JP2009090950A - タイヤ管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドウォールの一部に設けられた無端装飾帯の一部から発生する可能性のあるクラックを抑えるとともに、装飾帯に形成した標章の視認性を向上させ、さらに、タイヤを加硫する金型の加工工数を低減することのできるタイヤを提供する。
【解決手段】タイヤ10は、サイドウォール1に無端装飾帯2を設けてなり、無端装飾帯2は、周方向に交互に配置された第一表示域3と第二表示域4とのそれぞれ1つ以上よりなり、第一表示域3は、これに隣接するサイドウォール1部分に、同じ平滑度で連続して連なる背景部分5と、この背景部分5内に設けられ、タイヤ半径方向最大幅が背景部分5と同じで、かつ、リッジ9を配列することにより標章を形成する前景部分6とよりなり、第二表示域4の全部もしくは一部を構成する背景部分7は、第一表示域3の背景部分5に配列されたリッジ9とタイヤ厚さ方向底面高さが同一のリッジ9を配列してなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、一対のサイドウォールの少なくとも一方の表面に装飾帯を設け、装飾帯に標章を形成したタイヤに関し、特に、標章の視認性を高めるとともに標章を形成したことに起因する寿命低下を防止し、さらにタイヤを加硫する金型を加工する際の工数を低減することのできるものに関する。
タイヤのトレードマーク、トレードドレス等を表示するため、そのサイドウォールに、文字、記号または図形よりなる標章を形成することが行われていて、これらの標章を目立たせることを目的とした、以下のようなタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図1(a)は、このような従来のタイヤを示す側面図、図1(b)は、図1(a)のb1−b1矢視に対応する断面図であり、このタイヤは、サイドウォール91の表面に、多数のリッジ98を周方向に並べて表面を粗くした背景部分92を有する無端の装飾帯94を形成し、この背景部分92の中に背景部分92とは表面粗さの異なる前景部分93を設け、これらの表面粗さの違いにより前記標章を表すことが行われている。
図2(a)は、このようなものの他の例を示すタイヤの側面図、図2(b)は、図2(a)のb2−b2矢視に対応する断面図であり、この図に示したタイヤも、同様に、サイドウォール91Aの表面に無端の装飾帯94Aを形成し、そのうちの一部の周方向部分に、リッジ98Aよりなる背景部分92Aを設け、背景部分92Aの中に背景部分92Aとは表面粗さの異なる前景部分93Aを設けて標章が形成されるよう構成されている。
標章を目立たせるための他の方法として、図3(a)、図3(b)に、それぞれ、タイヤの側面図、および、図3(a)のb3−b3矢視に対応する断面図で示すように、サイドウォール91Bの表面に無端装飾帯94Bを設け、その一部もしくは全部に、周囲より凸となる部分を形成し、この凸部分を背景部分92Bとして、この中にサイドウォール91Bの表面に対して凹部となる前景部分93Bを設けて、これらの間に段差を形成することにより、前記標章を表すよう構成されたものもある。
特開平10−193922号公報
しかしながら、図1に示したタイヤにあっては、標章を大きくしようとして、背景部分92の縁まで、あるいはその近くまで前景部分93を延在させた場合には、これらの縁同士に挟まれた、幅d1の狭幅凹部97に応力が集中しそこからクラックが入る可能性があるため、前景部分を十分に大きくすることができず、これを目立たせようとしても限界があった。これは、図2に示したものについても同様であり、幅d2の狭幅凹部97Aに応力が集中するのを防止する必要があった。
一方、図3に示したタイヤにあっては、前景部分93Bをサイドウォール91Bの表面に対して凹部となるよう設けたので、前景部分93Bが文字を表すような場合には、前景部分93B自体が狭幅凹部となってここにクラックが入りやすくなる上に、この前景部分93Bを形成する金型の部分を、サイドウォールに対応する金型部分より凸にしなければならず、金型の加工工程を複雑にし、また、加工精度も悪化させてしまう。
