JP2009088841A - パルス発生装置 - Google Patents

パルス発生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009088841A
JP2009088841A JP2007254251A JP2007254251A JP2009088841A JP 2009088841 A JP2009088841 A JP 2009088841A JP 2007254251 A JP2007254251 A JP 2007254251A JP 2007254251 A JP2007254251 A JP 2007254251A JP 2009088841 A JP2009088841 A JP 2009088841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
update
pulse
value
end timing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007254251A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5235372B2 (ja
Inventor
Koji Ishikawa
広地 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwatsu Test Instruments Corp
Original Assignee
Iwatsu Test Instruments Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iwatsu Test Instruments Corp filed Critical Iwatsu Test Instruments Corp
Priority to JP2007254251A priority Critical patent/JP5235372B2/ja
Publication of JP2009088841A publication Critical patent/JP2009088841A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5235372B2 publication Critical patent/JP5235372B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

【課題】装置外部からの指令信号に基づいて出力パルス信号の発生及び停止を行う場合も、パルス生成条件の変更をシームレスに行うことができるパルス発生装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るパルス発生装置100は、所定周波数パルス信号のパルス数をカウントする第1カウント手段10と、この第1カウント手段10のカウント値Ciと設定された周期値Thとに基づいて第1カウント手段10をクリアし、第1カウント手段10に該周期で同期信号Syを生成させる同期信号生成手段20と、上記周期毎にカウント値Ciと設定された前端タイミング値Tf及び後端タイミング値Tbとに基づいて決められるパルス生成条件を有する出力パルス信号Soを生成するパルス生成手段30と、更新コマンド信号S3の入力に基づいて出力パルス信号Soのパルス生成条件を更新する更新信号S2を発生する更新信号発生手段40と、この更新信号発生手段40を制御する制御手段50とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、パルス発生装置に関する。特に、本発明はシームレスにパルス生成条件を変更可能なパルス発生装置に関する。
従来、所定の周期でパルス信号を生成して出力するパルス発生装置が用いられている。この種のパルス発生装置は、例えばインバータ回路等の負荷回路に出力パルス信号を供給するために用いられる。
従来の例によるパルス発生装置300のブロック図を図8に示す。パルス発生装置300は、同期信号Syと出力パルス信号Soを、例えばインバータ回路等の負荷回路400に供給する。
パルス発生装置300は、基準クロックとして所定周波数のパルス信号を供給する発振器360と、発振器360が発振したパルス信号を入力してカウントアップするパルス生成カウンタ310と、パルス生成カウンタ310のカウント値と周期値設定レジスタ321に設定された周期値Thとに基づいてパルス生成カウンタ310をクリアし、パルス生成カウンタ310に該周期で同期信号Syを生成させるデジタルコンパレータ320と、を有している。
更に、パルス発生装置300は、上記周期毎に、パルス生成カウンタ310のカウント値と、前端タイミング値設定レジスタ331に設定された前端タイミング値Tfとを比較して、前端タイミングで出力パルス信号を立ち上げる信号を出力するデジタルコンパレータ333と、同様に、パルス生成カウンタ310のカウント値と、後端タイミング値設定レジスタ334に設定された後端タイミング値Tbとを比較して、後端タイミングで出力パルス信号を立ち下げる信号を出力するデジタルコンパレータ336と、上記デジタルコンパレータ333,336が出力する信号に基づいて出力パルス信号Soを生成する出力パルス生成手段337と、を有している。
図8では、パルス発生装置300が出力する同期信号Sy及び出力パルス信号Soそれぞれは、負荷回路400に供給される。
次に、図8に示すパルス発生装置300が出力パルス信号Soを生成する様子を、図9に示すタイミング図を参照して説明する。図9において、(a)は、パルス生成カウンタ310が生成する同期信号Syの波形を示し、(b)は、パルス生成カウンタ310のカウント値Cpを示し、(c)は、出力パルス生成回路337が生成する出力パルス信号Soを示している。
(b)のカウント値Cpは、時間t1において、(a)の同期信号Syの立ち上がりと共にクリアされてゼロになる。パルス生成カウンタ310は、その後カウントアップして、再び同期信号Syの立ち上がりと共にカウント値Cpがクリアされてゼロになる。このカウント値Cpがクリアされる所定の時間間隔が、周期信号Syの周期値Thである。
(c)の時間t1から出力パルス信号Soの立ち上がりまでの遅延時間値Trは、前端タイミング値Tfにより定められる。また、(c)の出力パルス信号Soのパルス幅Pwは、後端タイミング値Tbと前端タイミング値Tfとの差により定められる。このようにして、(c)の出力パルス信号Soが、時間t2からt3の間に生成される。出力パルス信号Soは、(c)に示すように、周期ごとに繰り返し生成される。
上述した出力パルス信号Soの周期値を変更する手法としては、例えば、周期値設定レジスタ321に記憶する周期値Thを変更する方法、または、広範囲の周波数で安定した信号をシームレス(継ぎ目なく)に発生させる観点から、上記発振器として、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS)を用いる方法がある。
