JP2000354562A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2000354562A
JP2000354562A JP11168392A JP16839299A JP2000354562A JP 2000354562 A JP2000354562 A JP 2000354562A JP 11168392 A JP11168392 A JP 11168392A JP 16839299 A JP16839299 A JP 16839299A JP 2000354562 A JP2000354562 A JP 2000354562A
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sound absorbing
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Koji Iwase
幸司 岩瀬
Shigehiko Suzuki
成彦 鈴木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】掃除機本体を大きくすることなく、騒音を低減
し、かつ吸い込み力も強い電気掃除機を提供する。 【解決手段】電動送風機110の電動機のハウジング1
22外周を、遮音筒116と、該遮音筒116の内周面
に設けられた複数の突起121の先端に略筒状に当接さ
れた吸音材115とで覆う。このとき、吸音材115の
内周面とハウジング122外周面との間に空気が流れる
空間201が形成されるように、各突起121の高さを
設定しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機に関
し、特に低騒音の電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機では、騒音を低減する
ために、騒音源である電動送風機を包む難燃性の通気性
発泡吸音材で覆う構造がとられることが多かった。さら
に騒音を低減するために、消音効果を増す構造として特
開昭58−169426号公報に記載れているように、
通気性発泡吸音材とゴムなどからなる多孔性消音板で支
持する構造が提案されている。 また、特開平10−211130号公報に記載されてい
るように、電動送風機の外周の紙素材をモールディング
成型して形成したケースを配置し、それに難燃処理を施
したものがあり、これらのモータを包み込むケースによ
り騒音を低下させるようにしている。
【0003】また、特開平10−248766号公報に
記載されているように、プラスチック材で形成したモー
タケースを電動送風機の外周に配置し、その内部に通気
性を持ち難燃性を有する吸音材を配置して騒音を低減さ
せているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術では、消音効果を増すためには、多孔性板の開口面積
を小さくする必要があるが、開口面積を小さくすると、
通気性を持つ発泡吸音材を空気が通過する際の流速が増
加して、流れによる通気抵抗が著しく増加するという問
題点があった。
【0005】また、多孔性板の径を大きくすると吸込み
力の低下は避けられるが、掃除機本体が大きくなるとい
う問題があった。
【0006】また、難燃性の紙素材でモータケースを形
成するものでは、通気抵抗の増大を防ぐことができる
が、モータケースの空気の通る穴から、電動送風機のブ
ラシの部分で発生した火花がモータケースの外部に飛び
出すおそれがある。
【0007】本発明の目的は、上記問題点を解決するた
めになされたものであり、掃除機本体を大きくすること
なく、騒音を低減し、かつ吸い込み力も強い電気掃除機
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における電気掃除機の特徴とするところは、
電動送風機の電動機外周を、遮音筒と、該遮音筒の内周
面に設けられた複数の突起の先端に略筒状に当接された
吸音材とで覆い、かつ吸音材の内周面と電動機外周面と
の間に空間が形成されるように、各突起の高さを設定す
ることにある。
【0009】具体的には本発明は次に掲げる掃除機を提
供する。
【0010】本発明は、掃除面の塵埃を吸い込む吸込み
口に接合された集塵室と、該集塵室の後方に配置され、
吸込み口から前記塵埃を吸い込む空気の流れを形成する
電動送風機とを有する電気掃除機において、前記電動送
風機の電動機外周を、遮音筒と、該遮音筒の内周面に設
けられた複数の突起の先端に略筒状に当接された吸音材
とで覆い、かつ前記吸音材の内周面と前記電動機外周面
との間に前記空気が流れる空間が形成されるように、前
記各突起の高さが設定されていることを特徴とする電気
掃除機を提供する。
【0011】好ましくは、前記遮音筒の内周面と、前記
