JP4646710B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、基本クロックとこの基本クロックのN逓倍のクロックで動作する複数の機能ブロック間で双方向のデータ通信を行う半導体集積回路に関する。
従来より、複数のブロックを有するとともに複数のブロックのそれぞれに入力されるクロックに同期して各ブロックを動作させる半導体集積回路が知られている。そして、各ブロックが同位相で同期するクロックで動作するように半導体集積回路を設計すると、この半導体集積回路の動作時において、各ブロックが同時にスイッチング動作を行うことで各ブロックに同時に大きな瞬時電流が流れるため、瞬間的なエネルギー集中の問題が生じる。
この問題を解決するため、複数のクロックのそれぞれに位相差を持たせるとともに互いに位相差を持ったクロックで複数のブロックのそれぞれを動作させることにより、各ブロックが同時にスイッチング動作を行うことを回避するようにした半導体集積回路が提案されている(特許文献1参照)。
この半導体集積回路では、複数のブロックである2つの低消費コア(以下、「低消費コアA」と「低消費コアB」と呼ぶ)を動作させるためのクロック信号がタイミング制御回路に入力されると、タイミング制御回路において、クロック信号が必要な周波数に分周されるとともに、位相差を持った2種類のタイミング信号CK1,CK2が生成される。そして、タイミング信号CK1が低消費コアAに、タイミング信号CK2が低消費コアBに、それぞれ入力される。
これにより、低消費コアAと低消費コアBのそれぞれが、タイミング信号CK1とタイミング信号CK2に与えられる位相差に応じてスイッチング動作を行うため、各低消費コアがスイッチング動作を行うタイミングにずれが生じる。よって、低消費コアAと低消費コアBのそれぞれに別々のタイミングで大きな瞬時電流が流れ、各低消費コアに同時に大きな瞬時電流が流れることを回避できる。
特開2001−156258号公報
ここで、図5に示すように、クロック源101で生成される基本クロックに同期して動作する機能ブロックA102と、クロック源101で生成される基本クロックを2逓倍して出力する位相同期回路104(Phase Locked Loop(「PLL104」と呼ぶ))より出力される2逓倍クロックに同期して動作する機能ブロックB103と、を有し、機能ブロックA102と機能ブロックB103の間で双方向のデータ通信を行う半導体集積回路100を考える。
このように構成された半導体集積回路100では、回路構成を容易にするため、基本クロックと2逓倍クロックとが同位相で同期するように回路設計が行われる。そして、基本クロックと2逓倍クロックとを同位相で同期させることにより、各機能ブロック間でのデータ転送時にメタステーブルを生じることが防止される。しかしながら、このような同期回路を用いて半導体集積回路100を設計すると、機能ブロックA102と機能ブロックB103とが同時にスイッチング動作を行うこととなり、瞬間的なエネルギー集中の問題が生じる。
この問題を防止するための対策として、基本クロックと2逓倍クロックとを非同期とする方法が挙げられるが、非同期クロックで動作する複数の機能ブロック間のデータ転送においては、フリップフロップのセットアップ時間やホールド時間を調整することが難しく、メタステーブルを生じるおそれがある。これに対し、ラッチ回路などを用いることが推奨されており、メタステーブルの発生を防止すべく数多くのフリップフロップを用いて回路設計を行う必要があるため、回路設計が困難となる。
また、上記特許文献1の半導体集積回路は、複数のブロックである低消費コアAと低消費コアBとを、同じ周期で、且つ、互いに位相差を持ったタイミング信号で動作させるものであり、図5に示すような複数のブロック間で双方向のデータ通信を行う半導体集積回路100とは回路構成が異なる。そして、図5に示す半導体集積回路において、基本クロックで動作する機能ブロックA102と2逓倍クロックで動作する機能ブロックB103の間で双方向のデータ通信を行うとき、基本クロックと2逓倍クロックとに互いに位相差を持たせると、機能ブロック間で直接にデータを転送することが困難となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、互いに周波数の異なるクロックで動作する複数のブロック間でデータ通信を行う半導体集積回路において、複数のブロックが同時にスイッチング動作を行うことによる瞬間的なエネルギー集中の発生を防止することにある。
