JP2009098667A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の液晶表示装置は、光源と、一対の基板と該基板に挟持された液晶層とを有する液晶セルと、ラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物を含むフィルムとを有し、該フィルムが、該液晶セルの該光源に近い側に配置されている。また、本発明の液晶表示装置は、ラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物を含むフィルムを有し、該フィルムの面内レタデーション(Re)及び厚さ方向レタデーション(Rth)がそれぞれ10nm以下であり、該フィルム上に光学異方性層を有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
従来、各種液晶表示装置には、光学補償を目的として位相差板が使用されている。このような位相差板としては、例えば、光学的二軸位相差板があげられ、これらは主に、ロール間引張り延伸法、ロール間圧縮延伸法、テンター横一軸延伸法等の各種ポリマーフィルム延伸法等や(例えば、特許文献1参照)、二軸延伸により異方性を持たせる方法等によって作製することができる(例えば、特許文献2参照。)。また、この他にも、正の光学異方性を持つ一軸延伸ポリマーフィルムと、面内の位相差値が小さい負の光学異方性を持つ二軸延伸ポリマーフィルムとを併用した位相差板や(特許文献3参照)、前述のような延伸方法ではなく、例えば、ポリイミドの性質により、基板上で可溶性ポリイミドをフィルム化することによって、負の一軸性が付与された位相差板もある(例えば、特許文献4参照)。
また、各種の液晶表示装置の表示モードに対して、視野角特性等を改善するための位相差板、光学補償フィルムの特性は様々であり、それらに応じた位相差板、光学補償フィルムの支持体に対する要求性能も様々である。その結果、位相差板や光学補償フィルムの支持体の光学的異方性を高めたものや、光学的等方性を高めたものなどの要求が多様化するとともに、表示光学特性、例えば正面コントラストの向上の観点から、位相差板や光学補償フィルムのヘイズ等の光学性能にも要求が厳しくなってきている。
しかし、最近、液晶表示装置において、長時間の使用時などで内部の回路やバックライトの放熱によりパネル温度が上昇するほか、高温高湿度や低湿の過酷な環境下にて用いられる場合、上記の偏光板の保護フィルムであるトリアセチルセルロースフィルムが温度、湿度や時間経時でRe、Rthなどの光学特性、含水率や寸法などの物理特性が変化し、その光学補償能に変化が生じ、黒表示時に光が漏れる、色味が変わる、又は画像にムラが生じることが問題視されるようになってきている。
即ち、本発明の上記第1の目的は以下の手段により達成される。
[1] 光源と、一対の基板と該基板に挟持された液晶層とを有する液晶セルと、ラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物を含むフィルムとを少なくとも有し、該フィルムが、該液晶セルの該光源に近い側に配置されているVA(垂直配向)型液晶表示装置。
[2] ラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物を含むフィルムを少なくとも有し、該フィルムの面内レタデーション(Re)及び厚さ方向レタデーション(Rth)がそれぞれ10nm以下であり、該フィルム上に光学異方性層を有することを特徴とするVA(垂直配向)型液晶表示装置。
[3] 前記光学異方性層は、前記フィルムに、液状化されたポリマーを塗布することにより形成される、前記[2]に記載のVA(垂直配向)型液晶表示装置。
[4] 前記光学異方性層はポリイミドを含む、前記[2]に記載のVA(垂直配向)型液晶表示装置。
(A) 40nm ≦Re(550)≦ 275nm
(B) 0nm ≦Rth(550)≦ 275nm
〔式中、Re(550)、Rth(550)は、波長550(nm)における面内、及び、厚み方向のレタデーション(nm)を表す〕
[6] 液晶セルと、該液晶セルの外側に配置された2枚の偏光板と、該液晶セルと該偏光板の間の両方に配置される光学異方性層とを有し、該光学異方性層がラクトン環含有重合体を含み、該光学異方性層における面内レタデーションReと厚み方向のレタデーションRthが下記式(C)、(D)を満たすVA(垂直配向)型液晶表示装置。
(C) 30nm ≦Re(550)≦ 80nm
(D) 75nm ≦Rth(550)≦ 155nm
[7] 前記ラクトン環含有重合体を含む光学異方性層が、レタデーション発現剤を少なくとも1種含む[5]または[6]に記載のVA(垂直配向)型液晶表示装置。
[8] 前記レタデーション発現剤が下記一般式(I)で表される化合物である[7]に記載のVA(垂直配向)型液晶表示装置。
式(I)
[9] 前記レタデーション発現剤が下記一般式(II)で表される化合物であることを特徴とする[7]に記載のVA(垂直配向)型液晶表示装置。
式(II)
[10] 前記レタデーション発現剤が下記一般式(III)で表される化合物である[7]に記載のVA(垂直配向)型液晶表示装置。
式(III) Ar1−L2−X−L3−Ar2
(式中、Ar1及びAr2は、それぞれ独立に、芳香族基であり、L2及びL3は、それぞれ独立に、−O−CO−又はCO−O−基より選ばれる二価の連結基であり、Xは、1,4−シクロへキシレン基、ビニレン基又はエチニレン基である。)
[11] 前記ラクトン環重合体を含有する光学異方性層が、少なくとも1方向に延伸されたものである[5]〜[10]に記載のVA(垂直配向)型液晶表示装置。
[12] 前記延伸時の延伸倍率が1.3〜5倍である[11]に記載の液晶表示装置。
Rth(λ)は前記Re(λ)を、面内の遅相軸(KOBRA 21ADH又はWRにより判断される)を傾斜軸(回転軸)として(遅相軸がない場合にはフィルム面内の任意の方向を回転軸とする)のフィルム法線方向に対して法線方向から片側50度まで10度ステップで各々その傾斜した方向から波長λnmの光を入射させて全部で6点測定し、その測定されたレターデーション値と平均屈折率の仮定値及び入力された膜厚値を基にKOBRA 21ADH又はWRが算出する。