また、この他、リッジの底の高さを変えて標章を強調するよう構成された装飾帯を有するサイドウォールも知られているが、この場合、タイヤを加硫する金型の加工に工数がかかるという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、装飾帯の一部から発生する可能性のあるクラックを抑えるとともに、装飾帯に形成した標章の視認性を向上させることのでき、さらには、タイヤを加硫する金型の加工工数を低減することのできるタイヤを提供することを目的とする。
<1>は、平滑面よりなる一対のサイドウォール表面の少なくとも一方に、第一表示域と第二表示域とのそれぞれ1つ以上が周方向に交互に連続配置された無端装飾帯を有するタイヤにおいて、
前記第一表示域を、これに隣接するサイドウォール表面に、同じ平滑度で連続して連なる背景部分と、この背景部分内に設けられ、タイヤ半径方向最大幅が背景部分と同じで、かつ、多数のリッジを配列することにより標章を形成する前景部分とで構成し、
第二表示域の全部もしくは一部を構成する背景部分の表面を、前記第一表示域の前景部分と同じタイヤ厚さ方向底面高さを有するリッジを配列して構成し、これらのリッジのタイヤ厚さ方向高さを0.1〜1.0mmとしてなるタイヤである。
<2>は、<1>において、第二表示域の背景部分に、表面を平滑面で構成することにより標章を形成する前景部分を設け、この前景部分の表面のタイヤ厚さ方向高さをサイドウォール表面と同一とするタイヤである。
<3>は、<1>もしくは<2>において、前記第二表示域の背景部分に配列されたリッジを、そのタイヤ半径方向に対する傾斜角度、断面形状、および、配列間隔のいずれにおいても、前記第一表示域の前景部分のリッジと同一とするタイヤである。
<4>は、<1>〜<3>のいずれかにおいて、前記第二表示域のタイヤ半径方向最大幅を、前記第一領域のタイヤ半径方向最大幅の0.35〜1.35倍とするタイヤである。
<5>は、<1>〜<4>のいずれかにおいて、前記第一表示域に占めるその前景部分の面積の割合を、30〜90%とするタイヤである。
<6>は、<1>〜<5>のいずれかにおいて、前記第一表示域のタイヤ半径方向幅は10〜30mmとするタイヤである。
<1>によれば、第一表示域は、これに隣接するサイドウォール表面に、同じ平滑度で連続して連なる背景部分と、この背景部分内に設けられ、タイヤ半径方向最大幅が背景部分と同じで、かつ、多数のリッジを配列することにより標章を形成する前景部分とよりなるので、標章をなす前景部分を装飾帯のタイヤ半径方向幅いっぱいに広げ、このことによって標章を目立たせることができ、また、サイドウォールと前景部分との間に狭幅凹部が形成されることがなく、ここからのクラックに起因するタイヤの故障を防止することができ、そして、第二表示域の全部もしくは一部を構成する背景部分の表面を、前記第一表示域の前景部分と同じタイヤ厚さ方向底面高さを有するリッジを配列して構成したので、詳細を後述するように、タイヤを加硫する金型の加工工程における工数を低減することができ、さらに、それらのリッジのタイヤ厚さ方向高さを0.1mm以上としたので標章の視認性を確保することができ、また、これを1.0mm以下としたので、クラックの発生の可能性を低減することができる。
<2>によれば、第二表示域の背景部分に、表面を平滑面で構成することにより標章を形成する前景部分を設けたので、第一表示域に設けた標章より重要性は低いが必要不可欠な標章を形成することができ、また、この前景部分の表面のタイヤ厚さ方向高さをサイドウォール表面と同一としたので、不必要な凹凸感が目立つのを防止しつつ金型の加工工程における工数を低減することができる。
<3>によれば、前記第二表示域の背景部分に配列されたリッジを、そのタイヤ半径方向に対する傾斜角度、断面形状、および、配列間隔のいずれにおいても、前記第一表示域の前景部分のリッジと同一としたので、加工工程における工数をさらに低減することができる。