各突起の先端に略筒状に当接された前記吸音材の外周面
との間に形成された空間の断面積は、前記吸音材の内周
面と前記電動機外周面との間に形成された空間の断面積
より小さい。
【0012】また、本発明は、掃除面の塵埃を吸い込む
吸込み口に接合された集塵室と、該集塵室の後方に配置
され、吸込み口から前記塵埃を吸い込む空気の流れを形
成する電動送風機とを有する電気掃除機において、前記
電動送風機の電動機外周面を覆う第1の吸音材の外周
を、遮音筒と、該遮音筒の内周面に設けられた複数の突
起の先端に略筒状に当接された第2の吸音材とで覆い、
かつ前記第2の吸音材の内周面と前記第1の吸音材の外
周面との間に前記空気が流れる空間が形成されるように
前記各突起の高さが設定されていることを特徴とする電
気掃除機を提供する。
【0013】好ましくは、前記遮音筒の内周面と、前記
各突起の先端に略筒状に当接された前記第2の吸音材の
外周面との間に形成された空間の断面積は、前記第1の
吸音材の外周面と前記前記第2の吸音材の内周面との間
に形成された空間の断面積より小さい。
【0014】好ましくは、前記各突起は、前記遮音筒の
筒方向にリブ状に設けられ、前記電動送風機の送風機側
にいくにしたがって高さが低くなる。
【0015】好ましくは、前記遮音筒は、前記電動機か
ら排出され前記吸音材を通過した空気の流れを外部に送
り出す開口部を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態例に
係る電気掃除機を、図を用いて説明する。
【0017】図5は、本発明の第一の実施の形態例に係
る電気掃除機全体の斜視を示す。501は掃除機本体
で、502は延長管、503は手元操作部、504はホ
ース、505は吸口である。吸口505で吸込まれた塵
埃を含む空気は、延長管502、手元操作部503、ホ
ース504を介して掃除機本体501に吸引され、塵埃
を分離した後に外部に排出される。
【0018】なお、この掃除機では吸口と掃除機本体を
ホースと延長管で接続する形態を示しているが、吸口が
掃除機本体と直に付けられるスティックタイプの掃除機
とか、小型軽量で手で持てるハンディタイプの掃除機で
あってもかまわない。
【0019】図1は、図5の掃除機本体501の水平断
面を示す。101は本体ケース、102は集塵室、10
3は集塵室102へのホースからの吸込み口、104は
パックフィルターで多層の紙製のものである。105は
フィルターケース、106はフィルターである。
【0020】110は電動送風機で空気駆動源であり、
電動機と送風機が一体となっているもので、送風機の羽
根車が電動機の回転軸に取付けられている。電動送風機
110は前後の防振ゴム111、113により本体ケー
ス101に弾性的に指示される。電動送風機110の入
口側の気密は、中央仕切り板107と、中央仕切り板1
07と一体の環状の支持板108と、防振ゴム111と
でとられている。112はコードリール、114はコー
ドリール室隔壁である。
【0021】115は、難燃性の吸音材で連続気泡性で
あり、空気が通過できる。
【0022】116は遮音筒であり、開口120を有
し、この開口120は排気室118につながる挿入管1
24と反対側に複数個に分割して設けられている。
【0023】また、遮音筒116は、遮音筒116と一
体に形成された複数の突起121を有している。遮音筒
116は、プラスチック材の射出成型で形成している
が、これに弾性を持たせたり、ゴムなどの材料で形成し
ても良い。
【0024】124は挿入管であり、コードリール室隔
壁114と上ケース(図示せず)と下(図示せず)の隔
壁128とで構成される。略直方体の形状を持つ管であ
る。この管内に吸音材が一部設けられても良い。
【0025】118は排気室であり、遮音筒116の周
りの空間からの空気は、この部分で減速され、排気ルー
バ部119より外部に排出される。排気室108には排
気ルーバ部129に吸音材を設けても良いし、また、排
気ルーバ部119の本体ケース側側面に吸音材を設けて
も良い。
【0026】空気の流れは図中に矢印で示すが、ホース
504が接続されている吸込み口103より、塵埃と共
に空気がパックフィルター104に流入し、その後、比
較的大きなゴミを残して、集塵室102に空気が入って
から、フィルターケース105、フィルター106を介
して、微細なゴミを分離した後に、清浄な空気が電動送
風機110に流入する。
【0027】電動送風機はその吸込み側から空気を吸引
し、回転により空気を昇圧する。電動送風機110より
排出された空気は、発砲性の吸音材115と、電動送風
機110の電動機のハウジング122との間の空間を移
動して、遮音筒116の開口120に面した部分から吸
音材115を抜ける。また、一部の空気は突起121の
