JP2012000265A - 電気掃除機 - Google Patents

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Nobuyuki Iwata
宜之 岩田
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Abstract

【課題】電源コードを電動送風機の排気風によって効率よく冷却できるとともに、大型化することなくこの排気風を吸音できる電気掃除機を提供する。
【解決手段】電源コード47を周囲に巻回したコードリール46を本体ケースの内部に回動可能に配置する。本体ケースの内部にて電動送風機とコードリール装置31との間に隔壁35を有する。電源コード47の先端側を本体ケースの外部へと導出するコード導出口39を有する。コードリール46は、円筒状の胴体部51を隔壁35に回動可能に軸支し、胴体部51の軸方向の両端部から保持壁部52,53を突出する。電動送風機の排気の一部を隔壁35側から胴体部51の内部へと導入して胴体部51の径方向に通過させる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、本体ケースに回動可能に配置されたコードリールの周囲に電源コードを巻回したコードリール装置を備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体と、この掃除機本体に接続される風路形成体である管部とを備えている。掃除機本体は、管部と連通する集塵部を有しているとともに、この集塵部に連通し電動送風機が配置される電動送風機室と、電動送風機などに給電するための電源コードを巻回したコードリールを有するコードリール装置が配置されるコードリール室とを内部に有している。そして、電動送風機の駆動により生じた負圧によって、管部から空気とともに塵埃を吸い込み、この吸い込んだ塵埃を集塵部に捕集する。また、塵埃が捕集された空気は、電動送風機に吸い込まれて排気風となった後、一部が電動送風機室から掃除機本体の外部へと排気されるとともに、他の一部が、電動送風機室とコードリール室とを区画する隔壁の孔部を通過してコードリール室へと排気され、電源コードを冷却しつつ、電源コードを引き出すためのコード導出口から掃除機本体の外部へと排気される。
特開2006−61297号公報
近年、電気掃除機を使用する環境、あるいは時間帯などの多様化に伴い、電気掃除機を大型化することなく、電動送風機の駆動により発生する騒音が外部へとより漏れにくくすることが望まれている。また、電動送風機からの排気風により、電源コードをより効率よく冷却することが望まれている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、大型化することなく電動送風機からの排気風を効果的に吸音できるとともに、電源コードを電動送風機の排気風によって効率よく冷却できる電気掃除機を提供することを目的とする。
実施形態の電気掃除機は、本体ケースに収容された電動送風機を有する。また、電気掃除機は、本体ケースの内部に回動可能に配置されたコードリール、および、このコードリールの周囲に巻回され電動送風機へと給電する電源コードを備えたコードリール装置を有する。さらに、電気掃除機は、本体ケースの内部にて電動送風機とコードリール装置との間に隔壁を有する。また、電気掃除機は、電源コードの先端側を本体ケースの外部へと導出するコード導出口を本体ケースに有する。さらに、コードリールは、隔壁に回動可能に軸支された筒状の胴体部、および、この胴体部の軸方向の両端部からそれぞれ突出する保持壁部を有し、電動送風機の排気の一部を隔壁側から胴体部の内部へと導入してこの胴体部の径方向に通過させる。
第1の実施形態の電気掃除機の一部を示す斜視図である。 同上電気掃除機の一部を示す平面図である。 同上電気掃除機の一部を示す側面図である。 同上電気掃除機の本体ケースの内部を示す分解斜視図である。 同上電気掃除機を示す斜視図である。 第2の実施形態の電気掃除機の一部を示す平面図である。 第3の実施形態の電気掃除機の一部を示す斜視図である。
以下、第1の実施形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