上記において、法線方向から面内の遅相軸を回転軸として、ある傾斜角度にレターデーションの値がゼロとなる方向をもつフィルムの場合には、その傾斜角度より大きい傾斜角度でのレターデーション値はその符号を負に変更した後、KOBRA 21ADH又はWRが算出する。
尚、遅相軸を傾斜軸(回転軸)として(遅相軸がない場合にはフィルム面内の任意の方向を回転軸とする)、任意の傾斜した2方向からレターデーション値を測定し、その値と平均屈折率の仮定値及び入力された膜厚値を基に、以下の式(10)及び式(11)よりRthを算出することもできる。
また式中、nxは面内における遅相軸方向の屈折率を表し、nyは面内においてnxに直交する方向の屈折率を表し、nzはnx及びnyに直交する方向の屈折率を表し、dは膜厚(μm)を表す。
Rth(λ)は前記Re(λ)を、面内の遅相軸(KOBRA 21ADH又はWRにより判断される)を傾斜軸(回転軸)としてフィルム法線方向に対して−50度から+50度まで10度ステップで各々その傾斜した方向から波長λnmの光を入射させて11点測定し、その測定されたレターデーション値と平均屈折率の仮定値及び入力された膜厚値を基にKOBRA 21ADH又はWRが算出する。
上記の測定において、平均屈折率の仮定値は ポリマーハンドブック(JOHN WILEY&SONS,INC)、各種光学フィルムのカタログの値を使用することができる。平均屈折率の値が既知でないものについてはアッベ屈折計で測定することができる。主な光学フィルムの平均屈折率の値を以下に例示する:
セルロースアシレート(1.48)、シクロオレフィンポリマー(1.52)、ポリカーボネート(1.59)、ポリメチルメタクリレート(1.49)、ポリスチレン(1.59)である。
これら平均屈折率の仮定値と膜厚を入力することで、KOBRA 21ADH又はWRはnx、ny、nzを算出する。この算出されたnx、ny、nzよりNz=(nx−nz)/(nx−ny)がさらに算出される。
また、本明細書において、測定波長を特に付記しない場合は、波長550nmにおけるRe及びRthであるとする。
本発明の実施形態1-1に係るVA(垂直配向)型液晶表示装置は、光源と、一対の基板と該基板に挟持された液晶層とを有する液晶セルと、ラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物を含むフィルムとを少なくとも有し、該フィルムが、該液晶セルの該光源に近い側に配置されていることを特徴とする。ここで、ラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物を含むフィルムは、後述する光学補償シートにおける“ラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂フィルム”の説明をそのまま参照することができる。
本発明の実施形態1-1に係るVA(垂直配向)型液晶表示装置によれば、光学性能の環境依存性、特に湿度依存性が小さく、さらにはヘイズが小さく、正面コントラストに優れ、更に耐久性や環境依存性に優れる。
本発明の実施形態1-2に係るVA(垂直配向)型液晶表示装置によれば、面内および膜厚方向レタデーションの発現性に優れ、偏光板加工適性に優れ、環境変化時に耐久性に優れ、さらには液晶表示装置を安価で生産性よく製造可能である。
図1に示す光学補償シート10は、所定の重合体を含有する熱可塑性樹脂フィルム12と光学異方性層14との積層体である。光学異方性層14は、塗布により形成されたポリマー層からなる。光学補償シート10は、光学補償の対象となる液晶セルのモード等に応じて、その光学特性が調整されている。熱可塑性樹脂フィルム12は、光学補償に寄与する光学異方性のフィルムであっても、また、光学等方性のフィルムであってもよいが、熱可塑性樹脂フィルム12が等方性であると、光学補償シート10の光学特性の最適化の調整が容易である。例えば、熱可塑性樹脂フィルム12上に、塗布によりポリマー層を形成した後、延伸処理を施して、光学特性を調整する際に、熱可塑性樹脂フィルム12の寄与分を考慮せずに、ポリマー層を延伸して得られる光学異方性層14の光学特性のみの寄与分を考慮して、延伸条件を決定すればよい。勿論、熱可塑性樹脂フィルム12が光学異方性であってもよい。熱可塑性樹脂フィルム12が光学異方性であると、光学異方性層14の光学特性の光学補償能への寄与分を軽減でき、ポリマー層の厚みをより薄くできる等の点で好ましい。
図2に示す偏光板20は、光学補償シート10と、偏光膜16、及び保護フィルム18とを有する。光学補償シート10の熱可塑性樹脂フィルム12は、偏光膜16の保護フィルムとしても機能している。保護フィルム18は、セルロースアシレートフィルム、シクロオレフィン系ポリマーフィルム等のポリマーフィルムからなる。熱可塑性樹脂フィルム12と同一であってもよい。
なお、偏光板20を液晶表示装置内に配置する際は、光学補償シート10を液晶セル側、即ち、内側にして、配置するのが好ましい。
本実施形態における光学補償シートの上記熱可塑性樹脂フィルムは、25℃10%RH環境下で測定した面内レターデーション(Re)値と厚み方向のレターデーション(Rth)値と、25℃80%RH環境下で測定したRe値とRth値の差異が、いずれも10nm以下であるのが好ましく、0〜5nmであるのがより好ましい。
また、本実施形態における光学補償シートは、25℃80%RH環境下で平衡含水率が、1.5%以下であるのが好ましい。
本実施形態における光学補償シートは、ヘイズ値が、1.5%以下であるのが好ましく、0〜1.0%であるのがより好ましい。
本実施形態における光学補償シートは、塗布により形成されるポリマー層からなる光学性異方性層と、ラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂フィルムとが積層された光学補償シートである。
[光学異方性層]
