JP4176720B2 - 同期制御装置および同期制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システムを構成する装置間(例えば、CPU(Central Processing Unit)と主記憶装置との間)でクロック同期をとるための同期制御装置および同期制御方法に関するものであり、特に、異なる周波数で動作する装置間でクロック同期をとり、シリアル転送等を行うための同期制御装置および同期制御方法に関するものである。
第7図は、従来の情報処理システムの構成を示すブロック図である。同図に示した情報処理システムは、クロック制御装置10、装置20および装置30から構成されている。クロック制御装置10は、第8図に示した所定のタイミングのクロック信号CLを生成し、これを装置20および装置30へ供給する。
装置20は、例えば、主記憶装置であり、クロック制御装置10からのクロック信号CLで動作する。一方、装置30は、例えば、CPUであり、同クロック信号CLで動作する。
このように、同図に示した情報処理システムでは、装置20および装置30が同一の周波数のクロック信号CLで動作し、同期がとられた状態とされる。この同期を利用して、装置20と装置30との間では信号やデータのシリアル転送が行われる。
装置20において、カウンタ21は、1ビットカウンタであり、第8図に示したように、1周期分のクロック信号CLが入力される毎にカウントされ、0と1とを交互に出力する。
アンド回路22は、カウンタ21の出力と信号Aとのアンドをとる。アンド回路23は、カウンタ21の出力がノット回路24により反転されたものと、信号Bとのアンドをとる。信号Aおよび信号Bは、装置20と装置30との間でシリアル転送される信号である。
オア回路25は、アンド回路22の出力とアンド回路23の出力とのオアをとる。FF(フリップフロップ)回路26は、クロック制御装置10からクロック信号CLにより制御され、オア回路25の出力を記憶する回路である。このFF回路26は、装置30のFF回路32とのシリアル転送に用いられる。FF回路26からは、第8図に示したように、クロック信号CLに同期して、信号Bと信号Aとが交互に出力される。
一方、装置30において、カウンタ31は、1ビットカウンタであり、第8図に示したように、カウンタ21と同期がとられた状態で、1周期分のクロック信号CLが入力される毎にカウントされ、0と1とを交互に出力する。
FF回路32は、装置20のFF回路26に対応して設けられており、クロック制御装置10からのクロック信号CLにより制御され、FF回路26の出力を記憶する回路である。このFF回路32からは、第8図に示したように、クロック信号CLに同期して、信号Bと信号Aとが交互に出力される。
アンド回路33は、カウンタ31の出力とFF回路32の出力(信号Aまたは信号B)とのアンドをとる。アンド回路34は、カウンタ31の出力がノット回路35により反転されたものと、FF回路32の出力(信号Aまたは信号B)とのアンドをとる。
FF回路36は、クロック制御装置10からクロック信号CLにより制御され、アンド回路33の出力を記憶する回路である。このFF回路36からは、第8図に示したように、信号A’が出力される。FF回路37は、同クロック信号CLにより制御され、アンド回路34の出力を記憶する回路である。このFF回路37からは、第8図に示したように、信号B’が出力される。
ところで、前述したように従来の情報処理システムにおいては、第7図に示した装置20と装置30とで同一周波数のクロック信号CLで同期が取られたことが前提となってシリアル転送が行われていた。
しかしながら、装置20と装置30とで異なる周波数のクロック信号を使った場合(例えば、装置30のクロック信号の周波数を高くする)には、シリアル転送を行うことが困難になるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、クロック信号の周波数が異なる場合であっても、装置間でデータ通信を容易に行うことができる同期制御装置および同期制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の装置へ供給される基準クロック信号により動作する情報処理システムに適用される同期制御装置であって、前記複数の装置のうち一つの装置に供給される基準クロック信号から高周波クロック信号を生成する生成手段と、前記高周波クロック信号に基づいて動作し、前記基準クロック信号を複数のレジスタにシフト保持するシフト保持手段と、前記複数のレジスタの状態の組合せに基づいて、前記基準クロック信号と前記高周波クロック信号との同期をとる同期手段と、前記同期手段での同期情報に基づいて、前記一つの装置と他の装置との間でデータ通信を行う通信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、複数の装置へ供給される基準クロック信号により動作する情報処理システムに適用される同期制御方法であって、前記複数の装置のうち一つの装置に供給される基準クロック信号から高周波クロック信号を生成する生成工程と、前記高周波クロック信号に基づいて動作し、前記基準クロック信号を複数のレジスタにシフト保持するシフト保持工程と、前記複数のレジスタの状態の組合せに基づいて、前記基準クロック信号と前記高周波クロック信号との同期をとる同期工程と、前記同期工程での同期情報に基づいて、前記一つの装置と他の装置との間でデータ通信を行う通信工程と、を備えたことを特徴とする。