図5において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、風路形成体である管部12と、この管部12が着脱可能に接続される掃除機本体13とを有している。
管部12は、掃除機本体13に接続される接続管部15と、この接続管部15の先端側に連通する可撓性を有するホース体16と、このホース体16の先端側に設けられた手元操作部17と、この手元操作部17の先端側に着脱可能に接続される延長管18と、この延長管18の先端側に着脱可能に接続される吸込口体としての床ブラシ19とを備えている。
手元操作部17には、把持部21がホース体16側へと突出し、この把持部21には、設定操作用の設定ボタン22が複数設けられている。
また、掃除機本体13は、図4および図5に示すように、合成樹脂などにより中空状に形成された本体ケース25を備え、この本体ケース25の内部の後側に、電動送風機装置27およびこの電動送風機装置27の駆動を制御する制御手段としての図示しない本体制御部などを収容する電動送風機室29、および、電動送風機装置27などに給電するためのコードリール装置31を収容するコードリール室32が左右幅方向に区画されているとともに、本体ケース25の内部の前側に集塵室33が区画されている。さらに、本体ケース25の内部には、電動送風機室29とコードリール室32との間には、隔壁35が配置されており、電動送風機室29およびコードリール室32と集塵室33との間に、隔壁部36が配置されている。そして、本体ケース25の前側(上部)には、集塵室33に連通し管部12(図5)の接続管部15が着脱可能に接続される本体吸込口37が形成されており、本体ケース25の後側には、電動送風機室29に連通する図示しない本体排気口が形成されているとともに、コードリール室32に連通するコード導出口39を区画するコード口体40が取り付けられている。
電動送風機装置27は、電動送風機41と、この電動送風機41の少なくとも一部を覆うカバー42とにより構成されている。カバー42は、任意に分割することができるが、例えば電動送風機41の吸込側を覆う吸込側カバーである前カバー43と、電動送風機41の排気側を覆う排気側カバーである後カバー44とに分割されている。なお、電動送風機装置27は、電動送風機41を例えばカバー42に対して弾性的に吊下支持する構成としてもよいし、カバー42を設けない構成としてもよい。すなわち、電動送風機室29は、少なくとも電動送風機41を収容する構成であればよい。
電動送風機室29は、隔壁部36に形成された図示しない連通口を介して集塵室33と連通している。この連通口には、電動送風機41の吸込側が図示しないシール部材などを介して気密かつ弾性的に接続されている。したがって、電動送風機41の吸込側は、連通口を介して集塵室33に対して気密かつ弾性的に接続されている。
また、コードリール装置31は、図1ないし図4に示すように、コードリール46と、このコードリール46に巻回された電源コード47と、コードリール46を電源コード47の巻き取り方向へと付勢する付勢手段としてのぜんまい装置48とを備え、コードリール46が、軸受部49を介して本体ケース25の内部にて隔壁35に回転可能に軸支されている。
コードリール46は、例えば合成樹脂などにより形成されており、円筒状の胴体部51と、この胴体部51の軸方向の両端部から径方向に突出する(一方および他方の)側板部である保持壁部52,53とを有する、ボビン状に形成されている。そして、このコードリール46は、図示しない保持手段としてのブレーキ装置により、ぜんまい装置48の付勢力に抗して電源コード47を引き出した状態を保持することが可能となっている。
胴体部51は、本体ケース25の左右幅方向に沿って軸方向を有しており、隔壁35のコードリール室32側の側面に軸受部49を介して取り付けられている。また、この胴体部51の中心部には、軸部材56が同軸に配置されており、この軸部材56が軸受部49に連結され、この軸部材56に対してコードリール46(胴体部51)が回動可能に軸支されている。さらに、胴体部51の内部は、固定軸を除く周囲にチャンバ状の空間部57が区画されている。また、胴体部51の隔壁35側の(一方の)端部には、円筒状の軸受部49が空間部57内に嵌合している。そして、胴体部51の外周面には、空間部57に連通する複数の排気穴である孔部58が形成されている。
