JPH05288195A - 電動送風機 - Google Patents
電動送風機Info
- Publication number
- JPH05288195A JPH05288195A JP8551192A JP8551192A JPH05288195A JP H05288195 A JPH05288195 A JP H05288195A JP 8551192 A JP8551192 A JP 8551192A JP 8551192 A JP8551192 A JP 8551192A JP H05288195 A JPH05288195 A JP H05288195A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric motor
- blower
- electric
- air
- bearing
- Prior art date
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- Pending
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- Electric Suction Cleaners (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動機側の温度上昇を防ぎ、軸受等の熱によ
る劣化を抑える 【構成】 電動機２の外に引き出した回転軸３の軸周り
に、吸込み側を電動機２側に、吐出し側をその反対側に
それぞれした送風機１を電動機２に連ねて構成し、電動
機２側に該電動機２の外側又は内部を経て送風機１の吸
込み側に空気流を通す通風路１４を構成する。 【効果】 空気の流れに関し送風機の前段に電動機があ
り、送風機で温度上昇した空気が電動機に流れないの
で、電動機の温度上昇を抑えることができる。
る劣化を抑える 【構成】 電動機２の外に引き出した回転軸３の軸周り
に、吸込み側を電動機２側に、吐出し側をその反対側に
それぞれした送風機１を電動機２に連ねて構成し、電動
機２側に該電動機２の外側又は内部を経て送風機１の吸
込み側に空気流を通す通風路１４を構成する。 【効果】 空気の流れに関し送風機の前段に電動機があ
り、送風機で温度上昇した空気が電動機に流れないの
で、電動機の温度上昇を抑えることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は電気掃除機や気泡風呂
の気泡発生装置に供せられる電動送風機に関するもので
ある。
の気泡発生装置に供せられる電動送風機に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来における上記この種の電動送風機
は、例えば特開昭６３ー２９５９００号公報に示されて
いるような構成となっている。即ち、図３に示すよう
に、ターボ型の送風機２０の後段に駆動用の電動機２１
が連結され、送風機２０の吹出し側が電動機２１内に通
じ、電動機２１の後端に通風孔２２が外部に開口した構
成である。電動機２１の回転軸は後端と送風機側の二箇
所において軸受２３に保持され、送風機側に延出した回
転軸に導翼２４が取り付けられている。導翼２４は、前
部に吸込口２５を持ち後端が電動機２１の一側を包んで
電動機２１の外殻に固着されたファンケーシング２６に
収められ、ファンケーシング２６内において回転軸の回
転により回転する。送風機側と電動機側とは電動機２１
の外殻の一側により区画され、この部分の中央に設けら
れた軸受ハウジングの外周部に通風孔２７が開設されて
いる。
は、例えば特開昭６３ー２９５９００号公報に示されて
いるような構成となっている。即ち、図３に示すよう
に、ターボ型の送風機２０の後段に駆動用の電動機２１
が連結され、送風機２０の吹出し側が電動機２１内に通
じ、電動機２１の後端に通風孔２２が外部に開口した構
成である。電動機２１の回転軸は後端と送風機側の二箇
所において軸受２３に保持され、送風機側に延出した回
転軸に導翼２４が取り付けられている。導翼２４は、前
部に吸込口２５を持ち後端が電動機２１の一側を包んで
電動機２１の外殻に固着されたファンケーシング２６に
収められ、ファンケーシング２６内において回転軸の回
転により回転する。送風機側と電動機側とは電動機２１
