JP2584095B2 - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機Info
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- JP2584095B2 JP2584095B2 JP2063193A JP6319390A JP2584095B2 JP 2584095 B2 JP2584095 B2 JP 2584095B2 JP 2063193 A JP2063193 A JP 2063193A JP 6319390 A JP6319390 A JP 6319390A JP 2584095 B2 JP2584095 B2 JP 2584095B2
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- intake
- electric blower
- vibration
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- Electric Suction Cleaners (AREA)
- Electric Vacuum Cleaner (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭用の電気掃除機に関するものである。
従来の技術 第5図により従来の電気掃除機に就いて説明する。図
において1は空気を吸引する電気送風機であり、複数の
ブレードを有したインペラ(図示せず)と、このインペ
ラの外周に設置されているエアーガイド(図示せず)
と、これらを内包するファンケース4と、インペラを駆
動する電動機5から構成されている。前記ファンケース
4は中央に突出した吸気孔6を有しており、この部分に
リング状の防振ゴム兼シール7が取り付けられている。
また電動機5の後部には、矩形状の防振ゴム8が装着さ
れている。こうして電動送風機1は、これらの防振ゴム
7・8を介して掃除機本体9(以下本体と称する)に防
振支持されている。集塵用紙袋を内包した集塵室10と電
動送風機1を内包した排気室11は、中央に連通孔14を有
した仕切り板12で仕切られている。前記防振ゴム兼シー
ル7の前端部13は、仕切り板12の連通孔14の周面に当接
することにより吸気と排気とをシールしている。
において1は空気を吸引する電気送風機であり、複数の
ブレードを有したインペラ(図示せず)と、このインペ
ラの外周に設置されているエアーガイド(図示せず)
と、これらを内包するファンケース4と、インペラを駆
動する電動機5から構成されている。前記ファンケース
4は中央に突出した吸気孔6を有しており、この部分に
リング状の防振ゴム兼シール7が取り付けられている。
また電動機5の後部には、矩形状の防振ゴム8が装着さ
れている。こうして電動送風機1は、これらの防振ゴム
7・8を介して掃除機本体9(以下本体と称する)に防
振支持されている。集塵用紙袋を内包した集塵室10と電
動送風機1を内包した排気室11は、中央に連通孔14を有
した仕切り板12で仕切られている。前記防振ゴム兼シー
ル7の前端部13は、仕切り板12の連通孔14の周面に当接
することにより吸気と排気とをシールしている。
次に防振ゴムとシールの作用について説明する。電動
送風機は回転不釣合いのために約500(Hz)の振動をし
ており、この振動が本体に伝わり騒音の原因になってい
る。この騒音を防止するためには、電動送風機をなるべ
く軟らかな構成で防振支持することが効果的である。こ
のため、従来から防振ゴム兼シール7及び防振ゴム8に
よる防振支持は、振れ回り振動のため揺動振動モードを
有する電動送風機の回転軸振付近とし、できるだけ柔ら
かな材質の防振ゴム兼シール7及び防振ゴム8を使用す
るようにしている。
送風機は回転不釣合いのために約500(Hz)の振動をし
ており、この振動が本体に伝わり騒音の原因になってい
る。この騒音を防止するためには、電動送風機をなるべ
く軟らかな構成で防振支持することが効果的である。こ
のため、従来から防振ゴム兼シール7及び防振ゴム8に
よる防振支持は、振れ回り振動のため揺動振動モードを
有する電動送風機の回転軸振付近とし、できるだけ柔ら
かな材質の防振ゴム兼シール7及び防振ゴム8を使用す
るようにしている。
発明が解決しようとする課題 しかし防振ゴムを柔らかくすれば、防振ゴム兼シール
の仕切り板への当接力は弱くなりシールとしての性能は
悪くなる。又防振ゴム自身のクリープによるへたりも問
題となる。これらの性能との兼ねあいで防振ゴムの硬度
が決まり、結果として完全には電動送風機の振動を防振
することはできず、電気掃除機の騒音の低減が充分では
ないのが現状である。
の仕切り板への当接力は弱くなりシールとしての性能は
悪くなる。又防振ゴム自身のクリープによるへたりも問
題となる。これらの性能との兼ねあいで防振ゴムの硬度
が決まり、結果として完全には電動送風機の振動を防振
することはできず、電気掃除機の騒音の低減が充分では
ないのが現状である。
本発明はこのような従来の構成が有していた課題を解
決しようとするものであって、電動送風機の振動に起因
する騒音が低減でき、かつ吸排気のシール性能が高い、
しかも簡単な構成の電気掃除機を提供することを目的と
するものである。
決しようとするものであって、電動送風機の振動に起因
する騒音が低減でき、かつ吸排気のシール性能が高い、
しかも簡単な構成の電気掃除機を提供することを目的と
するものである。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するために本発明は、突出した吸気孔
を備えたファンケースを有する電動送風機と、電動送風
機を内包する掃除機本体と、前記ファンケースの吸気孔
