JP2010082167A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化に対応しつつ消音効果を向上できる電気掃除機を提供する。
【解決手段】電動送風機45を本体ケース内で電動送風機カバー46により覆う。電動送風機カバー46を本体ケース内で消音カバー47により覆い、電動送風機カバー46の外側に電動送風機45の吸込側と連通する吸込側空間48を区画する。電動送風機45の周囲のスペースを有効に利用して吸込側空間48の空間体積を確保し、小型化に対応しつつ消音効果を向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動送風機の運転時の騒音を低減する電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、中空な本体ケース内の前部に集塵室が区画されているとともに、本体ケース内の後部に、集塵室に連通する電動送風機室が区画されている。この電動送風機室には、電動送風機が収容されている。また、本体ケースの前部には、集塵室に連通する本体吸込口が形成されている。この本体吸込口には、ホース体、延長管および床ブラシなどが順次連通接続可能となっている。このような電動送風機は、駆動時に発生する気流によって騒音が発生する。このため、電動送風機を防音筒内に収容するとともに、この防音筒内の電動送風機の周囲に、吸音材を配置することにより、電動送風機の運転時の騒音を低減した構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−36065号公報(第4−6頁、図1)
しかしながら、上述の電気掃除機では、消音効果を充分に得るために、防音筒や吸音材の大型化が必要となり、小型化に対応できないという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、小型化に対応しつつ消音効果を向上できる電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、電動送風機を本体ケース内で覆う電動送風機カバーと、この電動送風機カバーを本体ケース内で覆い、この電動送風機カバーの外側に電動送風機の吸込側と連通する吸込側空間を区画する消音カバーとを具備したものである。
本発明によれば、電動送風機を覆う電動送風機カバーを消音カバーで覆って、電動送風機カバーの外側に吸込側空間を形成することにより、電動送風機の周囲のスペースを有効に利用して吸込側空間の空間体積を確保し、小型化に対応しつつ消音効果を向上できる。
以下、本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の構成を図1ないし図3を参照して説明する。
図2において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、管部12と、この管部12が着脱可能に接続される掃除機本体13とを有している。
管部12は、掃除機本体13に接続される基端側に対して先端側が前方へ屈曲した接続管部15と、この接続管部15の先端側に連通する可撓性を有するホース体16と、このホース体16の先端側に設けられた手元操作部17と、この手元操作部17の先端側に着脱可能に接続される延長管18と、この延長管18の先端側に着脱可能に接続される吸込口体としての床ブラシ19とを備えている。
手元操作部17には、把持部21がホース体16側へと突出し、この把持部21には、操作用の設定ボタン22が複数設けられている。
また、掃除機本体13は、本体ケース25を備え、この本体ケース25の内部には、図示しない隔壁が設けられている。そして、この隔壁の後側には、電動送風機部27を収容する図示しない電動送風機室、および、電源コード31を出し入れ可能に巻回した図示しないコードリールを収容するコードリール室がそれぞれ区画されているとともに、隔壁の前側には、電動送風機部27の吸込側に連通する本体集塵室35が区画され、この本体集塵室35に、集塵袋である紙パック、あるいはサイクロン分離装置などの集塵装置である集塵カップなどの集塵部が着脱可能に配置されている。また、隔壁には、本体集塵室35と電動送風機室とを連通する図示しない通気孔が形成されている。
本体ケース25は、例えば合成樹脂などにより形成され、上側が開口した下ケース37と、この下ケース37の上側後部である電動送風機室およびコードリール室を覆う上ケース38と、この上ケース38あるいは下ケース37に対して上下方向に回動可能に軸支され本体集塵室35を開閉可能とする本体蓋39とを備えている。そして、下ケース37の両側方には、掃除機本体13の走行用の大径の走行輪41(一方のみ図示)が回転自在に軸支されている。
上ケース38は、後部に、電動送風機室の下流側に連通する図示しない排気口と、電源コード31を本体ケース25の外部に導出するための図示しないコード導出口とがそれぞれ開口形成されている。
本体蓋39は、後端側が回動可能に軸支されている。また、この本体蓋39には、接続管部15が接続される本体吸込口43が形成されている。したがって、この本体吸込口43は、本体ケース25の前部に位置している。
そして、電動送風機部27は、図1に示すように、電動送風機45と、この電動送風機45を覆う略円筒状の電動送風機カバー46と、この電動送風機カバー46を覆う略円筒状の消音カバー47とを備える2重筒構造となっており、電動送風機カバー46と消音カバー47との間に、電動送風機45の吸込側と連通する吸込側空間48、および、電動送風機45の排気側と連通する排気側空間49がそれぞれ区画されている。さらに、この電動送風機部27は、電動送風機室に対して、例えば複数のコイルばねなどの弾性手段によって周囲が弾性的に支持されている。
