JPH10276083A - 偶数奇数分周回路 - Google Patents
偶数奇数分周回路Info
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- JPH10276083A JPH10276083A JP9095033A JP9503397A JPH10276083A JP H10276083 A JPH10276083 A JP H10276083A JP 9095033 A JP9095033 A JP 9095033A JP 9503397 A JP9503397 A JP 9503397A JP H10276083 A JPH10276083 A JP H10276083A
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- JP
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- circuit
- odd
- flip
- clock
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】実質的にデューティ比50%の偶数分周クロッ
クと奇数分周クロックをIC化に適した簡単な回路で選
択的に生成することができる偶数奇数分周回路を提供す
ることにある。 【解決手段】ジョンソンカウンタを利用することで、デ
ューティ比が50%の入力クロックに応じて動作しHI
GHレベルの期間とLOWレベルの期間が等しい出力パ
ルスと、HIGHレベルの期間とLOWレベルのいずれ
かの期間が入力クロックの1クロック分少ない出力パル
スとを選択的に得るようにし、1クロック分少ない出力
パルスを選択したときには、この出力パルスを入力クロ
ックの半周期分に対応する分遅延させて、遅延前の出力
との論理和を採ってデューティ比が50%の奇数分周ク
ロックを得、また、HIGHレベルの期間とLOWレベ
ルの期間が等しいパルスの出力パルスにより偶数分周ク
ロックを得るものである。
クと奇数分周クロックをIC化に適した簡単な回路で選
択的に生成することができる偶数奇数分周回路を提供す
ることにある。 【解決手段】ジョンソンカウンタを利用することで、デ
ューティ比が50%の入力クロックに応じて動作しHI
GHレベルの期間とLOWレベルの期間が等しい出力パ
ルスと、HIGHレベルの期間とLOWレベルのいずれ
かの期間が入力クロックの1クロック分少ない出力パル
スとを選択的に得るようにし、1クロック分少ない出力
パルスを選択したときには、この出力パルスを入力クロ
ックの半周期分に対応する分遅延させて、遅延前の出力
との論理和を採ってデューティ比が50%の奇数分周ク
ロックを得、また、HIGHレベルの期間とLOWレベ
ルの期間が等しいパルスの出力パルスにより偶数分周ク
ロックを得るものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、偶数奇数分周回
路に関し、詳しくは、PLLループにおけるデバイダや
周波数シンセサイザのクロック、センサなどの駆動パル
スなど高い周波数の発振回路から低い周波数のクロック
を発生するクロック発生回路において、実質的にデュー
ティ比50%の偶数分周クロックと奇数分周クロックを
IC化に適した簡単な回路で選択的に生成することがで
きるような偶数奇数分周回路に関する。
路に関し、詳しくは、PLLループにおけるデバイダや
周波数シンセサイザのクロック、センサなどの駆動パル
スなど高い周波数の発振回路から低い周波数のクロック
を発生するクロック発生回路において、実質的にデュー
ティ比50%の偶数分周クロックと奇数分周クロックを
IC化に適した簡単な回路で選択的に生成することがで
きるような偶数奇数分周回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータのクロッ
クの発生、オーディオ機器における周波数シンセサイ
ザ、FM検波回路、トランシーバ、また、VTR,VC
R等の映像機器における映像検波回路、位相検波回路な
どでは、ICに内蔵される形でPLL制御ループ制御の
下のVCOからクロックを発生させている。この種のク
ロック発生回路においては、VCOの出力は、通常、デ
バイダ(分周回路)により分周されて、低い周波数のパ
ルスにされて入力信号と位相比較が行われる。そして、
位相比較結果に応じてVCOの発振周波数が制御され
る。分周率は、各種のものがあって、オーディオ機器に
おける周波数シンセサイザなどでは、MHzオーダのも
のがkHzオーダまで落とされる。この周波数シンセサ
イザでは、選局周波数等を得るために選択的に偶数分周
あるいは奇数分周を行い、周波数間隔の開きの少ない多
数のクロックを選択的に発生させる。一方、VTR,V
CR等では、2倍、3倍、4倍、5倍、7倍等のテープ
速度の選択が偶数と奇数のクロック分周により選択され
る。さらに、例えば、特願平9−52260号,「座標
入力装置」の出願における実施例の静電センサ部(格子
電極を有するタッチセンサ)に加える駆動パルスなどに
あっては、センサ部から適切な検出信号を得るために、
各種の周波数のクロックが選択されてそれによりセンサ
部の格子電極が駆動される。この場合に、駆動周波数を
変更することがS/N比の向上に重要な役割を果たす。
そのため、いくつかの偶数分周と奇数分周とが選択的に
採用される。
クの発生、オーディオ機器における周波数シンセサイ
ザ、FM検波回路、トランシーバ、また、VTR,VC
R等の映像機器における映像検波回路、位相検波回路な
どでは、ICに内蔵される形でPLL制御ループ制御の
下のVCOからクロックを発生させている。この種のク
ロック発生回路においては、VCOの出力は、通常、デ
バイダ(分周回路)により分周されて、低い周波数のパ
ルスにされて入力信号と位相比較が行われる。そして、
位相比較結果に応じてVCOの発振周波数が制御され
る。分周率は、各種のものがあって、オーディオ機器に
おける周波数シンセサイザなどでは、MHzオーダのも
のがkHzオーダまで落とされる。この周波数シンセサ
イザでは、選局周波数等を得るために選択的に偶数分周
あるいは奇数分周を行い、周波数間隔の開きの少ない多
数のクロックを選択的に発生させる。一方、VTR,V
CR等では、2倍、3倍、4倍、5倍、7倍等のテープ
速度の選択が偶数と奇数のクロック分周により選択され
る。さらに、例えば、特願平9−52260号,「座標
入力装置」の出願における実施例の静電センサ部(格子
電極を有するタッチセンサ)に加える駆動パルスなどに
あっては、センサ部から適切な検出信号を得るために、
各種の周波数のクロックが選択されてそれによりセンサ
部の格子電極が駆動される。この場合に、駆動周波数を