上記パルス発生装置300において、出力パルス信号Soの遅延時間値Tr又はパルス幅Pwを変更するためには、周期値Th、前端タイミング値Tf又は後端タイミング値Tb等のパルス生成条件のパラメータを変更すれば良い。しかし、これらのパラメータを変更するタイミングによっては、図10(c)に示すように、不要な出力パルス信号So´を生成する場合があり、シームレスな周波数の変更を行えないことがある。
図10は、パルス生成条件を変更した場合を説明するタイミング図である。図10における(a)から(c)は、図9の(a)から(c)と同様のことを示しているが、時間t3とt4との間で、パルス生成条件の変更が行われている。
図10に示す例では、パルス生成条件のパラメータは、前端タイミング値TfがTf´に、後端タイミング値TbがTb´に変更されている。上記パラメータの変更が、時間t3とt4との間で行われたので、変更後のパルス生成条件に基づいた出力パルス信号Soと共に、不要な出力パルス信号So´が生成されている。
上記不要な出力パルス信号の生成を回避する手法として、パルス生成条件の変更を同期信号と同じタイミングで行うことがある。しかし、常に同期信号と同じ周期でパルス生成条件を変更できないとすると、非常に長い周期値を有する同期信号を用いている場合には、例えば誤って周期値として1000秒を設定した場合等、その周期が経過するまでパルス生成条件の変更を行えなくなり、操作性が悪くなるという問題点がある。
更に、パルス発生装置は、装置外部からの指令信号に基づいて出力パルス信号の発生及び停止を行う場合もあるので、このように、装置外部の指令信号に基づいて、出力パルス信号の発生及び停止が制御される場合には、同期信号と同じ周期でパルス生成条件を変更することは困難である。
そこで、本発明は、装置外部からの指令信号に基づいて出力パルス信号の発生及び停止を行う場合も、パルス生成条件の変更をシームレスに行うことができるパルス発生装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係るパルス発生装置は、所定周波数パルス信号のパルス数をカウントする第1カウント手段と、上記第1カウント手段のカウント値と設定された周期値とに基づいて上記第1カウント手段をクリアし、上記第1カウント手段に該周期で同期信号を生成させる同期信号生成手段と、上記周期毎に、上記カウント値と設定された前端及び後端タイミング値とに基づいて決められるパルス生成条件を有する出力パルス信号を生成するパルス生成手段と、更新コマンド信号の入力に基づいて上記出力パルス信号の上記パルス生成条件を更新する更新信号を発生する更新信号発生手段と、上記更新信号発生手段を制御する制御手段と、を備え、上記制御手段は、上記周期値が設定された更新制御時間値より小さい場合には、上記更新信号を次入力の同期信号に同期させて発生させ、上記周期値が該更新制御時間値より大きい場合には、上記更新信号を上記更新コマンドの入力に同期させて発生させることを特徴とする。
上述した本発明に係るパルス発生装置によれば、装置外部からの指令信号に基づいて出力パルス信号の発生及び停止を行う場合も、パルス生成条件の変更をシームレスに行うことができる。
以下、本発明に係るパルス発生装置の好ましい一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るパルス発生装置の一実施形態を示すブロック図である。
本実施形態のパルス発生装置100は、図1に示すように、所定周波数パルス信号のパルス数をカウントする第1カウント手段10と、この第1カウント手段10のカウント値Cpと設定された周期値Thとに基づいて第1カウント手段10をクリアし、第1カウント手段10に該周期で同期信号Syを生成させる同期信号生成手段20と、上記周期毎に、カウント値Cpと設定された前端タイミング値Tf及び後端タイミング値Tbとに基づいて決められるパルス生成条件を有する出力パルス信号Soを生成するパルス生成手段30と、更新コマンド信号S3の入力に基づいて出力パルス信号Soのパルス生成条件を更新する更新信号S2を発生する更新信号発生手段40と、この更新信号発生手段40を制御する制御手段50と、を備えている。
本実施形態のパルス発生装置100は、図1に示すように、同期信号生成手段20が生成した同期信号Syと、パルス生成手段30が生成した出力パルス信号Soとが、負荷回路200に供給される。この負荷回路200としては、例えば、インバータ回路が挙げられる。
本実施形態のパルス発生装置100では、第1カウント手段10は、指令信号によりパルス数のカウントの開始又は停止が制御される。この指令信号は、パルス発生装置100の装置外部から供給される場合と、装置内部から供給される場合とがある。
上記同期信号生成手段20が生成した同期信号Syは、出力パルス信号Soが供給される負荷回路200において、入力した出力パルス信号Soの周期を特定するための基準として用いられるものである。本実施形態のパルス発生装置100では、この同期信号Syを各構成要素の同期信号に用いている。
上記制御手段50は、少なくともCPU、ROM、RAM、表示部及び操作入力部(図示せず)を有し、予め記憶されているプログラムに従って、更新信号発生手段40の制御を行う。制御手段50のCPUは、パルス発生装置100の他の構成要素の制御を兼ねていても良い。
この制御手段50は、周期値Thが、設定された更新制御時間値Tiより小さい場合には、更新信号S2を次入力の同期信号に同期させて発生させ、周期値Thが該更新制御時間値Tiより大きい場合には、更新信号S2を更新コマンドS3の入力に同期させて発生させる。
上記更新制御時間値Tiは、ユーザ等により任意に定められる時間値である。本実施形態のパルス発生装置100は、上記指令信号が、パルス発生装置100外部から供給される場合であっても、この更新制御時間Tiを用いた上記処理を行うことにより、周期信号Syと同期させてパルス生成条件を変更することが可能となる。
以下、上述した本実施形態のパルス発生装置100の一実施例を、図面を参照しながら説明する。図2は、図1のパルス発生装置100の実施例を示すブロック図である。
本実施例のパルス発生装置100は、図2に示すように、基準クロックとしての所定周波数のパルス信号を供給する発振器60を備えている。この発振器60としては、例えば水晶発振器を用いることができる。発振器60は、パルス生成カウンタ10及び制御手段50に基準クロックのパルス信号を出力する。
以下、パルス発生装置100の他の各構成要素について詳述する。
まず、第1カウント手段としてのパルス生成カウンタ10について以下に説明する。
本実施例のパルス生成カウンタ10では、図2に示すように、パルス発生装置100外部からの指令信号Seによりパルス数のカウントの開始又は停止が制御される。パルス生成カウンタ10は、カウント開始の指令信号Seを入力(指令信号SeがHの状態)するとカウントを開始し、カウント値Cpを同期信号生成手段20及びパルス生成手段30に出力し、出力パルス信号Soが発生される。一方、指令信号Seを入力していない状態(指令信号SeがLの状態)では、パルス生成カウンタ10は、カウントを停止して、出力パルス信号Soは発生しない。
