JP2012120634A - ハンディクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】手に持って使用するハンディクリーナにおいて、耳障りな音の音量を低減する機能を、吸塵機能を損なうことなく且つ手持ち式となる小型の掃除機のサイズに対応させて付加する。
【解決手段】ハウジング20は、半割り成形品となる左側半割りハウジング21と右側半割りハウジング22とを合体させてることにより形成される。ここで、左側半割りハウジング21と右側半割りハウジング22との合体によって、ハウジング20には共鳴室400が形成されるようになっており、このハウジング20の形成と同時に共鳴器40を形成することができるようになっている。この共鳴器40は、送風機構30により生ずる音を低減する機能を有しているので、排気口28に遮音のための通気スポンジを取り付けることなくなり吸塵機能の低下を抑えて、手持ち式となる小型の掃除機のサイズに対応しながら耳障りな音の音量を低減することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、手持ち式小型掃除機とも称され、手に持って使用するハンディクリーナに関する。
手持ち式小型掃除機とも称され、手に持って使用することができるハンディクリーナが知られている。このようなハンディクリーナは、概略、外装をなすハウジングと、ハウジング内に装置される吸塵機構とにより構成される。この吸塵機構は、吸気するための送風機能と、吸気された風を濾過するフィルタ機能とを有する。ここで送風機能には、概略、駆動源となる電動モータと、電動モータにより回転して送風するファンとを備える。なお、ファンの回転により発生させた(吸引)風は、吸塵口からハウジング内へ吸気し、ハウジング内で濾過した後にハウジングに設けられた排気口からハウジング外へ排気するように作用する。
一方、このように送風するファンは、上記したように回転すると、耳障りな音を発生させる。なお、この耳障りな音としては、ファンの羽数および回転速度に依存して周波数(例えば2000〜5000Hz)が異なる音である。このため、従来では、この耳障りな音がハウジングの外に出てしまわないように、排気口に通気を可能にしながら遮音する通気スポンジが取り付けられていた。しかしながら、このように通気スポンジにより排気口を遮音していると、この通気スポンジの存在によって、排気口の通気性は少なからず損なわれてしまう。このように吸塵機構によって送風される風の通気性が損なわれることとなると、送風流量が少なくなり、ハンディクリーナの吸塵能力を低下させてしまう。
他方、下記特許文献1には、電気掃除機の消音装置が開示されている。この特許文献1に開示される電気掃除機の消音装置によれば、排気口に遮音のための通気スポンジを取り付けることなく、耳障りな音を低減することができる。これにより、排気口の通気性を維持することができて、ハンディクリーナの吸塵能力の低下も招くことは無くなる。
特許第3071977号公報
ところで上記した電気掃除機の消音装置にあっては、床に置いて使用する電気掃除機に対して組み込むのには何ら問題無く組み込むことができる。しかしながら、ハンディクリーナのように手持ち式となるような小型に構成される掃除機に組み込むには、ハンディクリーナの内蔵可能なスペースを鑑みて省スペース化を図りながら組み込むことが要請されている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、手に持って使用することができるハンディクリーナにおいて、耳障りな音の音量を低減する機能を、吸塵機能を損なうことなく且つ手持ち式となる小型の掃除機のサイズに対応させて付加することにある。
上記した課題を解決するにあたって、本発明に係るハンディクリーナは次の手段を採用する。
すなわち、本発明の第1の発明に係るハンディクリーナは、手に持って使用するハンディクリーナであって、対称構造にて分割された半割り成形品を合体させて形成されるハウジングと、該ハウジング内に装置され吸塵のための風を発生する送風機構とを備え、前記送風機構により生じる音を低減する共鳴器が、前記ハウジングの前記半割り成形品の合体にて共鳴室を形成することにより該ハウジングに配設されることを特徴とする。なお、この共鳴器は、『ヘルムホルツ型共鳴器』であったり、『サイドブランチ型共鳴器』であったりしてもよいものである。
この第1の発明に係るハンディクリーナによれば、ハウジングの半割り成形品の合体させて共鳴室を形成することによりハウジングに共鳴器が配設されるので、共鳴器を配設するに際して、ハウジングの形成と同時に共鳴器を形成することができる。なお、この共鳴器は、送風機構により生ずる音を低減する機能を有しているので、排気口に遮音のための通気スポンジを取り付ける必要を無くすことができる。したがって、この第1の発明に係るハンディクリーナによれば、耳障りな音の音量を低減する機能を、吸塵機能を損なうことなく且つ手持ち式となる小型の掃除機のサイズに対応させて付加することができる。また、上記した共鳴室は、内部を空洞化した構造にて形成される。ここで、半割り成形品の合体させるハウジング構造は、内部を空洞化する筐体構造や共鳴室構造に有利な形成方法である。このため、この半割り成形品を合体させるハウジング構造を用いてハウジングと共鳴室との両者を同時に形成した場合には、内部が空洞化したハウジングと共鳴器との製造を簡単化することができ、共鳴器を取付ける部材を削減して共鳴室の拡張も図ることができる。