変更することがS/N比の向上に重要な役割を果たす。
そのため、いくつかの偶数分周と奇数分周とが選択的に
採用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常、分周ク
ロック発生回路は、フリップフロップと論理回路とを組
み合わせたものが多く、フリップフロップによる偶数分
周は容易であるが、奇数分周を行う場合には、基本クロ
ックを偶数分周回路で分周した後に奇数分周に対応する
させる幅のパルスを別途生成して偶数分周回路の出力と
の論理処理等により発生させることが多い。このように
パルスを論理処理で付加する奇数分周回路にあっては、
通常、HIGHレベル側に1クロック分付加される関係
でHIGHレベル(以下“H”)とLOWレベル(以下
“L”)との比が50%、いわゆるデューティ比50%
のクロックパルスを得ることは難しい。また、デューテ
ィ比50%の出力を得ようとすると偶数分周回路の出力
との間の論理処理回路が複雑にならざるを得ない。
ロック発生回路は、フリップフロップと論理回路とを組
み合わせたものが多く、フリップフロップによる偶数分
周は容易であるが、奇数分周を行う場合には、基本クロ
ックを偶数分周回路で分周した後に奇数分周に対応する
させる幅のパルスを別途生成して偶数分周回路の出力と
の論理処理等により発生させることが多い。このように
パルスを論理処理で付加する奇数分周回路にあっては、
通常、HIGHレベル側に1クロック分付加される関係
でHIGHレベル(以下“H”)とLOWレベル(以下
“L”)との比が50%、いわゆるデューティ比50%
のクロックパルスを得ることは難しい。また、デューテ
ィ比50%の出力を得ようとすると偶数分周回路の出力
との間の論理処理回路が複雑にならざるを得ない。
【0004】一方、特定の奇数分周でその周波数が決定
されている奇数分周回路にあっては、CRの時定数回路
が使用されることも多い。しかし、CRの時定数回路を
使用すると、電源電圧の変動などにより正確な期間が保
証されない問題があって、かつ、多くの場合にコンデン
サが外付け回路となる関係からデジタル化されたIC回
路での採用は避ける傾向にある。また、基準クロックと
してクロックを使用する場合には、多くの論理回路で
は、“L”の期間も利用されることが多く、デューティ
比50%のクロックが必要とされる。そのため、“L”
の期間の調整回路が必要になる。この発明の目的は、こ
のような従来技術の問題点を解決するものであって、実
質的にデューティ比50%の偶数分周クロックと奇数分
周クロックをIC化に適した簡単な回路で選択的に生成
することができる偶数奇数分周回路を提供することにあ
る。
されている奇数分周回路にあっては、CRの時定数回路
が使用されることも多い。しかし、CRの時定数回路を
使用すると、電源電圧の変動などにより正確な期間が保
証されない問題があって、かつ、多くの場合にコンデン
サが外付け回路となる関係からデジタル化されたIC回
路での採用は避ける傾向にある。また、基準クロックと
してクロックを使用する場合には、多くの論理回路で
は、“L”の期間も利用されることが多く、デューティ
比50%のクロックが必要とされる。そのため、“L”
の期間の調整回路が必要になる。この発明の目的は、こ
のような従来技術の問題点を解決するものであって、実
質的にデューティ比50%の偶数分周クロックと奇数分
周クロックをIC化に適した簡単な回路で選択的に生成
することができる偶数奇数分周回路を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るこの発明の偶数奇数分周回路の特徴は、後段出力を初
段入力に帰還させる第1の論理回路を有し、実質的にデ
ューティ比が50%の入力クロックに応じて動作してH
IGHレベルの期間とLOWレベルの期間が等しいパル
スの出力を発生するジョンソンカウンタと、このジョン
ソンカウンタに設けられ、HIGHレベルの期間とLO
Wレベルのいずれかの期間が入力クロックの1クロック
分少ないパルスの出力を発生させるために後段出力を初
段入力に帰還する第2の論理回路と、制御信号に応じて
第1の論理回路および第2の論理回路のいずれか一方を
有効とする選択回路と、ジョンソンカウンタの出力と入
力クロックとを受けてジョンソンカウンタの出力に対し
て入力クロックの半周期分遅延した出力を発生する遅延
回路と、この遅延回路の出力とジョンソンカウンタの出
力とを受けてジョンソンカウンタの出力のうち入力クロ
ックの1クロック分少ない期間の信号部分について遅延
回路の出力とジョンソンカウンタの出力との論理和の出
力を発生する第3の論理回路とを備えていて、制御信号
に応じて第1の論理回路を有効として後段出力から入力
クロックを偶数分周したパルスを得、かつ、制御信号に
応じて第2の論理回路を有効として第3の論理回路から
入力クロックを奇数分周したパルスを得るものである。
るこの発明の偶数奇数分周回路の特徴は、後段出力を初
段入力に帰還させる第1の論理回路を有し、実質的にデ
ューティ比が50%の入力クロックに応じて動作してH
IGHレベルの期間とLOWレベルの期間が等しいパル
スの出力を発生するジョンソンカウンタと、このジョン
ソンカウンタに設けられ、HIGHレベルの期間とLO
Wレベルのいずれかの期間が入力クロックの1クロック
分少ないパルスの出力を発生させるために後段出力を初
段入力に帰還する第2の論理回路と、制御信号に応じて
第1の論理回路および第2の論理回路のいずれか一方を
有効とする選択回路と、ジョンソンカウンタの出力と入
力クロックとを受けてジョンソンカウンタの出力に対し
て入力クロックの半周期分遅延した出力を発生する遅延
回路と、この遅延回路の出力とジョンソンカウンタの出
力とを受けてジョンソンカウンタの出力のうち入力クロ
ックの1クロック分少ない期間の信号部分について遅延
回路の出力とジョンソンカウンタの出力との論理和の出
力を発生する第3の論理回路とを備えていて、制御信号
に応じて第1の論理回路を有効として後段出力から入力
クロックを偶数分周したパルスを得、かつ、制御信号に
応じて第2の論理回路を有効として第3の論理回路から
入力クロックを奇数分周したパルスを得るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】このように、第1の論理回路を帰
還路とするジョンソンカウンタを利用することで、ま
ず、HIGHレベルの期間とLOWレベルの期間が等し
い出力パルスを得て、これにより偶数分周のパルスを得
ることができる。さらに、第2の論理回路として、例え
ば、ジョンソンカウンタの*Q出力(*Qは、いわゆる
Qバー(図1参照)であって、フリップフロップのQ出
力に対してその反転出力の意味である。)2個を論理積
