JPH11336700A - 電動送風機 - Google Patents
電動送風機Info
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- JPH11336700A JPH11336700A JP10142688A JP14268898A JPH11336700A JP H11336700 A JPH11336700 A JP H11336700A JP 10142688 A JP10142688 A JP 10142688A JP 14268898 A JP14268898 A JP 14268898A JP H11336700 A JPH11336700 A JP H11336700A
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- JP
- Japan
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- frame
- impeller
- rotating shaft
- air guide
- stator
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- Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Electric Suction Cleaners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電動送風機の排気自身を清浄にして、この電
動送風機が用いられる電気掃除機の排気を清浄にする事
を目的としている。 【解決手段】 回転軸４を有する回転子１と、巻き線６
を有する固定子５から構成されたブラシレスモータを採
用するとともに、複数枚のブレード２４を有し、回転軸
４に固着されたインペラ１２と、インペラ１２の外周に
配置されたエアガイド１３と、インペラ１２、エアガイ
ド１３を内包し、中央部に吸気口１６を配置し、フレー
ム７に固定されたファンケース１５とを備え、フレーム
７の外側に円筒ケース１８を設け、フレーム７との間に
通気路１９を形成し、通気路１９内にリング状多孔質体
のフィルタ２１を設置する事により、構造上ブラシの摩
耗による塵埃を排気に含まず、精度良くフィルタを設置
できるため、排気を非常に清浄にできる。
動送風機が用いられる電気掃除機の排気を清浄にする事
を目的としている。 【解決手段】 回転軸４を有する回転子１と、巻き線６
を有する固定子５から構成されたブラシレスモータを採
用するとともに、複数枚のブレード２４を有し、回転軸
４に固着されたインペラ１２と、インペラ１２の外周に
配置されたエアガイド１３と、インペラ１２、エアガイ
ド１３を内包し、中央部に吸気口１６を配置し、フレー
ム７に固定されたファンケース１５とを備え、フレーム
７の外側に円筒ケース１８を設け、フレーム７との間に
通気路１９を形成し、通気路１９内にリング状多孔質体
のフィルタ２１を設置する事により、構造上ブラシの摩
耗による塵埃を排気に含まず、精度良くフィルタを設置
できるため、排気を非常に清浄にできる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用電気掃除機
等に使用される電動送風機に関するものである。
等に使用される電動送風機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】家庭用電気掃除機に使用される電動送風
機は、殆どが交流整流子電動機を使用している。この種
のモータは、図１３に示すように、回転子１０５に巻き
線１０７が施され、又ブラシ１１０、整流子１０６を有
しており、これらの冷却のため、電動機フレーム１０１
内を通風路としている場合が多い。なお、１０２は電動
機の回転軸１０３に取り付けたインペラ、１０４はイン
ペラ１０５からの気流をフレーム１０１内に導くエアガ
イドで、矢印１０９のように気流が流れる。このような
構成では、排気を清浄化するためにフィルタを設置する
ことが難しく、又ブラシの摩耗によるカーボン粉等の塵
埃も含まれるため、排気は比較的多くの塵埃を含んでい
る。そのため掃除機本体の排気に性能の良いフィルタが
必要である。
機は、殆どが交流整流子電動機を使用している。この種
のモータは、図１３に示すように、回転子１０５に巻き
線１０７が施され、又ブラシ１１０、整流子１０６を有
しており、これらの冷却のため、電動機フレーム１０１
内を通風路としている場合が多い。なお、１０２は電動
機の回転軸１０３に取り付けたインペラ、１０４はイン
ペラ１０５からの気流をフレーム１０１内に導くエアガ
イドで、矢印１０９のように気流が流れる。このような
構成では、排気を清浄化するためにフィルタを設置する
ことが難しく、又ブラシの摩耗によるカーボン粉等の塵
埃も含まれるため、排気は比較的多くの塵埃を含んでい
る。そのため掃除機本体の排気に性能の良いフィルタが
必要である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の構成で
は、電動送風機の排気にブラシの摩耗粉等が含まれるの
で排気の清浄度が悪化しており、この対策として掃除機
本体に性能の良いフィルタを設ける必要があり、また、
フィルタの性能を良くすると通風抵抗の増大あるいはフ
ィルタ目詰まりが発生するなどの課題を有していた。
は、電動送風機の排気にブラシの摩耗粉等が含まれるの
で排気の清浄度が悪化しており、この対策として掃除機
本体に性能の良いフィルタを設ける必要があり、また、
フィルタの性能を良くすると通風抵抗の増大あるいはフ
ィルタ目詰まりが発生するなどの課題を有していた。
【０００４】本発明は、電気掃除機の排気を清浄にする
ために、電動送風機の排気自身を清浄にする事を目的と
している。即ち、ブラシを必要とせず、効率の良い、回
転子の発熱の小さなブラシレスモータを駆動電動機とし
て使用し、フレームの外周に沿った通気路を設け、この
通気路にフィルタを設置することにより、高効率で小型