の外殻の一側により区画され、この部分の中央に設けら
れた軸受ハウジングの外周部に通風孔２７が開設されて
いる。
【０００３】上記構成の電動送風機は、電動機２１への
通電により導翼２４がファンケーシング２６内で回転
し、吸込口２５から空気が吸い込まれる。吸い込まれた
空気は導翼２４の遠心力により昇圧され導翼２４の外周
側から背後に形成された吹出し側の通風路に至り、電動
機２１の一側の通風孔２７から電動機２１内へ流入し、
電動機２１の後端の通風孔２２から外部へ吹出される。
通電により導翼２４がファンケーシング２６内で回転
し、吸込口２５から空気が吸い込まれる。吸い込まれた
空気は導翼２４の遠心力により昇圧され導翼２４の外周
側から背後に形成された吹出し側の通風路に至り、電動
機２１の一側の通風孔２７から電動機２１内へ流入し、
電動機２１の後端の通風孔２２から外部へ吹出される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電動送風
機では、送風機２０において摩擦等により温度上昇した
空気が電動機２１内に流れ込むので、電動機２１の温度
上昇に拍車がかかるばかりでなく、軸受２３のグリスの
粘性が低下し軸受２３の劣化の他、電動機２１のコイル
の絶縁性の劣化などを招きやすい。また、気泡風呂の気
泡発生装置のように吐出し空気により仕事をさせるよう
な場合に、吐出側に圧力損失がかかると、送風機側空間
と電動機側空間とに圧力差ができ、この間に介在してい
る軸受２３のグリスが粘性の低下により流動しやすくな
っているため押し出されやすいといった課題を含んでい
る。
機では、送風機２０において摩擦等により温度上昇した
空気が電動機２１内に流れ込むので、電動機２１の温度
上昇に拍車がかかるばかりでなく、軸受２３のグリスの
粘性が低下し軸受２３の劣化の他、電動機２１のコイル
の絶縁性の劣化などを招きやすい。また、気泡風呂の気
泡発生装置のように吐出し空気により仕事をさせるよう
な場合に、吐出側に圧力損失がかかると、送風機側空間
と電動機側空間とに圧力差ができ、この間に介在してい
る軸受２３のグリスが粘性の低下により流動しやすくな
っているため押し出されやすいといった課題を含んでい
る。
【０００５】この発明はかかる従来の課題を解決するた
めになされたもので、電動機の温度上昇を防ぎ、軸受等
の劣化を抑えることができる電動送風機を得ることを目
的とする。
めになされたもので、電動機の温度上昇を防ぎ、軸受等
の劣化を抑えることができる電動送風機を得ることを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電動送風
機は、電動機の外に引き出した回転軸周りに、吸込み側
を電動機側に吐出し側をその反対側にした送風機を上記
電動機に連ねて構成し、上記電動機側に電動機の外側又
は内部を経て送風機の吸込み側に空気流を通す通風路を
構成したものである。
機は、電動機の外に引き出した回転軸周りに、吸込み側
を電動機側に吐出し側をその反対側にした送風機を上記
電動機に連ねて構成し、上記電動機側に電動機の外側又
は内部を経て送風機の吸込み側に空気流を通す通風路を
構成したものである。
【０００７】
【作用】この発明における電動送風機においては、空気
の流れに関し送風機の前段に電動機があり、送風機で温
度上昇した空気が電動機に流れないので、電動機の温度
上昇を抑えることができ、電動機の軸受のグリスの粘性
も維持される。
の流れに関し送風機の前段に電動機があり、送風機で温
度上昇した空気が電動機に流れないので、電動機の温度
上昇を抑えることができ、電動機の軸受のグリスの粘性
も維持される。
【０００８】
実施例１．図１はこの発明の実施例を示す電動送風機の
断面図である。この電動送風機の特徴は、端的には空気
の流れに関し送風機１の前段にこれを駆動する電動機２
を連設したことと、電動機２外に通風経路を構成したこ
とである。
断面図である。この電動送風機の特徴は、端的には空気
の流れに関し送風機１の前段にこれを駆動する電動機２
を連設したことと、電動機２外に通風経路を構成したこ
とである。
【０００９】即ち、電動機２の一側から外に引き出され
た回転軸３の軸周りに、吸込み側を電動機側に持ち、吐
出口４をその反対側に持ち導翼５を二段直列にしたター
