JP2009100325A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ズーミングの際に発生する中心ずれを、パン・チルト動作を用いて低コストで画質を劣化させることなく補正する。
【解決手段】変倍を行うためのズームレンズユニット12とパン又はチルト方向に駆動可能なパン・チルト手段17、ズームレンズの位置を検出する位置エンコーダ39を有している。更に、ズームレンズユニット12の位置毎に中心ずれ量を記憶する中心ずれ情報記憶部25を有し、位置エンコーダ39により検出されたズームレンズユニットの位置での中心ずれを補正する方向に中心ずれ補正部22によりパン・チルト手段17を駆動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ズーミングによる画面の中心ずれの補正を可能とする撮像装置に関するものである。
近年、撮像装置の高倍化・高画質化が進んでおり、理想的なレンズシステムの場合にはズーミングによる画面の中心ずれは発生しないため、広角端での中心被写体と望遠端での中心被写体にずれが生ずることはない。しかし、レンズ群同士の偏心やレンズと撮像素子との取付位置のずれ等の機械的なばらつきにより、ズーミング時に中心ずれが発生し易い。
本来、理想的には図5(a)に示すように画面1の中央にある被写体2がズーミングされても画面3の中央に位置するはずである。しかし、上述の要因により(b)に示すようにズーミングによって画面3の中心から被写体2が外れてしまうという問題が生ずる。
監視用撮像装置や産業用撮像装置では雲台を用いてパン・チルト動作を行い、撮影範囲を広げる一方で、任意の位置を拡大撮影するために、高倍率のズーム機構付きレンズを使用する要望がある。このことから、近年ではズーミングによる画面の中心ずれの問題が顕著になっている。
中心ずれを軽減する方法として、レンズ自身やレンズに付随する部材の加工精度を上げる、或いは組み立て後に調整を行うなどの方法がある。しかし、これらの場合には多大の労力を要し、製造コストが上昇するという課題がある。
そこで、上述した中心ずれを補正する方法として、特許文献1では、撮像素子からの切出位置をずらすことによって中心ずれを補正している。また、特許文献2では、像振れ補正用の光路補正光学系を兼用してズーミングの際の中心ずれを補正している。
特開平9−27926号公報 特開2006−191181号公報
しかし、特許文献1のように撮像素子からの切出位置をずらすことによって中心ずれを補正する場合に、撮影される画像は撮像素子の有効画素の一部しか利用することができないため画質が劣化する。
また、特許文献2のように像振れ補正用の補正光学系と兼用する場合に、画質の劣化はないが、像振れ補正のための光学系振れ角の一部を中心ずれ補正用に利用するため、像振れ補正効果や中心ずれ補正効果が十分に得られなくなることがある。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、ズーミング操作により生ずる画面の中心ずれをパン・チルト手段を用いて補正し得る撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る撮像装置の技術的特徴は、変倍を行うためのズームレンズを備えたレンズ手段をパン又はチルト方向に駆動するパン・チルト手段と、前記レンズ手段の位置を検出する位置検出手段と、画面の中心ずれ情報を記憶する中心ずれ情報記憶部と、前記中心ずれ情報を用いて前記位置検出手段により検出された前記レンズ手段の位置における中心ずれを、前記パン・チルト手段を駆動して補正する中心ずれ補正部とを有することにある。
本発明に係る撮像装置によれば、低コストでかつ画質を劣化させることなく、ズーミング操作による中心ずれを補正することが可能となる。
また、幾つかの補正モードを設ければ、中心ずれの補正を優先するか、パン・チルト動作を優先するかを選択可能とすることができる。
本発明を図1〜図4に図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は撮像装置のブロック回路構成図である。光軸上に、フロントレンズユニット11、ズームレンズユニット12、絞りユニット13、固定レンズユニット14、フォーカスレンズユニット15、撮像素子16が配列されている。そして、これらのレンズ手段はパン又はチルト動作を行う雲台などのパン・チルト手段17に搭載されている。
