JP5368218B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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本発明は、遠心ファンに臨む排気開口を有するファンカバーを有する電動送風機を備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、中空状の本体ケース内に、本体集塵室と電動送風機を収容する電動送風機室とが前後に区画されている。本体ケースの前部には、本体集塵室に連通する本体吸込口が開口形成されており、この本体吸込口には、ホース体、延長管および床ブラシが順次連通接続される。また、電動送風機は、排気口を周囲に有する有底円筒状のケース体内に電動機が収容され、この電動機の回転軸がケース体から突出し、この回転軸に遠心ファンが接続され、この遠心ファンと電動機との間に整流板が配置され、さらに、遠心ファンと整流板とがファンカバーによって覆われ、このファンカバーがケース体に固定されている。また、ファンカバーの中心部には、電動機によって回転された遠心ファンにより生じる負圧が作用する吸込口が開口形成されており、この吸込口が、本体集塵室と電動送風機室とを連通する連通口に気密に接続されている。そして、電動送風機の周囲には、消音用のカバー体である消音筒が配置されている。このような電動送風機において、吸込効率をより向上するために、遠心ファンの周囲に対向するファンカバーの周囲に臨んで排気開口を複数形成した構成が知られている。この構成では、遠心ファンからの排気風を排気口側と排気開口側とに分岐し、それぞれを別個の迂回風路を介して消音筒の外側へと導くことで消音効果を高めている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−204693号公報(第4−6頁、図1)
しかしながら、上述の電気掃除機では、遠心ファンからの排気風が排気口側と排気開口側とのそれぞれの迂回風路に分岐されているので、ケース体内を通過して電動機を冷却しつつ排気口から排気される排気風の風量が低下するだけでなく、排気開口から排気された排気風は迂回風路によってケース体側に対して遮断されてケース体側に吹き付けられず、排気風による電動機の冷却効率が低下するという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、電動送風機の吸込効率および電動機の冷却効率を確保した電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、排気口を有し電動機を収容するケース体、および、このケース体に取り付けられ電動機により回転される遠心ファンを覆うとともにこの遠心ファンに臨む排気開口を有するファンカバー部を備え、本体ケースに収容された電動送風機と、ファンカバー部よりも径寸法が小さく、電動送風機のケース体の周囲を覆うカバー体と、ケース体の中心軸側へと突設するガイド部を備え、排気開口からの排気風をガイド部によりケース体の外周側へと屈曲させてカバー体とケース体との間へと導くガイド手段とを具備したものである。
本発明によれば、ファンカバー部の排気開口からの排気風を、ケース部およびガイド部によりケース体の外周側へと屈曲させてケース体の周囲を覆うファンカバー部よりも径寸法が小さいカバー体とケース体との間へと導くことで、排気開口からの排気風によってもケース体に収容された電動機を冷却できるので、電動送風機の吸込効率および電動機の冷却効率を確保できる。
本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の一部を示す縦断面図である。 同上電気掃除機の一部を示す図3のA−A断面図である。 同上電気掃除機の一部を後方から示す背面図である。 同上電気掃除機の内部構造を模式的に示す説明図である。 同上電気掃除機の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の電気掃除機の一部を示す縦断面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
図5において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、管部12と、この管部12が着脱可能に接続される掃除機本体13とを有している。
管部12は、掃除機本体13に接続される接続管部15と、この接続管部15の先端側に連通する可撓性を有するホース体16と、このホース体16の先端側に設けられた手元操作部17と、この手元操作部17の先端側に着脱可能に接続される延長管18と、この延長管18の先端側に着脱可能に接続される吸込口体としての床ブラシ19とを備えている。
