JP3724413B2 - 電気掃除機用電動送風機及びこれを用いた電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機用電動送風機及びこれを用いた電気掃除機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気掃除機用電動送風機およびこれを用いた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15を用いて従来の電気掃除機用電動送風機の構成を説明する。
【0003】
図15において、1はインペラであり、シュラウド前2、シュラウド後3によって挟持された複数枚のブレード4によって構成されている。5はインペラ1の周囲に配置された複数の静翼5aからなるエアガイドを示す。6は前記インペラ1を回転駆動する電動機であり、回転軸6aにインペラ1が固着されている。電動機6のブラケット6bに前記エアガイド5が載置されている。7はインペラ1、エアガイド5を内包し、ブラケット6b外周に圧入固定されたファンケースを示す。1aはインペラへの気流の入口を、7aはファンケースの吸気口を示す。
【0004】
次にこの電動送風機の動作について述べる。インペラを電動機で回転駆動すると遠心力によって矢印8に示す気流が生じる。気流は回転軸6a方向からファンケースの吸気口7a、インペラ1の入口1aへ流入し、遠心力によってエネルギを与えられブレード4に沿って直角に曲がり、半径方向すなわちインペラ外周側から流出する。インペラ1から出た気流は、エアガイド5により減速され圧力回復しながら電動機6の内部を通過し、電動機6の排気口6cより流出する。この電動送風機は掃除機に組み込まれ、電動送風機が発生する吸引力によって吸引集塵を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の構成では、インペラの遠心力を利用するため、必要な流量、吸引力を得るには、インペラの入口1aの径に比べ十分に大きなインペラ外径が必要であり、又インペラ1の外周側にエアガイド5を配置する必要があり、結果として小型が難しい。又インペラ1の内部で気流が直角に曲がるため大流量では損失が大きくなる欠点、課題を有している。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するもので、径方向に小型、軽量でしかも大流量時に効率の良い電気掃除機用の電動送風機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、軸方向に流入した気流が半径方向より軸方向に傾斜した方向に流出する斜流型ブレードをインペラに用いることにより、半径方向に小型すなわち軽量でしかも大風量時に効率の良い電気掃除機用電動送風機を実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、4辺形の曲面ブレードをハブの外周に複数有するインペラと、前記インペラの下流側に配置したエアガイドと、軸端に前記インペラを固着し回転駆動する電動機とからなり、前記ブレードは、前記ブレードの入口側短辺がほぼ回転面上にあり入口端部でブレード面が回転面に対し傾斜しかつ前記ブレードの出口側となる下端側長辺の外周端部が回転面に対し傾斜するとともに、同ブレードのハブ側長辺とハブと反対側長辺の曲線を異ならせてブレードの入口側から下端部に至る全域を3次元的な曲面とした斜流型ブレードにすることにより、インペラの入口から軸方向に流入し前記斜流型ブレードに沿って流れる吸引気流が径方向と軸方向の間の角度で出口から流出する様にした電気掃除機用電動送風機とすることにより、インペラ、及びエアガイドを径方向に小さくでき、かつ軸方向の推進力を大きくでき、また圧損の低減がはかれ小型で、かつ効率に優れた電気掃除機用の電動送風機を実現できる。
【0009】
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載のインペラから流出した気流が、電動機のフレーム内部を通過する構成とすることにより、さらに小型化が図れる。
【0010】
本発明の請求項3に記載の発明は、特に、請求項1に記載のインペラから流出した気流が、電動機のフレーム外部を通過する構成とすることにより、より信頼性の高い電気掃除機用の電動送風機を実現できる。
【0011】
本発明の請求項4に記載の発明は、特に、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエアガイドの外径が電動機フレームの外径と同じあるいは小さな構成とすることにより、さらに小型化ができる。
【0012】
本発明の請求項5に記載の発明は、特に、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインペラ外径よりエアガイドの外径が小さい構成とすることにより、さらに小型化が図れる。
【0013】