ボ型の送風機１が電動機２に直列に構成されている。電
動機２の回転軸３は電動機２の内部に装着された送風機
側とその対向側との二個の軸受６により回転自在に支持
されている。電動機２はその全体が、その外殻７との間
に適当な容積空間８を形成する消音カバー９に内包され
ている。消音カバー９はその反送風機側端部の中央に容
積空間８に通じる吸込口１０を持ち、送風機側端は開口
しており、送風機１の吸込み側に通じている。消音カバ
ー９の送風機側には半径方向に張り出したフランジ１１
が一体成形され、送風機１のファンケーシング１２の吸
込端部分にねじ結合されている。送風機１のファンケー
シング１２は軸方向に接合された４部分からなり、その
反電動機側端の部分１２ａの中央には吐出口４が形成さ
れ、電動機側から二番目の部分１２ｃには前段の導翼５
への吸込口１３が回転軸周りに形成されている。電動機
側端の部分１２ｄは特に伝熱性の低い樹脂で形成され、
前述したように消音カバー９に電動機２の外方において
結合され、電動機２の外殻７との間にはスペーサで保持
された通風路１４が形成されている。なお、図における
符合１５は静翼を、１６は電動機の回転子を、１７は同
じく固定子をそれぞれ示している。
た回転軸３の軸周りに、吸込み側を電動機側に持ち、吐
出口４をその反対側に持ち導翼５を二段直列にしたター
ボ型の送風機１が電動機２に直列に構成されている。電
動機２の回転軸３は電動機２の内部に装着された送風機
側とその対向側との二個の軸受６により回転自在に支持
されている。電動機２はその全体が、その外殻７との間
に適当な容積空間８を形成する消音カバー９に内包され
ている。消音カバー９はその反送風機側端部の中央に容
積空間８に通じる吸込口１０を持ち、送風機側端は開口
しており、送風機１の吸込み側に通じている。消音カバ
ー９の送風機側には半径方向に張り出したフランジ１１
が一体成形され、送風機１のファンケーシング１２の吸
込端部分にねじ結合されている。送風機１のファンケー
シング１２は軸方向に接合された４部分からなり、その
反電動機側端の部分１２ａの中央には吐出口４が形成さ
れ、電動機側から二番目の部分１２ｃには前段の導翼５
への吸込口１３が回転軸周りに形成されている。電動機
側端の部分１２ｄは特に伝熱性の低い樹脂で形成され、
前述したように消音カバー９に電動機２の外方において
結合され、電動機２の外殻７との間にはスペーサで保持
された通風路１４が形成されている。なお、図における
符合１５は静翼を、１６は電動機の回転子を、１７は同
じく固定子をそれぞれ示している。
【００１０】この電動送風機において、電動機２の通電
により二段の導翼５がファンケーシング１２内で回転
し、消音カバー９の吸込口１０から空気が容積空間８に
吸い込まれる。容積空間８に吸い込まれた空気は電動機
２の外殻７に接触しながら電動機２を冷却し、通風路１
４から送風機１の吸込口１３に吸い込まれ、各導翼５の
遠心力により順次昇圧されファンケーシング１２の吐出
口４から吹きだされる。この空気流は電動機２内を通ら
ないので水分や塵埃が含まれていても電動機２にそれら
による悪影響は及ばない。送風機側で発生する熱は、電
動機側へはファンケーシング１２からの熱伝導により少
しは伝わりうるが、電動機側端の部分１２ｄが熱伝導を
抑える樹脂で形成されているので、問題にならない。従
って、電動機２の軸受６のグリスの粘性が低下したりコ
イルの絶縁性が低下するような不都合はなくなる。ま
た、電動機２は空気流の通路とは独立しているので、吸
込側や吐出側に圧力損失がかかっても軸受６のグリスを
押し出すような作用はなく、軸受６の寿命を保持するこ
とができる。さらに、消音カバー９による容積空間８
は、導翼５で発生する圧力脈動を吸収緩和するので、吸
込口１０から漏れる騒音は低減する。
により二段の導翼５がファンケーシング１２内で回転
し、消音カバー９の吸込口１０から空気が容積空間８に
吸い込まれる。容積空間８に吸い込まれた空気は電動機
２の外殻７に接触しながら電動機２を冷却し、通風路１
４から送風機１の吸込口１３に吸い込まれ、各導翼５の
遠心力により順次昇圧されファンケーシング１２の吐出
口４から吹きだされる。この空気流は電動機２内を通ら
ないので水分や塵埃が含まれていても電動機２にそれら