手元操作部17には、把持部21がホース体16側へと突出し、この把持部21には、操作用の設定ボタン22が複数設けられている。
また、掃除機本体13は、図1および図4に示すように、中空状の本体ケース25を備え、この本体ケース25の内部には、前後方向の略中間域に隔壁26が形成され、この隔壁26の前側に前部室27が区画され、隔壁26の後側に後部室28が区画されている。そして、前部室27内には、本体集塵室31が区画され、後部室28内には、電動送風機部32を収容する電動送風機室33と、電動送風機部32などに給電する図示しない電源コードを巻回したコードリールを収容する図示しないコードリール室と、密閉空間としての排気風路室35とがそれぞれ区画されている。すなわち、本体ケース25は、前部室27内に本体集塵室31が区画され、後部室28内に電動送風機室33、コードリール室および排気風路室35が区画された、多重構造となっている。
本体ケース25は、例えば合成樹脂などにより形成され、上側が開口した下ケース41と、この下ケース41の上側後部である後部室28を覆う上ケース42と、この上ケース42あるいは下ケース41に対して上下方向に回動可能に軸支され前部室27を覆うとともに本体集塵室31を開閉可能とする蓋体43とを備えている。そして、本体ケース25の前部には、吸込口としての本体吸込口44が開口形成されている。
下ケース41は、電動送風機部32の下部と対向する底面41aと、電動送風機部32の側部のそれぞれと対向する側面41b(一方のみ図示)と、電動送風機部32の後部と対向する後面41cとを備え上側が開口した箱状に形成されている。また、この下ケース41の各側面41bには、掃除機本体13を被掃除面としての床面上で走行可能にする走行輪46がそれぞれ回転自在に軸支されている。
上ケース42の上部には、掃除機本体13を持ち運ぶための取手部48が左右に亘って形成されている。また、上ケース42の後部には、排気風路室35と連通する本体排気口49が後方上側に向けて複数開口形成され、この本体排気口49には、排気口フィルタ50が取り付けられている。
蓋体43は、後部が上ケース42、あるいは下ケース41に軸支されて上下方向に回動可能となっており、上方向に回動した状態で本体集塵室31を開き、下方向に回動した状態で本体集塵室31を閉じるように構成されている。
本体吸込口44は、本体集塵室31と本体ケース25の外部とを連通している。また、この本体吸込口44には、接続管部15(図5)が着脱可能に連通接続される。
本体集塵室31は、電動送風機部32の駆動により管部12(図5)を介して空気とともに吸い込んだ塵埃を捕集する部分であり、例えば紙パックなどの集塵袋Pが内部に取り付け可能となっているとともに、この集塵袋Pの下流側で隔壁26の上流側に、集塵室フィルタFが取り付けられている。
電動送風機部32は、図1ないし図3に示すように、電動送風機51と、この電動送風機51の周囲に配置されたカバー体としての消音筒52と、これら電動送風機51および消音筒52を覆う電動送風機カバーである第1電動送風機カバー53とを備え、この第1電動送風機カバー53が第2電動送風機カバー54により覆われている。
電動送風機51は、電動機55を収容したケース体としてのモータケース56に対して、電動機55により回転駆動される遠心ファン57を覆うファンカバー58が一体的に連結されて構成されている。
電動機55は、回転軸55aおよび図示しない整流子と一体的に形成された図示しない回転子に回転磁極を発生させ、この回転子の周囲に位置する筒状の図示しない固定子に固定磁極を発生させることにより、回転軸55aを所定方向に回転させることが可能となっている。また、この電動機55は、カーボンブラシなどを備えたブラシ装置55bを一対有している。
モータケース56は、電動機55の外郭を構成する略有底円筒状に形成されたケース本体56aと、このケース本体56aの開口側に拡開状に一体に形成された拡開部であるフランジ部56bを径方向に横断して取り付けられた取付板部56cとを有している。そして、ケース本体56aには、複数の排気口56dが開口形成されている。これら排気口56dの間には、電動機55のブラシ装置55bが外側から挿入されて取り付けられる取付孔56eが開口形成されている。また、このケース本体56aの後端部の中央部には、略円筒状のモータヘッド部56fが後方へと突出して形成されている。さらに、このケース本体56aの外周は、第1電動送風機カバー53に対してガイド手段としての懸架手段61を介して弾性的に懸架されて支持されている。
