JPS60100929A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 ２ページ 本発明は家庭用の電気掃除機の低騒音化に関するもので
ある。

従来例の構成とその問題点 第１図及び第２図により従来の電気掃除機について説明
する。図において１は空気を吸引するファンモータで、
モータ７、同モータ７により回転するファン（図示せず
）、ファンを覆うケーシング４で構成され、ケーシング
４に吸気孔２、モータ７に排気孔３を有している。この
ファンモータ１はケーシング４の外周部５を防振ゴム６
により、また、モータ軸受のハウジング部８を防振ゴム
９によってそれぞれ本体１０に弾性支持されており、本
体１０をファンモータ１から振動絶縁している。

防振ゴム６は第２図に示す様に、略円筒形をしており、
その前端部１１は本体１０の仕切板１２に密着し、排気
孔３からの排気が吸気孔２へ逆流するのを防止するシー
ルの役目も果している。１３は紙袋式の集塵用のフィル
タで本体１０前部の集塵部１４に着脱自在に装着されて
おり、本体１゜の前蓋１６を開放する事によシ、簡単に
取り出す３ページ 事ができる。１６は集塵用のホースで、一端に床ノズル
１７が取り付けられ、他端は前蓋１６を通り、フィルタ
１３に挿入されている。１８はコードリールを示してい
る。

次に集塵作用について説明する。ファンモータ１を駆動
すると床ノズル１ｏより塵を含んだ空気が吸い込まれる
。この空気は、集塵用のホース１６を通り、紙袋式のフ
ィルタ１３の内部に送られ、ここで塵と空気に分離され
、塵は紙袋式フィルタ１３の内部に残り、空気は本体１
ｏの仕切板１２の空気通気孔１９を通ってファンモータ
１の吸気孔２に流入し、モータ７を冷却して排気孔３よ
り排気される。ファンモータ１より排気された空気は矢
印２ｏで示す様に本体１ｏの内部の空気通路２１を通り
、本体排気孔２２より機外に排気される。この様にして
集塵された塵は、次々に紙袋式のフィルタ１３の内部に
蓄贋される。紙袋式のフィルタ１３が塵で一杯になれば
本体１ｏの前蓋１６を開け、紙袋式のフィルタ１３を取
り出して捨て、新らしいフィルタ１３を装着すれば、手
を汚す事なく塵処理ができる。２３は集塵効率を高める
だめのフィルタ台を示している。

以上に述べた従来の電気掃除機の問題点の一つに騒音の
問題がある。すなわち、ファンモータ１の回転アンバラ
ンスによる振動が本体１ｏに伝わり、不快な騒音を発生
する。このファンモータ１自体の振動モードは第３図に
示すように、ケーシング外周部６ではこのようなファン
モータ１の振動は防振ゴム６、防振ゴム９を軟らかくす
る事により防振効果が向上し、低減させる事ができる。

しかし防振効果を十分に得るように防振ゴム６を軟らか
くすると振動は吸収できるがファンモータ１０弾性支持
機能に支障を生ずる。すなわち、防振ゴム６がファンモ
ータ１の吸気と排気の間のシールの役目を果しているた
め、吸気孔２付近の空間２４が負圧となり、ファンモー
タ１が仕切板１２の方へ吸引される。この吸引力は約５
〜１（１／に達するもので、その結果、ファンモータ１
の吸気孔２は仕切板１２に当接し、仕切板１２に振動を
与えて騒音を発したり、又、吸気が不十分となっ６ベー
ジ て集塵能力が低下する等の不具合をもたらすこととなる
。従って、防振ゴム６は、軸方向への圧縮力に十分耐え
る硬さと振動を吸収する軟かさの相矛盾する条件の折衷
点をめた硬度に設定されていた。このことから従来の電
気掃除機では、ファンモータの軸方向のアンバランス振
動を充分に防振する事ができず、どうしても騒音が大き
くなる欠点を有していた。

発明の目的 本発明の目的は上述した従来の電気掃除機の欠点を解消
し、騒音の低い電気掃除機を実現しようとするものであ
る。

発明の構成 本発明の電気掃除機は、ファンモータの吸気孔に突出し
て固着された円筒形支持部を設け、この円筒形支持部の
外周に嵌着された略円筒形防振ゴムによりファンモータ
を本体に弾性支持する事により騒音の低い電気掃除機を
実現するものである。