本発明の第2の発明に係るハンディクリーナは、手に持って使用するハンディクリーナであって、ハウジングと、該ハウジング内に装置され吸塵のための風を発生する送風機構とを備え、前記送風機構は、前記ハウジングに固定されるベース部材と、該ベース部材に回転可能に支持されつつ駆動モータからの回転駆動力を受けて回転する遠心式ファンとを備え、前記遠心式ファンの回転により生じる音を低減する共鳴器が、前記ベース部材に共鳴室を形成することにより該ベース部材に配設されることを特徴とする。なお、この共鳴器は、『ヘルムホルツ型共鳴器』であったり、『サイドブランチ型共鳴器』であったりしてもよいものである。
この第2の発明に係るハンディクリーナによれば、遠心式ファンの回転により生じる音を低減する共鳴器が、ベース部材に共鳴室を形成することによりベース部材に配設されるので、ハウジング内に組み込みたい共鳴器を、音源となる遠心式ファンの近くに効率良く配設することができて配設サイズの小型化を図ることができる。これによって、遠心式ファンの回転により生じる耳障りな音を低減することができて、排気口に遮音のための通気スポンジを取り付ける必要を無くすことができる。したがって、この第2の発明に係るハンディクリーナによれば、耳障りな音の音量を低減する機能を、吸塵機能を損なうことなく且つ手持ち式となる小型の掃除機のサイズに対応させて付加することができ、共鳴室を効率良く形成することができて携帯性が重視されるハンディクリーナにとって有利となる。
第3の発明に係るハンディクリーナは、前記第2の発明に係るハンディクリーナにおいて、前記ベース部材には、該ベース部材自身の剛性を高める補強リブが形成されており、前記共鳴室は、前記補強リブを仕切り壁として利用して形成されることを特徴とする。
この第3の発明に係るハンディクリーナによれば、ベース部材にはベース部材自身の剛性を高める補強リブが形成されており、共鳴室は補強リブを仕切り壁として利用して形成されるので、ハウジング内に組み込まれる共鳴器の共鳴室を、従前から配設される部分を利用して形成することができる。なお、この補強リブは、ベース部材自身の剛性を高めつつベース部材の軽量化を図るために設けられるものであるため、この補強リブの周囲は、いわゆる肉抜き(余分な樹脂部分が抜かれた)構造となっている。このため、従前においては、共鳴室の形成に有利な肉抜きのデッドスペースとなっている。これによって、補強リブを仕切り壁として利用して共鳴室を形成すると、このデッドスペースを有効的に活かすこととなり、省スペースで共鳴器を形成することができることとなる。これによって、携帯性が重視されるハンディクリーナにとって、このハンディクリーナの小型化を維持したまま、共鳴器を形成することができる。
第1の発明に係るハンディクリーナによれば、吸塵機能を損なうことなく且つ手持ち式となる小型の掃除機のサイズに対応させて付加することができ、内部が空洞化した共鳴器の製造を簡単化することができ、共鳴器を取付ける部材を削減して共鳴室の拡張も図ることができる。
第2の発明に係るハンディクリーナによれば、吸塵機能を損なうことなく且つ手持ち式となる小型の掃除機のサイズに対応させて付加することができ、共鳴室を効率良く形成することができて携帯性が重視されるハンディクリーナにとって有利となる。
第3の発明に係るハンディクリーナによれば、携帯性が重視されるハンディクリーナにとって、このハンディクリーナの小型化を維持したまま共鳴器を形成することができる。
ハンディクリーナの前面斜視の外観を示す外観斜視図である。 第1の実施の形態のハンディクリーナを半割り面にて示す内部図である。 図2のハンディクリーナを半割り交差面によって示す内部図である。 第2の実施の形態のハンディクリーナを半割り面にて示す内部図である。 図4のハンディクリーナを半割り交差面によって示す内部図である。 ベース部材を後側斜視にて示す第3の実施の形態の斜視図である。 図6のベース部材の後側壁を一部切り欠いて共鳴室を示す斜視図である。 ベース部材を後側斜視にて示す第4の実施の形態の斜視図である。 図8のベース部材の後側壁を一部切り欠いて共鳴室を示す斜視図である。 ベース部材を後側斜視にて示す第5の実施の形態の斜視図である。
[第1の実施の形態]
以下に、本発明に係るハンディクリーナを実施するための第1の実施の形態について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1は、ハンディクリーナ10の前面斜視の外観を示す外観斜視図である。図2は、第1の実施の形態のハンディクリーナ10の内部を半割り面より示す内部図である。図3は、第1の実施の形態のハンディクリーナ10の内部を半割り交差面より示す内部図である。なお、図示規定されるように、このハンディクリーナ10のうち、グリップ部25配設側がハンディクリーナ10の上側として規定しており、吸塵口131配設側がハンディクリーナ10の前側として規定している。図1に示すように、ハンディクリーナ10は、手持ち式小型掃除機とも称され、ユーザの手に持って使用するものである。このハンディクリーナ10は、概略、クリーナ本体11と、クリーナ本体11と、ノズルボックス13と、バッテリパック15とを備える。