JP2021085399A - 送風装置及び掃除機 - Google Patents

送風装置及び掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP2021085399A
JP2021085399A JP2019217013A JP2019217013A JP2021085399A JP 2021085399 A JP2021085399 A JP 2021085399A JP 2019217013 A JP2019217013 A JP 2019217013A JP 2019217013 A JP2019217013 A JP 2019217013A JP 2021085399 A JP2021085399 A JP 2021085399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
motor
housing
coil
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019217013A
Other languages
English (en)
Inventor
亮介 早光
Ryosuke Hayamitsu
亮介 早光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2019217013A priority Critical patent/JP2021085399A/ja
Priority to CN202022809203.9U priority patent/CN213953999U/zh
Publication of JP2021085399A publication Critical patent/JP2021085399A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Electric Suction Cleaners (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】モータを冷却するとともに送風効率の低下を抑制できる送風装置及びそれを備える掃除機を提供する。【解決手段】インペラと、モータと、ハウジングと、を備える。ハウジングは、インペラ及びモータを収納する。ハウジングは、上壁部と、筒部と、を有する。上壁部は、インペラの軸方向上方の少なくとも一部を覆い、軸方向に貫通する吸気口を備える。筒部は、筒状に形成されてモータの径方向外方の少なくとも一部を覆い、下部に開口する吹出口を備える。モータは、ロータと、ステータと、を有する。ステータは、環状のステータコアと、インシュレータと、コイルと、を有する。ハウジング内において、吸気口と、吹出口と、を連通し、上壁部及び筒部に囲まれ、モータの径方向外方に配置される気流通路が、形成される。コイルが、気流通路に臨んで配置され、気流通路内において、コイルと径方向に対向する第1静翼が、周方向に複数設けられる。【選択図】図4

Description

本発明は、送風装置及び掃除機に関する。
従来の送風装置は、例えば、ファンと、モータと、フレームと、を備える。モータは、ファンを回転させる。フレームは、筒状に形成され、モータを内部に保持する。ファンの回転により発生した気流は、フレーム内を流通してモータを冷却し、フレームに設けられた開口部から排出される(例えば、特開2014−217163号公報参照)。
特開2014−217163公報
しかしながら、従来の送風装置では、モータの径方向外側面の凹凸により乱流が発生し、送風効率が低下する可能性があった。
本発明は、モータを冷却するとともに送風効率の低下を抑制できる送風装置及びそれを備える掃除機を提供することを目的とする。
本発明の例示的な送風装置は、インペラと、モータと、ハウジングと、を備える。インペラは、上下方向に延びる中心軸周りに回転する。モータは、インペラの軸方向下方に配置され、インペラを回転させる。ハウジングは、インペラ及びモータを収納する。ハウジングは、上壁部と、筒部と、を有する。上壁部は、インペラの軸方向上方の少なくとも一部を覆い、軸方向に貫通する吸気口を備える。筒部は、筒状に形成されてモータの径方向外方の少なくとも一部を覆い、下部に開口する吹出口を備える。モータは、ロータと、ステータと、を有する。ロータは、インペラに固定されて中心軸を中心として回転するシャフトを有する。ステータは、ロータの径方向外方に配置される。ステータは、環状のステータコアと、インシュレータと、コイルと、を有する。ステータコアは、アンブレラ部と、ヨーク部と、を備える。アンブレラ部は、周方向に複数配置される。ヨーク部は、各アンブレラ部から、アンブレラ部の周方向中心と中心軸とを結ぶ直線と交差する方向に向かって両側に一対延びる。インシュレータは、ステータコアの少なくとも一部を覆う。コイルは、ヨーク部にインシュレータを介して導線が巻かれることにより形成されている。ハウジング内において、吸気口と、吹出口と、を連通し、上壁部及び筒部に囲まれ、モータの径方向外方に配置される気流通路が、形成される。コイルが、気流通路に臨んで配置され、気流通路内において、コイルと径方向に対向する第1静翼が、周方向に複数設けられる。