各孔部58は、胴体部51の軸方向である本体ケース25の左右幅方向に沿って長手状の四角形状に形成されており、胴体部51の周方向に互いに略等間隔に離間されている。そして、これら孔部58は、空間部57へと吸い込んだ電動送風機41の排気風を胴体部51の径方向、すなわち電源コード47側へと排気可能に構成されている。
また、保持壁部52,53は、胴体部51の周囲に巻回された電源コード47を、コードリール46の軸方向にずれないように保持する部分である。
隔壁35側の(一方の)保持壁部52は、円形板状に形成されており、隔壁35に対向している。
また、隔壁35に対して反対側の(他方の)保持壁部53は、隔壁35側の(一方の)保持壁部52と略同径の円板状に形成されており、ぜんまい装置48が側部に取り付けられている。
電源コード47は、基端部がコードリール46の胴体部51に係止されて軸受部49に電気的に接続されているとともに、先端部にプラグ部63を有しており、このプラグ部を図示しない商用交流電源のコンセントに接続することにより、電動送風機41および本体制御部などに給電可能となっている。
ぜんまい装置48は、付勢部材であるぜんまいばね65と、このぜんまいばね65を覆って保持壁部53に取り付けられる付勢部材被覆部としてのぜんまいカバー66とを備えている。そして、ぜんまいばね65は、渦巻きの中心側の一端部が軸部材56に取り付けられ、渦巻きの外周側の他端部が保持壁部53に取り付けられており、コードリール46が電源コード47の引き出し方向(図1中の時計回り方向)へと回動することにより巻き締められて、この回動量に対応した付勢力が蓄えられ、ブレーキ装置によるコードリール46の回動の保持が解除されると、蓄えられた付勢力を開放してコードリール46を電源コード47の巻き取り方向(図1中の反時計回り方向)へと回動させるように構成されている。
また、軸受部49は、螺子67を介して隔壁35に固定されており、隔壁35に開口形成された円形状の隔壁開口部68に嵌合している。すなわち、軸受部49は、隔壁開口部68を介して電動送風機室29側に臨み、電動送風機装置27(電動送風機41)の側方に位置している。換言すれば、隔壁開口部68は、電動送風機室29とコードリール室32とを連通し、コードリール46を、軸受部49を介して回動可能に軸支するものである。さらに、この軸受部49には、コードリール46の回転量に拘らず電源コード47との導通を維持するための図示しない摺動接点と、この摺動接点に電気的に接続された接点部としての複数の接続金具69とが取り付けられている。そして、軸受部49には、隔壁開口部68と空間部57とを連通させる開口部71が複数形成されている。これら開口部71は、軸受部49の周方向に離間されて配置されており、電動送風機41からの排気風の一部を空間部57へと導くものである。そして、これら開口部71は、空間部57に対して狭いスリット状に形成されている。すなわち、空間部57は、電動送風機41の排気の一部の導入側である開口部71に対して内部が拡大されて形成されている。このため、空間部57は、膨張型消音器(チャンバ)の機能を有している。
また、各接続金具69は、電源コード47の基端部と電気的に接続されている。さらに、これら接続金具69は、軸受部49の隔壁開口部68側、すなわち電動送風機室29に露出しており、電動送風機41および本体制御部とそれぞれ電気的に接続される。
また、コードリール室32は、電動送風機室29の側方に、この電動送風機室29よりも幅狭に区画されている。
また、集塵室33は、本実施形態では、本体ケース25の内部に形成されており、例えば集塵カップなどの集塵装置、あるいは紙パックなどの集塵袋が着脱自在となっている。なお、本体ケース25は、例えば集塵室33を内部に区画せずに、集塵装置を電動送風機41の吸込側に対して外部に着脱可能としてもよい。
また、隔壁35は、前後方向に沿って形成されており、上下方向に沿って広がっている。
また、隔壁部36は、左右幅方向に沿って形成されており、上下方向に沿って広がっている。
また、コード導出口39は、電源コード47の基端部と先端部のプラグ部63との間の部分が挿通されており、本体ケース25の外部に対して電源コード47を出し入れ可能となっている。さらに、このコード導出口39は、プラグ部63の外形よりも小さい形状に形成され、プラグ部63が本体ケース25の内部へと入り込まないようにする、ストッパの機能を有している。