による悪影響は及ばない。送風機側で発生する熱は、電
動機側へはファンケーシング１２からの熱伝導により少
しは伝わりうるが、電動機側端の部分１２ｄが熱伝導を
抑える樹脂で形成されているので、問題にならない。従
って、電動機２の軸受６のグリスの粘性が低下したりコ
イルの絶縁性が低下するような不都合はなくなる。ま
た、電動機２は空気流の通路とは独立しているので、吸
込側や吐出側に圧力損失がかかっても軸受６のグリスを
押し出すような作用はなく、軸受６の寿命を保持するこ
とができる。さらに、消音カバー９による容積空間８
は、導翼５で発生する圧力脈動を吸収緩和するので、吸
込口１０から漏れる騒音は低減する。
【００１１】実施例２．図２はこの発明の他の実施例を
示す電動送風機の断面図である。この実施例は、実施例
１により示したものの消音カバー９を除き、電動機２内
に送風機１に向かう空気流を通す通風路１４ａを形成し
たもので、その他の構成は実施例１のものと同じであ
る。従って、同一又は相当部分には前例と同一の符合を
図に付すことでそれらの説明は省略する。この電動送風
機においては、電動機２の外殻７の側端に電動機２内に
形成され、送風機１の一段目の吸込口１３に連絡した通
風路１４ａに通じる吸込口１０が形成されている。
示す電動送風機の断面図である。この実施例は、実施例
１により示したものの消音カバー９を除き、電動機２内
に送風機１に向かう空気流を通す通風路１４ａを形成し
たもので、その他の構成は実施例１のものと同じであ
る。従って、同一又は相当部分には前例と同一の符合を
図に付すことでそれらの説明は省略する。この電動送風
機においては、電動機２の外殻７の側端に電動機２内に
形成され、送風機１の一段目の吸込口１３に連絡した通
風路１４ａに通じる吸込口１０が形成されている。
【００１２】この電動送風機は実施例１のものより防音
機能は落ちるが、構成は簡素になる。電動機２の熱は内
部を流れる空気流により十分冷却され、送風機側の熱は
殆ど影響しないので、グリスの熱による粘性の低下は起
きず電動機２の軸受６の寿命が保持される。
機能は落ちるが、構成は簡素になる。電動機２の熱は内
部を流れる空気流により十分冷却され、送風機側の熱は
殆ど影響しないので、グリスの熱による粘性の低下は起
きず電動機２の軸受６の寿命が保持される。
【００１３】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに、この発明によれば空気の流れに関し送風機の前段
に電動機があり、送風機で温度上昇した空気が電動機に
流れないので、電動機の温度上昇を抑えることができ、
電動機の軸受のグリスの粘性も維持され軸受の劣化や巻
線の絶縁性の劣化などを防止することができる。
うに、この発明によれば空気の流れに関し送風機の前段
に電動機があり、送風機で温度上昇した空気が電動機に
流れないので、電動機の温度上昇を抑えることができ、
電動機の軸受のグリスの粘性も維持され軸受の劣化や巻
線の絶縁性の劣化などを防止することができる。
【図１】この発明の実施例を示す電動送風機の断面図で
ある。
ある。
【図２】この発明の他の実施例を示す電動送風機の断面
図である。
図である。
【図３】従来の電動送風機の構成を示す断面図である。
１ 送風機 ２ 電動機 ３ 回転軸 ４ 吐出口 ５ 導翼 ６ 軸受 ７ 外殻 ８ 容積空間 １０ 吸込口 １２ ファンケーシング １４ 通風路 １４ａ 通風路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年１０月６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００２
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００２】
【従来の技術】従来における上記この種の電動送風機
は、例えば特開昭６３ー２９５９００号公報に示されて
いるような構成となっている。即ち、図３に示すよう
に、ターボ型の送風機２０の後段に駆動用の電動機２１
が連結され、送風機２０の吹出し側が電動機２１内に通
じ、電動機２１の後端に通風孔２２が外部に開口した構
成である。電動機２１の回転軸は後端と送風機側の二箇
所において軸受２３に保持され、送風機側に延出した回
