JPH0595860A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH0595860A
JPH0595860A JP26170491A JP26170491A JPH0595860A JP H0595860 A JPH0595860 A JP H0595860A JP 26170491 A JP26170491 A JP 26170491A JP 26170491 A JP26170491 A JP 26170491A JP H0595860 A JPH0595860 A JP H0595860A
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dust
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exhaust passage
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JP26170491A
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Toru Hirose
徹 広瀬
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は騒音の小さい簡単な構成の電気掃除
機を提供することを目的とするものである。 【構成】 塵埃等を吸入するファンモータ1と、このフ
ァンモータ1の吸気側に設けた塵埃を分離集塵する集塵
フィルタ13と、これらを内包する本体10と、ファン
モータ1を内包し、排気出口33に微塵フィルタ34を
設けた防音筒30と、防音筒30の排気出口33と本体
10の排気孔36の間に介在させた排気通路35と、こ
の排気通路35の途中に設けたコードリール37を有
し、前記防音筒30の微塵フィルタ34以後には集塵用
のフィルタを設置しない構成とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭用の電気掃除機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図5により従来の電気掃除機について説
明する。図において1は空気を吸引するファンモータ
で、モ−タ7と同モ−タ7により回転するファン(図示
せず)、ファンを覆うファンケース4で構成されてい
る。このファンケース4は吸気孔2を、モ−タ7は排気
孔3を有している。またファンモ−タ1は、ファンケー
ス4の外周部5を防振ゴム前6により、またモ−タ軸受
のハウジング部8を防振ゴム後9によってそれぞれ本体
10に弾性支持されている。つまり本体10をファンモ
−タ1の振動から絶縁している。防振ゴム前6は略円筒
形をしており、その前端部は本体10の仕切板12に密
着し、排気孔3からの排気が吸気孔2へ逆流することを
防止するシールの役目も果たしている。13は紙袋式の
集塵フィルタで、本体10前部の集塵部14に着脱自在
に装着されており、本体10の蓋を解放する事により簡
単に取り出すことができる。16は集塵用のホースで、
一端には床ノズル(図示せず)が取り付けられ、他端は
フィルタ13に挿入されている。18はコ−ドリールを
示している。24はコード出口であり、このコード出口
24から微少な塵埃が排気されないように、コードリー
ルは本体内の排気通路とは隔壁25で隔離されている。
【0003】次にこの従来の構成の電気掃除機の集塵作
用について説明する。図示していないスイッチをオンし
てファンモータ1を駆動すると、図示していない床ノズ
ルより塵を含んだ空気が吸い込まれる。この空気は集塵
用のホ−ス16を通って、紙袋式の集塵フィルタ13の
内部に送られる。ここでこの塵を含んだ空気は塵と空気
に分離され、塵は集塵フィルタ13の内部に残り、空気
は本体10の仕切板12に設けた空気通気孔19を通っ
て、ファンモータ1の吸気孔2に流入する。ファンモー
タ1に流入した空気は、モ−タ7を冷却して排気孔3よ
り排気される。ファンモ−タ1より排気された空気は、
矢印20で示す様に本体10の内部の排気通路21を通
り、本体排気孔22より機外に排気される。本体10の
排気孔22には、紙袋を通過した非常に微細なミクロン
単位の塵埃を集塵するための微塵専用フィルタ26が設
けられている。27は排気通路21の壁に設置した吸音
材である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べた従来の電
気掃除機は、騒音が大きいという課題を有している。す
なわち、ファンモ−タ1の騒音が本体の排気通路21を
伝搬し、排気孔22から機外へ伝わって騒音を発生する
ものである。この騒音を低減するために、排気通路内部
に吸音材27を取り付けたり、排気通路自身を長くする
などの対策を行っているが十分とはいえないものであ
る。またこの対策を十分に行なおうとすると、本体自身
が大きくなるという別の課題が生ずる。また、排気孔2
2に設けた微塵専用フィルタ26を空気が通過する際
に、比較的高周波の騒音が発生して全体の騒音を大きく
している。
【0005】そこで本発明は、このような従来の構成が
有している課題を解決しようとするものであって、騒音
の小さい簡単な構成の電気掃除機を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、塵埃等を吸入するファンモータと、このフ
ァンモータの吸気側に設けた塵埃を分離集塵する集塵フ
ィルタと、これらを内包する本体と、ファンモータを内
包し、排気出口に微塵フィルタを設けた防音筒と、防音
筒の排気出口と本体の排気孔の間に介在させた排気通路
と、この排気通路の途中に設けたコードリールを有した