クリーナ本体11は、次に詳述するハウジング20と送風機構30(図2参照)とを具備して構成される。ノズルボックス13は、クリーナ本体11の前側に取り付けられる。ノズルボックス13は、前端に吸塵口131が設けられつつ略カップ状に形成される。吸塵口131は、送風機構30により発生させた吸塵のための風(負圧の吸引風)により塵埃を吸い込む口として構成される。ノズルボックス13の内部は、クリーナ本体11の前面に位置する集塵室(不図示)が形成されている。この集塵室は、吸塵口131から吸塵された塵埃を集めるダストボックスとして機能する。バッテリパック15は、クリーナ本体11に対して着脱可能に構成される充電式リチウムイオンバッテリである。なお、図1に示す符号19は、ストラップである。
クリーナ本体11は、図1〜図3に示すように、概略、ハウジング20と、このハウジング20内に装置される送風機構30とを備える。図1に示すように、ハウジング20は、送風機構30を内蔵する筐体として構成されつつ、クリーナ本体11の外装をなす。このハウジング20は、プラスチック樹脂の成形品であり、略対称構造にて分割された半割り成形品を合体させて形成される。詳しくは、ハウジング20は、吸塵口131配設側となる前端側からバッテリパック15装着側となる後端側に向けて左右対称に分割されるように、左右半分に割った構造の成形品を合体させることにより形成される。具体的には、ハウジング20は、図1に示すように左右対称の分割成形品となる、左側半割りハウジング21と右側半割りハウジング22とを合体させることにより形成される。また、このハウジング20の前側は、ノズルボックス13を取り付けることができるように形成されており、ハウジング20の下側は、バッテリパック15が装着できるように形成されている。また、このハウジング20の上部には、ユーザにより手握りされるグリップ部25が形成されている。このグリップ部25は、手握りにより把持することができるグリップ形状にて形成されている。このグリップ部25には、図2に示すように、ハンディクリーナ10を操作するためのトリガ形の操作スイッチ26が設けられている。この操作スイッチ26は、次に説明する送風機構30を操作するスイッチである。この操作スイッチ26は、手握りによりグリップ部25を把持した際のユーザの人差し指の位置設定されている。このため、操作スイッチ26は、ピストルのトリガのように引き操作できるようになっている。この操作スイッチ26の前側には、制御装置27が設けられている。この制御装置27は、操作スイッチ26から送られる操作入力に応じて、後に説明する送風機構30の駆動モータ31の駆動を制御する。なお、送風機構30の駆動モータ31は、この制御装置27の下側に位置するようになっている。
また、この駆動モータ31(送風機構30)の後側に位置するハウジング20の幅方向の両側には、排気口28が設けられている。この排気口28は、送風機構30にて発生させた吸引風の風をハウジング20内からハウジング20外に排気するためのものである。このため、この排気口28が設けられる位置としては、駆動モータ31から僅かに後側となる位置に設定されている。また、この駆動モータ31から排気口28までの区間には、これらの区間の通気性を良好とするために、障害物となるような電気部材は配設されていない。つまり、駆動モータ31から排気口28までの区間は、通気性を良好とするために、適宜の通気空間が保持されている。なお、排気口28は、ハウジング20としての剛性を保ちつつハウジング20内外を連通させるように、並列する通気スリットを複数設けることにより形成されている。なお、この排気口28の後側に、バッテリパック15が装着される。
なお、左側半割りハウジング21と右側半割りハウジング22とは、上記したグリップ部25の形状を具備しているほか、後に説明する共鳴器40の形状も具備しており、これらグリップ部25および共鳴器40を一体化するように成形されている。つまり、これらグリップ部25および共鳴器40を具備して成形されるハウジング20は、これらグリップ部25および共鳴器40を含めた半割り構造にて形成されている。
このように形成されたハウジング20の内部には、次に説明する送風機構30が装置される。なお、この送風機構30は、クリーナ本体11の前端側に配置されており、後側に設けられる排気口28に風を送る。なお、送風機構30の後端は駆動モータ31が位置しているため、この排気口28の前側に駆動モータ31が位置するものとなっている。
図2に示すように、送風機構30は、概略、駆動モータ31と、ファンユニット33とを備え、吸塵のための風を発生させる。駆動モータ31は、電動ブラシモータである。この駆動モータ31は、操作スイッチ26からの操作入力を受けて上記したバッテリパック15からの電力が供給され、回転駆動軸32を回転駆動させる。この回転駆動軸32は、ファンユニット33の遠心式ファン37の回転軸として構成される。なお、図2にあっては、駆動モータ31に関する配線についての図示を省略している。ファンユニット33は、概略、ベース部材35と、ファンカバー36と、遠心式ファン37とを備える。ベース部材35は、上記したハウジング20に固定される部材であり、回転駆動軸32を回転可能に軸支持している。ファンカバー36は、ベース部材35の前面側に取り付けられる部材であり、遠心式ファン37が収容される収容室を形成する部材である。このため、ファンカバー36は、前面部分において、収容される遠心式ファン37により吸気することができるように開口した吸気側開口形状を有して形成されている。また、ベース部材35は、外周近傍に排気路口(図6における符号61を参照)が形成されている。この排気路口は、遠心式ファン37が回転駆動することによりファンユニット33前側から吸気された風をファンユニット33の後側に排気するためのものである。