本発明では、光学異方性層は、ラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂フィルムに、液状化されたポリマーを塗布することにより形成されるのが好ましい。すなわち、光学異方性層は、塗布により形成されたポリマー層からなるのが好ましい。より具体的には、ポリマー層は、ポリマーを液状化(溶媒に溶解して溶液化することも含む)してそれを展開し、その展開層を固体化させてなる塗工膜として形成される(以下、「塗工方式」という)。即ち、塗布により形成されたポリマー層である。塗工方式で形成することにより、光学異方性層の厚さが0.1〜20μm程度であっても、十分な光学特性の光学異方性層となる。一枚のポリマーフィルムを延伸して光学特性を発現される延伸フィルム方式では、フィルム強度の点より厚さを20μm以下とすることが困難であり、特にその厚さで目的とする位相差特性を付与することが困難である。本発明では、ポリマー層を上記方法により形成することによって、薄型化が可能である。薄型化や目的とする位相差特性の付与性の点より、ポリマー層の厚さは、15μm以下であるのが好ましく、12μm以下であるのがより好ましく、10μm以下であるのがさらに好ましい。
なお、ポリマー層は、重合性液晶組成物を所定の配向状態とし、その配向状態を重合等によって硬化させて形成したポリマー層であってもよい。
上記一般式(1)におけるXとしてのハロゲンとしては、例えばフッ素原子や臭素原子、塩素原子やヨウ素原子などがあげられ、中でもフッ素原子が好ましい。またアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、及びブチル基のように炭素数が1〜6のアルキル基及びそのハロゲン置換アルキル基が好ましく、中でも炭素数が1〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキル基及びそのハロゲン置換アルキル基が好ましい。より具体的には、メチル基、エチル基、及びそれらトリフルオロメチル基などが挙げられる。
Xは、特に、フッ素原子であるのが好ましい。
前記のC(CX3)2基におけるXは、水素原子又はハロゲンであり、Si(R)2基及びNR基におけるRは、炭素数1〜3のアルキル基又はそのハロゲン化物である。なおEは、カルボニル基又はY基に対してメタ位又はパラ位にある。またハロゲンは、フッ素原子、塩素原子、ヨウ素原子又は臭素原子である(以下、一般式(7)において同じ)。
本実施形態における光学補償シートは、ラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂フィルムを有する。該フィルムは、光学異方性であっても、光学等方性であってもよい
以下、本発明のラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂フィルムについて詳しく説明するが、本発明の範囲はこれらの説明に拘束されることはなく、以下の例示以外についても、本発明の趣旨を損なわない範囲で適宜変更して実施することができる。
本実施形態で用いるラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂フィルムは、好ましくはフィルム幅が1300mm以上であるが、より好ましくは1500mm以上である。また、該フィルムの膜厚は好ましくは20μm〜100μmであるが、より好ましくは20〜65μmである。本発明で用いるラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂フィルムは、ラクトン環含有重合体を主成分として含有する。その他の熱可塑性樹脂を含有していてもよい。
ここで、Xは、アルキル基又はアリール基(メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、シクロヘキシル基、ベンジル基など)が好ましい。
ここで、炭素原子数1〜20の有機残基としては、上記式(20)における有機残基の説明を参照することができる。
前記熱可塑性樹脂フィルムは、その他の熱可塑性樹脂を含んでいてもよい。その他の熱可塑性樹脂は、ラクトン環含有重合体と混合して、フィルム化したときに、ガラス転移温度が120℃以上、面方向の厚さ100μmあたりの位相差が20nm以下、全光線透過率が85%以上の性能であれば、特に種類は問わないが、熱力学的に相溶する熱可塑性樹脂は、透明性や耐熱性、低位相差、優れた機械的強度の性能を有する光学フィルムを提供できるという観点から好ましい。
本実施形態における光学補償シートは、上記熱可塑性樹脂フィルムの表面に、ポリマー溶液又はポリマー溶融液を塗布し、乾燥してポリマー層を形成することで製造することができる。ポリマー層の形成については上記した通りである。
また、上記した通り、熱可塑性樹脂フィルム上にポリマー層を形成した後、ポリマー層のRth(λ)、Re(λ)等の位相差特性を制御するために、延伸処理又は収縮処理を行うのが好ましい。延伸処理及び収縮処理の好まし
い例についても、上記した通りである。
[偏光板]
本実施形態における偏光板は、偏光膜と、本発明の光学補償シートとを少なくとも有する。前記光学補償シートを、直接偏光膜の表面に貼り合せ、偏光膜の保護フィルムとして利用してもよい。かかる態様では、熱可塑性樹脂フィルムの裏面(光学異方性層が形成されていない側の面)を、偏光膜の表面に貼り合せるのが好ましい。また、偏光膜の他方の面にも、セルロースアシレートフィルム等の保護フィルムが貼り合せられているのが好ましい。
偏光膜には、ヨウ素系偏光膜、二色性染料を用いる染料系偏光膜やポリエン系偏光膜があり、本発明にはいずれを使用してもよい。ヨウ素系偏光膜及び染料系偏光膜は、一般にポリビニルアルコール系フィルムを用いて製造する。
<保護フィルム>
他方の表面に貼合される保護フィルムは、透明なポリマーフィルムが用いることが好ましい。透明であるとは、光透過率が80%以上であることを意味する。保護フィルムとしては、セルロースアシレートフィルム、及びポリオレフィンを含むポリオレフィンフィルムが好ましい。セルロースアシレートフィルムの中でも、セルローストリアセテート(: Tri Acetyl Cellulose、以下TACと表記する)フィルムが好ましい。また、ポリオレフィンフィルムの中でも、環状ポリオレフィンを含むポリノルボルネンフィルムが好ましい。