モータヘッド部56fには、図示しないベアリングおよびこのベアリングを弾性的に支持するスラストばねなどが収容されている。そして、このベアリングと、モータケース56の取付板部56cに収容されたベアリングとにより、回転軸55aが回転自在に軸支されている。
また、懸架手段61は、ケース本体56a側に固定される内側ケース部である内側支持部63と、第1電動送風機カバー53側に固定される外側ケース部である外側支持部64とを同軸に有しており、これら支持部63,64間に、付勢部材としての複数、例えば3つのコイルばね65が配置されて構成されている。そして、懸架手段61は、電動送風機51の重心位置、あるいは重心近傍の位置を第1電動送風機カバー53に対して懸架するように配置されている。
内側支持部63は、例えば合成樹脂などにより形成されており、ケース本体56aの外周に取り付けられる円環状の内側ケース部本体としての内側支持部本体63aと、この内側支持部本体63aから径方向に、すなわち外側支持部64に向けて突出する複数の内側保持部63bとを一体に備えている。
内側支持部本体63aは、ケース本体56aのフランジ部56bの後方の外周面に隙間なく固定されている。
各内側保持部63bは、各コイルばね65の一端部を保持する部分であり、内側支持部本体63aの外周面に互いに略等間隔に形成されている。
また、外側支持部64は、例えば合成樹脂などにより形成されており、第1電動送風機カバー53に取り付けられて電動送風機51のモータケース56の周囲に位置するケース部としての円環状の外側ケース部本体である外側支持部本体64aと、この外側支持部本体64aから中心軸方向に、すなわち内側支持部63に向けて突出する複数の外側保持部64bと、外側支持部本体64aの前縁部、すなわち電動送風機51のファンカバー58側、換言すればフランジ部56bの後方に対向する位置に突出する複数の規制部としての規制リブ64cと、外側支持部本体64aの後縁部、すなわち電動送風機51の排気口56d側に突出するガイド部としてのガイドリブ64dとを一体に備えている。
外側支持部本体64aは、第1電動送風機カバー53の例えば前側カバー部53aの内周面に隙間なく固定されており、内側支持部本体63aと同心状に配置されている。
各外側保持部64bは、各コイルばね65の他端部を保持する部分であり、外側支持部本体64aの内周面に互いに略等間隔に形成されている。
各規制リブ64cは、電動送風機51の懸架手段61に対する傾斜を規制するもので、各コイルばね65(各外側保持部64b)に対応する位置にて外側支持部本体64aの前縁部から中心軸側、すなわち電動送風機51の外周側に向けて突出している。したがって、各規制リブ64cは、周方向に互いに略等間隔に離間されている。また、これら規制リブ64cの先端側は、少なくともフランジ部56b(ファンカバー58)の後方に対向する位置まで突出している。なお、これら規制リブ64cは、懸架手段61内への通気性を低下させない突出量に設定されており、この懸架手段61内への通気性を低下させない範囲で、外側支持部本体64aの前縁部の任意の位置に任意数形成することが可能である。
ガイドリブ64dは、外側支持部本体64aの全周に亘って連続する円環状に形成されており、この外側支持部本体64aの後縁部から中心軸方向、すなわち電動送風機51の外周側に向けて突出している。また、これらガイドリブ64dは、先端側が消音筒52の内周縁近傍に位置している。さらに、ガイドリブ64dには、各外側保持部64bに対応する位置、すなわち各コイルばね65に対応する位置に、各コイルばね65を露出させる切欠孔部64eがそれぞれ切り欠き形成されている。したがって、これら切欠孔部64eは、周方向に互いに略等間隔に離間されている。また、これら切欠孔部64eは、ガイドリブ64dの先端側である中心軸側から基端側である外周側に向けて例えば円弧状に切り欠き形成されている。
各コイルばね65は、保持部63b,64b間に両端が保持されている。このため、各コイルばね65は、電動送風機51に対してそれぞれ放射状に配置されている。
また、遠心ファン57は、中央部から吸い込んだ空気を外周側へと吹き出すもので、回転軸55aの一端部に連結されてモータケース56の外部、ここでは前側に位置している。また、この遠心ファン57の周囲には、この遠心ファン57から外周側へと吹き出された空気を整流するための整流板66が配置されている。この整流板66は、モータケース56の取付板部56cに中央部が固定されている。