本発明の請求項6に記載の発明は、特に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電動機の軸受けの一部がインペラのハブ内に位置する構成とすることにより、軸方向に短い電気掃除機用の電動送風機が実現できる。
【0014】
本発明の請求項7に記載の発明は、特に、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電動機のブラケットと一体又はその下流側にエアガイドを取り付けた構成とすることにより更に小型化が図れる。
【0015】
本発明の請求項8に記載の発明は、特に、請求項1〜7のいずれか1項に記載のファンケースの入口側にエアガイドを有した構成とすることにより、更に高効率化が図れる。
【0016】
本発明の請求項9に記載の発明は、特に、請求項1〜8のいずれか1項に記載の電気掃除機用電動送風機を内蔵した電気掃除機を実現することにより、小型で高効率な電気掃除機を実現できる。
【0017】
本発明の請求項10に記載の発明は、特に、請求項9に記載のファンケースに取り付けられた防振ゴム前が、軸方向の動きを規制するためファンケースに端面を有した構成とすることにより、より信頼性の高い電気掃除機を実現できる。
【0018】
本発明の請求項11に記載の発明は、特に、請求項9または10に記載の電気掃除機の集塵分離部に主として遠心分離型集塵を用いた構成とすることにより、より高効率な電気掃除機を実現できる。
【0019】
本発明の請求項12記載の発明は、特に、請求項9〜11のいずれか1項に記載の電気掃除機を、電源として内蔵された電池を用いるコードレス型とすることにより、より長寿命で使い勝手の良い電気掃除機を実現できる。
【0020】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0021】
(実施例1)
図1に、本発明の第一の実施例における電気掃除機用電動送風機の要部断面図を示す。図1において、11は電動送風機を示し、ファン部12及び電動機13により構成されている。ファン部12は、電動機13の回転軸13aに固着されたインペラ14、及びインペラ14の外周側に配置された複数の静翼15を有し電動機13のブラケット13bに載置固定されたエアガイド16とこれらを内包するファンケース17により構成されている。ファンケース17は電動機13のブラケット13bの外周に圧入固定され、インペラ14の入口孔14aと対峙し吸気口17aが設けられている。電動機13のブラケット13bには連通口20が設けられ、電動機13のフレーム13cには排気口21が設置されている。
【0022】
インペラ14は図2、図3で示すように、4辺形の曲面で構成された複数のブレード22が山形のハブ23を有した基板24とシュラウド25に挟持固定され構成されている。ブレード22の長辺27の下端側すなわち下流側27aは、図2、図5で示すように外周端部29が2点鎖線で示した回転面26に対し角度30を有し傾斜している。又本実施例ではブレード22の入口側短辺29aがほぼ回転面26上にあり、ブレード面の入口端部32が回転面26に対して角度31を有し傾斜している。図3、図5はシュラウドを分離した状態、図4はインペラ14を上面から見た図を示す
エアガイド16は図6で示すように、エアガイド基板16cの外側に放射線状に配置された複数枚の静翼15を配置し、その外周にエアガイド外筒16dを取り付けることによりなり、各静翼間に空気通路35を構成している。図6(d)、(e)で示すように静翼15の先端はインペラからの流出した気流に沿うように傾斜している。
【0023】
電動機13は回転軸13aに固着した回転子36と、フレーム13cの内周に固定され、内側に回転子36を空隙38を隔てて配置する円筒形の固定子37により構成されている。回転子36は両側の軸受け39を介して、フレーム13cのハウジング部40、及びフレームに固定される傘型をしたブラケット13bのハウジング部40aに回転支持されている。本例では固定子37が圧入固定されるフレーム13cの外径とファンケース17が圧入固定されるブラケット13bの外径はほぼ等しくなっており、又電動機13は回転子36に永久磁石(図示せず)を配したDCブラシレス電動機の形態を有している。
【0024】
前記エアガイド16はブラケット13bに載置固定されている。ブラケット13bには図1、7で示すような連通口20が設けられている。エアガイド16の入口はインペラ14の出口14bと対峙し、エアガイド出口16bはブラケット13bの連通口20に開口し、電動機のフレーム13cと固定子37の間の電動機内部通路34に連通し、排気口21へつながっている。エアガイド16の出口16bの径はフレーム13cの内径とほぼ同一であり、エアガイド16の外径はフレーム13c外径、ブラケット13b外径にほぼ等しい。そしてフレーム13c外径とほぼ等しい内径を有したファンケース17内にエアガイド16を収め、ブラケット13bの外周にファンケース17を圧入固定することができる。
【0025】