軽量でしかも排気が非常に清浄な電動送風機を実現する
ことである。
ために、電動送風機の排気自身を清浄にする事を目的と
している。即ち、ブラシを必要とせず、効率の良い、回
転子の発熱の小さなブラシレスモータを駆動電動機とし
て使用し、フレームの外周に沿った通気路を設け、この
通気路にフィルタを設置することにより、高効率で小型
軽量でしかも排気が非常に清浄な電動送風機を実現する
ことである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、回転軸を有する回転子と、巻き線を有する
固定子と、この固定子を内包し、回転軸を支持する軸受
けを保持したフレームとから構成されたブラシレスモー
タを採用するとともに、複数枚のブレードを有し、回転
軸に固着されたインペラと、インペラの外周に配置され
たエアガイドと、インペラ、エアガイドを内包し、中央
部に吸気口を配置し、フレームに固定されたファンケー
スとを備え、フレームの外側に外筒を設け、インペラに
よって発生させ、エアガイドに導かれた空気をフレーム
外周に沿って流す通気路を外筒とフレーム間に構成し、
この間にリング状多孔質体のフィルタを設置する事によ
り、構造上ブラシの摩耗による塵埃を排気に含まず、精
度良くフィルタを設置できるため、排気を非常に清浄に
できる。
に本発明は、回転軸を有する回転子と、巻き線を有する
固定子と、この固定子を内包し、回転軸を支持する軸受
けを保持したフレームとから構成されたブラシレスモー
タを採用するとともに、複数枚のブレードを有し、回転
軸に固着されたインペラと、インペラの外周に配置され
たエアガイドと、インペラ、エアガイドを内包し、中央
部に吸気口を配置し、フレームに固定されたファンケー
スとを備え、フレームの外側に外筒を設け、インペラに
よって発生させ、エアガイドに導かれた空気をフレーム
外周に沿って流す通気路を外筒とフレーム間に構成し、
この間にリング状多孔質体のフィルタを設置する事によ
り、構造上ブラシの摩耗による塵埃を排気に含まず、精
度良くフィルタを設置できるため、排気を非常に清浄に
できる。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、回転軸を有する回転子と、巻き線を有する固定子
と、この固定子を内包し回転軸を支持する軸受けを保持
したフレームとにより構成されたブラシレスモータを備
えるとともに、複数枚のブレードを有し、前記回転軸に
固着されたインペラと、インペラの外周に配置されたエ
アガイドと、インペラおよびエアガイドを内包し、中央
部に吸気口を配置し、フレームに固定されたファンケー
スとを備え、前記フレームの外側に外筒を設け、インペ
ラによって発生させ、エアガイドに導かれた空気をフレ
ーム外周に沿って流す通気路を外筒とフレーム間に構成
し、この間にリング状多孔質体のフィルタを設置したも
のである。
は、回転軸を有する回転子と、巻き線を有する固定子
と、この固定子を内包し回転軸を支持する軸受けを保持
したフレームとにより構成されたブラシレスモータを備
えるとともに、複数枚のブレードを有し、前記回転軸に
固着されたインペラと、インペラの外周に配置されたエ
アガイドと、インペラおよびエアガイドを内包し、中央
部に吸気口を配置し、フレームに固定されたファンケー
スとを備え、前記フレームの外側に外筒を設け、インペ
ラによって発生させ、エアガイドに導かれた空気をフレ
ーム外周に沿って流す通気路を外筒とフレーム間に構成
し、この間にリング状多孔質体のフィルタを設置したも
のである。
【０００７】この構成では、通気路内にリング状多孔質
体のフィルタを設置しているので、簡単な構造で精度良
く、効果的に排気の清浄化が可能になる。
体のフィルタを設置しているので、簡単な構造で精度良
く、効果的に排気の清浄化が可能になる。
【０００８】本発明の請求項２に記載の発明は、回転軸
を有する回転子と、巻き線を有する固定子と、この固定
子を内包し回転軸を支持する軸受けを保持したフレーム
とにより構成されたブラシレスモータを備えるととも
に、複数枚のブレードを有し、前記回転軸に固着された
インペラと、インペラの外周に配置されたエアガイド
と、インペラおよびエアガイドを内包し、中央部に吸気
口を配置し、フレームに固定されたファンケースとを備
え、前記インペラによって発生させ、エアガイドに導か
れた空気をフレーム外周に沿って流す通気路を、フレー
ムの外側に設けた外筒との間に構成し、通気路の終端に
円板状の多孔質体のフィルタを設置したものである。
を有する回転子と、巻き線を有する固定子と、この固定
子を内包し回転軸を支持する軸受けを保持したフレーム
とにより構成されたブラシレスモータを備えるととも
に、複数枚のブレードを有し、前記回転軸に固着された
インペラと、インペラの外周に配置されたエアガイド
と、インペラおよびエアガイドを内包し、中央部に吸気
口を配置し、フレームに固定されたファンケースとを備
え、前記インペラによって発生させ、エアガイドに導か
れた空気をフレーム外周に沿って流す通気路を、フレー
ムの外側に設けた外筒との間に構成し、通気路の終端に
円板状の多孔質体のフィルタを設置したものである。
【０００９】この構成では、通気路の終端に円板状の多
孔質体のフィルタを設置することにより、表面積を大き
くとることができ、より微細なフィルタの設置が可能に
なり、清浄化の性能を高くすることができる。
孔質体のフィルタを設置することにより、表面積を大き
くとることができ、より微細なフィルタの設置が可能に
なり、清浄化の性能を高くすることができる。
【００１０】本発明の請求項３に記載の発明は、回転軸
を有する回転子と、巻き線を有する固定子と、この固定
子を内包し回転軸を支持する軸受けを保持したフレーム
とにより構成されたブラシレスモータを備えるととも
に、複数枚のブレードを有し、回転軸に固着されたイン
ペラと、インペラの外周に配置されたエアガイドと、イ
ンペラおよびエアガイドを内包し、中央部に吸気口を配
置し、フレームに固定されたファンケースとを備え、前
記フレームの外側に設けた外筒との間に構成し、インペ