例示的な本発明によれば、モータを冷却しながら送風効率の低下を抑制できる送風装置及びそれを備える掃除機を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る掃除機の斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る送風装置の斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る送風装置の分解斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係る送風装置の縦断斜視図である。 図5は、本発明の実施形態に係る送風装置の上面断面図である。 図6は、本発明の実施形態に係る送風装置の上側モータハウジングを軸方向上側から見た斜視図である。 図7は、本発明の実施形態に係る送風装置の上側モータハウジングを軸方向下側から見た斜視図である。 図8は、本発明の実施形態に係る送風装置の下側モータハウジングを軸方向上側から見た斜視図である。 図9は、本発明の実施形態に係る送風装置の下側モータハウジングを軸方向下側から見た斜視図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本明細書では、送風装置100において、モータ110の回転軸を「中心軸CA」と呼び、中心軸CAと平行な方向を「軸方向」と呼ぶ。また、モータ110の中心軸CAに直交する方向を「径方向」、モータ110の中心軸CAを中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ呼ぶ。また、本願では、軸方向を上下方向とし、インペラ120に対して回路基板6側を下として、各部の形状や位置関係を説明する。なお、上下方向は単に説明のために用いられる呼称であり、掃除機400における実際の位置関係及び方向を限定しない。
<1.掃除機の全体構成>
本発明の例示的な実施形態の掃除機400について以下説明する。図1は、本実施形態にかかる掃除機400の斜視図である。掃除機400は、いわゆる、スティック型の電気掃除機であり、筐体401の一端側にノズル402有し、ノズル402の先端に吸気部403が設けられる。筐体401の他端側には排気部404が、設けられる。筐体401及びノズル402内には吸気部403と排気部404とを連通する空気通路(不図示)が形成される。空気通路内には上流側から下流側に向かって集塵部(不図示)、フィルタ(不図示)及び送風装置100が順に配置される。すなわち、掃除機400は、送風装置100を備える。これにより、掃除機400に搭載される送風装置100において、モータ110を冷却しながら送風効率の低下を抑制できる。
送風装置100の駆動により、吸気部403から吸引された気流は、集塵室、フィルタを介して空気通路を流通し、排気部404から筐体401の外部に排気される。空気通路内を流通する気流に含まれる塵埃等のゴミはフィルタにより遮蔽され、集塵部内に集塵される。なお、掃除機400は、スティック型以外に、ロボット型、キャニスター型またはハンディ型の電気掃除機でもよい。
<2.送風装置の全体構成>
図2、図3は、送風装置100の斜視図及び分解斜視図である。図4、図5は、送風装置100の縦断面斜視図及び上面断面図である。送風装置100は、掃除機400に搭載されて空気を吸引する。なお、図3、図4ではコイル23を省いて記載する。また、図5は、上側モータハウジング32における上面断面であり、回路基板6を省いて記載する。
送風装置100は、インペラ120と、モータ110と、ハウジング3と、を有する。より詳細に述べると、モータ110と、インペラ120と、ディフューザ140と、ハウジング3と、回路基板6と、を備える。ハウジング3は、上面に吸気口31aを有し、下面に吹出口33aを有する。また、ハウジング3内には吸気口31aと吹出口33aとを連結するダクト30が、形成される。モータ110、インペラ120、及びディフューザ140は、ダクト30内に配置される。ダクト30は、モータ110及びインペラ120の径方向外方に気流通路34を有する(図4参照)。
インペラ120は、上下方向に延びる中心軸CA回りに回転する。モータ110は、インペラ120の軸方向下方に配置され、インペラ120を回転させる。ディフューザ140は、気流通路34上に配置される。回路基板6は、ハウジング3の軸方向下方に配置され、モータ110の外部に引き出される接続線(不図示)と電気的に接続される。
送風装置100は、インペラ120の回転により、吸気口31aを介してハウジング3内に外部空気が吸引される。吸引された気流Sは、気流通路34を流通して吹出口33aから排出される。なお、掃除機400(図1参照)において、送風装置100は、吸気口31aが、吸気部403(図1参照)側を向くように配置される。