転軸に動翼２４が取り付けられている。動翼２４は、前
部に吸込口２５を持ち後端が電動機２１の一側を包んで
電動機２１の外殻に固着されたファンケーシング２６に
収められ、ファンケーシング２６内において回転軸の回
転により回転する。送風機側と電動機側とは電動機２１
の外殻の一側により区画され、この部分の中央に設けら
れた軸受ハウジングの外周部に通風孔２７が開設されて
いる。
は、例えば特開昭６３ー２９５９００号公報に示されて
いるような構成となっている。即ち、図３に示すよう
に、ターボ型の送風機２０の後段に駆動用の電動機２１
が連結され、送風機２０の吹出し側が電動機２１内に通
じ、電動機２１の後端に通風孔２２が外部に開口した構
成である。電動機２１の回転軸は後端と送風機側の二箇
所において軸受２３に保持され、送風機側に延出した回
転軸に動翼２４が取り付けられている。動翼２４は、前
部に吸込口２５を持ち後端が電動機２１の一側を包んで
電動機２１の外殻に固着されたファンケーシング２６に
収められ、ファンケーシング２６内において回転軸の回
転により回転する。送風機側と電動機側とは電動機２１
の外殻の一側により区画され、この部分の中央に設けら
れた軸受ハウジングの外周部に通風孔２７が開設されて
いる。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００９】即ち、電動機２の一側から外に引き出され
た回転軸３の軸周りに、吸込み側を電動機側に持ち、吐
出口４をその反対側に持ち動翼５を二段直列にしたター
ボ型の送風機１が電動機２に直列に構成されている。電
動機２の回転軸３は電動機２の内部に装着された送風機
側とその対向側との二個の軸受６により回転自在に支持
されている。電動機２はその全体が、その外殻７との間
に適当な容積空間８を形成する消音カバー９に内包され
ている。消音カバー９はその反送風機側端部の中央に容
積空間８に通じる吸込口１０を持ち、送風機側端は開口
しており、送風機１の吸込み側に通じている。消音カバ
ー９の送風機側には半径方向に張り出したフランジ１１
が一体成形され、送風機１のファンケーシング１２の吸
込端部分にねじ結合されている。送風機１のファンケー
シング１２は軸方向に接合された４部分からなり、その
反電動機側端の部分１２ａの中央には吐出口４が形成さ
れ、電動機側から二番目の部分１２ｃには前段の動翼５
への吸込口１３が回転軸周りに形成されている。電動機
２の外殻７には通風路１４が形成されている。なお、図
における符号１５は静翼を、１６は電動機の回転子を、
１７は同じく固定子をそれぞれ示している。
た回転軸３の軸周りに、吸込み側を電動機側に持ち、吐
出口４をその反対側に持ち動翼５を二段直列にしたター
ボ型の送風機１が電動機２に直列に構成されている。電
動機２の回転軸３は電動機２の内部に装着された送風機
側とその対向側との二個の軸受６により回転自在に支持
されている。電動機２はその全体が、その外殻７との間
に適当な容積空間８を形成する消音カバー９に内包され
ている。消音カバー９はその反送風機側端部の中央に容
積空間８に通じる吸込口１０を持ち、送風機側端は開口
しており、送風機１の吸込み側に通じている。消音カバ
ー９の送風機側には半径方向に張り出したフランジ１１
が一体成形され、送風機１のファンケーシング１２の吸
込端部分にねじ結合されている。送風機１のファンケー
シング１２は軸方向に接合された４部分からなり、その
反電動機側端の部分１２ａの中央には吐出口４が形成さ
れ、電動機側から二番目の部分１２ｃには前段の動翼５
への吸込口１３が回転軸周りに形成されている。電動機
２の外殻７には通風路１４が形成されている。なお、図
における符号１５は静翼を、１６は電動機の回転子を、
１７は同じく固定子をそれぞれ示している。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】この電動送風機において、電動機２の通電
により二段の動翼５がファンケーシング１２内で回転
し、消音カバー９の吸込口１０から空気が容積空間８に
吸い込まれる。容積空間８に吸い込まれた空気は電動機
２の外殻７に接触しながら電動機２を冷却し、通風路１
４から送風機１の吸込口１３に吸い込まれ、各動翼５の
遠心力により順次昇圧されファンケーシング１２の吐出