ファンカバー58は、遠心ファン57および整流板66を覆うファンカバー部67をモータケース56のフランジ部56bとともに構成するものであり、モータケース56のケース本体56aの前側に固定されている。また、このファンカバー58は、中央部に丸孔状の吸気口68を開口した略有蓋円筒状に形成されている。また、このファンカバー58の吸気口68の周囲には、円筒状の吸気筒69がこの吸気口68と同心状に取り付けられている。そして、このファンカバー58の周囲には、遠心ファン57の周囲に対向して排気開口70が複数開口形成されている。これら排気開口70は、遠心ファン57から外周側へと吹き出された空気の一部が整流板66を介して整流されつつ外部へと排気されるもので、ファンカバー58の周囲に略等間隔に互いに離間されて配置されている。
また、消音筒52は、電動送風機51の排気口56dからの排気に含まれる騒音を消音するもので、例えば発泡ウレタンなどの軟質の部材により所定の厚みを有する円筒状に形成されている。そして、この消音筒52は、モータケース56のケース本体56aの後端側が前端側から挿入されることにより、このケース本体56aの周囲に配置されている。さらに、この消音筒52は、電動送風機51のブラシ装置55b,55bとの干渉を避けるための切欠部52a,52a(図3)が後端部に切り欠き形成されている。そして、これら切欠部52a,52aにブラシ装置55b,55bが嵌合することにより、消音筒52が、電動送風機51に対して保持されケース本体56aの外周面に対して所定の間隙Gを介して対向している。また、この消音筒52は、前端部が懸架手段61の後端近傍に位置し、後端部がケース本体56aの後端近傍に位置して各排気口56dを覆って配置されている。
また、第1電動送風機カバー53は、例えば合成樹脂などにより略円筒状に形成されており、前端部に丸孔状の第1カバー吸込口71が開口形成され、後端部に電動送風機51のモータヘッド部56fを収容する略円筒状のヘッド収容部72が後方へと突出して一体に形成されている。さらに、この第1電動送風機カバー53の下部には、電動送風機51の排気口56dに対向して、第1カバー排気口73が開口形成されている。また、この第1電動送風機カバー53は、例えば一方の第1カバー部である略円筒状の前側カバー部53aと、他方の第1カバー部である略円筒状の後側カバー部53bとにより、前後に分割されている。そして、この第1電動送風機カバー53は、前端側である第1カバー吸込口71側が、略円環状の上流側シール部材74を介して本体ケース25側である吸気側消音器75に連結されており、後端側であるヘッド収容部72側が下流側シール部材76を介して本体ケース25側である第2電動送風機カバー54に支持されている。したがって、第1電動送風機カバー53の下部は、第2電動送風機カバー54の下部に対して浮いた状態に離間されている。
第1カバー排気口73は、第1電動送風機カバー53の下部の後側の位置に形成されている。また、この第1カバー排気口73には、カバーフィルタ77が取り付けられている。
上流側シール部材74は、例えばゴム、あるいはエラストマなどの弾性部材(可撓性部材)により形成されており、吸音側消音器75を電動送風機51の吸気口68と気密に接続している。
この吸気側消音器75は、いわゆる膨張型消音器であり、電動送風機51の駆動に伴い発生する動作音、あるいは電動送風機51の駆動により吸い込まれた空気により発生する風切り音を吸音して、床ブラシ19(図5)側へと伝達しないようにするものである。そして、この吸気側消音器75は、前端部が隔壁26に取り付けられ後方(下流側)に向けて徐々に縮径された消音器本体としての漏斗状のインデューサ部75aと、このインデューサ部75aの内側に取り付けられた通気性を有する吸音材75bとを有している。
インデューサ部75aは、本体集塵室31を通過した空気を下流側へと整流する部分であり、隔壁26に開口され本体集塵室31に連通する連通口78の下流側である後側に気密に接続されている。このため、電動送風機51の吸気口68は、吸気側消音器75および連通口78を介して、本体集塵室31および本体吸込口44に連通している。
また、吸音材75bは、インデューサ部75aの内側に固定されている。
一方、下流側シール部材76は、例えばゴム、あるいはエラストマなどの弾性部材(可撓性部材)により形成されており、ヘッド収容部72の周囲を囲んで取り付けられている。
また、第2電動送風機カバー54は、例えば合成樹脂などにより形成され、一方の第2カバー部である下側カバー部54aと他方の第2カバー部である上側カバー部54bとにより上下に分割されている。そして、この第2電動送風機カバー54は、後部室28内に電動送風機室33を区画している。