電動送風機45は、電源コード31(図2)を介して電源から給電されることにより、設定ボタン22(図2)で設定された所定の動作モードで制御手段により動作されて管部12(図2)を介して空気とともに塵埃を吸い込むものであり、電動部51がケース体52により覆われ、かつ、整流板53(ディフューザ)と電動部51により回転駆動される遠心ファン54とがファンカバー55により覆われて構成されている。また、この電動送風機45は、後側を吸込側(遠心ファン54側)、前側を排気側(電動部51側)として電動送風機室内に配置されている。さらに、この電動送風機45は、電動送風機カバー46に対して、支持手段56によって弾性的に支持されている。
電動部51は、回転軸51aと一体に形成された図示しない回転子(ロータ)と、この回転子と一体的に回転軸51aに形成された図示しない整流子(コンミュテータ)と、回転子の周囲に位置する固定子(ステータ)とを有している。そして、電動部51は、回転軸51aの両端側がケース体52に回転自在に軸支されているとともに、整流子の外周面に、ケース体52に固定されたブラシ装置58,58の先端側が摺接されている。
各ブラシ装置58は、電源コード31(図2)を介して給電されている。
ケース体52には、排気風の排出用の四角形状の排気口66が径方向、すなわち回転軸51aに略直交する方向に向けて、複数、例えば4つ開口形成されている。これら排気口66は、ケース体52の後端寄りの位置に開口形成されており、周方向に互いに離間されている。また、これら排気口66は、電動送風機45を電動送風機カバー46内に配置した状態で、下側の両側と上側の両側とにそれぞれ位置している。
整流板53は、遠心ファン54から周囲に吹き出された空気を電動部51側へと整流するものであり、略円板状に形成され、ケース体52とファンカバー55との間に配置されている。
遠心ファン54は、回転軸51aに固定されたバックプレートと、このバックプレートと対向配置されるフロントプレートとの間に、中心側から外周側へと渦巻状に湾曲した複数のファン翼が保持されて構成され、フロントプレートの前端部に穿設された吸気口から外気を内部に吸い込み、ファン翼により外周方向へと吹き出すように構成されている。
ファンカバー55は、略有蓋円筒状に形成されており、ケース体52に周囲が固定され、遠心ファン54の吸気口に連通する丸孔状の吸込口71が中央部に開口形成されている。
支持手段56は、排気口66の後方でケース体52の周囲に嵌合される円環状の支持手段内周部74と、電動送風機カバー46の内周に嵌合される支持手段外周部75と、これら支持手段内周部74と支持手段外周部75との間に亘って配置された複数の弾性部材としてのコイルばね76とを有している。
支持手段内周部74の外周側には、各コイルばね76の一端側を保持する内周側保持部78がそれぞれ形成されている。
支持手段外周部75は、外側面が正面視で四角形状に形成され、内周面が円形状に形成された環状となっている。また、この支持手段外周部75の内周側には、各コイルばね76の他端側を保持する外周側保持部79が、内周側保持部78に対応してそれぞれ形成されている。したがって、各コイルばね76は、電動送風機45に対して径方向に沿って放射状に配置されている。
また、電動送風機カバー46は、第1送風機カバー部である略円筒状の送風機前カバー81と、第2送風機カバー部である略円筒状の送風機後カバー82とを前後に組み合わせて形成されている。すなわち、電動送風機カバー46は、その中心軸に対して交差(直交)する面で分割されている。なお、各カバー81,82はそれぞれ左右対称に形成されているため、図1ではそれぞれの一側部(半分)のみを示すものとする。
送風機前カバー81は、例えば合成樹脂などにより形成されており、前後方向に沿って軸方向を有する円筒状に形成された第1カバー本体である前カバー本体81aと、この前カバー本体81aの前端部に開口形成された丸孔状の送風機カバー排気口81bと、この送風機カバー排気口81bの上側半分の縁部から前カバー本体81aの側部に亘って連続する前部突出リブ部81cとをそれぞれ一体に有している。
前カバー本体81aは、前端側が送風機カバー排気口81bへと縮径されている。また、前カバー本体81aの後端部には、支持手段外周部75が嵌合する嵌合凹部84の前側半分となる前側嵌合凹部84aが形成されている。さらに、前カバー本体81aの外周面には、この前側嵌合凹部84aに連続し支持手段外周部75の外側の角部を保持してこの支持手段外周部75の軸方向への移動を規制する前側規制部81dが形成されている。そして、前カバー本体81aの外周面には、送風機前カバー81と送風機後カバー82とを、ねじなどの連結手段によって互いに固定するための図示しない前側固定部が形成されている。
送風機カバー排気口81bは、電動送風機45の排気側全体が臨む大きさの丸孔状に形成されており、ケース体52の底部に対向している。また、この送風機カバー排気口81bは、電動送風機45と略同軸上に位置している。さらに、この送風機カバー排気口81bは、電動送風機45の排気口66の下流側と、排気側空間49の上流側とにそれぞれ連通している。
前部突出リブ部81cは、消音カバー47の内壁に当接しており、電動送風機カバー46と消音カバー47との間の空間48,49を気密に隔離する隔壁となっている。