図7は電動機13の部分を示す図であり、図7(a)にブラケット側の側面図、図7(c)にフレーム側の側面図を示す。21はフレーム13cに設置された排気口を示す。ブラケット13bとフレーム13cは3本の通しボルト42で固定されている。図1で示すようにインペラ14は回転軸13aの先端に圧入固定されている。ブラケット13b側のハウジング40aはインペラ14の基板24の底部に設けた凹部43に入り込んでいる。すなわち、軸受け39の一部がハブ23内に位置している。
【0026】
次に動作について述べる。電動機13を駆動しインペラ14を回転させると、本実施例の3次元的な曲面を有したブレード22は空気に遠心力と軸方向の推進力を同時に与え、結果として気流は矢印45のように流れ、インペラ14の出口14bでは回転面26に対し斜めに流れる。出口14bから出た気流はエアガイド16に入り、静翼15で囲まれた空気通路35で圧力回復される。エアガイド16からでた気流は電動機13のブラケット13bに設けられた連通口20から電動機の内部に入り、通過してフレーム13cの排気口21から流出する。このように本実施例の電動送風機は、吸気口17aから吸引された気流が、従来の遠心送風機のように径方向に大きく曲がることが無く、ほぼ軸方向に流れるためエアガイド16の空気通路35、電動機内の流路を含め全体の空気の流れが軸方向に一様に配置できるため径方向にコンパクトな構成が可能になる。すなわちエアガイド16外径とインペラ外径の比は即ち、インペラ14の外径をエアガイド16外径で除した値は従来の遠心型送風機に比べ大きく、又本実施例のような斜流型のインペラは遠心力の負荷の他に推進力の負荷も加わるため、インペラ14の外径に対するトルク即ち出力も大きくなる。これらの理由により、エアガイド16の外径をフレーム13cの外径よりも小さくすることができ、圧入固定されるファンケース17の厚みを無視すれば、フレーム13cの外径がほぼ最大径の電動送風機11を得ることができる。又大風量時での通路損失が低減されるため、電気掃除機に組み込んだ際の効率が良くなる。
【0027】
なお、本発明のインペラ14に関してはファンケース17とインペラ14の組み立て精度を高めれば、シュラウド25が無い構成も可能であり、樹脂一体成形による製造も可能である。
【0028】
(実施例2)
次に、本発明の第2の実施例を説明する。図8は実施例2におけるエアガイドの外径がインペラの外径よりも小さい電動送風機の要部断面図である。尚、実施例1と同一の部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0029】
51はエアガイドであり、電動機52の内部に配置されている。エアガイド51は図で示すように基板筒55の外周に複数枚の静翼53を配置することにより構成されている。59は静翼53で囲まれた空気通路を示す。図9(a)はブラケット52bを、図9(b)はエアガイド51を示し、エアガイド51の入口51aに対応した連通口54を有している。インペラ14を内蔵したファンケース17はブラケット52bの外周に圧入固定されている。ブラケット52bとフレーム52cは同一外径であり、エアガイド51の外径はインペラ14の外径よりも小さい。
【0030】
インペラ14から出た気流が軸方向側に傾斜しているため、多少性能は劣るが、インペラの外径よりも小さなエアガイドでも圧力回復効果が得られ、非常にコンパクトな電動送風機を実現できる。なおエアガイド51がブラケット52bの外側に取り付く実施例1のような方式でも、インペラ14径よりも小さなエアガイド径を実現できることは自明である。
【0031】
電動機内にエアガイドを収納する他の実施例として、図10はブラケット52bとエアガイド51が一体になった例であり、板金で作られたブラケット52bの連通口54を板金を切り起こして作り、切り起こした板金を静翼53とした構成である。もちろんブラケット52bを樹脂で成形し、静翼を同時に構成する方法もある。
【0032】
このように、回転軸52a方向に傾斜して流れる気流を前提としたエアガイド51の構成であれば、電動機52内にエアガイド51を収納することも容易である。ブラケット52bが金属製であるとき、絶縁物で構成されたエアガイド51を電動機52内に設置すれば、電動機52のコイル52dに接近してエアガイドを配置でき、エアガイド51をブラケット52bに載置した構成に比べ、絶縁距離の関係で電動送風機の全長を短く構成することが可能である。エアガイド51全体が電動機内に収納されず、構成上必要な一部分が電動機内に収容できれば、同様な理由で電動送風機の全長を短くすることが可能である。
【0033】
(実施例3)
次に、図11を用いて本発明の第3の実施例を説明する。図11(b)は排気側より見た図を示す。実施例1との主たる相違はエアガイド61から流出した気流の流れる通路の部分である。尚、実施例1と同一の部分は同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0034】
