JPH02279123A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は騒音低減をはかった家庭用の電気掃除機に関す
るものである。

従来の技術 第５ＥＪにより従来の電気掃除機について説明する０図
において１は空気を吸引するファンモータで、モータ７
と同モータ７により回転するファン（図示せず）及びフ
ァンを覆うケーシング４で構成されている。ケーシング
４には吸気孔２、モータ７には排気孔３が設けられてい
る。このファンモータ１は、ケーシング４の外周部５を
防振ゴム６により、またモータ軸受のハウジング部８を
防撮ゴム９によってそれぞれ掃除機本体１０（以下単に
本体という）に弾性支持され、本体１０内に内包されて
いる。この構成により本体ＩＯをファンモータ１の振動
から絶縁している。防振ゴム６は略円筒形をしており、
その前端部１１は本体１０の仕切板１２に密着し、排気
孔３からの排気が吸気孔２へ逆流することを防止するシ
ールの役目も果たしている。１３は紙袋式の集塵用のフ
ィルタで、本体１０前部の集馬部１４に着脱自在に装着
されており、本体１０の前Ｍ１５を開放することにより
簡単に取り出すことができる。１６は集塵用のホースで
、一端に床ノズル１７が取り付けられ、他端は前Ｍ１５
を通りフィルタ１３に挿入されている。１８はコードリ
ールを示している。

次に集塵作用について説明する。ファンモータ１を駆動
すると床ノズル１７より塵を含んだ空気が吸い込まれる
。この空気は集塵用のホース１６を通り、フィルタ１３
の内部に送られ、ここで塵と空気に分離される。塵はフ
ィルタ１３の内部に残り、空気は本体１０の仕切板１２
の空気通気孔１９を通ってファンモータ１の吸気孔２に
流入し、モータ７を冷却して排気孔３より排気される。

ファンモータ１より排気された空気は矢印２０で示す様
に本体１０の内部の空気通路２１を通り、本体排気孔２
２より機外に排気される。この様にして集塵された塵は
、次々にフィルタ１３の内部に蓄積される。フィルタ１
３が塵で一杯になれば本体１０の前蓋１５を開け、フィ
ルタ１３を取り出して捨て、新しいフィルタ１３を装着
すれば手を汚す事なく塵処理ができる。２３は集塵効率
を高めるためのフィルタ台を示している。

発明が解決しようとする課題 以上に述べた従来の電気掃除機の解決課題の一つに騒音
の問題がある。すなわち、ファンモータ１の回転ｒンバ
ランスによる振動が本体１０に伝わり、不快な騒音を発
生するものである。このファンモータ１自体の振動モー
ドを第６図に示す。第６図から分かるように、ケーシン
グの外周部５ではとくに径方向および軸方向の振動成分
が大きくなる性質を有しており、防振ゴム６、防振ゴム
９を柔らかくして防振効果を向上させることによって低
減することができる。しかし防振ゴム６を柔らかくする
と、振動吸収はできるがファンモータ１の弾性支持機能
に支障を生じる。すなわち、防振ゴム６がファンモータ
１の吸気と排気の間のシールの役目を果たしているため
、吸気孔２付近の空間２４が負圧となりこの吸引力は約
５〜１０ｋｇ／ｃｎｆに達している。その結果、ファン
モータ１の吸気孔２は仕切り板１２に向かって吸引され
、仕切り板１２に振動を与えて騒音を発生したり、又、
吸気が不十分となって集塵能力が低下するなどの不具合
をもたらすこととなる。従って、防振ゴム６は、軸方向
への圧縮力に充分耐える硬さと振動を吸収する柔らかさ
の相矛盾する条件の折衷点を求めた硬度に設定される必
要がある。しかし、こ゛のファンモータ部の防振ゴム６
の硬度を適正に設定することは現実の問題として困難で
あることから、充分なシール性能を有ししかも防振性能
に優れた支持構造を実現することは困難であり、電気掃
除機の課題となっているものである。

本発明はこのような課題を解決するものであり、充分な
シール性能を有ししかも防振性能に優れた支持構造を有
する電気掃除機を提供することを目的とするものである
。

課題を解決するための手段 前記目的を達成するために本発明の電気掃除機は、吸気
孔が突出した形状をしたケーシングを有するファン部と
、このケーシングに内包されたインペラを駆動するモー
タ部からなるファンモータと、このファンモータを内包
する掃除機本体と、前記吸気孔の周囲に取り付けられフ
ァンモータの主として径方向の支持をする防振ゴム兼シ
ールと、モータ部側の端部に取り付けられ掃除機本体に
係止することによりファンモータの径方向および軸方向
の動きを規制する後部防振ゴムとを有するものである。

