JP2605877B2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JP2605877B2 JP18785789A JP18785789A JP2605877B2 JP 2605877 B2 JP2605877 B2 JP 2605877B2 JP 18785789 A JP18785789 A JP 18785789A JP 18785789 A JP18785789 A JP 18785789A JP 2605877 B2 JP2605877 B2 JP 2605877B2
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徹 広瀬
雄一 清水
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、騒音低域をはかった家庭用の電気掃除機に
使用する電動送風機に関するものである。
従来の技術 第4図により従来の電動送風機について説明する。図
において1は空気を吸気する吸気孔2を有したケーシン
グであり、複数のブレード3を有したインペラ4及びエ
アガイド5を内包している。6はインペラ4を駆動する
モータであり、回転軸7に上記インペラ4が固着されて
いる。また回転軸7は玉軸受け8・9によってモータブ
ラケットA10及びモータブラケットB11に支持されてい
る。12は固定子であり、モータブラッケトA10に固着さ
れている。13は回転子であり、回転軸7に固着されてい
る。そして回転子13と固定子12との間には僅かな空隙14
が設けられている。15はモータブラケットA10に設けら
れた排気孔である。
このような構成を有した電動送風機は、インペラ4を
駆動すると空気は吸気孔2より吸い込まれエアガイド5
を経由して排気孔15より排出される。このような機能を
利用して、この種の電動送風機は一般家庭で用いられる
真空吸引式の電気掃除機に使用されている。
発明が解決しようとする課題 以上に述べた従来の電動送風機の課題の一つに振動の
問題がある。すなわち、インペラ4及び回転子13の回転
アンバランスにより生じる振動は、機器に電動送風機が
組み込まれたとき騒音発生の原因となる場合が多い。特
に、電動送風機の固有振動数が回転数に一致した場合は
共振現象を起こし、電動送風機が激しく振動する。半径
方向の固有振動数は回転数に比べ充分に高く問題になる
ことはあまり無いが、軸方向の固有振動数は比較的低く
又ばらつきも大きいため、回転数と一致して共振を起こ
し大きな問題になることがある。
本発明は、前記した従来の構成の課題を解決しようと
するものであって、軸方向の共振を生じさせないような
構成の電動送風機を提供することを第一の目的とするも
のである。また、前記第一の目的を更に効率的に達成す
るための第二の手段の提供を第二の目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 前記第一の目的を達成するための第一の手段は、空気
を吸い込む吸気孔を有するケーシングと、このケーシン
グに内包されたインペラと、このインペラから排出され
た空気を排気孔へ導くエアーガイドと、インペラを駆動
するモータと、ケーシングの前面に弾性体を介して取り
付けられた重りとを有し、重りと弾性体によってなる振
動系のモータ軸方向の固有振動数をモータの回転数にほ
ぼ等しく設定した構成の電動送風機とするものである。
また第二の目的を達成するための第二の手段は、空気を
吸い込む吸気孔を有するケーシングと、このケーシング
に内包されたインペラと、このインペラから排出された
空気を排気孔へ導くエアーガイドと、インペラを駆動す
るモータとを有し、モータの回転軸と上記インペラの間
にインペラ部弾性体を介在させ、この弾性体とインペラ
によって成る振動系の軸方向の固有振動数をモータの回
転数にほぼ等しく設定した構成の電動送風機とするもの
である。
作 用 第一の手段は、重りと弾性体によって決まる軸方向の
振動系の固有振動数が回転数に等しいため、回転数に等
しい周波数付近で吸振作用を生じものである。即ち電動
送風機としては、軸方向の振動系を考えた場合回転数に
等しい固有振動数を持たなくなり、結果として共振現象
が生じなくなり、電動送風機として異常に大きな振動は
発生しなくなる。第二の手段は、インペラ部弾性体とイ
ンペラによって成る振動系の軸方向の固有振動数がモー
タの回転数にほぼ等しいため、回転数に等しい周波数付
近で吸振作用を生じるものである。即ち電動送風機とし
ては、軸方向の振動系を考えた場合回転数に等しい固有
振動数を持たなくなり、結果として軸方向の共振が生じ
なくなり、電動送風機として異常に大きな振動は発生し