に取り付けられた吸排気シールと、この吸排気シールの
外周に嵌着された支持バネとを備え、前記支持バネは、
中央部は吸排気シールの外周を挟着固定するコイル状の
リング部とし、周辺部は両端が掃除機本体に固着された
金属性の線バネで構成し、前記リング部は下部の巻回数
の方が上部の巻回数より多くなるようにした電気掃除機
とするものである。
を備えたファンケースを有する電動送風機と、電動送風
機を内包する掃除機本体と、前記ファンケースの吸気孔
に取り付けられた吸排気シールと、この吸排気シールの
外周に嵌着された支持バネとを備え、前記支持バネは、
中央部は吸排気シールの外周を挟着固定するコイル状の
リング部とし、周辺部は両端が掃除機本体に固着された
金属性の線バネで構成し、前記リング部は下部の巻回数
の方が上部の巻回数より多くなるようにした電気掃除機
とするものである。
作 用 上記手段による作用は次の通りである。突出した吸気
孔の回りに、金属性の支持バネによって吸排気シールを
挟着し、しかもこの支持バネで電動送風機を本体に支持
しているため、電動送風機の支持が充分に柔らかくでき
る。しかも、シールを挟着する支持バネのリング部は、
電動送風機の重量を受ける下部側の巻回数を上部側より
多くして、電動送風機の重量を受けた場合にシールの挟
着が更に良く締まり、シールが確実に行えるものであ
る。またこのリング部はコイル状になっているため可撓
性があり、ファンケースの突出部に取り付けた吸排気シ
ールに装着し易く、組立が簡単に行える。
孔の回りに、金属性の支持バネによって吸排気シールを
挟着し、しかもこの支持バネで電動送風機を本体に支持
しているため、電動送風機の支持が充分に柔らかくでき
る。しかも、シールを挟着する支持バネのリング部は、
電動送風機の重量を受ける下部側の巻回数を上部側より
多くして、電動送風機の重量を受けた場合にシールの挟
着が更に良く締まり、シールが確実に行えるものであ
る。またこのリング部はコイル状になっているため可撓
性があり、ファンケースの突出部に取り付けた吸排気シ
ールに装着し易く、組立が簡単に行える。
実施例 以下本発明の一実施例を、第1図から第4図に基づい
て説明する。従来例と同一の部分には、同番号を付して
その説明を省略する。電動送風機1の突出した吸気孔6
には、薄膜のゴムシートで作られた吸排気シール21が取
り付けられている。第2図からわかるように吸排気シー
ル21はドーナツ型の円盤形状を有しており、内周部には
鍔部20が設けられている。この鍔部20はファンケース4
の吸気孔6の突出部に嵌合している。23は金属性の線バ
ネでコイル状に構成した支持バネであり、第3図にこの
詳細な構成を説明している。即ち支持バネ23は、中心部
を構成するリング部24と周辺部を構成する支持バネ23a
から成っている。リング部24は、上部より下部の方の巻
回数が多くなるように構成してあり、ファンケース4の
吸気孔6の突出部に嵌合した吸排気シール21の外側に圧
入されている。同時に、周辺部を構成する支持バネ23a
は本体9に固着されている。このようにして支持バネ23
は、吸排気シール21をファンケース4に挟着・固定する
と同時に、電動送風機1を本体9に防振支持している。
て説明する。従来例と同一の部分には、同番号を付して
その説明を省略する。電動送風機1の突出した吸気孔6
には、薄膜のゴムシートで作られた吸排気シール21が取
り付けられている。第2図からわかるように吸排気シー
ル21はドーナツ型の円盤形状を有しており、内周部には
鍔部20が設けられている。この鍔部20はファンケース4
の吸気孔6の突出部に嵌合している。23は金属性の線バ
ネでコイル状に構成した支持バネであり、第3図にこの
詳細な構成を説明している。即ち支持バネ23は、中心部
を構成するリング部24と周辺部を構成する支持バネ23a
から成っている。リング部24は、上部より下部の方の巻
回数が多くなるように構成してあり、ファンケース4の
吸気孔6の突出部に嵌合した吸排気シール21の外側に圧
入されている。同時に、周辺部を構成する支持バネ23a
は本体9に固着されている。このようにして支持バネ23
は、吸排気シール21をファンケース4に挟着・固定する
と同時に、電動送風機1を本体9に防振支持している。
次に作用に就いて説明する。電動送風機1を駆動する
と、生じた吸引力のために吸排気シール21は仕切り板12
側に吸引され相当な圧力で圧着される。この場合本実施
例では、ファンケース4と薄膜状の柔らかい材料で構成
されている吸排気シール21が金属性のコイル状の支持バ
ネ23よってしっかりと挟着・固定されており、吸気と排
気とのシールはほぼ完全に行える。即ち、第4図bに示
しているように、支持バネ23のリング部24は電動送風機
1の重量が加われば締まるように、下部側の線バネの巻
回数の方を上側の巻回数より多くなるように構成してい
るため、シールが確実に行えるものである。このため、
吸排気シール21を薄膜状の柔らかい材料を使用した柔構
成の防振構成としても、支持バネ23が金属であるためク
リープ現象によるへたりの問題もなく、電動送風機1の
振動から本体9を防振する上で理想的な支持構成とする
ことができるものである。もちろん防振ゴム8に代えて
電動機側も支持バネで支持する構成とすれば、一層の防
振効果の向上が図られる。また本実施例では、リング部
24がコイル状になっており、径方向に可撓性を有してい
るため、支持バネ23のファンケース4への装着が容易に
行えるものである。
と、生じた吸引力のために吸排気シール21は仕切り板12
側に吸引され相当な圧力で圧着される。この場合本実施
例では、ファンケース4と薄膜状の柔らかい材料で構成
されている吸排気シール21が金属性のコイル状の支持バ
ネ23よってしっかりと挟着・固定されており、吸気と排