ラによって発生させ、エアガイドに導かれた空気をフレ
ーム外周に沿って流す通気路を有し、この内部に傾斜し
た辺を有した円筒形のフィルタを設置したものである。
を有する回転子と、巻き線を有する固定子と、この固定
子を内包し回転軸を支持する軸受けを保持したフレーム
とにより構成されたブラシレスモータを備えるととも
に、複数枚のブレードを有し、回転軸に固着されたイン
ペラと、インペラの外周に配置されたエアガイドと、イ
ンペラおよびエアガイドを内包し、中央部に吸気口を配
置し、フレームに固定されたファンケースとを備え、前
記フレームの外側に設けた外筒との間に構成し、インペ
ラによって発生させ、エアガイドに導かれた空気をフレ
ーム外周に沿って流す通気路を有し、この内部に傾斜し
た辺を有した円筒形のフィルタを設置したものである。
【００１１】この構成では、通気路の内部に傾斜した辺
を有した円筒形のフィルタを設置する事により、コンパ
クトな形状でしかもフィルタの表面積を大きくとること
ができ、より排気の清浄化が可能になる。
を有した円筒形のフィルタを設置する事により、コンパ
クトな形状でしかもフィルタの表面積を大きくとること
ができ、より排気の清浄化が可能になる。
【００１２】本発明の請求項４に記載の発明は、回転軸
を有する回転子と、巻き線を有する固定子と、この固定
子を内包し回転軸を支持する軸受けを保持したフレーム
とにより構成されたブラシレスモータを備えるととも
に、複数枚のブレードを有し、回転軸に固着されたイン
ペラと、インペラの外周に配置されたエアガイドと、イ
ンペラおよびエアガイドを内包し、中央部に吸気口を配
置し、フレームに固定されたファンケースとを備え、前
記フレームの外側に設けた外筒との間に構成し、インペ
ラによって発生させ、エアガイドに導かれた空気をフレ
ーム外周に沿って流す通気路を有し、この内部に、折り
目が径方向と一致するよう配置したプリーツを有した円
筒形のフィルタを設置したものである。
を有する回転子と、巻き線を有する固定子と、この固定
子を内包し回転軸を支持する軸受けを保持したフレーム
とにより構成されたブラシレスモータを備えるととも
に、複数枚のブレードを有し、回転軸に固着されたイン
ペラと、インペラの外周に配置されたエアガイドと、イ
ンペラおよびエアガイドを内包し、中央部に吸気口を配
置し、フレームに固定されたファンケースとを備え、前
記フレームの外側に設けた外筒との間に構成し、インペ
ラによって発生させ、エアガイドに導かれた空気をフレ
ーム外周に沿って流す通気路を有し、この内部に、折り
目が径方向と一致するよう配置したプリーツを有した円
筒形のフィルタを設置したものである。
【００１３】この構成では、通気路の内部に、折り目が
径方向と一致するよう配置したプリーツを有した円筒形
のフィルタを設置する事により、コンパクトでしかも、
フィルタの表面積を最大にでき、サブミクロンの粒子の
捕捉も可能になる。
径方向と一致するよう配置したプリーツを有した円筒形
のフィルタを設置する事により、コンパクトでしかも、
フィルタの表面積を最大にでき、サブミクロンの粒子の
捕捉も可能になる。
【００１４】本発明の請求項５に記載の発明は、回転軸
を有する回転子と、巻き線を有する固定子と、この固定
子を内包し回転軸を支持する軸受けを保持したフレーム
とにより構成されたブラシレスモータを備えるととも
に、複数枚のブレードを有し、回転軸に固着されたイン
ペラと、インペラの外周に配置されたエアガイドと、イ
ンペラおよびエアガイドを内包し、中央部に吸気口を配
置し、フレームに固定されたファンケースと、フレーム
の外側に位置したエアガイドから導かれた空気の排気孔
とを備え、前記排気孔の外側に端部が閉じた多孔質の外
筒を設置したものである。
を有する回転子と、巻き線を有する固定子と、この固定
子を内包し回転軸を支持する軸受けを保持したフレーム
とにより構成されたブラシレスモータを備えるととも
に、複数枚のブレードを有し、回転軸に固着されたイン
ペラと、インペラの外周に配置されたエアガイドと、イ
ンペラおよびエアガイドを内包し、中央部に吸気口を配
置し、フレームに固定されたファンケースと、フレーム
の外側に位置したエアガイドから導かれた空気の排気孔
とを備え、前記排気孔の外側に端部が閉じた多孔質の外
筒を設置したものである。
【００１５】この構成では、排気孔の外側に端部が閉じ
た多孔質の外筒を設置することにより、フィルタの面積
を大きくすることができるとともに、排気を分散させる
ことにより、気流騒音を低減できる。
た多孔質の外筒を設置することにより、フィルタの面積
を大きくすることができるとともに、排気を分散させる
ことにより、気流騒音を低減できる。
【００１６】本発明の請求項６に記載の発明は、回転軸
を有する回転子と、巻き線を有する固定子と、この固定
子を内包し回転軸を支持する軸受けを保持したフレーム
とにより構成されたブラシレスモータを備えるととも
に、複数枚のブレードを有し、回転軸に固着されたイン
ペラと、インペラの外周に配置されたエアガイドと、イ
ンペラおよびエアガイドを内包し、中央部に吸気口を配
置し、フレームに固定されたファンケースと、フレーム
の外側に位置したエアガイドから導かれた空気の排気孔
とを備え、前記排気孔の外側に端部が閉じた多孔質の外
筒を設け、排気孔近くは開口率の小さい密度の大きな多
孔質材とし、端部に近くなるにつれ、段階的に密度を小
さくしたものである。
を有する回転子と、巻き線を有する固定子と、この固定
子を内包し回転軸を支持する軸受けを保持したフレーム
とにより構成されたブラシレスモータを備えるととも
に、複数枚のブレードを有し、回転軸に固着されたイン
ペラと、インペラの外周に配置されたエアガイドと、イ
ンペラおよびエアガイドを内包し、中央部に吸気口を配
置し、フレームに固定されたファンケースと、フレーム
の外側に位置したエアガイドから導かれた空気の排気孔
とを備え、前記排気孔の外側に端部が閉じた多孔質の外
筒を設け、排気孔近くは開口率の小さい密度の大きな多
孔質材とし、端部に近くなるにつれ、段階的に密度を小