61は本実施例におけるエアガイドであり、複数枚の静翼63を円筒状の基板筒65外周に放射線状に取り付けることにより構成している。62は電動機であり、ブラケット62b、及びフレーム62cには空気の通過する孔が無く全閉型の電動機である。エアガイド61の基板筒65は電動機62のブラケット62b外周に取り付けられ、その外周にはファンケース67と一体になった外筒68が設置されている。そして静翼63、基板筒65、外筒68で仕切られた圧力回復用の空気通路69が形成されている。
【0035】
エアガイド61の入口61aはインペラの出口14bと対峙し、エアガイド61の出口61bは、電動機62のフレーム62cと外筒68の間の排気通路70に開口している。
【0036】
以上の構成であれば、フレーム62cの外側にエアガイドを配置できるため、ブラケット62bに連通口が、フレーム62cに排気口が必要でなくなり、連通口、排気口での通過圧損が低減でき、又ブラケット62b、フレーム62cの機械的強度を大きくすることができ、より高速な運転が可能になる。又騒音も低減できる。
【0037】
(実施例4)
次に、図12を用いて本発明の第4の実施例について説明する。図12は、本発明の電動送風機11を掃除機本体75に組み込む際の構成であり、電動送風機11は掃除機本体75に防振ゴム前76、及び防振ゴム後77で防振支持されている。防振ゴム前76は、ファンケース17の前部に設けたリング状のツバ部78の外周に、防振ゴム前76の内周部の溝A76aを勘合させ取り付けている。79は入り口エアガイドであり図12(b)、図12(c)で示すように複数枚の静翼79aを放射状に配置することに構成し、防振ゴム前76の内周の溝B76bに嵌合させて取り付けている。静翼79aは、掃除機本体75及び電動送風機11とは直接接触していない。このような軸方向の移動の規制手段を軸心に近い位置に設けることにより、防振ゴム自身の硬度は小さくすることが可能になり、防振性に優れた低騒音な電気掃除機を実現できる。図13は防振ゴム前を示している。
【0038】
防振ゴム前76は掃除機本体75の集塵室連通口75aの周囲に配置され、吸気と排気の間のシールを兼ねているため、電動送風機11を運転すると吸引力のため電動送風機11は前方、すなわち上流側に吸引される。この吸引力を支持し、電動送風機11の過度な軸方向への移動を防止するため、ファンケース17の前部にツバ部78を構成し、吸引力を支持する端面78aを構成している。
【0039】
防振ゴム前76の内周部に設けた入り口エアガイド79は、電動送風機11に流入する気流の旋回成分が増大する事を抑制し、損失の低減を図っている。
【0040】
又、この入り口エアガイド79aをファンケース17側に取り付ける事も可能である。
【0041】
(実施例5)
次に、図14を用いて本発明の第5の実施例について説明する。図14は、本発明の電動送風機を電気掃除機本体75に組み込んだ際の要部断面図を示す。本実施例での掃除機本体構成は、ホース、延長管が無い、アップライト構成である。
【0042】
11は電動送風機であり、実施例4で述べたように掃除機本体75に防振支持されている。81は電池であり、電動送風機11を駆動する電源である。すなわち本実施例では、商用交流電源を使用しないコードレス型の構成を有している。82は集塵部であり、サイクロン型の遠心分離機構を有している。83は円筒型の集塵箱84内に設けた軸流型の固定羽根であり、円柱状の中央ハブ85部分に固定されている。86は吸い込みノズル87からの気流を導く入り口ガイドであり、88は出口ガイドを示す。
【0043】
本実施例の電気掃除機を駆動すると、床面89の上に置かれた吸い込みノズル87から塵埃が吸引される。塵埃を含んだ気流は入口ガイド86に導かれながら固定羽根83を通過し、矢印90で示す強い旋回流となる、旋回する気流に含まれた塵埃は遠心力のため外周側に移動し、集塵箱の外周に押しつけられる。塵埃が分離した清浄な気流は矢印90aのように出口ガイド88と中央ハブ85の間を通過して電動送風機11へ吸引され、掃除機本体75の排気口75aから排気される。外側に移動した塵埃92は出口ガイド88の外側に集まり、重力により徐々に落下し、入口ガイドと集塵箱側壁84aの間の空間91に貯められる。
【0044】
本発明の電動送風機は、斜流型インペラを用いているため、径方向に小型でかつ高風量時の高効率運転ができる。そのため掃除機本体としては径の小さなアップライト型の掃除機が実現できる。又、塵埃の主たる分離手段として集塵部に紙袋などの通過型フィルタを用いず、遠心分離型集塵方式を用いれば、塵埃の目詰りによる圧損の増加は無く、常に低圧、高風量の運転が可能になり、本発明の電動送風機を用いれば、より高効率な運転が可能になる。又コードレス式の電気掃除機に、本発明の電送送風機を用いる、あるいは上述した構成を用いれば従来の電気掃除機に比べ効率が改善され、長時間の連続運転が可能になる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、請求項1〜12記載の発明によれば、径方向に小型、軽量でしかも大流量時に効率の良い電気掃除機用の電動送風機を実現することができる。また、小型でかつ効率に優れた電気掃除機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における電気掃除機用電動送風機の部分断面図