気とのシールはほぼ完全に行える。即ち、第4図bに示
しているように、支持バネ23のリング部24は電動送風機
1の重量が加われば締まるように、下部側の線バネの巻
回数の方を上側の巻回数より多くなるように構成してい
るため、シールが確実に行えるものである。このため、
吸排気シール21を薄膜状の柔らかい材料を使用した柔構
成の防振構成としても、支持バネ23が金属であるためク
リープ現象によるへたりの問題もなく、電動送風機1の
振動から本体9を防振する上で理想的な支持構成とする
ことができるものである。もちろん防振ゴム8に代えて
電動機側も支持バネで支持する構成とすれば、一層の防
振効果の向上が図られる。また本実施例では、リング部
24がコイル状になっており、径方向に可撓性を有してい
るため、支持バネ23のファンケース4への装着が容易に
行えるものである。
発明の効果 以上の説明のように本発明は、突出した吸気口を備え
たファンケースを有する電動送風機と、電動送風機を内
包する掃除機本体と、前記ファンケースの吸気孔に取り
付けられた吸排気シールと、この吸排気シールの外周に
嵌着された支持バネとを備え、前記支持バネは、中央部
は吸排気シールの外周を挟着固定するコイル状のリング
部とし、周辺部は両端が掃除機本体に固着された金属性
の線バネで構成し、前記リング部は下部の巻回数の方が
上部の巻回数より多くなるようにしたことにより、電動
送風機の振動に起因する騒音が低減でき、かつ吸排気の
シール性能が高い、しかも簡単な構成の電気掃除機を提
供することができるものである。
たファンケースを有する電動送風機と、電動送風機を内
包する掃除機本体と、前記ファンケースの吸気孔に取り
付けられた吸排気シールと、この吸排気シールの外周に
嵌着された支持バネとを備え、前記支持バネは、中央部
は吸排気シールの外周を挟着固定するコイル状のリング
部とし、周辺部は両端が掃除機本体に固着された金属性
の線バネで構成し、前記リング部は下部の巻回数の方が
上部の巻回数より多くなるようにしたことにより、電動
送風機の振動に起因する騒音が低減でき、かつ吸排気の
シール性能が高い、しかも簡単な構成の電気掃除機を提
供することができるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示す電気掃除機の電動送風
機部分の断面図、第2図は同電動送風機部分の正面を示
す断面図、第3図は同支持バネ及び吸排気シールの分解
斜視図、第4図aは同支持バネの正面図、第4図bは同
支持バネに荷重が加わった場合を示す説明図、第5図は
従来の電気掃除機を示す断面図である。 4……ファンケース、6……吸気孔、21……吸排気シー
ル、23……支持バネ、24……リング部。
機部分の断面図、第2図は同電動送風機部分の正面を示
す断面図、第3図は同支持バネ及び吸排気シールの分解
斜視図、第4図aは同支持バネの正面図、第4図bは同
支持バネに荷重が加わった場合を示す説明図、第5図は
従来の電気掃除機を示す断面図である。 4……ファンケース、6……吸気孔、21……吸排気シー
ル、23……支持バネ、24……リング部。
Claims (1)
- 【請求項1】突出した吸気孔を備えたファンケースを有
する電動送風機と、電動送風機を内包する掃除機本体
と、前記ファンケースの吸気孔に取り付けられた吸排気
シールと、この吸排気シールの外周に嵌着された支持バ
ネとを備え、前記支持バネは、中央部は吸排気シールの
外周を挟着固定するコイル状のリング部とし、周辺部は
両端が掃除機本体に固着された金属性の線バネで構成
し、前記リング部は下部の巻回数の方が上部の巻回数よ
り多くなるようにした電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2063193A JP2584095B2 (ja) | 1990-03-14 | 1990-03-14 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2063193A JP2584095B2 (ja) | 1990-03-14 | 1990-03-14 | 電気掃除機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03264021A JPH03264021A (ja) | 1991-11-25 |
JP2584095B2 true JP2584095B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=13222145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2063193A Expired - Fee Related JP2584095B2 (ja) | 1990-03-14 | 1990-03-14 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584095B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4812744B2 (ja) * | 2007-12-28 | 2011-11-09 | 株式会社東芝 | 電気掃除機 |
-
1990
- 1990-03-14 JP JP2063193A patent/JP2584095B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03264021A (ja) | 1991-11-25 |
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Legal Events
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