かかる発明によれば、基準クロック信号の周波数が逓倍された高周波クロック信号に基づいて動作し、基準クロック信号をシフト保持し、この保持内容に基づいて、基準クロック信号と高周波クロック信号との同期をとり、同期情報に基づいて、一つの装置と他の装置との間でデータ通信を行うこととしたので、クロック信号の周波数が異なる場合であっても、装置間でデータ通信を容易に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明にかかる一実施の形態について詳細に説明する。
第1図は、本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。同図に示した情報処理システム100は、クロック制御装置200、複数の装置a、・・・、装置yから構成されている。
クロック制御装置200は、所定のタイミングの基準クロック信号clock-a〜yを生成し、これらを装置a〜装置yへそれぞれ供給する。基準クロック信号clock-a〜yのそれぞれは、同一の周波数とされている。基準クロック信号clock-aは、装置aへ供給される。以下同様にして、基準クロック信号clock-yは、装置yへ供給される。
また、クロック制御装置200は、クロック信号のストップ制御を行うためのストップ信号stop-a〜y(第3図参照)を生成し、これらを装置a〜装置yへそれぞれ供給する。ストップ信号stop-aは、装置aへ供給される。以下同様にして、ストップ信号stop-yは、装置yへ供給される。
装置aは、例えば、CPUであり、クロック制御装置200から供給される基準クロック信号clock-aの周波数をN逓倍し、このN逓倍されたクロック信号pll-fr-clockに基づいて動作する。
一方、装置yは、例えば、主記憶装置であり、クロック制御装置200からの基準クロック信号clock-yで動作する。このように、情報処理システム100においては、装置aと装置yとが異なる周波数のクロック信号で動作している。従って、このままの状態では、装置aと装置yとの間で同期がとられないため、シリアル転送ができない。
そこで、一実施の形態では、装置a側に、装置aと装置yとの間で同期をとるための同期手段が設けられており、異なる周波数のクロック信号の環境下においてもシリアル転送を可能としている。
装置aにおいて、アンド回路300は、クロック制御装置200からの基準クロック信号clock-aとデフォルト信号”1”とのアンドをとり、クロック信号fr-clock-a(第2図および第3図参照)を生成する。
カウンタ301は、1周期分のクロック信号fr-clock-aが入力される毎にカウントし、Ntau-FR-CNTR<0>(第2図では、2tau-FR-CNTR<0>)を出力する。周波数逓倍回路302は、基準クロック信号clock-aの周波数をN逓倍(以下では、2逓倍として説明)する。
アンド回路303は、周波数逓倍回路302の出力と、ccr(clock control register)の出力がノット回路304により反転されたものとのアンドをとり、クロック信号pll-fr-clock(第2図および第3図参照)を出力する。
レジスタ3040 〜304x は、x段のシフトレジスタを構成しており、第2図に示したクロック信号pll-fr-clockに同期して動作し、カウンタ301の出力(2tau-FR-CNTR<0>)をシフト保持する。
クリア回路305は、後述する条件を満たした場合にカウンタ306をクリアする回路である。カウンタ306は、クロック信号pll-fr-clockをカウントする。アンド回路310は、クロック制御装置200からの基準クロック信号clock-aと、ストップ信号stop-aがノット回路311により反転されたものとのアンドをとり、クロック信号gt-clock-a(第3図参照)を生成する。
カウンタ312は、1周期分のクロック信号gt-clock-aが入力される毎にカウントし、Ntau-GT-CNTR<0>(第3図では、2tau-GT-CNTR<0>)を出力する。
レジスタ3130 〜313x は、x段のシフトレジスタを構成しており、第3図に示したクロック信号pll-fr-clockに同期して動作し、カウンタ312の出力(2tau-GT-CNTR<0>)をシフト保持する。
ストップ回路314は、装置aで用いられているクロック信号pll-gt-clockと、装置yで用いられているクロック信号gt-clock-yとの同期をとる場合に用いられる回路である。
アンド回路315は、ストップ回路314からのストップ信号stop-gt-a(第3図参照)がノット回路316により反転されたものと、周波数逓倍回路302の出力とのアンドをとり、クロック信号pll-gt-clock(第3図参照)を出力する。カウンタ317は、クロック信号pll-gt-clockをカウントし、カウント結果を1tau-GT-CNTR<0:m>(第3図では、1tau-GT-CNTR<0:1>)とする。