処理をすることで帰還信号を発生させ、これによりHI
GHレベルの期間とLOWレベルのいずれかの期間が入
力クロックの1クロック分少ないパルスの出力信号をジ
ョンソンカウンタの任意の段の出力パルスとして発生さ
せることができる。そこで、この第2の論理回路を選択
してジョンソンカウンタの出力パルスを入力クロックの
半周期分に対応する分遅延させて、遅延前の出力との論
理和を採ることにより、デューティ比が50%の奇数分
周クロックを得ることができる。
還路とするジョンソンカウンタを利用することで、ま
ず、HIGHレベルの期間とLOWレベルの期間が等し
い出力パルスを得て、これにより偶数分周のパルスを得
ることができる。さらに、第2の論理回路として、例え
ば、ジョンソンカウンタの*Q出力(*Qは、いわゆる
Qバー(図1参照)であって、フリップフロップのQ出
力に対してその反転出力の意味である。)2個を論理積
処理をすることで帰還信号を発生させ、これによりHI
GHレベルの期間とLOWレベルのいずれかの期間が入
力クロックの1クロック分少ないパルスの出力信号をジ
ョンソンカウンタの任意の段の出力パルスとして発生さ
せることができる。そこで、この第2の論理回路を選択
してジョンソンカウンタの出力パルスを入力クロックの
半周期分に対応する分遅延させて、遅延前の出力との論
理和を採ることにより、デューティ比が50%の奇数分
周クロックを得ることができる。
【0007】入力クロックの半周期分に対応する分遅延
させる回路としては、例えば、ジョンソンカウンタの出
力信号を入力クロックの周期の中央位置の信号に応じて
ラッチ回路でラッチすることで発生させることができ
る。そして、“H”が入力クロックの1クロック分少な
い期間に当たるときには、正論理としてORゲートの論
理回路によりラッチ回路の出力とジョンソンカウンタの
出力との論理和の出力を得てジョンソンカウンタの出力
のうち入力クロックの1クロック分少ない期間の信号部
分にクロック半周期分加算をし、“L”が入力クロック
の1クロック分少ない期間に当たるときには、負論理と
してANDゲートの論理回路によりラッチ回路の出力と
ジョンソンカウンタの出力との論理和の出力を得て1ク
ロック分少ない期間の信号部分にクロック半周期分加算
をする。その結果、制御信号に応じて選択回路により第
1の論理回路を選択したときには、後段出力から入力ク
ロックを偶数分周したクロックを得ることができ、制御
信号に応じて選択回路により第2の論理回路を選択した
ときには、第3の論理回路から入力クロックを奇数分周
したクロックを得ることが容易にできる。このようにし
て、デューティ比50%の偶数、奇数の分周クロックを
簡単な回路で得ることができ、外付けのコンデンサ等が
不要でIC化に適した偶数、奇数分周クロック発生回路
が実現できる。
させる回路としては、例えば、ジョンソンカウンタの出
力信号を入力クロックの周期の中央位置の信号に応じて
ラッチ回路でラッチすることで発生させることができ
る。そして、“H”が入力クロックの1クロック分少な
い期間に当たるときには、正論理としてORゲートの論
理回路によりラッチ回路の出力とジョンソンカウンタの
出力との論理和の出力を得てジョンソンカウンタの出力
のうち入力クロックの1クロック分少ない期間の信号部
分にクロック半周期分加算をし、“L”が入力クロック
の1クロック分少ない期間に当たるときには、負論理と
してANDゲートの論理回路によりラッチ回路の出力と
ジョンソンカウンタの出力との論理和の出力を得て1ク
ロック分少ない期間の信号部分にクロック半周期分加算
をする。その結果、制御信号に応じて選択回路により第
1の論理回路を選択したときには、後段出力から入力ク
ロックを偶数分周したクロックを得ることができ、制御
信号に応じて選択回路により第2の論理回路を選択した
ときには、第3の論理回路から入力クロックを奇数分周
したクロックを得ることが容易にできる。このようにし
て、デューティ比50%の偶数、奇数の分周クロックを
簡単な回路で得ることができ、外付けのコンデンサ等が
不要でIC化に適した偶数、奇数分周クロック発生回路
が実現できる。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の偶数奇数分周回路をプロ
グラマブル分周回路に適用した一実施例の回路図、図2
は、プログラマブル分周回路を11分周に設定した場合
の説明図、図3は、図2における11分周の場合の分周
クロック発生動作のタイミングチャート、そして図4
は、プログラマブル分周回路を12分周に設定した場合
の説明図である。図1に示す回路は、プログラマブル分
周回路10であって、ジョンソンカウンタ1と、フリッ
プフロップ(FF)2、インバータ3、ORゲート4、
出力選択回路5、そして分周率選択回路11とからな
る。この回路では、分周対象となる入力クロックCLK
がジョンソンカウンタ1のカウントクロックとされ、分
周されたクロック出力がORゲート4から出力端子8を
介して取り出される。なお、入力クロックCLKは、入
力端子6からデューティ比50%のクロックとして入力
される。入力端子7は、リセット信号RSTの入力端子
であって、ジョンソンカウンタ1とリップフロップ(F
F)2とがこれによりリセットされる。
グラマブル分周回路に適用した一実施例の回路図、図2
は、プログラマブル分周回路を11分周に設定した場合
の説明図、図3は、図2における11分周の場合の分周
クロック発生動作のタイミングチャート、そして図4
は、プログラマブル分周回路を12分周に設定した場合
の説明図である。図1に示す回路は、プログラマブル分
周回路10であって、ジョンソンカウンタ1と、フリッ
プフロップ(FF)2、インバータ3、ORゲート4、
出力選択回路5、そして分周率選択回路11とからな
る。この回路では、分周対象となる入力クロックCLK
がジョンソンカウンタ1のカウントクロックとされ、分
周されたクロック出力がORゲート4から出力端子8を
介して取り出される。なお、入力クロックCLKは、入
力端子6からデューティ比50%のクロックとして入力
される。入力端子7は、リセット信号RSTの入力端子
であって、ジョンソンカウンタ1とリップフロップ(F
F)2とがこれによりリセットされる。
【0009】ジョンソンカウンタ1は、N段のフリップ
フロップからなるシフトレジスタの最終段の*Qを入力
段のフリップフロップのセット側に入力するカウンタで
ある。各段のフリップフロップは、段数分×クロック数
の期間“H”、“L”の出力をそれぞれの段のフリップ
フロップが1クロック分遅延した形で発生する。すなわ
ち、最終段のフリップフロップの*Q出力が“1”のと
きには、クロックを受けるとごに初段に“1”が入力さ