<2−1.ハウジングの構成>
ハウジング3は、インペラ120及びモータ110を収納する。ハウジング3は、上壁部301と、筒部300と、を有する。上壁部301は、インペラ120の軸方向上方の少なくとも一部を覆い、軸方向に貫通する吸気口31aを備える。筒部300は、筒状に形成されてモータ110の径方向外方の少なくとも一部を覆い、下部に開口する吹出口33aを備える。すなわち、ハウジング3内において、吸気口31aと、吹出口33aと、を連通し、上壁部301及び筒部300に囲まれ、モータ110の径方向外方に配置される気流通路34が、形成される。
本実施形態では、ハウジング3は、別部材により分割して形成され、ブロアハウジング31と、上側モータハウジング32と、下側モータハウジング33と、を上下方向に順に組み合わせて構成される。上壁部301は、ブロアハウジング31により形成される。筒部300は、軸方向に延び、上位筒部310、中位筒部320、及び下位筒部330に分割される。上位筒部310、ブロアハウジング31により形成され、上壁部301の径方向外端から軸方向下方に延びる。中位筒部320は、上側モータハウジング32により形成される。下位筒部330は、下側モータハウジング33により形成される。
上側モータハウジング32には後述する第1静翼326が設けられる。ディフューザ140は後述する第2静翼142を有し、ブロアハウジング31及び上側モータハウジング32に取り付けられる。ブロアハウジング31、上側モータハウジング32、下側モータハウジング33については後で詳細に説明する。
<2−2.モータの構成>
モータ110は、インナーロータ型である。モータ110は、ロータ1と、ステータ2と、を有する(図4、図5参照)。ロータ1は、上下方向に延びる中心軸CAを中心にして、ステータ2に対して回転可能である。ロータ1は、ステータ2よりも径方向内方に配置される。
ロータ1は、シャフト10及びマグネット11を有する。シャフト10は、ロータ1の回転軸であり、中心軸CAを中心として回転する。シャフト10の上端部は、インペラ120に固定される。すなわち、ロータ1は、インペラ120に固定されて中心軸CAを中心として回転するシャフト10を有する。シャフト10は、上ベアリング322a及び下ベアリング332aに回転可能に支持されている。上ベアリング322a及び下ベアリング332aには、特に限定しないが、ボールベアリング、スリーブベアリングなどを用いることができる。
マグネット11は、軸方向に延びる筒状に形成される。マグネット11は、シャフト10の径方向外側面に固定され、ステータ2と径方向に対向する。マグネット11は、N極の磁極面とS極の磁極面とが周方向に複数交互に配列される。
ステータ2は、ロータ1の径方向外方に配置される。ステータ2は、ロータ1を駆動して回転させる。ステータ2は、ステータコア21と、インシュレータ22と、コイル23と、を有する(図5参照)。
ステータコア21は、たとえば電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板であり、ハウジング3に保持される。ステータコア21は、環状に形成され、中心軸CAを囲む。ステータコア21は、3個のコア片210を接合部210aで接合して形成される。接合部210aにおけるコア片210同士の接合方法は、例えば、溶接、接着等を挙げることができる。しかし、接合方法はこれらに限定されない。
各コア片210は、アンブレラ部211と、一対のヨーク部212と、を有する。一対のヨーク部212は、各アンブレラ部211から周方向両側に延びる。すなわち、ステータコア21は、周方向に複数配置されるアンブレラ部211と、各アンブレラ部211から、アンブレラ部211の周方向中心と中心軸CAとを結ぶ直線Lと交差する方向に向かって両側に延びる一対のヨーク部212と、を備える。
インシュレータ22は、ステータコア21の少なくとも一部を覆う。本実施形態においては、インシュレータ22は、樹脂材料を用いた絶縁部材である。
コイル23は、各ヨーク部212にインシュレータ22を介して導線23aが巻かれることにより形成される。導線23aは、回路基板6と電気的に接続される。ステータコア21と各コイル23とは、インシュレータ22を介して電気的に絶縁される。アンブレラ部211を挟んで配置される一対のヨーク部212には同相の電流が流れる。すなわち、各コア片210は、それぞれ、U相コイル、V相コイル、W相コイルを有する。コイル23に駆動電流が供給されると、ステータ2は、励磁されてロータ1を駆動する。
なお、複数のコア片210を組み合わせてステータコア21を構成することにより、各コア片210のヨーク部212に導線23aを巻き付けた後に、各コア片210を接合してステータコア21を構成することができる。これにより、コイル23を容易に形成することができ、ステータ2の生産性が向上する。