保護フィルムの厚さは、20〜500μmであることが好ましく、50〜200μmであることがさらに好ましい。
なお、保護フィルムの表面に、さらに反射防止層等の機能層を配置してもよい。
本発明の実施形態2−1に係るVA(垂直配向)型液晶表示装置は、液晶セルと、該液晶セルの外側に配置された2枚の偏光板と、該液晶セルと該偏光板の間のどちらか一方に配置される光学異方性層とを有し、該光学異方性層がラクトン環含有重合体を含み、該光学異方性層における面内レタデーションReと厚み方向のレタデーションRthが下記式(A)、(B)を満たすことを特徴とする。
(A) 40nm ≦Re(550)≦ 275nm
(B) 0nm ≦Rth(550)≦ 275nm
〔式中、Re(550)、Rth(550)は、波長550(nm)における面内、及び、厚み方向のレタデーション(nm)を表す〕
(C) 30nm ≦Re(550)≦ 80nm
(D) 75nm ≦Rth(550)≦ 155nm
前記レタデーション発現剤としては、250nm〜380nmの波長範囲に吸収極大を有する分極率異方性の大きい化合物が好ましい。前記レタデーション発現剤としては、下記一般式(I)で表される化合物を特に好ましく使用できる。
式(II)−1
式(II)−2
なお、ハメットの置換基定数のσp、σmに関しては、例えば、稲本直樹著「ハメット則−構造と反応性−」(丸善)、日本化学会編「新実験化学講座14 有機化合物の合成と反応V」2605頁(丸善)、仲谷忠雄著「理論有機化学解説」217頁(東京化学同人)、ケミカル レビュー,91巻,165〜195頁(1991年)等の成書に詳しく解説されている。
nは0〜2の整数を表し、好ましくは0、1である。
さらに、前記スキームに示したように、化合物(1−E)のテトラヒドロフラン溶液に、メタンスルホン酸クロライドを加え、N,N−ジイソプロピルエチルアミンを滴下し攪拌した後、N,N−ジイソプロピルエチルアミンを加え、化合物(1−D)のテトラヒドロフラン溶液を滴下し、その後、N,N−ジメチルアミノピリジン(DMAP)のテトラヒドロフラン溶液を滴下することで、例示化合物(1)を得ることができる。
また、レタデーション発現剤として、一種の化合物を単独で、又は二種類以上の化合物を混合して用いることができる。レタデーション発現剤として互いに異なる二種類以上の化合物を用いると、レタデーションの調整範囲が広がり、容易に所望の範囲に調整できるので好ましい。
一般式(III):Ar1−L12−X−L13−Ar2
本明細書において、芳香族基は、アリール基(芳香族性炭化水素基)、置換アリール基、芳香族性ヘテロ環基及び置換芳香族性ヘテロ環基を含む。
アリール基及び置換アリール基の方が、芳香族性ヘテロ環基及び置換芳香族性ヘテロ環基よりも好ましい。芳香族性へテロ環基のヘテロ環は、一般には不飽和である。芳香族性ヘテロ環は、5員環、6員環又は7員環であることが好ましく、5員環又は6員環であることがさらに好ましい。芳香族性へテロ環は一般に最多の二重結合を有する。ヘテロ原子としては、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子が好ましく、窒素原子又は硫黄原子がさらに好ましい。
芳香族基の芳香族環としては、ベンゼン環、フラン環、チオフェン環、ピロール環、オキサゾール環、チアゾール環、イミダゾール環、トリアゾール環、ピリジン環、ピリミジン環及びピラジン環が好ましく、ベンゼン環が特に好ましい。
アルキルアミノ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基及びアルキルチオ基のアルキル部分とアルキル基とは、さらに置換基を有していてもよい。アルキル部分及びアルキル基の置換基の例には、ハロゲン原子、ヒドロキシル、カルボキシル、シアノ、アミノ、アルキルアミノ基、ニトロ、スルホ、カルバモイル、アルキルカルバモイル基、スルファモイル、アルキルスルファモイル基、ウレイド、アルキルウレイド基、アルケニル基、アルキニル基、アシル基、アシルオキシ基、アシルアミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルスルホニル基、アミド基及び非芳香族性複素環基が含まれる。アルキル部分及びアルキル基の置換基としては、ハロゲン原子、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ基、アシル基、アシルオキシ基、アシルアミノ基、アルコキシカルボニル基及びアルコキシ基が好ましい。
具体例(2)及び(3)は、幾何異性体に加えて光学異性体(合計4種の異性体)を有する。幾何異性体については、同様にトランス型の方がシス型よりも好ましい。光学異性体については、特に優劣はなく、D、Lあるいはラセミ体のいずれでもよい。
具体例(43)〜(45)では、中心のビニレン結合にトランス型とシス型とがある。上記と同様の理由で、トランス型の方がシス型よりも好ましい。
R11、R13で表されるアルキル基としては、直鎖、分岐、又は環状であって、置換もしくは無置換のアルキル基を表し、好ましくは置換もしくは無置換の炭素数1〜30のアルキル基、炭素数3〜30の置換もしくは無置換のシクロアルキル基、炭素数5〜30の置換もしくは無置換のビシクロアルキル基(つまり、炭素数5〜30のビシクロアルカンから水素原子を一個取り去った一価の基。)、更に環構造が多いトリシクロ構造などが挙げられる。
R13として特に好ましくは、炭素原子2個以上を含むアルキル基であり、より好ましくは炭素原子3個以上を含むアルキル基である。分岐又は環状構造をもったものは特に好ましく用いられる。
一般式(V)中、Ar1で表されるアリーレン基として好ましくは炭素数6〜30のアリーレン基であり、単環であってもよいし、さらに他の環と縮合環を形成してもよい。また、可能な場合には置換基を有してもよく、置換基としては後述の置換基Tが適用できる。Ar1で表されるアリーレン基としてより好ましくは炭素数6〜20、特に好ましくは炭素数6〜12であり、例えばフェニレン基、p−メチルフェニレン基、ナフチレン基などが挙げられる。