遠心式ファン37は、回転軸としての回転駆動軸32に取り付けられており、この回転駆動軸32からの回転駆動力を受けて回転する。また、この回転駆動軸32は、ベース部材35に回転可能に支持されており、駆動モータ31からの回転駆動力を受けて回転する。この遠心式ファン37は、いわゆるターボファンである。この遠心式ファン37は、回転駆動軸32からの回転駆動により、上記したファンカバー36の吸気側開口形状から空気を吸気し遠心方向の排気側通気路形状に吸気した空気を排気する。このようにして、ハウジング20内に装置された送風機構30は、吸塵のための吸引風を発生させる。また、この送風機構30は、遠心式ファン37が回転することにより、2000Hz以上となる高周波の音を発生させる。この2000Hz以上となる高周波の音は上記した耳障りな音であり、本発明に係る共鳴器にて低減したい音である。
ところで、上記したハウジング20には、上記した消音周波数fを低減する共鳴器40が設けられている。この共鳴器40は、上記した排気口28の後端位置にハウジング20の一部として、ハウジング20と一体化して設けられている。このため、この共鳴器40は、駆動モータ31(送風機構30)から排気口28までの区間における通気空間を良好に保持しながら、この排気口28の後側に近接して設けられている。なお、この共鳴器40が配設される排気口28の後端位置は、上記したグリップ部25の下側位置でもあり、バッテリパック15の前側位置でもある。つまり、ハウジング20の形状のうち、バッテリパック15の嵩張りからデッドスペースとなる部分である。
この第1の実施の形態の共鳴器40は、いわゆる『ヘルムホルツ型』の共鳴器である。この共鳴器40は、図2および図3に示すように、内部空間が共鳴室400として機能する略直方体形状にて形成されている。ここで、この略直方体形状をなす側壁のうち送風機構30と対向する側壁には、このハウジング20内と共鳴室400とを連通する円形孔45が設けられている。このように形成されたヘルムホルツ型の共鳴器40は、次の[式1]にて求められる周波数fの音を低減するように機能する。
つまり、消音周波数fは、次のようにして設定される。
Figure 2012120634

このヘルムホルツ型の共鳴器40は、上記したハウジング20の内部側の一部構造として形成される。この共鳴器40は、図3に示すようにハウジング20を形成する半割り成形品の合体によって共鳴室400を形成しながら構成される。すなわち、ハウジング20の半割り成形品となる左側半割りハウジング21には、左側半割りハウジング21内部の一部構造として、左側半割り構造となる共鳴器左側体41が成形されている。また、ハウジング20の半割り成形品となる右側半割りハウジング22には、右側半割りハウジング22内部の一部構造として、右側半割り構造となる共鳴器右側体42が成形されている。このため、これら左側半割りハウジング21と右側半割りハウジング22とを合体させると、ハウジング20となる筐体構造を形成するとともに、共鳴器左側体41と共鳴器右側体42とを合体させて共鳴器40を形成する。つまり、ハウジング20が形成されると同時に、共鳴室400も形成され、もって共鳴器40を形成するものとなっている。
なお、共鳴器左側体41および共鳴器右側体42のそれぞれの内部には、これら共鳴器左側体41と共鳴器右側体42とを合体させた際に、共鳴室400としての内部空間が自動的に形成されるように適宜の空間が設けられて成形されている。また、これら共鳴器左側体41と共鳴器右側体42とは、左側半割りハウジング21と右側半割りハウジング22と同様、互いが略対称構造にて分割されるような構造にて形成されている。
このように、共鳴室400としての内部空間が設けられながら形成される共鳴器40は、上記した駆動モータ31(送風機構30)に向く側壁に、共鳴室400と通じる円形孔45が設けられている。この円形孔45は、図3に示すように、共鳴器40の送風機構30に向く側壁を穿つようにして設けられている。この円形孔45は、送風機構30から排気口28までの区間における通気空間と、共鳴器40の内部空間となる共鳴室400とを通じさせている。ここで、この円形孔45は、開口方向が送風機構30に向くように設定されている。
上記した第1の実施の形態のハンディクリーナ10によれば、次のような作用効果を奏することができる。