さくしたものである。
【００１７】この構成では、排気孔近くは開口率の小さ
い密度の大きな多孔質材とし、端部に近くなるにつれ、
段階的に密度を小さくする事により、フィルタの面積を
大きくできると共に、流速を次第に減速でき、圧力回復
ができ、電動送風機の効率が上がる。
い密度の大きな多孔質材とし、端部に近くなるにつれ、
段階的に密度を小さくする事により、フィルタの面積を
大きくできると共に、流速を次第に減速でき、圧力回復
ができ、電動送風機の効率が上がる。
【００１８】
【実施例】（実施例１）図１に本発明の第１の実施例を
示す。図は家庭用の掃除機などに使用されている電動送
風機を示しており、送風機部と、電動機部に分けられ
る。電動機はブラシレスモータが使用されている。
（ａ）はエアガイド、インペラ部を示す平面断面図、
（ｂ）は正面断面図、（ｃ）は排気側からみた後面図を
示す。以下、図１および図２に基づいて説明する。
示す。図は家庭用の掃除機などに使用されている電動送
風機を示しており、送風機部と、電動機部に分けられ
る。電動機はブラシレスモータが使用されている。
（ａ）はエアガイド、インペラ部を示す平面断面図、
（ｂ）は正面断面図、（ｃ）は排気側からみた後面図を
示す。以下、図１および図２に基づいて説明する。
【００１９】図において、１は回転子で、図２に回転子
の断面図を示す。回転子１は磁石２が外周に設置された
コア部３と、回転軸４により構成されている。５は回転
子１の磁石２と対向するようにその外周に配置された固
定子で、巻き線６を有している。固定子５はフレーム７
に固着されており、又このフレーム７にはブラケット
８、９を介して軸受け１０、１１が保持され、回転軸３
を軸支している。
の断面図を示す。回転子１は磁石２が外周に設置された
コア部３と、回転軸４により構成されている。５は回転
子１の磁石２と対向するようにその外周に配置された固
定子で、巻き線６を有している。固定子５はフレーム７
に固着されており、又このフレーム７にはブラケット
８、９を介して軸受け１０、１１が保持され、回転軸３
を軸支している。
【００２０】１２は遠心型のインペラを示し、複数枚の
ブレード２４を有している。１３はインペラ１２の外周
に配置されたエアガイドであり、複数チャンネルの独立
したディフューザ部１４で構成され、インペラ１２から
排出された気流を徐々に減速し、圧力回復を行ってい
る。１５はファンケースを示しており、中央部に空気が
流入するための吸気口１６が設けられている。ファンケ
ース１５は電動機のブラケット８の外周に圧入固定され
ている。エアガイド１３のディフューザ１４の外側のブ
ラケット部には電動機の外部に開口した連通口１７が設
けられている。
ブレード２４を有している。１３はインペラ１２の外周
に配置されたエアガイドであり、複数チャンネルの独立
したディフューザ部１４で構成され、インペラ１２から
排出された気流を徐々に減速し、圧力回復を行ってい
る。１５はファンケースを示しており、中央部に空気が
流入するための吸気口１６が設けられている。ファンケ
ース１５は電動機のブラケット８の外周に圧入固定され
ている。エアガイド１３のディフューザ１４の外側のブ
ラケット部には電動機の外部に開口した連通口１７が設
けられている。
【００２１】電動機フレーム７の外周にはファンケース
１５と連結した円筒ケース１８が固定されており、フレ
ーム７との間で通気路１９を構成している。２１は通気
路１９内に設けられたフィルタであり、リング状の多孔
質体でできている。このフィルタ２１は下流側に設けら
れ外筒１８およびフレーム７固定された取り付け具２２
によって止められている。
１５と連結した円筒ケース１８が固定されており、フレ
ーム７との間で通気路１９を構成している。２１は通気
路１９内に設けられたフィルタであり、リング状の多孔
質体でできている。このフィルタ２１は下流側に設けら
れ外筒１８およびフレーム７固定された取り付け具２２
によって止められている。
【００２２】次に作用について述べる。インペラ駆動用
の電動機は、回転子１が磁石２で構成されており、固定
子４に巻かれた巻き線５を励磁する事により、回転磁界
を生じさせ、この磁界と同期して回転子１が回転する。
回転磁界を生じさせるために、固定子側には交番電圧を
印加する必要があり、半導体のスイッチング素子を順次
駆動するインバータ回路で電源が構成されている（図示
せず）。この種のブラシレスモータは、整流子を有した
交流整流子モータに比べ、発熱量が小さく、又ブラシの
ような機械的な接触により給電する必要が無く、固定子
側を冷却するだけで十分である。
の電動機は、回転子１が磁石２で構成されており、固定
子４に巻かれた巻き線５を励磁する事により、回転磁界
を生じさせ、この磁界と同期して回転子１が回転する。
回転磁界を生じさせるために、固定子側には交番電圧を
印加する必要があり、半導体のスイッチング素子を順次
駆動するインバータ回路で電源が構成されている（図示
せず）。この種のブラシレスモータは、整流子を有した
交流整流子モータに比べ、発熱量が小さく、又ブラシの
ような機械的な接触により給電する必要が無く、固定子
側を冷却するだけで十分である。
【００２３】インペラ１２を高速で回転させることによ
って生じる気流は吸気口１５から吸引され、エアガイド
１３のディフューザ部１４で拡大圧力回復される。ディ
フューザ部１４より出た気流は、ブラケット外周に設け
られた連通口１７を通って、通気路１９に導かれ、電動
機フレーム７を冷却し、排気される。このように従来の
交流整流子電動機を使用した場合に比べ、電動機内部、
すなわちフレーム７内に風を流す必要が無く、図２に示
すように、フレーム７と固定子５の間に通風路を設ける
必要が無く、コンパクトな電動機が構成される。又、デ
ィフューザ部１４から出た気流を電動機内部に導くため
に、気流を再び内側に曲げる必要が無く、通過圧損が低
減され効率の向上が図られる。ブラシが無いためブラシ
の摩耗による塵埃が排気に含まれることは無く清浄な排
気が得られる。構造上、通気路１９は単純な形をしてい
るため、通気路１９の途中に、リング状多孔質体のフィ