装置yにおいて、アンド回路400は、クロック制御装置200からの基準クロック信号clock-yとデフォルト信号”1”とのアンドをとり、クロック信号fr-clock-y(第2図および第3図参照)を生成する。
カウンタ401は、1周期分のクロック信号fr-clock-yが入力される毎にカウントし、Ntau-FR-xxxxを出力する。
アンド回路410は、クロック制御装置200からの基準クロック信号clock-yと、ストップ信号stop-yがノット回路411により反転されたものとのアンドをとり、クロック信号gt-clock-yを生成する。カウンタ412は、1周期分のクロック信号gt-clock-yが入力される毎にカウントし、Ntau-GT-xxxxを出力する。
つぎに、第2図を参照して、一実施の形態における第1の同期動作について説明する。この第1の同期動作は、第1図に示した装置aで用いられているクロック信号pll-fr-clockと、装置yで用いられているクロック信号fr-clock-y(基準クロック信号clock-y)との同期をとるための動作である。
第2図に示したように、クロック信号pll-fr-clockは、基準クロック信号clock-aが2逓倍されたものである。この状態で、カウンタ301からの出力2tau-FR-CNTR<0>は、クロック信号pll-fr-clockに同期して、レジスタ3040 および3041(2逓倍のため二つのレジスタが使用される)に順次シフト保持される。
すなわち、レジスタ3040 の保持データは、第2図に示した1tau-FR-SHIFT0<0>である。また、レジスタ3041 の保持データは、第2図に示した1tau-FR-SHIFT1<0>である。これらの保持データは、C0およびC1として、クリア回路305に入力される。
1tau-FR-SHIFT0(C0)が「1」かつ1tau-FR-SHIFT1(C1)が「1」の条件になると、第2図に「*1」で示したように、クリア回路305は、カウンタ306をクリアし、1tau-FR-CNTR<0:1>を「0」にする。このタイミングが同期の起点となる。
以後、1tau-FR-SHIFT0(C0)が「1」かつ1tau-FR-SHIFT1(C1)が「1」の条件になると、第2図に「*2」で示したように、同期信号E(第1図参照)がチェックされる。この同期信号Eは、1tau-FR-CNTR<0:1>が「3」になるタイミングであり、クロック信号fr-clock-yに同期している。
これにより、装置aで用いられているクロック信号pll-fr-clockと、装置yで用いられているクロック信号fr-clock-yとの同期がとられ、装置aと装置yとの間でシリアル転送が可能となる。
つぎに、第3図を参照して、一実施の形態における第2の同期動作について説明する。この第2の同期動作は、第1図に示した装置aで用いられているクロック信号pll-gt-clockと、装置yで用いられているクロック信号gt-clock-y(ストップ信号stop-y)との同期をとるための動作である。
第3図に示したように、クロック信号pll-gt-clockは、クロック信号gt-clock-aが2逓倍されたものである。この状態で、クロック制御装置200から第3図に示したゲート幅を有するストップ信号stop-aが、装置aのノット回路311を経由してアンド回路310に入力されると、アンド回路310からは、第3図に示したgt-clock-aが出力される。このgt-clock-aは、ストップ信号stop-aのゲート幅に含まれるクロック信号fr-clock-a(clock-a)に対応している。
また、クロック制御装置200から第3図に示したゲート幅を有するストップ信号stop-yが、装置yのノット回路411を経由してアンド回路410に入力されると、アンド回路410からは、第3図に示したクロック信号gt-clock-yが出力される。
そして、装置aにおいて、カウンタ312からの出力2tau-GT-CNTR<0>は、クロック信号pll-fr-clockに同期して、レジスタ3130 および3131(2逓倍のため二つのレジスタが使用される)に順次シフト保持される。
すなわち、レジスタ3130 の保持データは、第3図に示した1tau-GT-SHIFT0である。また、レジスタ3131 の保持データは、第3図に示した1tau-GT-SHIFT1である。これらの保持データは、D0およびD1として、ストップ回路314に入力される。このストップ回路314には、カウンタ306からの同期信号E(1tau-FR-CNTR<1>)が入力される。
ストップ回路314は、同期信号Eが入力されるタイミング、すなわち、第3図に示した1tau-FR-CNTR<1>が「0」のタイミングで、1tau-GT-SHIFT0および1tau-GT-SHIFT1の変化点を監視する。
つまり、1tau-GT-SHIFT0(D0)が「0」(または「1」)かつ1tau-GT-SHIFT1(D1)が「1」(または「0」)という条件(すなわち、1tau-GT-SHIFT0(D0)≠1tau-GT-SHIFT1(D1))になると、ストップ回路314は、第3図に「*1」で示したように、「C」(チェンジ)を認識する。