送風機後カバー82は、例えば合成樹脂などにより形成されており、前後方向に沿って軸方向を有する円筒状に形成された第2カバー本体である後カバー本体82aと、この後カバー本体82aの後端部に開口形成された丸孔状の送風機カバー吸気口82bと、この送風機カバー吸気口82bの下半分の縁部から後カバー本体82aの側部に亘って連続する後部突出リブ部82cとを一体に有している。
後カバー本体82aは、後端側が送風機カバー吸気口82bへと縮径されている。また、後カバー本体82aの前端部には、嵌合凹部84の後側半分となる後側嵌合凹部84bが形成されている。さらに、後カバー本体82aの外周面には、この後側嵌合凹部84bに連続し支持手段外周部75の外側の角部を保持してこの支持手段外周部75の軸方向への移動を規制する後側規制部82dが形成されている。そして、後カバー本体82aの外周面には、送風機前カバー81の前側固定部と対応する位置に、この前側固定部とねじなどの連結手段によって固定される図示しない後側固定部が形成されている。
送風機カバー吸気口82bは、送風機カバー排気口81bよりも径寸法が小さく、電動送風機45の吸込口71と略等しい径寸法の丸孔状に形成され、この吸込口71に対向している。また、この送風機カバー吸気口82bは、電動送風機45と略同軸上に位置している。さらに、この送風機カバー吸気口82bは、吸込側空間48の下流側と、電動送風機45の吸込口71の上流側とにそれぞれ連通している。
後部突出リブ部82cは、前端側が前部突出リブ部81cの後端部に気密に接続されているとともに、消音カバー47の内壁に当接しており、電動送風機カバー46と消音カバー47との間の空間48,49を気密に隔離する隔壁となっている。
また、消音カバー47は、第1消音カバー部である略半円筒状の消音上カバー91と、第2消音カバー部である略半円筒状の消音下カバー92とを上下に組み合わせて形成されているとともに、消音上カバー91内に、吸音材保持体93が取り付けられ、この吸音材保持体93などに吸音材94が保持されて構成されている。すなわち、消音カバー47は、その中心軸に沿う面で分割されている。なお、各カバー91,92はそれぞれ左右対称に形成されているため、図1ではそれぞれの一側部(半分)のみを示すものとする。
消音上カバー91は、例えば合成樹脂などにより形成されており、前後方向に沿って軸方向を有する半円筒状に形成された第1消音カバー部本体である上カバー本体91aと、この上カバー本体91aの前部に連続する上側前板部91bと、上カバー本体91aの後部に連続する上側後板部91cと、上カバー本体91aと上側前板部91bとの連続部から前方へと突出する吸込口部91dとを一体に有している。
上側前板部91bは、上カバー本体91aの前端側を覆って電動送風機カバー46の送風機前カバー81の上側の前部に対向している。また、この上側前板部91bの内壁には、吸込口部91dの下方の位置で電動送風機カバー46の前部突出リブ部81cの前端側が当接している。さらに、この上側前板部91bの前部の側部寄りの位置には、図示しないねじなどにより消音上カバー91と消音下カバー92とを互いに連結固定するための消音カバー上側固定部91eが上下方向に沿って形成されている。
上側後板部91cは、上カバー本体91aの後端側を覆って電動送風機カバー46の送風機後カバー82の上側の後部に対向している。
吸込口部91dは、吸込側空間48に連通しており、消音上カバー91の左右方向の中心位置で、かつ、上側寄りに位置し、水平方向に沿って軸方向を有している。このため、この吸込口部91dは、電動送風機45および電動送風機カバー46の中心軸に対して径方向上側にずれた位置に配置されている。そして、この吸込口部91dの前端部は、本体集塵室35(図2)と電動送風機室とを区画する上記隔壁の通気孔の下流側に気密に接続される丸孔状のカバー吸込口91fとなっている。
消音下カバー92は、例えば合成樹脂などにより形成されており、前後方向に沿って軸方向を有する半円筒状に形成された第2消音カバー部本体である下カバー本体92aと、この下カバー本体92aの前部に連続する下側前板部92bと、下カバー本体92aの後部に連続する下側後板部92cと、これら下側後板部92c、下カバー本体92aおよび下側前板部92bに亘って連続し電動送風機カバー46の各突出リブ部81c,82cの下側を支持する支持板部92dと、下側後板部92cから後方へと突出する排気口部92eとを一体に有している。
下カバー本体92aは、上端が上カバー本体91aの下端に気密に接続されている。また、この下カバー本体92aの内壁には、電動送風機カバー46の両側部で各突出リブ部81c,82cの先端側が当接している。
下側前板部92bは、上端が上側前板部91bの下端に気密に接続されている。また、この下側前板部92bの前部の側部寄りの位置には、図示しないねじなどにより消音上カバー91の消音カバー上側固定部91eと連結固定するための消音カバー下側固定部92fが上下方向に沿って形成されている。
下側後板部92cは、上端が上側後板部91cの下端に気密に接続されている。
支持板部92dは、電動送風機カバー46を載置するための板部であり、電動送風機カバー46の各突出リブ部81c,82cを下側から支持することが可能となっている。
排気口部92eは、排気側空間49に連通しており、消音下カバー92の左右方向の中心位置で、かつ、下側寄りに位置し、水平方向に沿って突出している。このため、この排気口部92eは、電動送風機45および電動送風機カバー46の中心軸に対して径方向下側にずれた位置に配置されている。そして、この排気口部92eの後端部には、図示しないフィルタを保持するための格子状のフィルタ保持部92gが一体に形成され、このフィルタ保持部92gの格子の間が、それぞれカバー排気口92hとなっている。