電気掃除機とするものである。
【0007】
【作用】本発明は以下のように作用する。ファンモータ
からの騒音を伴った排気は、防音筒で遮音され、唯一の
出口である排気出口の微塵フィルタを通って、排気通路
へ伝搬するが、コードリール部もこの排気通路を構成す
るようにしているため、排気通路の長さが従来より長く
とれるものである。従って、ファンモータで生じた比較
的周波数の低い騒音は、この排気通路中で低減される。
また本発明では、排気出口にはフィルタを用いる必要が
ないため、従来フィルタから発生していた周波数の高い
騒音も生ずることが無いものである。従って本発明は騒
音の低い電気掃除機として作用するものである。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図1〜図4に基づいて
説明する。従来例と同一の部分には同番号を付し、その
説明を省略する。
【0009】30はファンモータ1を内包する防音筒で
ある。ファンモータ1は防音筒30の中に、防振ゴム前
31及び防振ゴム後32によって防振支持されている。
またファンモータ1の前端部には、吸気と排気を絶縁す
るためのパッキン41を取り付けている。防音筒30の
ほぼ中央には、排気出口33とこれに接続したダクト4
3とを設け、ダクト43の排気出口44には、吸気側の
集塵フィルタ13でもとることの出来なかった小さな塵
埃を集塵するための微塵フィルタ34を設けている。フ
ァンモータ1の排気は、すべてこの微塵フィルタ34を
通過するように構成している。即ち、防音筒30は、排
気が漏れるおそれのある隙間等は密封されている。微塵
フィルタ34は、掃除機本体内の排気通路35に連結さ
れており、この排気通路35の壁には吸音材40が貼ら
れている。36はこの排気通路35に接続した本体10
の側面に設けた排気孔である。37はコードリールであ
り、排気通路35の途中に設置されている。38はコー
ド出口である。
【0010】次に動作について説明する。ファンモータ
1が駆動され、吸引された塵埃を含んだ空気は、吸気側
の紙袋式の集塵フィルタ13で塵埃が分離される。また
空気はファンモータ1の内部を通過し、ファンモータ1
の排気孔3から防音筒30の内部に排気される。ファン
モータ1のファンは非常に高速で回転しているため、気
流による大きな騒音を発生し、排気と共に外部に放射し
ている。この騒音を伴った排気は、矢印42で示すよう
に、防音筒30の排気出口33付近にある微塵フィルタ
34を通過して、本体10の排気通路35へ流出する。
本実施例ではこの排気通路35は、従来の構成に比べて
非常に長く、大きな消音空間を有したものとなってい
る。つまり従来の構成では、排気通路と独立していたコ
ードリール37の収納スペースを排気通路として使用し
ているものである。この理由は、微塵フィルタ34を使
用しているためである。この微塵フィルタ34は、吸い
込み側で集塵できなかった非常に微細な数ミクロンの大
きさの塵埃を集塵することができる。従って微塵フィル
タ34を通過した空気は非常にクリーンとなっており、
ファンモータ1の排気がコードリール出口38から排気
されても問題が生じないものである。
【0011】ここで本実施例の低騒音化作用について説
明する。ファンモータ1で生じた比較的周波数の低い騒
音は、長い排気通路35を伝搬する間に減衰して、排気
孔36から室内に排気されたときには低減されている。
またこのとき、本実施例では排気孔36には集塵用のフ
ィルタを設置する必要がないため、従来集塵用のフィル
タで発生していた高周波の騒音が生ずることはない。従
って本実施例は従来の電気掃除機に比べて、簡単な構成
で低騒音化を実現するものである。
【0012】なお図2は本実施例の防音筒30を示し、
この防音筒の他の実施例を図3・図4として示してい
る。すなわち図3のものは、防音筒30の下半分を微塵
フィルタ34として構成しており、図4のものは、防音
筒30の排気出口44に直接微塵フィルタ34を設置し
た例である。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、塵埃等を吸
入するファンモータと、このファンモータの吸気側に設
けた塵埃を分離集塵する集塵フィルタと、これらを内包
する本体と、ファンモータを内包し、排気出口に微塵フ
ィルタを設けた防音筒と、防音筒の排気出口と本体の排
気孔の間に介在させた排気通路と、この排気通路の途中
に設けたコードリールを有した電気掃除機として、従来
コードリール室として独立して構成されていた空間が排
気通路として使用できるようになり、小型でしかも騒音
の小さい装置とすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気掃除機の断面図
【図2】同防音筒の拡大斜視図
【図3】同防音筒の他の実施例を示す拡大斜視図
【図4】同防音筒の他の実施例を示す拡大斜視図
【図5】従来の掃除機の断面図
【符号の説明】
1 ファンモータ 13 集塵フィルタ 10 本体 30 防音筒 34 微塵フィルタ 36 排気孔 37 コードリール 44 排気出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塵埃等を吸入するファンモータと、この
    ファンモータの吸気側に設けた塵埃を分離集塵する集塵
    フィルタと、これらを内包する本体と、ファンモータを
    内包し、排気出口に微塵フィルタを設けた防音筒と、防
    音筒の排気出口と本体の排気孔の間に介在させた排気通
    路と、この排気通路の途中に設けたコードリールとを有
    した電気掃除機。
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