ルタ２１を設置すれば、たとえば掃除機の集塵袋等が破
損し塵埃が吸引されても、フィルタ２１で止められ排気
に含まれる事はない。フィルタ２１は下流側に設けられ
た取り付け具２２で止められ、気流の圧力ではずれる事
はない。
って生じる気流は吸気口１５から吸引され、エアガイド
１３のディフューザ部１４で拡大圧力回復される。ディ
フューザ部１４より出た気流は、ブラケット外周に設け
られた連通口１７を通って、通気路１９に導かれ、電動
機フレーム７を冷却し、排気される。このように従来の
交流整流子電動機を使用した場合に比べ、電動機内部、
すなわちフレーム７内に風を流す必要が無く、図２に示
すように、フレーム７と固定子５の間に通風路を設ける
必要が無く、コンパクトな電動機が構成される。又、デ
ィフューザ部１４から出た気流を電動機内部に導くため
に、気流を再び内側に曲げる必要が無く、通過圧損が低
減され効率の向上が図られる。ブラシが無いためブラシ
の摩耗による塵埃が排気に含まれることは無く清浄な排
気が得られる。構造上、通気路１９は単純な形をしてい
るため、通気路１９の途中に、リング状多孔質体のフィ
ルタ２１を設置すれば、たとえば掃除機の集塵袋等が破
損し塵埃が吸引されても、フィルタ２１で止められ排気
に含まれる事はない。フィルタ２１は下流側に設けられ
た取り付け具２２で止められ、気流の圧力ではずれる事
はない。
【００２４】また、図３のように、複数の孔２３を設け
た取り付け具２５全面でフィルタ２１を支持する構成に
すれば、より強固にフィルタ２１を支持できる。又接着
剤等を使用することがないため保守も簡単である。
た取り付け具２５全面でフィルタ２１を支持する構成に
すれば、より強固にフィルタ２１を支持できる。又接着
剤等を使用することがないため保守も簡単である。
【００２５】（実施例２）本発明の第２の実施例を図４
に示す。なお、第１の実施例と同一構成部品には同一符
号を付しその説明を省略する。
に示す。なお、第１の実施例と同一構成部品には同一符
号を付しその説明を省略する。
【００２６】図４において、３１は通気路１９の終端に
設けられた円板状多孔質体のフィルタであり、取り付け
蓋３２で外筒３３の端部に取り付けられている。取り付
け蓋３２の周囲には鍔３４が設けられているため、フィ
ルタが圧力に負けてはずれる事は無い。
設けられた円板状多孔質体のフィルタであり、取り付け
蓋３２で外筒３３の端部に取り付けられている。取り付
け蓋３２の周囲には鍔３４が設けられているため、フィ
ルタが圧力に負けてはずれる事は無い。
【００２７】図５に取り付け蓋のいくつかの形状の例を
示す。（ａ）は複数の円形の通気孔３５を設けた例で、
（ｂ）は支柱３６を利用してフィルタ３１を取り付ける
例であり、（ｃ）は格子状の支柱３７を設けた例であ
る。
示す。（ａ）は複数の円形の通気孔３５を設けた例で、
（ｂ）は支柱３６を利用してフィルタ３１を取り付ける
例であり、（ｃ）は格子状の支柱３７を設けた例であ
る。
【００２８】フィルタ３１を取り付けるため、電動送風
機の寸法は軸方向に少し大きくなるが、フィルタ３１の
面積が大きくとれ、より微細なフィルタを用いることが
でき、又、流速が低くなるため騒音への影響も小さい。
取り付け蓋３２を取り外し可能な構成にしておけば、フ
ィルタ３１の取り替え等の保守も簡単である。
機の寸法は軸方向に少し大きくなるが、フィルタ３１の
面積が大きくとれ、より微細なフィルタを用いることが
でき、又、流速が低くなるため騒音への影響も小さい。
取り付け蓋３２を取り外し可能な構成にしておけば、フ
ィルタ３１の取り替え等の保守も簡単である。
【００２９】（実施例３）本発明の第３の実施例を図６
に示す。なお、第１の実施例と同一構成部品には同一符
号を付しその説明を省略する。
に示す。なお、第１の実施例と同一構成部品には同一符
号を付しその説明を省略する。
【００３０】図において、４１は傾斜辺を有した円筒形
のフィルタであり、電動機のフレーム７と外筒１８の間
の通気路１９に設置されている。円筒形のフィルタ４１
の径大部４２は外筒１８の上流側内周に止め輪Ａ４３を
用いて内側から固着されている。径小４４の部分は電動
機のフレーム７の下流側外周に止め輪Ｂ４５を用いて固
着されている。
のフィルタであり、電動機のフレーム７と外筒１８の間
の通気路１９に設置されている。円筒形のフィルタ４１
の径大部４２は外筒１８の上流側内周に止め輪Ａ４３を
用いて内側から固着されている。径小４４の部分は電動
機のフレーム７の下流側外周に止め輪Ｂ４５を用いて固
着されている。
【００３１】矢印４６で示すように空気は流れるので、
フィルタ４１で微細な塵埃は捕集される。フィルタ４１
は通気路１９内部にコンパクトに設置できる割に、その
有効な表面積は大きくすることができ、微細なフィルタ
が利用できる。保守に関しても、外筒１８を取り外し可
能にしておけばフィルタの取り外しは容易である。
フィルタ４１で微細な塵埃は捕集される。フィルタ４１
は通気路１９内部にコンパクトに設置できる割に、その
有効な表面積は大きくすることができ、微細なフィルタ
が利用できる。保守に関しても、外筒１８を取り外し可
能にしておけばフィルタの取り外しは容易である。
【００３２】（実施例４）本発明の第６の実施例を図７
に示す。なお、第１の実施例と同一構成部品には同一符
号を付しその説明を省略する。
に示す。なお、第１の実施例と同一構成部品には同一符
号を付しその説明を省略する。
【００３３】図において、５１はプリーツを有した円筒
径のフィルタであり、電動機のフレーム７と外筒１８の
間の通気路１９に設置されている。（ｃ）にこのフィル
タ５１を側面からみた図を示す。図中の矢印５３は空気
の流れを示す。折り目は径方向と一致しており、風の流
れに対し直角になっている。すなわち、フィルタ面は風
の流れに対面するようになり、フィルタの有効な表面積
が大きくとれる。
径のフィルタであり、電動機のフレーム７と外筒１８の
間の通気路１９に設置されている。（ｃ）にこのフィル
タ５１を側面からみた図を示す。図中の矢印５３は空気