ここで、ストップ回路314は「C」(チェンジ)を認識した際に、ストップ信号stop-gt-aが「1」である場合、ストップ信号stop-gt-aをリセット(1から0)する。
また、ストップ回路314は、1tau-GT-SHIFT0(D0)が「0」(または1」)かつ1tau-GT-SHIFT1(D1)が「0」(または「1」)である条件(すなわち、1tau-GT-SHIFT0(D0)=1tau-GT-SHIFT1(D1))になると、第3図に「*2」で示したように、「H」(ホールド)を認識する。
ここで、ストップ回路314は「H」(ホールド)を認識した際に、ストップ信号stop-gt-aが「0」である場合、ストップ信号stop-gt-aをセット(0から1)する。
アンド回路315からは、第3図に示したクロック信号pll-gt-clockが出力される。このクロック信号pll-gt-clockは、装置yで用いられているクロック信号gt-clock-yとの同期がとられている。また、カウンタ317からは、第3図に示した1tau-GT-CNTR<0:1>が出力される。
第4図(a)は、第1図に示したストップ回路314におけるクロック単位制御回路の構成を示す図である。この図に示したクロック単位制御回路は、第4図(b)に示した動作を行い、ラッチ回路320、アンド回路321、ラッチ回路322、ラッチ回路323、アンド回路324、ノット回路325、アンド回路326およびオア回路327から構成されている。
さて、上述においては、第1の同期動作(第2図参照)および第2の同期動作(第3図)により、装置aと装置yとの間で同期をとる例について説明したが、この同期をシリアル転送に利用できることは言うまでもない。
第1図に示した装置aと装置yとの間でシリアル転送を行う場合には、第5図に示した構成を装置aおよび装置y(第1図参照)に設ければよい。同図において、第1図および第7図の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。
同図に示した装置yは、前述したように、クロック制御装置200から供給される基準クロック信号clock-yで動作する。一方、装置aは、周波数逓倍回路330により基準クロック信号clock-aがN逓倍されたクロック信号pll-fr-clockで動作する。周波数逓倍回路330は、周波数逓倍回路302(第1図参照)に対応している。
装置yにおいて、カウンタ420は、第6図に示したように基準クロック信号clock-yをカウントし、第1図に示したカウンタ401に対応している。装置aにおいて、カウンタ340は、第6図に示したように、クロック信号pll-fr-clockをカウントし、第1図に示したカウンタ306に対応している。このカウンタ420とカウンタ340とは、前述した第1の同期動作により、同期がとられている。
FF回路26は、基準クロック信号clock-yにより制御され、オア回路25の出力を記憶する回路である。このFF回路26は、装置aのFF回路32とのシリアル転送に用いられる。FF回路26からは、第6図に示したように、信号Bと信号Aとが交互に出力される。
一方、装置aにおいて、FF回路32は、装置yのFF回路26に対応して設けられており、FF回路26の出力を記憶する回路である。このFF回路32からは、第6図に示したように、信号B、信号Bと信号A、信号Aとが交互に出力される。
FF回路36からは、第6図に示したように、信号A’が出力される。FF回路37からは、第6図に示したように、信号B’が出力される。
以上説明したように、一実施の形態によれば、装置a内において、基準クロック信号clock-aの周波数が逓倍されたクロック信号pll-fr-clockに基づいて動作し、基準クロック信号clock-aに対応するシフトレジスタ(レジスタ3040 〜304x )の保持内容に基づいて、装置yで用いられる基準クロック信号clock-yとクロック信号pll-fr-clockとの同期をとり、同期情報に基づいて、装置aと装置yとの間でシリアル転送を行うこととしたので、クロック信号の周波数が異なる場合であっても、装置間でデータ通信を容易に行うことができる。
また、一実施の形態によれば、クロック制御装置200から供給されるストップ信号stop-a〜yに基づいて、装置a内におけるクロック信号pll-fr-clockを停止させるタイミングと、装置y内における基準クロック信号clock-yを停止させるタイミングとの同期をとることとしたので、クロック信号の周波数が異なる場合であっても、装置間で停止のタイミングを図ることができる。
また、一実施の形態によれば、クロック信号pll-fr-clockの分解能にあわせて同期をとることとしたので、よりきめ細かい同期制御を行うことができる。
以上本発明にかかる一実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