吸音材保持体93は、消音上カバー91の上カバー本体91aから上側後板部91cに亘って、これら上カバー本体91aと上側後板部91cとに略平行となるように形成されており、吸音材94が部分的に吸込側空間48に露出するように格子状となっている。また、この吸音材保持体93は、吸込口部91dの外方の位置で、各突出リブ部81c,82cの上側の位置に下端部が取り付けられている。
吸音材94は、例えばウレタンなどの軟質の部材であり、吸込側空間48内で吸音材保持体93と消音上カバー91との間に保持された吸込側吸音材である上側吸音材94aと、排気側空間49内に配置された排気側吸音材である下側吸音材94bとを有している。
上側吸音材94aは、消音上カバー91の上カバー本体91aから上側後板部91cに亘って側面視で逆L字状に配置されている。
下側吸音材94bは、消音上カバー91の上側前板部91bから消音下カバー92の下側前板部92bおよび下カバー本体92aの排気口部92e近傍に亘って側面視でL字状に配置されている。
また、吸込側空間48は、カバー吸込口91fから電動送風機カバー46の上側の周囲である消音上カバー91内へと面積が拡大するように形成された拡張型(膨張型)消音器となる空間であり、下流側が送風機カバー吸気口82bへと連通している。
また、排気側空間49は、送風機カバー排気口81bから電動送風機カバー46の下側の周囲である消音下カバー92内へと面積が拡大するように形成された拡張型(膨張型)消音器となる空間であり、下流側が排気口部92eを介してカバー排気口92hへと連通している。
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
電動送風機部27の組み立ての際には、まず、電動送風機45の周囲に支持手段56を取り付け、この支持手段56を取り付けた電動送風機45を、送風機前カバー81と送風機後カバー82とで挟持し、これら送風機前カバー81と送風機後カバー82とを互いに固定する。
次いで、電動送風機45を内部に保持した電動送風機カバー46の各突出リブ部81c,82cを、下側吸音材94bを取り付けた消音下カバー92の支持板部92d上に載置する。
さらに、吸音材保持体93を、電動送風機カバー46の突出リブ部81c,82c上に取り付け、この吸音材保持体93上に上側吸音材94aを配置した後、消音上カバー91を上側から被せ、消音下カバー92と固定することで、電動送風機部27が完成する。
この完成した電動送風機部27は、本体ケース25内の電動送風機室に組み付ける。
そして、掃除の際には、まず、本体ケース25の本体蓋39を開けて本体集塵室35に集塵部を装着し、本体蓋39を閉じる。
この状態で、本体吸込口43にホース体16(接続管部15)、延長管18および床ブラシ19を順次連通接続するとともに、本体ケース25から電源コード31を引き出して壁面などのコンセントに接続し、作業者が把持部21を把持して所定の設定ボタン22を操作すると、制御手段が電動送風機45を設定ボタン22で設定した動作モードで駆動させる。
そして、作業者は、床ブラシ19を床面上で前後方向に走行させ、電動送風機45の負圧の作用により、床ブラシ19の先端側から床面上の塵埃を空気とともに吸い込む。
この吸い込まれた空気は吸込風となり、塵埃とともに床ブラシ19から延長管18、ホース体16および本体吸込口43を経由して、集塵部へと吸い込まれる。
集塵部で塵埃が捕集された吸込風は、隔壁の通気孔を通過してカバー吸込口91fに吸い込まれた後、吸込側空間48内を通過することで消音され、送風機カバー吸気口82bから電動送風機45の吸込口71へと吸い込まれる。
この電動送風機45の吸込口71に吸い込まれた吸込風は、吸気口を介して遠心ファン54内へと吸い込まれ、この遠心ファン54により周方向へと排気されて排気風となった後、整流板53によって整流されつつケース体52内へと流れ、電動部51を冷却し、さらに排気口66からケース体52の外部へと排気される。
そして、この排気風は、送風機カバー排気口81bから排気側空間49内へと排気され、この排気側空間49内を通過することで消音され、さらに、カバー排気口92hを介して本体ケース25の排気口から外気へと排出される。
掃除が終了すると、作業者が所定の設定ボタン22を操作することで、制御手段が電動送風機45の駆動を停止させる。
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、電動送風機45を覆う電動送風機カバー46をさらに消音カバー47で覆って、電動送風機カバー46の外側、すなわちこの電動送風機カバー46と消音カバー47との間に吸込側空間48を形成することにより、電動送風機45の周囲のスペースを有効に利用して吸込側空間48の空間体積を確保し、小型化に対応しつつ消音効果を向上できる(より静音化できる)。
しかも、電動送風機45を覆う電動送風機カバー46をさらに消音カバー47で覆って、電動送風機カバー46と消音カバー47との間に排気側空間49を形成することにより、電動送風機45の周囲のスペースを有効に利用して排気側空間49の空間体積を確保し、小型化に対応しつつ消音効果をより向上できる。