の流れを示す。折り目は径方向と一致しており、風の流
れに対し直角になっている。すなわち、フィルタ面は風
の流れに対面するようになり、フィルタの有効な表面積
が大きくとれる。
【００３４】図８に示すように、外筒１８の内周、フレ
ーム７の外周には弾性体５２がそれぞれ巻かれており、
この弾性体５２を介して、フィルタ５１を挟持している
ため、風の漏れは無い。フレーム７及び外筒１８が簡単
な形状をしているため、上述した簡単な取り付け方法で
精度良くフィルタ５１を固定できる。又、コンパクトに
通気路１９に内包出来ると共に、表面積も最大限大きく
とれ、微細なフィルタが使え、サブミクロンの塵埃も捕
集可能になる。
ーム７の外周には弾性体５２がそれぞれ巻かれており、
この弾性体５２を介して、フィルタ５１を挟持している
ため、風の漏れは無い。フレーム７及び外筒１８が簡単
な形状をしているため、上述した簡単な取り付け方法で
精度良くフィルタ５１を固定できる。又、コンパクトに
通気路１９に内包出来ると共に、表面積も最大限大きく
とれ、微細なフィルタが使え、サブミクロンの塵埃も捕
集可能になる。
【００３５】（実施例５）本発明の第６の実施例を図９
に示す。なお、第１の実施例と同一構成部品には同一符
号を付しその説明を省略する。
に示す。なお、第１の実施例と同一構成部品には同一符
号を付しその説明を省略する。
【００３６】図において、６１は端部が閉じたフィル
タ、すなわち有底の円筒形をした外筒を兼用したフィル
タであり、ファンケース１５にバンド６２で固着してあ
る。このフィルタ６１は、発泡ウレタンの様な多孔質
体、不織布、あるいは布でも可能である。すなわち表面
積を比較的大きくとれ、簡単な構成で、しかもブラシの
様な突起物、充電体が無く、様々なフィルタ材料が用い
ることができ、容易に清浄な排気が可能になる。又気流
も広範囲に分散するため気流音も小さく抑えることがで
きる。６３の矢印は風の流れを示す。
タ、すなわち有底の円筒形をした外筒を兼用したフィル
タであり、ファンケース１５にバンド６２で固着してあ
る。このフィルタ６１は、発泡ウレタンの様な多孔質
体、不織布、あるいは布でも可能である。すなわち表面
積を比較的大きくとれ、簡単な構成で、しかもブラシの
様な突起物、充電体が無く、様々なフィルタ材料が用い
ることができ、容易に清浄な排気が可能になる。又気流
も広範囲に分散するため気流音も小さく抑えることがで
きる。６３の矢印は風の流れを示す。
【００３７】（実施例６）本発明の第６の実施例を図１
０に示す。なお、第１の実施例と同一構成部品には同一
符号を付しその説明を省略する。
０に示す。なお、第１の実施例と同一構成部品には同一
符号を付しその説明を省略する。
【００３８】図において、７１は端部が閉じた、すなわ
ち有底の円筒形をしたフィルタであり、ファンケース１
５にバンド７２で固着してある。フィルタ７１は上流側
すなわち連通孔１７に近い付近７３は密度の高い材質で
形成されており、下流側に従って密度が低い多孔質のフ
ィルタ材料７４，７５，７６で構成され、すなわち気流
が下流側ほどフィルタを通過し易くなっている。このよ
うな構成は、それぞれの素材を接着あるいは溶着して製
作できる。又密度の同じ材質を重ね合わせる、あるい
は、厚みを徐々に変えていくことでも実現できる。な
お、フィルタ材料を変えずとも、図１１のように、フィ
ルタ８０外側に透過面積が徐々に変化するようなカバー
７７を設置しても同様な効果が期待できる。
ち有底の円筒形をしたフィルタであり、ファンケース１
５にバンド７２で固着してある。フィルタ７１は上流側
すなわち連通孔１７に近い付近７３は密度の高い材質で
形成されており、下流側に従って密度が低い多孔質のフ
ィルタ材料７４，７５，７６で構成され、すなわち気流
が下流側ほどフィルタを通過し易くなっている。このよ
うな構成は、それぞれの素材を接着あるいは溶着して製
作できる。又密度の同じ材質を重ね合わせる、あるい
は、厚みを徐々に変えていくことでも実現できる。な
お、フィルタ材料を変えずとも、図１１のように、フィ
ルタ８０外側に透過面積が徐々に変化するようなカバー
７７を設置しても同様な効果が期待できる。
【００３９】通過する気流の量を線の長さと太さに比例
して描けば矢印７８の様になり、排気気流は下流に行く
に従ってフィルタを透過する成分が増える。言い換えれ
ば気流の速度は下流側に流れるにつれ減速していく。こ
れは流れの持つ動圧徐々に静圧に変換できることであ
り、損失を小さくでき、排気が清浄でしかも効率の良い
電動送風機が実現できる。
して描けば矢印７８の様になり、排気気流は下流に行く
に従ってフィルタを透過する成分が増える。言い換えれ
ば気流の速度は下流側に流れるにつれ減速していく。こ
れは流れの持つ動圧徐々に静圧に変換できることであ
り、損失を小さくでき、排気が清浄でしかも効率の良い
電動送風機が実現できる。
【００４０】
【発明の効果】本発明の請求項１記載の発明では、電動
機をブラシレスタイプにし、インペラから送出される気
流を流す通気路を電動機外周、すなわちフレーム外周に
設ける事により、簡単な構造の通気路が実現でき、この
通気路にフィルタを介在させることにより、簡単な形の
フィルタを精度良く取り付けることができる。これによ
り、フィルタの周囲からの漏れを抑えることができ、微
細なフィルタを用いれば清浄な排気を電動送風機自身で
実現でき。又電気掃除機に組み込んだとき、掃除機本体
の排気フィルタ構成が簡略化でき、コンパクトな掃除機
が実現できる。
機をブラシレスタイプにし、インペラから送出される気
流を流す通気路を電動機外周、すなわちフレーム外周に
設ける事により、簡単な構造の通気路が実現でき、この
通気路にフィルタを介在させることにより、簡単な形の
フィルタを精度良く取り付けることができる。これによ
り、フィルタの周囲からの漏れを抑えることができ、微
細なフィルタを用いれば清浄な排気を電動送風機自身で
実現でき。又電気掃除機に組み込んだとき、掃除機本体
の排気フィルタ構成が簡略化でき、コンパクトな掃除機
が実現できる。
【００４１】本発明の請求項２記載の発明では、通気路