以上説明したように、本発明によれば、基準クロック信号の周波数が逓倍された高周波クロック信号に基づいて動作し、基準クロック信号をシフト保持し、この保持内容に基づいて、基準クロック信号と高周波クロック信号との同期をとり、同期情報に基づいて、一つの装置と他の装置との間でデータ通信を行うこととしたので、クロック信号の周波数が異なる場合であっても、装置間でデータ通信を容易に行うことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、外部から供給される停止情報に基づいて、一つの装置内における高周波クロック信号を停止させるタイミングと、他の装置内における基準クロック信号を停止させるタイミングとの同期をとることとしたので、クロック信号の周波数が異なる場合であっても、装置間で停止のタイミングを図ることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、高周波クロック信号の分解能にあわせて同期をとることとしたので、よりきめ細かい同期制御を行うことができるという効果を奏する。
以上のように、本発明にかかる同期制御装置および同期制御方法は、異なる周波数のクロック信号を用いてそれぞれ動作する複数の装置からなる情報処理システムにおける装置間のシリアル転送に対して有用である。
第1図は、本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。 第2図は、同一実施の形態における第1の同期動作を説明するタイミングチャートである。 第3図は、同一実施の形態における第2の同期動作を説明するタイミングチャートである。 第4図は、第1図に示したストップ回路314におけるクロック単位制御回路の構成および動作を説明する図である。 第5図は、同一実施の形態におけるシリアル転送を説明するブロック図である。 第6図は、同一実施の形態におけるシリアル転送を説明するタイミングチャートである。 第7図は、従来の情報処理システムの構成を示すブロック図である。 第8図は、第7図に示した情報処理システムの動作を説明するタイミングチャートである。

Claims (6)

  1. 複数の装置へ供給される基準クロック信号により動作する情報処理システムに適用される同期制御装置であって、
    前記複数の装置のうち一つの装置に供給される基準クロック信号から高周波クロック信号を生成する生成手段と、
    前記高周波クロック信号に基づいて動作し、前記基準クロック信号を複数のレジスタにシフト保持するシフト保持手段と、
    前記複数のレジスタの状態の組合せに基づいて、前記基準クロック信号と前記高周波クロック信号との同期をとる同期手段と、
    前記同期手段での同期情報に基づいて、前記一つの装置と他の装置との間でデータ通信を行う通信手段と、
    を備えたことを特徴とする同期制御装置。
  2. 前記同期手段は、外部から供給される停止情報に基づいて、前記一つの装置内における前記高周波クロック信号を停止させるタイミングと、前記他の装置内における前記基準クロック信号を停止させるタイミングとの同期をとることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の同期制御装置。
  3. 前記同期手段は、
    前記高周波クロック信号に基づいて値が更新されるカウンタと、
    前記複数のレジスタの状態の組合せに基づいて前記カウンタをクリアするクリア手段と、
    を含み、
    前記通信手段は、前記カウンタから得られる同期情報に基づいて、前記一つの装置と他の装置との間でデータ通信を行うことを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の同期制御装置
  4. 複数の装置へ供給される基準クロック信号により動作する情報処理システムに適用される同期制御方法であって、
    前記複数の装置のうち一つの装置に供給される基準クロック信号から高周波クロック信号を生成する生成工程と、
    前記高周波クロック信号に基づいて動作し、前記基準クロック信号を複数のレジスタにシフト保持するシフト保持工程と、
    前記複数のレジスタの状態の組合せに基づいて、前記基準クロック信号と前記高周波クロック信号との同期をとる同期工程と、
    前記同期工程での同期情報に基づいて、前記一つの装置と他の装置との間でデータ通信を行う通信工程と、
    を備えたことを特徴とする同期制御方法。
  5. 前記同期工程では、外部から供給される停止情報に基づいて、前記一つの装置内における前記高周波クロック信号を停止させるタイミングと、前記他の装置内における前記基準クロック信号を停止させるタイミングとの同期をとることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の同期制御方法。
  6. 前記同期工程は、
    前記高周波クロック信号に基づいてカウンタの値が更新される工程と、
    前記複数のレジスタの状態の組合せに基づいて前記カウンタがクリアされる工程と、
    を含み、
    前記通信工程は、前記カウンタから得られる同期情報に基づいて、前記一つの装置と他の装置との間でデータ通信を行うことを特徴とする請求の範囲第4項または第5項に記載の同期制御方法
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