<4>によれば、前記第二表示域のタイヤ半径方向最大幅を、前記第一領域のタイヤ半径方向最大幅の0.35〜1.35倍としたので、装飾帯全体の視認性を高めることができ、前記第二表示域の半径方向最大幅が、第一領域の半径方向最大幅の1.35倍を超えた場合には、第一表示域における前掲部分が形成する標章のタイヤ半径方向幅が高い視認性を得るには十分ではなく、一方、この数値が0.35未満であると、第二表示域のタイヤ半径方向幅が相対的に狭くなりすぎて、第二表示域の視認性が低下してしまう。
<5>によれば、前記第一表示域に占めるその前景部分の面積の割合を、30%以上としたので、標章を一層目立たせることができ、また、これを90%以下としたので、前景部分の背景部分とのバランスを保ち、この場合も標章の視認性を高めることができる。
<6>によれば、前記第一表示域のタイヤ半径方向幅を10mm以上としたので、確実に視認性を確保することができ、また、これを30mm以下としたので、標章が大きくなりすぎて他のデザイン部分とのバランスが維持できなくなるのを防止することができる。
本発明の実施形態について、図に基づいて説明する。図4(a)は、本発明に係る第一実施形態のタイヤを示す側面図、図4(b)は、図4(a)のb4−b4矢視に対応する断面図、図4(c)は、図4(a)のc4−c4矢視に対応する断面図、図4(d)は、図4(b)のX部分を拡大した断面図、そして、図4(e)は、図4(c)のX部分を拡大した断面図であり、また、図5(a)は、このタイヤの第一表示域を拡大して示す側面図であり、図5(b)、図5(c)は、それぞれ、この実施形態を変形したタイヤの第一表示域を拡大して示す側面図である。タイヤ10は、少なくとも一方のサイドウォール1の表面に、タイヤ中心軸を周回する無端装飾帯2を形成してなり、無端装飾帯2は、周方向に交互に配置された第一表示域3と第二表示域4とのそれぞれ1つ以上(図示の場合は、一つずつ)よりなり、第一表示域3は、これに隣接するサイドウォール部分1に、同じ平滑度で連続して連なる背景部分5と、背景部分5内に多数のリッジ9を配列して形成された前景部分6とよりなり、前景部分6は、平滑な背景部分5との表面の違いによって標章を形成するものとなる。
このような第一表示域3においては、標章をなす前景部分6を装飾帯2のタイヤ半径方向幅いっぱいに広げることができ、このことによって標章を目立たせることができる。また、サイドウォール1と前景部分6との間に従来技術にあるような狭幅凹部が形成されることがなく、ここからのクラックに起因するタイヤの故障を防止することができる。
第二表示域4は、この全部もしくは一部(図示の場合は一部)を構成する背景部分7を、リッジ9を配列してその表面を構成し、このリッジ9のタイヤ厚さ方向底面高さを、第一表示域3の前景部分6のリッジ9と同じにしており、このことにより、タイヤを加硫する金型の加工工程における工数を低減することができる。
ここで、第一表示域3の前景部分6に配置されたリッジ9、および、第二表示域4の背景部分7に配置されたリッジ9のいずれにつても、これらのタイヤ厚さ方向高さを0.1〜1.0mmとしたことも、本発明の特徴の一つであり、このことによって、標章の視認性を確保と、クラックの抑制とを両立させることができる。
また、第二表示域4の背景部分7は必ず同心円状の円弧によって挟まれたものでなくともよく、デザインに応じて変化させてよい。
ここで、図5(a)に示すように、第一表示域3において、前景部分6の半径方向最大幅a1は、背景部分5の半径方向最大幅w1と同じであり、すなわち、第一表示域3は、前景部分6の最大幅部分を包絡する形状となるよう定められている。
そして、第二表示域の半径方向最大幅w0は、第一表示域3の半径方向最大幅w1の0.35〜1.35倍とするのが好ましい。
第一表示域の半径方向最大幅と、第二表示域4の半径方向最大幅w0に関して、図5(a)は、第一表示域3の半径方向最大幅w1と第二表示域4の半径方向最大幅w0とが等しい場合(すなわち、w1=w0)を示す図であり、また、図5(b)は、第一表示域の半径方向最大幅w2が第二表示域4の半径方向最大幅w0より大きい場合(すなわち、w2>w0(ただしw2<1.35 w0))を、図5(c)は、第一表示域の半径方向最大幅w3が第二表示域4の半径方向最大幅w0より小さい場合(すなわち、w3<w0(ただし、w3>0.35 w0)を示す図である。