なお、コード口体40は、本体ケース25に対して別体として取り付けられているが、例えば本体ケース25そのものにコード導出口39を形成する構成としてもよい。
次に、上記第1の実施形態の作用を説明する。
掃除の際には、電源コード47の先端側をコード導出口39から適宜引き出し、プラグ部63をコンセントに接続する。
このとき、コードリール46は、電源コード47の先端側の引き出しに伴い回転する。この回転により、ぜんまい装置48のぜんまいばね65が巻き締められ、コードリール46が電源コード47の巻き取り方向に付勢される。なお、電源コード47を引き出した状態では、ブレーキ装置の作用により、コードリール46はぜんまいばね65の付勢力に抗して保持され、回動することなく電源コード47の引き出し状態を維持する。
この後、使用者は、把持部21を把持して所望の設定ボタン22を操作することにより、本体制御部により電動送風機41が、設定された動作モードで駆動される。
この電動送風機41の駆動により発生した負圧は、隔壁部36の通気口を介して集塵室33へと作用するとともに、この集塵室33から、本体吸込口37を経由して管部12へと作用する。そこで、使用者は、床ブラシ19を被掃除面である床面上に載置し、前後に走行させることにより、床面上の塵埃を空気とともに管部12へと吸い込む。
そして、含塵空気は、床ブラシ19、延長管18、ホース体16および接続管部15を介して本体ケース25の集塵室33へと吸い込まれ、この集塵室33に取り付けられている集塵部により塵埃が捕集される。
塵埃が捕集された空気は、通気口から電動送風機41へと吸い込まれ、この電動送風機41の内部を冷却した後、この電動送風機41の外部へと排気されて排気風となる。
この排気風は、主として本体排気口から本体ケース25(掃除機本体13)の外部へと排気され、残りの他部が、隔壁開口部68から各開口部71を介してコードリール46の胴体部51の内部の空間部57へと流入する。このとき、各開口部71に対して空間部57が広がって形成されているため、空間部57が膨張型消音器として作用し、排気風に含まれる電動送風機41の駆動音などが吸音される。
また、胴体部51の内部へと吸い込まれた空気は、各孔部58からこの胴体部51の径方向へと略直角状に屈曲して排気される。このとき、胴体部51の周囲に巻回されている電源コード47が、各孔部58からの排気により冷却される。
そして、電源コード47を冷却した空気は、電源コード47の隙間を通ってコードリール室32からコード導出口39を経由して本体ケース25(掃除機本体13)の外部へと排気される(図1の矢印Aに示す)。
掃除が終了すると、使用者が所定の設定ボタン22を操作することにより、電動送風機41が停止する。
電気掃除機11の収納の際には、使用者がブレーキ装置を操作することにより、コードリール46の保持を解除することで、ぜんまいばね65の付勢力によりコードリール46を回転させ、電源コード47をコード導出口39からコードリール46の胴体部51へと巻き取って収納する。
上述したように、上記第1の実施形態によれば、コードリール46、コードリール装置31、あるいは本体ケース25などを大型化することなく電動送風機41からの排気風を効果的に吸音できるとともに、電源コード47を効率よく冷却できる。
また、胴体部51の内部の空間部57を、電動送風機41の排気の一部の導入側である開口部71に対して拡大させることにより、空間部57を膨張型消音器として作用させることが可能となり、騒音をより効果的に低減できる。
次に、第2の実施形態を図6を参照して説明する。なお、上記第1の実施形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施形態は、上記第1の実施形態において、コードリール46に吸音材である通気吸音材75と、吸音材である低通気吸音材76とがそれぞれ取り付けられているものである。
通気吸音材75は、通気性を有する部材によりシート状に形成されており、コードリール46の胴体部51の周囲に全周に亘って外周面を覆って貼付されている。したがって、この通気吸音材75は、各孔部58を覆って配置されている。
また、低通気吸音材76は、通気吸音材75よりも通気性が低い部材、ここでは通気性を有しない部材によりシート状に形成されており、各保持壁部52,53全体の胴体部51側の側面を覆って貼付されている。