すなわち、上記したハンディクリーナ10によれば、ハウジング20の半割り成形品(左側半割りハウジング21、右側半割りハウジング22)を合体させて共鳴室400を形成することによりハウジング20に共鳴器40が配設される。これによって、共鳴器40を配設するに際して、ハウジング20の形成と同時に共鳴器40を形成することができる。なお、この共鳴器40は、送風機構30により生ずる音を低減する機能を有しているので、排気口28に遮音のための通気スポンジを取り付ける必要を無くすことができる。したがって、このハンディクリーナ10によれば、耳障りな音の音量を低減する機能を、吸塵機能を損なうことなく且つ手持ち式となる小型の掃除機のサイズに対応させて付加することができる。また、上記した共鳴室400は、内部を空洞化した構造にて形成される。ここで、半割り成形品の合体させるハウジング構造は、内部を空洞化する筐体構造や共鳴室構造に有利な形成方法である。このため、この半割り成形品を合体させるハウジング構造を用いてハウジング20と共鳴室400との両者を同時に形成した場合には、内部が空洞化したハウジング20と共鳴器40との製造を簡単化することができ、共鳴器40を取付ける部材を削減して共鳴室の拡張も図ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係るハンディクリーナを実施するための第2の実施の形態について、図4および図5を参照しながら説明する。図4は、第2の実施の形態のハンディクリーナ10Aの内部を半割り面より示す内部図である。図5は、第2の実施の形態のハンディクリーナ10Aの内部を半割り交差面より示す内部図である。ここで、図4および図5に示す第2の実施の形態のハンディクリーナ10Aは、上記した第1の実施の形態のハンディクリーナ10における共鳴器40の構成を以下に説明する共鳴器50に置換した変形例である。このため、ハンディクリーナ10Aの共鳴器50以外の構成については、上記した第1の実施の形態のハンディクリーナ10と同一に構成されており、以下においては同一の符号を付すことにより同一の構成についての説明を省略する。
つまり、第1の実施の形態のハンディクリーナ10の共鳴器40は、いわゆる『ヘルムホルツ型』の共鳴器で構成されていたのに対し、この第2の実施の形態のハンディクリーナ10Aの共鳴器50は、いわゆる『サイドブランチ型』の共鳴器で構成されるものである。この共鳴器50は、上記した第1の実施の形態の共鳴器40と同様、送風機構30により生じる耳障りな音を低減するものであり、内部空間が共鳴室550,560,570,580として機能する有底筒形状にて形成される。この共鳴器50は、上下に4つ並列させて設けられている。
具体的には、図4および図5に示すように、第1の共鳴器55,第2の共鳴器56,第3の共鳴器57,第4の共鳴器58が、上下に4つ並列一体化されるように形成されている。これらの第1〜第4の共鳴器50(55,56,57,58)は、図4に示すように、前端側が開口し且つ後端側が閉塞して有底状とされつつ、この前後方向に筒形状が延びるように形成されている。これらの第1〜第4の共鳴器55,56,57,58は、上記した第1の実施の形態の共鳴器40と同じ位置に設定されて形成されている。つまり、第1〜第4の共鳴器55,56,57,58は、上記した排気口28の後端位置にハウジング20の一部として、ハウジング20と一体化して設けられている。この第1〜第4の共鳴器55,56,57,58は、開口形状が図5に示すように直方形の形状に設定されており、開口方向は図4に示すように送風機構30に向くように設定されている。このように有底筒状に形成されたサイドブランチ型の第1〜第4の共鳴器55,56,57,58は、次の[式2]にて求められる周波数fの音を低減するように機能する。
つまり、消音周波数fは、次のようにして設定される。
Figure 2012120634

これらサイドブランチ型の第1〜第4の共鳴器55,56,57,58は、上記したハウジング20の内部側の一部構造として形成される。この第1〜第4の共鳴器55,56,57,58は、図5に示すようにハウジング20を形成する半割り成形品の合体によって共鳴室550,560,570,580を形成しながら構成される。すなわち、ハウジング20の半割り成形品となる左側半割りハウジング21には、左側半割りハウジング21内部の一部構造として、左側半割り構造となる共鳴器左側体51が成形されている。また、ハウジング20の半割り成形品となる右側半割りハウジング22には、右側半割りハウジング22内部の一部構造として、右側半割り構造となる共鳴器右側体52が成形されている。このため、これら左側半割りハウジング21と右側半割りハウジング22とを合体させると、ハウジング20となる筐体構造を形成するとともに、共鳴器左側体51と共鳴器右側体52とを合体させて第1〜第4の共鳴器55,56,57,58を形成する。つまり、ハウジング20が形成されると同時に、共鳴室550,560,570,580も形成され、もって第1〜第4の共鳴器55,56,57,58を形成するものとなっている。
なお、共鳴器左側体51および共鳴器右側体52のそれぞれの内部には、これら共鳴器左側体51と共鳴器右側体52とを合体させた際に共鳴室550,560,570,580としての内部空間が自動的に形成されるように適宜の空間が設けられて成形されている。また、これら共鳴器左側体51と共鳴器右側体52とは、左側半割りハウジング21と右側半割りハウジング22と同様、互いが略対称構造にて分割されるような構造にて形成されている。
また、図4に示すように、最上段の第1の共鳴器55の内部の深さは、最下段の第4の共鳴器58の内部の深さよりも僅かに短く設定されている。なお、このように構成された第2の実施の形態のハンディクリーナ10Aによっても、上記した第1の実施の形態のハンディクリーナ10と同様の作用効果を奏することができる。また、この第2の実施の形態のハンディクリーナ10Aによれば、4つ並列して設けることができるので、消音したい周波数の音(耳障りな音)を複数の範囲で設定して消音することができる。