パルス生成カウンタ10は、発振器60から出力された基準クロックであるパルス信号のパルス数をカウントし、そのカウント値Cpを同期信号生成手段20に出力する。また、パルス生成カウンタ10は、後述する同期信号生成手段20から出力されるクリア信号CLが入力されて、カウント値Cpがクリアされる。パルス生成カウンタ10は、同期式カウンタであることが好ましい。本実施例では、同期式のアップカウンタを用いている。
パルス生成カウンタ10、所定の周期を有する同期信号Syを、更新信号発生手段40及び制御手段50に出力する。また、パルス生成カウンタ10は、同期信号Syを負荷回路200に出力する。
パルス生成カウンタ10は、公知の回路を用いて構成することができる。同期信号生成手段20から出力されるクリア信号CLは、例えば、パルス生成カウンタ回路のクリア端子に入力することができる。
次に、同期信号生成手段20について以下に説明する。
同期信号生成手段20は、図2に示すように、第1の周期値設定レジスタ21と、第2の周期値設定レジスタ22と、同期信号生成コンパレータ23とで構成される。
第1の周期値設定レジスタ21は、パルス生成カウンタ10が生成する同期信号Syの周期値Thを記憶する。この周期値Thは、後述する制御手段50によって、第1の周期値設定レジスタ21に設定される。第1の周期値設定レジスタ21は、設定された周期値Thを第2の周期値設定レジスタ22に出力する。この周期値Thは、パルス発生装置100が出力する出力パルス信号Soの周期値となる。
第2の周期値設定レジスタ22は、後述する更新信号発生手段40が発生する更新信号S2を入力すると、第1の周期値設定レジスタ21が出力する周期値Thを記憶する。第2の周期値設定レジスタ22は、設定された周期値Thを同期信号生成コンパレータ23に出力する。
同期信号生成コンパレータ23は、パルス生成カウンタ10が出力するカウント値Cpを一方の入力部に入力する。また、第2の周期値設定レジスタ22が出力する周期値Thを他方の入力部に入力する。
同期信号生成コンパレータ23は、入力したカウント値Cpと、第2の周期値設定レジスタ22に設定された周期値Thとを比較して、カウント値Cpが、カウント値Cpが、周期値Thと一致するか、又は、周期値Thよりも大きければ、パルス生成カウンタ10のカウント値Cpをクリアするクリア信号CLを、パルス生成カウンタ10に出力する。
上記同期信号生成手段20は、公知の回路を用いて構成することができる。例えば、第1の周期値設定レジスタ21及び第2の周期値設定レジスタ22は、メモリを用いて構成できる。また、同期信号生成コンパレータ23は、デジタルコンパレータを用いて構成できる。
次に、パルス生成手段30について、以下に説明する。
パルス生成手段30は、図2に示すように、第1の前端タイミング値設定レジスタ31と、第2の前端タイミング値設定レジスタ32と、前端タイミング生成コンパレータ33と、第1の後端タイミング値設定レジスタ34と、第2の後端タイミング値設定レジスタ35と、後端タイミング生成コンパレータ36と、出力パルス生成手段37とで構成される。
第1の前端タイミング値設定レジスタ31は、出力パルス信号Soの前端タイミング値Tfを記憶する。この前端タイミング値Tfは、後述する制御手段50によって、第1の前端タイミング値設定レジスタ31に設定される。第1の前端タイミング値設定レジスタ31は、設定された前端タイミング値Tfを第2の前端タイミング値設定レジスタ32に出力する。
第2の前端タイミング値設定レジスタ32は、後述する更新信号発生手段40が生成する更新信号S2を入力すると、第1の前端タイミング値設定レジスタ31が出力する前端タイミング値Tfを記憶する。第2の前端タイミング値設定レジスタ32は、設定された前端タイミング値Tfを前端タイミング生成コンパレータ33に出力する。
前端タイミング生成コンパレータ33は、パルス生成カウンタ10が出力するカウント値Cpを一方の入力部に入力する。また、第2の前端タイミング値設定レジスタ32が出力する前端タイミング値Tfを他方の入力部に入力する。
前端タイミング生成コンパレータ33は、入力したカウント値Cpと、第2の前端タイミング値設定レジスタ32に設定された前端タイミング値Tfとを比較して、カウント値Cpが、前端タイミング値Tfと一致するか、又は、前端タイミング値Tfよりも大きければ、前端タイミングで出力パルス信号を立ち上げる信号を、出力パルス生成手段37に出力する。
第1の後端タイミング値設定レジスタ34及び第2の後端タイミング値設定レジスタ35それぞれは、出力パルス信号Soの後端タイミング値Tbを記憶する点を除いて、上述した第1の前端タイミング値設定レジスタ31又は第2の前端タイミング値設定レジスタ32と同様に構成されている。
また、後端タイミング生成コンパレータ36は、後端タイミングで出力パルス信号を立ち下げる信号を、出力パルス生成手段37に出力する点を除いて、上述した前端タイミング生成コンパレータ33と同様に構成されている。
出力パルス生成手段37は、前端タイミングで出力パルス信号を立ち上げる信号と、後端タイミングで出力パルス信号を立ち下げる信号とを入力して、出力パルス信号Soを生成し、負荷回路200に出力する。
本実施例のパルス発生装置100のパルス生成手段30では、上述したように、第1の周期値設定レジスタ21、第1の前端タイミング値設定レジスタ31及び第1の後端タイミング値設定レジスタ34からなる第1のレジスタ群と、第2の周期値設定レジスタ22、第2の前端タイミング値設定レジスタ32及び第2の後端タイミング値設定レジスタ35からなる第2のレジスタ群と有している。
そして、パルス生成手段30は、出力パルス信号Soのパルス生成条件を変更する更新信号S2の供給を受けて、はじめて上記第1のレジスタ群に記憶されたデータにより、上記第2のレジスタ群のデータが更新されて、出力パルス信号Soを生成する。
上記パルス生成手段30は、公知の回路を用いて構成することができる。例えば、各レジスタ22は、メモリを用いて構成できる。また、各コンパレータは、デジタルコンパレータを用いて構成できる。
次に、制御手段50について、以下に説明する。
制御手段50は、発振器60が出力する所定周期パルス信号を入力して分周する分周器50と、分周器50が出力する分周したパルス信号を入力し、この分周したパルス信号をカウントしたカウント値Ciを出力する第2カウント手段52(以下、インヒビットカウンタ52ともいう)と、設定された更新制御時間値Ti(以下、インヒビット時間値Tiともいう)を後述する更新制御信号生成手段53に出力する更新制御時間設定レジスタ54(以下、インヒビット時間値設定レジスタ54ともいう)と、カウント値Ciを一方の入力部に入力し、且つインヒビット時間値Tiを他方の入力部に入力して、カウント値Ciがインヒビット時間値Tiよりも大きい場合に更新制御信号S1(以下、インヒビット信号S1ともいう)を出力する更新制御信号生成手段53と、パルス生成条件等を表示する表示部56と、上記各構成要素を制御するCPU55と、で構成される。