そして、掃除の際に電動送風機41の外部へと排気された排気風は、主として本体排気口から本体ケース25(掃除機本体13)の外部へと排気され、残りの他部が、隔壁開口部68から各開口部71を介してコードリール46の胴体部51の内部の空間部57へと流入し、空間部57の膨張型消音器の作用により電動送風機41の駆動音などが吸音される。この後、胴体部51の内部へと吸い込まれた空気は、略直角状に屈曲して各孔部58からこの胴体部51の径方向へと排気され、これら孔部58を覆う通気吸音材75の内部を通過することで、さらに吸音される。
通気吸音材75を通過した排気風は、胴体部51の周囲に巻回されている電源コード47を冷却するとともに、各保持壁部52,53に貼付された低通気吸音材76の表面を通過することでさらに吸音され、電源コード47の隙間を通ってコードリール室32からコード導出口39を経由して本体ケース25(掃除機本体13)の外部へと排気される。
このように、上記第2の実施形態によれば、コードリール46の胴体部51の外周および保持壁部52,53の胴体部51側の表面に吸音材75,76を備えることにより、これら吸音材75,76で胴体部51から排気された排気風を吸音できるので、吸音効果をより向上できる。
また、排気風を内部の空間部57から排気する孔部58を有する胴体部51の周囲には、排気風を通過させて吸音する通気吸音材75を配置し、排気風が表面を通過する保持壁部52,53には、通気吸音材75よりも通気性が低い、すなわち通気吸音材75よりも吸音性が高い低通気吸音材76を配置することにより、排気風の流れを吸音材75,76により妨げることなく効果的に吸音できる。
特に、通気吸音材75の内部に排気風を通過させることにより、吸音材の表面に沿って排気風を流す場合と比較して、吸音効果をより向上できる。
次に、第3の実施形態を図7を参照して説明する。なお、上記各実施形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第3の実施形態は、上記第2の実施形態において、低通気吸音材76を覆うガイドケースである保護部材78を備えるものである。
保護部材78は、特に低通気吸音材76を電源コード47の絡み付きなどに対して保護しつつコードリール46に対して保持するものであり、例えば合成樹脂などの部材により形成されており、コードリール46の胴体部51の周囲に嵌合する円環状の一方の枠部である内周枠部81と、保持壁部52,53の外周縁に嵌合する円環状の他方の枠部である外周枠部82と、これら枠部81,82間に亘って放射状に形成された複数のリブ83とを有している。したがって、これら枠部81,82およびリブ83,83間には、それぞれ径方向に沿う開口84が区画されている。
内周枠部81は、側部と保持壁部52,53との間で低通気吸音材76を挟持しているとともに、内周側と胴体部51の外周との間で通気吸音材75を挟持している。
外周枠部82は、内周側と保持壁部52,53の外周との間で低通気吸音材76の周縁部を挟持している。
各リブ83は、それぞれコードリール46の径方向に沿って形成されており、コードリール46の周方向に互いに略等間隔に離間されている。そして、これらリブ83は、保持壁部52,53との間で低通気吸音材76を挟持している。
開口84は、略扇形状に形成されている。すなわち、内周枠部81側から外周枠部82側へと、徐々に開口が大きくなるように形成されている。また、これら開口84からは、低通気吸音材76が胴体部51側に露出している。
そして、掃除の際に電動送風機41の外部へと排気された排気風のうち、隔壁開口部68から各開口部71を介してコードリール46の胴体部51の内部の空間部57へと流入した排気風は、空間部57の膨張型消音器の作用により電動送風機41の駆動音などが吸音され、各孔部58からこの胴体部51の径方向へと排気され、これら孔部58を覆う通気吸音材75の内部を通過することで、さらに吸音され、各リブ83により径方向に沿って整流されつつ胴体部51の周囲に巻回されている電源コード47を冷却するとともに、各保持壁部52,53に貼付された低通気吸音材76の表面を通過することでさらに吸音され、電源コード47の隙間を通ってコードリール室32からコード導出口39を経由して本体ケース25(掃除機本体13)の外部へと排気される。