すなわち、消音用の空間を電動送風機45の吸込側と本体集塵室35(図2)の排気側との間、および、電動送風機45の排気側と本体ケース25の排気口にそれぞれ直列的に接続する従来の構成では、大型化をすることなく空間体積を充分に取ることが容易でなく、特定周波数を低減するだけの共鳴器としての動作を期待できるに過ぎないのに対して、上記第1の実施の形態の各空間48,49は、電動送風機45の周囲のスペースを有効に利用して充分な空間体積を取ることができるので、図3のグラフに示すように、騒音を広帯域に亘って低減できる。
また、本体ケース25の前部に本体吸込口43を設け、吸込側を後方に向けた状態で電動送風機45を本体ケース25内に収容することにより、本体吸込口43と電動送風機45の吸込側とが反対側に向いているため、各空間48,49内部の折り返し部分を抑制しつつ各空間48,49を広く取ることができ、仕事率が低下しにくい。
すなわち、電動送風機45の吸込側を本体吸込口43と同様に前側とすると、各空間48,49を充分に広く(長く)取るためには、各空間48,49を2回以上の偶数回折り返して蛇行させて形成する必要があるのに対して、上記第1の実施の形態では、電動送風機45の吸込側が本体吸込口43に対して反対側に位置しているため、各空間48,49を奇数回、例えば1回折り返すだけで各空間48,49を広く(長く)取ることができるので、各空間48,49内の折り返し部分による仕事率の低下を抑制できる。
さらに、消音カバー47を、電動送風機45の軸方向に沿った面で消音上カバー91と消音下カバー92とに分割することにより、各空間48,49内の前後方向の中間部などで空気の流れに交差する方向に沿う段差を抑制できるので、この段差による乱流の発生および仕事率の低下を抑制できる。
そして、消音カバー47内に、吸音材94を配置することにより、この吸音材94によって、消音効果をより有効に得ることができる。
また、消音カバー47の電動送風機45の中心軸に対して径方向にずれた位置に、電動送風機45の吸込側に連通するカバー吸込口91fを形成することにより、カバー吸込口91fから吸い込んだ空気を、電動送風機カバー46の前カバー本体81aの前面などに衝突させることなく吸込側空間48内へと直線的に流すことができ、電動送風機カバー46との衝突による渦流の発生を抑制できる。
さらに、電動送風機45を電動送風機カバー46に対して支持手段56により支持することで、電動送風機45の振動を電動送風機カバー46(消音カバー47)に直接伝えにくくし、消音効果をより向上できる。
次に、第2の実施の形態を図4を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、吸音材保持体および吸音材に代えて、吸込側空間48と排気側空間49とのそれぞれに、流れる空気を強制的に整流する複数の整流室98をそれぞれ区画しているものである。
これら整流室98は、送風機前カバー81の外周面および送風機後カバー82の外周面と、消音上カバー91の内周面および消音下カバー92の内周面との少なくともいずれか一方から他方、本実施の形態では消音上カバー91の内周面および消音下カバー92の内周面から送風機前カバー81の外周面および送風機後カバー82の外周面へと突出する壁部99により、送風機後カバー82の外周面、消音カバー47の内周面、および、壁部99の間に、電動送風機45の軸方向に沿って形成され、周方向に互いに区画されている。
壁部99は、正面視で電動送風機部27の径方向に沿って放射状に形成されている。また、これら壁部99は、周方向に略等間隔に離間されている。
そして、このように、各空間48,49のそれぞれの内部に整流室98を形成することにより、比較的広く取った各空間48,49内でランダムになる空気の流れを強制的に整流でき、流体騒音をより低減できる。
なお、上記第2の実施の形態において、各整流室98にそれぞれ吸音材を配置してもよい。この場合には、消音効果をより向上できる。
また、各整流室98は、各空間48,49のいずれか一方のみに形成する構成としてもよい。
次に、第3の実施の形態を図5を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第3の実施の形態は、上記各実施の形態の消音カバー47が、電動送風機カバー46の外部に位置する第1カバー101と、この第1カバー101の一部を覆う第2カバー102とを備えているものである。
第1カバー101は、第1カバー第1構成部としての半円筒状の内側上カバー104と、第1カバー第2構成部としての半円筒状の内側下カバー105とを上下に組み合わせて形成されている。すなわち、第1カバー101は、その中心軸に沿う面で分割されている。なお、各カバー104,105は、それぞれ左右対称に形成されているため、図5ではそれぞれの一側部(半分)のみを示すものとする。
内側上カバー104は、例えば合成樹脂などにより形成されており、前後方向に沿って軸方向を有する半円筒状に形成された第1カバー第1構成部本体である内側上カバー本体104aと、この内側上カバー本体104aの前部に連続する上カバー前板部104bと、内側上カバー本体104aの後部に連続する上カバー後板部104cと、これら内側上カバー本体104a、上カバー前板部104bおよび上カバー後板部104cの外方に位置する上カバー外板部104dと、上カバー前板部104bおよび上カバー外板部104dから前方へと突出する吸込口部104eと、上カバー後板部104cに開口形成された丸孔状のカバー吸込連通孔104fと、このカバー吸込連通孔104fの下半分の縁部から後方へと突出して上カバー外板部104dの後側の内壁と連続する上カバー連続部104gと、吸込口部104eの両側部から上カバー前板部104bの前部、内側上カバー本体104aの両側部、上カバー後板部104cの後部および上カバー連続部104gの上端部の両側に亘って、これらと上カバー外板部104dとの間に連続した上カバー区画壁部104hとを一体に有している。