また、ステータ2では、アンブレラ部211から周方向両側に延びる一対のヨーク部212の両方にコイル23がそれぞれ形成される。これにより、環状のステータコアから径方向内方に延びるティース部にコイルが形成されるステータと比較して、ステータコア21の径方向サイズをより小さくできる。従って、ステータ2をより小型化且つより軽量化することができる。
<2−3.インペラの構成>
インペラ120は、樹脂成形品により形成された、いわゆる、斜流インペラである。インペラ120は、ハブ部121と、複数枚の動翼122と、を有する。なお、インペラ120は、金属で形成されてもよい。
ハブ部121は、円錐状に形成され、軸方向下方に向かうに従って漸次径が拡がる。ハブ部121の底面には、中心軸CA上に孔部121aが設けられる(図4参照)。孔部121aにシャフト10の上端部を圧入し、インペラ120とシャフト10とが固定される。動翼122は、ハブ部121の上面に周方向に複数配列される。モータ110が、駆動すると、シャフト10とともにインペラ120が回転する。本実施形態において、インペラ120は、軸方向上方から見て反時計回りに回転する。なお、インペラ120とシャフト10とは、圧入以外の手段によって固定されてもよい。
<2−4.ディフューザの構成>
ディフューザ140は、インペラ120の軸方向下方であってステータ2の軸方向上方に配置される(図3、図4参照)。ディフューザ140は、ディフューザ基部141と、複数の第2静翼142と、ディフューザ連結部143と、を有する。
ディフューザ基部141は、有蓋円筒状に形成され、インペラ120と軸方向に対向する。また、ディフューザ基部141の中央には、挿通孔141aが形成される。挿通孔141aの径方向内方にはシャフト10が、配置される。第2静翼142は、ディフューザ基部141の外側面から径方向外方に延びる。第2静翼142は、周方向に等間隔に複数配置される。ディフューザ連結部143は、円筒状に形成され、隣接する第2静翼142の径方向外端を連結する。
ディフューザ連結部143の上端はディフューザ基部141の上端よりも軸方向下方に位置する。ディフューザ連結部143の外側面は、上位筒部310の内側面の下端部及び中位筒部320の内側面上端部に跨って接触する。気流通路34を流通する気流Sは、ディフューザ基部141の外側面とディフューザ連結部143の内側面との間を通過し、気流通路34内に第2静翼142が配置される。すなわち、気流通路34内において、後述する第1静翼326よりも軸方向上方に配置される第2静翼142が、周方向に複数設けられる。なお、本実施形態では、第2静翼142が、ハウジング3とは別部材であるディフューザ140により形成されるが、筒部300の内側面から径方向に突出して形成されてもよい。これにより、部品点数の増加を抑えて第2静翼142を容易に形成できる。
各第2静翼142の径方向外端は径方向内端よりもインペラ120の回転方向後方に配置される。これにより、各第2静翼142は、径方向に対して傾斜している。また、各第2静翼142は、インペラ120の回転方向前方に向かうに従って漸次軸方向下方に延びる。これにより、周方向に回転しながら軸方向下方に流通する気流Sは、第2静翼142を通過する際に軸方向下方に円滑にガイドされる。したがって、送風装置100の送風効率を向上できる。
<2−5.ブロアハウジングの構成>
ブロアハウジング31は、インペラ20の径方向外方に配置され、上壁部301と、上位筒部310と、を有する。ブロアハウジング31は、インペラ120の回転によって発生した気流Sの流れを軸方向に向けるガイドである。上壁部301は、中心軸CA上に吸気口31aを配置し、吸気口31aから軸方向下方に向かうに従って漸次径が拡がるベルマウス状に形成される。これにより、吸気口31aからダクト30内に滑らかに外部空気を吸い込むことができる。したがって、送風装置100の送風効率を高めることが可能である。
<2−6.上側モータハウジングの構成>
図6、図7は上側モータハウジング32の斜視図である。なお、図6は、上側モータハウジング32を軸方向上側から見た図を示し、図7は、上側モータハウジング32を軸方向下側から見た図を示す。
上側モータハウジング32は、内部にモータ110を保持する。上側モータハウジング32は、中位筒部320と、上ベアリングホルダ322と、環状部323と、外側アーム部324と、内側アーム部325と、第1静翼326と、リブ327と、を有する。
中位筒部320は、円筒状に形成され、ステータ2と径方向に対向する。中位筒部320の上端部は、上位筒部310(図2参照)の下端部に連結される。中位筒部320の下端部は、下位筒部330(図2参照)の上端部に連結される。
上ベアリングホルダ322は、円筒状に形成され、中位筒部320の径方向内方に配置される。上ベアリングホルダ322の径方向内方には、上ベアリング322aが収納される(図4参照)。
上ベアリングホルダ322は、中位筒部320の上端よりも軸方向上方に配置され、ディフューザ基部141に形成された挿通孔141aに挿入される(図4参照)。