ただし、いずれの場合も、前景部分6、6B、6Cの最大幅は、第一表示域3、3B、3Cの最大幅(すなわち、背景部分5、5B、5Cの最大幅)と同じであることに変わりはなく,例えば、図5(b)および図5(c)の例では、背景部分5B、5Cの最大幅w2、w3は、いずれも、それらに対応する前景部6B、6C分の最大幅a2、a3と等しくなるよう設定されている。
第一表示域3において、背景部分5と前景部分6との表面粗度の差によって形成される標章は、図示の場合、「TIRE」なる文字であるが、このような標章としては、文字のほか、記号、図形、および、これらの組み合わせたものとすることができる。
そして、前景部分6の半径方向最大幅w1を、第二表示域4の半径方向最大幅w0と同じにした場合には特に、標章を無端装飾帯2の幅一杯に配置することができ、標章の視認性を一層向上させることができる。
また、タイヤ10において、第一表示域3に占める前景部分6の面積の割合を30〜90%とするのが好ましく、この面積の割合を30%以上とすることにより主たる標章を際だたせることができ、また、これを90%以下としたことにより、前景部分6の背景部分5に対するバランスを保ち、この場合も標章の視認性を高めることができる。
また、第一表示域3のタイヤ半径方向の幅は、一番狭い箇所でも10mm以上とするのが好ましく、標章の視認性を確保することができる。
さらに、第一表示域3の前景部分6、および、第二表示域4の背景部分7のリッジ9は、これらの、タイヤ半径方向に対する傾斜角度、断面形状、および、配列間隔のいずれにおいても、同一にするのが好ましく、このことにより、金型をよりシンプルな工程で加工することができる。
また、第一表示域3の前景部分6におけるリッジ9の頂部をサイドウォール1の表面より凹んだ高さ位置とするのが好ましく、リッジ9の端部をきれいに形成することができる。
ここで、第二表示域4の背景部分7に、平滑面よりなる前景部分8を設け、第一表示域3に形成した標章より優先度の低い標章をこの領域に配置することもできる。第二表示域4内に形成する標章は、優先度の低いものとするのが好ましく、これは、前景部分8とサイドウォール1との間に形成される背景部分7aが狭幅となるのを避けるべく前景部分8の半径方向最大幅を小さくしなければならないからである。
ここで、本発明の効果の一つとして、タイヤを加硫する金型の加工工数の低減を挙げたが、この点について以下にさらに説明する。図6(a)は、厚さT0の板状母材51から加工した、金型の、リッジ9に対応する部分を示す断面図であり、図6(b)は、金型加工の途中の段階を示す金型の断面図であり、金型50を形成するには、まず、板状母材51から、その厚さが、リッジ9に対応する凸条52の頂部の高さT1に達するまでフライス加工し、次いで、フライス加工により、リッジ9に対応する凸条52及び、サイドウォール面1に対応する平面53とを形成する。
本発明は、図示のような金型の加工工程において、第一表示域3の前景部分6を構成するリッジ9の底面と、第二表示域の背景部分7を構成するリッジ9の底面とを同じ高さにすることによって、高さがT0の母材を、高さがT1になるまで一気にフライス加工することができ、例えば、もし、第二表示域の背景部分7を構成するリッジ9の底面を、第一表示域3の前景部分6を構成するリッジ9の底面より低くした場合には、まず、第二表示域の背景部分7のリッジ9の底面に対応する高さまでフライス加工したあと、さらに、第二表示域の背景部分7に対応する金型部分以外の部分を第一表示域3の前景部分6を構成するリッジ9の底面に対応する高さまで平面加工する必要があり、加工工数の増大を招いてしまう。