以下、制御手段50の各構成要素について説明する。
分周器51は、発振器60の出力する基準クロックである所定周期パルス信号を入力して、分周したパルス信号をインヒビットカウンタ52に出力する。分周器51の分周比は、インヒビット時間値Tiの値等に基づいて適宜設定されることが好ましい。この観点から、分周器51としては、プログラマブル分周器を用いることが好ましい。
インヒビットカウンタ52は、分周器51を介して発振器60が出力するパルス信号を入力してカウントし、同期信号Syの入力によりカウント値Ciがクリアされる。インヒビットカウンタ52は、カウント値Ciを更新制御信号生成手段53の一方の入力部に出力する。
インヒビットカウンタ52は、更新制御信号生成手段53が出力するインヒビット信号S1を入力している時(インヒビット信号SiがHの状態)のみパルス信号のカウントを行い、インヒビット信号S1を入力していない時(インヒビット信号SiがLの状態)にはカウントを停止して、その時のカウント値Ciを保持する。
インヒビットカウンタ52は、同期式カウンタであることが好ましい。本実施例では、同期式のアップカウンタを用いている。パルス生成カウンタ10から出力される同期信号Syは、例えば、インヒビットカウンタ回路のクリア(CL)端子に入力することができる。また、更新制御信号生成手段53が出力するインヒビット信号S1は、インヒビットカウンタ回路のネガティブイネーブル(*EN)端子に入力することができる。
インヒビット時間値設定レジスタ54は、インヒビット時間値Tiを記憶しており、その設定されたインヒビット時間値Tiを更新制御信号生成手段53の他方の入力部に出力する。インヒビット時間値設定レジスタ54は、CPU55によって、インヒビット時間値Tiが設定される。
インヒビット時間値Tiは、周期値Thよりも大きいことが好ましく、ユーザが、CPU55にパルス生成条件の更新を指示した後、更新完了までを待つことができる時間よりも小さいことが好ましい。即ち、同期信号Syの周波数が数MHz以上の場合には、インヒビット時間値Tiは、ユーザの感覚で見分けられないくらい十分に短い時間値であれば良い。
更新制御信号生成手段53は、カウント値Ciがインヒビット時間値Tiよりも大きい場合にインヒビット信号S1を、更新信号発生手段40及び上記インヒビットカウンタ52に出力する。更新制御信号生成手段53は、例えばデジタルコンパレータを用いて構成することができる。
インヒビットカウンタ52が有するビット数は、分周器50の分周比と、パルス生成カウンタ10で発生可能な最大発生周期値との関係に基づいて決定されることが好ましい。例えば、パルス生成カウンタ10が最大周期値1000秒まで発生可能とする。また、分周器50の分周比を1000000とし、発振器60の発振周波数を100MHzとする。この場合、インヒビット時間値Tiを10と選べば、インヒビットカウンタ52は0.1秒までカウントアップすることになるので、このインヒビット時間値は、ユーザの感覚で見分けられないくらい十分に短い時間値となり、ユーザが、CPU55にパルス生成条件の更新を指示した後、更新完了までを待つことができる時間よりも十分に小さくなる。
また、通常、同期信号Syの周期値Thは高々10−3秒であるので、0.1秒に対応するインヒビット時間値Tiは、同期信号Syの周期値よりも大きい。この場合、インヒビットカウンタ52は、長くても10-3秒の周期で同期信号Syを入力するので、0.1秒までカウントアップする前に、常にカウント値Ciがクリアされるため、更新制御信号生成手段53がインヒビット信号S1を出力することはない。
CPU55は、制御手段50の各構成要素を制御する。また、CPU55は、ユーザ等の要求に応じて、更新コマンド信号S3を生成し、更新信号発生手段40に出力する。
また、本実施例のCPU55は、同期信号生成手段20及びパルス生成手段30を制御する。CPU55が、更新コマンド信号S3を出力する場合には、まず、パルス生成条件のパラメータを、同期信号生成手段20及びパルス生成手段30に出力した後、更新コマンド信号S3を生成し、更新信号発生手段40に出力する。
また、制御手段50は、表示部56を有している。表示部56には、パルス生成条件のパラメータ等、制御手段50及びパルス発生装置100の処理状態が表示される。パルス生成条件のパラメータ等には、周期値Th、遅延時間値Tr、パルス幅Pw、前端タイミング値Tf,後端タイミング値Tbなどが含まれる。遅延時間値Tr及びパルス幅Pwは、前端タイミング値Tf又は後端タイミング値Tbを用いて設定することもできる。
本実施例では、ユーザが、CPUにパルス生成条件のパラメータ等の変更を指示した後、該パラメータ等の変更が完了するまでの間、表示部56には、パルス生成条件が更新中であることが表示される。
具体的には、CPU55は、更新コマンドS3を更新信号発生手段40に出力した後、更新信号発生手段40が更新履歴信号S4を発生してCPU55に出力している間は、表示部56にパルス生成条件が更新中であることを表示する。即ち、更新信号発生手段40からの更新履歴信号S4の入力がなくなった時点で、CPU55は、パルス生成条件の更新が完了したと判断する。または、更新信号発生回路40が出力する更新信号S2を割り込み信号としてCPU55に入力し、この割り込み信号を用いて、パルス生成条件の更新が完了をCPU55に認識させても良い。
パルス生成条件が更新中であることを示す表示としては、パラメータの背景色を変えること、又は、アイコンを表示させること等が挙げられる。
次に、更新信号発生手段40について、更に以下に説明する。
更新信号発生手段40は、CPU55からの更新コマンド信号S3を入力した時、更新制御信号生成手段53からのインヒビット信号S1を入力していない場合には、次入力の同期信号Syが来るまで、更新信号S1の発生を保留して、次入力の同期信号Syに同期させて更新信号S2を発生する。
更新信号発生手段40は、更新信号設定レジスタ(図示せず)を有しており、更新コマンドS3を入力すると、上記更新信号設定レジスタの設定をハイ(H)状態に設定する。そして、更新信号S2を発生した後に、上記更新信号設定レジスタの設定をロー(L)状態に変更する。つまり、更新信号発生手段40が更新信号S2を発生して、はじめて、CPU55が出力した更新コマンド信号S3の入力が更新信号発生手段40に許可される。
また、更新信号発生手段40は、上記更新信号設定レジスタの設定がハイ(H)状態の場合に、更新履歴信号S4を発生しCPU55に出力する(更新履歴信号S4がHの状態)。更新信号発生手段40は、上記更新信号設定レジスタの設定をロー(L)状態の場合には、CPU55に更新履歴信号S4を出力しない(更新履歴信号S4がLの状態)。
一方、更新信号発生手段40は、CPU55からの更新コマンド信号S3を入力した時、更新制御信号生成手段53からのインヒビット信号S1を入力している場合には、即座に更新信号S2を発生する。