環状部323は、中位筒部320と上ベアリングホルダ322との径方向略中間に配置される。環状部323と、中位筒部320との間には、環状の隙間328が形成される。また、環状部323の外周端は、ディフューザ基部141の外周端と軸方向に対向する(図4参照)。これにより、第2静翼142を通過する気流Sは、隙間328を通過して中位筒部320に沿って軸方向下方に流通する(図4参照)。
環状部323と中位筒部320とは、周方向に等間隔に3個配置された外側アーム部324を介して連結される。環状部323と上ベアリングホルダ322とは、周方向に等間隔に3個配置された内側アーム部325を介して連結される。外側アーム部324及び内側アーム部325は、径方向に重なる位置に配置される。
第1静翼326及びリブ327は、中位筒部320の内側面から径方向内方に突出して形成される。すなわち、第1静翼326が、筒部300の内側面から径方向に突出して形成される。これにより、部品点数の増加を抑えて第1静翼326を形成できる。リブ327は、周方向に等間隔で3個配置される。各リブ327は、周方向に隣接する外側アーム部324の周方向の中間部に配置される。第1静翼326は、周方向に隣接するリブ327と外側アーム部324との間にそれぞれ3個ずつ周方向に配列される。
リブ327の径方向内端は、第1静翼326の径方向内端よりも径方向内方に配置され、ステータコア21の接合部210a(図5参照)と接触する。これにより、ステータ2が、上側モータハウジング32内に保持される(図5参照)。なお、リブ327が、ステータ2を保持する手法は特に限定されない。例えば、各々のリブ327よりも径方向内方に、ステータコア21が嵌め込まれてもよい。また、接着剤などを用いて、各々のリブ327の径方向内端部にステータ2が接着されてもよい。
リブ327が、ステータ2を保持することで、ステータ2の径方向外側面と中位筒部320の内側面との間に、気流通路34が形成される。このとき、コイル23が、気流通路34に臨んで配置される。従って、気流通路34を流通する気流により、コイル23を効率よく冷却できる。
また、リブ327は、接合部210aと径方向に対向し、外側アーム部324は、アンブレラ部211と径方向に対向してインシュレータ22に接触する。すなわち、ハウジング3は、筒部300の内側面から径方向内方に突出してアンブレラ部211と径方向に対向する外側アーム部324を周方向に複数有し、外側アーム部324は、ステータ2と接続されている。このため、コイル23の径方向外方を流通する気流が、リブ327又は接合部210aにより遮られない。従って、気流通路34を流通する気流により、コイル23をより効率よく冷却できる。
第1静翼326は、周方向に複数設けられる。第1静翼326は、コイル23の径方向外側面と径方向に対向して配置される。すなわち、第1静翼326は、気流通路34内において、コイル23と径方向に対向する。コイル23の径方向外側面は、凹凸が大きいため、コイル23に沿って乱流が発生しやすい。しかし、第1静翼326を設けることにより、乱流の発生を低減して送風装置100の送風効率を向上できる。
第1静翼326は、インペラ120の回転方向前方に向かうに従って漸次軸方向下方に延びる。また、第1静翼326の上端部におけるインペラ120の回転方向後方側に配される面の曲率は、第2静翼142の下端部のインペラ120の回転方向後方側に配される面の曲率よりも大きい。これにより、第2静翼142の下端部を通過して周方向に回転しながら軸方向下方に流通する気流Sは、第1静翼326の上端部において再び軸方向下方に円滑にガイドされる。このとき、第1静翼326の上端部の上記曲率が、第2静翼142の下端部の上記曲率よりも大きいため、第2静翼142から第1静翼326への気流の流通がより円滑になる。
<2−7.下側モータハウジングの構成>
図8、図9は下側モータハウジング33の斜視図である。なお、図8は、下側モータハウジング33を軸方向上側から見た図を示し、図9は、下側モータハウジング33を軸方向下側から見た図を示す。
下側モータハウジング33は、内部にモータ110を保持する。下側モータハウジング33は、下位筒部330と、下ベアリングホルダ332と、湾曲部333と、突出部334と、を有する。下側モータハウジング33には、軸方向に貫通する吹出口33aが形成される。
下位筒部330は、円筒状に形成され、ステータ2と径方向に対向する。下位筒部330は、筒部300の下端部を構成する。
下ベアリングホルダ332は、円筒状に形成され、下位筒部330の径方向内方に配置される。下ベアリングホルダ332の径方向内方には、下ベアリング332aが収納される(図4参照)。
ハウジング3は、湾曲部333を有する。下位筒部330と下ベアリングホルダ332は、湾曲部333を介して連結される。湾曲部333は、周方向に等間隔で3個配置され、各湾曲部333は、下位筒部330の下端部から軸方向下方に向かうに従って径方向内方に湾曲して延びる。湾曲部333の下端は、コイル23(図5参照)の下端よりも軸方向下方に配置される。また、湾曲部333は、コイル23(図5参照)と径方向に対向して配置される。これにより、気流通路34を軸方向下方に流通する気流Sの一部は湾曲部333に沿って径方向内方にガイドされ、吹出口33aから吹き出される(図4参照)。従って、コイル23及び下ベアリング332aを効率よく冷却できる。また、湾曲部333の下端は、コイル23の下端よりも軸方向下方に配置されており、コイル23の下端部をより効率よく冷却できる。