実施例の説明 以下本発明の実施例を第４図〜第６図に基づい６ベジ て説明する。

従来例と同一の部分には同番号を付し、その詳細な説明
は省略する。図において、１はファンモータで、その拡
大図を第５図に示す。ファンモータ１は、吸気孔２を有
するケーシング４と排気孔３を有するモータ７により構
成されており、ケーシング４内にはモータ軸３０に直結
され複数のブレード３１を有するインペラ３２が内包さ
れている。前記吸気孔２には円筒形支持部３３が突出し
て固着されてお９、吸気孔２が外方に延設されたと同様
の構成を形成している。尚、円筒形支持部３３はケーシ
ング４の吸気孔２を外方に延設してもよいものである。

この円筒形支持部３３の外周には第６図に示す略円筒形
の防振ゴム３４が嵌着されている。円筒形の防振ゴム３
４の外周には溝３６が設けられており、この溝３５に本
体１０の仕切板１２をはめ込んで恰も吸気孔２が仕切板
１２を貫通しているようにファンモータ１のケーシング
側４を本体に弾性支持し、同時に吸気と排気のシールの
役割も果たしている。モータ７側は従来７ベく； 例と同様に防振ゴムＢ９により本体に弾性支持されてい
る。

以上に示したファンモータ支持構造を有する電気掃除の
動作は従来例のものと同様であるので省略し、特長につ
いて以下に説明する。

（１）第３図からも明らかな様に、ファンモータの振動
モードはケーシング外周部６に比べ、吸気孔２付近が小
さい。特に軸方向の振動成分は％〜％になっているので
ケーシング外周部６を支持する従来例のものに比べ、本
Ｊ’、ＭａＪのものは吸気孔２に連設して設けた円筒形
支持部材３３、換言すればファンモータ１の軸心の近傍
を支持しているので支持点での振動が小さくなり、本体
１ｏへ伝わる振動も小さく、騒音を低くすることができ
る。

（２）　ケーシング４の外周部５を支持する従来例のも
のに比べ、円筒形支持部材３３を支持する本’７Ｊｔｌ
ｌ！ｌのものは吸気孔２附近の空間２４の面積は小さく
、従って、上記空間２４に生じる負圧力は同じでもファ
ンモータ１が仕切板１２の方特開昭ＧＯ−１００９２９
（３） へ吸引される吸引力も小さくなるので防振ゴムＩ３４を
軟らかくすることができる。これによりファンモータ１
の振動を吸収することができ、先述の軸心近傍で支持し
た効果に加えて本体へ伝わる振動を小さくすることがで
き、騒音低減をもたらすことができる。

（３）吸気孔２に連設して設けた円筒形支持部材３３は
本体１ｏの仕切板１２を貫通しているので吸気孔２付近
の空間２４に生じる負圧でファンモータ１が仕切板１２
の方へ吸引されても吸気孔２は従来例のように仕切板１
２に接触することはなく、従って集塵能力を低下させる
ような不具合は生じない。

発明の効果 以上のように本発明は、ファンモータの吸気孔に連設し
て設けた円筒形支持部、換言すればファンモータの回転
軸に近傍が防振ゴムを介して本体に支持されているので
、ファンモータ支持点の受ける振動が小さくなるととも
に、防振ゴムも軟らかいものが使用でき、振動の吸収性
がよくなり、９ページ ファンモーターに起因する騒音を著るしく低減すること
ができる。又、従来に比べ防振ゴムも当然その直径が小
さくなるので価格の低減化も併せ図れるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の掃除機を示す平面断面図、第２図は同
掃除機の防振ゴムの斜視図、第３図は同掃除機のファン
モータの振動モードを示す図、第４図は本発明の一実施
例の掃除機を示す平面断面図、第６図は同掃除機のファ
ンモータの取付状態を示す一部切欠側面図、第６図は同
掃除機の防振ゴムの斜視図である。 １・・・・・・７アンモータ、２・・・・・・吸気孔、
１ｏ・川・・本体、１２・・・・・・仕切板、３３・・
・・・・円筒形支持部、３４・・・・・・防振コム。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）塵を吸引するファンモータと、塵を集めるフィル
   タと、これらファンモータ、フィルタを内包する本体と
   からなり、前記ファンモータの吸気孔には吸気孔に連設
   して外方に円筒形支持部を設け、この円筒形支持部の外
   周に嵌着した略円筒形防振ゴムを介してファンモータを
   本体に弾性支持して装着した電気掃除機。
2. （２）吸気孔に連設して設けた円筒形支持部は、本体の
   フィルター装着部とファンモータ装着部を仕切る仕切板
   を貫通した特許請求の範囲第１項記載の電気掃除機。
3. （３）円筒形支持部の仕切板貫通部で略円筒形防振ゴム
   によりファンモータを弾性支持した特許請求の範囲第１
   項または第２項記載の電気掃除機。