制御CPU21は、中心ずれ補正部22、パン・チルト端位置変更部23、パン・チルト駆動部24、中心ずれ情報記憶部25、ズーム駆動部26を備えている。制御CPU21の出力は駆動部27、パン用アクチュエータ28及び駆動部29、チルト用アクチュエータ30を介してパン・チルト手段17に接続されている。パン・チルト手段17の位置は、パン用位置エンコーダ31、チルト用位置エンコーダ32により検出され、これらの出力は制御CPU21に接続されている。
制御CPU21は映像信号処理部33と接続され、映像信号処理部33は映像情報を出力すると共に、撮像素子駆動部34を介して撮像素子16と接続されている。制御CPU21の出力は駆動部35、アクチュエータ36、及び駆動部37、アクチュエータ38を介して、それぞれズームレンズユニット12及びフォーカスレンズユニット15を駆動するようにされている。また、ズームレンズユニット12の位置を検出する位置エンコーダ39の出力が、制御CPU21に接続されている。
更に、補正モード選択手段40、ズーム操作手段41、外部接続手段42の出力が制御CPU21に接続され、外部接続手段42は外部機器と接続されている。
被写体からの光束は、レンズユニット11、12、絞りユニット13、レンズユニット14、15を通過して、CCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子から成る撮像素子16の受光面上に結像する。
撮像素子16では光電変換された電荷が蓄積され、所定のタイミングで撮像素子駆動部34により電荷が読み出される。撮像素子駆動部34は撮像素子16からのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換の機能を内蔵しており、撮像素子駆動部34を介して撮像素子16から出力された信号は、デジタル信号として映像信号処理部33に送られる。映像信号処理部33では撮像素子16からの出力信号に対して所定の増幅やガンマ補正などの各種処理を施して映像信号が生成され、この映像信号は外部の液晶ディスプレイパネル等の表示デバイスに出力される。
ズームレンズを備えたズームレンズユニット12は制御CPU21内のズーム駆動部26からの駆動信号により、駆動部35を介してDCモータやパルスモータなどアクチュエータ36を駆動することで光軸方向に移動して変倍動作を行う。そして、ズームレンズユニット12の位置は位置エンコーダ39により検出される。ただし、パルスモータの場合に、制御CPU21の内部で位置を計数することで位置検出ができるため、位置エンコーダ39は省略してもよい。
フォーカスレンズユニット15は制御CPU21からの駆動信号により、駆動部37を介してDCモータやパルスモータなどのアクチュエータ38を駆動することで焦点調節動作を行う。
レンズ手段をパン・チルトさせるパン・チルト手段17は制御CPU21内のパン・チルト駆動部24からの駆動信号により、駆動部27、29を介して、パン用アクチュエータ28とチルト用アクチュエータ30により駆動可能とされている。パン・チルト手段17のパン・チルトのそれぞれの位置は、パン・チルト位置検出手段である位置エンコーダ31、32を用いて検出される。ただし、アクチュエータ28、30がパルスモータの場合に、制御CPU21の内部で計数することで位置を検出できる。
外部接続手段42はパソコンや他の撮像装置などの外部機器を接続するので、外部機器からパン・チルトやズーム、フォーカスを制御することも可能である。
制御CPU21の内部の中心ずれ情報記憶部25は、EEPROMやフラッシュROMなどの書換え可能な記憶素子であり、予め中心ずれ量や駆動すべき補正駆動量などのデータを記憶している。この中心ずれ量又は補正駆動量を得るためには、設計シミュレーションによって算出したり、撮像装置の製造過程において測定する必要がある。
中心ずれ情報は全てのズームレンズ位置毎に記憶する手法があるが、データ量が大きくなるという問題がある。そのため、所定の間隔をおいて複数のズームレンズ位置の中心ずれ情報を記憶し、記憶されていないズームレンズ位置での中心ずれは記憶された中心ずれ情報から、線形補間等により近似的に算出することも可能である。この手法を用いると、中心ずれ情報を設計シミュレーションや製造過程から得るデータは少なくて済み、容易に算出、測定することが可能である。