また、湾曲部333の周方向両側端には軸方向上方に突出する側壁部333a、333bが設けられる。側壁部333aは、下位筒部330上から下ベアリングホルダ332上まで延びて形成される。側壁部333bは、下位筒部330と連結するが、下ベアリングホルダ332とは連結されない。側壁部333bの径方向内端と下ベアリングホルダ332との間には、開放端333cが、形成される。側壁部333a、333bにより、気流Sの一部をより円滑に径方向内方にガイドできる。また、湾曲部333上を流通する気流Sは、開放端333cを介して軸方向下方に吹出される。これにより、径方向内方にガイドされた気流Sが回路基板6に導かれ、回路基板6を効率よく冷却できる。なお、本実施形態では、湾曲部333の径方向内端が、下ベアリングホルダ332と連結するが、径方向内端が下ベアリングホルダ332と連結しない湾曲部333を設けてもよい。
また、アンブレラ部211の周方向両側に配置される一対のコイル23にそれぞれ対向する湾曲部333を設けると、気流Sが径方向内方に集中して送風効率が低下する。このため、湾曲部333は、アンブレラ部211から直線Lと交差する方向の両側に配置される一対のコイル23の一方のみと径方向に対向して配置される。また、湾曲部333は、一対のコイル23のうち、インペラ120の回転方向後方側に配置されるコイル23と径方向に対向して配置される。より詳細に述べると、湾曲部333は、アンブレラ部211から直線Lと交差する方向の周方向両側に配置される一対のコイル23のうち、インペラ120の回転方向後方側に位置するコイル23のみと径方向に対向して配置される。これにより、気流Sが、過度に集中することを抑制し、送風効率の低下が抑制される。
このとき、湾曲部333上を流通する気流Sはインペラ120(図4参照)の回転方向前方に流れる。このため、湾曲部333と径方向に対向しないコイル23も冷却することができ、アンブレラ部211から周方向両側に配置される一対のコイル23を効率よく冷却できる。
また、下位筒部330は、軸方向に延び、下位筒部330の下端は、コイル23の下端よりも軸方向上方に位置する。すなわち、筒部300の下端部は、湾曲部333と周方向に隣接する領域が、軸方向に延びる。筒部300の下端は、コイル23の下端よりも軸方向上方に位置する。これにより、湾曲部333によりガイドされずに気流通路24を下方に流通する気流Sは、下位筒部330(筒部300の下端部)に沿って軸方向下方に吹出される。従って、吹出口33aから吹出される気流Sが中心軸CA近傍に集中して送風効率が低下することを抑制できる。また、下位筒部330の下端がコイル23の下端よりも軸方向上方に配置されることによって、筒部300の軸方向長さが長くなることを抑制できる。よって、モータ110の重量を軽くできる。
突出部334は、下位筒部330の下面から軸方向下方に突出する。突出部334は、周方向に等間隔に3箇所設けられ、突出部334の下面にはネジ孔334aが設けられる。回路基板6は、ネジ孔334aにねじ止めされる。これにより、回路基板6とハウジング3とが固定される。このとき、下位筒部330の下端と回路基板6の上面との間には隙間60が形成される(図4参照)。このため、吹出口33aから吹出した気流Sは、回路基板6に吹き付けられ、径方向外方に屈曲して周方向に隣接する突出部334の間から径方向外方に排出される。従って、吹出口33aから排出された気流Sによりコイル23を効率よく冷却できる。
また、下位筒部330の下端は、コイル23の下端よりも軸方向上方に位置するため、隙間60を大きく形成できる。これにより、吹出口33aが回路基板6に塞がれて送風装置100の送風効率が低下することを低減できる。
<4.その他>
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されない。本発明は、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。また、上述の実施形態は適宜任意に組み合わせることができる。
本発明は、例えば、送風装置、及び送風装置を有する掃除機に利用できる。本発明は、気体を吸引又は送出し、且つ、高い静圧が求められる装置に適する。本発明は、掃除機のほかに扇風機、換気扇などの他の送風装置にも利用可能であり、さらに、ドライヤ装置などの他の用途の電気機器にも利用可能である。
1 ロータ
2 ステータ
3 ハウジング
6 回路基板
10 シャフト
11 マグネット
20 インペラ
21 ステータコア
22 インシュレータ
23 コイル
23a 導線
30 ダクト
31 ブロアハウジング
31a 吸気口
32 上側モータハウジング
33 下側モータハウジング
33a 吹出口
34 気流通路