上記目的を達成するために、本発明の半導体集積回路は、任意のクロックに同期して動作する複数のブロックを備え、複数の前記ブロック間で双方向のデータ通信を行う半導体集積回路において、基本クロックに同期して動作する第1のブロックと、前記基本クロックのN逓倍のクロックに同期して動作する第2のブロックと、前記基本クロックの4逓倍のクロックに同期して動作する乗せ換え回路と、前記基本クロックに対して90°の位相差を有するクロックを生成するためのフリップフロップと、を備え、前記第1のブロックと前記第2のブロックとの間で前記乗せ換え回路を介して双方向のデータ通信を行うときに、前記フリップフロップにおいて前記基本クロックを当該基本クロックの4逓倍のクロックでラッチすることにより得られる前記基本クロックに対して90°の位相差を有するクロックを用いて、前記第2のブロックを動作させることを特徴とする。
これにより、第1のブロックから第2のブロックにデータを転送するとき、第1のブロックに入力される基本クロックが立ち上がると、第1のブロックにデータが入力される。そして、第1のブロックにデータが入力されると、次に第1のブロックに入力される基本クロックが立ち上がるタイミングに達するまで、入力されたデータが第1のブロックに記憶される。そして、基本クロックの立ち上がりに同期して第1のブロックにデータが入力された後、乗せ換え回路に入力される4逓倍のクロックが立ち上がると、これに同期して第1のブロックに記憶されたデータが、第1のブロックから乗せ換え回路に転送される。そして、4逓倍のクロックの立ち上がりに同期して乗せ換え回路にデータが入力された後、第2のブロックに入力されるN逓倍のクロックが立ち上がると、これに同期して乗せ換え回路に記憶されたデータが、乗せ換え回路から第2のブロックに転送される。
また、第2のブロックから第1のブロックにデータを転送するとき、N逓倍のクロックの立ち上がりに同期して第2のブロックにデータが入力された後、乗せ換え回路に入力される4逓倍のクロックが立ち上がると、これに同期して第2のブロックに記憶されたデータが、第2のブロックから乗せ換え回路に転送される。そして、4逓倍のクロックの立ち上がりに同期して乗せ換え回路にデータが入力された後、第1のブロックに入力される基本クロックが立ち上がると、これに同期して乗せ換え回路に記憶されたデータが、乗せ換え回路から第1のブロックに転送される。
このように構成された半導体集積回路において、前記フリップフロップにおいて得られる前記基本クロックに対して90°の位相差を有する前記クロックをN逓倍して出力する位相同期回路を備え、前記第2のブロックを前記位相同期回路より出力されるクロックに同期して動作させる。
ここで、フリップフロップにおいて、基本クロックを当該基本クロックの4逓倍のクロックでラッチすると、基本クロックと同じ周波数で、且つ、基本クロックに対して90°の位相差を有するクロックが得られる。そして、第2のブロックが基本クロックのN逓倍のクロックに同期して動作するとき、フリップフロップより出力されるクロックを位相同期回路でN逓倍したクロックが第2のブロックに入力される。
このとき、前記第2のブロックが、前記基本クロックの2逓倍のクロックに同期して動作するように構成され、前記位相同期回路が、前記フリップフロップにおいて得られる前記基本クロックに対して90°の位相差を有する前記クロックを2逓倍して出力する。
また、上述のそれぞれの半導体集積回路において、前記基本クロックの2逓倍のクロックに同期して動作する第1の乗せ換え回路を備えるとともに、前記基本クロックの4逓倍のクロックに同期して動作する前記乗せ換え回路が第2の乗せ換え回路を構成し、前記第1のブロックと前記第2のブロックとの間で、前記第1の乗せ換え回路及び前記第2の乗せ換え回路を介して双方向のデータ通信を行うものとしても構わない。
これにより、第1のブロックに記憶されたデータが、2逓倍のクロックの立ち上がりに同期して第1の乗せ換え回路に転送され、4逓倍のクロックの立ち上がりに同期して第1の乗せ換え回路から第2の乗せ換え回路に転送された後に、N逓倍のクロックの立ち上がりに同期して第2の乗せ換え回路から第2のブロックに転送される。或いは、第2のブロックに記憶されたデータが、4逓倍のクロックの立ち上がりに同期して第2の乗せ換え回路に転送され、2逓倍のクロックの立ち上がりに同期して第2の乗せ換え回路から第1の乗せ換え回路に転送された後に、基本クロックの立ち上がりに同期して第1の乗せ換え回路から第1のブロックに転送される。