内側上カバー本体104aは、電動送風機カバー46の送風機前カバー81および送風機後カバー82の上側半分の外周面を覆って密着するように配置されている。
上カバー前板部104bは、電動送風機カバー46の送風機前カバー81の前面に湾曲した長孔状に形成された送風機カバー排気口81bの上側を覆って密着するように配置されている。また、この上カバー前板部104bは、下端部が電動送風機45の中心軸よりも下方まで延びている。さらに、この上カバー前板部104bの前部の側部寄りの位置には、図示しないねじなどにより内側上カバー104と内側下カバー105とを互いに連結固定するためのボス状の上カバー固定部104iが上下方向に沿って形成されている。
上カバー後板部104cは、電動送風機カバー46の送風機後カバー82の後面の上側を覆って密着するように配置されている。
上カバー外板部104dは、上カバー前板部104bの前方から、内側上カバー本体104aの側方および上カバー後板部104cの後方に亘って、これら上カバー前板部104b、内側上カバー本体104aおよび上カバー後板部104cと略平行に形成されている。また、この上カバー外板部104dは、内側上カバー104の上下寸法の半分程度の上下寸法を有している。
吸込口部104eは、吸込側空間48に連通しており、内側上カバー104の左右方向および上下方向の略中心位置に配置され、水平方向に沿って軸方向を有している。このため、この吸込口部104eは、電動送風機45および電動送風機カバー46の中心軸と同軸上に位置している。そして、この吸込口部104eの前端部は、本体集塵室35(図2)と電動送風機室とを区画する上記隔壁の通気孔の下流側に気密に接続される丸孔状のカバー吸込口104jとなっている。
カバー吸込連通孔104fは、電動送風機カバー46の送風機カバー吸気口82bと略等しい径寸法を有しており、この送風機カバー吸気口82bを介して電動送風機45の吸込口71に対向している。また、このカバー吸込連通孔104fは、電動送風機45と略同軸上に位置している。さらに、このカバー吸込連通孔104fは、吸込側空間48の下流側に連通しているとともに、送風機カバー吸気口82bを介して電動送風機45の吸込口71の上流側に連通している。
上カバー連続部104gは、略半円筒状に形成されている。
上カバー区画壁部104hは、吸込側空間48と排気側空間49とを区画するものである。また、この上カバー区画壁部104hには、吸音材保持体93の下端部が嵌合される嵌合溝部104kが形成されている。
内側下カバー105は、例えば合成樹脂などにより形成されており、前後方向に沿って軸方向を有する半円筒状に形成された第1カバー第2構成部本体である内側下カバー本体105aと、この内側下カバー本体105aの前部に連続する下カバー前板部105bと、内側下カバー本体105aの後部に連続する下カバー後板部105cと、下カバー前板部105bに開口形成されたカバー排気連通孔105dと、これら内側下カバー本体105a、下カバー前板部105bおよび下カバー後板部105cの外方に位置する下カバー外板部105eと、下カバー前板部105bの前部、内側下カバー本体105aの両側部および下カバー後板部105cの後部に亘って、これらと下カバー外板部105eとの間に連続した下カバー支持壁部105fとを一体に有している。
内側下カバー本体105aは、電動送風機カバー46の送風機前カバー81および送風機後カバー82の下側半分の外周面を覆って密着するように配置されている。
下カバー前板部105bは、電動送風機カバー46の送風機前カバー81の前面の送風機カバー排気口81bの下側を覆って密着するように配置されている。また、この下カバー前板部105bの前部の側部寄りの上カバー固定部104iに対応する位置には、この上カバー固定部104iとともにねじなどにより内側上カバー104と内側下カバー105とを互いに連結固定するためのボス状の下カバー固定部105gが上下方向に沿って形成されている。
下カバー後板部105cは、電動送風機カバー46の送風機後カバー82の後面の下側を覆って密着するように配置されている。
カバー排気連通孔105dは、送風機カバー排気口81bと連通するように形成されている。
下カバー外板部105eは、下カバー前板部105bの前方から、内側下カバー本体105aの側方および下カバー後板部105cの後方に亘って、これら下カバー前板部105b、内側下カバー本体105aおよび下カバー後板部105cと略平行に形成されている。また、この下カバー外板部105eは、内側上カバー104と内側下カバー105とを組み合わせた状態で、上カバー外板部104dと略面一となるように形成されている。
下カバー支持壁部105fは、吸込側空間48と排気側空間49とを区画するものである。また、この下カバー支持壁部105fは、内側上カバー104と内側下カバー105とを組み合わせた状態で、吸込口部104e、上カバー連続部104gおよび上カバー区画壁部104hの下側を支持するように形成されている。
また、第2カバー102は、第2カバー第1構成部としての半円筒状の外側上カバー107と、第2構成部としての半円筒状の外側下カバー108とを上下に組み合わせて形成されている。すなわち、第2カバー102は、その中心軸に沿う面で分割されている。なお、各カバー107,108は、それぞれ左右対称に形成されているため、図5ではそれぞれの一側部(半分)のみを示すものとする。