れ続け、最終段まで“1”が入力されたときに最終段の
*Q出力が“0”となる。これにより、今度は、初段に
“0”が入力され続ける。それが最終段のフリップフロ
ップが“0”にセットされるまで続く。最終段のフリッ
プフロップが“0”になったときに最初の状態に戻る。
そこで、各段のフリップフロップは段数分だけ分周され
たパルスを発生する。
フロップからなるシフトレジスタの最終段の*Qを入力
段のフリップフロップのセット側に入力するカウンタで
ある。各段のフリップフロップは、段数分×クロック数
の期間“H”、“L”の出力をそれぞれの段のフリップ
フロップが1クロック分遅延した形で発生する。すなわ
ち、最終段のフリップフロップの*Q出力が“1”のと
きには、クロックを受けるとごに初段に“1”が入力さ
れ続け、最終段まで“1”が入力されたときに最終段の
*Q出力が“0”となる。これにより、今度は、初段に
“0”が入力され続ける。それが最終段のフリップフロ
ップが“0”にセットされるまで続く。最終段のフリッ
プフロップが“0”になったときに最初の状態に戻る。
そこで、各段のフリップフロップは段数分だけ分周され
たパルスを発生する。
【0010】ここでは、ジョンソンカウンタ1には、入
力段フリップフロップに後段の*Q出力を帰還する回路
として分周率設定回路11が設けられている。説明の都
合上、ジョンソンカウンタ1は、6段のフリップフロッ
プFF1〜FF6からなるシフトレジスタとする。出力選
択回路5は、Q出力選択回路5aと奇偶出力選択回路5
bとからなる。Q出力選択回路5aは、いわゆるマルチ
プレクサであって、分周率に応じた選択データD(後
述)を受けて、フリップフロップFF1〜FF6のQ出力
を受けてデコーダ13の出力に応じてフリップフロップ
FF1〜FF6のいずれか1つを出力として選択してフリ
ップフロップ(FF)2と、ORゲート4、そして奇偶
出力選択回路5bとに送出する。奇偶出力選択回路5b
は、奇数分周のときには、ORゲート4の出力を選択
し、偶数分周のときには、Q出力選択回路5aの出力を
選択する。これは、後述する選択ゲート15cと同様な
回路である。
力段フリップフロップに後段の*Q出力を帰還する回路
として分周率設定回路11が設けられている。説明の都
合上、ジョンソンカウンタ1は、6段のフリップフロッ
プFF1〜FF6からなるシフトレジスタとする。出力選
択回路5は、Q出力選択回路5aと奇偶出力選択回路5
bとからなる。Q出力選択回路5aは、いわゆるマルチ
プレクサであって、分周率に応じた選択データD(後
述)を受けて、フリップフロップFF1〜FF6のQ出力
を受けてデコーダ13の出力に応じてフリップフロップ
FF1〜FF6のいずれか1つを出力として選択してフリ
ップフロップ(FF)2と、ORゲート4、そして奇偶
出力選択回路5bとに送出する。奇偶出力選択回路5b
は、奇数分周のときには、ORゲート4の出力を選択
し、偶数分周のときには、Q出力選択回路5aの出力を
選択する。これは、後述する選択ゲート15cと同様な
回路である。
【0011】分周率設定回路11は、レジスタ12と、
デコーダ13、*Q出力選択回路14、そしてゲート論
理選択回路15とで構成されている。レジスタ12に
は、プロセッサ(図示せず)からバス16を介して送出
された分周率設定のためのデータがセットされる。デコ
ーダ13は、このレジスタ12のデータをデコードして
Q出力選択回路5aと*Q出力選択回路14とに分周率
に応じた選択データDを送出し、1ビットの奇数分周,
偶数分周を示す選択信号SELを、*Q出力選択回路1
4と、ゲート論理選択回路15、そして奇偶出力選択回
路5bとに送出する。なお、後者の1ビットの選択信号
SELは、単純には、データ値そのものがデジタル値と
して分周率の数値を表している場合には、レジスタ12
にセットされたデータの最下位桁が“0”か、“1”か
で発生させればよい。“0”ならば偶数であり、“1”
ならば奇数である。したがって、デコーダ13は、レジ
スタ2の最下位桁のビットデータをそのまま選択信号S
ELとしてゲート論理選択回路15と奇偶出力選択回路
5bとに出力することができる。
デコーダ13、*Q出力選択回路14、そしてゲート論
理選択回路15とで構成されている。レジスタ12に
は、プロセッサ(図示せず)からバス16を介して送出
された分周率設定のためのデータがセットされる。デコ
ーダ13は、このレジスタ12のデータをデコードして
Q出力選択回路5aと*Q出力選択回路14とに分周率
に応じた選択データDを送出し、1ビットの奇数分周,
偶数分周を示す選択信号SELを、*Q出力選択回路1
4と、ゲート論理選択回路15、そして奇偶出力選択回
路5bとに送出する。なお、後者の1ビットの選択信号
SELは、単純には、データ値そのものがデジタル値と
して分周率の数値を表している場合には、レジスタ12
にセットされたデータの最下位桁が“0”か、“1”か
で発生させればよい。“0”ならば偶数であり、“1”
ならば奇数である。したがって、デコーダ13は、レジ
スタ2の最下位桁のビットデータをそのまま選択信号S
ELとしてゲート論理選択回路15と奇偶出力選択回路
5bとに出力することができる。
【0012】奇偶出力選択回路5bが選択信号SEL
(“1”)を受けたときには、奇数分周としてORゲー
ト4の出力が選択されて出力端子8から出力される。一
方、奇偶出力選択回路5bが選択信号SELを受けてい
ないときには、すなわち、SEL=“0”のときには、
偶数分周としてQ出力選択回路5aの出力が選択されて
出力端子8から出力される。*Q出力選択回路14は、
6段のフリップフロップFF1〜FF6の*Q出力を受け
て、分周率に応じた選択データDを受けて、奇数分周で
あるときには、分周率に応じて選択される前後2段のフ
リップフロップの*Q出力をゲート論理選択回路15の
ANDゲート15aに送出し、偶数分周のときには、分
数率に応じて選択された1つのフリップフロップの*Q
出力をゲート論理選択回路15のバッファ15bに送出
する。
(“1”)を受けたときには、奇数分周としてORゲー
ト4の出力が選択されて出力端子8から出力される。一
方、奇偶出力選択回路5bが選択信号SELを受けてい
ないときには、すなわち、SEL=“0”のときには、
偶数分周としてQ出力選択回路5aの出力が選択されて
出力端子8から出力される。*Q出力選択回路14は、
6段のフリップフロップFF1〜FF6の*Q出力を受け
て、分周率に応じた選択データDを受けて、奇数分周で
あるときには、分周率に応じて選択される前後2段のフ
リップフロップの*Q出力をゲート論理選択回路15の
ANDゲート15aに送出し、偶数分周のときには、分
数率に応じて選択された1つのフリップフロップの*Q
出力をゲート論理選択回路15のバッファ15bに送出