[第3の実施の形態]
上記した第1および第2の実施の形態にあっては、共鳴器40,50がハウジング20に対して配設される例について説明した。次に説明する第3〜第5の実施の形態にあっては、共鳴器65,75,85が、送風機構30のベース部材60,70,80に対して配設される例である。このため、以下においては、上記したハンディクリーナ10のうち、送風機構30を構成する各種のベース部材60,70,80をスポット的に説明することとする。なお、以下に説明する第3〜第5の実施の形態にあっては、ベース部材60,70,80以外の構成については、上記した第1の実施の形態のハンディクリーナ10と同一に構成される。このため、以下においては、ベース部材60,70,80についてのみを上記した第1の実施の形態のハンディクリーナ10と相違する符号を付して説明するものとし、上記したハンディクリーナ10と同一に構成される部分については同一の符号を付して説明を省略する。
つまり、以下に説明する第3〜第5の実施の形態のベース部材60,70,80は、第1の実施の形態にて説明した送風機構30を構成するベース部材35に相当する部分をスポット的に例示している。これら第3〜第5の実施の形態のベース部材60,70,80には、共鳴器65,75,85が配設される。これらの共鳴器65,75,85は、上記した遠心式ファン37の回転により生じる音を低減するように機能するものであり、ベース部材60,70,80に共鳴室650,750,850を形成することによりベース部材60,70,80に配設される。
第3の実施の形態の送風機構30を構成するベース部材60について説明する。
図6は、送風機構30を構成するための第3の実施の形態のベース部材60を後側斜視にて示すものである。図7は、図6の共鳴器65を形成する後側壁67を一部切り欠くことにより共鳴器65の内部(共鳴室650)を示している。
図6および図7に示すように、上記した送風機構30を構成するベース部材60には、ハンディクリーナに内蔵される共鳴器65が配設されている。このベース部材60は、第1の実施の形態にて説明したように、上記したハウジング20に固定される部材であり、遠心式ファン37を回転駆動させる回転駆動軸32(図2参照)を軸支持する。このベース部材60は、第1の実施の形態にて説明したように、外周近傍に排気路口61が形成されている。この排気路口61は、上記したように、ファンユニット33前側から吸気された風をファンユニット33の後側に排気するためのものである。
ここで図6および図7に示すように、ベース部材60には、従前の通りの補強リブ63が形成されている。この補強リブ63は、ベース部材60自身の剛性を高めるためのものであり、ハウジング20に配設した状態のベース部材60の前後方向に延在するように設けられている。つまり、この補強リブ63は、中心から径方向外側に螺旋を描きながら帯状に延びる第1補強リブ631と、径方向外側位置に周方向に沿って帯状に延びる第2補強リブ632と、径方向内側位置に周方向に沿って帯状に延びる第3補強リブ633と、を具備して形成される。この補強リブ63は、ハウジング20に配設した状態のベース部材60の前後方向と一致する方向を帯幅とするように延在する。また、これらの補強リブ63同士が交差する部分は、互いに結合するように成形されて形成されている。
このようにベース部材60には、共鳴室650を形成することにより、遠心式ファン37の回転により生じる音を低減する共鳴器65が配設されている。つまり、ベース部材60には、ベース部材60に設けられた補強リブ63(補強リブ631,第2補強リブ632,第3補強リブ633)を仕切り壁として利用することにより共鳴室650が形成されており、もってベース部材60に共鳴器65が配設されるものとなっている。具体的には、共鳴室650を構成するための六面の側壁は次のようにして形成されており、もって共鳴器65をなしている。すなわち、図7に示すように、ハウジング20に配設した状態のベース部材60の前側部分が共鳴室650の前側壁66として機能している。また、ベース部材60の第1補強リブ631,第2補強リブ632,第3補強リブ633が共鳴室650の4つの側壁として機能している。また、このベース部材60には、ベース部材60の第1補強リブ631,第2補強リブ632,第3補強リブ633の後端部分同士を互いに接続するように、前側壁66と平行となる後側壁67が形成されている。