なくなる。
実施例 以下本発明の第一の実施例を第1図に基ずいて説明す
る。従来例と同一の部分には同番号を付し、その説明を
省略する。図において15は重りであり、ゴムで作られた
弾性体16を介してケーシング1に固着されている。すな
わち本実施例ではケーシング1の吸気孔2付近が突出し
た形状を有しており、この突出部17の外周にリング状の
ゴムの弾性体16が装着されている。そして突出部前端の
つば部18が、この弾性体16の抜け止めの作用を有してい
る。弾性体16の外周部には、リング状の金属性の重り15
が固着されている。
第2図・第3図は第二の実施例の構成を示している。
従来例と同一の部分には同番号を付し、その説明を省略
する。図において4はインペラ4であり、主板20と天板
21とこれらに挟持された複数のブレード3とによって構
成されている。インペラ4の主板20の中央には軸取り付
け用の穴22が設けられており、円筒状の外周に溝部23を
有したゴム質の弾性体24が上記軸取り付け用の穴22に嵌
合している。そしてこのインペラ4は、回転軸7先端の
ネジ部25の段付き部分26に載置されたワッシャA27とワ
ッシャB28を介して、ナット29で弾性体24を挟持するこ
とにより回転軸7に固着されている。そしてインペラ4
と弾性体24によって成る軸方向の固有振動数をモータの
回転数にほぼ等しくなるように設定されている。
次にこれら実施例における原理について説明する。回
転軸7・回転子13等のインペラの回転部の質量をm、モ
ータブラケット10・11、固定子12等の固定部の質量を
M、玉軸受け8・9及びモータブラケット10・11の合成
された軸方向のバネ定数をK、重り15の質量をm′、弾
性体16の軸方向のバネ定数をk′とすると、まず重り15
及び弾性体16が無い場合は軸方向の固有振動数f0(Hz)
は次式で表される。
次に重り15と弾性体16で構成される1自由度振動系の
固有振動数f1は次式で表される。
そしてこのf1(Hz)が、本実施例においてはモータの
回転数に等しく設定されている。この時全体の振動系は
2自由度となり、2種類の固有振動数を持つ。f0>f1
ときはf0+Δfとf1−Δf′の2種類の固有振動数が現
れる。f0<f1のときはf1−Δfとf1+Δf′の2種類の
固有振動数が現れる。すなわちf0がどのような値になろ
うとf1に等しい固有振動数が発生することはない。
第二の実施例も同様の原理であり、全体の振動系には
インペラ4と弾性体24によって成る1自由度振動系の固
有振動数は現れない。なお第二の実施例においては、第
一の実施例で用いている重り15等を使用していないた
め、第一の実施例よりも簡単な構成が実現できるもので
ある。
発明の効果 上述したように本発明の構成によればファンモータの
軸方向の固有振動数がモータの回転数と一致することは
なく、激しく軸方向に共振することはどのような場合に
も生じない。従って結果的に品質の安定した振動の小さ
いモータを量産することが可能になる。
第二の手段によれば、より簡単な構成で前記効果を有
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例である電動送風機の部分
断面図、第2図は本発明の第二の実施例である電動送風
機の部分断面図、第3図は同電動送風機のインペラ部の
拡大図、第4図は従来の電動送風機の構成を示す部分断
面図である。 1……ケーシング、2……吸気孔、4……インペラ、6
……モータ、7……回転軸、15……重り、16・24……弾
性体。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気を吸い込む吸気孔を有するケーシング
    と、このケーシングに内包されたインペラと、このイン
    ペラから排出された空気を排気孔へ導くエアーガイド
    と、インペラを駆動するモータと、ケーシングの前面に
    弾性体を介して取り付けられた重りとを有し、重りと弾
    性体によってなる振動系のモータ軸方向の固有振動数を
    モータの回転数にほぼ等しく設定した電動送風機。
  2. 【請求項2】空気を吸い込む吸気孔を有するケーシング
    と、このケーシングに内包されたインペラと、このイン
    ペラから排出された空気を排気孔へ導くエアーガイド
    と、インペラを駆動するモータとを有し、モータの回転
    軸と上記インペラの間にインペラ部弾性体を介在させ、
    この弾性体とインペラによって成る振動系の軸方向の固
    有振動数をモータの回転数にほぼ等しく設定した電動送
    風機。
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