する。
【0013】ゲート論理選択回路15は、ANDゲート
15aとバッファ15b、出力選択回路15cとで構成
され、奇数分周のときには、出力選択回路15cにより
ANDゲート15aの出力を選択して出力し、初段のフ
リップフロップFF1のセット側に入力させる。これに
より分周率に応じて*Q出力選択回路14により選択さ
れた前後2段のフリップフロップの*Q出力の論理積が
採られた出力がフリップフロップFF1のセット側に入
力される。また、偶数分周のときには、出力選択回路1
5cによりバッファ15bの出力を選択して出力する。
そこで、分周率に応じて*Q出力選択回路14により選
択されたあるフリップフロップの*Q出力がそのままフ
リップフロップFF1のセット側に入力される。なお、
出力選択回路15cは、図示するように、2つのAND
ゲートと、インバータ、そして2つのANDゲートの出
力を受けて出力を発生するORゲートにより構成されて
いる。選択信号SELをインバータとスルーとで2つの
ANDゲートの一方の入力としてていずれか一方のAN
Dゲートを選択して有効にする。2つのANDゲートの
他方の入力には、それぞれANDゲート15aとバッフ
ァ15bの出力がそれぞれ入力されている。
15aとバッファ15b、出力選択回路15cとで構成
され、奇数分周のときには、出力選択回路15cにより
ANDゲート15aの出力を選択して出力し、初段のフ
リップフロップFF1のセット側に入力させる。これに
より分周率に応じて*Q出力選択回路14により選択さ
れた前後2段のフリップフロップの*Q出力の論理積が
採られた出力がフリップフロップFF1のセット側に入
力される。また、偶数分周のときには、出力選択回路1
5cによりバッファ15bの出力を選択して出力する。
そこで、分周率に応じて*Q出力選択回路14により選
択されたあるフリップフロップの*Q出力がそのままフ
リップフロップFF1のセット側に入力される。なお、
出力選択回路15cは、図示するように、2つのAND
ゲートと、インバータ、そして2つのANDゲートの出
力を受けて出力を発生するORゲートにより構成されて
いる。選択信号SELをインバータとスルーとで2つの
ANDゲートの一方の入力としてていずれか一方のAN
Dゲートを選択して有効にする。2つのANDゲートの
他方の入力には、それぞれANDゲート15aとバッフ
ァ15bの出力がそれぞれ入力されている。
【0014】分周率と選択データDによる出力の選択に
ついて具体的に説明すると、2分周のときには、Q出力
選択回路5aがフリップフロップFF1のQ出力を選択
し、*Q出力選択回路14がフリップフロップFF1の
*Q出力を選択する。3分周のときには、Q出力選択回
路5aがフリップフロップFF2のQ出力を選択し、*
Q出力選択回路14がフリップフロップFF1とフリッ
プフロップFF2の*Q出力を選択する。4分周のとき
には、Q出力選択回路5aがフリップフロップFF2の
Q出力を選択し、*Q出力選択回路14がフリップフロ
ップFF2の*Q出力を選択する。5分周のときには、
Q出力選択回路5aがフリップフロップFF3のQ出力
を選択し、*Q出力選択回路14がフリップフロップF
F2とフリップフロップFF3の*Q出力を選択する。
ついて具体的に説明すると、2分周のときには、Q出力
選択回路5aがフリップフロップFF1のQ出力を選択
し、*Q出力選択回路14がフリップフロップFF1の
*Q出力を選択する。3分周のときには、Q出力選択回
路5aがフリップフロップFF2のQ出力を選択し、*
Q出力選択回路14がフリップフロップFF1とフリッ
プフロップFF2の*Q出力を選択する。4分周のとき
には、Q出力選択回路5aがフリップフロップFF2の
Q出力を選択し、*Q出力選択回路14がフリップフロ
ップFF2の*Q出力を選択する。5分周のときには、
Q出力選択回路5aがフリップフロップFF3のQ出力
を選択し、*Q出力選択回路14がフリップフロップF
F2とフリップフロップFF3の*Q出力を選択する。
【0015】以下、n分周のときにでnが奇数のときに
は、m=(n+1)/2とすると、Q出力選択回路5a
がフリップフロップFFmのQ出力を選択し、*Q出力
選択回路14がフリップフロップFFm-1とフリップフ
ロップFFmの*Q出力を選択する。そして、Q出力選
択回路5aにより選択されたフリップフロップのQ出力
は、フリップフロップ2とORゲート4に入力されてO
Rゲート4の出力が奇数分周の出力として奇偶出力選択
回路5bを経て出力端子8に出力される。一方、n分周
のときにでnが偶数のときには、m=n/2とQ出力選
択回路5aがフリップフロップFFmのQ出力を選択
し、*Q出力選択回路14がフリップフロップFFmの
*Q出力を選択する。そして、Q出力選択回路5aによ
り選択されたフリップフロップのQ出力は、単に奇偶出
力選択回路5bを経て出力端子8に出力される。
は、m=(n+1)/2とすると、Q出力選択回路5a
がフリップフロップFFmのQ出力を選択し、*Q出力
選択回路14がフリップフロップFFm-1とフリップフ
ロップFFmの*Q出力を選択する。そして、Q出力選
択回路5aにより選択されたフリップフロップのQ出力
は、フリップフロップ2とORゲート4に入力されてO
Rゲート4の出力が奇数分周の出力として奇偶出力選択
回路5bを経て出力端子8に出力される。一方、n分周
のときにでnが偶数のときには、m=n/2とQ出力選
択回路5aがフリップフロップFFmのQ出力を選択
し、*Q出力選択回路14がフリップフロップFFmの
*Q出力を選択する。そして、Q出力選択回路5aによ
り選択されたフリップフロップのQ出力は、単に奇偶出
力選択回路5bを経て出力端子8に出力される。
【0016】次に、レジスタ2にセットされたデータが
11分周を示す場合と12分周を示す場合を例としてそ
の具体的な動作を説明する。図2は、11分周のデータ
がセットされた場合の等価回路である。この図では、デ
コーダ13に選択された*Q出力選択回路14とゲート
論理選択回路15とによる回路は、フリップフロップF
F5とFF6の*Q出力を受けるANDゲート15aとし
て表されている。また、奇数分周の場合には、ORゲー
ト4の出力が選択されることからQ出力選択回路5aの
接続は、単に、ORゲート4に入力されるだけの関係に
なっている。さらに、奇数分周の出力として奇偶出力選
択回路5bがORゲート4の出力を選択するので、この
図では、奇偶出力選択回路5bを省略してORゲート4
の出力を出力端子8に直接接続してある。
11分周を示す場合と12分周を示す場合を例としてそ
の具体的な動作を説明する。図2は、11分周のデータ
がセットされた場合の等価回路である。この図では、デ