下側カバー部54aは、前端部が吸気側消音器75の周囲に気密に嵌合し、後端部が下ケース41の後面41cの内側に固定されている。また、この下側カバー部54aの一側部は、電動送風機室33とコードリール室とを区画する壁部となっており、この一側部には、電動送風機室33とコードリール室とを連通する図示しない孔部が形成され、この孔部に図示しないフィルタが取り付けられている。さらに、この下側カバー部54aの下面は、第1電動送風機カバー53の第1カバー排気口73と対向している。
また、上側カバー部54bは、下側カバー部54aの上側全体を覆っており、平坦状の前部に、電動送風機室33と排気風路室35とを連通する第2カバー排気口81が左右幅方向に複数開口形成されている。さらに、この上側カバー部54bの上部には、電動送風機51の駆動を制御するための制御手段としての制御基板である本体制御部82が取り付けられている。そして、この上側カバー部54bの上方には、この上側カバー部54bとの間に排気風路室35を区画するためのケース体84が取り付けられている。
さらに、これらカバー部54a,54bは、第1電動送風機カバー53の後側を、下流側シール部材76を介して上下から弾性的に挟持固定している。
第2カバー排気口81は、吸気側消音器75の上方に位置している。また、これら第2カバー排気口81の上部、すなわち排気側である排気風路室35側は、通気性を有する発泡ウレタンなどのフィルタである排気側吸音材86により覆われている。
ケース体84は、例えば合成樹脂などにより形成され、上側カバー部54bの上部全体に対向している。また、このケース体84の後端は、本体排気口49の上流側に密着している。したがって、排気風路室35は、上側カバー部54b(第2電動送風機カバー54)とケース体84との間に、第2カバー排気口81から本体排気口49に亘って密閉された空間として形成されている。
また、コードリール室は、上ケース42の後部に開口された図示しないコード導出口を介して本体ケース25の外部と連通している。そして、コード導出口は、電源コードの先端側を導出可能な大きさに形成されている。なお、コードリール室、電源コードおよびコードリールは、それぞれ必須の構成ではない。すなわち、電気掃除機11は、掃除機本体13(本体ケース25)に内蔵した二次電池などの電池により電動送風機部32および本体制御部82などに給電する構成でもよい。
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
掃除の際には、電動送風機51への給電を可能とした状態で、作業者が図5に示す把持部21を把持して設定ボタン22を操作することにより、本体制御部82が電動送風機51を駆動させる。すなわち、電動送風機51の電動機55が遠心ファン57を回転させることにより、負圧を発生させる。この負圧は、吸気側消音器75を介して、本体集塵室31、本体吸込口44および管部12へと作用して、床ブラシ19の先端側から空気とともに塵埃を吸い込む。なお、電動送風機51の遠心ファン57の回転に伴う振動は、コイルばね65の伸縮により吸収され、第1電動送風機カバー53への伝達が抑制されるとともに、この電動送風機51の駆動音は、吸気側消音器75により消音される。
作業者は、床面上に図5に示す床ブラシ19を載置し、把持部21を把持して床ブラシ19を前後に走行させることにより、床面上の塵埃を床ブラシ19から吸い込んで掃除する。
吸い込まれた空気は吸込風となり、塵埃とともに延長管18、ホース体16および接続管部15を介して本体集塵室31へと吸い込まれ、この本体集塵室31の集塵袋Pで塵埃が捕集される。そして、この塵埃が捕集された吸込風は、集塵室フィルタFを通過した後、連通口78から吸気側消音器75へと吸い込まれ、この吸気側消音器75のインデューサ部75aに沿って整流され、吸音材75bにより吸音される。
この後、吸込風は、吸気側消音器75から上流側シール部材74の内部を経由して第1カバー吸込口71および吸気筒69を介して電動送風機51の吸気口68へと吸い込まれ、遠心ファン57の中央部から吸い込まれて外周側へと吹き出され、一部が整流板66により整流されつつ排気開口70からファンカバー58の外部へと排気されるとともに、残りの他部がモータケース56のケース本体56a内へと吸い込まれる。
排気開口70からファンカバー58の外部へと排気された排気風は、懸架手段61の外側支持部本体64aおよびガイドリブ64dに沿って屈曲状にガイドされてモータケース56のケース本体56aの外周面と消音筒52との間に流入し、このケース本体56aの外周面に沿って軸方向へと流れて電動機55を外側から冷却する。また、ケース本体56a内を通過する排気風は、この通過の際に電動機55を内側から冷却し、排気口56dから吹き出される。