中心ずれ補正部22は中心ずれ情報記憶部25に記憶された中心ずれに関するデータから、実際にパン・チルトに必要な補正駆動量を算出する。パン・チルト手段17では中心ずれ補正手段で算出された補正駆動量に従って、ズーミング時の中心のずれを補正する。例えば、図5(b)に示すように中心ずれ補正を行わない状態での中心ずれ量をX、Yとすると、中心ずれXはパン動作により補正され、中心ずれYはチルト動作により補正される。
パン・チルトの駆動領域は中心ずれ量よりも十分に大きいため、このようにパン・チルト動作と中心ずれ補正を兼用しても支障はない。
補正モード選択手段40による補正モードの選択により中心ずれ補正を優先するか、パン・チルト動作を優先するかを判断し、補正モード選択手段40での補正モードの設定毎に、パン・チルト端位置変更部23では、パン・チルト端の位置を変更する。
なお、図1のブロック回路構成図では、アクチュエータを用いて電気的にズーミングを行っているが、手動によりズーミングを行う場合でも、ズーム位置が検出できれば適用が可能である。また、ズーミングはズーム操作手段41からの指示だけでなく、外部接続手段42を介して接続された外部機器からも操作可能である。
表1は各補正モードでのパン・チルト端における動作、及び中心ずれ補正動作の一例を示している。
表1
補正モード パン・チルト端 中心ずれ補正
中心ずれ補正優先 制限あり パン・チルト全域で補正
パン・チルト優先 制限なし パン・チルト端では補正なし
中心ずれ補正なし 制限なし 補正なし
中心ずれ補正優先モードではパン・チルトの駆動範囲に制限を設け、端位置を実際に駆動できる範囲よりも内側に設定しておいて、中心ずれ補正を行えるようにする。これはパン・チルトの端位置では、中心ずれ補正が行えない可能性があるためである。パン・チルト駆動範囲の制限は、中心ずれ補正量から求めることができる。
パン・チルト優先モードでは、パン・チルトの駆動範囲に制限はないが、中心ずれ補正はパン・チルト端では行わない。更に、中心ずれ補正なしモードでは、パン・チルトの駆動範囲に制限はなく、パン・チルト全域で中心ずれ補正は行わない。
このように、各補正モードを設けることで、優先すべき動作を選択できるため、使用者の要求や設置場所に合わせて、カスタマイズ可能な撮像装置が得られる。
図2は前述したズーミング操作時の中心ずれ補正動作のフローチャート図である。
(ステップS101)ズーム操作があるか否かの判定をズーム操作手段41の出力により行う。ズーム操作がない場合には次の処理をせず、ズーム操作があった場合には中心ずれ補正を行うために次のステップS102に進む。なお、ズーム操作があるか否かの判定には、制御CPU21の割り込み機能を用いても可能である。ズーミングはズーム操作手段41以外にも外部接続手段42に接続された外部機器からの信号により操作できる。
(ステップS102)ズーム位置の検出を行う。ズームレンズユニット12を駆動するアクチュエータ36がDCモータ等である場合に、ズーム位置をエンコーダ39により検出する必要がある。また、アクチュエータ36がパルスモータ等の場合には、制御CPU21で計数された位置をズーム位置として使用すればよい。
(ステップS103)予め記憶された中心ずれ補正情報を中心ずれ情報記憶部25から読み出し、中心ずれ補正を行うための補正駆動量の算出を行う。中心ずれ補正情報は光学的な中心ずれ量、或いは補正駆動量量そのものでもよい。また中心ずれ補正情報は、前述したように設計シミュレーションや、製造過程での測定により求められている。
(ステップS104)パン・チルト駆動部24は中心ずれ補正を行うために、先ず駆動部27、パン用アクチュエータ28を用いてパン・チルト手段17によりパン方向に駆動を開始する。
(ステップS105)次に、中心ずれ補正を行うために、駆動部29、チルト用アクチュエータ30によりパン・チルト手段17をチルト方向に駆動開始する。ここでは、パン方向から駆動を開始したが、チルト方向から駆動してもよいし、パン方向・チルト方向を同時に駆動してもよい。
(ステップS106)パン方向に中心ずれ補正駆動量の駆動が完了したかの判定をパン用位置エンコーダ31により行う。駆動量が足りない場合には引続きパン方向への駆動を行い、所望の駆動が完了するとステップS107に進む。
(ステップS107)パン方向への駆動を停止する。
(ステップS108)チルト方向に中心ずれ補正駆動量の駆動が完了したかの判定をチルト用位置エンコーダ32により行う。駆動量が足りない場合には、引続きチルト方向への駆動を行い、所望の駆動が完了するとステップ109に進む。