図6(a)は、第一実施形態の変形例のタイヤを示す側面図、図6(b)は、図6(a)のb3−b3矢視に対応する断面図、そして、図6(c)は、図6(a)のc3−c3矢視に対応する断面図であり、変形例のタイヤ20は、少なくとも一方のサイドウォール1の表面に、タイヤ中心軸を周回する無端装飾帯12を形成してなり、無端装飾帯12は、周方向に交互に一つずつ配置された第一表示域3と第二表示域14とよりなり、タイヤ20の第一表示域3は、第一実施形態のタイヤ10の第一表示域3と全く同様に構成されていて、タイヤ20は、第二表示域14の背景部分17中に設けられた前景部分18の位置と大きさが、デザイン上、タイヤ10における前景部分8と異なっているだけであり、無端装飾帯12のそれぞれの部分が具備すべき特性については第一の実施形態のタイヤ10について説明したのと同様である。
図7(a)は、本発明に係る第二実施形態のタイヤを示す側面図、図7(b)は、図7(a)のb3−b3矢視に対応する断面図、そして、図7(c)は、図7(a)のc3−c3矢視に対応する断面図であり、タイヤ30は、少なくとも一方のサイドウォール1の表面に、タイヤ中心軸を周回する無端装飾帯22を形成してなり、無端装飾帯22は、周方向に交互に配置された第一表示域23A、23Bと第二表示域24A、24Bとのそれぞれ2つずつよりなり、第一表示域23A(もしくは23B)は、これらに隣接するサイドウォール部分1に、同じ平滑度で連続して連なる背景部分25A(もしくは25B)、と、リッジ9を配列することにより標章を形成する前景部分26A(もしくは26B)とよりなり、第二表示域24Aの一部(もしくは第二表示域24Bの一部)を構成する背景部分27A(もしくは27B)は、リッジ9を配列してなり、第二表示域24Aの背景部分27A(もしくは27B)のリッジ9は、少なくともタイヤ厚さ方向底面高さの点で、第一表示域23A(もしくは23B)の前景部分26A(もしくは26B)に配列されたリッジ9と同じであるという特徴を有する。
そして、第一表示域23A(もしくは23B)において、前景部分26A(もしくは26B)の半径方向最大幅は、背景部分25A(もしくは25B)の半径方向最大幅w1と同じであり、すなわち、第一表示域23A(もしくは23B)は、前景部分26A(もしくは26B)の最大幅部分を包絡する形状となるよう定められている。
ここで、第二表示域24A(もしくは24B)の半径方向最大幅w0は、第一表示域23A(もしくは23B)の半径方向最大幅w1に対して、0.35〜1.35倍となるようにするのが好ましい。
ここで、第二の実施形態のタイヤ30は、交互に配置された第一表示域23A、23Bと第二表示域24A、24Bとをそれぞれ1個ずつではなく、2個ずつ有する点において、第一の実施形態のタイヤ10とは異なるが、この形態によっても、第一実施形態のタイヤ10と同様の効果を奏することができる。
タイヤ30において、一方の第一表示域23Aには、文字「TIRE」を表す標章が形成され、他方の第一表示域23Bには、図形を表す標章が形成されているが、これらの標章を形成する前景部分26A、26Bはいずれも、無端装飾帯22の半径方向幅一杯に延在するように配置するのが好ましく、標章の視認性を高めることができる。
また、一方の第二表示域24Aにおいて、リッジ9により構成された背景部分27A内に平滑面よりなる前景部分28Aを配置することにより、文字「T001」を表す標章を形成し、また、他方の第二表示域24Bを、リッジ9を並べて形成された背景部分27Aだけで構成することにより、必要最低限の標章を形成するととともに、表面が粗の部分の面積を広くすることにより、表面に凹凸や汚れができた場合これらが目立たないようにすることができる。
ここで、第二表示域の前景部分28Aの表面のタイヤ厚さ方向高さは、サイドウォール表面の高さと同一にするのが好ましい。
図8(a)は、第二実施形態の変形例のタイヤを示す側面図、図8(b)は、図8(a)のb3−b3矢視に対応する断面図、そして、図8(c)は、図8(a)のc3−c3矢視に対応する断面図であり、変形例のタイヤ40は、少なくとも一方のサイドウォール1の表面に、タイヤ中心軸を周回する無端装飾帯32を形成してなり、無端装飾帯32は、周方向に交互に配置された第一表示域33A、33Bと第二表示域34A、34Bとよりなる。