を構成する外筒の端部に円板状のフィルタを設けること
により、フィルタの面積を充分大きくすることができ、
微細なフィルタの使用ができる。又フィルタの取り外し
も簡単で保守が容易である。
を構成する外筒の端部に円板状のフィルタを設けること
により、フィルタの面積を充分大きくすることができ、
微細なフィルタの使用ができる。又フィルタの取り外し
も簡単で保守が容易である。
【００４２】本発明の請求項３記載の発明では、傾斜し
た辺を有した円筒状のフィルタを通気路の中に設置する
ことにより、コンパクトでしかも面積の大きなフィルタ
を使用できる。取り付けも外筒、電動機フレームに簡単
にかつ強固に取り付けることができ、気流の漏れの可能
性も低い。すなわち、コンパクトで、かつ非常に清浄な
排気を得ることが可能になる。
た辺を有した円筒状のフィルタを通気路の中に設置する
ことにより、コンパクトでしかも面積の大きなフィルタ
を使用できる。取り付けも外筒、電動機フレームに簡単
にかつ強固に取り付けることができ、気流の漏れの可能
性も低い。すなわち、コンパクトで、かつ非常に清浄な
排気を得ることが可能になる。
【００４３】本発明の請求項４記載の発明では、フレー
ムと外筒によって構成された通気路は非常に単純で簡単
な形状にできるため、プリーツ状の比較的複雑な形状の
フィルタを隙間を持たさずに設置する事ができ、コンパ
クトな形状の中で最大限表面積を大きくとることがで
き、サブミクロンの塵埃も捕捉でき、非常に清浄な排気
が実現できる。
ムと外筒によって構成された通気路は非常に単純で簡単
な形状にできるため、プリーツ状の比較的複雑な形状の
フィルタを隙間を持たさずに設置する事ができ、コンパ
クトな形状の中で最大限表面積を大きくとることがで
き、サブミクロンの塵埃も捕捉でき、非常に清浄な排気
が実現できる。
【００４４】本発明の請求項５記載の発明では、ファン
ケースに直接有底の円筒形フィルタを被せるように取り
付ける事により、簡単な構造で容易にフィルタの表面積
を大きくでき、清浄な排気を得ることができる。保守に
関しても取り外しが容易である。ブラシなどが邪魔にな
ることもなくフィルタとして自由な素材を選ぶことがで
きる。又、エアガイドからでた気流はフィルタの側面に
沿って流れるためフィルタなどに気流が衝突して騒音を
発生したり、損失になることもない。
ケースに直接有底の円筒形フィルタを被せるように取り
付ける事により、簡単な構造で容易にフィルタの表面積
を大きくでき、清浄な排気を得ることができる。保守に
関しても取り外しが容易である。ブラシなどが邪魔にな
ることもなくフィルタとして自由な素材を選ぶことがで
きる。又、エアガイドからでた気流はフィルタの側面に
沿って流れるためフィルタなどに気流が衝突して騒音を
発生したり、損失になることもない。
【００４５】本発明の請求項６記載の発明では、ファン
ケースに、有底の円筒フィルタを直接取り付け、下流に
向かうに従ってフィルタの密度を小さくすることによ
り、排気流が徐々に減速され損失の小さな圧力回復が可
能になり、清浄な排気が得られると共に、効率のたかい
電動送風機が得られる。
ケースに、有底の円筒フィルタを直接取り付け、下流に
向かうに従ってフィルタの密度を小さくすることによ
り、排気流が徐々に減速され損失の小さな圧力回復が可
能になり、清浄な排気が得られると共に、効率のたかい
電動送風機が得られる。
【図１】（ａ）本発明の第１の実施例を示すエアガイド
及びインペラ部の平面図 （ｂ）同電動送風機の一部破断正面図 （ｃ）電動送風機の排気側からみた平面図
及びインペラ部の平面図 （ｂ）同電動送風機の一部破断正面図 （ｃ）電動送風機の排気側からみた平面図
【図２】同電動送風機の回転子の平断面図
【図３】（ａ）本発明の第１の実施例のフィルタ取り付
け部の他の例を示す縦断面図 （ｂ）同平断面図
け部の他の例を示す縦断面図 （ｂ）同平断面図
【図４】（ａ）本発明の第２の実施例を示すエアガイド
及びインペラ部の平面図 （ｂ）同電動送風機の一部破断正面図 （ｃ）電動送風機の排気側からみた平面図
及びインペラ部の平面図 （ｂ）同電動送風機の一部破断正面図 （ｃ）電動送風機の排気側からみた平面図
【図５】（ａ）本発明の第２の実施例の取り付け蓋の他
の例を示す平面図 （ｂ）本発明の第２の実施例の取り付け蓋の他の例を示
す平面図 （ｃ）本発明の第２の実施例の取り付け蓋の他の例を示
す平面図
の例を示す平面図 （ｂ）本発明の第２の実施例の取り付け蓋の他の例を示
す平面図 （ｃ）本発明の第２の実施例の取り付け蓋の他の例を示
す平面図
【図６】（ａ）本発明の第３の実施例を示すエアガイド
及びインペラ部の平面図 （ｂ）同電動送風機の一部破断正面図 （ｃ）同電動送風機の排気側からみた平面図
及びインペラ部の平面図 （ｂ）同電動送風機の一部破断正面図 （ｃ）同電動送風機の排気側からみた平面図
【図７】（ａ）本発明の第４の実施例を示す電動送風機
の一部破断正面図 （ｂ）同電動送風機の排気側からみた平面図 （ｃ）フィルタ部分の断面図
の一部破断正面図 （ｂ）同電動送風機の排気側からみた平面図 （ｃ）フィルタ部分の断面図
【図８】（ａ）本発明の第４の実施例のフィルタ周辺の
他の例を示す断面図 （ｂ）同電動送風機の排気側からみた要部平面図
他の例を示す断面図 （ｂ）同電動送風機の排気側からみた要部平面図
【図９】（ａ）本発明の第５の実施例を示す電動送風機
の一部破断正面図 （ｂ）同電動送風機の排気側からみた平面図
の一部破断正面図 （ｂ）同電動送風機の排気側からみた平面図
【図１０】（ａ）本発明の第６の実施例を示す電動送風
機の一部破断正面図 （ｂ）同電動送風機の排気側からみた平面図
機の一部破断正面図 （ｂ）同電動送風機の排気側からみた平面図
【図１１】（ａ）本発明の第６の実施例の他の例を示す
電動送風機の一部破断正面図 （ｂ）同電動送風機の排気側からみた平面図
電動送風機の一部破断正面図 （ｂ）同電動送風機の排気側からみた平面図
【図１２】（ａ）従来の電動送風機の一部破断正面図 （ｂ）同電動送風機の中央部の断面図