60 隙間
100 送風装置
110 モータ
120 インペラ
121 ハブ部
121a 孔部
122 動翼
140 ディフューザ
141 ディフューザ基部
141a 挿通孔
142 第2静翼
143 ディフューザ連結部
210 コア片
210a 接合部
211 アンブレラ部
212 ヨーク部
300 筒部
301 上壁部
310 上位筒部
320 中位筒部
322 上ベアリングホルダ
322a 上ベアリング
323 環状部
324 外側アーム部
325 内側アーム部
326 第1静翼
327 リブ
328 隙間
330 下位筒部
332 下ベアリングホルダ
332a 下ベアリング
333 湾曲部
333a 側壁部
334 突出部
334a ネジ孔
400 掃除機
401 筐体
402 ノズル
403 吸気部
404 排気部
CA 中心軸
S 気流

Claims (13)

  1. 上下方向に延びる中心軸周りに回転するインペラと、
    前記インペラの軸方向下方に配置され、前記インペラを回転させるモータと、
    前記インペラ及び前記モータを収納するハウジングと、
    を備え、
    前記ハウジングは、
    前記インペラの軸方向上方の少なくとも一部を覆い、軸方向に貫通する吸気口を備える上壁部と、
    筒状に形成されて前記モータの径方向外方の少なくとも一部を覆い、下部に開口する吹出口を備える筒部と、
    を有し、
    前記モータは、
    前記インペラに固定されて前記中心軸を中心として回転するシャフトを有するロータと、
    前記ロータの径方向外方に配置されるステータと、
    を有し、
    前記ステータは、
    周方向に複数配置されるアンブレラ部と、各前記アンブレラ部から、前記アンブレラ部の周方向中心と前記中心軸とを結ぶ直線と交差する方向に向かって両側に延びる一対のヨーク部と、を備えるステータコアと、
    前記ステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータと、
    前記ヨーク部に前記インシュレータを介して導線が巻かれることにより形成されているコイルと、
    を有し、
    前記ハウジング内において、前記吸気口と、前記吹出口と、を連通し、前記上壁部及び前記筒部に囲まれ、前記モータの径方向外方に配置される気流通路が、形成され、
    前記コイルが、前記気流通路に臨んで配置され、
    前記気流通路内において、前記コイルと径方向に対向する第1静翼が、周方向に複数設けられる、送風装置。
  2. 前記第1静翼が、前記筒部の内側面から径方向に突出して形成される、請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記ハウジングは、前記コイルと径方向に対向して配置されるとともに、前記筒部の下端部から軸方向下方に向かうに従って径方向内方に湾曲して延びる湾曲部を有する、請求項1又は請求項2に記載の送風装置。
  4. 前記湾曲部の下端は、前記コイルの下端よりも軸方向下方に配置される、請求項3に記載の送風装置。
  5. 前記湾曲部は、前記アンブレラ部から前記直線と交差する方向の両側に配置される一対の前記コイルの一方のみと径方向に対向して配置される、請求項2〜請求項4のいずれかに記載の送風装置。
  6. 前記湾曲部は、一対の前記コイルのうち、前記インペラの回転方向後方側に配置される前記コイルと径方向に対向して配置される、請求項5に記載の送風装置。
  7. 前記筒部の下端部は、前記湾曲部と周方向に隣接する領域が、軸方向に延びる、請求項2〜請求項6のいずれかに記載の送風装置。
  8. 前記筒部の下端は、前記コイルの下端よりも軸方向上方に位置する、請求項7に記載の送風装置。
  9. 前記ハウジングは、前記筒部の内側面から径方向内方に突出して前記アンブレラ部と径方向に対向する外側アーム部を周方向に複数有し、
    前記外側アーム部は、前記ステータと接続されている、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の送風装置。
  10. 前記気流通路内において、前記第1静翼よりも軸方向上方に配置される第2静翼が、周方向に複数設けられる、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の送風装置。
  11. 前記第1静翼及び前記第2静翼は、前記インペラの回転方向前方に向かうに従って漸次軸方向下方に延びる、請求項10に記載の送風装置。
  12. 前記第1静翼の上端部における前記インペラの回転方向後方側に配される面の曲率は、前記第2静翼の下端部の前記インペラの回転方向後方側に配される面の曲率よりも大きい、請求項11に記載の送風装置。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれかに記載の送風装置を備える掃除機。