そして、これら排気風は、第1電動送風機カバー53内で整流された後、カバーフィルタ77を通過しつつ第1カバー排気口73から下方の第2電動送風機カバー54の下側カバー部54aの底面へと吹き付けられ、吸気側消音器75の周囲を経由しつつ第2カバー排気口81から上方の排気風路室35内へと排気される。
この後、排気風は、本体制御部82を冷却しつつ排気風路室35内を後方へと通過し、排気口フィルタ50を通過しつつ本体排気口49から本体ケース25の外部へと排気される。
また、電動送風機51の駆動に伴う振動は、懸架手段61のコイルばね65の伸縮によって吸収される。さらに、例えば掃除機本体13の大きな振動などに伴って電動送風機51が懸架手段61に対して上下方向、あるいは左右方向などに傾斜した場合、すなわち電動送風機51の軸方向が懸架手段61の軸方向に対して傾斜した場合には、フランジ部56bに取り付けられたファンカバー58の周縁部の後端部が規制リブ64cのいずれかに接触することで、電動送風機51の傾斜を規制する。
掃除が終了すると、作業者は設定ボタン22を適宜操作して、電動送風機51の駆動を停止させる。
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、ファンカバー部67の排気開口70からの排気風を、モータケース56の周囲を覆う消音筒52とモータケース56との間の間隙Gへと懸架手段61のガイドリブ64dなどにより導くことで、モータケース56内を通過する空気だけでなく、排気開口70からの排気風によってもモータケース56に収容された電動機55を冷却できるので、電動送風機51の吸込効率および電動機55の冷却効率を確保できる。
すなわち、電動送風機51の効率の向上を図ってファンカバー部67(ファンカバー58)に排気開口70を形成すると、遠心ファン57から外周側へと吹き出された空気の一部が排気開口70から排気されるため、モータケース56のケース本体56a内へと導入される空気の量が相対的に低下し、電動機55の冷却効率が低下するおそれがある。しかも、懸架手段61を電動送風機51の外周に取り付けて電動送風機51を本体ケース25側に対して弾性的に懸架して支持すると、懸架手段61が排気開口70からの排気風の妨げとなり、また、電動送風機51の周囲に消音用の消音筒52を配置すると、この消音筒52も排気開口70からの排気風の妨げとなるなど、排気開口70からの排気風を電動機55側に吹き付けることが容易でない。このため、上記第1の実施の形態では、懸架手段61にガイドリブ64dなどを形成して、排気開口70からの排気風をケース本体56aと消音筒52との間の間隙Gへと導くことにより、排気開口70からの排気風の風路を確保できるとともに、この排気風を電動機55の冷却用として有効に利用することが可能となり、電動送風機51の吸込効率および電動機55の冷却効率を確保できる。
さらに、電動送風機51および懸架手段61の周囲と第1電動送風機カバー53との間に、排気開口70からの排気風を導くための風路を形成する必要がないので、第1電動送風機カバー53が必要以上に大きくなることがない。
また、電動送風機51を第1電動送風機カバー53に対して弾性的に支持して静音性を向上するための懸架手段61を、排気開口70からの排気風を消音筒52とモータケース56のケース本体56aとの間の間隙Gへと導くガイド手段として用いることにより、別途ガイド手段を設ける構成と比較して構成を簡略化できる。
そして、懸架手段61が、外側支持部本体64aのファンカバー58側の各コイルばね65に対応する位置に規制リブ64cをそれぞれ備えることにより、電動送風機51が懸架手段61(本体ケース25側)に対して傾斜した際に、ファンカバー58が規制リブ64cに接触して電動送風機51の傾斜を規制できる。
しかも、規制リブ64cは、各コイルばね65に対応する位置に形成されているので、懸架手段61内へと導かれた排気風が、規制リブ64cにより整流されつつコイルばね65を迂回してコイルばね65,65の間から下流側へと通過するので、コイルばね65に排気風が当たって風切り音が発生したり乱流によって電動送風機51の吸込効率が低下したりすることをも抑制できる。
次に、第2の実施の形態を図6を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、懸架手段61の外側支持部本体64aに、ガイドリブ64dと連続して被挿入部としての挿入リブ64fが一体に形成されているものである。