このように、制御手段50の更新制御信号生成手段53は、更新コマンド信号S3の入力から次の同期信号Syの入力までに、インヒビットカウンタ52のカウント値Ciがインヒビット時間値Tiより大きい場合には、インヒビット信号S1を出力する。従って、インヒビット時間値Tiが出力されているときには、制御手段50は、更新信号発生手段40に更新コマンド信号S3の入力を許可して、即座に更新信号S2を発生させる。即ち、更新信号発生手段40は、次入力の同期信号Syを待つことはない。
次に、上述した本実施例のパルス発生装置100の動作の一例を、まず図3に示すタイミング図を参照して、以下に説明する。
図3において、(a)は、同期信号Syを示し、(b)は、更新コマンド信号S3を示し、(c)は、更新履歴信号S4を示し、(d)は、インヒビットカウンタ52のカウント値Ciを示し、(e)は、インヒビット信号S1を示し、(f)は、更新信号S2を示している。また、(d)には、インヒビット時間値Tiも示している。
(1)同期信号Syの周期値Thがインヒビット時間値Tiよりも小さい場合
(d)の左側の部分では、同期信号Syの周期値Thがインヒビット時間値Tiよりも小さいので、インヒビットカウンタ52のカウント値Ciがインヒビット時間値Tiを越える前に、同期信号Syによりカウント値Ciがクリアされる。従って、(e)に示すように、インヒビット信号S1は出力されない。
ここで、(b)に示すように、時間t1において、CPU55が更新コマンド信号S3を出力すると、(c)に示すように、更新信号発生手段40は更新履歴信号S4を出力し、(f)に示すように、次入力の同期信号Syが来るまで、更新信号S2の発生を保留した後、時間t2において、次入力の同期信号Syに同期させて更新信号S2を発生する。そして、(c)に示すように、更新信号発生手段40は更新履歴信号S4の出力を停止する。また、(d)に示すように、インヒビットカウンタ52のカウント値Ciが、同期信号Syと同期して、クリアされる。
(2)同期信号Syの周期値Thがインヒビット時間値Tiよりも大きい場合
(d)の右側の部分では、同期信号Syの周期値Thがインヒビット時間値Tiよりも大きいので、時間t4において、インヒビットカウンタ52のカウント値Ciがインヒビット時間値Tiを越えた後、インヒビットカウンタ52はパルス信号のカウントを停止して、その後カウント値Ciは一定の値に保持されている。そして、(e)に示すように、更新制御信号生成手段53は、時間t4において、インヒビット信号S1を出力する。
ここで、(b)に示すように、時間T4よりも過去の時間t3において、CPU55が更新コマンド信号S3を既に発生していたとすると、(c)に示すように、更新信号発生手段40は、更新履歴信号S4を出力した後、次入力の同期信号Syが来るか又はインヒビット信号S1が出力されるまで、(f)に示すように、更新信号S2の発生を保留している。
そして、(e)に示すように、時間t4において、更新制御信号生成手段53が、インヒビット信号S1を出力すると、(f)に示すように、更新信号発生手段40は、同期信号Syを待つことなく即座に更新信号S2を発生する。そして、(c)に示すように、更新信号発生手段40は更新履歴信号S4の出力を停止する。一方、(d)に示すように、インヒビットカウンタ52のカウント値Ciは、その後一定の値が保持され続けて、次入力の同期信号Syと同期して、クリアされる。そして、(e)に示すように、更新制御信号生成手段53は、インヒビット信号S1の出力を停止する。
また、(b)に示すように、時間t4より後の時間t5において、CPU55が更新コマンド信号S3を出力した場合にも、(c)に示すように、更新信号発生手段40は、更新履歴信号S4を出力すると共に、(f)に示すように、即座に更新信号S2を発生する。
次に、本実施例の動作の一例を、図4に示す状態遷移図を用いて、以下に説明する。
本実施例のパルス発生装置100は、以下の4つの状態を有する。
(1)「状態0(ゼロ)」:パルス生成カウンタ10がパルス信号のカウントを停止しており出力パルス信号Soを発生していない状態。
(2)「状態1」:出力パルス信号Soを発生中であるがパルス生成条件のパラメータを更新していない状態。
(3)「状態2」:出力パルス信号Soを発生中であり且つパルス生成条件のパラメータを更新中であるが、カウント値Ciがインヒビット時間値Tiを経過する前の状態。
(4)「状態3」:出力パルス信号Soを発生中であり且つカウント値Ciがインヒビット時間値Tiを経過した後の状態。
(1)状態0(ゼロ)
パルス発生装置100は、外部からの指令信号Seが入力されていない(Se=L)ので、パルス生成カウンタ10は、カウントを停止して、出力パルス信号Soは発生しない。パルス発生装置100が、指令信号Seを入力する(Se=H)と、状態0から状態1に遷移する。
(2)状態1
パルス発生装置100は、状態0から状態1に遷移すると、パルス生成カウンタ10がカウントを開始して、出力パルス信号Soを発生する。状態1では、同期信号Syが発生しても、状態は遷移せずにインヒビットカウンタ52がクリアされるのみである。状態1では、パルス発生装置100は、CPU55が更新コマンド信号S3を発生すると、更新履歴信号S4を発生する(S4=H)と共に、状態1から状態2に遷移する。また、パルス発生装置100は、表示部56にパルス生成条件のパラメータを更新中である表示を示す。
一方、状態1において、カウント値Ciがインヒビット時間値Tiを越えると、更新制御信号生成手段53がインヒビット信号S1を出力(S1=H)して、パルス発生装置100は、状態1から状態3に遷移する。
状態2では、パルス発生装置100は、同期信号Syが発生すると、更新信号発生手段40が更新信号S2を生成して、パルス生成条件のパラメータを更新する。パルス発生装置100は、パラメータの更新を完了した後、更新履歴信号S4の出力を停止(S4=L)すると共に、表示部56の更新中の表示を元に戻した後、状態2から状態1に遷移する。状態2では、CPU55が更新コマンド信号を繰り返し発生しても、パルス発生装置100の状態は遷移しない。
また、状態2において、パルス発生装置100は、同期信号Syが発生する前に、カウント値Ciがインヒビット時間値Tiを超えた場合には、以下の処理を行った後に、状態2から状態3に遷移する。パルス発生装置100は、カウント値Ciがインヒビット時間値Tiを超えた場合には、まず、インヒビット信号S1を発生する(S1=H)と共に更新信号S2を発生し、パルス生成条件のパラメータを更新した後、更新履歴信号S4の出力を停止(S4=L)すると共に、表示部56の更新中の表示を元に戻す。また、状態2において、パルス発生装置100は、同期信号Syとインヒビット信号S1とが同時に発生した場合には、更新信号S2を発生させ、パルス生成条件のパラメータを更新する。
状態3では、パルス発生装置100は、CPU55が更新コマンド信号S3を発生すると、状態の遷移を行うことなく、以下の処理を行う。パルス発生装置100は、CPU55が更新コマンド信号S3を発生すると、次入力の同期信号Syの発生を待つことなく、更新履歴信号S4を発生(S4=H)して、表示部56にパルス生成条件のパラメータを更新中である表示を行うと共に、更新信号S2を発生した後、パルス生成条件のパラメータを更新し、更新履歴信号S4の出力を停止(S4=L)すると共に、表示部56の更新中の表示を元に戻す。
