓋18の素材としてパンチングメタルや軟質ウレタンの吸音材を用いた場合で説明したが、これに限定されるものではなく、メッシュ素材や他の多孔質素材も使用することができる。パンチングメタルやメッシュ素材など複数の穴を有する薄板では、穴や目の大きさ、形状など幅広く、適した素材の選定が可能になる。また、多孔質素材は、種類も多く加工も容易であるため、挿入固定することが可能である他、様々な異なる吸音特性を有する吸音材も多いため、消音対象の音に合わせて選定することが可能である。
また、各実施の形態1、2の構成は、これに限定されるものではなく、必要に応じて適宜組み合わせて構成することができる。
以上のように、本発明にかかる電動送風機およびそれを用いた電気掃除機は、電動送風機の効率を低下させることなく、気流音の発生を抑え、運転音と狙いの高周波音を大幅に消音することができるので、家庭用および業務用の電気掃除機はじめ各種機器に適用できる。
1 電動送風機
4 電動機
5 回転軸
6 インペラ
7 通風路
10 エアガイド
12 ファンケース
13 空間
14a、14b 壁
15 排気口
16 防音筒
17、17a、17b 仕切り
18 通気性のある蓋
22 電気掃除機
34 心材
4 電動機
5 回転軸
6 インペラ
7 通風路
10 エアガイド
12 ファンケース
13 空間
14a、14b 壁
15 排気口
16 防音筒
17、17a、17b 仕切り
18 通気性のある蓋
22 電気掃除機
34 心材
Claims (7)
- 電動機と、前記電動機の出力軸である回転軸に固定されたインペラと、インペラの外周部に通風路を形成するエアガイドと、前記インペラとエアガイドを覆うファンケースと、前記電動機とファンケースを覆い排気口を有する防音筒を備え、前記防音筒は排気口のある壁を多重壁構造とし、排気口のある壁の端部から所定位置の壁間の空間全周に仕切り板を配置し、かつ前記壁の端部には端部が面一となるように通気性のある蓋を設けた電動送風機。
- 通気性のある蓋は、通気性のある素材を壁の端面に接着固定して構成した請求項1に記載の電動送風機。
- 通気性のある素材は、多孔質素材である請求項2に記載の電動送風機。
- 多孔質素材は、吸音材である請求項3に記載の電動送風機。
- 通気性のある素材は、複数の穴を有する薄板である請求項1または2に記載の電動送風機。
- 防音筒は、仕切り板で仕切られた壁間の空間のうち、排気口に接していない空間に心材を備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載の電動送風機。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電動送風機を用いた電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007110222A JP2008267240A (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007110222A JP2008267240A (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008267240A true JP2008267240A (ja) | 2008-11-06 |
Family
ID=40047059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007110222A Pending JP2008267240A (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008267240A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016083360A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-19 | ダイソン・テクノロジー・リミテッド | モータ冷却機能を具備する真空掃除機 |
-
2007
- 2007-04-19 JP JP2007110222A patent/JP2008267240A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016083360A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-19 | ダイソン・テクノロジー・リミテッド | モータ冷却機能を具備する真空掃除機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009100840A (ja) | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 | |
JP5195488B2 (ja) | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 | |
JP2007111308A (ja) | 消音装置およびそれを用いた電気掃除機 | |
JP2012120634A (ja) | ハンディクリーナ | |
JP2012237219A (ja) | 電動送風機とそれを用いた電気掃除機 | |
JP5899399B2 (ja) | 電気掃除機 | |
WO2002005697A1 (en) | A suction apparatus with noise reducion means | |
AU2001270480A1 (en) | A Suction Apparatus with Noise Reduction Means | |
JP4862608B2 (ja) | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 | |
JP2007113477A (ja) | 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機 | |
JP2015045232A (ja) | 電動送風機組立体 | |
JP5309516B2 (ja) | 遠心送風機 | |
JP4752665B2 (ja) | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 | |
JP4839770B2 (ja) | 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機 | |
JP2009011615A (ja) | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 | |
JP2008267240A (ja) | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 | |
JP2006211770A (ja) | 回転機およびその運転方法 | |
JPH0630860A (ja) | 電気掃除機 | |
JP2009013910A (ja) | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 | |
JPH11125197A (ja) | 電動送風機 | |
JP2013040615A (ja) | 遠心送風機 | |
JP2008106646A (ja) | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 | |
JP2013136980A (ja) | 電動送風機とそれを用いた電気掃除機 | |
JP3724265B2 (ja) | 電動送風機及び電気掃除機 | |
JP2008002415A (ja) | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 |