コーダ13に選択された*Q出力選択回路14とゲート
論理選択回路15とによる回路は、フリップフロップF
F5とFF6の*Q出力を受けるANDゲート15aとし
て表されている。また、奇数分周の場合には、ORゲー
ト4の出力が選択されることからQ出力選択回路5aの
接続は、単に、ORゲート4に入力されるだけの関係に
なっている。さらに、奇数分周の出力として奇偶出力選
択回路5bがORゲート4の出力を選択するので、この
図では、奇偶出力選択回路5bを省略してORゲート4
の出力を出力端子8に直接接続してある。
【0017】さて、11分周でかつデューティ比50%
のクロックを得るためには、入力クロックCLKに対し
て5.5クロック期間分“H”で、5.5クロック期間
分“L”の信号を得ればよい。まず、ジョンソンカウン
タ1において、入力クロックCLK、5クロック期間分
“H”で、6クロック分“L”のパルスを生成する。そ
のために、フリップフロップFF5の*Q出力とフリッ
プフロップFF6の*Q出力の論理積をANDゲート1
5aにより採って、これの出力を初段のフリップフロッ
プFF1のセット側入力に帰還する。これにより、フリ
ップフロップFF1〜FF6の各段のQ出力は、図3
(a)の入力クロックCLKに対して(b)〜(g)に
示す波形になる。
のクロックを得るためには、入力クロックCLKに対し
て5.5クロック期間分“H”で、5.5クロック期間
分“L”の信号を得ればよい。まず、ジョンソンカウン
タ1において、入力クロックCLK、5クロック期間分
“H”で、6クロック分“L”のパルスを生成する。そ
のために、フリップフロップFF5の*Q出力とフリッ
プフロップFF6の*Q出力の論理積をANDゲート1
5aにより採って、これの出力を初段のフリップフロッ
プFF1のセット側入力に帰還する。これにより、フリ
ップフロップFF1〜FF6の各段のQ出力は、図3
(a)の入力クロックCLKに対して(b)〜(g)に
示す波形になる。
【0018】ANDゲート15aの出力は、クロックC
LKが5個入力されたときにフリップフロップFF5の
*Q出力が“0”になるので、“0”になる。これによ
り分周される“H”の期間が5クロック分になる。次に
ANDゲート15aの出力が“1”になるのは、フリッ
プフロップFF5とフリップフロップFF6とがともに
“0”にセットされたときである。このときにそれぞれ
の*Q出力は“1”になってANDゲート15aの出力
は“1”になる。そこで、入力クロックCLKが6クロ
ック入った後である。その結果、フリップフロップFF
1〜FF6の各段のQ出力は、“H”期間が5クロック分
で、“L”期間が6クロック分のパルスになる。“L”
期間が1クロック分多い(図3(b)〜(g)参照)。
LKが5個入力されたときにフリップフロップFF5の
*Q出力が“0”になるので、“0”になる。これによ
り分周される“H”の期間が5クロック分になる。次に
ANDゲート15aの出力が“1”になるのは、フリッ
プフロップFF5とフリップフロップFF6とがともに
“0”にセットされたときである。このときにそれぞれ
の*Q出力は“1”になってANDゲート15aの出力
は“1”になる。そこで、入力クロックCLKが6クロ
ック入った後である。その結果、フリップフロップFF
1〜FF6の各段のQ出力は、“H”期間が5クロック分
で、“L”期間が6クロック分のパルスになる。“L”
期間が1クロック分多い(図3(b)〜(g)参照)。
【0019】フリップフロップ2は、入力クロックCL
Kをインバータ3を介してトリガーとして受けて、入力
クロックCLKの立下がり、すなわち、インバータ3の
立上がり出力でジョンソンカウンタ1の出力をラッチす
る。入力クロックCLKが入力されても、ジョンソンカ
ウンタ1の出力が“L”のときには、“L”をラッチ
し、“H”のときには“H”をそれぞれ半クロック分遅
れてラッチする。これにより、フリップフロップ2の出
力は、ジョンソンカウンタ1の出力を半クロック分遅ら
せた、図3(h)の波形になる。すなわち、インバータ
3は、入力クロックCLKの1周期において、その中央
の位置でドリガー信号を生成するために挿入されている
ものであって、これによりインバータ3とフリップフロ
ップ2とは、ジョンソンカウンタ1の出力を半クロック
分遅らせる遅延回路を構成している。ORゲート4は、
ジョンソンカウンタ1の出力とフリップフロップ2のQ
出力とを受けて、ジョンソンカウンタ1の出力とフリッ
プフロップ2のQ出力における“H”の期間の論理和を
採る回路である。これにより、ORゲート4の出力は、
5クロック分+入力クロックCLKの1/2周期分の
“H”期間を持つ出力となり、結果として“L”の出力
も5.5クロック分になる。その結果、5.5クロック
分“H”と5.5クロック分“L”の11分周されたデ
ューティ比50%の出力を得ることができる。
Kをインバータ3を介してトリガーとして受けて、入力
クロックCLKの立下がり、すなわち、インバータ3の
立上がり出力でジョンソンカウンタ1の出力をラッチす
る。入力クロックCLKが入力されても、ジョンソンカ
ウンタ1の出力が“L”のときには、“L”をラッチ
し、“H”のときには“H”をそれぞれ半クロック分遅
れてラッチする。これにより、フリップフロップ2の出
力は、ジョンソンカウンタ1の出力を半クロック分遅ら
せた、図3(h)の波形になる。すなわち、インバータ
3は、入力クロックCLKの1周期において、その中央
の位置でドリガー信号を生成するために挿入されている
ものであって、これによりインバータ3とフリップフロ
ップ2とは、ジョンソンカウンタ1の出力を半クロック
分遅らせる遅延回路を構成している。ORゲート4は、
ジョンソンカウンタ1の出力とフリップフロップ2のQ
出力とを受けて、ジョンソンカウンタ1の出力とフリッ
プフロップ2のQ出力における“H”の期間の論理和を
採る回路である。これにより、ORゲート4の出力は、
5クロック分+入力クロックCLKの1/2周期分の
“H”期間を持つ出力となり、結果として“L”の出力
も5.5クロック分になる。その結果、5.5クロック
分“H”と5.5クロック分“L”の11分周されたデ
ューティ比50%の出力を得ることができる。
【0020】このように、入力クロックの半周期分の遅
延すべきパルスをフリップフロップ2によりジョンソン
カウンタ1の出力信号を入力クロックCLKの1周期の
中央位置の信号においてラッチすることで発生し、ジョ
ンソンカウンタ1の出力信号がなくなった場合にこの出
力を半周期分延ばす出力をフリップフロップ2から得
る。この例では、“H”が入力クロックの1クロック分
少ない期間であるので、正論理としてORゲートの論理
回路によりラッチ回路の出力の期間とジョンソンカウン
タの出力の期間との論理和の出力を得ている。