また、状態3では、パルス発生装置100は、同期信号Syが発生すると、インヒビットカウンタ52のカウント値Ciをクリアし、インヒビット信号S1の出力を停止する(S1=L)。また、パルス発生装置100は、同期信号Syの発生と、更新コマンド信号S3とが同時に発生した場合には、状態3から状態1に遷移すると同時に、更新信号S2を発生し、パルス生成条件のパラメータを更新する。
なお、パルス発生装置100は、状態3から状態2への遷移することはない。
いずれの状態においても、パルス発生装置100は、装置外部からの指令信号Seの入力がなくなった場合(Se=L)には、出力パルス信号Soの発生を停止して、状態0に遷移する。ただし、状態2でパラメータを更新中の場合には、更新信号S2を発生すると共に、表示部56に更新中の表示を行う。また、状態3において、更新コマンド信号S3の発生と、指令信号SeのHからLへの変化が同時に生じた場合にも、状態3から状態0へ遷移するのと同時に、更新信号S2を発生すると共に、表示部56の更新中の表示を行う。
次に、上記本実施例のパルス発生装置100の表示部56の動作について、図5及び図6を参照して、以下に説明する。ここでは、表示部56がCRTである場合について述べる。図5は、パルス発生装置100の表示部56の動作を説明するフローチャートである。図6は、パルス発生装置100の表示部56の表示を説明する図である。
まず、図5のステップS101において、ユーザが、パルス生成条件のパラメータの変更を行うために、パルス発生装置100の操作入力部を操作して、前端タイミング値Tfを更新する操作を行う。
次に、ステップS102において、CPU55が変更コマンド信号S3を発生し更新信号発生手段40に出力する。更新信号発生手段40は、更新履歴信号S4を発生し、CPU55に出力する。
次に、ステップS103において、CPU55は、表示部56にパルス生成条件のパラメータを更新中である表示を行う。具体的には、CPU55は、表示部56に表示されているパルス生成条件のパラメータの背景色を変更するか、又は、アイコンを表示することができる。
次に、ステップS104において、CPU55は、更新信号発生手段40から更新履歴信号S4を入力しているのかを判断する。もし、更新信号発生手段40から更新履歴信号S4を入力していれば、S104の前に戻る。一方、更新信号発生手段40から更新履歴信号S4を入力していなければ、CPU55は、パルス生成条件のパラメータの更新が完了した判断して、ステップS105に進む。
次に、ステップS105において、CPU55は、表示部56の表示を元に戻す。
以上で、パルス発生装置100の表示部56が、パルス生成条件が変更中であることを示す動作が終了する。
次に、図5のステップS103において、表示部56に表示される例を、図6を参照して以下に説明する。
図6(a)は、パルス生成条件を変更する前の状態における表示部56の表示を示す。表示部56には、周期値Th、遅延時間値Tr及びパルス幅Pwが表示されている。
次に、図6(b)は、パルス生成条件を変更中の状態の表示部56の表示を示す。図5の例では、前端タイミング値Tfのみを変更しているので、遅延時間値Trが変更前の20.000msから60.000msに変更中であり、この遅延時間値の背景色が変更されていると共に、アイコン57が表示されている。
次に、図6(c)は、パルス生成条件の変更が完了した状態の表示部56の表示を示す。遅延時間値Trが、変更前の20.000msから60.000msに更新されている。また、アイコンの表示が消えている。
上述した本実施例のパルス発生装置300によれば、装置外部からの指令信号Seに基づいて出力パルス信号Soの発生及び停止を行う場合も、パルス生成条件の変更をシームレスに行うことができる。具体的には、同期信号Syの周期値Thがインヒビット時間値Tiよりも小さい場合には、変更コマンド信号S3の発生後の次入力の同期信号Syと同期してパルス生成条件が更新されるので、不要なパルスを生成しない。また、同期信号Syの周期値Thがインヒビット時間値Tiよりも大きい場合には、変更コマンド信号S3の発生と同時に、パルス生成条件が更新される。従って、比較的に長い周期値を設定している場合にも、パルス生成条件の更新が速やかに実行されるので、操作性に優れている。
また、パルス生成条件の更新中には、表示部56に更新中の表示がなされるので、ユーザは、パルス発生装置100がパルス生成条件の更新中である状態にあることが明確に認識できる。例えば、パルス発生装置100において、比較的長い周期値Thを扱うためにインヒビット時間値Tiを比較的長い時間に設定された状態で、ユーザが、パルス生成条件のパラメータを変更した場合には、変更が完了するまでに相当の時間を要するが、表示部56に更新中の表示がなされることで、ユーザは、更新の状態を把握することが可能となる。
次に、本発明の実施形態に係る他の実施例を、図7を参照しながら以下に説明する。特に説明しない点については、上述の実施例に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図7において、図1〜図6と同じ構成要素に同じ符号を付してある。
本実施例のパルス発生装置100は、図7に示すように、制御手段50が、更新信号S2´と強制更新信号S5の論理和を出力する論理手段70を有している。制御手段50は、周期値Thが設定されたインヒビット時間値Tiより小さい場合には、更新信号S2を次入力の同期信号Syに同期させて発生させ、周期値Thがインヒビット時間値Tiより大きい場合には、更新信号S2を強制更新信号S5に基づいてパルス生成条件を更新する。
本実施例では、パルス生成カウンタ10への指令信号Siが、パルス発生装置100内部のCPU55から出力される。本実施例では、CPU55が、出力パルス信号Soの発生状態を把握しているので、CPU55のみで、同期信号Syと同期させてパルス生成条件を更新する更新コマンド信号S3を発生し、この更新コマンド信号S3を更新信号発生手段40に出力することができる。そのため、本実施例では、上述した実施例が有していた、インヒビットカウンタ、インヒビット時間値設定レジスタ、更新制御信号生成手段及び分周器を備えていない。即ち、制御手段50は、CPU55により構成される。
本実施例では、論理手段70を有している。論理手段70は、更新信号発生手段40が出力する更新信号S2´が一方の入力部に入力され、CPU55が出力する強制更新信号S5が他方の入力部に入力される。論理手段70は、更新信号S2´と強制更新信号S5との論理和の結果を更新信号S2として、同期信号生成手段20及びパルス生成手段30に出力する。
CPU55は、周期値Thがインヒビット時間値Tiよりも小さい場合には、更新コマンド信号S3のみを発生する。この場合には、更新コマンド信号S3を入力した更新信号発生手段40は、更新信号S2´を次入力の同期信号syに同期させて発生し論理手段70に出力する。