挿入リブ64fは、ガイドリブ64dの先端側、すなわち中心軸側、換言すれば電動送風機51側の端部から後方に向けて、電動送風機51のモータケース56のケース本体56aの外周面に対して略平行に突出して形成されており、先端側が消音筒52の内周側に挿入されている。すなわち、挿入リブ64fは、消音筒52の上流側(前端側)の縁部に内側から係合されており、この消音筒52の前端側、すなわち排気風が間隙Gに流入する上流側の縁部を保持する、保形手段の機能を有している。
なお、挿入リブ64fは、ガイドリブ64dの先端側全体に周方向に連続した円環状に形成してもよいし、ガイドリブ64dの先端側の複数箇所にそれぞれ連続するように複数形成してもよい。
そして、挿入リブ64fを形成することにより、懸架手段61内に流入した排気開口70からの排気風を、挿入リブ64fによって、消音筒52とモータケース56のケース本体56aとの間の間隙Gへと、より確実に導くことができ、電動機55の冷却効率をより向上できる。
さらに、挿入リブ64fは、消音筒52の前端側、すなわち排気風が間隙Gに流入する上流側の縁部を保持する機能を有しているため、排気開口70からの排気風を、消音筒52の内周側へと、より確実に導くことができる。
なお、上記各実施の形態において、ガイド手段は、懸架手段61と別個に形成してもよいし、懸架手段61以外の任意の構成を利用して形成してもよい。特に、懸架手段61を備えない電気掃除機11にガイド手段を形成する際には、例えば第1電動送風機カバー53などを用いてもよい。
また、排気開口70は、ファンカバー58の周囲以外でも、例えばフランジ部56b、すなわち遠心ファン57の後方など、ファンカバー部67の遠心ファン57に臨みこの遠心ファン57からの排気の下流側の任意の位置に形成しても同様の作用効果を奏することができる。
さらに、電気掃除機11の細部は、上記構成に限定されるものではなく、例えばキャニスタ型の電気掃除機11だけでなく、縦長の掃除機本体13の下部に床ブラシ19を接続したアップライト型の電気掃除機、あるいはハンディ型の電気掃除機など、任意の電気掃除機でも対応させることができる。
11 電気掃除機
25 本体ケース
51 電動送風機
52 カバー体としての消音筒
53 電動送風機カバーである第1電動送風機カバー
55 電動機
56 ケース体としてのモータケース
56d 排気口
57 遠心ファン
61 ガイド手段としての懸架手段
64 外側ケース部としての外側支持部
64a ケース部としての外側支持部本体
64c 規制部としての規制リブ
64d ガイド部としてのガイドリブ
64f 被挿入部としての挿入リブ
65 付勢部材としてのコイルばね
67 ファンカバー部
70 排気開口

Claims (4)

  1. 本体ケースと、
    排気口を有し電動機を収容するケース体、および、このケース体に取り付けられ電動機により回転される遠心ファンを覆うとともにこの遠心ファンに臨む排気開口を有するファンカバー部を備え、前記本体ケースに収容された電動送風機と、
    前記ファンカバー部よりも径寸法が小さく、前記電動送風機の前記ケース体の周囲を覆うカバー体と、
    前記ファンカバー部よりも径寸法が大きく、前記電動送風機のケース体の周囲に位置するケース部、および、このケース部に前記ケース体の中心軸側へと突設されたガイド部を備え、前記排気開口からの排気風を前記ケース部および前記ガイド部により前記ケース体の外周側へと屈曲させて前記カバー体と前記ケース体との間へと導くガイド手段と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. ガイド手段は、カバー体の内部へと挿入された被挿入部を備えている
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 電動送風機の少なくとも一部を覆う電動送風機カバーを具備し、
    ガイド手段は、ケース部とガイド部とを備えた外側ケース部、および、ケース体側と前記ケース部側との間に配置された付勢部材を備え、前記電動送風機のケース体を前記電動送風機カバーに懸架する懸架手段である
    ことを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機。
  4. 外側ケース部ケース部の各付勢部材の側方の位置のファンカバー側に形成されこのファンカバー部との接触により電動送風機の傾斜を規制するとともに排気開口からの排気風を前記付勢部材に対して迂回させる規制部を備えている
    ことを特徴とした請求項記載の電気掃除機。
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