本発明によれば、複数のブロック間で双方向のデータ通信が行われるとき、基本クロックと基本クロックに対して90°位相の異なるクロックとを用いることにより、第1のブロックと第2のブロックとがクロックの立ち上がりに同期して同時にスイッチング動作を行うことを回避できる。従って、複数のブロックを有するとともに複数のブロック間で双方向のデータ通信を行う半導体集積回路において、各ブロックに同時に大きな瞬時電流が流れることにより生じる瞬間的なエネルギー集中を防止できる。
また、本発明によれば、基本クロックに同期して動作する第1のブロックと基本クロックのN逓倍のクロックに同期して動作する第2のブロックの間で双方向のデータ通信が行われるとき、乗せ換え回路を用いてデータの乗せ換えを行うことにより、第1のブロックと第2のブロックの間におけるデータの転送を容易に行うことができる。そして、周波数の異なるクロックに同期して動作する複数のブロック間でデータの転送を行うとき、非同期クロックで動作する回路を用いる必要がないため、半導体集積回路の回路構成を簡素化することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態》
図1に示すように、本実施形態の半導体集積回路は、例えば、特定用途向け集積回路10(Application Specific Integrated Circuit(以下、「ASIC10」と呼ぶ))であり、このASIC10は、基本クロックに同期して動作する機能ブロックA11と基本クロックの2倍の周波数のクロック(即ち、2逓倍クロック)に同期して動作する機能ブロックB12の間で双方向のデータ通信を行うために用いられる。
具体的に、このASIC10は、基本クロックを生成するクロック源13と、配線20を介してクロック源13に接続されるとともに当該クロック源13で生成される基本クロックである基本クロックAに同期して動作する機能ブロックA11と、後述する基本クロックBを2逓倍して得られる2逓倍クロックBに同期して動作する機能ブロックB12と、を備えている。そして、機能ブロックA11と機能ブロックB12の間で双方向のデータ通信を行うことによって、機能ブロックA11から機能ブロックB12にデータが転送されるとともに、機能ブロックB12から機能ブロックA11にデータが転送される。
また、このASIC10には、機能ブロックA11から出力されるデータを乗せ換えて機能ブロックB12に転送するための、または、機能ブロックB12から出力されるデータを乗せ換えて機能ブロックA11に転送するための、乗せ換え回路A14及び乗せ換え回路B15が設置されている。
そして、この乗せ換え回路A14は、基本クロックAを2逓倍して得られる2逓倍クロックAに同期して動作するものであり、入力される基本クロックAを2逓倍して出力する位相同期回路(Phase Locked Loop(以下、「PLL」と称する))として第1のPLL16の入力側が配線20を介してクロック源13に接続されるとともに、第1のPLL16の出力側が配線20を介してこの乗せ換え回路A14に接続されている。
また、この乗せ換え回路B15は、基本クロックAを4逓倍して得られる4逓倍クロックに同期して動作するものであり、入力される基本クロックAを4逓倍して出力する第2のPLL17の入力側が配線20を介してクロック源13に接続されるとともに、第2のPLL17の出力側が配線20を介してこの乗せ換え回路B15に接続されている。
更に、このASIC10には、基本クロックAに対して90°の位相差を有する基本クロックBを生成するためのフリップフロップ18(以下、「FF18」と呼ぶ)が設置されており、このFF18が配線20を介してクロック源13と第2のPLL17とに接続されている。そして、このFF18において、基本クロックAを第2のPLL17より出力される4逓倍クロックAでラッチすることにより、基本クロックAに対して90°の位相差を有する基本クロックBが生成される。
また、FF18の出力側には、FF18より出力される基本クロックBを2逓倍して出力する第3のPLL19の入力側が配線20を介して接続されるとともに、第3のPLL19の出力側が配線20を介して機能ブロックB12に接続されている。そして、機能ブロックB12は、第3のPLL19より出力される2逓倍クロックBに同期して動作する。
尚、図1に示す半導体集積回路10において、機能ブロックA11を動作させる基本クロックAと乗せ換え回路A14を動作させる2逓倍クロックAの立ち上がりが同期するように、レイアウト時に配線20の長さを調整しておく。また、乗せ換え回路B15を動作させる4逓倍クロックと機能ブロックB12を動作させる2逓倍クロックBの立ち上がりが同期するように、レイアウト時に配線20の長さを調整しておく。このとき、遅延回路などを用いてクロックが立ち上がるタイミングを調整するようにしてもよい。