【図2】 同、インペラの斜視図
【図3】 同、シュラウドを分離した斜視図
【図4】 (a)同、平面図
(b)同、シュラウドが無い場合の平面図
【図5】 同、シュラウドを分離した正面図
【図6】 (a)同エアガイドの上流側側面図
(b)同正面図
(c)同下流側側面図
(d)同静翼の断面図
(e)同静翼の断面図
【図7】 (a)同電動機のブラケット側から見た図
(b)同電動機の一部断面図
(c)同フレーム側からみた図
【図8】 本発明の実施例2における電気掃除機用電動送風機の一部断面図
【図9】 (a)同、ブラケットの形状を示す図
(b)同、エアガイドの形状を示す図
(c)同、静翼の断面図
【図10】 (a)同、他の実施例を示す電気掃除機用電動送風機の一部断面図
(b)同、連通口の一部欠載要部断面図
(c)同、ブラケット部の形状を示す図
【図11】 (a)本発明の実施例3における電気掃除機用電動送風機の一部断面図
(b)同フレーム側からみた側面図
【図12】 (a)本発明の実施例4における電気掃除機用電動送風機を掃除機本体に組み込んだ状態の一部断面図
(b)同静翼の断面図
(c)同エアガイドの形状を示す図
【図13】 (a)同防振ゴム前の正面図
(b)同防振ゴム前の側面断面図
【図14】 本発明の実施例5における電気掃除機用電動送風機を掃除機本体に組み込んだ状態の一部断面図
【図15】 (a)従来の電気掃除機用電動送風機のファンケースを外した場合の平面図
(b)同正面一部断面図
【符号の説明】
11 電動送風機
13、52 電動機
13b ブラケット
13c、52c、62c フレーム
14 インペラ
16、51、61 エアガイド
17 ファンケース
22 ブレード
23 ハブ
26 回転面
27a 長辺
29a 短辺
32 ブレード面
39 軸受け
52b、62b ブラケット
75 掃除機本体
76 防振ゴム前
78a 端面
79 入口エアガイド
81 電池
82 集塵部

Claims (12)

  1. 4辺形の曲面ブレードをハブの外周に複数有するインペラと、前記インペラの下流側に配置したエアガイドと、軸端に前記インペラを固着し回転駆動する電動機とからなり、前記ブレードは、前記ブレードの入口側短辺がほぼ回転面上にあり入口端部でブレード面が回転面に対し傾斜しかつ前記ブレードの出口側となる下端側長辺の外周端部が回転面に対し傾斜するとともに、同ブレードのハブ側長辺とハブと反対側長辺の曲線を異ならせてブレードの入口側から下端部に至る全域を3次元的な曲面とした斜流型ブレードにすることにより、インペラの入口から軸方向に流入し前記斜流型ブレードに沿って流れる吸引気流が径方向と軸方向の間の角度で出口から流出する様にした電気掃除機用電動送風機。
  2. インペラから流出した気流が、電動機のフレーム内部を通過する請求項1記載の電気掃除機用電動送風機。
  3. インペラから流出した気流が、電動機のフレーム外部を通過する請求項1記載の電気掃除機用電動送風機。
  4. エアガイド外径が電動機フレームの外径と同じあるいは小さな請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機用電動送風機。
  5. インペラ外径よりエアガイドの外径が小さい請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機用電動送風機。
  6. 電動機の軸受けの一部がインペラのハブ内に位置する請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気掃除機用電動送風機。
  7. 電動機のブラケットと一体又はその下流側にエアガイドを取り付けた請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気掃除機用電動送風機。
  8. ファンケースの入口側にエアガイドを有した請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気掃除機用電動送風機。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電気掃除機用電動送風機を内蔵した電気掃除機。
  10. 防振ゴム前が取り付けられたインペラをおおうファンケースに、軸方向の動きを規制する端面を有した請求項9記載の電気掃除機。
  11. 集塵分離部に主として遠心分離型集塵を用いた請求項9または10に記載の電気掃除機。
  12. 電源として内蔵された電池を用いるコードレス型の請求項9〜11のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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