一般式(V)中、Ar2で表されるアリール基として好ましくは炭素数6〜30のアリール基であり、単環であってもよいし、さらに他の環と縮合環を形成してもよい。また、可能な場合には置換基を有してもよく、置換基としては後述の置換基Tが適用できる。Ar2で表されるアリール基としてより好ましくは炭素数6〜20、特に好ましくは炭素数6〜12であり、例えばフェニル基、p−メチルフェニル基、ナフチル基などが挙げられる。
前記二価の連結基として好ましいものは、−O−、−NR―(Rは水素原子又は置換基を有してもよいアルキル基又はアリール基をあらわす)、−CO−、−SO2−、−S−、アルキレン基、置換アルキレン基、アルケニレン基、置換アルケニレン基、アルキニレン基及びこれらの二価の基を2つ以上組み合わせて得られる基であり、その内より好ましいものは−O−、−NR−、−CO−、−SO2NR−、−NRSO2−、−CONR−、−NRCO−、−COO−、及びOCO−、アルキニレン基である。Rは好ましくは水素原子を表す。
一般式(V)−2において、R14は水素原子又はアルキル基を表し、アルキル基としてはR11、R13の好ましい例として示したアルキル基が好ましく用いられる。前記R14として好ましくは、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であり、より好ましくは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基であり、さらに好ましくはメチル基である。R11とR14とは同一であってもよいし異なっていてもよいが、ともにメチル基であることが特に好ましい。
置換基Tとして好ましくはハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、アルキル基(好ましくは炭素数1〜30のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、t−ブチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基)、シクロアルキル基(好ましくは、炭素数3〜30の置換又は無置換のシクロアルキル基、例えば、シクロヘキシル基、シクロペンチル基、4−n−ドデシルシクロヘキシル基)、ビシクロアルキル基(好ましくは、炭素数5〜30の置換又は無置換のビシクロアルキル基、つまり、炭素数5〜30のビシクロアルカンから水素原子を一個取り去った一価の基である。例えば、ビシクロ[1,2,2]ヘプタン−2−イル、ビシクロ[2,2,2]オクタン−3−イル)、アルケニル基(好ましくは炭素数2〜30の置換又は無置換のアルケニル基、例えば、ビニル基、アリル基)、シクロアルケニル基(好ましくは、炭素数3〜30の置換又は無置換のシクロアルケニル基、つまり、炭素数3〜30のシクロアルケンの水素原子を一個取り去った一価の基である。例えば、2−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル)、ビシクロアルケニル基(置換又は無置換のビシクロアルケニル基、好ましくは、炭素数5〜30の置換又は無置換のビシクロアルケニル基、つまり二重結合を一個持つビシクロアルケンの水素原子を一個取り去った一価の基である。例えば、ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン−1−イル、ビシクロ[2,2,2]オクト−2−エン−4−イル)、アルキニル基(好ましくは、炭素数2〜30の置換又は無置換のアルキニル基、例えば、エチニル基、プロパルギル基)、アリール基(好ましくは炭素数6〜30の置換又は無置換のアリール基、例えばフェニル基、p−トリル基、ナフチル基)、ヘテロ環基(好ましくは5又は6員の置換又は無置換の、芳香族又は非芳香族のヘテロ環化合物から一個の水素原子を取り除いた一価の基であり、さらに好ましくは、炭素数3〜30の5又は6員の芳香族のヘテロ環基である。例えば、2−フリル基、2−チエニル基、2−ピリミジニル基、2−ベンゾチアゾリル基)、
(Rは水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、アリール基を表す。好ましくは水素原子である。)であり、L2が−O−又はNR−(Rは水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、アリール基を表す。好ましくは水素原子である。)であり、Ar1がアリーレン基であり、nが3〜6であるものを挙げることができる。
一般式(V)で表される化合物の製造方法としては、製造プロセス等を考慮すると置換安息香酸を酸ハロゲン化物に官能基変換した後、フェノール誘導体もしくはアニリン誘導体と縮合する方法が好ましい。
また、本反応には塩基を用いないのが好ましい。塩基を用いる場合には有機塩基、無機塩基のどちらでもよく、好ましくは有機塩基であり、ピリジン、3級アルキルアミン(好ましくはトリエチルアミン、エチルジイソプルピルアミンなどが挙げられる)である。
前記光学異方性層には、トリフェニルホスフェート、ビフェニルホスフェート等の可塑剤を添加してもよい。
また、本実施形態は、偏光子と、該偏光子の片面に本発明の光学フィルムを有する偏光板にも関する。本実施形態における光学フィルムと同様、本発明の偏光板の態様は、液晶表示装置にそのまま組み込むことが可能な大きさに切断されたフィルム片の態様の偏光板のみならず、連続生産により、長尺状に作製され、ロール状に巻き上げられた態様(例えば、ロール長2500m又は3900m以上)の偏光板も含まれる。大画面液晶表示装置用とするためには、上記した通り、偏光板の幅は1470mm以上であることが好ましい。
(A) 40nm ≦Re(550)≦ 275nm
(B) 0nm ≦Rth(550)≦ 275nm
また光学異方性層10aは、面内レタデーションが実質的に0nmであり、厚み方向のRthが0〜350nmであることが好ましい。ここで10aと10bの位置を入れ替えても何ら問題はない。
