JP2626047B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

Info

Publication number
JP2626047B2
JP2626047B2 JP1100725A JP10072589A JP2626047B2 JP 2626047 B2 JP2626047 B2 JP 2626047B2 JP 1100725 A JP1100725 A JP 1100725A JP 10072589 A JP10072589 A JP 10072589A JP 2626047 B2 JP2626047 B2 JP 2626047B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
main body
fan motor
seal
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1100725A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02279125A (ja
Inventor
徹 広瀬
雄一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1100725A priority Critical patent/JP2626047B2/ja
Publication of JPH02279125A publication Critical patent/JPH02279125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2626047B2 publication Critical patent/JP2626047B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Suction Cleaners (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、騒音低減をはかった家庭用の電気掃除機に
関するものである。
従来の技術 第5図により従来の電気掃除機について説明する。図
において1は空気を吸引するファンモータで、モータ7
と同モータ7により回転するファン(図示せず)とファ
ンを覆うケーシング4で構成されている。ケーシング4
には吸気孔2が、モータ7には排気孔3が備えられてい
る。このファンモータ1はケーシング4の外周部5を防
振ゴム6により、またモータ軸受のハウジング部8を防
振ゴム9によって、それぞれ掃除機本体10(以下単に本
体と称す)に弾性支持されており、本体10をファンモー
タ1の振動から絶縁している。防振ゴム6は略円筒形を
しており、その前端部11は本体10の仕切板12に密着し、
排気孔3からの排気が吸気孔2へ逆流することを防止す
るシールの役目も果たしている。13は紙袋式の集塵用の
フィルタで、本体10前部の集塵部14に着脱自在に装着さ
れており、本体10の前蓋15を開放することにより、簡単
に取り出すことができる。16は集塵用のホースで、一端
には床ノズル17が取り付けられ、他端は前蓋15を通りフ
ィルタ13に挿入されている。18はコードリールを示して
いる。
次に集塵作用について説明する。ファンモータ1を駆
動すると、床ノズル17より塵を含んだ空気が吸い込まれ
る。この空気は、集塵用のホース16を通り、紙袋式のフ
ィルタ13の内部に送られここで塵と空気に分離される。
塵は紙袋式のフィルタ13の内部に残り、空気は本体10の
仕切板12の空気通気孔19を通ってファンモータ1の吸気
孔2に流入し、モータ7を冷却して排気孔3より排気さ
れる。ファンモータ1より排気された空気は矢印20で示
す様に、本体10の内部の空気通路21を通り本体排気孔22
より機外に排気される。この様にして集塵された塵は、
次々に紙袋式フィルタ13の内部に蓄積される。紙袋式フ
ィルタ13が塵で一杯になれば、本体10の前蓋15を開け紙
袋式のフィルタ13を取り出して捨て、新しいフィルタ13
を装着すれば手を汚すことなく塵処理ができる。23は集
塵効率を高めるためのフィルタ台を示している。
発明が解決しようとする課題 以上に述べた従来の電気掃除機の問題点の一つに騒音
の問題がある。すなわち、ファンモータ1の回転アンバ
ランスによる振動が本体10に伝わり、不快な騒音を発生
する。このファンモータ1自体の振動モードは第6図に
示すように、ケーシング外周部5では軸方向の振動成分
が大きくなる性質を有している。従ってファンモータ1
の中央部を支持している防振ゴム6・防振ゴム9を軟ら
かくして、ソフトに支持するすることにより防振効果が
向上し、本体10に伝わる振動を低減させることができ
る。しかし充分な防振効果を得るように防振ゴム6を軟
らかくすると、振動吸収はできるがファンモータ1の弾
性支持機能に支障を生じる。すなわち、防振ゴム6がフ
ァンモータ1の吸気と排気の間のシールの役目を果たし
ているため、吸気孔2付近の空間24が負圧となり、ファ
ンモータ1が仕切り板12側に吸引される。この吸引力は
約5〜10kg/cm2に達するもので、その結果、ファンモー
タ1の吸気孔2は仕切り板12に当接し、仕切り板12に振
動を与えて騒音を発生したり、又吸気が不十分となって
集塵能力が低下するなどの不具合をもたらすこととな
る。従って、防振ゴム6は軸方向への圧縮力に充分耐え
る硬さと、振動を吸収する柔らかさの相矛盾する条件の
折衷点を求めた硬度に設定されていた。このことから従
来の電気掃除機では、ファンモータの軸方向のアンバラ
ンス振動を充分に防振することができず、どうしても騒
音が大きくなる欠点を有していた。
本発明はこのような課題を解決するものであり、第一
に充分な弾性支持機能を有するとともに充分な防振性能
を備えた電気掃除機を提供すること、第二には前記第一
の目的に関連して風切り音を低減した電気掃除機を提供
することを目的としたものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、吸気孔が突出した形状を
したケーシングを有するファン部及びこのケーシングに
内包されたインペラを駆動するモータ部からなるファン
モータと、このファンモータを内包する掃除機本体と、
前記ケーシングの突出した吸気孔の周囲に取り付けられ
たリング状の防振ゴム兼シールと、モータ部側の端部に
取り付けられるとともに、ファンモータを軸方向に支持
して掃除機本体に対するファンモータの軸方向の動きを
規制する後部防振ゴムとを有し、前記リング状の防振ゴ
ム兼シールは、ケーシングの突出した吸気孔の外周に圧
入固着され、その前端部が本体仕切り板の連通孔を覆う
ように圧接されることによりシール部を構成し、本体仕
切り板の連通孔の径が防振ゴム兼シールの内径よりも大
きく、しかもケーシングの突出した吸気孔の前端が本体
仕切り板よりも後方に位置し、リング状の防振ゴム兼シ
ールの内径は、前記吸気孔より前端部分が徐々に拡大し