一方、CPU55は、周期値Thがインヒビット時間値Tiよりも大きい場合には、強制更新信号S5を発生し論理手段70に出力する。
従って、更新信号S2´又は強制更新信号S5を入力した論理手段70は、更新信号S2を即座に発生するので、パルス生成条件は速やかに更新される。
その他の構成は、上述した実施例と同様である。
上述した本実施例のパルス発生装置100によれば、パルス生成カウンタ10への指令信号Siが、パルス発生装置100内部の制御手段50から出力されているので、制御手段50を簡易に構成できるため、製造コストが低減される。また、パルス生成条件の変更をシームレスに行うことができる。
本発明のパルス発生装置は、上述した実施形態又は実施例に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態又は実施例では、上記第1カウンタ手段は、アップカウンタであったが、ダウンカウンタであっても良い。この場合には、カウント値がゼロになった時に同期信号を生成して出力するようにすれば、上記同期信号生成コンパレータを設けずに上記同期信号生成手段を構成することも可能である。
本発明に係るパルス発生装置の一実施形態を示すブロック図である。 図1のパルス発生装置の一実施例を示すブロック図である。 図2のパルス発生装置の動作を説明するタイミング図である。 図2のパルス発生装置の動作を説明する状態遷移図である。 図2のパルス発生装置の表示部の動作を説明するフローチャートである。 図2のパルス発生装置の表示部の表示の例を説明する図である。 本発明の他の実施例を示すブロック図である。 従来の例によるパルス発生装置を示すブロック図である。 図8に示すパルス発生装置が発生する出力パルス信号を説明するタイミング図である。 図8に示すパルス発生装置がパルス生成条件を変更した場合を説明するタイミング図である。
符号の説明
100 パルス発生装置
10 第1カウント手段(パルス生成カウンタ)
20 同期信号生成手段
21 第1の周期値設定レジスタ
22 第2の周期値設定レジスタ
23 同期信号生成コンパレータ
30 パルス生成手段
31 第1の前端タイミング値設定レジスタ
32 第2の前端タイミング値設定レジスタ
33 前端タイミング生成コンパレータ
34 第1の後端タイミング値設定レジスタ
35 第2の後端タイミング値設定レジスタ
36 後端タイミング生成コンパレータ
37 出力パルス生成手段
40 更新信号発生手段
50 制御手段
51 分周器
52 第2のカウント手段(インヒビットカウンタ)
53 更新制御信号生成手段
54 インヒビット時間値設定レジスタ
55 CPU
56 表示部
60 発振器
70 論理手段(OR論理回路)
200 負荷回路
Se 外部指令信号
Si 内部指令信号
Sy 同期信号
So 出力パルス信号
S1 インヒビット信号
S2 更新信号
S3 更新コマンド信号
S4 更新履歴信号
S5 強制更新コマンド信号
Cp 第1カウント手段(パルス生成カウンタ)のカウント値
Ci 第2のカウント手段(インヒビットカウンタ)のカウント値
Ti 更新制御時間値(インヒビット時間)値
Th 周期値
Tf 前端タイミング値
Tb 後端タイミング値

Claims (7)

  1. 所定周波数パルス信号のパルス数をカウントする第1カウント手段と、
    前記第1カウント手段のカウント値と設定された周期値とに基づいて前記第1カウント手段をクリアし、前記第1カウント手段に該周期で同期信号を生成させる同期信号生成手段と、
    前記周期毎に、前記カウント値と設定された前端及び後端タイミング値とに基づいて決められるパルス生成条件を有する出力パルス信号を生成するパルス生成手段と、
    更新コマンド信号の入力に基づいて前記出力パルス信号の前記パルス生成条件を更新する更新信号を発生する更新信号発生手段と、
    前記更新信号発生手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記周期値が設定された更新制御時間値より小さい場合には、前記更新信号を次入力の同期信号に同期させて発生させ、前記周期値が該更新制御時間値より大きい場合には、前記更新信号を前記更新コマンドの入力に同期させて発生させることを特徴とするパルス発生装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記所定周波数パルス信号をカウントし、前記同期信号の入力によりクリアされる第2カウント手段と、
    前記更新コマンド信号の入力から次の同期信号の入力までに、前記第2カウント手段のカウント値が前記更新制御時間値より大きい場合に、更新制御信号を出力する更新制御信号生成手段と、を有し、
    前記更新制御信号が出力されているとき、前記更新コマンド信号の入力を許可して、前記更新信号発生手段に前記更新信号を発生させることを特徴とする請求項1に記載のパルス発生装置。
  3. 前記第1カウント手段は、指令信号によりパルス数のカウントの開始又は停止が制御され、前記指令信号が装置外から供給されることを特徴とする請求項2に記載のパルス発生装置。
  4. 前記第2カウント手段は、前記所定周波数パルス信号を分周したパルス信号をカウントすることを特徴とする請求項2又は3に記載のパルス発生装置。
  5. 前記制御手段は、前記更新信号と強制更新信号の論理和を出力する論理手段を有し、
    前記制御手段は、前記周期値が設定された更新制御時間値より小さい場合には、前記更新信号を次入力の同期信号に同期させて発生させ、前記周期値が該更新制御時間値より大きい場合には、前記更新信号を前記強制更新信号に基づいて前記パルス生成条件を更新することを特徴とする請求項1に記載のパルス発生装置。
  6. 前記パルス生成手段は、
    前記周期値を記憶する第1の周期値設定手段と、前記前端タイミング値を記憶する第1の前端タイミング値設定手段と、前記後端タイミング値を記憶する第1の後端タイミング値設定手段と、
    前記更新信号が入力されて、前記第1の周期値設定手段に記憶された周期値が記憶される第2の周期値設定手段と、前記第1の前端タイミング値設定手段に記憶された前端タイミング値が記憶される第2の前端タイミング値設定手段と、前記第1の後端タイミング値設定手段に記憶された後端タイミング値が記憶される第2の後端タイミング値設定手段と、を有しており、
    前記第2の周期値設定手段に記憶された周期値と、第2の前端タイミング値設定手段に記憶された前端タイミング値と、第2の後端タイミング値設定手段に記憶された後端タイミング値とに基づいて決められるパルス生成条件を有する出力パルス信号を生成することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のパルス発生装置。
  7. 前記更新信号発生手段は、前記更新コマンド信号の入力により、入力されてから前記パルス生成条件が更新されるまでの間、更新履歴信号を発生し、