口４から吹きだされる。この空気流は電動機２内を通ら
ないので水分や塵埃が含まれていても電動機２にそれら
による悪影響は及ばない。送風機側で発生する熱は、電
動機側へはファンケーシング１２からの熱伝導により少
しは伝わりうるが、ファンケーシング１２を熱伝導の悪
い樹脂等の材料にすれば電動機２への熱伝導は低めに抑
えることができる。従って、電動機２の軸受６のグリス
の粘性が低下したりコイルの絶縁性が低下するような不
都合はなくなる。また、電動機２は空気流の通路とは独
立しているので、吸込側や吐出側に圧力損失がかかって
も軸受６のグリスを押し出すような作用はなく、軸受６
の寿命を保持することができる。さらに、消音カバー９
による容積空間８は、動翼５で発生する圧力脈動を吸収
緩和するので、吸込口１０から漏れる騒音は低減する。
により二段の動翼５がファンケーシング１２内で回転
し、消音カバー９の吸込口１０から空気が容積空間８に
吸い込まれる。容積空間８に吸い込まれた空気は電動機
２の外殻７に接触しながら電動機２を冷却し、通風路１
４から送風機１の吸込口１３に吸い込まれ、各動翼５の
遠心力により順次昇圧されファンケーシング１２の吐出
口４から吹きだされる。この空気流は電動機２内を通ら
ないので水分や塵埃が含まれていても電動機２にそれら
による悪影響は及ばない。送風機側で発生する熱は、電
動機側へはファンケーシング１２からの熱伝導により少
しは伝わりうるが、ファンケーシング１２を熱伝導の悪
い樹脂等の材料にすれば電動機２への熱伝導は低めに抑
えることができる。従って、電動機２の軸受６のグリス
の粘性が低下したりコイルの絶縁性が低下するような不
都合はなくなる。また、電動機２は空気流の通路とは独
立しているので、吸込側や吐出側に圧力損失がかかって
も軸受６のグリスを押し出すような作用はなく、軸受６
の寿命を保持することができる。さらに、消音カバー９
による容積空間８は、動翼５で発生する圧力脈動を吸収
緩和するので、吸込口１０から漏れる騒音は低減する。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 １ 送風機 ２ 電動機 ３ 回転軸 ４ 吐出口 ５ 動翼 ６ 軸受 ７ 外殻 ８ 容積空間 １０ 吸込口 １２ ファンケーシング １４ 通風路 １４ａ 通風路
【手続補正５】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
Claims (1)
- 【請求項１】 電動機の外に引き出した回転軸周りに、
吸込み側を上記電動機側に吐出し側をその反対側にした
送風機を上記電動機に連ねて構成し、上記電動機側に該
電動機の外側又は内部を経て上記送風機の吸込み側に空
気流を通す通風路を構成したことを特徴とする電動送風
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8551192A JPH05288195A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 電動送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8551192A JPH05288195A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 電動送風機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05288195A true JPH05288195A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=13860954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8551192A Pending JPH05288195A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 電動送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05288195A (ja) |
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