このように構成されたASIC10において、図2のタイミングチャートに示すように、基本クロックAを2逓倍すると2逓倍クロックAが得られる。この2逓倍クロックAは、基本クロックAに同期し、基本クロックAと同位相となる。また、基本クロックAを4逓倍すると4逓倍クロックが得られる。この4逓倍クロックは、基本クロックA及び2逓倍クロックAに同期し、基本クロックA及び2逓倍クロックAと同位相となる。
また、図2のタイミングチャートに示すように、基本クロックAを4逓倍クロックでラッチすると基本クロックBが得られる。この基本クロックBは、基本クロックAと周波数が同じで、基本クロックA、2逓倍クロックA、及び4逓倍クロックに同期し、基本クロックA、2逓倍クロックA、及び4逓倍クロックに対して90°の位相差を有する。
更に、図2のタイミングチャートに示すように、基本クロックBを2逓倍すると2逓倍クロックBが得られる。この2逓倍クロックBは、2逓倍クロックAと周波数が同じで、基本クロックA、2逓倍クロックA、4逓倍クロック、及び基本クロックBに同期し、基本クロックBと同位相となる。即ち、この2逓倍クロックBは、基本クロックA、2逓倍クロックA、及び4逓倍クロックに対して90°の位相差を有する。
このように構成されたASIC10の動作について、図3及び図4に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。まず、機能ブロックA11から機能ブロックB12にデータを転送するときの流れについて図3を参照しながら説明し、次に、機能ブロックB12から機能ブロックA11にデータを転送するときの流れについて図4を参照しながら説明する。尚、上述したASIC10の動作と重複する部分については、その詳細な説明を省略する。
まず、機能ブロックA11から機能ブロックB12にデータを転送するとき、図1に示すように、クロック源13で生成されるとともに機能ブロックA11に入力される基本クロックAが立ち上がると、これに同期して機能ブロックA11にデータが入力される。そして、機能ブロックA11にデータが入力されると、次に機能ブロックA11に入力される基本クロックAが立ち上がるタイミングに達するまで、入力されたデータが機能ブロックA11に記憶される。
また、図1に示すように、クロック源13で生成された基本クロックAが第1のPLL16に入力され、第1のPLL16において基本クロックAが2逓倍クロックAに変換された後、第1のPLL16から出力された2逓倍クロックAが乗せ換え回路A14に入力される。そして、基本クロックAの立ち上がりに同期して機能ブロックA11にデータが入力された後、乗せ換え回路A14に入力される2逓倍クロックAが立ち上がると、これに同期して、機能ブロックA11に記憶されたデータが機能ブロックA11から乗せ換え回路A14に転送される。
乗せ換え回路A14に転送されたデータは、基本クロックAの立ち上がりに同期して機能ブロックA11にデータが入力されるタイミングに達する時間と2逓倍クロックAの立ち上がりに同期して乗せ換え回路A14にデータが入力されるタイミングに達する時間との差の分だけ、機能ブロックA11にデータが記憶される期間よりも遅延してこの乗せ換え回路A14に記憶される。
また、図1に示すように、クロック源13で生成された基本クロックAが第2のPLL17に入力され、第2のPLL17において基本クロックAが4逓倍クロックに変換された後、第2のPLL17から出力された4逓倍クロックが乗せ換え回路B15に入力される。そして、2逓倍クロックAの立ち上がりに同期して乗せ換え回路A14にデータが入力された後、乗せ換え回路B15に入力される4逓倍クロックが立ち上がると、これに同期して、乗せ換え回路A14に記憶されたデータが乗せ換え回路A14から乗せ換え回路B15に転送される。
乗せ換え回路B15に転送されたデータは、2逓倍クロックAの立ち上がりに同期して乗せ換え回路A14にデータが入力されるタイミングに達する時間と4逓倍クロックの立ち上がりに同期して乗せ換え回路B15にデータが入力されるタイミングに達する時間との差の分だけ、乗せ換え回路A14にデータが記憶される期間よりも遅延してこの乗せ換え回路B15に記憶される。
更に、図1に示すように、クロック源13で生成された基本クロックAと第2のPLL17で生成された4逓倍クロックとがFF18に入力され、このFF18において基本クロックBが生成される。続いて、FF18で生成された基本クロックBが第3のPLL19に入力され、第3のPLL19で基本クロックBが2逓倍クロックBに変換された後、第3のPLL19から出力された2逓倍クロックBが機能ブロックB12に入力される。