ある部分から発砲性の吸音材115の外側に抜ける。
【0028】この空気は、発砲性の吸音材115と突起
121と遮音筒116との間を送風機側に流れ、突起1
21がなくなった部分から、遮音筒116の内面を周方
向に移動する。両方の経路からの空気は、遮音筒110
に設けた開口120を通って、本体101の電動送風機
室123内の空間に入り、遮音筒116の回りを迂回し
て、挿入管124を介して、排気室118に至り、排気
ルーバ部119より、外部に排出される。
【0029】図2は、図1の遮音筒116周辺部分の拡
大断面図である。電動送風機110の電動機のハウジン
グ122の複数の開口210より空気が排出されるが、
この空気は、一つは吸音材115と電動機のハウジング
122の間の空間201を流れ、もう一つは遮音筒11
6の突起121に保持された吸音材115の外側に抜け
て、遮音筒116と吸音材115の間の空間202を流
れ、突起121の無い空間207で合流し、遮音筒11
6の開口120より、外部に排出される。
【0030】遮音筒116は電動送風機110にテープ
203によって密着しており、遮音筒116の解放端面
211からの空気の漏れはない。なお、この遮音筒11
6は、防振ゴム111にテープなどで密着させてもかま
わない。あるいは、防振ゴム111に挟み込んで密着さ
せても良い。
【0031】図3は、図2の遮音筒116の断面図であ
り、6本の突起121と、空気の流れる6個所の空間2
02を有している。この突起121の高さは遮音筒11
6の大きさなどにより、最適なものが設定されるが、本
実施例の場合には、ほぼ10mmの高さに設定されてい
る。
【0032】また、遮音筒116の底部には略四角形の
穴302が設けて有り、この部分が防振ゴム113と当
接している。図2には示していないが、防振ゴム113
と穴302の当接部にテープなどで密着性を増すと、こ
の部分からの音の漏れがなくなるので、なお良い。
【0033】図4は、図2の遮音筒116の斜視図であ
る。遮音筒116には3個の開口401、402、40
3が設けて有り、この部分から遮音筒116の外部に空
気が流出する。
【0034】遮音筒116は、解放端面Aの断面の直径
が、底面側Bの断面の直径より大きく、突起高さが解放
端面A側(送風機側)にいくにしたがって低くなるよう
に構成されているので、吸音材115の内側空間が、解
放端A側で広く取れるので、遮音筒116の開口に向っ
て周方向に移動する空気の流れの抵抗の増加を抑えると
共に、開口側に流れが集まり易くなるので、全体として
流れ抵抗を抑えることができる。
【0035】以下、第一の実施の形態例に特有な効果を
説明する。遮音筒116の内側の突起121によって、
難燃性である発泡性の吸音材115が保持されるので、
遮音筒116の開口120部分に吸音材115が密着す
ることがなので、吸音材115の全周にわたって空気が
通過できるので、通気抵抗を小さくすることができる。
【0036】また、吸音材115を通過した空気が、吸
音材115の内側と外側との両方の空間を移動できるの
で、通気抵抗を小さくでき、さらに、突起121の高さ
を遮音筒116の送風機側に行くにしたがって、低くな
るように構成しているので、電動機のハウジング122
回りの空気が開口120側に流れ易く、通気抵抗を低減
することができる。さらに、吸音材115の内側と外側
の空気の流れる空間を予め規定できるので、吸音材11
5の変形などによる開口120を塞ぐなどの予期しない
通気抵抗の増加を防ぐことができる。
【0037】これにより、電気掃除機の吸込仕事率を大
きくすることができ、音が静かで、しかも強い吸い込み
力を達成できる。
【0038】また、電動送風機110内で発せられる火
花などは難燃性の吸音材115によって遮られるので下
流側に行くことがない。
【0039】また、遮音筒116によって、音が低減さ
れるので、掃除機の騒音を小さくすることができる。さ
らに、遮音筒116の開口120を小さくすると、騒音
を低減することができるが、吸音材115が開口120
を塞ぐことがないので、通気抵抗がそれほど大きくなら
ず、吸込仕事率を維持しながら騒音を低減する効果も得
られる。
【0040】さらに、遮音筒116の開口120を挿入
管124と反対側に設けることで、遮音筒116の回り
を迂回して騒音のエネルギーが流れることになり、音が
外部に流れるためのパス(距離)を大きくできるので、
騒音低減に効果がある。なお、遮音筒116の外側とか
ケースに吸音材を取付けると、本体の大きさは大きくな
るが、より騒音低減に効果がある。
【0041】図6は、本発明の第二の実施の形態例に係
る電気掃除機の遮音筒116'周辺部分の拡大断面図で
ある。
【0042】第一の実施の形態例の図2と異なる部分の
みを説明する。遮音筒116'は前側の防振ゴム111
の外周に当接するように設けられている。また、電動送