延すべきパルスをフリップフロップ2によりジョンソン
カウンタ1の出力信号を入力クロックCLKの1周期の
中央位置の信号においてラッチすることで発生し、ジョ
ンソンカウンタ1の出力信号がなくなった場合にこの出
力を半周期分延ばす出力をフリップフロップ2から得
る。この例では、“H”が入力クロックの1クロック分
少ない期間であるので、正論理としてORゲートの論理
回路によりラッチ回路の出力の期間とジョンソンカウン
タの出力の期間との論理和の出力を得ている。
【0021】図4は、12分周のデータがセットされた
場合の等価回路である。この図では、デコーダ13に選
択された*Q出力選択回路14とゲート論理選択回路1
5とによる回路は、フリップフロップFF6の*Q出力
を受けるバッファ15bとして表されている。また、偶
数分周の場合には、Q出力選択回路5aがフリップフロ
ップFF6のQ出力を選択することからフリップフロッ
プFF6のQ出力をそのまま出力端子8に直接接続して
ある。この回路では、通常のジョンソンカウンタの段数
分のクロック分、“H”と“L”に交互になるものであ
って、入力クロックCLKの6クロック分の最初に初段
のフリップフロップFF1に“1”が入力されて“H”
の出力が出力され、その後に、初段のフリップフロップ
FF1に“0”が入力されて“L”の出力が6クロック
分続いて、また、最初の状態に戻ることが繰り返され
る。その結果、フリップフロップFF6の出力は、図3
(j)の波形になる。
場合の等価回路である。この図では、デコーダ13に選
択された*Q出力選択回路14とゲート論理選択回路1
5とによる回路は、フリップフロップFF6の*Q出力
を受けるバッファ15bとして表されている。また、偶
数分周の場合には、Q出力選択回路5aがフリップフロ
ップFF6のQ出力を選択することからフリップフロッ
プFF6のQ出力をそのまま出力端子8に直接接続して
ある。この回路では、通常のジョンソンカウンタの段数
分のクロック分、“H”と“L”に交互になるものであ
って、入力クロックCLKの6クロック分の最初に初段
のフリップフロップFF1に“1”が入力されて“H”
の出力が出力され、その後に、初段のフリップフロップ
FF1に“0”が入力されて“L”の出力が6クロック
分続いて、また、最初の状態に戻ることが繰り返され
る。その結果、フリップフロップFF6の出力は、図3
(j)の波形になる。
【0022】ところで、以上の奇数分周は、ジョンソン
カウンタ1の出力として“H”の期間を入力クロックC
LKの5クロック分とし、“L”の期間を6クロック分
としているが、ANDゲート15aをORゲートに変更
すれば、“H”と“L”とが入れ替わり、“H”の期間
が入力クロックCLKの6クロック分となり、“L”の
期間が5クロック分になる。このような場合には、OR
ゲート4をANDゲートに変えればよい。すなわち、
“L”が入力クロックの1クロック分少ない期間のとき
には、負論理としてANDゲートの論理回路によりフリ
ップフロップ2の出力とジョンソンカウンタ1の出力と
の論理和の出力を得ることで、これらの期間の論理和加
算をすることができ、フリップフロップ2が“L”をラ
ッチしているときに、1/2周期分“L”の期間を延ば
すことができる。
カウンタ1の出力として“H”の期間を入力クロックC
LKの5クロック分とし、“L”の期間を6クロック分
としているが、ANDゲート15aをORゲートに変更
すれば、“H”と“L”とが入れ替わり、“H”の期間
が入力クロックCLKの6クロック分となり、“L”の
期間が5クロック分になる。このような場合には、OR
ゲート4をANDゲートに変えればよい。すなわち、
“L”が入力クロックの1クロック分少ない期間のとき
には、負論理としてANDゲートの論理回路によりフリ
ップフロップ2の出力とジョンソンカウンタ1の出力と
の論理和の出力を得ることで、これらの期間の論理和加
算をすることができ、フリップフロップ2が“L”をラ
ッチしているときに、1/2周期分“L”の期間を延ば
すことができる。
【0023】以上説明したきたが、実施例では、11分
周の奇数分周と12分周の偶数分周の例を挙げている
が、ジョンソンカウンタのフリップフロップの段数を増
減すれば、それに応じた奇数分周,偶数分周ができるこ
とはもちろんである。また、*Q出力選択回路14は、
1段のフリップフロップの*Q出力あるいは前後2つの
フリップフロップの*Q出力を選択する例を挙げている
が、どの段の*Q出力とどの2段の*Q出力を選択する
かの組み合わせは、任意であって、選択する分周率に応
じて選択するフリップフロップの*Q出力を設定する分
周率に応じたいずれかのフリップフロップから得ればよ
い。したがって、この発明は、実施例のように、連続的
に各段の*Q出力を選択するような構成に限定されるも
のではない。
周の奇数分周と12分周の偶数分周の例を挙げている
が、ジョンソンカウンタのフリップフロップの段数を増
減すれば、それに応じた奇数分周,偶数分周ができるこ
とはもちろんである。また、*Q出力選択回路14は、
1段のフリップフロップの*Q出力あるいは前後2つの
フリップフロップの*Q出力を選択する例を挙げている
が、どの段の*Q出力とどの2段の*Q出力を選択する
かの組み合わせは、任意であって、選択する分周率に応
じて選択するフリップフロップの*Q出力を設定する分
周率に応じたいずれかのフリップフロップから得ればよ
い。したがって、この発明は、実施例のように、連続的
に各段の*Q出力を選択するような構成に限定されるも
のではない。
【0024】また、実施例では、ジョンソンカウンタの
最終段の出力を受けてフリップフロップによりデューテ
ィ比50%の奇数分周クロックを得るようにしている
が、図3の波形から理解できるように、ジョンソンカウ
ンタの出力は、最終段に限定されるものではなく、いず
れの段からの出力であってもよいことはもちろんであ
る。さらに、ジョンソンカウンタの出力を遅延する遅延
回路として、実施例では、フリップフロップのラッチ回
路と入力クロックCLKを受けてラッチ信号を発生する
インバータとにより構成しているが、遅延回路は、この
ような回路に限定されるものではない。
最終段の出力を受けてフリップフロップによりデューテ
ィ比50%の奇数分周クロックを得るようにしている
が、図3の波形から理解できるように、ジョンソンカウ
ンタの出力は、最終段に限定されるものではなく、いず
れの段からの出力であってもよいことはもちろんであ
る。さらに、ジョンソンカウンタの出力を遅延する遅延
回路として、実施例では、フリップフロップのラッチ回
路と入力クロックCLKを受けてラッチ信号を発生する
インバータとにより構成しているが、遅延回路は、この