(C) 30nm ≦Re(550)≦ 80nm
(D) 75nm ≦Rth(550)≦ 155nm
本実施形態の光学フィルムの膜厚は、1μm以上500μm未満が好ましく、より好ましくは10μm以上300μm未満である。膜厚が1μmよりも薄い光学フィルムは、強度に乏しいため好ましくないし、延伸を行う場合に破断等が起こりやすい。
また、本実施形態におけるラクトン環含有重合体を含む光学異方性層は、少なくとも1方向に延伸されたものであるのが、好ましく、これにより、位相差を付与することができる。ここで、延伸時の延伸倍率は1.3〜5倍(延伸倍率30%〜400%に相当)であることが好ましく、これにより、特に所望の位相差を得ることができる。
本実施形態における光学補償シート及び偏光板は、種々のモードの液晶表示装置に用いることができる。また、透過型、反射型、及び半透過型のいずれの液晶表示装置にも用いることができる。
(1)上側・下側偏光板外側保護膜としてのラクトンフィルム(環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物を含むフィルム)(後述する実施例1−1〜1−4及び比較例1−6〜1−8で使用)
国際公開WO2006/025445A1の[0230]〜[0232]に記載された合成方法に従い、ラクトン環含有重合体のペレットを得た。次いで、このペレットを、20mmφのスクリューを有する二軸押出し機を用いて、幅200mmのコートハンガータイプTダイから溶融押出し、上側・下側偏光板外側保護膜としてのラクトンフィルム(厚み80μm)を作製した。
上記した上側・下側偏光板外側保護膜としてのラクトンフィルムの製造方法と同様の方法で、支持体としてのラクトンフィルム(厚み80μm)を作製した。
フジタックTD80UL(富士フイルム株式会社製)(厚み80μm)を使用した。
フジタックTD80UL(富士フイルム株式会社製)(厚み80μm)を使用した。
特開2001−249223号公報の[0039]〜[0043]に準じて作製したセルロースアセテートフィルム(厚み80μm)を使用した。
特開平6−214116号公報の[0085]〔実施例2〕に準じて作製される液晶溶液(SE−1)の光照射による硬化層を塗布層として使用した。
特開2005−208676号公報の[0087](実施例1)に準じて作製されるポリイミド層を使用した。
実施例1−1〜1−8及び比較例1−1〜1−8において、光学補償シートは、支持体に、光学異方性層用のフィルムを、ポリビニルアルコール(クラレ製PVA−117H)3%水溶液を接着剤として、貼り付けることによって得た。
実施例2−1〜2−3において、支持体としてのラクトンフィルムに光学異方性層としての塗布層が設けられた光学補償シートは、特開平6−214116号公報の[0085]〔実施例2〕の支持体であるポリエチレンテレフタレートフィルムを、上記のように作製した支持体としてのラクトンフィルムに置き換えることにより得た。
比較例2−1〜2−3において、支持体としてのTACフィルムに光学異方性層としての塗布層が設けられた光学補償シートは、特開平6−214116号公報の[0085]〔実施例2〕の支持体であるポリエチレンテレフタレートフィルムを、上記の支持体としてのTACフィルムに置き換えることにより得た。
実施例3−1〜3−3において、支持体としてのラクトンフィルムに光学異方性層としてのポリイミド層が設けられた光学補償シートは、特開2005−208676号公報の[0087](実施例1)の支持体であるTACフィルムを上記のように作製した支持体としてのラクトンフィルムに置き換えることにより得た。
比較例3−1〜3−3において、支持体としてのTACフィルムに光学異方性層としてのポリイミド層が設けられた光学補償シートは、特開2005−208676号公報の[0087](実施例1)の支持体であるTACフィルム(UZ−TAC;富士フイルム株式会社製)を、上記の支持体としてのTACフィルム(フジタックTD80UL;富士フイルム株式会社製)に置き換えることにより得た。
上記のように作製した偏光板外側保護膜、及び、光学補償シートの支持体側の面をそれぞれアルカリ鹸化処理した。また、実施例2−1,2−2及び比較例2−1,2−2(図6参照)及び実施例3−1,3−2及び比較例3−1,3−2(図7参照)で使用される“光学異方層が設けられない支持体(以下、単に支持体という)”に関しては、その支持体をアルカリ鹸化処理した。
より具体的には、これらの保護膜/光学補償シート/支持体を1.5規定の水酸化ナトリウム水溶液に55℃で2分間浸漬し、室温の水洗浴槽中で洗浄し、30℃で0.1規定の硫酸を用いて中和した。次いで、再度、室温の水洗浴槽中で洗浄し、さらに100℃の温風で乾燥した。
一方、厚さ80μmのロール状ポリビニルアルコールフィルムをヨウ素水溶液中で連続して5倍に延伸し、乾燥して厚さ20μmの偏光膜を得た。
ポリビニルアルコール(クラレ製PVA−117H)3%水溶液を接着剤として、アルカリ鹸化処理した偏光板外側保護膜と、アルカリ鹸化処理した光学補償シートあるいは支持体とを、これらの鹸化した面が偏光膜側となるようにして偏光膜を間に挟んで貼り合わせ、偏光板をそれぞれ作製した。
後述する実施例2−1〜2−3、比較例2−1〜2−3、実施例3−1〜3−3及び比較例3−1〜3−3において、Re及びRthの値は、自動複屈折計(KOBRA 21ADH、新王子計測器(株)製)の位相差測定の標準モードで測定した。Rthは平均屈折率を1.48として算出した。
作製した光学補償シート(支持体103、109に光学異方性層104、108が設けられたもの)の両端から25mmを除く部分を幅方向で10mm間隔、長手方向に1000mmを10mm間隔でRe、Rthを測定し、平均値を算出した。その結果、実施例2−1〜2−3で用いた上記光学補償シートにおける支持体のReは3nm、Rthは52nmであった。また、実施例3−1〜3−3で用いた上記光学補償シートにおける支持体のReは3nm、Rthは52nmであった。一方、比較例2−1〜2−3で用いた上記光学補償シートにおける支持体のReは3nm、Rthは52nmであった。また、比較例3−1〜3−3で用いた上記光学補償シートにおける支持体のReは3nm、Rthは52nmであった。