風機110の電動機のハウジング122に第1の吸音材
である吸音材601が設けられている。これは接着剤に
よって貼り付けても良いし、輪状にして電動機のハウジ
ング122に巻き付けても良い。
【0043】この吸音材601にはモルトプレンなど発
泡性のものか、グラスウールなどの繊維状の材料であっ
てもかまわない。この吸音材601を包み込むように難
燃性の第2の吸音材である吸音材115が設けられ、吸
音材115は遮音筒116'と一体の複数の突起121
に当接支持されている。空気の流れ方は図2とほぼ同様
である。この例では、空間201の部分を大きく取り空
気の流れ速度を小さくすることにより、空間201での
流れ抵抗の増大を防いでいる。
【0044】以下、第二の形態の形態例に特有な効果を
説明する。電動送風機110の開口210から流出した
空気が遮音筒116'の開口120へ至るまでに、音が
吸音材601,115によって低減されるので、より音の
低い掃除機を提供できる。また、吸音材601,115
の表面の粗さが大きいので、抵抗が増加するが、吸音材
115と吸音材601の間の距離を大きくすることによ
って、この間の流れの速度を小さくすることができ、抵
抗を低減できる。
【0045】さらに、遮音筒116'と防振ゴム111
を隙間なく当接させることにより、テープなどで密着性
を増す必要がないので、組み立てが容易になり、コスト
を低くできる。
【0046】図7は、本発明の第三の実施の形態例に係
る電気掃除機の遮音筒1160周辺部分の拡大断面図で
ある。第一の実施の形態例の図2と異なる部分のみを説
明する。遮音筒1160の内周側に吸音材701が設け
られている。これは接着剤によって貼り付けても良い
し、輪状にして遮音筒1160の突起121を利用して
保持しても良い。
【0047】なお、第二の実施の形態例に比して、より
大きな吸音材を必要とするが、遮音筒1160の音の遮
蔽能力が向上する利点がある。この吸音材701にはモ
ルトプレンなど発泡性のものか、グラスウールなどの繊
維状あるいはフェルトなどの材料であってもかまわな
い。空気の流れ方は図2とほぼ同様である。この例で
は、吸音材701の表面が粗くなるので、空間202の
部分を大きく取り空気の流れ速度を小さくすることによ
り、空間202での流れ抵抗の増大を防いでいる。
【0048】以下、第三の形態の形態例に特有な効果を
説明する。電動送風機110の開口210から流出した
空気が遮音筒1160の開口120へ至るまでに、音が
吸音材701によって低減され、また、遮音筒1160
の壁に入射する音のエネルギーを吸音材701で減衰さ
せることができるので、壁から透過する音を小さくでき
る効果も得られるので、より音の低い掃除機を提供でき
る。
【0049】また、吸音材701の表面の粗さεが大き
いので、抵抗が増加する傾向をもつが、吸音材115と
吸音材701の間の距離を大きくし、流路の幅bを大き
くすることによってε/bが小さくできるので、流路の
相対粗さが小さくなり抵抗を低減できる。
【0050】図8は、本発明の第四の実施の形態例に係
る電気掃除機の掃除機本体の水平断面を示す。第一の実
施の形態例と異なる部分のみを説明する。遮音筒116
0'は、前側の防振ゴム111の外周に当接するように
設けられている。
【0051】また、本体ケース101の電動送風機11
0を収納する部分123の壁面全体に吸音材801を設
けている。吸音材801は、発泡性の吸音材であっても
良いが、グラスウールなどの繊維を固めたものでも良
い。
【0052】この時、遮音筒1160'は、電動送風機
110を収納する部分123の断面が長方形に近いの
で、図9に示すように、遮音筒1160'を解放端の部
分Cは円筒状で、DからEの部分には平行となる部分を
設け、遮音筒1160'に開口902,903を2個所に
設けてある。
【0053】この開口902,903を図8では開口1
20としているが、開口から流出した空気は電動送風機
を包む部屋の両側面を移動して、コードリール隔壁11
4側に流れ、排気室118、排気ルーバ119を介し
て、外部に排出される。
【0054】以下、第四の形態の形態例に特有な効果を
説明する。遮音筒1160'の開口120から流出した
空気がコードリール隔壁114へ至るまでに、音が吸音
材801によって低減されるので、より音の低い掃除機
を提供できる。このときに、遮音筒1160'の円筒状
の部分に開口902,903を設けているので、流れが
壁面に斜めに当り、横に移動し易くなるので、空気が壁
に衝突したときに発生する流体音を低減できる。
【0055】また、遮音筒1160'に平行部を設ける
ことにより、吸音材801と遮音筒1160'とで構成
される空間の幅を一定に保つことができ、吸音材801