(ステップS109)チルト方向への駆動を停止する。
(ステップS110)パン・チルトの両方向の補正駆動が完了したかの判定を行う。パン・チルトの何れか一方でも補正駆動が完了していない場合にはステップS106に戻り、補正駆動が完了した場合には、ステップS101からの処理を再実行する。
中心ずれ補正をズーム操作が完了後に実行すると急な画角変化がおき、撮影画像が不用意に振れたり、意図した画面にズーミングができないという問題が発生する。そのため、上述した処理は、ズーム操作がされているズーミング中に連続的に行うことが望ましい。
図3は補正モードの設定と、それに合わせたパン・チルトの駆動範囲を制限するフローチャート図である。
(ステップS201)中心ずれ補正部22による中心ずれ補正の有効又は無効が選択されているか否かの判定を行う。中心ずれ補正なしが選択されている場合にはステップS205に進み、中心ずれ補正を行う場合には次のステップS202に進む。
(ステップS202)中心ずれ補正を優先するモードか、パン・チルトを優先するモードかの判定を補正モード選択手段により行う。中心ずれ補正を優先する場合にはステップS204に進み、パン・チルトを優先する場合にはステップS203に進む。
(ステップS203)パン・チルト優先モードを設定する。
(ステップS204)中心ずれ補正モードを設定する。
(ステップS205)パン・チルト端では中心ずれ補正を行わないため、パン・チルト駆動範囲の制限を解除する。従って、パン・チルトの駆動指示により、移動可能な全域でパン・チルト駆動が可能となる。
(ステップS206)パン・チルトの駆動範囲に制限を設ける。制限する移動量は、全ズーム領域での中心ずれ補正量の最大値とすればよい。パン・チルト端位置変更部23は制限後の端位置を新たなパン・チルト移動端として再設定する。
図4はパン・チルト端での中心ずれ補正を考慮した場合のフローチャート図である。
(ステップS301)図3のフローチャート図で示した補正モードの検出とパン・チルト駆動範囲つまり端位置の設定を行う。
(ステップS302)中心ずれ補正なしモードが選択されているかの判定を行う。中心ずれ補正なしの場合にはそのまま処理を終了し、中心ずれ補正を行う場合には、次のステップ303に進む。
(ステップS303)現在のパン位置の検出を行う。DCモータ等で駆動を行う場合にはパン用位置エンコーダ31を用い、パルスモータの場合には制御CPU21で計数し位置検出を行う。
(ステップS304)現在のチルト位置の検出を行う。DCモータ等で駆動を行う場合にはチルト用位置エンコーダ32を用い、パルスモータの場合には制御CPU21で位置を計数し位置検出を行う。
(ステップS305)ステップS303で検出したパン位置から、現在位置が端位置であるか否かの判定を行う。端位置でない場合には、通常の中心ずれ補正を行うため、ステップS308に進む。ここでの端位置は、ステップS301で設定された端位置であり、中心ずれ補正優先モードが選択されている場合には、実際に移動可能なパン駆動範囲よりも内側に設けられる。また、パン・チルト優先モードが選択されている場合には、実際に移動可能なパン駆動範囲の端位置である。
(ステップS306)ステップS304で検出したチルト位置から、現在位置が端位置であるか否かの判定を行う。端位置でない場合には、通常の中心ずれ補正を行うためステップS308に進む。ここでの端位置は、ステップS301で設定された端位置であり、中心ずれ補正優先モードが選択されている場合には、実際に移動可能なチルト駆動範囲よりも内側に設けられる。また、パン・チルト優先モードが選択されている場合には、実際に移動可能なチルト駆動範囲である。
(ステップS307)中心ずれ補正優先モードか否かの判定を行う。中心ずれ補正優先モードが選択されている場合にはステップS308に進み、中心ずれ補正優先モードが選択されていない場合には、パン・チルト優先モードが選択されていると判断しステップS301に戻る。
ここでの判定処理により、中心ずれ補正優先モードでは、通常の駆動範囲よりも内側に設けられたパン・チルトの端位置でも中心ずれ補正を行うことができ、パン・チルト優先モードでは使用可能な駆動範囲までパン・チルト駆動を行うことができる。ただし、パン・チルト優先モードでは、パン又はチルト端位置では中心ずれ補正は行われない。