そして、4逓倍クロックの立ち上がりに同期して乗せ換え回路B15にデータが入力された後、機能ブロックB12に入力される2逓倍クロックBが立ち上がると、これに同期して、乗せ換え回路B15に記憶されたデータが乗せ換え回路B15から機能ブロックB12に転送される。
機能ブロックB12に転送されたデータは、4逓倍クロックの立ち上がりに同期して乗せ換え回路B15にデータが入力されるタイミングに達する時間と2逓倍クロックBの立ち上がりに同期して機能ブロックB12にデータが入力されるタイミングに達する時間との差の分だけ、乗せ換え回路B15にデータが記憶される期間よりも遅延してこの機能ブロックB12に記憶される。
次に、機能ブロックB12から機能ブロックA11にデータを転送するとき、図4に示すように、機能ブロックA11から機能ブロックB12にデータを転送するときの順序と逆の順序で、データの転送が行われる。
即ち、図1に示すように、クロック源13で生成された基本クロックAが第2のPLL17に入力され、第2のPLL17において基本クロックAが4逓倍クロックに変換された後、第2のPLL17から出力された4逓倍クロックが乗せ換え回路B15に入力される。そして、2逓倍クロックBの立ち上がりに同期して機能ブロックB12にデータが入力された後、乗せ換え回路B15に入力される4逓倍クロックが立ち上がると、これに同期して、機能ブロックB12に記憶されたデータが機能ブロックB12から乗せ換え回路B15に転送される。
乗せ換え回路B15に転送されたデータは、2逓倍クロックBの立ち上がりに同期して機能ブロックB12にデータが入力されるタイミングに達する時間と4逓倍クロックの立ち上がりに同期して乗せ換え回路B15にデータが入力されるタイミングに達する時間との差の分だけ、機能ブロックB12にデータが記憶される期間よりも遅延してこの乗せ換え回路B15に記憶される。
また、図1に示すように、クロック源13で生成された基本クロックAが第1のPLL16に入力され、第1のPLL16において基本クロックAが2逓倍クロックAに変換された後、第1のPLL16から出力された2逓倍クロックAが乗せ換え回路A14に入力される。そして、4逓倍クロックの立ち上がりに同期して乗せ換え回路B15にデータが入力された後、乗せ換え回路A14に入力される2逓倍クロックAが立ち上がると、これに同期して、乗せ換え回路B15に記憶されたデータが乗せ換え回路B15から乗せ換え回路A14に転送される。
乗せ換え回路A14に転送されたデータは、4逓倍クロックの立ち上がりに同期して乗せ換え回路B15にデータが入力されるタイミングに達する時間と2逓倍クロックAの立ち上がりに同期して乗せ換え回路A14にデータが入力されるタイミングに達する時間との差の分だけ、乗せ換え回路B15にデータが記憶される期間よりも遅延してこの乗せ換え回路A14に記憶される。
更に、図1に示すように、クロック源13で生成された基本クロックAが機能ブロックA11に入力される。そして、2逓倍クロックAの立ち上がりに同期して乗せ換え回路A14にデータが入力された後、機能ブロックA11に入力される基本クロックAが立ち上がると、これに同期して、乗せ換え回路A14に記憶されたデータが乗せ換え回路A14から機能ブロックA11に転送される。
機能ブロックA11に移動したデータは、2逓倍クロックAの立ち上がりに同期して乗せ換え回路A14にデータが入力されるタイミングに達する時間と基本クロックAの立ち上がりに同期して機能ブロックA11にデータが入力されるタイミングに達する時間との差の分だけ、乗せ換え回路A14にデータが記憶される期間よりも遅延してこの機能ブロックA11に記憶される。
このように、本実施形態によれば、機能ブロックA11と機能ブロックB12の間で双方向のデータ通信が行われるとき、基本クロックAと基本クロックAに対して90°位相の異なる2逓倍クロックBとを用いることにより、機能ブロックA11と機能ブロックB12とがクロックの立ち上がりに同期して同時にスイッチング動作を行うことを回避できる。従って、複数のブロックを有するとともに複数のブロック間で双方向のデータ通信を行う半導体集積回路において、各ブロックに同時に大きな瞬時電流が流れることにより生じる瞬間的なエネルギー集中を防止できる。
また、本実施形態によれば、基本クロックAに同期して動作する機能ブロックA11と基本クロックAに対し2逓倍のクロックに同期して動作する機能ブロックB12の間で双方向のデータ通信が行われるとき、乗せ換え回路A14及び乗せ換え回路B15を用いてデータの乗せ換えを行うことにより、機能ブロックA11と機能ブロックB12の間におけるデータの転送を容易に行うことができる。そして、周波数の異なるクロックに同期して動作する複数のブロック間でデータの転送を行うとき、非同期クロックで動作する回路を用いる必要がないため、半導体集積回路の回路構成を簡素化することができる。