外側上カバー107は、第1カバー101の内側上カバー104の上側に下端側が取り付けられることで、内側上カバー104を覆ってこの内側上カバー104との間に吸込側空間48を区画するものである。そして、この外側上カバー107は、例えば合成樹脂などにより形成されており、前後方向に沿って軸方向を有する半円筒状に形成された第2カバー第1構成部本体である外側上カバー本体107aと、この外側上カバー本体107aの前部に連続する外側上カバー前板部107bと、外側上カバー本体107aの後部に連続する外側上カバー後板部107cとを一体に有している。
外側上カバー本体107aは、内側上カバー104の内側上カバー本体104aに対して略平行に離間されて形成されている。
外側上カバー前板部107bは、内側上カバー104の上カバー前板部104bに対して略平行に離間されている。また、この外側上カバー前板部107bの前部の側部寄りの上カバー固定部104iの上部に対応する位置には、この上カバー固定部104iとともにねじなどにより外側上カバー107と内側上カバー104とを互いに連結固定するためのボス状の上カバー取付部107dが上下方向に沿って形成されている。
外側上カバー後板部107cは、内側上カバー104の上カバー後板部104cに対して略平行に離間されている。
また、外側下カバー108は、第1カバー101の内側下カバー105の下側に取り付けられることで、この内側下カバー105との間に排気側空間49を区画するものである。そして、この外側下カバー108は、例えば合成樹脂などにより形成されており、前後方向に沿って軸方向を有する半円筒状に形成された第2カバー第2構成部本体である外側下カバー本体108aと、この外側下カバー本体108aの前部に連続する外側下カバー前板部108bと、外側下カバー本体108aの後部に連続する外側下カバー後板部108cと、外側下カバー本体108aの後側寄りの位置から径方向である下方向へと突出する排気口部108dとを一体に有している。
外側下カバー本体108aは、内側下カバー105の内側下カバー本体105aに対して略平行に離間されて形成されている。
外側下カバー前板部108bは、内側下カバー105の下カバー前板部105bに対して略平行に離間されている。また、この外側下カバー前板部108bの前部の側部寄りの下カバー固定部105gの下部に対応する位置には、この下カバー固定部105gとともにねじなどにより外側下カバー108と内側下カバー105とを互いに連結固定するためのボス状の下カバー取付部108eが上下方向に沿って形成されている。
外側下カバー後板部108cは、内側下カバー105の下カバー後板部105cに対して略平行に離間されている。
排気口部108dは、排気側空間49に連通しており、外側下カバー108の左右方向の中心位置に位置し、上下方向に沿って突出している。また、この排気口部108dの下端部には、図示しないフィルタを保持するための格子状のフィルタ保持部108fが一体に形成され、このフィルタ保持部108fの格子の間が、それぞれカバー排気口108gとなっている。
次に、上記第3の実施の形態の作用を説明する。
電動送風機部27の組み立ての際には、消音カバー47の第2カバー102の外側下カバー108上に下側吸音材94bを配置し、消音カバー47の第1カバー101の内側下カバー105を載置し、支持手段56を取り付けた電動送風機45を送風機前カバー81と送風機後カバー82とで挟持して固定した後、内側下カバー105上に載置する。
さらに、これらの上に内側上カバー104を載置し、吸音材保持体93の下端部を嵌合溝部104kに嵌合させ、この吸音材保持体93上に上側吸音材94aを載置し、この吸音材保持体93上に第1カバー101の外側上カバー107を載置した後、上カバー取付部107d、上カバー固定部104i、下カバー固定部105gおよび下カバー取付部108eにねじなどを挿入して締め付け固定することで、各カバー107,104,105,108を固定することにより、電動送風機部27が完成する。
そして、掃除の際には、作業者が把持部21を把持して所定の設定ボタン22を操作して制御手段が電動送風機45を設定ボタン22で設定した動作モードで駆動させ、この電動送風機45の負圧の作用により、床ブラシ19の先端側から床面上の塵埃を空気とともに吸い込むと、この吸い込まれた空気は吸込風となり、塵埃とともに床ブラシ19から延長管18、ホース体16および本体吸込口43を経由して、集塵部へと吸い込まれる。
この集塵部で塵埃が捕集された吸込風は、隔壁の通気孔を通過してカバー吸込口104jに吸い込まれた後、吸込側空間48内を通過することで消音され、カバー吸込連通孔104fおよび送風機カバー吸気口82bから電動送風機45の吸込口71へと吸い込まれる。
この電動送風機45の吸込口71に吸い込まれた吸込風は、吸気口を介して遠心ファン54内へと吸い込まれ、この遠心ファン54により周方向へと排気されて排気風となった後、整流板53によって整流されつつケース体52内へと流れ、電動部51を冷却し、さらに排気口66からケース体52の外部へと排気される。
そして、この排気風は、送風機カバー排気口81bおよびカバー排気連通孔105dから排気側空間49内へと排気され、この排気側空間49内を通過することで消音され、さらに、カバー排気口108gを介して本体ケース25の排気口から外気へと排出される。