JP2019217013A 2019-11-29 2019-11-29 送風装置及び掃除機 Pending JP2021085399A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019217013A JP2021085399A (ja) 2019-11-29 2019-11-29 送風装置及び掃除機
CN202022809203.9U CN213953999U (zh) 2019-11-29 2020-11-27 送风装置及吸尘器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019217013A JP2021085399A (ja) 2019-11-29 2019-11-29 送風装置及び掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021085399A true JP2021085399A (ja) 2021-06-03

Family

ID=76087144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019217013A Pending JP2021085399A (ja) 2019-11-29 2019-11-29 送風装置及び掃除機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2021085399A (ja)
CN (1) CN213953999U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022039242A2 (en) 2020-08-20 2022-02-24 Ricoh Company, Ltd. Pattern forming apparatus and laser processing apparatus
WO2023075018A1 (ko) * 2021-10-29 2023-05-04 엘지전자 주식회사 모터

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022039242A2 (en) 2020-08-20 2022-02-24 Ricoh Company, Ltd. Pattern forming apparatus and laser processing apparatus
WO2023075018A1 (ko) * 2021-10-29 2023-05-04 엘지전자 주식회사 모터
KR20230062089A (ko) * 2021-10-29 2023-05-09 엘지전자 주식회사 모터
KR102611297B1 (ko) * 2021-10-29 2023-12-08 엘지전자 주식회사 모터

Also Published As

Publication number Publication date
CN213953999U (zh) 2021-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108626146B (zh) 送风装置以及吸尘器
JP2018105269A (ja) 送風装置及びそれを備えた掃除機
JP2018105268A (ja) 送風装置及びそれを備えた掃除機
JP2018193940A (ja) 送風装置、および掃除機
JP6857255B2 (ja) モータ、送風機、電気掃除機および手乾燥装置
CN209743188U (zh) 送风装置以及吸尘器
CN108626145B (zh) 送风装置以及吸尘器
CN111622984B (zh) 送风装置及吸尘器
JP2019054671A (ja) モータ、送風装置及び掃除機
JP2018125951A (ja) モータ及びそれを備えた送風装置
JP2018125950A (ja) モータ及びそれを備えた送風装置
CN213953999U (zh) 送风装置及吸尘器
US11268532B2 (en) Electric blower, electric vacuum cleaner, and hand dryer
CN111425416A (zh) 送风装置以及吸尘器
JP2019176661A (ja) ロータ組立体、モータ、送風装置及び掃除機
CN112814947A (zh) 送风装置及吸尘器
JP2019176716A (ja) ロータ組立体、モータ、送風装置及び掃除機
CN111749911B (zh) 送风装置和吸尘器
US20200381979A1 (en) Blower and vacuum cleaner
JP2019176660A (ja) ロータ組立体、モータ、送風装置及び掃除機
JP7225752B2 (ja) 送風装置および掃除機
CN210120448U (zh) 马达、送风装置以及吸尘器
CN110680229B (zh) 电动风机和搭载其的电动吸尘器
CN209743186U (zh) 送风装置以及具有该送风装置的吸尘器
WO2020174878A1 (ja) 電動機及び電動送風機