作製した液晶表示装置について、測定機(EZ-Contrast160D, ELDIM社製)を用いて、黒表示と白表示で全方位視野角の輝度を測定した。正面コントラスト(正面CR)は、液晶表示装置の垂直方向の白輝度を黒輝度で割った値とした。なお、表1−1には、各実施例及び各比較例における黒輝度の値も表示した。
作製した液晶表示装置を、25℃60%RHの雰囲気下に72時間放置後、上記測定機を使用して黒輝度を測定した。
次いで、25℃10%RHの雰囲気下に72時間放置後、上記測定機を使用して黒輝度を測定した。
「変化率(%)」=(「25℃10%RHの雰囲気に72時間放置された液晶表示装置の黒輝度」/「25℃60%RHの雰囲気に72時間放置された液晶表示装置の黒輝度」−1)×100
◎: 10%以上20%未満
○: 20%以上25%未満
△: 25%以上30%未満
×: 30%以上
図5に、液晶セルから見て最も光源側にラクトンフィルムを使用した液晶表示装置の層構成を示す。光学異方性層には、すべて上記のTACフィルムを使用する。
VAモードの液晶TV(LC30−AD1、シャープ(株)製)のパネルの表裏の偏光板(光学補償シートを含む)を剥がし、作製した偏光板を、視認側には偏光板の透過軸が画面の鉛直方向となるように、光源側には偏光板の透過軸が画面の水平方向になるように、貼り付けた。
[比較例1−1〜1−8]
図5に、偏光板の光源側にTACフィルムを使用した液晶表示装置の層構成を示す。光学異方性層には、すべてTACを使用する。実施例1と同様に、偏光板をVA液晶パネルに貼り付けた。
図6に、表示面側及び光源側の少なくとも一方側に、ラクトンフィルム上に光学異方性層として塗布層を設けたフィルムを使用した液晶表示装置の層構成を示す。実施例1と同様に、偏光板をVA液晶パネルに貼り付けた。
[比較例2−1〜2−3]
図6に、表示面側及び光源側の少なくとも一方側に、TACフィルム上に光学異方性層として塗布層を設けたフィルムを使用した液晶表示装置の層構成を示す。実施例1と同様に、偏光板をVA液晶パネルに貼り付けた。
図7に、表示面側及び光源側の少なくとも一方側に、ラクトンフィルム上に光学異方性層としてポリイミドを含む層を設けたフィルムを使用した液晶表示装置の層構成を示す。実施例1と同様に、偏光板をVA液晶パネルに貼り付けた。
[比較例2−1〜2−3]
図7に、表示面側及び光源側の少なくとも一方側に、TACフィルム上に光学異方性層としてポリイミドを含む層を設けたフィルムを使用した液晶表示装置の層構成を示す。実施例1と同様に、偏光板をVA液晶パネルに貼り付けた。
ラクトンフィルムを、液晶セルの光源側の偏光板に、より多く、使用した液晶表示装置では、正面コントラストがより高く、25℃10%RHの雰囲気下と25℃60%RHの雰囲気下での表示性能差が小さく、比較例のフィルムを使用した場合より優れていることがわかる。なお、表1−1中、光源側における“外側”、“内側”及び“光学異方性層”は、それぞれ、図4及び図5の部材111、部材109及び部材108に対応し、表示面における“外側”、“内側”及び“光学異方性層”は、部材101、部材103及び部材104に対応する。また、表中、“−”に対応する部材は設けられていないことを意味する。
国際公開WO2006/025445A1の[0230]〜[0232]に記載された合成方法に従い、ラクトン環含有重合体を得た。
表2−1に記載の割合になるように各成分を混合してラクトン溶液を調製した。表2−1のトリフェニルホスフェート、ビフェニルホスフェート、レタデーション発現剤の値は上記ラクトン環含有重合体を100質量部としたときの値(単位は質量部)である。またこれらには溶媒として、それぞれメチレンクロライド430質量部、メタノール64質量部を混合している。これらの調製されたラクトン溶液を、バンド流延機を用いて流延し、得られたウェブをバンドから剥離し、その後、120℃の条件下、TD方向に表2−1記載の延伸率で延伸したのち乾燥して、表2−1記載の各膜厚とRe(550)/Rth(550)である光学異方性層としての光学補償フィルム101〜109を作製した。表2−1記載のレタデーション発現剤はそれぞれ以下の構造式で表される物質であり、表2−2も同様である。
表2−2に記載の割合になるように各成分を混合してラクトン溶液を調製した。表2−2のトリフェニルホスフェート、ビフェニルホスフェート、レタデーション発現剤の値は上記ラクトン環含有重合体を100質量部としたときの値(単位は質量部)である。またこれらには溶媒として、それぞれメチレンクロライド430質量部、メタノール64質量部を混合している。これらの調製されたラクトン溶液を、バンド流延機を用いて流延し、得られたウェブをバンドから剥離し、その後、120℃の条件下、TD方向に表2−2記載の延伸率で延伸したのち乾燥して、表2−2記載の各膜厚とRe(550)Rth(550)である光学異方性層としての光学補償フィルム201〜208を作製した。
表2−2に記載の割合になるように各成分を混合してセルロースアシレート溶液を調製した。表2−2のトリフェニルホスフェート、ビフェニルホスフェート、レタデーション発現剤の値はセルロースアシレートを100質量部としたときの値(単位は質量部)である。またこれらには溶媒として、それぞれメチレンクロライド430質量部、メタノール64質量部を混合している。これらの調製されたセルロースアシレート溶液を、バンド流延機を用いて流延し、得られたウェブをバンドから剥離し、その後、120℃の条件下、TD方向に表2記載の延伸率で延伸したのち乾燥して、表2−2記載の各膜厚とRe(550)Rth(550)である光学異方性層としての光学補償フィルム209〜210を作製した。
支持体としての上記で作製した各光学補償フィルムをアルカリ鹸化処理した。より具体的には、これらの光学補償フィルムを1.5規定の水酸化ナトリウム水溶液に55℃で2分間浸漬し、室温の水洗浴槽中で洗浄し、30℃で0.1規定の硫酸を用いて中和した。次いで、再度、室温の水洗浴槽中で洗浄し、さらに100℃の温風で乾燥した。