の吸音能力を高く発揮させることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、遮音筒内周に突起を設
け、これに通気性、かつ難燃性の吸音材を当接させるこ
とにより、遮音筒を大きくしないで吸音材の空気が通過
する面積を大きくできるので、通過時の空気の速度が小
さくなり、通気抵抗を小さくすることができる。また、
遮音筒の開口を小さくすることができる。さらに、空気
が均一に流れるようになるので、二次的に発生する流体
音も低減できる。
【0057】したがって、掃除機本体を大きくすること
なく、騒音が低減でき、かつ吸い込み力も強い掃除機を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態例に係る電気掃除機
の掃除機本体の水平断面図である。
【図2】図1の遮音筒周辺部分の拡大断面図である。
【図3】図2の遮音筒の断面図である。
【図4】図2の遮音筒の斜視図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態例に係る電気掃除機
全体の斜視図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態例に係る電気掃除機
の遮音筒周辺部分の拡大断面図である。
【図7】本発明の第三の実施の形態例に係る電気掃除機
の遮音筒周辺部分の拡大断面図である。
【図8】本発明の第四の実施の形態例に係る電気掃除機
の掃除機本体の水平断面図である。
【図9】図8の遮音筒の外観図である。
【符号の説明】
101…本体ケース、102…集塵室、103…吸込み
口、110…電動送風機、115,601,701,80
1…吸音材、116,116',1160,1160'…遮
音筒、120…開口、121…突起、123…電動送風
機室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掃除面の塵埃を吸い込む吸込み口に接合さ
    れた集塵室と、該集塵室の後方に配置され、吸込み口か
    ら前記塵埃を吸い込む空気の流れを形成する電動送風機
    とを有する電気掃除機において、 前記電動送風機の電動機外周を、遮音筒と、該遮音筒の
    内周面に設けられた複数の突起の先端に略筒状に当接さ
    れた吸音材とで覆い、かつ前記吸音材の内周面と前記電
    動機外周面との間に前記空気が流れる空間が形成される
    ように、前記各突起の高さが設定されていることを特徴
    とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記遮音筒の内周面
    と、前記各突起の先端に略筒状に当接された前記吸音材
    の外周面との間に形成された空間の断面積は、前記吸音
    材の内周面と前記電動機外周面との間に形成された空間
    の断面積より小さいことを特徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】掃除面の塵埃を吸い込む吸込み口に接合さ
    れた集塵室と、該集塵室の後方に配置され、吸込み口か
    ら前記塵埃を吸い込む空気の流れを形成する電動送風機
    とを有する電気掃除機において、 前記電動送風機の電動機外周面を覆う第1の吸音材の外
    周を、遮音筒と、該遮音筒の内周面に設けられた複数の
    突起の先端に略筒状に当接された第2の吸音材とで覆
    い、かつ前記第2の吸音材の内周面と前記第1の吸音材
    の外周面との間に前記空気が流れる空間が形成されるよ
    うに前記各突起の高さが設定されていることを特徴とす
    る電気掃除機。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記遮音筒の内周面
    と、前記各突起の先端に略筒状に当接された前記第2の
    吸音材の外周面との間に形成された空間の断面積は、前
    記第1の吸音材の外周面と前記前記第2の吸音材の内周
    面との間に形成された空間の断面積より小さいことを特
    徴とする電気掃除機。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項3において、前記各
    突起は、前記遮音筒の筒方向にリブ状に設けられ、前記
    電動送風機の送風機側にいくにしたがって高さが低くな
    ることを特徴とする電気掃除機。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項3において、前記遮
    音筒は、前記電動機から排出され前記吸音材を通過した
    空気の流れを外部に送り出す開口部を有することを特徴
    とする電気掃除機。
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