本体仕切り板の連通孔を覆うようにしたものである。
作用 上記構成によれば、ファンモータのケーシングの中央
支持部の径方向の支持及び軸方向の支持はファン側に取
り付けられたリング状の防振ゴム兼シールのせん断方向
の剛性を利用することになり非常に軟らかい支持が可能
になる。
また、リング状の防振ゴム兼シールの内径が先端方向
に徐々に拡大しているため気流がスムースに流れ、風切
り音の発生が抑制される。
実施例 以下本発明の実施例を第1図〜第4図に基ずいて説明
する。従来例と同一の部分には同番号を付し、その説明
を省略する。図において1はファンモータで、その拡大
図を第2図に示す。ファンモータ1は、吸気孔21が突出
したケーシング22と、これに内包されたインペラ23と、
このインペラ23を駆動するモータ部24により構成されて
いる。防振ゴム兼シール25は円筒リング形の支持部25a
とその前端面のシール部25bとにより構成されており、
突出したケーシングの吸気孔21の外周部に圧入固着され
ている、そして支持部25aの外周が掃除機本体10(以下
単に本体と称す)の支持板32によって挟持されている。
前端面のシール部25bは本体仕切り板12の連通孔33の外
周部に軽く圧接しており、又連通孔33の径は支持部25a
の外形より大きく設定されている。又、ケーシングの突
出した吸気孔21の先端は本体の仕切り板12の後方に位置
するように、つまり仕切り板12とファンモータ1との間
に隙間を有するように構成されている。更に防振ゴム兼
シール25は、第3図・第4図に示しているようにその内
径の形状が、先端に近づくにつれて徐々に拡大してい
る。つまりファンモータ1に吸引される気流の流れが、
この構成によって整流されスムースになるものである。
モータ部24の後部には、略円筒状の後部防振ゴム27が固
定されている。すなわち、モータ部のハウジング部28の
溝部29に後部防振ゴム27が嵌着されている。そして後部
防振ゴム27に設けられた溝部30に本体後部の仕切り板31
が嵌着することにより、モータ部24と本体10を軸方向に
支持し固定している。この構成によって、掃除機本体は
ファンモータ1の軸方向の振動から絶縁・保護されてい
る。
以上の構成による作用・動作について以下に説明す
る。一般にファンモータの振動は、従来例で説明したよ
うに第6図に示したような振れ回り振動を示している。
つまり、ファン側もモータ側も軸芯付近の振動は、特に
軸方向成分が小さくなっている。これ故に軸心部分で軸
方向に支持することによって、振動伝達量が小さくしか
も強度の充分な支持が可能になる。しかしファン部のケ
ーシング22は薄い板金で構成されているため、突出した
吸気孔21に装着された防振ゴム兼シール25で軸方向の支
持をすることは強度の点で無理がある。このため本実施
例では、ファンモータ1を後部防振ゴム27を介して本体
10に軸方向に係止し軸方向の支持の強度を確保してい
る。又、防振ゴム兼シール25の前端面のシール部25bが
本体の仕切り板に圧接する部分で吸気と排気との間のシ
ールが構成されており、この構成によってファンモータ
の吸引力を受ける面積は従来の構成に比べ1/10程度にな
るものである。この結果、後部防振ゴム27の支持する軸
方向の支持力は極めて小さくてすむことになり、同時に
ファンモータ1のモータ部の支持は軟らかくすることが
できるものである。従って防振効果が改善される。しか
も、防振ゴム兼シール25の前端面が本体の仕切り板12と
圧接している状態で、仕切り板12の連通孔は防振ゴム兼
シール25の支持部の内径より大きく、しかもケーシング
の突出した吸気孔の先端が本体の仕切り板12の後方に位
置する構成としているため、防振ゴム兼シール25は径方
向及び軸方向の応力をゴムのせん断方向の剛性で受ける
ことができる。このため本体とは軸方向及び径方向に非
常に軟らかく結合されており、一層ファンモータの振動
は良く防振されるものである。又防振ゴム兼シール25の
支持部25aは、吸気孔21に圧入固着され内径の形状が先
端に近づくにつれ徐々に拡大しているため、空気流がス
ムースに流れ吸気孔21先端での風切り音は殆ど生じな
い。
発明の効果 上述したように本発明の構成によればファンモータの
吸引力・重量などを充分に支持し、しかもファンモータ
の振動を防振することができる。又シール部と本体は密
着するため吸排気間のシール性能も良く、しかも支持構
造は簡単であり従来よりも安価に構成できる。また、フ
ァンモータの風切り音は殆ど生じなく、騒音の低い電気
掃除機を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電気掃除機の断面図、第2
図は同ファンモータの拡大図、第3図は同防振ゴム兼シ
ール部の拡大図、第4図は同防振ゴム兼シールの拡大
図、第5図は従来の電気掃除機を示す断面図、第6図は
ファンモータの振動モードを示す図である。 1……ファンモータ、10……掃除機本体、21……吸気
孔、22……ケーシング、25……防振ゴム兼シール、27…
…後部防振ゴム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気孔が突出した形状をしたケーシングを
    有するファン部及びこのケーシングに内包されたインペ
    ラを駆動するモータ部からなるファンモータと、このフ
    ァンモータを内包する掃除機本体と、前記ケーシングの
    突出した吸気孔の周囲に取り付けられたリング状の防振
    ゴム兼シールと、モータ部側の端部に取り付けられると
    ともに、ファンモータを軸方向に支持して掃除機本体に
    対するファンモータの軸方向の動きを規制する後部防振
    ゴムとを有し、前記リング状の防振ゴム兼シールは、ケ
    ーシングの突出した吸気孔の外周に圧入固着され、その
    前端部が本体仕切り板の連通孔を覆うように圧接される
    ことによりシール部を構成し、本体仕切り板の連通孔の
    径が防振ゴム兼シールの内径よりも大きく、しかもケー
    シングの突出した吸気孔の前端が本体仕切り板よりも後
    方に位置し、リング状の防振ゴム兼シールの内径は、前
    記吸気孔より前端部分が徐々に拡大し本体仕切り板の連
    通孔を覆うようにした電気掃除機。
JP1100725A 1989-04-20 1989-04-20 電気掃除機 Expired - Lifetime JP2626047B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1100725A JP2626047B2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1100725A JP2626047B2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02279125A JPH02279125A (ja) 1990-11-15
JP2626047B2 true JP2626047B2 (ja) 1997-07-02