このように、上記第3の実施の形態によれば、電動送風機45を覆う電動送風機カバー46をさらに消音カバー47で覆って、電動送風機カバー46の外側に吸込側空間48と排気側空間49とを形成するなど、上記各実施の形態と同様の構成を有することにより、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、消音カバー47を、電動送風機カバー46の外部に位置する第1カバー101と、この第1カバー101の少なくとも一部を覆う第2カバー102とにより構成することで、電動送風機45から発生する放射音を、これらカバー101,102の二重壁により防音でき、消音効果をより向上できる。
さらに、各空間48,49を内部に区画する第1カバー101および第2カバー102を、それぞれ軸方向に沿った面によりそれぞれ分割することで、各空間48,49内の前後方向の中間部などで空気の流れに交差する方向に沿う段差を、より抑制できるので、この段差による乱流の発生および仕事率の低下を、より抑制できる。
次に、第4の実施の形態を図6を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第4の実施の形態は、上記各実施の形態において、吸音材94の空気と接する面側に、整流部である溝部Gが互いに略等間隔に離間されて複数形成されているものである。
これら溝部Gは、空気の流れ方向に沿って長手状に形成されている。また、これら溝部Gは、吸音材94の一端部から他端部に亘って連続して形成されている。
そして、比較的広く取った各空間48,49内に吸い込まれてランダムになる空気の流れを、吸音材94の溝部Gによって強制的に整流できるので、流体騒音をより低減できる。
なお、上記第4の実施の形態において、例えば図7に示す第5の実施の形態のように、吸音材94を複数の吸音材片111に分割し、これら吸音材片111間に溝部Gを形成するように構成しても、同様の作用効果を得ることができるとともに、吸音部材94の形状を単純化できるので製造性も良好になる。
また、上記各実施の形態において、電動送風機部27を、本体ケース25に対して弾性体などの送風機部支持手段により弾性的に支持すれば、より静音化することが可能となる。
さらに、電動送風機カバー46および消音カバー47は、それぞれ任意の分割面に沿って分割することが可能である。
そして、電動送風機45は、吸込側を前側としてもよい。
また、吸音材94を配置しない構成として、構成を簡略化してもよい。
さらに、電気掃除機11としては、キャニスタ型に限らず、例えば床ブラシ19を掃除機本体13の下部に接続したアップライト型、あるいは掃除機本体13に把持部21を設けるとともに床ブラシ19を接続したハンディ型などでも対応できる。
本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の要部を示す斜視断面図である。 同上電気掃除機を示す斜視図である。 同上電気掃除機から発生する騒音の周波数特性を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態の電気掃除機の要部を示す斜視断面図である。 本発明の第3の実施の形態の電気掃除機の要部を示す斜視断面図である。 本発明の第4の実施の形態の電気掃除機の吸音材を示す縦断面図である。 本発明の第5の実施の形態の電気掃除機の吸音材を示す縦断面図である。
符号の説明
11 電気掃除機
25 本体ケース
43 本体吸込口
45 電動送風機
46 電動送風機カバー
47 消音カバー
48 吸込側空間
91f カバー吸込口
94 吸音材
98 整流室
101 第1カバー
102 第2カバー
G 整流部としての溝部

Claims (7)

  1. 本体ケースと、
    この本体ケースに収容された電動送風機と、
    この電動送風機を前記本体ケース内で覆う電動送風機カバーと、
    この電動送風機カバーを前記本体ケース内で覆い、この電動送風機カバーの外側に前記電動送風機の吸込側と連通する吸込側空間を区画する消音カバーと
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 本体ケースの前部に形成され吸込側空間に連通する本体吸込口を具備し、
    電動送風機は、吸込側を後方に向けた状態で前記本体ケース内に収容されている
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 消音カバーは、
    電動送風機カバーの外部に位置する第1カバーと、
    前記第1カバーの少なくとも一部を覆う第2カバーとを備えている
    ことを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機。
  4. 消音カバーは、電動送風機の軸方向に沿った面で分割されている
    ことを特徴とした請求項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機。
  5. 吸込側空間の内部に配置され、流れる空気を整流する整流部を備えた吸音材を具備した
    ことを特徴とした請求項1ないし4いずれか一記載の電気掃除機。
  6. 消音カバーは、電動送風機の中心軸に対して径方向にずれた位置に形成されこの電動送風機の吸込側に連通するカバー吸込口を備えている
    ことを特徴とした請求項1ないし5いずれか一記載の電気掃除機。
  7. 消音カバーは、互いに区画され流れる空気を強制的に整流する複数の整流室を吸込側空間の内部に備えている
    ことを特徴とした請求項1ないし6いずれか一記載の電気掃除機。
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