１ 回転子 ２ 磁石 ４ 回転軸 ５ 固定子 ７ フレーム １２ インペラ １３ エアガイド １５ ファンケース １６ 吸気口 １８ 外筒 １９ 通気路 ２１ フィルタ ３１ フィルタ ４１ フィルタ ５１ フィルタ ５２ 弾性体 ６１ フィルタ ７１ フィルタ
Claims (6)
- 【請求項１】 回転軸を有する回転子と、巻き線を有す
る固定子と、この固定子を内包し回転軸を支持する軸受
けを保持したフレームとにより構成されたブラシレスモ
ータを備えるとともに、複数枚のブレードを有し、前記
回転軸に固着されたインペラと、インペラの外周に配置
されたエアガイドと、インペラおよびエアガイドを内包
し、中央部に吸気口を配置し、フレームに固定されたフ
ァンケースとを備え、前記フレームの外側に外筒を設
け、インペラによって発生させ、エアガイドに導かれた
空気をフレーム外周に沿って流す通気路を外筒とフレー
ム間に構成し、この間にリング状多孔質体のフィルタを
設置した電動送風機。 - 【請求項２】 回転軸を有する回転子と、巻き線を有す
る固定子と、この固定子を内包し回転軸を支持する軸受
けを保持したフレームとにより構成されたブラシレスモ
ータを備えるとともに、複数枚のブレードを有し、前記
回転軸に固着されたインペラと、インペラの外周に配置
されたエアガイドと、インペラおよびエアガイドを内包
し、中央部に吸気口を配置し、フレームに固定されたフ
ァンケースとを備え、前記インペラによって発生させ、
エアガイドに導かれた空気をフレーム外周に沿って流す
通気路を、フレームの外側に設けた外筒との間に構成
し、通気路の終端に円板状の多孔質体のフィルタを設置
した電動送風機。 - 【請求項３】 回転軸を有する回転子と、巻き線を有す
る固定子と、この固定子を内包し回転軸を支持する軸受
けを保持したフレームとにより構成されたブラシレスモ
ータを備えるとともに、複数枚のブレードを有し、回転
軸に固着されたインペラと、インペラの外周に配置され
たエアガイドと、インペラおよびエアガイドを内包し、
中央部に吸気口を配置し、フレームに固定されたファン
ケースとを備え、前記フレームの外側に設けた外筒との
間に構成し、インペラによって発生させ、エアガイドに
導かれた空気をフレーム外周に沿って流す通気路を有
し、この内部に傾斜した辺を有した円筒形のフィルタを
設置した電動送風機。 - 【請求項４】 回転軸を有する回転子と、巻き線を有す
る固定子と、この固定子を内包し回転軸を支持する軸受
けを保持したフレームとにより構成されたブラシレスモ
ータを備えるとともに、複数枚のブレードを有し、回転
軸に固着されたインペラと、インペラの外周に配置され
たエアガイドと、インペラおよびエアガイドを内包し、
中央部に吸気口を配置し、フレームに固定されたファン
ケースとを備え、前記フレームの外側に設けた外筒との
間に構成し、インペラによって発生させ、エアガイドに
導かれた空気をフレーム外周に沿って流す通気路を有
し、この内部に、折り目が径方向と一致するよう配置し
たプリーツを有した円筒形のフィルタを設置した電動送
風機。 - 【請求項５】 回転軸を有する回転子と、巻き線を有す
る固定子と、この固定子を内包し回転軸を支持する軸受
けを保持したフレームとにより構成されたブラシレスモ
ータを備えるとともに、複数枚のブレードを有し、回転
軸に固着されたインペラと、インペラの外周に配置され
たエアガイドと、インペラおよびエアガイドを内包し、
中央部に吸気口を配置し、フレームに固定されたファン
ケースと、フレームの外側に位置したエアガイドから導
かれた空気の排気孔とを備え、前記排気孔の外側に端部
が閉じた多孔質の外筒を設置した電動送風機。 - 【請求項６】 回転軸を有する回転子と、巻き線を有す
る固定子と、この固定子を内包し回転軸を支持する軸受
けを保持したフレームとにより構成されたブラシレスモ
ータを備えるとともに、複数枚のブレードを有し、回転
軸に固着されたインペラと、インペラの外周に配置され
たエアガイドと、インペラおよびエアガイドを内包し、
中央部に吸気口を配置し、フレームに固定されたファン
ケースと、フレームの外側に位置したエアガイドから導
かれた空気の排気孔とを備え、前記排気孔の外側に端部
が閉じた多孔質の外筒を設け、排気孔近くは、開口率の
小さい密度の大きな多孔質材とし、端部に近くなるにつ
れ、段階的に密度を小さくした電動送風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10142688A JPH11336700A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 電動送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10142688A JPH11336700A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 電動送風機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11336700A true JPH11336700A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15321224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10142688A Pending JPH11336700A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 電動送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11336700A (ja) |
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- 1998-05-25 JP JP10142688A patent/JPH11336700A/ja active Pending
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