Family

ID=14281600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1100725A Expired - Lifetime JP2626047B2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2626047B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102355082A (zh) * 2011-09-08 2012-02-15 苏州首信电机有限公司 吸尘器电机

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5460495B2 (ja) * 2010-07-06 2014-04-02 日立アプライアンス株式会社 電気掃除機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS488965U (ja) * 1971-06-10 1973-01-31
JPS60100929A (ja) * 1983-11-09 1985-06-04 松下電器産業株式会社 電気掃除機
JPS63168143A (ja) * 1987-01-06 1988-07-12 松下電器産業株式会社 電気掃除機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102355082A (zh) * 2011-09-08 2012-02-15 苏州首信电机有限公司 吸尘器电机
CN102355082B (zh) * 2011-09-08 2013-05-29 苏州首信电机有限公司 吸尘器电机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02279125A (ja) 1990-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101165897B1 (ko) 전기 청소기
RU2005115915A (ru) Устройство подавления шума вентиляторного электродвигателя в пылесосе
KR100233513B1 (ko) 진공청소기의 공기유로구조
KR20060122521A (ko) 진공청소기
JPH09313410A (ja) 真空掃除機の吸音アセンブリ
JP3864660B2 (ja) 電気掃除機
JP2626047B2 (ja) 電気掃除機
JP3166233B2 (ja) 電気掃除機
JPS60100929A (ja) 電気掃除機
JP2844987B2 (ja) 電気掃除機
JP2626046B2 (ja) 電気掃除機
JP2745700B2 (ja) 電気掃除機
JPH0630860A (ja) 電気掃除機
JPS6354376B2 (ja)
JP5707059B2 (ja) 電気掃除機
JPH02279123A (ja) 電気掃除機
JP2661273B2 (ja) 電気掃除機
JPS6336247B2 (ja)
JPS63215900A (ja) 電動送風機
JPS6116725A (ja) 電気掃除機
JP2661270B2 (ja) 電気掃除機
JPH09149867A (ja) 電気掃除機
JPS6358B2 (ja)
JPS5839173Y2 (ja) 電動掃除機
KR0176050B1 (ko) 진공청소기의 전동기 장착구조

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080411

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090411

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100411

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100411

Year of fee payment: 13