ような回路に限定されるものではない。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたが、この発明にあって
は、ジョンソンカウンタを利用することで、デューティ
比が50%の入力クロックに応じて動作しHIGHレベ
ルの期間とLOWレベルの期間が等しい出力パルスと、
HIGHレベルの期間とLOWレベルのいずれかの期間
が入力クロックの1クロック分少ない出力パルスとを選
択的に得るようにし、1クロック分少ない出力パルスを
選択したときには、この出力パルスを入力クロックの半
周期分に対応する分遅延させて、遅延前の出力との論理
和を採ってデューティ比が50%の奇数分周クロックを
得るものであり、また、HIGHレベルの期間とLOW
レベルの期間が等しいパルスの出力パルスを選択するこ
とにより偶数分周クロックを得ることができる。その結
果、デューティ比50%の偶数、奇数クロックを簡単な
回路で得ることができ、外付けのコンデンサ等が不要で
IC化に適した偶数、奇数分周クロック発生回路が実現
できる。
は、ジョンソンカウンタを利用することで、デューティ
比が50%の入力クロックに応じて動作しHIGHレベ
ルの期間とLOWレベルの期間が等しい出力パルスと、
HIGHレベルの期間とLOWレベルのいずれかの期間
が入力クロックの1クロック分少ない出力パルスとを選
択的に得るようにし、1クロック分少ない出力パルスを
選択したときには、この出力パルスを入力クロックの半
周期分に対応する分遅延させて、遅延前の出力との論理
和を採ってデューティ比が50%の奇数分周クロックを
得るものであり、また、HIGHレベルの期間とLOW
レベルの期間が等しいパルスの出力パルスを選択するこ
とにより偶数分周クロックを得ることができる。その結
果、デューティ比50%の偶数、奇数クロックを簡単な
回路で得ることができ、外付けのコンデンサ等が不要で
IC化に適した偶数、奇数分周クロック発生回路が実現
できる。
【図1】図1は、この発明の偶数奇数分周回路をプログ
ラマブル分周回路に適用した一実施例の回路図である。
ラマブル分周回路に適用した一実施例の回路図である。
【図2】図2は、プログラマブル分周回路を11分周に
設定した場合の説明図である。
設定した場合の説明図である。
【図3】図3は、図2における11分周の場合の分周ク
ロック発生動作のタイミングチャートである。
ロック発生動作のタイミングチャートである。
【図4】図4は、プログラマブル分周回路を12分周に
設定した場合の説明図である。
設定した場合の説明図である。
10…分周回路、1…ジョンソンカウンタ、2…FF1
〜FF6、3…フリップフロップ、3…インバータ、4
…ORゲート、5a…Q出力選択回路、5b…奇偶出力
選択回路、10…プログラマブル分周回路、11…分周
率設定回路、12…レジスタ、13…デコーダ、14…
*Q出力選択回路、15…ゲート論理選択回路、15a
…ANDゲート、15b…バッファ、16…バス。
〜FF6、3…フリップフロップ、3…インバータ、4
…ORゲート、5a…Q出力選択回路、5b…奇偶出力
選択回路、10…プログラマブル分周回路、11…分周
率設定回路、12…レジスタ、13…デコーダ、14…
*Q出力選択回路、15…ゲート論理選択回路、15a
…ANDゲート、15b…バッファ、16…バス。
Claims (2)
- 【請求項1】後段出力を初段入力に帰還させる第1の論
理回路を有し、実質的にデューティ比が50%の入力ク
ロックに応じて動作してHIGHレベルの期間とLOW
レベルの期間が等しいパルスの出力を発生するジョンソ
ンカウンタと、 このジョンソンカウンタに設けられ、HIGHレベルの
期間とLOWレベルのいずれかの期間が前記入力クロッ
クの1クロック分少ないパルスの出力を発生させるため
に前記後段出力を前記初段入力に帰還する第2の論理回
路と、 制御信号に応じて前記第1の論理回路および前記第2の
論理回路のいずれか一方を有効とする選択回路と、 前記ジョンソンカウンタの出力と前記入力クロックとを
受けて前記ジョンソンカウンタの出力に対して前記入力
クロックの半周期分遅延した出力を発生する遅延回路
と、 この遅延回路の出力と前記ジョンソンカウンタの出力と
を受けて前記ジョンソンカウンタの出力のうち前記入力
クロックの1クロック分少ない期間の信号部分について
前記遅延回路の出力と前記ジョンソンカウンタの出力と
の論理和の出力を発生する第3の論理回路とを備え、前
記制御信号に応じて前記第1の論理回路を有効として前
記後段出力から前記入力クロックを偶数分周したパルス
を得、かつ、前記制御信号に応じて前記第2の論理回路
を有効として前記第3の論理回路から前記入力クロック
を奇数分周したパルスを得る偶数奇数分周回路。 - 【請求項2】前記遅延回路は、ラッチ回路とインバータ
とからなり、前記ラッチ回路が前記インバータの出力を
受けて前記入力クロック1周期の中央位置において前記
ジョンソンカウンタの出力をラッチする請求項1記載の
偶数奇数分周回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9095033A JPH10276083A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 偶数奇数分周回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9095033A JPH10276083A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 偶数奇数分周回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10276083A true JPH10276083A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=14126784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9095033A Pending JPH10276083A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 偶数奇数分周回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10276083A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100336756B1 (ko) * | 1999-09-08 | 2002-05-16 | 박종섭 | 클럭 분주 회로 |
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