作用 上記の構成においては、ファンモータの支持が振動の小
さい中心部で行われ、しがちファンモータの軸方向の動
きを後部防振ゴムで規制しているため、防振ゴム兼シー
ルを柔軟なものにしても充分耐えることができ、ファン
モータを効果的に防振支持することができるものである
。

実施例 以下本発明の実施例を第１図〜第４図に基すいて説明す
る。

従来例と同一の部分には同番号を付してその詳細な説明
を省略し、相違点を中心に説明する。

ファンモータ１は、吸気孔２１が突出した形状を有する
ケーシング２２とこれに内包されたインペラ２３とを有
するファン部と、インペラ２３を駆動するモータ部２４
により構成されている。突出した吸気孔２１の周囲には
防撮ゴム兼シール２５が装着されている。換言すれば、
ファンモータｌの前部は防振ゴム兼シール２５により防
振支持されている。この防振ゴム兼シール２５は第３図
に示すように鍔部２６を有する鍔付の円筒形をしている
。この円筒部分の外周は、本体１０の仕切り板１２に設
けた穴に挿入されて支持されており、鍔部２６は仕切り
板１２に当接している。モータ部２４の後部のハウジン
グ部２８に形成された溝部２９には略円筒状の防振ゴム
２７が嵌着固定されている。そして第４図に示している
ように、後部防振ゴム２７に設けられている溝部３０に
本体後部の仕切り板３１が嵌着することにより、モータ
部２４が軸方向に固定されその動きが規制されている。

以下本実施例の動作について説明する。従来例で説明し
たように、ファンモータの振動は第６図に示したような
中心部が小さく周辺部が大きい撮れ回り振動のモードと
なっている。即ち、ファン側もモータ側も軸心付近の振
動は、特に軸方向成分が小さくなっているものである。

従ってファンモータの支持を軸心部で行うことは、振動
伝達量の少ない支持を可能とするものである。しかしフ
ァン部のケーシング２２は薄い板金で構成されているた
め、従来と同様な防振ゴム兼シールでこの部分を支持す
ることは強度の点で無理である。

本実施例では、ファンモータ１を後部防振ゴム２７を介
して本体１０に軸方向に係止し、軸方向での支持の強度
を確保している。また防振ゴム兼シール２５は主として
ファンモータ１の径方向の支持を行わせるようにし、そ
の鍔部２６を仕切り板１２に当接させてシールしている
。この実施例ではファンモータ１の吸引力を受ける面積
が鍔部２６だけとなり従来の１／１０程度となるもので
ある。この結果、後部防振ゴム２７が支持する軸方向の
支持力は極めて少なくてすみ、後部防振ゴム２７および
防振ゴム兼シール２５の材質に充分柔らかいものを使用
することが可能となるものである。また、防振ゴム兼シ
ール２５によるファンモータｌの支持位置をファンモー
タ１の中心付近としているため、ファンモータ１の振動
を効果的に抑制することができるものである。さらに防
振ゴム兼シール２５の円筒部分の外局は、本体１０の仕
切り板１２に設けた穴に挿入されて支持されているため
、ファンモータの前部における径方向の防振はここでも
行われる。

発明の効果 上述したように本発明によれば、防振支持構造に工夫を
加えたことによりファンモータの吸引力に充分耐えるこ
とができ、しかもファンモータの振動を充分防振するこ
とが可能な電気掃除機を提供することができるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の電気掃除機の断面図、第２
図は同ファンモータ邪の拡大断面図、第３図は同防振ゴ
ム兼シール部の拡大斜視図、第４図は同後部防振ゴム部
の拡大斜視図、第５図は従来の電気掃除機を示す断面図
、第６図はファンモータの振動モードを示す図である。 １・・・ファンモータ、１０・・４掃除機本体、２１・
・・吸気孔、２２・・・ケーシング、２５・・・防振ゴ
ム兼シール、２７・・・後部防振ゴム。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　ほか１名２２−−グ
ーシンゲ ２５−−一匙机ｐ阪ゴシ」屹シー？Ｌ 第 図 第 図 第 図 くケージソゲ豹面ン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 吸気孔が突出した形状をしたケーシングを有するファン
   部と、このケーシングに内包されたインペラを駆動する
   モータ部からなるファンモータと、このファンモータを
   内包する掃除機本体と、前記吸気孔の周囲に取り付けら
   れファンモータの主として径方向の支持をする防振ゴム
   兼シールと、モータ部側の端部に取り付けられ掃除機本
   体に係止することによりファンモータの径方向および軸
   方向の動きを規制する後部防振ゴムとを有する電気掃除
   機。