このようにして、前側壁66と、補強リブ63(第1補強リブ631、第2補強リブ632、第3補強リブ633)による4つの側壁と、後側壁67とにより、共鳴室650を形成し、もって共鳴器65をなしている。ここで、この共鳴器65は、補強リブ63によって仕切られて形成されるものであるため、このベース部材60には10室の共鳴室650が形成されており、もって10個の共鳴器65が配設されるものとなっている。また、このように形成された共鳴器65のそれぞれには、内部の共鳴室650のそれぞれと連通する連通孔68が設けられている。この連通孔68は、上記した第1の実施の形態における円形孔45に相当する部分であり、10室の共鳴室650に対応した10個の共鳴器65ごとに設けられている。具体的には、連通孔68は、共鳴器65ごとの後側壁67にそれぞれ設けられている。この第3の実施の形態の連通孔68は、共鳴器65ごとの後側壁67に設けられている。この連通孔68は、上記した円形孔45と同様に円形にて形成されている。なお、この共鳴器65は、ヘルムホルツ型の共鳴器であるため、連通孔68の孔の大きさは、低減したい音の周波数fに基づいて上記した[式1]にて導き出された大きさにて設定されている。なお、図6および図7に示す符号691は、駆動モータ31を保持するための保持リブである。また、図6および図7に示す符号692は、駆動モータ31の回転駆動軸32を突き出させるための軸突出孔である。
上記した第3の実施の形態のベース部材60を具備するハンディクリーナによれば、次のような作用効果を奏することができる。
第3の実施の形態のベース部材60を具備するハンディクリーナによれば、遠心式ファン37の回転により生じる音を低減する共鳴器65が、ベース部材60に共鳴室650を形成することによりベース部材60に配設される。これにより、ハウジング20内に組み込みたい共鳴器65を、音源となる遠心式ファン37の近くに効率良く配設することができて配設サイズの小型化を図ることができる。これによって、遠心式ファン37の回転により生じる耳障りな音を低減することができて、排気口28に遮音のための通気スポンジを取り付ける必要を無くすことができる。したがって、この第3の実施の形態のベース部材60を具備するハンディクリーナによれば、耳障りな音の音量を低減する機能を、吸塵機能を損なうことなく且つ手持ち式となる小型の掃除機のサイズに対応させて付加することができ、共鳴室650を効率良く形成することができて携帯性が重視されるハンディクリーナにとって有利となる。
また、第3の実施の形態のベース部材60を具備するハンディクリーナによれば、ベース部材60にはベース部材60自身の剛性を高める補強リブ63(第1補強リブ631、第2補強リブ632、第3補強リブ633)が形成されており、共鳴室650は補強リブ63を仕切り壁として利用して形成されている。これによって、ハウジング20内に組み込まれる共鳴器65の共鳴室650を、従前から配設される補強リブ63を利用して形成することができる。なお、この補強リブ63は、ベース部材60自身の剛性を高めつつベース部材60の軽量化を図るために設けられるものであるため、この補強リブ63の周囲は、いわゆる肉抜き(余分な樹脂部分が抜かれた)構造となっている。このため、従前においては、共鳴室650の形成に有利な肉抜きのデッドスペースとなっている。これによって、この補強リブ63を仕切り壁として利用して共鳴室650を形成すると、このデッドスペースを有効的に活かすこととなり、省スペースで共鳴器を形成することができることとなる。これによって、携帯性が重視されるハンディクリーナにとって、このハンディクリーナの小型化を維持したまま、共鳴器65を形成することができる。また、上記した第1補強リブ631にあっては、1つではなく複数形成されるものであるので、共鳴室650を簡単に複数形成することができる。なお、共鳴室650は、同一種類のもので複数形成されるものであってもよいし、複数種類のもので複数形成されるものであってもよい。これによって、共鳴室650の数が増えることによって、音量という点からも音域という点からも、耳障りな音の音量を低減する機能をより高めることができる。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態の送風機構30を構成するベース部材70について説明する。
図8は、送風機構30を構成するための第4の実施の形態のベース部材70を後側斜視にて示すものである。図9は、図8の共鳴器75を形成する後側壁67を一部切り欠くことにより共鳴器75の内部(共鳴室750)を示している。なお、この第4の実施の形態のベース部材70は、上記した第3の実施の形態のベース部材60と比較して、連通孔78の配設位置が相違するのみの変形例である。このため、上記した第3の実施の形態と同一に構成される部分については同一の符号を付して説明を省略する。すなわち、第3の実施の形態の連通孔68は、共鳴器65ごとの後側壁67に設けられていたのに対し、第4の実施の形態の連通孔78は、共鳴器75ごとの第2補強リブ632に設けられている。この連通孔78は、上記した連通孔68と同様に円形にて形成されている。なお、この共鳴器75も、上記した第3の実施の形態の共鳴器65と同様、ヘルムホルツ型の共鳴器であるため、連通孔78の孔の大きさは、低減したい音の周波数fに基づいて上記した[式1]にて導き出された大きさにて設定されている。
この第4の実施の形態のベース部材70を具備するハンディクリーナによれば、共鳴器75の連通孔78を排気路口61に近接させているので、風が送られる通気路上に連通孔78を配置させることができる。これによって、共鳴器75の連通孔78を音の通り道として最も効率の良い位置に配置することができて、遠心式ファン37の回転により生じる音を最も効率良く低減することができる。
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施の形態の送風機構30を構成するベース部材80について説明する。