    前記更新履歴信号を発生している間は、パルス生成条件が更新中であることを表示する表示部を有していることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のパルス発生装置。
JP2007254251A 2007-09-28 2007-09-28 パルス発生装置 Active JP5235372B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254251A JP5235372B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 パルス発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254251A JP5235372B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 パルス発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009088841A true JP2009088841A (ja) 2009-04-23
JP5235372B2 JP5235372B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=40661696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007254251A Active JP5235372B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 パルス発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5235372B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0365328U (ja) * 1989-10-30 1991-06-25
JPH05276020A (ja) * 1992-03-30 1993-10-22 Nec Ic Microcomput Syst Ltd タイマ・カウンタ
JPH06120813A (ja) * 1992-10-07 1994-04-28 Mitsubishi Electric Corp カウンタ回路
JPH09215334A (ja) * 1996-01-30 1997-08-15 Nec Ic Microcomput Syst Ltd Pwm信号発生装置
JPH10268902A (ja) * 1997-03-25 1998-10-09 Nec Ic Microcomput Syst Ltd Pwm制御回路
JP2007036310A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Calsonic Kansei Corp パルス出力装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0365328U (ja) * 1989-10-30 1991-06-25
JPH05276020A (ja) * 1992-03-30 1993-10-22 Nec Ic Microcomput Syst Ltd タイマ・カウンタ
JPH06120813A (ja) * 1992-10-07 1994-04-28 Mitsubishi Electric Corp カウンタ回路
JPH09215334A (ja) * 1996-01-30 1997-08-15 Nec Ic Microcomput Syst Ltd Pwm信号発生装置
JPH10268902A (ja) * 1997-03-25 1998-10-09 Nec Ic Microcomput Syst Ltd Pwm制御回路
JP2007036310A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Calsonic Kansei Corp パルス出力装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5235372B2 (ja) 2013-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012049754A (ja) クロック発生回路
JP3540589B2 (ja) クロック逓倍回路
JP2013117785A (ja) 時間測定装置、マイクロコントローラ、プログラム、及び時間測定方法
JPH06112813A (ja) クロック発生回路
JP5114218B2 (ja) 周波数補正回路及びこれを用いた時計装置
JPH11264857A (ja) 半導体試験装置
JP3039781B1 (ja) タイマ回路
JP5235372B2 (ja) パルス発生装置
JP2004166114A (ja) クロック生成回路
JP3970474B2 (ja) クロック信号発生回路及びそのクロック周波数調整方法
JPH10276083A (ja) 偶数奇数分周回路
JPH08286780A (ja) クロック回路及びこれを用いたプロセッサ並びにプロセッサ動作方法
JP5112792B2 (ja) 同期処理システム及び半導体集積回路
JP6500550B2 (ja) タイマ補正装置、タイマ補正方法及びタイマ補正プログラム
JP2002135116A (ja) Pll回路と分周方法
KR101147361B1 (ko) Rtc 제어 회로
JPS6356565B2 (ja)
JP2009152886A (ja) クロック生成回路およびその使用方法
JPH1020052A (ja) 時刻補正方法及びその装置
US6760798B1 (en) Interface mechanism and method for interfacing a real-time clock with a data processing circuit
JP4176720B2 (ja) 同期制御装置および同期制御方法
JP7456216B2 (ja) 駆動制御装置、電子時計及びモータの駆動信号の出力制御方法
JP5056886B2 (ja) クロック信号生成装置及び電子装置
US20060153008A1 (en) Control device and control method capable of external synchronization
JP2005165315A (ja) マルチプルモードのための相異なるクロックに同期されるチャージポンピング信号を発生させるディスプレイドライバ

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20100803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5235372

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250