一方、厚さ80μmのロール状ポリビニルアルコールフィルムをヨウ素水溶液中で連続して5倍に延伸し、乾燥して厚さ20μmの偏光膜を得た。
ポリビニルアルコール(クラレ製PVA−117H)3%水溶液を接着剤として、前記のアルカリ鹸化処理した各光学補償フィルムと、上記と同様のアルカリ鹸化処理したフジタックTD80UL(富士フイルム社製)を用意し、これらの鹸化した面が偏光膜側となるようにして偏光膜を間に挟んで貼り合わせ、各フィルムとTD80ULが偏光膜の保護フィルムとなっている偏光板101〜109、および201〜210をそれぞれ作製した。
作製した各偏光板を2枚用いて、市販のVA型液晶TV(LC42RX1W シャープ(株)製)の表裏の偏光板および光学異方性層を剥がし、作製した各偏光板を保護フィルムが外側になるように液晶セルに貼り付け、VA型液晶表示装置101〜109、及び、201〜210をそれぞれ作製した。偏光板を配置する際は、視認側の偏光板の吸収軸が画面の水平方向に、バックライト側の偏光板の吸収軸が画面の鉛直方向になるように貼り付けた。
(黒表示性能) 作製したVA型液晶表示装置を、25℃60%RHの雰囲気下に72時間放置後(表2−3の“初期性能”に相当)、黒表示にし、正面と斜め方向(極角60度、方位角0〜360度(5度おき))の表示性能をBM-5A(Topcon社製)で測定し、正面と斜めの黒色味変化Δu’v’が最大になる角度と、斜め方向の輝度を算出し、判断基準として、市販品同等以下(黒色味変化(Δu’v’):0.06以下、斜め方向の黒輝度漏れ3[cd/m2]以下)であるとき許容できるとし、どちらか一方が満たされない場合を許容できないとした。
ここで、黒色味変化Δu’v’は以下式に基づいて算出される。
ここで、「u’正面(斜め)」及び「v’正面(斜め)」は、それぞれ、正面(斜め)方向での色味(CIE1976u’v’色度図)を示す。
×:黒色味変化もしくは黒輝度漏れが許容できない
次いで、VA型液晶表示装置を、25℃10%RHの雰囲気下に72時間放置後(表2−3の“変動後”に相当)、黒表示性能を確認し、湿度によって表示性能が変動していないかを上記同様の判断基準を元に確認した。
○:黒色味変化、黒輝度漏れの変動が許容できる
×:黒色味変化もしくは黒輝度漏れの変動が許容できない
3 液晶セル下側基板
5 液晶層(液晶分子)
8a、8b 偏光膜
9a、9b 偏光膜吸収軸
10a、10b 光学異方性層
11a、11b 光学異方性層遅相軸
10 光学補償シート
12 熱可塑性樹脂フィルム
14 光学異方性層
16 偏光膜
18 保護フィルム
20 偏光板
101 上側偏光板外側保護膜
102 上側偏光板偏光膜
103 支持体
104 上側光学異方性層
105 液晶セル上側基板
106 液晶層
107 液晶セル下側基板
108 下側光学異方性層
109 支持体
110 下側偏光板偏光膜
111 下側偏光板外側保護膜
Claims (12)
- 光源と、
一対の基板と該基板に挟持された液晶層とを有する液晶セルと、
ラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物を含むフィルムと
を少なくとも有し、
該フィルムが、該液晶セルの該光源に近い側に配置されているVA(垂直配向)型液晶表示装置。 - ラクトン環含有重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物を含むフィルムを少なくとも有し、該フィルムの面内レタデーション(Re)及び厚さ方向レタデーション(Rth)がそれぞれ10nm以下であり、該フィルム上に光学異方性層を有することを特徴とするVA(垂直配向)型液晶表示装置。
- 前記光学異方性層は、前記フィルムに、液状化されたポリマーを塗布することにより形成される、請求項2に記載のVA(垂直配向)型液晶表示装置。
- 前記光学異方性層はポリイミドを含む、請求項2に記載のVA(垂直配向)型液晶表示装置。
- 液晶セルと、
該液晶セルの外側に配置された2枚の偏光板と、
該液晶セルと該偏光板の間のどちらか一方に配置される光学異方性層とを有し、
該光学異方性層がラクトン環含有重合体を含み、該光学異方性層における面内レタデーションReと厚み方向のレタデーションRthが下記式(A)、(B)を満たすVA(垂直配向)型液晶表示装置。
(A) 40nm ≦Re(550)≦ 275nm
(B) 0nm ≦Rth(550)≦ 275nm
〔式中、Re(550)、Rth(550)は、波長550(nm)における面内、及び、厚み方向のレタデーション(nm)を表す〕 - 液晶セルと、
該液晶セルの外側に配置された2枚の偏光板と、
該液晶セルと該偏光板の間の両方に配置される光学異方性層とを有し、
該光学異方性層がラクトン環含有重合体を含み、該光学異方性層における面内レタデーションReと厚み方向のレタデーションRthが下記式(C)、(D)を満たすVA(垂直配向)型液晶表示装置。
(C) 30nm ≦Re(550)≦ 80nm
(D) 75nm ≦Rth(550)≦ 155nm - 前記ラクトン環含有重合体を含む光学異方性層が、レタデーション発現剤を少なくとも1種含む請求項5または6に記載のVA(垂直配向)型液晶表示装置。
- 前記レタデーション発現剤が下記一般式(III)で表される化合物である請求項7に記載のVA(垂直配向)型液晶表示装置。
式(III) Ar1−L2−X−L3−Ar2
(式中、Ar1及びAr2は、それぞれ独立に、芳香族基であり、L2及びL3は、それぞれ独立に、−O−CO−又はCO−O−基より選ばれる二価の連結基であり、Xは、1,4−シクロへキシレン基、ビニレン基又はエチニレン基である。) - 前記ラクトン環重合体を含有する光学異方性層が、少なくとも1方向に延伸されたものである請求項5〜10に記載のVA(垂直配向)型液晶表示装置。
- 前記延伸時の延伸倍率が1.3〜5倍である請求項11に記載のVA(垂直配向)型液晶表示装置。
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