図10は、送風機構30を構成するための第5の実施の形態のベース部材80を後側斜視にて示すものである。この図10では、共鳴器85を形成する後側壁67を一部切り欠くことにより共鳴器85の内部(共鳴室850)を示している。なお、この第5の実施の形態のベース部材70は、上記した第4の実施の形態のベース部材60と比較して、共鳴室850の内部形状および連通孔88の配設形状のみが相違する。なお、この共鳴器85は、上記した第3および第4の実施の形態の共鳴器65,75とは相違するサイドブランチ型の共鳴器である。このため、第5の実施の形態のベース部材80において、上記した第4の実施の形態と同一に構成される部分については同一の符号を付して説明を省略する。すなわち、第5の実施の形態の共鳴器85は、共鳴室850が図10に示すように迷路状にて形成されている。具体的には、共鳴器85内部の共鳴室850は、第1補強リブ631から周方向に沿って千鳥状で交互に一部延ばした管路リブ831,832が形成されている。この管路リブ831,832により共鳴器85内部の共鳴室850は、管路形状をなしてサイドブランチ型の共鳴器を構成する。なお、第5の実施の形態の連通孔88は、共鳴器85内部の共鳴室850の管路形状の外部端に位置するように配設されており、開口形状としては四角形にて形成されている。なお、この第5の実施の形態の共鳴器85内部の共鳴室850の管路形状は、低減したい音の周波数fに基づいて上記した[式2]にて導き出された長さにて設定されている。
この第5の実施の形態のベース部材80を具備するハンディクリーナによれば、上記した第4の実施の形態のベース部材70と同様、共鳴器85の連通孔88を排気路口61に近接させているので、風が送られる通気路上に連通孔88を配置させることができる。これによって、共鳴器75の連通孔78を音の通り道として最も効率の良い位置に配置することができて、遠心式ファン37の回転により生じる音を最も効率良く低減行することができる。なお、第5の実施の形態のベース部材80は、サイドブランチ型にて構成されるため、ヘルムホルツ型と相違してサイドブランチ型の利点を享受できる。
なお、本発明に係るハンディクリーナにあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、次のように適宜個所を変更して構成するようにしてもよい。
例えば第3〜第5の実施の形態の共鳴器65,75,85にあっては、ファンユニット33を構成するベース部材60,70,80に対して一体成形されることにより形成されるものであった。しかしながら、共鳴室650,750,850を形成する共鳴器65,75,85としては、このベース部材とは切り離された別体部品で形成されてもよい。つまり、本発明に係る共鳴器としては、送風機構をハウジングに固定するにあたってのベース部材に対して配設されるものであればよく、ベース部材と分離されない一体成形品であっても、ベース部材に対して接着させた別体部品であってもよい。
10,10A ハンディクリーナ
11 クリーナ本体
13 ノズルボックス
131 吸塵口
15 バッテリパック
19 ストラップ
20 ハウジング
21 左側半割りハウジング
22 右側半割りハウジング
25 グリップ部
26 操作スイッチ
27 制御装置
28 排気口
30 送風機構
31 駆動モータ
32 回転駆動軸
33 ファンユニット
35,60,70,80 ベース部材
36 ファンカバー
37 遠心式ファン
40,50(55,56,57,58),65,75,85 共鳴器
400,550,560,570,580,650,750,850 共鳴室
41,51 共鳴器左側体
42,52 共鳴器右側体
45 円形孔
61 排気路口
63(631,632,633) 補強リブ
66 前側壁
67 後側壁
68,78,88 連通孔
691 保持リブ
692 軸突出孔
831,832 管路リブ
f 消音周波数

Claims (3)

  1. 手に持って使用するハンディクリーナであって、
    対称構造にて分割された半割り成形品を合体させて形成されるハウジングと、該ハウジング内に装置され吸塵のための風を発生する送風機構とを備え、
    前記送風機構により生じる音を低減する共鳴器が、前記ハウジングの前記半割り成形品の合体にて共鳴室を形成することにより該ハウジングに配設されることを特徴とするハンディクリーナ。
  2. 手に持って使用するハンディクリーナであって、
    ハウジングと、該ハウジング内に装置され吸塵のための風を発生する送風機構とを備え、
    前記送風機構は、前記ハウジングに固定されるベース部材と、該ベース部材に回転可能に支持されつつ駆動モータからの回転駆動力を受けて回転する遠心式ファンとを備え、
    前記遠心式ファンの回転により生じる音を低減する共鳴器が、前記ベース部材に共鳴室を形成することにより該ベース部材に配設されることを特徴とするハンディクリーナ。
  3. 請求項2に記載のハンディクリーナにおいて、
    前記ベース部材には、該ベース部材自身の剛性を高める補強リブが形成されており、
    前記共鳴室は、前記補強リブを仕切り壁として利用して形成されることを特徴とするハンディクリーナ。



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