このように、上記第3の実施形態によれば、コードリール46の保持壁部52,53のそれぞれに低通気吸音材76を覆う保護部材78を取り付けることにより、例えば引き出しや巻き取りを繰り返す電源コード47が低通気吸音材76に対して絡み付くことなどにより低通気吸音材76が保持壁部52,53から剥がれることを防止できる。
また、保護部材78が、コードリール46の径方向に沿って放射状に形成された複数のリブ83を備えることにより、孔部58からコードリール46(胴体部51)の径方向に向けて排気され通気吸音材75の内部を通過した空気を効果的に整流できるため、乱流などの発生に起因する騒音および風切り音などを、より効率よく抑制できる。
そして、以上説明した各実施形態によれば、電動送風機41の排気の一部を隔壁35側からコードリール46の胴体部51の内部へと導入してこの胴体部51の孔部58から径方向に通過させることにより、コードリール46に必要な体積を維持したまま、すなわちコードリール46、コードリール装置31、あるいは本体ケース25などを大型化することなく、排気距離が長くなることに起因する距離減衰と、排気風が略直角状に屈曲することによる直角管効果とによって電動送風機41からの排気風を効果的に吸音できるとともに、孔部58から径方向に通過した排気風により、電源コード47を効率よく冷却できる。
なお、上記各実施形態において、電動送風機室29側からコードリール46の胴体部51の内部へと電動送風機41の排気風を導入できれば、コードリール46を隔壁35に対して回動可能に軸支する構成は任意に設定できる。
また、電気掃除機11は、コードリール装置31により給電するとともに電動送風機41の排気風の一部により電源コード47を冷却するものであれば、キャニスタ型のものに限らず、床ブラシ19が掃除機本体13の下部に接続されたアップライト型、あるいはハンディ型などでも対応して用いることができる。
11 電気掃除機
25 本体ケース
31 コードリール装置
35 隔壁
39 コード導出口
41 電動送風機
46 コードリール
47 電源コード
51 胴体部
52,53 保持壁部
75 吸音材である通気吸音材
76 吸音材である低通気吸音材
78 保護部材
83 リブ

Claims (6)

  1. 本体ケースと、
    この本体ケースに収容された電動送風機と、
    前記本体ケースの内部に回動可能に配置されたコードリール、および、このコードリールの周囲に巻回され前記電動送風機へと給電する電源コードを備えたコードリール装置と、
    前記本体ケースの内部にて前記電動送風機と前記コードリール装置との間に配置された隔壁と、
    前記本体ケースに配置され、前記電源コードの先端側を前記本体ケースの外部へと導出するコード導出口とを具備し、
    前記コードリールは、前記隔壁に回動可能に軸支された筒状の胴体部、および、この胴体部の軸方向の両端部からそれぞれ突出する保持壁部を有し、前記電動送風機の排気の一部を前記隔壁側から前記胴体部の内部へと導入してこの胴体部の径方向に通過させる
    ことを特徴とした電気掃除機。
  2. 胴体部は、電動送風機の排気の一部の導入側に対して内部が拡大されている
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. コードリール装置は、コードリールの少なくとも胴体部の周囲に配置された吸音材を備えている
    ことを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機。
  4. 吸音材は、
    通気性を有し胴体部の周囲に配置された通気吸音材と、
    この通気吸音材よりも通気性が低く保持壁部に配置された低通気吸音材とを有している
    ことを特徴とした請求項3記載の電気掃除機。
  5. コードリール装置は、コードリールの保持壁部のそれぞれに取り付けられ低通気吸音材を覆う保護部材を備えている
    ことを特徴とした請求項4記載の電気掃除機。
  6. 保護部材は、コードリールの径方向に沿って放射状に形成された複数のリブを備えている
    ことを特徴とした請求項5記載の電気掃除機。
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