尚、図1に示す上記ASIC10において、第1のPLL16と乗せ換え回路A14とを省略し、機能ブロックA11と機能ブロックB12の間で乗せ換え回路B15を介してデータの転送を行うことも可能である。
また、図1に示す上記ASIC10において、機能ブロックB12を基本クロックAの2倍の周波数となる2逓倍クロックBで動作させるのに代えて基本クロックAのN逓倍のクロックで動作させるとき、第3のPLL16において、FF18より出力された基本クロックBがN逓倍される。そして、第3のPLL16より出力された基本クロックBのN逓倍のクロックが機能ブロックB12に入力される。このとき、第1のPLL16と乗せ換え回路A14とを省略し、機能ブロックA11と機能ブロックB12の間で乗せ換え回路B15を介してデータの転送を行うことも可能である。
以上説明したように、本発明は、基本クロックとこの基本クロックのN逓倍のクロックで動作する複数の機能ブロック間で双方向のデータ通信を行う半導体集積回路について有用である。
実施形態に係るASICの回路構成を示すブロック図である。 複数のクロック間の依存関係を示すタイミングチャートである。 機能ブロックAから機能ブロックBに転送されるデータの流れを示すタイミングチャートである。 機能ブロックBから機能ブロックAに転送されるデータの流れを示すタイミングチャートである。 従来に係る半導体集積回路の回路構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 ASIC
11 機能ブロックA
12 機能ブロックB
13 クロック源
14 乗せ換え回路A
15 乗せ換え回路B
16 第1のPLL
17 第2のPLL
18 FF(フリップフロップ)
19 第3のPLL
20 配線

Claims (4)

  1. 任意のクロックに同期して動作する複数のブロックを備え、複数の前記ブロック間で双方向のデータ通信を行う半導体集積回路において、
    基本クロックに同期して動作する第1のブロックと、
    前記基本クロックのN逓倍のクロックに同期して動作する第2のブロックと、
    前記基本クロックの4逓倍のクロックに同期して動作する乗せ換え回路と、
    前記基本クロックに対して90°の位相差を有するクロックを生成するためのフリップフロップと、を備え、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックとの間で前記乗せ換え回路を介して双方向のデータ通信を行うときに、
    前記フリップフロップにおいて前記基本クロックを当該基本クロックの4逓倍のクロックでラッチすることにより得られる前記基本クロックに対して90°の位相差を有するクロックを用いて、前記第2のブロックを動作させることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記フリップフロップにおいて得られる前記基本クロックに対して90°の位相差を有する前記クロックをN逓倍して出力する位相同期回路を備え、
    前記第2のブロックを前記位相同期回路より出力されるクロックに同期して動作させることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記第2のブロックが、前記基本クロックの2逓倍のクロックに同期して動作するように構成され、
    前記位相同期回路が、前記フリップフロップにおいて得られる前記基本クロックに対して90°の位相差を有する前記クロックを2逓倍して出力することを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記基本クロックの2逓倍のクロックに同期して動作する第1の乗せ換え回路を備えるとともに、前記基本クロックの4逓倍のクロックに同期して動作する前記乗せ換え回路が第2の乗せ換え回路を構成し、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックとの間で、前記第1の乗せ換え回路及び前記第2の乗せ換え回路を介して双方向のデータ通信を行うことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の半導体集積回路。
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