変形例のタイヤ40を第二実施形態のタイヤ30と対比すると、第一表示域33Aおよび第二表示域34Aは、タイヤ30においてこれらに対応する第一表示域23Aおよびと第二表示域24Aに対して、それぞれ、同一もしくはほぼ同一の構成になり、一方、第一表示域33Bおよび第二表示域34Bは、タイヤ30においてこれらに対応する部分に対して、それぞれ、図形ではなく文字「TIRE」を表す標章を形成する点、および、文字「T001」を表す標章を形成している点で異なるものの、これらのデザイン上の点を除けば基本的な構成において相違はなく、したがって、タイヤ40は、タイヤ30について先に述べたのと同様の効果を奏することができる。
本発明は、サイドウォールを有するすべての種類のタイヤに用いることができる。
従来のタイヤを示す側面図および断面図である。 従来の他の例のタイヤを示す側面図および断面図である。 従来の他の例のタイヤを示す側面図および断面図である。 第一の実施形態のタイヤを示す側面図および断面図である。 第一の実施形態のタイヤの変形例を示す部分側面図である。 第一の実施形態のタイヤを加硫する金型の断面図である。 第一実施形態の変形例のタイヤを示す側面図および断面図である。 第二の実施形態のタイヤを示す側面図および断面図である。 第二実施形態の変形例のタイヤを示す側面図および断面図である。
符号の説明
1 サイドウォール
2 無端装飾帯
3、3B、3C 第一表示域
4 第二表示域
5、5B、5C 第一表示域の背景部分
6、6B、6C 第一表示域の前景部分
7 第二表示域の背景部分
8 第二表示域の前景部分
9 リッジ
10 タイヤ
11 サイドウォール
12 無端装飾帯
14 第二表示域
17 第二表示域の背景部分
18 第二表示域の前景部分
20 タイヤ
21 サイドウォール
22 無端装飾帯
23A、23B 第一表示域
24A、24B 第二表示域
25A、25B 第一表示域の背景部分
26A、26B 第一表示域の前景部分
27A、27B 第二表示域の背景部分
28A 第二表示域の前景部分
30 タイヤ
31 サイドウォール
32 無端装飾帯
33A、33B 第一表示域
34A、34B 第二表示域
35A、35B 第一表示域の背景部分
36A、36B 第一表示域の前景部分
37A、37B 第二表示域の背景部分
38A、38B 第二表示域の前景部分
40 タイヤ

Claims (6)

  1. 平滑面よりなる一対のサイドウォール表面の少なくとも一方に、第一表示域と第二表示域とのそれぞれ1つ以上が周方向に交互に連続配置された無端装飾帯を有するタイヤにおいて、
    前記第一表示域を、これに隣接するサイドウォール表面に、同じ平滑度で連続して連なる背景部分と、この背景部分内に設けられ、タイヤ半径方向最大幅が背景部分と同じで、かつ、多数のリッジを配列することにより標章を形成する前景部分とで構成し、
    第二表示域の全部もしくは一部を構成する背景部分の表面を、前記第一表示域の前景部分と同じタイヤ厚さ方向底面高さを有するリッジを配列して構成し、これらのリッジのタイヤ厚さ方向高さを0.1〜1.0mmとしてなるタイヤ。
  2. 第二表示域の背景部分に、表面を平滑面で構成することにより標章を形成する前景部分を設け、この前景部分の表面のタイヤ厚さ方向高さをサイドウォール表面と同一とする請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記第二表示域の背景部分に配列されたリッジを、そのタイヤ半径方向に対する傾斜角度、断面形状、および、配列間隔のいずれにおいても、前記第一表示域の前景部分のリッジと同一とする請求項1もしくは2に記載のタイヤ。
  4. 前記第一表示域のタイヤ半径方向最大幅を、前記第二領域のタイヤ半径方向最大幅の0.35〜1.35倍とする請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 前記第一表示域に占めるその前景部分の面積の割合を、30〜90%とする請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤ。
  6. 前記第一表示域のタイヤ半径方向幅は10〜30mmとする請求項1〜5のいずれかに記載のタイヤ。
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