(ステップS308)ズーム操作があるか否かの判定を行う。ズーム操作がない場合には次の処理をせず、ズーム操作があった場合には、中心ずれ補正を行うために次のステップS309に進む。ズーム操作があるか否かの判定には、制御CPU21の割り込み機能を用いても可能である。ズームは撮像装置に設けられたズーム操作手段41や、外部接続手段42に接続された外部機器からの信号により操作される。
(ステップS309)ズーム位置の検出を行う。ズームレンズユニット12を駆動するアクチュエータがDCモータ等である場合に、ズーム位置を位置エンコーダ39により検出する必要がある。また、パルスモータ等である場合には、制御CPU21で計数された位置をズーム位置として使用する。
(ステップS310)予め記憶された中心ずれ補正情報を記憶手段から読み出し、中心ずれ補正を行うための補正駆動量の算出を行う。中心ずれ補正情報は光学的な中心ずれ量、或いは補正駆動量量そのものでもよい。また、前述したように、中心ずれ補正情報は設計シミュレーションや、製造過程での測定により求められる。
(ステップS311)パン・チルト手段17の一部であるパン用アクチュエータ28は中心ずれ補正を行うために、パン方向に駆動を開始する。
(ステップS312)同様に、チルト用アクチュエータ30は中心ずれ補正を行うために、チルト方向に駆動を開始する。ここでは、パン・チルトを同時に駆動するアルゴリズムとしているが、図2のフローチャート図で説明したように交互に移動を開始してもよい。
(ステップS313)パン方向に中心ずれ補正駆動量の駆動が完了したかの判定を行う。駆動量が足りない場合には引続きパン方向への駆動を行い、所望の駆動が完了すればステップS315に進む。
(ステップS314)チルト方向に中心ずれ補正駆動量の駆動が完了したかの判定を行う。駆動量が足りない場合には引続きチルト方向への駆動を行い、所望の駆動が完了するとステップS316に進む。
(ステップS315)パン方向への駆動を停止する。駆動停止後は再びステップS308からの処理を繰り返す。
(ステップS316)チルト方向への駆動を停止する。駆動停止後は再びステップS308からの処理を繰り返す。中心ずれ補正部22による中心ずれ補正をズーム操作が完了後に実行した場合に急な画角変化が生じ、撮影画像が不用意に振れたり、意図した画角にズーミングができないという問題が発生する。そのため、上述した処理は図2のフローチャート図と同様に、中心ずれ補正はズーム操作がされている最中に連続的に行うことが望ましい。
撮像装置のブロック回路構成図である。 動作のフローチャート図である。 動作のフローチャート図である。 動作のフローチャート図である。 中心ずれ補正の概念図である。
符号の説明
12 ズームレンズユニット
15 フォーカスレンズユニット
16 撮像素子
17 パン・チルト手段
21 制御CPU
22 中心ずれ補正部
23 パン・チルト端位置変更部
24 パン・チルト駆動部
25 中心ずれ情報記憶部
26 ズーム駆動部
28 パン用アクチュエータ
30 チルト用アクチュエータ
33 映像信号処理部
36、38 アクチュエータ
39 位置エンコーダ
40 補正モード選択手段
41 ズーム操作手段
42 外部接続手段

Claims (3)

  1. 変倍を行うためのズームレンズを備えたレンズ手段をパン又はチルト方向に駆動するパン・チルト手段と、前記レンズ手段の位置を検出する位置検出手段と、画面の中心ずれ情報を記憶する中心ずれ情報記憶部と、前記中心ずれ情報を用いて前記位置検出手段により検出された前記レンズ手段の位置における中心ずれを、前記パン・チルト手段を駆動して補正する中心ずれ補正部とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記パン又はチルトの位置を検出するパン・チルト位置検出手段と、前記中心ずれ補正部の有効、無効を選択可能な補正モード選択手段とを有し、該補正モード選択手段による中心ずれ補正の有効又は無効に基づいて、前記パン又はチルトの駆動範囲を変更するパン・チルト端位置変更部とを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記中心ずれ補正部はズーミングに際して連続的に前記中心ずれ補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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